JPH05194597A - 防御抗原性を有する伝染性ファブリキウス嚢病ウイルス(ibdv)の粒子製造法 - Google Patents

防御抗原性を有する伝染性ファブリキウス嚢病ウイルス(ibdv)の粒子製造法

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JPH05194597A
JPH05194597A JP3339013A JP33901391A JPH05194597A JP H05194597 A JPH05194597 A JP H05194597A JP 3339013 A JP3339013 A JP 3339013A JP 33901391 A JP33901391 A JP 33901391A JP H05194597 A JPH05194597 A JP H05194597A
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ibdv
protein
chicken
vaccine
cells
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Atsushi Kato
篤 加藤
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NIPPON SEIBUTSU KAGAKU KENKYUS
NIPPON SEIBUTSU KAGAKU KENKYUSHO
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NIPPON SEIBUTSU KAGAKU KENKYUS
NIPPON SEIBUTSU KAGAKU KENKYUSHO
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 伝染性ファブリキュウス嚢病ウイルス(IB
DV)の感染防御に有効なワクチン、及びその製造法、
並びに上鶏の血液又は体液中のIBDV抗体の存在を検
出する検査診断方法を提供する。 【構成】 IBDVの開裂型ウイルス構造蛋白質(VP
2,VP3,VP4)の全部又はこれらの少なくともい
ずれか一つをコードする遺伝子を組み込んだベクターを
宿主細胞で発現させ、得られた蛋白質粒子を有効成分と
してワクチンを製造する。また上記蛋白質粒子を用い
て、鶏の血液又は体液中のIBDV抗体の存在を免疫学
的に検出することで鶏のIBDV感染を検査診断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビルナウイウイルス科
に属する伝染性ファブリキウス嚢病ウイルス(IBD
V)の開裂型ウイルス構造蛋白質(VP2,VP4,V
P3)の全部、又はその一部から成る蛋白質粒子、その
蛋白質粒子の製造法、及びその粒子の利用方法に関する
ものであり、更に詳しくは、IBDVを構成する蛋白質
であるVP2、VP3、VP4の各蛋白質をコ−ドする
第一分節cDNA全域、若しくはその一部の遺伝子を組
み込んだ発現ベクタ−を導入した細胞を培養し、発現さ
せ、前駆体蛋白質を開裂させることにより得られる成熟
蛋白質によって構成される粒子を製造する方法、そのよ
うにして製造された粒子を有効成分とするワクチン、及
び検査診断薬に関するものである。
【0002】
【発明の背景】伝染性ファブリキウス嚢病ウイルス(I
BDV)は1962年に初めて分離、報告されたウイル
スである。本ウイルスは弱齢の鶏(3週齢以下)に対し
てファブリキウス嚢の萎縮を引き起こす。一般的には、
この段階での死亡率は10%またはそれ以下でそれほど
重大ではない。しかし、ファブリキウス嚢の萎縮に伴っ
て鶏の免疫抑制が現れ、2次感染による死亡率は無視で
きない程に上昇する。本ウイルス病は現在、世界中に蔓
延していると考えられているが、ワクチンが開発され、
その計画的利用によりわが国での大規模な発生はしばら
くの間収まっていた。近年、欧州で報告があった死亡率
の高い新しい型のIBDVの発生がわが国にも認めら
れ、より効果的なワクチンが求められるようになってい
る。
【0003】本病による養鶏業界の経済的損失を最小限
度にとどめるには、多量の効果的で安価なワクチンの供
給と接種されたワクチンが鶏に有効に働いたか否かを迅
速に判定する検査が非常に重要である。現在までの細胞
培養による製造方法では、人手にたよるところが多く大
規模化、低価格化には限界がある。同様に、診断薬の安
定供給と高品質化にも限界がある。
【0004】
【従来の技術】ところで、従来のワクチン、診断法と組
換えウイルスについては以下の様にまとめられる。
【0005】(1)IBDVワクチン IBDV感染症の制御はワクチン接種に大きく基づてい
る。IBDVの発症防御は特に影響の大きい弱齢の鶏に
対して重要である。当初は野外で流行しているウイルス
の懸濁液をそのまま幼雛に接種することで野外の需要に
対応していた[エドガ−(Edgar)、S.A.とチ
ョ−(Cho)、Y.、ポウルトリ−・サイエンス(P
oult.Sci.)、44:1366(1965)、
スネデッカ−(Sunedeker)、C.ら、アビア
ン・ディジ−ズ(Avian Disease)、1
1:519−528(1967)]。これらのワクチン
は野外でのIBDVの発生を減少させるのには成功した
が、ファブリキウス嚢の萎縮、体重減少と時には接種し
た鶏を死亡させたりした[エドガ−(Edgar)、
S.A.とチョ−(Cho)、Y.、ポウルトリ−・サ
イエンス(Poult.Sci.)、52:492−4
97(1973)]。そこでこれらのワクチンの使用は
IBDVで汚染している地域で、且つ親鶏の雛への移行
抗体がある場所に限定して使われることになった。
【0006】その後、鶏胚や培養細胞に順化したウイル
ス株が副作用のない新しいワクチンとして期待とともに
開発され始めた[ウインタ−フィ−ルド(Winter
field),R.W.アビアン・ディジ−ズ(Avi
an Disease)、13:548−557(19
69)、ライナルディ−(Rainaldi)、A.
ら、アビアン・パソロジ−(Avian Pat
h.)、3:51−57(1974)、ルカ−ト(Lu
kert)、P.D.ら、アメリカン・ジャ−ナル・オ
ブ・ベテリナリ−・リサ−チ(Amer.J.Vet.
Res)、36:539−540(1975)など]。
しかしながら、こうして開発されたワクチンのうちのい
くつかは幼雛に接種すると依然として臨床症状や、ファ
ブリキウス嚢の障害を示した[ホプキンス(Hopki
ns)、I.G.ら、リサ−チ・ベテリナリ−・サイエ
ンス(Res.Vet.Sci.)、27:260−2
61(1979)、エドワ−ズ(Edowards)、
S.A.ら、リサ−チ・ベテリナリ−・サイエンス(R
es.Vet.Sci.)、32:79−83(198
2)]。他のいくつかのワクチンは期待通りに弱毒化さ
れた。すなわち、臨床症状は全く示さず、ファブリキウ
ス嚢の障害は全くないか非常に軽微であり、且つ免疫抑
制作用を示さなかった[マスケット(Musket
t)、J.C.ら、ベテリナリ−・リサ−チ(Vet.
