JPH05194967A - 吸気系統の堆積物を制御するための組成物 - Google Patents

吸気系統の堆積物を制御するための組成物

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JPH05194967A
JPH05194967A JP4269137A JP26913792A JPH05194967A JP H05194967 A JPH05194967 A JP H05194967A JP 4269137 A JP4269137 A JP 4269137A JP 26913792 A JP26913792 A JP 26913792A JP H05194967 A JPH05194967 A JP H05194967A
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JP
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less
mineral oil
volatility
gasoline
acylating agent
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JP4269137A
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Inventor
Lawrence Joseph Cunningham
ローレンス・ジヨセフ・カニンガム
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Afton Chemical Corp
Original Assignee
Afton Chemical Corp
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10LFUELS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NATURAL GAS; SYNTHETIC NATURAL GAS OBTAINED BY PROCESSES NOT COVERED BY SUBCLASSES C10G, C10K; LIQUEFIED PETROLEUM GAS; ADDING MATERIALS TO FUELS OR FIRES TO REDUCE SMOKE OR UNDESIRABLE DEPOSITS OR TO FACILITATE SOOT REMOVAL; FIRELIGHTERS
    • C10L1/00Liquid carbonaceous fuels
    • C10L1/10Liquid carbonaceous fuels containing additives
    • C10L1/14Organic compounds
    • C10L1/143Organic compounds mixtures of organic macromolecular compounds with organic non-macromolecular compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10LFUELS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NATURAL GAS; SYNTHETIC NATURAL GAS OBTAINED BY PROCESSES NOT COVERED BY SUBCLASSES C10G, C10K; LIQUEFIED PETROLEUM GAS; ADDING MATERIALS TO FUELS OR FIRES TO REDUCE SMOKE OR UNDESIRABLE DEPOSITS OR TO FACILITATE SOOT REMOVAL; FIRELIGHTERS
    • C10L10/00Use of additives to fuels or fires for particular purposes
    • C10L10/04Use of additives to fuels or fires for particular purposes for minimising corrosion or incrustation
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
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    • F02B1/02Engines characterised by fuel-air mixture compression with positive ignition
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 吸気系統の堆積物を制御するための組成物。 【構成】 溜分燃料に加えて(a)(i)トリエチレン
テトラミンか或はトリエチレンテトラミンに近いエチレ
ンポリアミン類の組み合わせと、(ii)酸価が0.7
〜1.1の範囲でありそして炭素数が平均で50〜90
の置換基を有することによって特徴づけられる少なくと
も1種の非環状ヒドロカルビル置換こはく酸アシル化剤
と、を反応させることから成る方法で製造した界面活性
剤/分散剤;および(b)粘度指数が約90未満であり
そして記述する方法で測定した揮発度が50%未満であ
るミネラルオイル、から成る添加剤濃縮物は、正常な運
転条件下のエンジンの中に生じる吸気系統堆積物の量を
低下させるに特に有効である。この界面活性剤/分散剤
は、それが有する化学結合形態の分子構造中に、1モル
の(i)当たり1.5〜2.2モルの(ii)を含んで
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、内燃機関における燃料吸気系統
堆積物の制御に関する。より詳細には、本発明は、界面
