JPH05194029A - ジルコニア焼結体及びその製造方法 - Google Patents

ジルコニア焼結体及びその製造方法

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JPH05194029A
JPH05194029A JP4266265A JP26626592A JPH05194029A JP H05194029 A JPH05194029 A JP H05194029A JP 4266265 A JP4266265 A JP 4266265A JP 26626592 A JP26626592 A JP 26626592A JP H05194029 A JPH05194029 A JP H05194029A
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compound
zirconia
mold
molding
injection molding
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JP4266265A
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Yutaka Kimura
裕 木村
Osamu Mineshita
修 峯下
Yukihiko Haishi
幸彦 羽石
Tsukasa Tanegashima
宰 種子島
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Nissan Chemical Corp
Original Assignee
Nissan Chemical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ジルコニアコンパウンドをスプルー・ランナー
レス金型を用い射出成形し、脱脂及び焼結し、高密度の
ジルコニア焼結体を提供する事を目的とする。 【構成】ジルコニアコンパウンドをスプルー・ランナー
レス金型を用い射出成形し、脱脂、焼成してなる相対密
度99%以上のジルコニア焼結体。また、2〜10モル
%のY2 3 を含み、BET法比表面積が12m2 /g
以下であり、かつ平均粒子径と比表面積の積が、3μm
・m2 /g以下であるジルコニア粉末と有機バインダー
を混練し、ジルコニアコンパウンドを得、該コンパウン
ドをスプルー・ランナーレス金型を用いて射出成形し、
脱脂、焼成することを特徴とするジルコニア焼結体の製
造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流動性に優れた射出成
形用コンパウンドをスプルー・ランナーレス金型を用い
て射出成形し、脱脂、焼結して得られた、高密度を有す
るジルコニア焼結体に関する。
【0002】
【従来の技術】ジルコニア焼結体の製造方法の一つに、
これを射出成形により製造する方法が知られている。こ
の射出成形ではジルコニア粉末と有機バインダーとから
なる混練物を成形用組成物とし、これを金型に射出して
所定のグリーン成形品を形成した後、脱脂焼結すること
によりジルコニア焼結体が製造される。
【0003】ジルコニアも含めたセラミックスの射出成
形で使用される金型は、スプルー、ランナー及び製品形
状のキャビティで構成されている。射出成形機のシリン
ダー内で溶融状態になったコンパウンドは、ノズルから
金型内のスプルー部分に射出され、ランナー部を充填し
ながらゲートに到達する。次に、ゲート部を通過したコ
ンパウンドはキャビティを充填し、キャビティ内で冷却
されて固化し、取り出す事が出来る状態になる。金型を
開いて取り出されたグリーンにはスプルーとランナーが
付いているので、これを成形品から切り離す事によって
所定のグリーン成形品を得る事が出来る。
【0004】従来の射出成形において、セラミックスコ
ンパウンドの流動性、微細な部分への充填性及びグリー
ン強度がプラスチックに比べて相当に低いことから、セ
ラミックス用金型はスプルーの抜き勾配(角度)は大き
く、ランナーは太く、ゲート部は断面積を大きく設計す
る事が必要とされていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来セ
ラミックスの射出成形においては、スプルーとランナー
は製品とはならない部分ではあるが、成形技術上は必要
かつ不可欠なものであった。原料であるコンパウンドを