Res.)、104:332−334(1979)]。
これらの弱毒化されたワクチンは移行抗体のない雛には
非常に有効であった。ところが、移行抗体をもった雛に
はワクチンが無力化される事が至る所で報告され始めた
[マスケット(Muskett)、J.C.ら、ベテリ
ナリ−・リサ−チ(Vet.Res.)、104:33
2−334(1979)、イデ(Ide)、P.R.、
カナディアン・ベテリナリ−・ジャ−ナル(Can.
Vet.J.)、20:35−40(1979)、ウッ
ド(Wood)、G.W.ら、アビアン・パソロジ−
(Avian Path.)、10:365−373
(1981)]。
【0007】これらの結果は、弱毒化ワクチンの使用に
関してジレンマを生じさせている。即ち、自分で抗体を
産生できない頃の幼雛には親を免疫して移行抗体で病気
を防止できるが、移行抗体のある雛をワクチンで免疫す
ることはできないので、移行抗体の消失する頃からの感
染が問題になる。一方、移行抗体のない幼雛は抗体産生
のできる頃からの免疫は可能であるが、それ以前の頃の
感染が問題になる。また、移行抗体のある幼雛に対して
は病原性の残っているワクチン株を使うことにより、免
疫を与えることが可能であるが、実際には野外で移行抗
体のレベルを1羽毎に測定するのは不可能であり、すべ
ての鶏にこのワクチンを投与すると移行抗体価の低い固
体にワクチン自身の副作用が現れてしまう弊害がある。
【0008】(2)診断法 IBDVの診断は通常ファブリキウス嚢からのウイルス
分離と血清学的な試験によって行なわれている。血清学
的診断法としてはファブリキウス嚢の乳剤を抗原として
用いたゲル内沈降反応と蛍光抗体法が古くから用いられ
ている[イデ(Ide)、P.R.、 カナディアン・
ジャ−ナル・オブ・コンパラティブ・メディスン(Ca
n.V.Comp.Med.)、39:183−190
(1975)]。また、ウイルス中和抗体価の測定も診
断法として利用されている[フィリプス(Philli
ps)、W.E.Jr.、アビアン・ディジ−ズ(Av
ian Disease) 25:1093−1097
(1981)]。高感度血清診断法としてELISA
(Enzime Linked Immunosorb
ent Assay)も近年ではよく利用されている
[マ−カッド(Marquardt)、W.W.ら、ア
ビアン・ディジ−ズ(Avian Disease)
24:375−385(1980)]。迅速で簡単で再
現性の高い判定方法として向流電気泳動法も試みられて
いる[バ−グ(Berg)、N.W.、アビアン・パソ
ロジ−(Avian Path.) 11:611−6
14(1982)]。
【0009】ウイルスの検出や量を測定する手段とし
て、鶏に感染させID50を求める方法や発育鶏卵に感染
させEID50が用いられている。近年、より短時間で感
度よく測定できる方法としてウイルスの核酸を検出する
DNAプロ−ブ法が報告されている[デイビス(Dav
is)、V.S.とボイル(Boyle)、J.A.、
アビアン・ディジ−ズ(Avian Disease)
34:329−335(1990)、ヘンダ−ソン
(Henderson)、K.S.とジャックウッド
(Jackwood)、D.J.、アビアン・ディジ−
ズ(Avian Disease) 34:744−7
48(1990)、ジャックウッド(Jackwoo
d)、D.J. ベテリナリ−・マイクロバイオロジ−
(Vet.Microbiol.) 24:253−2
60(1990)]。また、この技術の延長としてPC
R(Polymerase Chain Reacti
on)の応用も考えられている[デイビス(Davi
s)、V.S.とボイル(Boyle)、J.A.、ア
ナリティカル・バイオケミストリ−(Anal.Bio
chemi.) 189:35−39(1990)]。
【0010】(3)組換えウイルス IBDVの主要なウイルス構成蛋白質をコ−ドする第一
分節の遺伝子配列はいくつかの株で報告されている[ハ
ドソン(Hudson)、P.J.ら、ヌクレイック・
アシッド・リサ−チ(Nuc.Acid Res.)
14:5001−5012(1986)、キ−ベンジ
(Kibenge)、F.S.B.ら、ジャ−ナル・オ
ブ・ジェネラル・ビロロジ−(J.Gen.Viro
l.) 71:569−577(1990)、ベイリス
(Bayliss)、C.D.ら、ジャ−ナル・オブ・
ジェネラル・ビロロジ−(J.Gen.Virol.)
71:1303−1312(1990)]。その内、
IBDVの002−73株のcDNA断片が大腸菌[ア
ザッド(Azad)、A.A.ら、ビロロジ−(Vir
ology) 149:190−198(1986)、
アザッド(Azad)、A.A.ら、ビロロジ−(Vi
rology) 161:145−152(198
7)、特表平3−500601]や酵母[マックレディ
(Macreadie)、I.G.ら、ワクチン(Va
ccine) 8:549−552(1990)]を宿
主として蛋白質発現に用いられている。発現した蛋白質
はいずれも有効成分としてVP2蛋白質あるいはその1
部を含み、鶏にウイルス中和抗体を誘導することがで
き、この抗体を受動的に他の鶏に移すとその鶏をIBD
Vの感染から防御することが報告されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法によるIB
DVのワクチン製造には、生ワクチンと不活化ワクチン
の2種類の物がある。生ワクチンの場合は接種量が少な
くてすむという長所があるものの、厳密な安全性と有効
性及び使用方法の検討が重要になる。一方、不活化ワク
チンの場合は安全性が高いという長所があるが、ウイル
スの有効成分を破壊せずに効果的に不活化する検討や十
分な免疫を与えるためにはかなりの量が必要になり、最
小有効量試験が重要になる。こういった基準を達成し
て、使用されている現在のワクチンは疾病の予防に効果
をあげているものの、依然として小数の鶏には生ワクチ
ン使用による副作用や不十分な不活化ワクチン接種によ
る病気の発生が知られている。また、企業努力による製
品の価格低下にも、このような時間と人手のかかる製法
では限界があると考えられる。また、最近野外では接種
にかける手間を減らすために多価ワクチンを望む声が大
きい。そうした多価ワクチンに対応するためには効力が
高く、安定性があり、安全性の高いワクチン製造が必須
になるが、こうしたワクチン開発はかなり高価なものに
なろう。
【0012】また、現在のIBDV検査の主流は中和抗
体価の検査とELISAであるが、中和抗体の測定は非
常に感度が高く、特異性が高いという長所があるもの
の、鶏胚初代継代細胞を使うため、簡便性にかける欠点
がある。また、この検査には数日を要し、たとえば、中
和抗体検査に使うウイルスと実際に鶏が感染したウイル
スが抗原的にかけ離れていると検定できないという欠点
を持っている。ELISAによる抗体検査は簡便で再現
