JPH05193635A - 耐圧自立容器及びその製造方法 - Google Patents

耐圧自立容器及びその製造方法

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JPH05193635A
JPH05193635A JP2485392A JP2485392A JPH05193635A JP H05193635 A JPH05193635 A JP H05193635A JP 2485392 A JP2485392 A JP 2485392A JP 2485392 A JP2485392 A JP 2485392A JP H05193635 A JPH05193635 A JP H05193635A
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bulging
container
die
self
grounding
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JP2485392A
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Kaneo Yamada
務夫 山田
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D1/00Containers having bodies formed in one piece, e.g. by casting metallic material, by moulding plastics, by blowing vitreous material, by throwing ceramic material, by moulding pulped fibrous material, by deep-drawing operations performed on sheet material
    • B65D1/02Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents
    • B65D1/0223Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents characterised by shape
    • B65D1/0261Bottom construction
    • B65D1/0276Bottom construction having a continuous contact surface, e.g. Champagne-type bottom
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D1/00Containers having bodies formed in one piece, e.g. by casting metallic material, by moulding plastics, by blowing vitreous material, by throwing ceramic material, by moulding pulped fibrous material, by deep-drawing operations performed on sheet material
    • B65D1/02Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents
    • B65D1/0223Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents characterised by shape
    • B65D1/0261Bottom construction
    • B65D1/0284Bottom construction having a discontinuous contact surface, e.g. discrete feet

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ベースカップを用いない一体成形タイプの容
器で、良好な耐圧性と自立安定性を有するものを提供す
る。 【構成】 中央凹部と、前記中央凹部を取り囲む環状の
接地線部と、前記接地線部の外側及び内側に交互に形成
された膨出部とを設けた底部とし、前記外側膨出部の底
面部を接地面とするとともに、前記内側膨出部の底面部
を内方にわずかに上昇するように傾斜させることによ
り、充填時に膨出したときに前記環状の接地線部とほぼ
同じレベルとなるようにしてなる容器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は大きな内圧がかかっても
良好な自立安定性を有するプラスチック製容器及びその
製造方法に関し、さらに詳しくは、ベースカップを使用