有効に使用するという観点から、これらのスプルー及び
ランナー(コールドランナーとも言う)を回収してコン
パウンドに再生する、リサイクル工程が実施されてき
た。しかし、このリサイクル工程は、コンパウンド中へ
のコンタミネーションの増加や、流動性の劣化を起こす
欠点があった。更に、製品となる成形品とランナー部を
ゲートの位置で切り離す工程と、製品部に残ったゲート
の加工除去工程が必要であった。
【0006】プラスチックの射出成形技術の範疇には、
スプルーとランナーを用いない所謂スプルー・ランナー
レス(ホットランナーともいう)の金型を用いて成形す
る製造技術が見られ(例えば、特開昭60ー3014
3、60ー206613)、この技術によれば原料コン
パウンドを有効に使用することができるものの、この技
術を適用出来るのは流動性が極めて良いプラスチックに
限られ、セラミックスのコンパウンドのように多量のフ
ィラーを含有したコンパウンドで成功した前例は見られ
ない。
【0007】本発明者等は、既に射出成形に最適なジル
コニア粉末とは、粒子の形状、平均粒子径及び比表面積
のバランスが最適なものであることを見いだし既に出願
(特開平3−174356号)しているが、その後更に
研究した結果、流動性が極めて良いプラスチックに限ら
れていたスプルー・ランナーレスの金型を用いる射出成
形に適用できるジルコニアコンパウンドを見出し本発明
を完成した。
【0008】本発明は、流動性に優れた射出成形用ジル
コニアコンパウンドをスプルー・ランナーレス金型を用
いて成形し、脱脂及び焼結し、高密度のジルコニア焼結
体を提供する事を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、ジルコ
ニアコンパウンドをスプルー・ランナーレス金型を用い
射出成形し、脱脂、焼成してなる相対密度99%以上の
ジルコニア焼結体に関する。また、本発明は、2〜10
モル%のY2 3 を含み、BET法比表面積が12m2
/g以下であり、かつ平均粒子径と比表面積の積が、3
μm・m2 /g以下であるジルコニア粉末と有機バイン
ダーを混練し、ジルコニアコンパウンドを得、該コンパ
ウンドをスプルー・ランナーレス金型を用いて射出成形
し、脱脂、焼成することを特徴とするジルコニア焼結体
の製造方法に関する。
【0010】以下本発明を更に詳細に述べる。セラミッ
クスの粒子を多量に含有したコンパウンドにおいては、
粒子の形状が真球に近ければ近いほど流動性が向上す
る。逆に角ばった部分が多いほど、そして凝集粒が多い
ほど粒子同士の絡み合いが増して流動性が低下する。ジ
ルコニア粉末の形状が真球と仮定した場合に、平均粒子
径と比表面積の積はおおよそ1μm・m2 /gとなる。
つまり、平均粒子径と比表面積の積が1μm・m2 /g
に近い程、粒子形状が真球に近く、凝集が少ないことを
表し、流動性が優れていることになる。ここで、平均粒
子径は遠心沈降法で測定した値である。
【0011】本発明においては、平均粒子径と比表面積
の積が3μm・m2 /g以下のジルコニア粉末であり、
より好ましい積は、1.0〜2.7μm・m2 /gであ
る。BET法比表面積は12m2 /g以下でなければな
らない。何故ならば、12m 2 /gを越えるとバインダ
ーの添加量が多く必要とされ、焼成後の収縮変形が大き
くなるので好ましくない。より好ましいBET法比表面
積は5〜10m2 /gである。また、平均粒子径は小さ
い方が好ましく、具体的には0.4μm以下が好まし
い。何故ならば、スプルー・ランナーレス金型のゲート
は、通常の金型のゲートに比べて断面積がかなり小さい
ので、平均粒子径が小さくないと、ゲート部周辺で詰ま
りを起こしたり、流動性が不安定となって成形品の歩留
を低下させたり、ゲート部や内部のチップヒーターの摩
耗を増大させる恐れがある。しかしながら平均粒子径が
小さくなるとBET法比表面積が増加していき、バイン
ダーの添加量が増加することから平均粒子径の小ささに
限界がある。より好ましい粒子径は0.2〜0.35μ
mである。
【0012】本発明で用いるジルコニア粉末は、イット
リアを2〜10モル%、好ましくは2〜8モル%固溶し
ているものである。イットリアの固溶量が2モル%未満
だと強度の低下や、安定した熱膨張を示さなくなる等の
問題がある。イットリアの固溶量が10モル%を越える
と、強度が低くなり、また高温における導電率が低下す
るので固体電解質としての性能が低下して好ましくな
