JPH0519420Y2 - - Google Patents

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JPH0519420Y2
JPH0519420Y2 JP1205187U JP1205187U JPH0519420Y2 JP H0519420 Y2 JPH0519420 Y2 JP H0519420Y2 JP 1205187 U JP1205187 U JP 1205187U JP 1205187 U JP1205187 U JP 1205187U JP H0519420 Y2 JPH0519420 Y2 JP H0519420Y2
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hot water
nozzle
cylinder
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rear end
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は便器に設けられて人体臀部の温水洗浄
に用いられる温水洗浄用ノズル装置に関するもの
である。詳しくはシリンダに保持されたノズルが
温水圧によつて押されて突出したときに、シリン
ダの温水通過口とノズルの温水導入口と一致して
該ノズル内に温水が導入されるノズル装置の改良
に関するものである。
[従来の技術] この種の従来の温水洗浄用ノズル装置を第5図
を参照して説明する。第5図において符号10は
ノズルであり、その先端に温水の噴出口12が設
けられている。ノズル10の後端には該ノズル1
0よりも大径のピストン14が固設されており、
このピストン14がその内周面を摺動されるシリ
ンダ16が該ノズル10を突出自在に収容保持し
ている。シリンダ16の後端には給水1次管18
が接続され、この給水1次管18から分岐開口2
0、給水2次管22及び接続開口24を介してノ
ズル10とシリンダ16との間の部分に温水が導
入可能とされている。符号26はキヤツプ部材、
28はリターンスプリング、30はシール部材を
示す。ピストン14の側壁面には、ノズル10が
突出したときに該ノズル10内に温水を導入可能
とする温水導入口32が開設されている。
かかる構成の従来のノズル装置において、給水
1次管18から温水をノズル装置に供給すると、
この温水圧によつてピストン14が付勢されノズ
ル10がシリンダ16の先端から突出する。そし
て、温水導入口32が接続開口24と一致するま
で該ノズル10が突出すると、給水1次管18か
ら温水が給水2次管22を経てノズル10内に導
入され、噴出口12から人体臀部に向けて噴出さ
れる。温水供給を停止すればリターンスプリング
28の付勢力によつてノズル10がシリンダ16
内に後退し、このときシリンダ16内に残存して
いた水は給水1次管18内に押し戻され、次いで
給水2次管22を経てノズル10の周面に供給さ
れ、キヤツプ部材26の内周面から吐出される。
このようなタイプのノズル装置によれば、ノズル
10の突出位置が温水導入口32と接続開口24
との一致位置となるので、常に一定の位置から温
水の噴出を行なうことができるという特徴があ
る。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、第5図に示す従来のノズル装置
においては、シリンダ16の製作コストが嵩み、
全体としてコスト高であるという問題があつた。
即ちシリンダ16はノズル装置全体を支えるため
の強度が必要であるから肉厚とされており、また
水洩れがないように寸法精度等を高精度のものと
しなければならない。しかも、この高精度品に溶
接、ねじ切り等の機械加工を多数加える必要があ
り、仕上げ精度も高くなつており、このようなこ
とからシリンダの製作コストが嵩んでいた。なお
第5図の従来装置では、溶接箇所が給水1次管1
8とシリンダ16の後端面、分岐開口20の部分
及び接続開口24の部分の合計3箇所となつてい
る。
[問題点を解決するための手段] 本考案の温水洗浄用ノズル装置は、先端に温水
噴出口を有するノズル、このノズルを突出可能に
収容保持するシリンダ、このシリンダを囲繞しそ
の内面とシリンダ外周面との間に温水の通過部を
画成する略筒型のホルダを保えている。
このノズルの後端には、ノズル内周面に摺接す
るピストン部が設けられており、ピストン部の側
壁面にはノズル内部へ温水を導入するための温水
導入口が設けられている。シリンダ側壁の先端寄
りの部分には、突出時のノズルの温水導入口に一
致可能な温水通過口が設けられており、ホルダに
は温水供給口が設けられている。また、シリンダ
の後端にはシリンダ内と前記通水部とを連通する