性が高く、比較的中和抗体価との関連も高いということ
で利用が多い。ところが、ELISAに用いる抗原には
IBDVを増やして抗原を調製しているため、いくつか
の問題点が指摘できる。非特異的な抗体との反応を防ぐ
ためにはウイルスをかなり精製しなければならないが、
安定的に高純度のウイルスを製造することは困難であ
り、できても非常に高いものになってしまう。現在、核
酸を利用した優れたウイスル同定法が開発されている
が、こういった技法は実験室レベルでの診断には利用さ
れるだろうが、実際には野外を含めて抗体検査の方が需
要は大きい。
【0013】組換えDNA技法は感染ウイルスを使わな
いで安全に大量のワクチンを製造できる方法であるが、
現在の報告段階では量的にも、効力的にも不十分であ
り、おおいに改良の余地がある。
【0014】そこで以上のような問題点を鑑み、本発明
者はかかる従来技術の下で、鋭意研究を重ね、IBDV
の不活化ワクチンであるIQ株の第1分節遺伝子のcD
NAを作製し、組換えバキュロウイウルスを築築した。
組換えバキュロウイルス感染細胞内では挿入したIBD
V由来遺伝子からの蛋白質の発現が見られた。この蛋白
質は感染細胞中に蓄積するのみならず、培養上清に粒子
状に産生されることを見い出した。すなわち、IBDV
cDNA組換えバキュロウイルス感染細胞の培養液中に
は、粒子状に自己集合したIBDV抗原蛋白質が多量に
放出されていた。この粒子を鶏に免疫原として接種した
ところIBDVの感染から鶏を防御することが認められ
た。また、同様にこの粒子をELISAの抗原として用
いたところ、IBDVに対する中和抗体価とこのELI
SAの値に相関関係が高いことが見いだされた。かかる
知見に基づいて本発明を完成するに至ったものであり、
本発明の目的は、上記の手法に基づいて防御抗原性を有
するIBDVの粒子状構成蛋白質の製法を提供するもの
である。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記した目的の実現のた
めになされた本発明の防御抗原性を有するIBDVの粒
子状構成蛋白質の製法の特徴は、IBDVの第1分節c
DNAを組み込んだ組換えバキュロウイルスを感染させ
た細胞の培養上清中に発現蛋白質が自己集合した粒子が
大量に放出され、この放出粒子にIBDVに対する防御
免疫原性があるというものである。
【0016】本発明においてベクタ−に組み込まれる遺
伝子はIBDVに分類されるウイルスならば特に株の限
定はされないが、特には002−73株[フィルス(F
irth)、K.J.、オ−ストラリアン・ベテリナリ
−・ジャ−ナル(Aust.Vet.J.)、50:1
28−130(1974)、ST−C株[ロ−ゼンバ−
ガ−(Resenberger)、J.K.ら、アビア
ン・ディジ−ズ(Avian Disease) 1
9:717−729(1975)]、52/70株[バ
イグレイブ(Bygrave)、A.C.とファラ−
(Faragher)、J.T.、ベテリナリ−・リコ
−ド(Veterinary Record86:75
8−759(1970)]などの強毒株、ウズラや鶏の
発育卵や培養細胞などに順化した弱毒株等があげられ
る。
【0017】本発明においてIBDV遺伝子とは、特に
IBDVが有する2分節の2本鎖RNAゲノムのうちの
長い方の分節、すなわち第1分節の全体、あるいはその
1部または変異物や改変物をいい、実質的に自己開裂す
るウイルス蛋白質をコ−ドしている塩基配列を示す。こ
の遺伝子は特に感染臓器、感染培養細胞あるいはその上
清から得たIBDVからcDNAを公知の方法により逆
転写酵素を利用して逆転写して得たのでなくとも、化学
的に人工合成したものであっても実質的にコ−ドする遺
伝子がIBDVの蛋白質に対応するものであれば構わな
い。
【0018】本発明において用いるベクタ−は、宿主細
胞(菌)内で蛋白質を発現させることのできるものであ
れば特に限定はされなが、用いられるベクタ−の具体例
としてはpGEM−EX、pTac、pKK233など
の大腸菌発現ベクタ−、pPL−λなどの大腸菌ファ−
ジ系ベクタ−、pSVL、pKSV、pMAMなどの大
腸菌−培養細胞シャトルベクタ−、またはワクチニア、
バキュロ等のウイルスベクタ−などが例示される。
【0019】本発明においてIBDV遺伝子を組込んだ
発現ベクタ−で形質転換された宿主細胞は、挿入した開
裂蛋白質前駆体が発現され、自己開裂して各々の成熟蛋
白質(VP2、VP3、VP4)へとプロセッシングさ
れていく。自己開裂は大腸菌の内部でも[ジャガディシ
ュ(Jagadish)、M.N.ら、ジャ−ナル・オ
ブ・ビロロジ−(J.Virol) 62:1084−
1087(1988)]、真核生物の細胞内でも観察さ
れる。開裂した各々の蛋白質はIBDVが感染した鶏の
細胞内でウイルス構成蛋白質が集合してウイルス粒子を
作るがごとく自己集合して粒子を形成する。この時、宿
主として大腸菌あるいは酵母を選んだ場合は細胞内に粒
子が蓄積するが、動物培養細胞や昆虫細胞を選んだ場合
は、IBDVが感染細胞から放出されるがごとく細胞培
養液中に粒子が放出されてくる。宿主細胞の培養方法は
細胞を培養できるものであるならば特に限定されない
が、培養フラスコによる静置培養、ロ−ラーボトルによ
る回転培養、スピンナ−フラスコ等による懸濁培養等が
例示できる。
【0020】本発明における発現組換え蛋白質は細胞内
または細胞培養液中あるいはその両方に得られ、この発
現蛋白質の精製は発現蛋白質が自己集合して粒子を形成
する性質を利用して遠心分離、ゲル濾過カラム、電気泳
動などの手法により簡単に単離することができる。発現
組換え蛋白質をIBDV用ワクチンとして用いるには、
特に濃縮あるいは精製の操作なしに感染細胞の抽出物あ
るいは感染培養上清をそのまま使用しても防御効果が得
られるが、より好ましくは精製粒子を用いたほうがよ
い。鶏には公知の方法により免疫ができ、燐酸アルミニ
ウムゲルアジュバント、水酸化アルミニウムゲルアジュ
バント、オイルアジュバントと混合して免疫する方法が
例示できる。検査用の抗原として発現組換え蛋白質を用
いるにも感染細胞の抽出物あるいは感染培養上清を用い
ることができるが、検査時の好ましからぬ反応をなくす
ために精製粒子の使用が勧められる。検査の方法として
は抗原を固相化させたELISAによる発色あるいは発
光による測定法、RIAによる放射活性測定法、ラテッ
クス粒子による凝集反応法、対向電気泳動法、ゲル内沈
降反応法などが例示される。
【0021】
【作用】特表平3−500601で示されたVP2単
身、あるいはエピト−プの1部を用いた利用法は抗原の
安定性、あるいは抗原を精製する方法に困難が見いださ
れるが、本発明の粒子はより物理化学的に安定であり、
より好ましくは精製が非常に容易な事である。このため
ワクチンとして利用するにあたって、いくつかの特長が
容易に推定できる。