活性剤/分散剤組成物、並びに内燃機関用ガソリン型燃
料および燃料混合物に関するものであり、上記燃料およ
び混合物は、エンジン運転中に生じてくる吸入弁堆積物
の量を低下させるか或は少なくとも最小限にし得る。内
燃機関の運転でしばしば遭遇する問題は、望ましくない
量のエンジン堆積物、例えばエンジン運転中に生じる燃
料噴射器および吸入弁に堆積物が形成されることであ
る。本発明の1つの目的は、この問題のひどさを低下さ
せ得る組成物を提供することにある。もう1つの目的
は、このような堆積物を生じさせる燃料を用いて以前に
運転したことで既に存在している堆積物も減少させる組
成物を提供することにある。
【0002】より環境に「優しい」燃料および燃料混合
物を提供することに主張が移行するにつれ、そして効率
を上昇させそして更に内燃機関からの排出物を低下させ
る燃料噴射器がより多くの車に装備されるにつれて、燃
料噴射器および吸入弁上に蓄積してくる堆積物量を減少
および/または無くさせる燃料もしくは燃料混合物に対
する必要性が生じてきた。該燃料噴射器上の堆積物量を
減少させる目的で、この目的のために設計された界面活
性添加剤が燃料組成物に添加されてきた。このような界
面活性剤は、燃料噴射内燃機関の運転をこれまで阻害し
てきた堆積物を有意に減少させはするが、このような調
合物は、他の内部エンジン部品、例えば吸入弁などの上
に存在している堆積物を抑制および/または浄化するた
めの、最も望ましい界面活性効果を与えるものではな
い。従って、燃料噴射器を奇麗なままに保つばかりでな
く、内燃機関の吸入弁並びに他のエンジン部品上の堆積
物を有効に制御する界面活性剤、に対する必要性が存在
している。
【0003】本発明は、界面活性剤/分散剤としての、
(a)(i)ポリアミンと(ii)少なくとも1種の非
環状ヒドロカルビル置換こはく酸アシル化剤との反応生
成物、およびb)粘度指数が約90未満でありそして本
文中に記述する方法で測定した揮発度が50%未満であ
るミネラルオイル、から成る燃料添加剤濃縮物を提供す
る。
【0004】この形態の1つとして、本発明は、少量で
あるが有効量の、(a)(i)ポリアミンと(ii)少
なくとも1種の非環状ヒドロカルビル置換こはく酸アシ
ル化剤との反応生成物から成る燃料添加剤;および
(b)粘度指数が約90未満でありそして本文中に記述
する方法で測定した揮発度が50%未満であるミネラル
オイル;および任意であるが好適に、(c)抗酸化剤ま
たは(d)抗乳化剤または(e)芳香族炭化水素溶媒ま
たは(f)腐食抑制剤、或は成分(c)、(d)、
(e)および(f)のいずれか2つもしくは3つまたは
4つ全てから成るいずれかの組み合わせを含んでいる主
要量の、ガソリンの沸点範囲にある炭化水素または炭化
水素/オキシジェネート混合物、或はオキシジェネート
類を提供する。他の性能添加剤、例えば燃焼改良剤およ
びオクタン改良剤も存在させ得る。
【0005】本発明のもう1つの具体例は、燃料組成物
として使用するため、(a)主要量の、ガソリンの沸点
範囲にある炭化水素または炭化水素/オキシジェネート
混合物、或はオキシジェネートと、(b)少量であるが
有効量の、(i)ポリアミンと少なくとも1種の非環状
ヒドロカルビル置換こはく酸アシル化剤との反応生成
物、および(ii)粘度指数が約90未満でありそして
本文中に記述する方法で測定した揮発度が50%未満で
あるミネラルオイル、から成る堆積物制御混合物を供給
することにより、運転中の内燃機関の内部部品上に生じ
得る堆積物を有効に制御することから成る、内燃機関の
内部部品上に生じてくる堆積物を制御する方法である。
【0006】本発明の上記および他の具体例は、以下の
説明および添付請求の範囲から明らかになるであろう。
【0007】界面活性剤/分散剤 上述したように、本発明の燃料添加剤濃縮物は、(a)
界面活性剤/分散剤としての、(i)ポリアミンと(i
i)少なくとも1種の非環状ヒドロカルビル置換こはく
酸アシル化剤との反応生成物;および(b)粘度指数が
約90未満でありそして本文中に記述する方法で測定し
た揮発度が50%未満であるミネラルオイルから成る。
このポリアミン反応体は、1種以上のアルキレンポリア
ミン(類)であってもよく、これらのポリアミン類は、
線状、分枝、または環状であってもよいか、或は線状、
分枝および/または環状ポリアミン類の混合物であって
もよく、そして各々のアルキレン基は1〜10個の炭素
原子を有する。好適なポリアミンは、1分子当たり2〜
10個の窒素原子を有するポリアミンであるか、或は1
分子当たり平均で2〜10個の窒素原子を有するポリア
ミンの混合物である。特に好適なポリアミンは、3〜7
個の窒素原子を有するポリアミンもしくはポリアミン類
の混合物であり、トリエチレンテトラミンか、或はトリ
エチレンテトラミンに近いエチレンポリアミン類の組み
合わせが最も好適である。適当なポリアミンを選択する
において、得られる界面活性剤/分散剤と、これと混合
する燃料混合物との相溶性を考慮すべきである。
【0008】通常、最も高度に好適なポリアミンである
トリエチレンテトラミンは、その一般的な全体組成はト
リエチレンテトラミンに近いが少量の分枝鎖および環状
種、並びにいくらかの線状ポリエチレンテトラミン類、
例えばジエチレントリアミンおよびテトラエチレンペン
タミンなどを含有しているところの、市場で入手可能な
混合物から成る。最良の結果を得るためには、上記混合
物は、トリエチレンテトラミンの中に少なくとも50重
量%、好適には少なくとも70重量%から成る多量の線
状ポリエチレンポリアミン類を含んでいるべきである。
【0009】このポリアミンと反応するアシル化剤は、
非環状のヒドロカルビル置換されているこはく酸アシル
化剤〔ここで、この置換基は平均で50〜100(好適
には64〜80)個の炭素原子を有している〕である。
本発明の目的を達成するには、この非環状ヒドロカルビ
ル置換こはく酸アシル化剤の酸価が0.7〜1.1の範
囲(好適には0.8〜1.0の範囲、最も好適には0.