い。
【0013】この様なジルコニア粉末は、特公昭61ー
43286号、特開昭61ー97134、特開昭185
821号公報に記載の方法等で得たものが使用可能であ
る。有機バインダーとしては、セラミックスの射出成形
に用いられる下記のものが使用可能である。 (イ)パラフィン類等の炭化水素系ワックス (ロ)フタール酸エステル系のジオクチルフタレート、
ジブチルフタレート、ジエチルフタレート、アジピン酸
エステル系のジオクチルアジペート、ジブチルアジペー
ト等の可塑剤 (ハ)脂肪族アミン等の解膠剤 (ニ)カチオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤、
非イオン系界面活性剤等の分散剤 (ホ)鉱油、桐油、椰子油等の油 (へ)脂肪酸、脂肪酸エステル、アルコール等のその他
低分子量化合物 (ト)ポリアクリル樹脂、ポリスチレン、ポリプロピレ
ン、ポリエチレン、ポリアミド、エチレンー酢酸ビニル
共重合体等の熱可塑性樹脂 これらの中で、好ましくは、ポリアクリル系バインダ
ー、ポリアミド系バインダー、ワックス系バインダー、
ポリオレフィン系バインダー、ポリ酢酸ビニル系バイン
ダー等が挙げられる。
【0014】有機バインダーの添加量は、ジルコニア粉
末と混合された状態において、45〜57容積%であ
り、より好ましくは 47〜55容積%である。添加量
が57容積%を越えると、脱脂時間が長くなり、焼成後
の収縮変形が大きくなり、焼結体の密度が低下する等の
欠点が現れるので好ましくない。添加量が45容積%未
満では、流動性が不足してしまい、スプルー・ランナー
レス金型の断面積の小さなゲート部周辺で詰まったり、
キャビティ内に安定した流れで充填されない。更にゲー
ト部の摩耗が増大し、金型の寿命を著しく低下させるの
で好ましくない。
【0015】前記ジルコニア粉末と有機バインダーの混
練方法は、通常の混練方法で良いが、加圧ニーダーを用
い、90〜180℃で30分〜5時間混練するのが好ま
しい。尚、ジルコニアコンパウンドには、必要に応じ
て、他の添加物、例えばシランカップリング剤、あるい
は粘土、シリカ、アルミナ、チタニア等の焼結助剤、遷
移金属化合物、稀土類金属化合物等の着色成分も配合し
得る。
【0016】射出成形にはジルコニアコンパウンドは、
良好な流動性が必要とされる。ジルコニアコンパウンド
の流動性を示す指標としては、例えばキャピラリーレオ
メータ等の測定装置で測定された、一定の剪断速度にお
けるコンパウンドの見掛溶融粘度が利用できる。好まし
いジルコニアコンパウンドの見掛溶融粘度は、160℃
で剪断速度1000/秒において10000ポイズ以
下、好ましくは5000ポイズ、より好ましくは340
0ポイズ以下である。見掛溶融粘度の下限は特に限定し
ないが500ポイズ付近である。
【0017】見掛溶融粘度は温度を高くすれば低下する
が、使用する有機バインダーの耐熱性によって自ずから
限界がある。実際の成形条件を含めて考慮した、ジルコ
ニアコンパウンドの温度は100〜200℃である。更
に、有機バインダーの添加量を増加すれば、見掛溶融粘
度は低下するが、先にも述べたように、有機バインダー
の添加量が57容積%を越えると品質的な問題を発生す
ることから、45〜57容積%の範囲内にする必要があ
る。
【0018】上記ジルコニアコンパウンドを常法により
ペレット化し、スプルー・ランナーレスの射出成形金型
が使用可能となる。ゲート部の形状、ヒーターの加熱機
構等、様々な種類の製品がプラスチック用として市販さ
れており、それらが使用可能である。ゲートはピンゲー
トを使用する。ゲート径(ゲートの直径)の大きさは、
製品形状からも制約を受けるが、特にキャビティ容量と
のバランスによって決められる。そのバランスを示す指
標は、ゲート径(mm)/キャビティ容量(cm2 )で
あり、その範囲は0.05〜15、好ましくは0.1〜
10、さらには好ましくは0.2〜5である。
【0019】0.05未満だと充填状態が低下したり成
形時間がかかりすぎたりして好ましくない。15を越え
る場合は、製品にたいするゲートが大きくなりすぎるの
で、ゲートの位置に制約ができたりゲート跡の加工が必
要になり好ましくない。ゲート径は通常は3mm以下
で、ゲート部の断面積が小さすぎると充填状態が悪くな
るので0.5mm以上にするのが好ましい。ゲート径は
より好ましくは0.6〜2mmである。
【0020】スプルー・ランナーレスの射出成形の金型