【0022】1.構造がウイルス粒子と似通っているた
めに抗原刺激が接種された動物に対してウイルス粒子で
免疫したのと同様に効率的に行われる。
【0023】2.安定な構造をしていることから接種さ
れた動物の体内で分解しにくく、抗原刺激がウイルス粒
子で免疫したのと同様に長期にわたっておこなわれる。
【0024】3.大量発現が可能なことからより低価格
でワクチンを製造できる。
【0025】4.簡単な工程で濃縮できることから接種
量の少ないワクチンを製造でき、接種労力が軽減され
る。
【0026】5.簡単な工程で精製できることから接種
時の好ましからざる副反応を抑えることができる。以上
のような長所から、本組換え発現蛋白質を用いたワクチ
ン製造法はワクチン製造会社とワクチン使用者に非常に
有効な手段を提供するものである。
【0027】また、抗体検査試薬用抗原として利用する
にあたっても同様にいくつかの長所が容易に推定され
る。
【0028】1.大量の抗原を提供でき、多くの検査に
対応できる。
【0029】2.抗原の濃縮が簡単な工程でおこなえ、
品質の均一性を保て、広範囲な検査法に応用できる。
【0030】3.簡単な工程で精製できることから、供
雑物による検査時の好ましからざる反応を抑えることが
でき、検査精度を向上させ得る。
【0031】4.構造がウイルス粒子と似通っているた
めに、ウイルス粒子を抗原に用いたときと同様に立体構
造を認識するような抗体とも反応し、検査精度を落とす
ことはない。以上のうような特長から、本組換え発現蛋
白質を用いた検査試薬用抗原製造法はIBDVワクチン
非接種地域においては広範囲にIBDVの発生状況調査
を、IBDVワクチン接種地域においては免疫が成立し
ているかどうかを調査する手段を提供するものである。
【0032】
【実施例】以下に本発明を図面に示す実施例に基づいて
説明する。
【0033】なお本例では配列番号1の塩基配列を有す
るIBDVのIQ株を用いた。
【0034】(1)IBDV第一分節cDNAの作製
(図1参照) 培養細胞に順化したIBDVのIQ株を培養上清から遠
心分離により精製し、プロテア−ゼK消化後にウイルス
遺伝子RNAを常法によりフェノ−ル、クロロホルム抽
出した。すでに報告されているIBDV各株の塩基配列
[ハドソン(Hudson)、P.J.ら、ヌクレイッ
ク・アシッド・リサ−チ(Nuc.Acid Re
s.) 14:5001−5012(1986)、キ−
ベンジ(Kibenge)、F.S.B.ら、ジャ−ナ
ル・オブ・ジェネラル・ビロロジ−(J.Gen.Vi
rol.) 71:569−577(1990)、ベイ
リス(Bayliss)、C.D.ら、ジャ−ナル・オ
ブ・ジェネラル・ビロロジ−(J.Gen.Viro
l.) 71:1303−1312(1990)]を基
に約500ベ−ス間隔で18ベ−スのプライマ−をDN
A合成機(ミリジェン社製)で自動化学合成した。この
プライマ−を用いてIBDVより抽出したRNAを鋳型
として常法通りに逆転写酵素でcDNAを作製した。得
られたcDNAを複製の忠実度にすぐれたベントDNA
ポリメラ−ゼ(ニュ−イングランドバイオラボ社製)を
用いて、95℃1分、50℃2分、72℃5分で15サ
イクルのポリメラ−ゼ連鎖反応(PCR)を行いcDN
Aを増幅させた。この結果、IBDVの第一分節遺伝子
は4つの部分的に重なりあったcDNAとして得られ
た。
【0035】(2)IBDV第一分節cDNAのクロ−
ニング(図1参照) この増幅cDNAの末端をクレノ−酵素(ベ−リンガ−
マンハイム社製)で処理し、末端を平滑化し、続いてポ
リヌクレオチドカイネ−ス(東洋紡社製)にて末端を燐
酸化した。クロ−ニングベクタ−としてpGEM−3Z
(プロメガ社製)を制限酵素SmaIで完全消化後、バ
クテリアルアルカリフォスファタ−ゼ(宝酒造社製)を
用いて末端を脱燐酸化させた。このベクタ−と増幅cD
NAを等量混合しT4DNAライゲ−ス(ベ−リンガ−
マンハイム社製)を用いて結合させ、続いて大腸菌JM
109株を形質転換させてそれぞれの組換え体を得た。
4種類に分断されてクロ−ニングされたcDNAをそれ
ぞれに特異的な制限酵素を用いて常法に乗っ取って切断
と再結合を繰り返し、ひとつながりにつなぎ合わされた
再構築組換えベクタ−pGEM−VP0を得た。pGE
M−VP0が正しく再構築されたかどうかはダイデオキ
シ法で塩基配列を決定することにより確認した。
【0036】(3)組換えバキュロウイルス作製用トラ
ンスファ−ベクタ−への再クロ−ニング(図2参照) バキュロウイルストランスファ−ベクタ−pAcYM1
を制限酵素SmaIで切断後、バクテリアルアルカリフ
ォスファタ−ゼ(宝酒造社製)を用いて末端を脱燐酸化
させた(pAcYM1/SmaI/BAP)。pGEM
−VP0を制限酵素EcoRIで切断後、末端をクレノ
−酵素(ベ−リンガ−マンハイム社製)で処理し、末端
を平滑化した。さらに、IBDVのcDNA断片(VP
0)とpGEM部分をアガロ−スゲル電気泳動で分離
し、VP0DNA部分のみをゲルから単離した。pAc
YM1/SmaI/BAPとVP0DNAを等量混合
し、常法に従い大腸菌を形質転換して組換え体pAcY
M1−VP0を得た。
【0037】(4)組換えバキュロウイルスの作出 252のカルチャ−ボトルに培養されたSf21細胞に
バキュロウイルス(AcNPV)を0.1pfu/ce
llで細胞に感染させ、45分後に前記組換えプラスミ
ッドpAcYM1−VP0DNAを燐酸カルシュウム法
で細胞にトランスフェクションした。その後、28℃で
96時間細胞を静置培養し、その培養上清を採取し4℃
で保存した。続いて、採取した培養上清を100倍から
1万倍に希釈して、直径3.5 のペトリ皿に培養した
Sf21細胞、約106個に感染させ、1.5%のアガ
ロ−スゲルを重層した。72時間静置培養後、上から
0.5%ニュ−トラルレッドを滴下し、さらに24時間
培養を続けた。感染後、96時間でペトリ皿内の細胞に
はウイルス感染による明瞭なプラックが出現した。組換
えバキュロウイルスは外来遺伝子が挿入されるとポリヘ
ドリン蛋白質の発現が無くなることから、ニュ−トラル
レッドで染まっていないポリヘドリン欠損プラックをパ
スツ−ルピペットで単離して、スクリ−ニングとクロ−
ニングをおこなった。続いて、得られた組換えバキュロ
ウイルスのクロ−ンをSf21細胞に再び感染させ、9
6時間後の感染細胞をSDS電気泳動にかけたところ、
挿入した遺伝子に相当する産物が蛋白質のバンドとして
認めらることが確認され、このクロ−ンをrAcNPV
−VP0と命名した。
【0038】(5)組換えバキュロウイルスの発現 rAcNPV−VP0をSf21細胞に10pfu/c
ellで感染させると24時間目から48時間にわたっ
て感染細胞内、培養上清に多くの発現蛋白質が認められ
た。発現した蛋白質はジャガディシュ(Jagadis
h)、M.N.ら[ジャ−ナル・オブ・ビロロジ−