9)であるのが重要である。
【0010】本発明の目的を達成するためには、(i)
と(ii)との反応生成物中のアシル化剤とポリアミン
とのモル比は、望ましくは1:1以上である。好適に
は、この反応生成物中のアシル化剤とポリアミンとのモ
ル比は、1.5:1〜2.2:1の範囲、より好適には
1.7:1〜1.9:1、最も好適には1.8:1であ
る。
【0011】この非環状ヒドロカルビル置換こはく酸ア
シル化剤の酸価は、通常の方法、即ち滴定で測定し、そ
して生成物1g当たりのKOHのmgで報告されてい
る。いかなる未反応のオレフィンポリマー(例えばポリ
イソブテン)が存在していようとも、アシル化剤全体に
対してこの測定を行うことを特記する。
【0012】このアシル化剤の非環状ヒドロカルビル置
換基は、好適には、上に明記した必要数の炭素原子を有
するアルキルもしくはアルケニル基である。適当な分子
量を有するポリ−α−オレフィンのホモポリマー類もし
くはコポリマー類(例えばプロペンのホモポリマー類、
ブテンのホモポリマー類、C3およびC4α−オレフィン
のコポリマー類など)から誘導されるアルケニル置換基
が適切である。最も好適には、この置換基は、数平均分
子量(ゲル浸透クロマトグラフィーで測定)が700〜
1200の範囲、好適には900〜1100、最も好適
には940〜1000のポリイソブテンから得られるポ
リイソブテニル基である。
【0013】非環状ヒドロカルビル置換こはく酸アシル
化剤およびそれらの製造方法、並びにスクシニミド製造
における使用は、本分野の技術者によく知られており、
そしてこれらは特許文献中に幅広く報告されている。例
えば下記の米国特許を参照のこと: 3,018,247 3,341,542 3,018,250 3,346,354 3,018,291 3,347,645 3,172,892 3,361,673 3,184,474 3,373,111 3,185,704 3,381,022 3,194,812 3,399,141 3,194,814 3,401,118 3,202,678 3,513,093 3,215,707 3,576,743 3,219,666 3,578,422 3,231,587 3,658,494 3,272,746 3,658,495 3,287,271 3,912,764 3,311,558 4,110,349 3,331,776 4,234,435 上記特許に記述されている如き一般的操作を用いる場
合、本発明に関する重要な考慮は、このアシル化剤のヒ
ドロカルビル置換基が必要な数の炭素原子を有している
ことと、このアシル化剤が必要な酸価を有していること
と、このアシル化剤が必要なポリエチレンポリアミンと
反応することと、そして得られるスクシニミドが、必要
な比率の、化学的に結合した反応体を含むような比率で
反応体を用いることであり、そしてここに明記した全て
を確実にすることである。このような特徴の組み合わせ
を用いると、エンジン運転中に生じてくる吸気系統の堆
積物量を制御するか或は減少させるに例外的な有効性を
示す界面活性剤/分散剤が得られる。
【0014】上に挙げた特許で指摘されているように、
これらの非環状ヒドロカルビル置換こはく酸アシル化剤
には、ヒドロカルビル置換されているこはく酸、ヒドロ
カルビル置換されている無水こはく酸、ヒドロカルビル
置換されているハロゲン化こはく酸(特に酸フルオライ
ドおよび酸クロライド)、およびヒドロカルビル置換さ
れているこはく酸類と低級アルコール類(例えば7個以
下の炭素原子を有するもの)とのエステル、即ちカルボ
ン酸アシル化剤として機能し得るヒドロカルビル置換化
合物が含まれる。上記化合物の中で、ヒドロカルビル置
換されているこはく酸類およびヒドロカルビル置換され
ている無水こはく酸類、並びに上記酸と無水物との混合
物が一般に好適であり、ヒドロカルビル置換されている
無水こはく酸類が特に好適である。
【0015】本発明の界面活性剤/分散剤の製造で用い
られるアシル化剤は、好適には、適当な分子量を有する
ポリオレフィン(塩素の有り無しに拘らず)と無水マレ
イン酸とを反応させることによって製造される。しかし
ながら、同様なカルボン酸反応体、例えばマレイン酸、
フマル酸、りんご酸、酒石酸、イタコン酸、無水イタコ
ン酸、シトラコン酸、無水シトラコン酸、メサコン酸、
無水エチルマレイン酸、無水ジメチルマレイン酸、エチ
ルマレイン酸、ジメチルマレイン酸、およびヘキシルマ
レイン酸など、並びに相当する酸ハロゲン化物および低
級脂肪族エステル類を用いることができる。
【0016】成分(i)と(ii)との反応は、一般
に、スクシニミドを生じさせるように、80℃〜200