の一例を図1の金型10に示し、説明する。斜線で示し
ている部分14が、加熱されたジルコニアコンパウンド
が充填される部分である。ノズル1は加熱シリンリンダ
ー(図にはない)に接続されている。金型10はマニホ
ールド部2、第1固定側型板3、第2固定側型板4及び
可動側板5の順の配置よりなる。マニホールド部2で、
ランナー分岐点15より左側は重層構造になっており、
4つの流路に分かれている。(図では2つの流路を示し
ている。)。
【0021】固定側型板3及び4にあるランナー12
は、スピアチップ11をとうしてマニホールド部2と接
続しており、その端は、断面積が絞られたピンゲート9
に接続している。第2固定側型板4と可動側板5は、対
になってキャビティ13を形成するようになっている。
ジルコニアコンパウンドはそれぞれのランナー12及び
9のピンゲートを通過してキャビティ13に充填され
る。
【0022】ヒーター8はマニホールド部2の加熱用で
あり、ボデーヒーター7及びチップヒーター8はランナ
ー12の加熱用である。ランナー12はマニホールド部
内の15で分岐して重層になっていて13のキャビティ
は図では2つだが4つある。マニホールド部は常に、一
つのノズル、一つのランナー及び一つのキャビティと組
みあわせる必要なく複数のノズル、ランナー及びキャビ
ティと組みあわせることが可能である。
【0023】射出成形時、加熱溶融したジルコニアコン
パウンドはノズル1を通じてマニホールド2とランナー
12を通過後ピンゲート9を通してキャビティ13に射
出される。この際に、ランナー12及びピンゲート9の
ジルコニアコンパウンドはヒーター6,7及び8により
十分に加熱溶融された状態に保つように加熱される。こ
の際に、キャビティ13は通常、加熱されてない。
【0024】射出条件は特に限定しないが、射出圧は通
常100〜1000kg/cm2 、好ましくは100〜
850kg/cm2 である。射出速度は製品の形状によ
りことなり、特に限定しないが、通常2〜200m/秒
である。次に、チップヒーター8の加熱を止めピンゲー
ト部のジルコニアが固化するように冷却する。ランナー
12はジルコニアコンパウンドが十分に加熱された状態
になるようにヒーター6及び7で加熱されている。そし
て、キャビティ13及びピンゲート9のジルコニアコン
パウンドは固化する。この際にもランナー12はジルコ
ニアコンパウンドが十分に加熱された状態になってい
る。
【0025】冷却、固化された後、金型を開いてグリー
ンを取り出すが、その際にゲート部には引っ張り力、あ
るいは剪断力が加わってゲート部が切断され、グリーン
が得られる。プラスチックのコンパウンドの場合、ゲー
ト部を切断する際に切れにくく、糸をひくように伸びて
しまう現象が発生し易い。この様な場合には、後で製品
のゲート部の加工を行う必要が生ずることになり好まし
くない。しかし、上記のジルコニアコンパウンドは容易
に切れることから、グリーンのゲート部の加工を行う必
要がなく、生産性を著しく高めることが可能となる。そ
れでもゲート部切断面には小さな凹凸が発生するので、
それが問題になるようであれば、あらかじめ所望の形状
平面よりも深い位置に、あるいは非重要面にゲート部面
を配置すると良い。
【0026】以上述べた様に、本発明のスプルー・ラン
ナーレス金型を用いて射出成形した製品は、グリーンの
段階における加工を行う必要がないので製造工程が短縮
されることになり、加工の際に発生するひび、亀裂ある
いは落下等による製品の破損を防止することが出来るこ
とも、通常のスプルー・ランナーを配置させた射出成形
に比べて有利な点である。
【0027】次に、得られたグリーンよりバインダーを
除く脱脂を行い、そして焼結する。脱脂方法としては、
成形体を昇温速度5〜150℃/時間で、室温から50
0℃まで加熱して、有機バインダーを分解除去する方法
が採用し得る。この場合、脱脂処理時間はバインダーの
性質及びグリーンの大きさにもよるが、5〜100時
間、より好ましくは10〜50時間である。
【0028】尚、脱脂時の加熱雰囲気は、通常は大気中
で有るが、窒素、ヘリウム、アルゴン等の不活性雰囲気
でも良いし、また前記ガスの加圧雰囲気でも良い。焼結
は1300〜1600℃、より好ましくは1350〜1
500℃で0.2〜10時間、より好ましくは1〜4時
間で行うことができる。焼結雰囲気は通常は大気中であ
るが、窒素、ヘリウム、アルゴン等の不活性雰囲気でも
良い。