しなくても自立でき、底反転面の変形の防止されたプラ
スチック製容器、及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ポリエ
チレンテレフタレートにより代表される飽和ポリエステ
ル樹脂等からなる二軸延伸ブロー成形容器は、極めて優
れた透明性及び表面光沢を有し、美麗で、ガスバリヤー
性、水分不透過性、耐内容物性及び保存性等に優れてい
る。また、燃焼時の発熱も少なく、炉をいためることも
ないため易廃棄性である等、多くの利点を有している。
そのため、各種飲料水、調味料、酒類その他の食品用の
容器等に広く用いられている。
【0003】このような二軸延伸ブロー成形容器(ボト
ル)の中に、底部にいわゆるベースカップを装着したも
のがある。ベースカップは容器に自立安定性を付与する
ために、また場合によっては底部を補強するために装着
するが、これは、たとえば内容物が炭酸飲料等の高い内
圧を有する容器によく利用される。というのは、このよ
うな容器においては、耐内圧性を向上するために容器底
部を丸みを帯びる凸面状に成形するのが一般的であるか
らである。
【0004】このようなベースカップ付容器は自立安定
性に優れ、また底部も補強されるが、ベースカップを別
工程で製造した後、これを容器本体部に装着する工程が
増えるため、生産性に劣る。また、通常ベースカップは
容器本体部と別種の樹脂で成形されるので、ベースカッ
プを装着した容器はリサイクル性に劣る。
【0005】そこで、自立安定性を有する容器が望まれ
る。このような自立安定性を有する容器としては、例え
ば図9に示すように、円筒状の胴部11と、底部12とを有
し、底部12の中央部を上方の凹状13として、その周囲を
環状のヒール部14とした容器101 (いわゆるシャンペン
容器形状の底部を有する) を用いることが多い。ところ
が、本発明者の研究によれば、単純にこのような形状と
しただけでは、容器の内圧が大きい場合、底部の凹部13
が反転することがあり、また反転せずとも底部が変形し
てしまうことがあることがわかった。また良好な自立安
定性を得るには、基本的には、接地部をなるべく大きく
形成するとともに、接地部の形成位置を容器胴部におけ
る最大径になるべく近づけるのがよいが、上記容器にお
いては、環状のヒール部が接地面となるため、自立安定
性が必ずしも十分でないという問題もある。
【0006】したがって本発明の目的は、ベースカップ
を用いない一体成形タイプの容器で、良好な耐圧性と自
立安定性を有するものを提供することである。
【0007】また、本発明のもう一つの目的は、良好な
耐圧性を有するとともに、自立安定性に優れた一体成形
タイプの容器を製造する方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的に鑑み鋭意研究
の結果、本発明者は、中央凹部と、前記中央凹部を取り
囲む環状の接地線部と、前記接地線部の外側及び内側に
交互に形成された膨出部とを設けた底部とし、前記外側
膨出部の底面部を接地面とするとともに、前記内側膨出
部の底面部を内方にわずかに上昇するように傾斜させる
ことにより、充填時に膨出したときに前記環状の接地線
部とほぼ同じレベルとなるようにすれば、充填時の容器
の自立安定性が良好であるとともに、底面部の中央凹部
の望ましくない変形を防止することができることを見出
した。また、そのような底部構造を有する容器を製造す
るには、二軸延伸ブロー成形型として、外側膨出部に対
応する位置に凹部を有する胴部型と、前記中央凹部に対
応する形状を有するとともに、前記内側膨出部に対応す
る位置に溝部を有する凸部を有する上下に可動な底部型
とを具備したものを用い、前記底部型を下方側に位置さ
せた状態でパリソンの二軸延伸ブロー成形を行い、もっ
て前記外側の膨出部を形成し、次に、前記底部型を上方
に押圧移動して底部を圧縮成形して、中央凹部及び内側
膨出部を形成すれば、賦形性よく膨出部を形成すること
ができることを見出した。以上に基づき本発明に想到し
た。
【0009】すなわち、胴部と、底部とを有する本発明
の耐圧性の自立容器は、前記底部は、中央凹部と、前記
中央凹部を取り囲む環状の接地線部と、前記接地線部の
外側及び内側に交互に形成された膨出部とからなり、前
記外側膨出部の底面部は前記接地線部とほぼ同一の水平
面上にあって連続的に接地面となり、前記内側膨出部の
底面部は、容器が空の状態では内方にわずかに上昇する
ように傾斜しているが、充填時には前記接地線部とほぼ
同一の水平面まで膨出し、もって前記接地線部及び両膨
出部が接地面となることを特徴とする。
【0010】また、上記耐圧性の自立容器を製造する本
発明の方法は、二軸延伸ブロー成形型として、前記外側
膨出部に対応する位置に凹部を有する胴部型と、前記中
央凹部に対応する形状を有するとともに、前記内側膨出
部に対応する位置に溝部を有する凸部を有する上下に可
動な底部型とを具備したものを用い、前記底部型を下方