℃、より好適には140℃〜180℃で行われる。上記
反応は、補助用希釈剤もしくは液状反応媒体、例えば潤
滑用ミネラルオイル溶媒などの存在有り無しで行われて
もよい。適切な溶媒オイルには、本文中で記述する試験
方法で試験して、揮発度が50%未満の天然および合成
のベースオイルが含まれる。これらの天然オイルは典型
的にはミネラルオイルである。適切な合成希釈剤には、
ポリエステル類、水添もしくは未水添ポリ−α−オレフ
ィン類(PAO)、例えば水添もしくは未水添1−デセ
ンオリゴマーなどが含まれる。ミネラルオイルと合成オ
イルとのブレンド物もまたこの目的で適切である。特に
好適な具体例において、これらの反応は、この反応生成
物中にパラフィン系ミネラルオイルが実質的に入らない
ように、本質的に補助用希釈オイル無しで行われる。
「実質的に入らない」は、この反応生成物が含んでいる
パラフィン系ミネラルオイルが約1重量%未満であるこ
とを意味している。
【0017】ここで用いる言葉「スクシニミド」は、成
分(i)と(ii)との完結した反応生成物を包含する
ことを意味しており、そしてこれは、この生成物が、第
一級アミノ基と無水物部分との反応で生じる種類のイミ
ド結合に加えて、アミド、アミジンおよび/または塩結
合を有している、化合物を包含することを意図してい
る。
【0018】ミネラルオイル 本発明の鍵となる特徴は、この燃料添加剤濃縮物の調合
物中の希釈剤としてか、或は燃料混合物とスクシニミド
反応生成物とのブレンド物中の鍵成分として、粘度指数
が約50未満でありそして本文中に記述する試験方法で
測定した揮発度が50%未満であるミネラルオイルを用
いることである。このミネラルオイルは、より好適に
は、45%未満の揮発度を有する。特別なスクシニミド
および特別なミネラルオイル成分を特別な比率でガソリ
ンに混合すると、内燃機関部品上の堆積物が有効に制御
されることを見い出した。「有効に制御される」は、本
発明の方法に従って運転すると、堆積物の生成が有意に
抑制され、そして/または、ひどい堆積物を最初に含ん
でいたエンジンの堆積物が実質的に減少する、ことを意
味している。
【0019】適切な揮発度を有するミネラルオイルに
は、Gulf Coastに沿って見付け出されるものとして一般
に定義されているナフテン系およびアスファルト系オイ
ル、例えばCoastal Pale(Exxon Co.から商業的に入手
可能)が含まれる。典型的なCoastal Paleは、3〜5重
量%の極性材料、20〜35重量%の芳香族炭化水素、
および50〜75重量%の飽和炭化水素を含んでおり、
そしてこの分子量は300〜600の範囲である。アス
ファルト系オイルは、高極性官能を有する高分子量(計
算値>800)の化合物を含んでいるものとして定義さ
れ、そしてこれらは、純粋な炭化水素系化合物をほとん
どか全く含んでいない。このようなアスファルト系オイ
ルの中に一般に存在している主要極性官能には、カルボ
ン酸、フェノール類、アミド類、カルバゾール類および
ピリジンベンゾログ類(benzologs)が含まれる。典型
的に、アスファルテン類は、40〜50重量%の芳香族
炭化水素を含んでおり、そしてこの分子量は数千であ
る。アスファルト系オイルは一般に西海岸に沿って見付
け出される。好適には、このミネラルオイルの100度
Fの粘度は1600SUS未満、より好適には1500
SUS未満、最も好適には100度Fで800〜150
0SUSである。このミネラルオイルの粘度指数が90
未満、より特別には70未満、最も好適には30〜60
の範囲であるのが非常に望ましい。適切なミネラルオイ
ルは、溶媒抽出オイル、水素処理オイルおよび未水素処
理ミネラルオイルから選択されてもよいが、しかしなが
ら、本発明の添加剤組成物における使用には、水素処理
したミネラルオイルが特に望ましい。
【0020】本発明の混合物中のスクシニミドと希釈用
オイルとの重量比は、特に、本発明の鍵となる特徴であ
る。4部のミネラルオイルに対して1部未満のスクシニ
ミドから成る重量比を用いると本発明の目的が達成され
ることを見い出した。好適には、スクシニミドとミネラ
ルオイルとの重量比は、1:1.5〜1:2.5の範囲
であり、最も好適には、この重量比は1:1.8〜1:
2.2である。
【0021】抗酸化剤 酸化抑制剤としての使用で知られている種々の化合物が
本発明の実施で利用できる。これらには、とりわけ、フ
ェノール系抗酸化剤、アミン系抗酸化剤、硫化フェノー
ル系化合物、および有機ホスファイト類が含まれる。最
良の結果を得るには、この抗酸化剤は、主にもしくは全
体が、(1)ヒンダードフェノール系抗酸化剤、例えば