(J.Virol) 62:1084−1087(19
88)]が大腸菌で報告したのと同様に感染Sf21細
胞内でも前駆体蛋白質(VP0)が自己開裂し、それぞ
れの蛋白質(VP2、VP3、VP4)に成熟している
ことが認められた(図3Aレ−ン2)。これらの蛋白質
はIBDVに感染した鶏の血清と反応することから(図
3Bレ−ン5と7参照)、もともとのウイルスの抗原性
を保持していると考えられた。このような蛋白質は非感
染のSf21細胞(図3Aレ−ン3参照)や野生型のバ
キュロウイルス感染細胞(図3Aレ−ン1参照)にはい
っさい認められなかった。さらに、培養上清中に見られ
る蛋白質も同様に成熟しており、細胞内で自己開裂した
後、細胞外に放出されたと考えられた(図3Bレ−ン2
と6参照)。この培養液中にみられる成熟蛋白質は15
000回転、15分の遠心で沈澱部分に回収されること
から、塊をつくっていることが推定された。そこでこの
培養上清を15%と60%のシュ−クロ−スステップ密
度勾配に重層し、TST28ロ−タ−(コントロン社
製)で25000回転で2時間遠心した。遠心後、各分
画に組換え蛋白質があるかどうかをSDS−ゲル電気泳
動にて確認したところ、最上層分画(図4レ−ン5参
照)や15%層分画(図4レ−ン6参照)には認めらな
かったが、60%層分画には組換え蛋白質が認められた
(図4レ−ン7参照)。このような蛋白質は野生型のバ
キュロウイルス感染細胞の培養上清を同様の処理をして
も見られなかった(図4レ−ン2〜4参照)。そこで、
この分画を常法によりメンブラン上でネガティブ染色
し、電子顕微鏡で観察したところ、非常に大きな中空の
粒子構造が認められた(図5A〜C参照)。このような
粒子は同様な精製方法で得られるバキュロウイルス粒子
(図5D〜E)とは異なっており、発現蛋白質由来であ
ることが判った。
【0039】(6)発現粒子構造物の防御免疫原性(表
1参照) AcNPV−VP0感染細胞の培養上清を48時間後に
採取して遠心分離し、粒子構造物を粗精製した。これを
抗原として3週齢のSPF鶏(日生研社製)4羽に10
μgを、さらに4羽にはその1/10量の1μgをフロ
インドのコンプリ−トアジュバントと供に初回免疫し
た。また、陽性対照として市販のIBDV不活化ワクチ
ン(日生研社製)を用法に従って鶏4羽に免疫し、陰性
対照として非免疫鶏4羽を他に準備した。2週後に再び
同様に2回目の免疫を行った。その2週後に50EID
50のI株IBDVで全鶏を攻撃した。攻撃後、1週目に
鶏を解剖し、攻撃ウイルスによるファブリキウス嚢(以
下「F嚢」と略記する)の組織病変を比較した。
【0040】非免疫鶏4羽はいずれも攻撃により著しい
F嚢の萎縮が認められ、F嚢体重比は1.4から2.4
の値を示した。一方市販のIBDVワクチンを接種した
4羽中3羽はまったく萎縮が認めれず、F嚢体重比は
3.5から9.1の値を示し、病理解剖学的にも正常で
あった。残りの1羽はわずかながら萎縮が認められたも
のの組織の色は正常と変わり無かった。発現粒子10μ
gで免疫した鶏4羽はいずれもF嚢の萎縮は認められ
ず、F嚢体重比は4.5から12.5の値を示した。発
現粒子1μgで免疫した鶏4羽については、その内2羽
にはF嚢の萎縮が認められなかったが、残りの2羽には
萎縮が認められた。このことより、組換えにより発現し
た粒子構造物は鶏にIBDV対する防御能を付与するこ
とが明かとなった。また、その防御能の与え方には抗原
量依存性があることが示された。
【0041】
【表1】
【0042】(7)発現蛋白質を用いた抗体検査(表2
参照) rAcNPV−VP0を感染させたSf21細胞の培養
上清を48時間目に採取し、同様に遠心分離により発現
組換え粒子構造物を精製した。この蛋白質を常法に従い
ELISA用プレ−ト(ファルコン社製)に一つの穴
(ウエル)あたり0.1μgになるように50mM炭酸
緩衝液で希釈し、凍結乾燥法でプレ−トに抗原を固相化
した。使用直前に3%スキムミルクで各ウエルを37
℃、1時間ブロッキングしたのち、抗体検査に用いた。
用いた抗体として予め中和抗体価の解っている鶏免疫血
清を使用した。それぞれの中和抗体価は常法によりプラ
ック減少法により測定した。
【0043】ブロッキング液を洗い流した後、それぞれ
の抗体を生理燐酸緩衝液(PBS)で200倍から2倍
段階希釈し、各ウエルに50μlづつ加え、37℃、1
時間反応させた。続いて、抗体希釈液を洗い流し、西洋
ワサビのパ−オキシダ−ゼ(HRPO)標識された抗鶏
イムノグロブリン抗体を加え、再び37℃で1時間反応
させた。未反応の標識抗体を洗い流した後、酵素の発色
試薬(ABTS)と過酸化水素を加えて発色させた。発
色の程度はプレ−トリ−ダ−(インタ−メッド社製)を
用いて測定した。その結果、中和抗体価4096倍の鶏
血清では800倍希釈までが非常に強く反応し、測定値
は2以上になった。一方、中和抗体価1024倍の鶏血
清は200倍希釈までが非常に強く反応し、測定値は2
以上になった。ところが、中和抗体価4倍以下の鶏血清
は200倍希釈ではほとんど発色を示さなかった。以上
の事からIBDVに対する抗体価を測定するための抗原
としてもこの組換え発現蛋白質は有効であることが判明
した。
【0044】
【表2】
【0045】
【配列表】配列番号:1 配列の型:核酸 配列 10 20 30 40 50 60 AGTAGAGATCAGACAAACGATCGCAGCGATGACAAACCCGTCAGATCAAGCCCAACAGAT MetThrAsnProSerAspGlnAlaGlnGlnIle 70 80 90 100 110 120 TGTTCCGTTTATACGGAGCCTTCTGATGCCAACAACCGGACCGGCGTCCATTCCGGACGA ValProPheIleArgSerLeuLeuMetProThrThrGlyProAlaSerIleProAspAsp 130 140 150 160 170 180 CACCCTGGAGAAGCACACTCTCAGGTCGGAGACTTCAACCTACAATTTGACTGTGGGGGA ThrLeuGluLysHisThrLeuArgSerGluThrSerThrTyrAsnLeuThrValGlyAsp 190 200 210 220 230 240 CACAGGGTCAGGGCTAATTGTCTTCTTCCCTGGATTCCCTGGATCAATTGTGGGTGCTCA ThrGlySerGlyLeuIleValPhePheProGlyPheProGlySerIleValGlyAlaHis 250 260 270 280 290 300 CTACACACTGCAGAGCAATGGGAACTACAAGTTCGATCAGATGCTCCTGACTGCCCAGAA TyrThrLeuGlnSerAsnGlyAsnTyrLysPheAspGlnMetLeuLeuThrAlaGlnAsn 310 320 330 340 350 360 