連通部が設けられている。またノズルの外周には
該ノズルを後退方向に付勢するリターンスプリン
グが巻装されている。
[作用] 本考案のノズル装置においては、供給口から温
水を導入すると、この温水はピストン部を付勢し
てノズルを突出させる。所定量ノズルが突出する
と、ノズルの温水導入口とシリンダの温水通過口
とが一致し、温水がノズル内に流れ込んでその先
端噴出口から噴出される。
しかして、本考案のノズル装置においては、ホ
ルダがシリンダを囲繞しており、シリンダからの
水洩れ対策を厳重にする必要がなく、その寸法精
度の緩和が図れる。また該ホルダがノズル装置全
体を支える構成となるから、シリンダの強度が低
くてよく、その肉厚が小さくて足りる。更に、こ
のシリンダは温水導入口を穿設するだけでよい。
従つて、本考案のノズル装置においては、シリン
ダの要求精度が低く、製作も簡単であり(例えば
市販のパイプを切断し、温水導入口を穿設するだ
けでよい。)極めて安価なものとなる。また、ホ
ルダも強度さえ充分であればよく、寸法精度はそ
れ程要求されず、製作が容易で安価である。従つ
て、本考案のノズル装置は全体として製作が容易
で廉価なものとなる。
[実施例] 以下図面に示す実施例を参照しながら本考案に
ついて更に詳細に説明する。
第1図は本考案の実施例に係る温水洗浄用ノズ
ル装置の断面図、第2図は第1図−線に沿う
断面図、第3図はスペーサの斜視図である。
符号40はノズルであり、その先端に温水噴出
口42が開設されている。ノズル40の後端は拡
径してピストン部44となつており、このピスト
ン部44の側壁面にはノズル40内部に温水を導
入するための温水導入口46が開設されている。
このノズル40はシリンダ48内に収容されて
おり、ピストン部44がシリンダ48の内周面と
摺動する。シリンダ48はその先端寄りの部分に
温水通過口50が開設されており、この温水通過
口50と前記温水導入口46とは、ノズル40が
突出時に一致する。
このシリンダ48は略筒形のホルダ52によつ
て囲繞されている。このホルダ52は筒形のホル
ダ本体54、該ホルダ本体54の先端に嵌着され
たヘツドキヤツプ56、ホルダ本体54の後端側
に該ホルダ本体54と一体的に設けられた封止部
58を備えている。ヘツドキヤツプ56は前記ノ
ズル40を挿通するための開口60がその中央部
に開設されている。またこのヘツドキヤツプ56
の開口60の縁部と前記ピストン部44との間に
はリターンスプリング62が介装されている。
前記封止部58には温水供給口64が開設され
ており、封止部58の外方に突設された接続部6
6内の通路68を介して温水がノズル装置内に導
入可能とされている。また封止部58の内壁面に
はスペーサ70が固着されている。このスペーサ
70は第3図に示す如く十字形に交叉する4枚の
プレート部70a,70b,70c,70dを有
しており、各プレート部70a〜dには切欠き7
2が設けられている。この切欠き部72と係合す
るようにシリンダ48の後端が差し込まれ、該シ
リンダ48の後端側の位置決めがなされている。
また各プレート部70a〜dの間は溝状となつて
おり、シリンダ48内と、温水通過部74(シリ
ンダ48外周とホルダ52内周との間の部分)と
を連通するための連通部76として作用する。符
号86はシール部材を示す。
このように構成された温水洗浄用ノズル装置の
作動を次に説明する。
図示しない温水タンクから供給される温水が接
続部66を介して温水供給口64に供給される
と、この温水はピストン部44を押してノズル4
0をシリンダ48から突出させる。そして、ノズ
ル40が図示の如く温水通過口50と温水導入口
46との一致位置まで突出すると、温水は前記連
通部76、温水通過部74、温水通過口50及び
温水導入口46を通つてノズル40内に流入し、
温水噴出口42から噴出する。温水の導入を停止
すると、リターンスプリング62の付勢力により
ノズル40がシリンダ48内に後退し、シリンダ
48内に残存していた温水は連通部76、温水通
過部74、温水通過口50を経てノズル40とシ
リンダ48との間の部分に流入し、ヘツドキヤツ
プ56の開口60から便器内に吐出され、この際
ノズル40外周面の洗浄を行う。
しかして、かかる温水洗浄用ノズル装置におい
ては、ホルダ52がシリンダ48を囲繞している
から、シリンダ48の漏水対策を厳重にする必要
がなく、シリンダ48の寸法精度の緩和が図れ
る。またこのシリンダ48は温水通過口50を穿
設するだけでよく製作が極めて簡単であり、例え
ば市販のパイプを切断し、温水通過口50を穿設
するだけで製作でき、極めて製作コストが安価な
ものとなる。また、ホルダ52も強度が充分であ
ればよく、寸法精度がそれほど要求されないか