2−t−ブチルフェノール、2,6−ジ−t−ブチルフ
ェノール、2,4,6−トリ−t−ブチルフェノール、
4−メチル−2,6−ジ−t−ブチルフェノール、4,
4’−メチレンビス−(2,6−ジ−t−ブチルフェノ
ール)、および混合メチレンブリッジ化ポリアルキルフ
ェノール類、或は(2)芳香族アミン抗酸化剤、例えば
シクロアルキル−ジ−低級アルキルアミン類、およびフ
ェニレンジアミン類か、或は1種以上の上記アミン抗酸
化剤と1種以上の上記フェノール系抗酸化剤との組み合
わせ、から成っているべきである。
【0022】抗乳化剤 本発明の実施で幅広い種類の抗乳化剤が利用でき、そし
てこれらには、例えば有機スルホネート類、ポリオキシ
アルキレングリコール類、オキシアルキル化フェノール
系樹脂、および類似材料が含まれる。特に好適なもの
は、アルキルフェノールまたはポリオキシアルキレング
リコール類とオキシアルキル化アルキルフェノール系樹
脂との混合物、例えばTOLADの商標でPetrolite Corpora
tionが市販しているものなどである。TOLAD 9308として
識別されている1つの上記特許製品は、重芳香族ナフサ
とイソプロパノールとから成る溶媒に溶解した上記成分
の混合物であると理解されている。この製品は、本発明
の組成物で使用するに有効であることが見いだされた。
しかしながら、TOLAD 286の如き他の公知抗乳化剤も使
用できる。
【0023】腐食抑制剤 ここでも再び、本発明の実施で腐食抑制剤として使用す
るための種々の材料が入手可能である。従って、二量体
および三量体酸類、例えばトールオイル脂肪酸、オレイ
ン酸、リノレイン酸などから製造される酸類を用いるこ
とができる。この種類の製品は、種々の商業的給源から
現在入手可能であり、例えばWitco Chemical Corporati
onのHumko Chemical DivisionがHYSTRENEの商標で市販
している二量体および三量体酸類、およびEmery Chemic
alsがEMPOLの商標で市販しているものなどがある。本発
明の実施で使用するに有効な他の種類の腐食抑制剤は、
アルケニルこはく酸および無水アルケニルこはく酸腐食
抑制剤、例えばテトラプロペニルこはく酸、無水テトラ
プロペニルこはく酸、テトラデセニルこはく酸、無水テ
トラデセニルこはく酸、ヘキサデセニルこはく酸および
無水ヘキサデセニルこはく酸などである。また有効なも
のは、アルケニル基中に8〜24個の炭素原子を有する
アルケニルこはく酸と、ポリグリコール類の如きアルコ
ール類との半エステルである。好適な材料は、式
【0024】
【化1】
【0025】〔式中、R2、R3、R5およびR6の各々は
独立して、水素原子か、或は1〜30個の炭素原子を有
するヒドロカルビル基であり、そしてR1およびR4の各
々は独立して、水素原子、1〜30個の炭素原子を有す
るヒドロカルビル基、或は1〜30個の炭素原子を有す
るアシル基である〕で表されるこはく酸もしくはそれら
の誘導体である。
【0026】基R1、R2、R3、R4、R5およびR6は、
ヒドロカルビル基の形態である場合、例えばアルキル、
シクロアルキルまたは芳香族含有基であってもよい。好
適には、R1、R2、R3、R4およびR5は、水素か、或
は1〜20個の炭素原子を有する同一もしくは異なる直
鎖もしくは分枝炭化水素基である。最も好適には、
1、R2、R3、R4およびR5は水素原子である。ヒド
ロカルビル基の形態のR6は、好適には、直鎖もしくは
分枝飽和炭化水素基である。
【0027】最も好適なものは、R1、R2、R3、R4
よびR5が水素でありそしてR6がテトラプロペニル基で
ある上記式を有するアルケニルこはく酸である。
【0028】芳香族炭化水素溶媒 幅広い種類の芳香族炭化水素溶媒、例えばベンゼンおよ
びアルキル置換ベンゼン、或はそれらの混合物が本発明
で使用できる。特に有効なものは、o−、p−およびm
−キシレン、メシチレン、および高沸点芳香族、例えば
Chemtechから入手可能なAromatic 150、から成る混合物
である。しかしながら、芳香族炭化水素溶媒から成る他
の混合物もまた使用できる。
【0029】本発明の添加剤濃縮物および燃料で用いる
種々の材料の相対的比率は、適度な範囲内で変化させ得
る。しかしながら、最良の結果を得るためには、これら
の組成物は、燃料添加剤組成物100重量部当たり、1
0〜50重量部(好適には20〜35重量部)のスクシ
ニミド、75重量部以下(好適には50〜65重量部)
の希釈用オイル、0〜5重量部(好適には1〜3重量
部)の抗酸化剤、0〜10重量部(好適には0.3〜3
重量部)の抗乳化剤、0〜75重量部(好適には5〜2