CCTACCGGCCAGTTACAACTACTGCAGGTTAGTGAGTCGGAGTCTCACAGTGAGGTCAAG LeuProAlaSerTyrAsnTyrCysArgLeuValSerArgSerLeuThrValArgSerSer 370 380 390 400 410 420 CACACTCCCTGGTGGCGTTTATGCACTAAACGGCACCGTAAACGCCGTGACCTTCCAAGG ThrLeuProGlyGlyValTyrAlaLeuAsnGlyThrValAsnAlaValThrPheGlnGly 430 440 450 460 470 480 AAGCCTGAGTGAACTGACAGATGTTAGCTACAATGGGTTGATGTCTGCAACGGCCAACAT SerLeuSerGluLeuThrAspValSerTyrAsnGlyLeuMetSerAlaThrAlaAsnIle 490 500 510 520 530 540 CAACGACAAAATTGGGGATGTCCTGGTAGGGGAAGGGGTCACCGTCCTCAGCCTACCCAC AsnAspLysIleGlyAspValLeuValGlyGluGlyValThrValLeuSerLeuProThr 550 560 570 580 590 600 ATCATATGATCTTGGGTATGTGCGACTTGGTGACCCCATTCCTGCTATAGGGCTTGACCC SerTyrAspLeuGlyTyrValArgLeuGlyAspProIleProAlaIleGlyLeuAspPro 610 620 630 640 650 660 AAAAATGGTAGCCACATGTGACAGCAGTGACAGGCCCAGAGTCTACACCATAACTGCAGC LysMetValAlaThrCysAspSerSerAspArgProArgValTyrThrIleThrAlaAla 670 680 690 700 710 720 CGATGATTACCAATTCTCATCACAGTACCAATCAGGTGGGGTAACAATCACACTGTTCTC AspAspTyrGlnPheSerSerGlnTyrGlnSerGlyGlyValThrIleThrLeuPheSer 730 740 750 760 770 780 AGCCAACATTGATGCCATCACAAGCCTAAGCGTTGGAGGAGAGCTCGTGTTCAAAACAAG AlaAsnIleAspAlaIleThrSerLeuSerValGlyGlyGluLeuValPheLysThrSer 790 800 810 820 830 840 TGTCCATAGCCTTGTACTGGGCGCCACCATCTATCTTATAGGATTTGATGGGACTACGGT ValHisSerLeuValLeuGlyAlaThrIleTyrLeuIleGlyPheAspGlyThrThrVal 850 860 870 880 890 900 AACCACCAGAGCTGTGGCCGCGAACAATGGGCTGACGACTGGCACCGACAATCCTATTCC ThrThrArgAlaValAlaAlaAsnAsnGlyLeuThrThrGlyThrAspAsnProIlePro 910 920 930 940 950 960 ATTCAATCTTGTGTTTCCGACCCATGAGATAACCCAGCCAATCACATCCATCAAACTGGA PheAsnLeuValPheProThrHisGluIleThrGlnProIleThrSerIleLysLeuGlu 970 980 990 1000 1010 1020 GATAATGACCTCCAAAAGTGGTGGTCAAGCTGGGGATCAGATGTCATGGTCGGCAAGTGG IleMetThrSerLysSerGlyGlyGlnAlaGlyAspGlnMetSerTrpSerAlaSerGly 1030 1040 1050 1060 1070 1080 GAGCCTAGCAGTGACAATCCATGGTGGCAACTATCCAGGGGCCCTCCGTCCCGTCACACT SerLeuAlaValThrIleHisGlyGlyAsnTyrProGlyAlaLeuArgProValThrLeu 1090 1100 1110 1120 1130 1140 AGTAGCCTACGAAAGAGTGGCAACAGGATCCGTCGTTACAGTCGCTGGGGTGAGCAACTT ValAlaTyrGluArgValAlaThrGlySerValValThrValAlaGlyValSerAsnPhe 1150 1160 1170 1180 1190 1200 CGAGCTGATCCCAAATCCCGAACTAGCAAAGAACCTGGTTACAGAATACGGCCGATTTGA GluLeuIleProAsnProGluLeuAlaLysAsnLeuValThrGluTyrGlyArgPheAsp 1210 1220 1230 1240 1250 1260 CCCAGGAGCCATGAACTACACAAAATTGATACTGAGTGAGAGGGACCGTCTTGGCATCAA ProGlyAlaMetAsnTyrThrLysLeuIleLeuSerGluArgAspArgLeuGlyIleLys 1270 1280 1290 1300 1310 1320 GACCGTCTGGCCAACAAGGGAGTACACTGACTTTCGTGAGTACTTCATGGAAGTGGCTGA ThrValTrpProThrArgGluTyrThrAspPheArgGluTyrPheMetGluValAlaAsp 1330 1340 1350 1360 1370 1380 CCTCAACTCTCCCCTGAAGATTGCAGGAGCATTTGGCTTCAAGGACATAATCCGGGCCAT LeuAsnSerProLeuLysIleAlaGlyAlaPheGlyPheLysAspIleIleArgAlaIle 1390 1400 1410 1420 1430 1440 AAGGAGGATAGCTGTGCCGGTGGTCTCTACATTGTTCCCACCTGCCGCTCCCCTAGCCCA ArgArgIleAlaValProValValSerThrLeuPheProProAlaAlaProLeuAlaHis 1450 1460 1470 1480 1490 1500 TGCAATTGGGGAAGGTGTAGACTACCTGCTGGGCGATGAGGCACAAGCTGCTTCAGGGAC AlaIleGlyGluGlyValAspTyrLeuLeuGlyAspGluAlaGlnAlaAlaSerGlyThr 1510 1520 1530 1540 1550 1560 TGCTCGAGCCGCGTCAGGAAAAGCAAGAGCTGCCTCAGGTCGCATAAGGCAGCTGACTCT