【0029】このようにして得た本発明のジルコニア焼
結体の焼結密度は、焼結温度にもよるが、相対密度99
%以上の高い値となる。尚、焼結体の密度は、アルキメ
デス法によって測定した。イットリアを固溶したジルコ
ニア焼結体は、イットリアの固溶量及び結晶相によっ
て、理論密度が変化する。表1にイットリアの固溶量と
理論密度及び相対密度99%の値を示した。
【0030】
【表1】 表1 イットリア固溶量と理論密度 Y2 3 結晶相 理論密度 *1 相対密度99% モル% (g/cm3 ) (g/cm3 ) 2 正方晶 6.115 6.054 3 正方晶 6.102 6.041 8 立方晶 6.016 5.956 10 立方晶 5.997 5.937 *1 ZrO2 中にHfO2 が2wt%含有されている
場合の密度。
【0031】射出成形時にコンパウンドの流動性が悪
く、粒子の充填状態が不均一になった場合には、焼結時
に変形が発生し易く、製造時の歩留まりを著しく低下さ
せることになるが、本発明のジルコニアコンパウンドを
用いれば焼結時に変形がなく、製造時の歩留まりも非常
に高い値となる。
【0032】本発明の焼結体は通常形状加工を施さずに
そのまま製品とするが、必要に応じて形状加工あるいは
仕上げ加工を行っても良い。本発明の射出成形ジルコニ
ア焼結体の製造方法とそのジルコニア焼結体は、以下の
ような特徴がある。スプルー・ランナーレス金型を用い
て射出成形を行うことにより、コンパウンドの無駄が無
くなり、コンパウンドのリサイクル工程が不要となり、
グリーンのゲート部の加工が不要となり、生産性を飛躍
的に高める事が可能となる。又、流動性に優れたコンパ
ウンドでありコンパウンド中のバインダー量も少ないこ
とから、脱脂時間の短縮が可能で、焼成収縮率が小さい
ので焼成後の寸法精度が高い。更に加えて、コンタミが
少なく、焼結密度が理論密度の99%以上となる程高
く、白色透明感があり、表面平滑性や光沢が著しく高い
特徴がある。
【0033】以下、本発明を実施例及び比較例により更
に具体的に説明する。
【0034】
【実施例】
実施例1 〔コンパウンドの製造〕遠心沈降法で測定した平均粒子
径が0.25μmでBET法比表面積が9.1m2
g、平均粒子径と比表面積の積が2.28μm・m2
gであり、イットリアを3モル%固溶しているジルコニ
ア粉末(特開昭63ー185821号公報に記載の方法
で製造)と、有機バインダーとしてのポリアクリル系バ
インダー(第一工業製薬社製 商品名 セラモIB−2
7)を52.5容積%となる様に混合し、加圧ニーダー
中で150℃で1時間混練し、ペレタイザーによりペレ
ット化し、射出成形用コンパウンドを得た。
【0035】このコンパウンドの流動性をキャピラリー
レオメーター(インストロン社製;商品名 インストロ
ン モデル3211)を用い、キャピラリー径 0.0
5インチ、長さ0.5インチ、160℃の条件にて測定
した。その結果、剪断速度が1000/秒の時、見掛溶
融粘度は2000ポイスであった。射出成形用金型とし
て、箱型キャビティの寸法が25×22mm、深さ20
mm、肉厚1mmで、キャビティ容積は1.9cm
3 で、直径0.8mmのピンゲート(世紀社製 商品名
スピアシステム)を有するスプルー・ランナーレス金
型(図1参照)を使い、上記コンパウンドを用いて下記
の条件で射出成形を行った。この時にゲート径/キャビ
ティ容量は0.42である。 〔成形条件〕 シリンダー温度:160℃ 金型温度: 30℃ ヒーター温度: 160℃ ヒーター加熱サイクル:1サイクル27秒のうちの10
秒 射出圧力: 780kg/cm2 射出速度: 8cm/sec 成形後のグリーンは、ゲート部がほとんど平らに切れて
いるので、グリーン加工によって仕上げる必要はなかっ
た。グリーンを脱脂、焼成して焼結体を得た。 〔脱脂条件〕 温度: 20〜500℃ 昇温速度: 10〜20℃/時間 脱脂処理時間:24時間 〔焼成条件〕 大気中 1450℃ 2時間 得られた箱型の焼結体は、亀裂や変形は無く、白色で光
沢があり透明感が高く、焼成収縮率は21.9%で、密
度は6.08g/cm3 (相対密度99.6%)と高か
った。成形の歩留りは100%であった。 実施例2 有機バインダーの添加量が50.7容積%である他は、
実施例1と同様にして、コンパウンドを得て、同様の金
型を使い、以下の成形条件で射出成形を行った。
【0036】このコンパウンドの流動性を実施例1と同