5重量部)の芳香族炭化水素溶媒、および0〜5重量部
(好適には0.025〜1.0重量部)の腐食抑制剤を
含んでいるべきである。
【0030】本発明の上記添加剤組成物は、好適には、
ガソリンの沸点範囲に在る炭化水素混合物か、炭化水素
/オキシジェネート混合物か、或はオキシジェネート中
で用いられるが、中間溜分燃料、特にディーゼル燃料、
およびガスタービンエンジン用として用いるにも適切で
ある。上記燃料の特徴は、より一層の記述を行う必要が
ない程本分野の技術者によく知られている。「オキシジ
ェネート」は、アルカノール類およびエーテル類、例え
ばメタノール、エタノール、プロパノール、メチル−t
−ブチルエーテル、エチル−t−ブチルエーテル、t−
アミル−メチルエーテルなどを意味している。勿論、こ
れらのベース燃料は他の通常に用いられている材料、例
えば冷始動助剤、染料、金属不活性化剤、オクタン改良
剤、セタン改良剤、排出制御添加剤および抗酸化剤など
を含んでいてもよい、ことが理解されるであろう。
【0031】本発明の燃料組成物を調合する場合、内燃
機関における吸気系統堆積物を低下させるか或は抑制す
るに充分な量の添加剤を用いる。一般的に言って、スク
シニミドと、粘度指数が約90未満でありそして揮発度
が約50%未満であるミネラルオイルと、から成る燃料
添加剤を、この燃料のガソリン部分が主要成分となるよ
うな少量で、無鉛ガソリン中で用いる。「少量」は、ガ
ソリン100万部当たり1500部未満、好適にはガソ
リン100万部当たり1200部未満を意味している。
添加剤の特に好適な量は、ガソリン100万部当たり5
00〜1000部の範囲である。該界面活性剤/分散剤
およびミネラルオイルと一緒に好適に用いられる他の成
分を、個々にか、或は種々の副次的組み合わせで、該燃
料の中にブレンドしてもよい。しかしながら、本発明の
添加剤濃縮物を用いて上記成分の全てを同時にブレンド
するのが明らかに好適である、と言うのは、添加剤濃縮
物の形態で用いたとき、材料を組み合わせることによっ
て相互に相溶するという利点が得られるからである。本
発明の添加剤濃縮物は、現場での添加剤組成物取り扱い
を改良する目的で更に希釈されてもよい、と理解すべき
である。
【0032】以下に示す実施例において、全ての部は重
量であり、そしてこれは説明の目的であり本発明を制限
することを意図したものではない。
【0033】
【実施例】実施例1 以下に示す材料から燃料添加剤濃縮物を製造する: (a)酸価が1.1の無水ポリイソブテニルこはく酸
〔平均分子量が950のポリイソブテンと無水マレイン
酸との反応で製造〕と、トリエチレンテトラミンに近い
市販混合物とを、それぞれ1.8:1のモル比で反応さ
せることで製造した界面活性剤/分散剤30部、(b)
Witco Corporation 4053-Heavyのナフテン系ミネラルオ
イル60部、(c)最小で75%の2,6−ジ−t−ブ
チルフェノール、10〜15%の2,4,6−トリ−t
−ブチルフェノールおよび15〜10%の2−t−ブチ
ルフェノールが入っている第三ブチル化フェノール抗酸
化剤混合物2.8部、(d)アルキルベンゼン類中のア
ルキルアリールスルホネート類、ポリオキシアルキレン
グリコール類およびオキシアルキル化アルキルフェノー
ル系樹脂から成る抗乳化剤混合物(TOLAD 286)1.5
部、(e)沸騰範囲が196〜256℃でありそして2
5℃の粘度が1.7cStである芳香族溶媒6部、
(f)軽ミネラルオイル中の50%溶液として供給した
テトラプロペニルこはく酸0.5部。
【0034】上記濃縮物を、1000バレル当たり15
0ポンド(PTB)から成る濃度で、ガソリンとブレン
ドする。
【0035】実施例2 1000バレル当たり180ポンド(PTB)から成る
濃度の添加剤をガソリンと調合する以外は、実施例1に
挙げた成分の各々を用いて実施例1を繰り返す。
【0036】実施例3 1000バレル当たり225ポンド(PTB)から成る
濃度の添加剤をガソリン混合物中で用いる以外は、実施
例1に挙げた成分の各々を用いて実施例1を繰り返す。
【0037】本発明の組成物が示す吸気系統堆積減少効
果を、実施例1、2および3の試験ガソリン調合物を用
いた一連の標準的エンジン試験で示した。
【0038】実施例4 1組の試験、即ちBriggs and Strattonエンジン試験
で、実施例1の調合物を未処理ガソリンと比較した。こ
の試験では、SAE 10W-40オイル使用Briggs & Stratton
3 Hpエンジンを用いた。上記試験の長さは150時間で
あった。種々の速度および負荷でこのエンジンを慣らし
た後、500ワット/0.67Hpの負荷を用い3,0