ら、製作が容易で安価なものとなる。
なお第1図の実施例では、ホルダ52を接続部
66を含めて一体に型成形することができる。
第4図、第6図、第7図、第8図、第9図はそ
れぞれ本考案の異なる実施例を示す縦断面図であ
る。第4図の実施例は接続部66をホルダ本体5
4の側壁面に設けたものである。第6図は、第1
図の実施例においてヘツドキヤツプ56の代りに
テールキヤツプ78をホルダ本体54の後端側に
嵌着させたものである。なおホルダ本体54の先
端側は該ホルダ本体54と一体の封止部82で封
じられている。
この第6図の実施例でもホルダ本体54を封止
部80を含めて一体に型成形することができる。
なお、第6図の実施例ではテールキヤツプ78
に温水供給口64を開設し、かつテールキヤツプ
78に接続部66を一体的に設けている。そし
て、この温水供給口64はテールキヤツプ78の
中心からずれた位置に設けてあり(第7図参照)、
スペーサ70とテールキヤツプ78を一体に型成
形できる。なお、第6,7図の如く温水供給口6
4を偏心配置させた場合には、第1図等の実施例
においてもスペーサ70をホルダ本体54と一体
的に型成形することが可能である。
第8図は第6図と同様のテールキヤツプ78を
第4図の実施例装置に適用したものである。
第9図の実施例装置は、ホルダ本体54の後端
内壁面に突部82を設け、この突部82の先端面
よりも後方寄りのシリンダ48側壁面に連通部た
る開口84を穿設したものである。
この第9図の実施例によれば突部82及び接続
部66をホルダ本体と一体的に型成形することが
できる。
なお本考案において、シリンダ48としては金
属或いは樹脂のいずれでもよいが、低摩擦係数の
ものが好適である。また、ホルダ52は金属製で
あつてもよく、樹脂製であつてもよい。合成樹脂
製とする場合には、前記第1図等の実施例におい
ては接続部66を含めて一体に成形することがで
きる。
なおテールキヤツプやヘツドキヤツプは、ねじ
込み或いは溶接によつてホルダ本体54に固着し
てもよいが、ホルダ本体54とヘツドキヤツプ5
6、テールキヤツプ78がそれぞれ合成樹脂であ
る場合には接着剤によつて接着することも可能で
ある。
なお、合成樹脂によつてホルダ本体54を成形
する場合、このホルダ本体は直管でもよいが、開
放口方向に向つて次第に拡径するテーパ管として
もよい。このようなテーパ管とすれば型抜きが極
めて容易に行えるという効果が奏される。
[考案の効果] 以上の通り、本考案のノズル装置によればシリ
ンダやホルダの製作コストを極めて廉価なものと
することができ、ノズル装置全体として製作が容
易で安価なものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図aは本考案の実施例装置の縦断面図、第
1図bは第1図aのB−B線に沿う断面図、第2
図は第1図−線に沿う断面図、第3図はスペ
ーサ70の斜視図、第4図は異なる実施例装置の
縦断面図、第5図は従来装置の縦断面図、第6図
は更に異なる実施例装置の縦断面図、第7図は第
6図−線に沿う断面図、第8図及び第9図は
更に別の実施例装置の要部縦断面図である。 40……ノズル、42……温水噴出口、44…
…ピストン部、46……温水導入口、48……シ
リンダ、50……温水通過口、52……ホルダ、
64……温水供給口。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 先端に温水噴出口を有するノズル、該ノズル
    を突出可能に収容保持するシリンダ及び、該シ
    リンダを囲繞しその内周面をシリンダ外周面と
    の間に温水の通過部が画成された略筒形のホル
    ダを備え、更に、 前記ノズルの後端に設けられており、前記シ
    リンダ内周面に摺接するピストン部と、 該ピストン部の側壁面に穿設されたノズル内
    部への温水導入口と、 前記シリンダの側壁面の先端寄りの部分に設
    けられており、突出時の前記ノズルの温水導入
    口に一致可能な温水通過口と、 前記ホルダに開設された温水供給口と、 前記シリンダの後端に設けられており、該シ
    リンダ内と前記通水部とを連通する連通部と、 前記ノズルの外周に巻装されており、該ノズ
    ルを後退方向に付勢するリターンスプリング
    と、 を備えてなる温水洗浄用ノズル装置。 (2) 前記ホルダの後端の内壁面には、シリンダ後
    端の保持部が突設されており、この保持部に形
    成された溝によつて前記連通部が形成されてい
    る実用新案登録請求の範囲第1号に記載の温水
    洗浄ノズル装置。
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