様の方法で測定したところ、剪断速度1000/秒の
時、見掛溶融粘度は3000ポイズであった。 〔成形条件〕 シリンダー温度:170℃ 金型温度:35℃ ヒーター温度:160℃ ヒーター加熱サイクル:1サ
イクル47秒のうちの、10秒 射出圧力:780kg/cm2 射出速度: 12cm/
sec 成形後のグリーンは、実施例1と同様で良好であった。
このグリーンを、実施例1と同様にして脱脂、焼成して
焼結体を得た。
【0037】得られた焼結体は、亀裂や変形は無く、白
色で光沢があり透明感が高く、収縮率は21.0%で、
密度は6.08g/cm3 (相対密度99.6%)と高
かった。成形の歩留りは100%であった。 実施例3 実施例1で使用したものと同じジルコニア粉末を用い、
ジルコニア粉末100重量部に対して以下のバインダー
を用いた。
【0038】 アクリル樹脂(三菱レーヨン社製 BR105) 7重量部 エチレンー酢ビ共重合体(東ソー社製 ウルトラセン633) 4 パラフィンワックス(試薬1級) 4 ジブチルフタレート(試薬1級) 3 上記バインダーを加圧ニーダーに入れ、実施例1と同様
に混練してコンパウンドを得て、同様の金型を使い、以
下の成形条件で射出成形を行った。尚、上記バインダー
量はジルコニア粉末と混合された状態で52.5容積%
である。
【0039】このコンパウンドの流動性を実施例1と同
様の方法で測定したところ、剪断速度1000/秒の
時、見掛溶融粘度は2000ポイズであった。 〔成形条件〕 シリンダー温度:160℃金型温度:30℃ ヒーター温度:160℃ ヒーター加熱サイクル:1サ
イクル35秒のうちの、10秒 射出圧力:780kg/cm2 射出速度: 8cm/
sec 成形後のグリーンは、実施例1と同様で良好であった。
このグリーンを、実施例1と同様にして脱脂、焼成して
焼結体を得た。
【0040】得られた焼結体は、亀裂や変形は無く、白
色で光沢があり透明感が高く、収縮率は22.0%で、
密度は6.09g/cm3 (相対密度 99.8%)と
高かった。成形の歩留りは100%であった。 実施例4 実施例1で使用したものと同じジルコニア粉末を用い、
ジルコニア粉末100重量部に対して以下のバインダー
を用いた。
【0041】 アクリル樹脂(三菱レーヨン社製 BR105) 3.5重量部 エチレンー酢ビ共重合体(東ソー社製 ウルトラセン633) 2.5 パラフィンワックス(試薬1級) 5 ジブチルフタレート(試薬1級) 2 ステアリン酸 (試薬1級) 1 上記バインダーを加圧ニーダーに入れ、140℃で45
分間混練してコンパウンドを得た。当該コンパウンドを
用い、実施例1と同様の金型を使い、以下の成形条件で
射出成形を行った。尚、上記バインダー量はジルコニア
粉末と混合された状態で45.9容積%である。
【0042】このコンパウンドの流動性を実施例1と同
様の方法で測定したところ、剪断速度1000/秒の
時、見掛溶融粘度は1500ポイズであった。 〔成形条件〕 シリンダー温度:140℃ 金型温度:40℃ ヒーター温度:150℃ ヒーター加熱サイクル:1サ
イクル47秒のうちの、10秒 射出圧力:210kg/cm2 射出速度: 12cm/
sec 成形後のグリーンは、実施例1と同様で良好であった。
このグリーンを、実施例1と同じ条件で脱脂、焼成して
焼結体を得た。
【0043】得られた焼結体は、亀裂や変形は無く、白
色で光沢があり透明感が高く、収縮率は18.6%で、
密度は6.08g/cm3 (相対密度99.6%)と高
かった。成形の歩留りは100%であった。 実施例5 ジルコニア粉末として平均粒子径0.34μm、BET
比表面積7.2m2 /g、平均粒子径と比表面積の積が
2.45μm・m2 /gであり、イットリアを3モル%
固溶しているジルコニア粉末を用い、有機バインダーは
実施例1と同じアクリル系バインダーを50.7容積%
となる様に混合し、実施例1と同様に加圧ニーダー中で
混練してコンパウンドを得て、実施例1と同様の金型を
使い、以下の成形条件で射出成形を行った。
【0044】なお、このコンパウンドの流動性を実施例
1と同様の方法で測定したところ、剪断速度1000/
秒の時、見掛溶融粘度は2500ポイズであった。 〔成形条件〕 シリンダー温度:160℃ 金型温度: 30℃ ヒーター温度: 160℃ ヒーター加熱サイクル:1サイクル35秒のうちの10
秒 射出圧力: 780kg/cm2 射出速度: 8cm/sec 成形後のグリーンは、実施例1と同様で良好であった。