00RPMでエンジンを運転した。点火プラグの温度を
約400度Fに維持した。オイルのレベルをしばしば検
査し、そしてこのオイルを80時間後交換した。弁をし
ばしば試験し、そしてオイルを80時間後に交換した。
この試験前と試験後に弁の重量を測定して、堆積物の量
を決定した。Phillips Jの無鉛未処理燃料を用いたと
き、吸入弁の堆積物量は413mgであった。同じ試験
条件下で実施例1の処理燃料を用いたとき、吸入弁の堆
積物量は12mgであった。
【0039】実施例5 2.3Lの4汽筒フォードエンジンとMidcontinent無鉛
ベース燃料を用いた別の試験で、実施例2と同じ試験ガ
ソリンを未処理燃料と比較した。この試験期間は112
時間であった。0〜4BHPを用いた2,000RPM
で1分間に続く37BHPを用いた2,800RPMで
3分間から成るサイクルで、上記エンジンを準備した。
このオイルを8時間毎に検査し、そして56時間で交換
した。この試験期間の最後に、吸入弁と吸入口を取り出
して重量を測定した。上記無鉛燃料を用いたときの吸入
弁の堆積物量は555mgであった。同じ試験条件下で
実施例2の処理燃料を用いたときの吸入弁堆積物量は2
8mgであった。
【0040】実施例6 更に別の試験で、自動トランスミッション1.8LのP
FIエンジン搭載BMW318を、East Coastレギュラ
ー無鉛ガソリンを用いた未処理および処理燃料で走らせ
た。このエンジンを10,000マイル運転した。この
試験中、上記BMWを、停止および進行を行う交通の中
の市街速度で10%、時々停止しながら中間速度で20
%、そして65MPHの高速速度で70%運転した。必
要な距離を集積する目的で、1日当たり10時間−−1
日当たり800マイルで、上記BMWを運転した。この
BMWの保守スケジュールに従ってオイルを交換した。
5,000および10,000マイル後に吸入弁を取り
出して重量を測定した。上記未処理燃料を用いたとき、
5,000マイル後の吸入弁上の堆積物量は343mg
であった。実施例3の処理燃料を用いたときは、5,0
00マイル後の吸入弁堆積物量は20mgであり、そし
て10,000マイル後の吸入弁堆積物量は24mgで
あった。
【0041】実施例7 別の一連の試験で、Briggs & Strattonエンジンを用
い、処理率が30〜40(PTB)の範囲の界面活性剤
/分散剤および60〜100(PTB)の範囲のミネラ
ルオイル成分の時、どのミネラルオイルが最低量の弁堆
積物量を与えるかを、合格または不合格を基準にして決
定した。
【0042】
【表1】
【0043】ミネラルオイルの揮発度 本発明に関する使用に適切なミネラルオイルの揮発度を
測定する目的で、以下に示す操作を用いる。温度計用ね
じ込み口が備わっている250mLの3つ口丸底フラス
コの中にミネラルオイル(110〜135g)を入れ
る。上記フラスコはAce Glassから入手可能である(2
0/40すり合わせが備わっているカタログ番号6954-7
2)。幅が19mmで長さが60mmのテフロン羽根が
備わっている撹拌ロッド(Ace Glassカタログ番号8085-
07)を、上記フラスコの中心ノズルを通して挿入する。
150rpmの速度でこのフラスコの中のオイルを撹拌
しながら1時間かけて、上記ミネラルオイルをオイルバ
ス中で300℃に加熱する。この加熱撹拌中、このフラ
スコの中のオイルの上部に在る間隙部を7.5L/時の
不活性ガス(例えば窒素、アルゴン)で吹き払う。この
ようにして測定したオイルの揮発度を50%未満として
表す。
【0044】本発明の特徴および態様は以下のとうりで
ある。
【0045】1. a)(i)ポリアミンと(ii)少
なくとも1種の非環状ヒドロカルビル置換こはく酸アシ
ル化剤との反応生成物、および b)粘度指数が約90未満でありそして本文中に記述す
る方法で測定した揮発度が50%未満であるミネラルオ
イル、を含む燃料添加剤濃縮物。
【0046】2. 少量であるが有効量の、 a)抗酸化剤; b)抗乳化剤; c)腐食抑制剤; d)芳香族炭化水素溶媒;または e)成分(a)、(b)、(c)および(d)のいずれ
か2つもしくは3つまたは4つ全てから成るいずれかの
組み合わせ;を更に含んでいる第1項の濃縮物。
【0047】3. (a)対(b)の重量比が1:3未
満である第1項の濃縮物。
【0048】4. 該ポリアミンがトリエチレンテトラ
ミンであるか、或はトリエチレンテトラミンに近いエチ
レンポリアミン類の組み合わせである第1項の濃縮物。
【0049】5. 主要量の無鉛ガソリンと少量の第1
項の濃縮物とを含んでいるモーター燃料。
