JPH0519704Y2 - - Google Patents

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JPH0519704Y2
JPH0519704Y2 JP1268588U JP1268588U JPH0519704Y2 JP H0519704 Y2 JPH0519704 Y2 JP H0519704Y2 JP 1268588 U JP1268588 U JP 1268588U JP 1268588 U JP1268588 U JP 1268588U JP H0519704 Y2 JPH0519704 Y2 JP H0519704Y2
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hot water
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water storage
gap
curved portion
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、円筒状の胴体の両端部に1対の鏡板
がそれぞれ溶接されてなる貯湯タンクに関する。
〔従来の技術〕
第3図に示すように貯湯タンク平板をロール成
形後接目が溶接された円筒状の胴体1と、この胴
体1の両端部にそれぞれ溶接され、その両端部を
被覆するプレス成形又はヘラ絞りで成形された1
組の鏡板2とからなつている。ところで内容積
200前後の貯湯タンクは耐食性、強度、経済性
などを考慮して一般に薄肉、例えば板厚1mm前後
のステンレス鋼で製作されており、このように板
厚が薄いと加工制度が悪く、胴体1と鏡板2との
端面同志を良好に突き合せることが困難である。
そこで、第4図に示すように鏡板2の端部全周に
わたつて内側に向かつて湾曲した湾曲2aを形成
し、この湾曲部2aと胴体1の両端部とが溶接さ
れている。
なお、第3図において3は溶接部、5はヒータ
又は熱交換器、6は給水口、8は給湯口である。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来貯湯タンクにあつては、第4図に示す
ように胴体1の端部と鏡板2の湾曲部2aによつ
て貯湯タンク内に隙間部9が形成され、この隙間
部9に水が滞溜して隙間腐食が発生しやすく、ま
た隙間部9に空気が滞溜して気液界面で腐食が発
生しやすい。この腐食のため長期運転中に貯湯タ
ンクに孔があき水漏れが発生するという問題があ
つた。
本考案の目的は、胴体の両端部と鏡板の湾曲部
とにより胴体内に形成された隙間部に滞溜する水
又は空気に対流を発生させるようにした貯水タン
クを提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案の貯湯タン
クは、円筒状の胴体と、該胴体の端部を被覆し、
かつ端部全周にわたつて内側に向かつて形成した
湾曲部を前記胴体の端部に溶接した鏡板とからな
る貯湯タンクにおいて、前記胴体の端部と前記鏡
板の湾曲部とによつて前記胴体内に形成された隙
間部に対向する前記湾曲部に対流手段を形成した
ものである。
〔作用〕
上記の構成によれば胴体の端部と鏡板との湾曲
部とにより胴体内に形成された隙間部内の水は対
流手段により対流し、常時新しい水と入れ替わ
る。また隙間部内に滞溜した空気は対流手段によ
り対流し貯湯タンク外へ排出される。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて説
明する。
第1図および第2図は本考案の実施例に係り、
第3図および第4図に示す従来例と同一又は同等
の部分には同一符号を付して説明する。
胴体1内の鏡板2の湾曲部2aには、該湾曲部
2aと胴体1の両端部との溶接線X−X近傍に沿
つて対流手段の一例である複数の貫通孔10が形
成されている。この貫通孔10の直径は、湾曲部
2aの長さにできるだけ近似するように設定さ
れており、また貫通孔10間のピツチPは貫通孔
10間の隙間部9内の水が対流可能な距離に設定
されている。
上記のように構成された貯湯タンクにおいて
は、貫通孔10を通して隙間部9内の水が対流
し、これによつて常時新しい水と入れ替りり、隙
間部9内に水が滞溜することがない、同様に隙間
部9内に滞溜した空気も対流により貯湯タンク外
に排出される。
なお、対流手段として、貫通孔10の他に、隙
間部9を形成する湾曲部2aにタンク内方に向つ
て流れを誘導する溝を形成しても所期の目的を達
成させることができる。
〔考案の効果〕
上述の通り、本考案によれば胴体の両端部と鏡
板の湾曲部とにより形成された隙間部内の水又は
空気は対流手段より対流し、滞溜することがない
ので、長期運転中においても貯湯タンクに隙間腐
食や気液界面腐食による孔あきが発生せず、水洩
れを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る貯湯タンクの一半部を破
断して示す正面図、第2図は第1図のA部拡大縦
断面図、第3図は従来例に係る貯湯タンクの縦断
面図、第4図は第3図のB部拡大縦断面図であ
る。 1……胴体、2……鏡板、2a……湾曲部、3
……溶接部、9……隙間部、10……対流手段の
一例である貫通孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 円筒状の胴体と、該胴体の端部を被覆し、か
    つ端部全周にわたつて内側に向かつて形成した
    湾曲部を前記胴体の端部に溶接した鏡板とから
    なる貯湯タンクにおいて、前記胴体の端部と前
    記鏡板の湾曲部とによつて前記胴体内に形成さ
    れた隙間部に対向する前記湾曲部に対流手段を
    設けたことを特徴とする貯湯タンク。 2 対流手段が複数の貫通孔で構成された請求項
    1記載の貯湯タンク。 3 対流手段が複数の溝で構成された請求項1記
    載の貯湯タンク。
JP1268588U 1988-02-02 1988-02-02 Expired - Lifetime JPH0519704Y2 (ja)

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JPH01116362U JPH01116362U (ja) 1989-08-04
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