このグリーンを、実施例1と同様にして脱脂、焼成して
焼結体を得た。
【0045】得られた焼結体は、亀裂や変形は無く、白
色で光沢があり透明感が高く、収縮率は20.8%で、
密度は6.08g/cm3 (相対密度99.6%)と高
かった。成形の歩留りは100%であった。 実施例6 ジルコニア粉末として平均粒子径0.52μm、BET
比表面積5.7m2 /g、平均粒子径と比表面積の積が
2.96μm・m2 /gであり、イットリアを3モル%
固溶しているジルコニア粉末を用い、有機バインダーは
実施例1と同じアクリル系バインダーを48.8容積%
となる様に混合し、実施例1と同様に加圧ニーダー中で
混練してコンパウンドを得て、実施例1と同様の金型を
使い、実施例1と同じ成形条件で射出成形を行った。
【0046】なお、このコンパウンドの流動性を実施例
1と同様の方法で測定したところ、剪断速度1000/
秒の時、見掛溶融粘度は4000ポイズであった。成形
後のグリーンは、実施例1と同様で良好であった。この
グリーンを、実施例1と同じ条件で脱脂、焼成して焼結
体を得た。得られた焼結体は、亀裂や変形は無く、白色
で光沢があり透明感が高く、収縮率は19.8%で、密
度は6.06g/cm3 (相対密度99.3%)と高か
った。成形の歩留りは95%であった。 比較例1 ジルコニア粉末として平均粒子径0.24μm、BET
比表面積17.4m2 /g、平均粒子径と比表面積の積
が4.18μm・m2 /gであり、イットリアを3モル
%固溶しているジルコニア粉末を用い、有機バインダー
は実施例1と同じアクリル系バインダーを57.8容積
%となる様に混合し、実施例1と同様に加圧ニーダー中
で混練してコンパウンドを得て、実施例1と同様の金型
を使い、以下の成形条件で射出成形を行った。
【0047】なお、このコンパウンドの流動性を実施例
1と同様の方法で測定したところ、剪断速度1000/
秒の時、見掛溶融粘度は3500ポイズであった。 〔成形条件〕 シリンダー温度:170℃ 金型温度: 35℃ ヒーター温度: 170℃ ヒーター加熱サイクル:1サイクル77秒のうちの10
秒 射出圧力: 1050kg/cm2 射出速度: 12cm/sec 実施例1と比較すると射出成形時に射出圧力が上昇し、
金型の磨耗が見られた。得られたグリーンを実施例1と
同様に脱脂、焼成して焼結体を得た。
【0048】得られた焼結体は、変形が見られた。収縮
率は24.9%で、密度は6.04g/cm3 (相対密
度99.0%)であった。成形の歩留りは70%で実施
例に比較すると悪い。 比較例2 比較例1と同じジルコニア粉末を用い、有機バインダー
は実施例1と同じアクリル系バインダーを56.1容積
%となる様に混合し、実施例1と同様に加圧ニーダー中
で混練してコンパウンドを得て、実施例1と同様の金型
を使い、以下の成形条件で射出成形を行った。
【0049】なお、このコンパウンドの流動性を実施例
1と同様の方法で測定したところ、剪断速度1000/
秒の時、見掛溶融粘度は4500ポイズであった。 〔成形条件〕 シリンダー温度:170℃ 金型温度: 35℃ ヒーター温度: 170℃ ヒーター加熱サイクル:1サイクル67秒のうちの10
秒 射出圧力: 1300kg/cm2 射出速度: 12cm/sec 実施例1と比較すると射出成形時に射出圧力が上昇し、
金型の磨耗が見られた。得られたグリーンを実施例1と
同様に脱脂、焼成して焼結体を得た。
【0050】得られた焼結体は、変形が見られた。収縮
率は24.3%で、密度は6.04g/cm3 (相対密
度99.0%)であった。成形の歩留りは40%で実施
例に比較すると悪い。 比較例3 ジルコニア粉末として平均粒子径0.55μm、BET
比表面積6.0m2 /g、平均粒子径と比表面積の積が
3.30μm・m2 /gであり、イットリアを3モル%
固溶しているジルコニア粉末を用い、有機バインダーは
実施例1と同じアクリル系バインダーを52.5容積%
となる様に混合し、実施例1と同様に加圧ニーダー中で
混練してコンパウンドを得て、実施例1と同様の金型を
使い、以下の成形条件で射出成形を行った。
【0051】なお、このコンパウンドの流動性を実施例
1と同様の方法で測定したところ、剪断速度1000/
秒の時、見掛溶融粘度は2000ポイズであった。 〔成形条件〕 シリンダー温度:160℃ 金型温度: 30℃ ヒーター温度: 160℃ ヒーター加熱サイクル:1サイクル55秒のうちの10