AlaArgAlaAlaSerGlyLysAlaArgAlaAlaSerGlyArgIleArgGlnLeuThrLeu 1570 1580 1590 1600 1610 1620 CGCCGCTGACAAGGGGTACGAGGTAGTCGCGAATCTATTCCAGGTGCCCCAGAATCCCGT AlaAlaAspLysGlyTyrGluValValAlaAsnLeuPheGlnValProGlnAsnProVal 1630 1640 1650 1660 1670 1680 AGTCGACGGGATTCTTGCTTCACCTGGGGTACTTCGCGGTGCACACAACCTCGACTGCGT ValAspGlyIleLeuAalSerProGlyValLeuArgGlyAlaHisAsnLeuAspCysVal 1690 1700 1710 1720 1730 1740 GCTAAGGGTGGGCGCCACGCTATTCCCTGTGGTCATTACGACAGTGGAAGACGCCATGAC LeuArgValGlyAlaThrLeuPheProValValIleThrThrValGluAspAlaMetThr 1750 1760 1770 1780 1790 1800 ACCCAAAGCACTGAACAGCAAAATGTTTGCTGTCATTGAAGGCGTGCGAGAAGACCTCCA ProLysAlaLeuAsnSerLysMetPheAlaValIleGluGlyValArgGluAspLeuGln 1810 1820 1830 1840 1850 1860 ACCTCCATCTCAAAGAGGATCTTTCATACGAACTCTCTCCGGACATAGAGTCTATGGATA ProProSerGlnArgGlySerPheIleArgThrLeuSerGlyHisArgValTyrGlyTyr 1870 1880 1890 1900 1910 1920 TGCTCCAGATGGGGTGCTTCCACTGGAGACTGGGAGAGACTACACTGTTGTCCCAATAGA AlaProAspGlyValLeuProLeuGluThrGlyArgAspTyrThrValValProIleAsp 1930 1940 1950 1960 1970 1980 TGATGTCTGGGACGACAGCATTATGCTGTCCAAAGACCCCATTCCTCCTATTGTGGGAAA AspValTrpAspAspSerIleMetLeuSerLysAspProIleProProIleValGlyAsn 1990 2000 2010 2020 2030 2040 CAGTGGCAACCTAGCCATAGCCTACATGGATGTGTTTCGACCCAAAGTTCCCATCCATGT SerGlyAsnLeuAlaIleAlaTyrMetAspValPheArgProLysValProIleHisVal 2050 2060 2070 2080 2090 2100 GGCTATGACAGGAGACCTCAACGCTTGGGGCGAGATTGAGAAAGTAAGCTTCAGAAGCAC AlaMetThrGlyAspLeuAsnAlaTrpGlyGluIleGluLysValSerPheArgSerThr 2110 2120 2130 2140 2150 2160 CAAGCTCGCCACTGCACACCGACTTGGCCTCAGGTTGGCTGGTCCCGGAGCATTCGATGT LysLeuAlaThrAlaHisArgLeuGlyLeuArgLeuAlaGlyProGlyAlaPheAspVal 2170 2180 2190 2200 2210 2220 AGACACCGGGCCCAACTGGGCAACGTTCATCAAACGCTTCCCCCACAATCCACGCGACTG AspThrGlyProAsnTrpAlaThrPheIleLysArgPheProHisAsnProArgAspTrp 2230 2240 2250 2260 2270 2280 GGACAGGCTCCCCTACCTCAACCTCCCATACCTTCCACCCAATGCAGGACGCCAGTACCA AspArgLeuProTyrLeuAsnLeuProTyrLeuProProAsnAlaGlyArgGlnTyrHis 2290 2300 2310 2320 2330 2340 CCTTGCCATGGCTGCATCAGAGTTCAAAGAGACCCCTGAACTCGAGAGCGCCGTCAGAGC LeuAlaMetAlaAlaSerGluPheLysGluThrProGluLeuGluSerAlaValArgAla 2350 2360 2370 2380 2390 2400 CATGGAAGCAGCAGCCAACGTGGACCCACTATTCCAATCTGCACTCAATGTGTTCATGTG MetGluAlaAlaAlaAsnValAspProLeuPheGlnSerAlaLeuAsnValPheMetTrp 2410 2420 2430 2440 2450 2460 GCTGGAAGAGAATGGGATTGTGTCTGATATGGCCAACTTCGCACTCAGCGACCCGAACGC LeuGluGluAsnGlyIleValSerAspMetAlaAsnPheAlaLeuSerAspProAsnAla 2470 2480 2490 2500 2510 2520 CCATCGGATGCGAAATTTTCTTGCAAACGCACCACAAGCAGGTAGCAAGTCGCAAAGAGC HisArgMetArgAsnPheLeuAlaAsnAlaProGlnAlaGlySerLysSerGlnArgAla 2530 2540 2550 2560 2570 2580 CAAGTACGGGACAGCAGGCTACGGAGTGGAGGCCCGGGGCCCCACTCCAGAGGAAGCTCA LysTyrGlyThrAlaGlyTyrGlyValGluAlaArgGlyProThrProGluGluAlaGln 2590 2600 2610 2620 2630 2640 GAGGGAAAAAGATACACGGATCTCAAAGAAGATGGAGACTATGGGCATCTACTTTGCAAC ArgGluLysAspThrArgIleSerLysLysMetGluThrMetGlyIleTyrPheAlaThr 2650 2660 2670 2680 2690 2700 ACCGGAATGGGTAGCACTCAATGGGCACCGAGGGCCAAGCCCCGGCCAGCTAAAGTACTG ProGluTrpValAlaLeuAsnGlyHisArgGlyProSerProGlyGlnLeuLysTyrTrp 2710 2720 2730 2740 2750 2760 GCAGAACACACGGGAAATACCGGACCCAAACGAGGACTATCTAGACTACGTGCATGCAGA