【0050】6. 主要量の無鉛ガソリンと、少量の a)(i)トリエチレンテトラミンか或はトリエチレン
テトラミンに近いエチレンポリアミン類の組み合わせと
(ii)少なくとも1種の非環状ヒドロカルビル置換こ
はく酸アシル化剤との反応生成物; b)粘度指数が約90未満でありそして本文中に記述す
る方法で測定した揮発度が50%未満であるミネラルオ
イル; c)抗酸化剤; d)抗乳化剤; e)腐食抑制剤; f)芳香族炭化水素溶媒;または g)成分(c)、(d)、(e)および(f)のいずれ
か2つもしくは3つまたは4つ全てと(a)および
(b)とから成るいずれかの組み合わせ〔ここで、
(a)対(b)の重量比は1:1.8〜1:2.2の範
囲にあり、そして該アシル化剤は、ポリアルキレン基1
個当たり1.12〜1.25個のこはく酸基を有す
る〕;を含んでいるモーター燃料。
【0051】7. 燃料組成物として使用するため、
(a)主要量の無鉛ガソリンと、(b)少量であるが有
効量の、(i)ポリアミンと少なくとも1種の非環状ヒ
ドロカルビル置換こはく酸アシル化剤との反応生成物、
および(ii)粘度指数が約90未満でありそして本文
中に記述する方法で測定した揮発度が50%未満である
鉱油、から成る堆積物制御混合物を供給することによ
り、エンジン作動中のガソリンエンジンの内部部品上に
生じてくる堆積物を有効に制御することから成る、ガソ
リンエンジンの内部部品上に生じてくる堆積物を制御す
る方法。
【0052】8. (i)対(ii)の重量比が1:
1.8〜1.2.2の範囲にある第7項の方法。
【0053】9. 該ポリアミンがトリエチレンテトラ
ミンであるか、或はトリエチレンテトラミンに近いエチ
レンポリアミン類の組み合わせである第7項の方法。
【0054】10. 該堆積物制御混合物が更に、 a)抗酸化剤; b)抗乳化剤; c)腐食抑制剤; d)芳香族炭化水素溶媒;または e)成分(a)、(b)、(c)および(d)のいずれ
か2つもしくは3つまたは4つ全てから成るいずれかの
組み合わせ〔ここで、ポリアミンと少なくとも1種の非
環状ヒドロカルビル置換こはく酸アシル化剤との反応生
成物と該ミネラルオイルとの重量比は1:1.8〜1:
2.2の範囲にあり、そして該アシル化剤とポリアミン
とのモル比は1.8:1である〕;を含んでいる第7項
の方法。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)(i)ポリアミンと(ii)少なくとも1種の非環
    状ヒドロカルビル置換こはく酸アシル化剤との反応生成
    物、および b)粘度指数が約90未満でありそして本文中に記述す
    る方法で測定した揮発度が50%未満であるミネラルオ
    イル、を含む燃料添加剤濃縮物。
  2. 【請求項2】 主要量の無鉛ガソリンと少量の請求項1
    の濃縮物とを含んでいるモーター燃料。
  3. 【請求項3】 主要量の無鉛ガソリンと、少量の a)(i)トリエチレンテトラミンか或はトリエチレン
    テトラミンに近いエチレンポリアミン類の組み合わせと
    (ii)少なくとも1種の非環状ヒドロカルビル置換こ
    はく酸アシル化剤との反応生成物; b)粘度指数が約90未満でありそして本文中に記述す
    る方法で測定した揮発度が50%未満であるミネラルオ
    イル; c)抗酸化剤; d)抗乳化剤; e)腐食抑制剤; f)芳香族炭化水素溶媒;または g)成分(c)、(d)、(e)および(f)のいずれ
    か2つもしくは3つまたは4つ全てと(a)および
    (b)とから成るいずれかの組み合わせ、ここで、
    (a)対(b)の重量比は1:1.8〜1:2.2の範
    囲にあり、そして該アシル化剤は、ポリアルキレン基1
    個当たり1.12〜1.25個のこはく酸基を有する、
    を含んでいるモーター燃料。
  4. 【請求項4】 燃料組成物として使用するため、(a)
    主要量の無鉛ガソリンと、(b)少量であるが有効量
    の、(i)ポリアミンと少なくとも1種の非環状ヒドロ
    カルビル置換こはく酸アシル化剤との反応生成物、およ
    び(ii)粘度指数が約90未満でありそして本文中に
    記述する方法で測定した揮発度が50%未満であるミネ
    ラルオイル、から成る堆積物制御混合物を供給すること
    により、エンジン作動中のガソリンエンジンの内部部品
    上に生じてくる堆積物を有効に制御することから成る、
    ガソリンエンジンの内部部品上に生じてくる堆積物を制
    御する方法。
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