秒 射出圧力: 520kg/cm2 射出速度: 12cm/sec 実施例1と比較すると金型の磨耗が激しかった。得られ
たグリーンを実施例1と同様に脱脂、焼成して焼結体を
得た。
【0052】得られた焼結体は、変形が大きく見られ
た。収縮率は21.6%で、密度は6.00g/cm3
(相対密度98.3%)であった。成形の歩留りは80
%で実施例に比較すると悪い。 比較例4 比較例3と同じジルコニア粉末を用い、有機バインダー
は実施例1と同じアクリル系バインダーを50.7容積
%となる様に混合し、実施例1と同様に加圧ニーダー中
で混練してコンパウンドを得て、実施例1と同様の金型
を使い、以下の成形条件で射出成形を行った。
【0053】なお、このコンパウンドの流動性を実施例
1と同様の方法で測定したところ、剪断速度1000/
秒の時、見掛溶融粘度は2500ポイズであった。 〔成形条件〕 シリンダー温度:160℃ 金型温度: 30℃ ヒーター温度: 160℃ ヒーター加熱サイクル:1サイクル65秒のうちの10
秒 射出圧力: 780kg/cm2 射出速度: 12cm/sec 実施例1と比較すると金型の磨耗が激しかった。得られ
たグリーンを実施例1と同様に脱脂、焼成して焼結体を
得た。
【0054】得られた焼結体は、変形が大きく見られ
た。収縮率は20.7%で、密度は5.99g/cm3
(相対密度98.2%)であった。成形の歩留りは50
%で実施例に比較すると悪い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 金型の断面図
【符号の説明】
1 ノズル 2 マニホールド 3
第1固定側型板 4 第2固定側型板 5 可動側型板 6
ヒーター 7 ボデーヒーター 8 チップヒーター 9
ピンゲート 10 スプルー・ランナーレス金型 11
スピアチップ 12 ランナー 13 キャビティ 14 溶融コンパンウド充填部 15 ランナー分岐点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 種子島 宰 千葉県船橋市坪井町722番地1 日産化学 工業株式会社中央研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジルコニアコンパウンドをスプルー・ラ
    ンナーレス金型を用い射出成形し、脱脂、焼成してなる
    相対密度99%以上のジルコニア焼結体。
  2. 【請求項2】 2〜10モル%のY2 3 を含み、BE
    T法比表面積が12m2 /g以下であり、かつ平均粒子
    径と比表面積の積が、3μm・m2 /g以下であるジル
    コニア粉末と有機バインダーを混練し、ジルコニアコン
    パウンドを得、該コンパウンドをスプルー・ランナーレ
    ス金型を用いて射出成形し、脱脂、焼成することを特徴
    とするジルコニア焼結体の製造方法。
JP4266265A 1991-10-08 1992-10-05 ジルコニア焼結体及びその製造方法 Pending JPH05194029A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11322418A (ja) * 1998-03-24 1999-11-24 Asulab Sa 着色ジルコニアを使用した製品、特にオレンジ色/赤色製品の製造方泡及びこの製造方法によって得られる着色ジルコニアを使用した装飾製品
JP2011020873A (ja) * 2009-07-14 2011-02-03 Tosoh Corp 黄色ジルコニア焼結体
JP2014129234A (ja) * 2014-03-06 2014-07-10 Tosoh Corp 透光性ジルコニア焼結体及びその製造方法及びその用途

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JPH11322418A (ja) * 1998-03-24 1999-11-24 Asulab Sa 着色ジルコニアを使用した製品、特にオレンジ色/赤色製品の製造方泡及びこの製造方法によって得られる着色ジルコニアを使用した装飾製品
JP2011020873A (ja) * 2009-07-14 2011-02-03 Tosoh Corp 黄色ジルコニア焼結体
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