GlnAsnThrArgGluIleProAspProAsnGluAspTyrLeuAspTyrValHisAlaGlu 2770 2780 2790 2800 2810 2820 GAAGAGCCGGTTGGCATCAGAAGAACAAATCATAAGGGCAGCCACGTCGATCTACGGGGC LysSerArgLeuAlaSerGluGluGlnIleIleArgAlaAlaThrSerIleTyrGlyAla 2830 2840 2850 2860 2870 2880 TCCAGGACAGGCAGAGCCACCCCAGGCTTTCATAGACGAAGTTGCTAAAGTCTATGAAAT ProGlyGlnAlaGluProProGlnAlaPheTleAspGluValAlaLysValTyrGluIle 2890 2900 2910 2920 2930 2940 CAACCATGGGCGTGGCCCAAACCAAGAACAGATGAAAGATCTGCTCTTGACTGCGATGGA AsnHisGlyArgGlyProAsnGlnGluGlnMetLysAspLeuLeuLeuThrAlaMetGlu 2950 2960 2970 2980 2990 3000 GATGAAGCATCGCAATCCCAGGCTGGCTCCACCAAAGCCCAAGCCAAAACCCAATGCTCC MetLysHisArgAsnProArgLeuAlaProProLysProLysProLysProAsnAlaPro 3010 3020 3030 3040 3050 3060 AACACAGAGACCCCCTGGTCGGCTGGGCCGCTGGATCAGGACTGTCTCTGATGAGGACCT ThrGlnArgProProGlyArgLeuGlyArgTrpIleArgThrValSerAspGluAspLeu 3070 3080 TGAGTGAGGCTCCTGGGAGTCTCCCGA Glu***
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施例におけるIBDVの第一
分節cDNAのクロ−ニングと組み換えベクタ−の構築
手順を示したものである。すなわち、cDNAのクロ−
ニングには8種類のプライマ−(図中三角矢印)を用
い、A、B、CとDの4つの部分にわけて、第一分節R
NA(LS−RNA)をcDNA化し、それぞれのcD
NA断片はpGEMベクタ−にクロ−ニングし、図中に
表記してある制限酵素によるDNAの切断とT4DNA
ライゲ−スによるDNAの結合(ligation)を
繰り返して、4つの断片を1つの断片(VP0)に再構
築した事を示したものである。
【図2】図2は得られたIBDVのcDNA断片を組換
えバキュロウイルス作製用トランスファ−ベクタ−に再
構築する手順を示したものである。すなわち、図中に表
記している制限酵素でcDNAを切り出した後、末端を
クレノ−酵素(Klenow Enzyme)で平滑化
(Fill−in)し、トランスファ−ベクタ−に断片
を挿入したことを示している。
【図3】図3は組換えバキュロウイルス感染細胞におい
て産成される蛋白質を示したものであり、Aはクマシ−
ブリリアントブル−で染色したSDS−12.5%ゲル
電気泳動像を示している。図中レ−ン1は野生型バキュ
ロウイルス感染細胞、レ−ン2は組換えバキュロウイル
ス感染細胞、レ−ン3は非感染細胞、レ−ン4は分子量
マ−カ−を泳動したものである。Bは同様の電気泳動
後、フィルタ−にウエスタンブロティングしたものであ
り、図中レ−ン1から5まではIBDV感染鶏血清と反
応させたもので、レ−ン6から8までは抗体と反応させ
ずにアミドブラックでフィルタ−を染色したものであ
る。図中レ−ン2と6は組換えバキュロウイルス感染細
胞の培養上清、レ−ン3は非感染細胞の培養上清、レ−
ン4は非感染細胞、レ−ン5と7は組換えバキュロウイ
ルス感染細胞、レ−ン8は分子量マ−カ−を泳動したも
のである。
【図4】図4は組換えバキュロウイルス感染細胞の培養
上清に産成される組換え蛋白質について遠心分離の結果
を示したものであり、図中レ−ン2から4は野生型バキ
ュロウイルス感染細胞の培養上清、レ−ン5から7は組
換えバキュロウイルス感染細胞の培養上清を遠心分離
後、SDS−12.5%ゲル電気泳動したものである。
レ−ン1は分子量マ−カ−、レ−ン2と5は遠心の最上
層分画、レ−ン3と6は15%シュ−クロ−ス分画、レ
−ン4と7は60%シュ−クロ−ス分画をそれぞれ電気
泳動したものである。
【図5】図5は組換えバキュロウイルス感染細胞培養上
清に現れる粒子構造物をネガティブ染色後、電子顕微鏡
で観察した結果を示している。図中AからCまでは組換
えバキュロウイウルス由来、DとEは野生型バキュロウ
イルス由来であり、図中の太線は500μmのスケ−ル
を表している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01N 33/569 L 9015−2J // C12N 15/41 (C12P 21/02 C12R 1:91)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝染性ファブリキウス嚢病ウイルスの開
    裂型ウイルス構造蛋白質(VP−2,VP−4,VP−
    3)の全部、又は該開裂型ウイルス構造蛋白質のうちの
    (VP−2,VP−4,VP−3)の少なくともいずれ
    か一つと、免疫学的に反応する部分を含むことを特徴と
    する蛋白質粒子。
  2. 【請求項2】 伝染性ファブリキウス嚢病ウイルス(I
    BDV)の開裂型ウイルス構造蛋白質の全部、又は該開
    裂型ウイルス構造蛋白質のうちの(VP−2,VP−
    4,VP−3)の少なくともいずれか一つの部分、をコ
    −ドする遺伝子を組み込んだベクタ−を、宿主細胞に導
    入して発現させ、発現したIBDVの構造蛋白質を自己
    集合させることを特徴とする請求項1に記載の蛋白質粒
    子の製造法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の蛋白質粒子を有効成分
    とする鶏の伝染性ファブリキウス嚢病に対する抗IBD
    Vワクチン。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の蛋白質粒子を抗原とし
    て、被検体の鶏から採取した血液中又は体液中の成分と
    この抗原とを免疫学的に反応させ、該血液中又は体液中
    のIBDV抗体の存在を免疫学的に検出することを特徴
    とする鶏のIBDV感染を検査診断する方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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