側に位置させた状態でパリソンの二軸延伸ブロー成形を
行い、もって前記外側の膨出部を形成し、次に、前記底
部型を上方に押圧移動して底部を圧縮成形して、中央凹
部及び内側の膨出部を形成することを特徴とする。
【0011】
【実施例】以下本発明を詳細に説明する。まず本発明の
容器について説明する。図1は本発明の一実施例による
耐圧自立容器を示す正面図であり、図2はその底面図で
ある。
【0012】容器1は、サポートリング21及びネジ部22
を有する口部2と、口部2の下端から下方になめらかに
拡径する肩部3と、実質的に円筒状の胴部4と、中央凹
部51と、これを取り囲む環状の接地線部52と、複数の略
半円形状の外側膨出部53及び内側膨出部54を有する底部
5とからなる。本実施例の容器1においては、胴部4の
下端部にわずかに拡径した補強部4aが設けられている
が、本発明では、口部2、肩部3、及び胴部4について
は、図1に示した形状にとらわれず、従来のプラスチッ
ク製容器にみられる種々の形状に適宜変更してよい。本
発明の容器の特徴は、その底部形状にある。
【0013】図1及び図2に示す実施例では、底部5
に、それぞれ8つの外側膨出部及び内側膨出部が周方向
に外側及び内側に交互に形成されている。外側膨出部53
は、胴部4の外表面から滑らかに膨出した外周面部53a
と、内周面部53b と、これらの面(外周面部53a 、内周
面部53b )に連続する底面部53c とから形成されてい
る。
【0014】また、内側膨出部54は、中央凹部51側に膨
出した内周面部54aと、接地線部52でほぼ垂直(容器の
軸線方向)に形成された外周面部54b と、これらの面
(内周面部54a 、外周面部54b )に連続する底面部54c
とから形成されている。
【0015】図1の(b) におけるA−O−B断面図であ
る図3を用いてさらに詳しく底部形状を説明すると、外
側膨出部53の外周面部53a は、胴部4の下端部に形成さ
れた拡径状の補強部4aの下端から、容器内方に向かう
ように形成され、接地線部52へと至る傾斜面(図中の破
線)から滑らかに外側に膨出するように形成されてい
る。この外側膨出部53の底面部53c は接地線部とほぼ同
一の水平面上にあって連続的に接地面となる。
【0016】また内側膨出部54の内周面部54a は、接地
線部52から内側に突出するように形成されており、この
内側膨出部54の底面部54c は、水平面に対してわずかに
上昇するようになっている。このような形状とすると、
内側膨出部54の設けられた部位では、接地線部52が接地
部となるが、これは、容器が無充填の場合である。な
お、容器に内容物が充填された場合(特に炭酸飲料等を
充填して内圧が大きくなった場合)には、内側膨出部54
の底面部54c は多少ではあるが下方に押されることにな
り、そのときは、接地線部52からわずかに内方の底面54
c は、接地線部とほぼ同一の水平面まで膨出し、接地面
となる。もし、底面部54c を接地線部52と無充填時に水
平面とすると、容器に内容物を充填すると、場合によっ
ては外側膨出部53の底面部53c 及び接地線部52よりも、
下方に膨らむことがあり、そうすると自立安定性が悪化
するため好ましくない。
【0017】以上に説明したように環状の接地線部52の
外側及び内側に交互に膨出部を設けることにより、従来
の容器における接地部である接地線部52よりも、接地面
積が広がるとともに、容器の外側に位置することにな
り、自立安定性が向上する。また内側膨出部54により、
中央凹部の反転・変形等が防止される。
【0018】以上、添付図面を参照して本発明の耐圧自
立容器について説明したが、膨出部の数は外側膨出部、
内側膨出部はそれぞれ8個である必要はなく、接地線部
52の直径により種々変更してよい。しかしながら、2個
以下では、自立安定性、及び中央凹部の反転・変形等の
防止効果がそれほど改善されないので、それぞれ3個以
上とするのがよい。また接地線部の直径が50mmφの底部
を構成する場合、それぞれ12個を超えるとブロー成形に
よる形成が困難となる。好ましくは外側膨出部、内側膨
出部の数をそれぞれ5〜10個とし、これを底部の周方向
に等間隔に形成する。
【0019】また、膨出部の底面の形状は、本実施例の
ように略半円形状である必要はなく、略四角形状であっ
ても、略三角形状であってもよい。なお、本発明におい
て、略半円形状、略四角形状、略三角形状とは、正確に
半円形、四角形、三角形である必要はなく、扇型、ある
いは角部を面取りしたもの等種々の変形を施したものも
含む。また外側膨出部と内側膨出部とは、その大きさが
同等である必要はなく、外側膨出部を内側膨出部よりも
大きく形成してもよいし、場合によってはその逆でもよ
い。
【0020】さらに、中央凹部は、本実施例のようにド
ーム状である必要はなく、ドーム内に放射状のリブを設
けたり、ドーム内に多角錐の凹凸面を環状に配列した
り、内側膨出部の形成に支障をきたさない範囲で、底部
を強化することができる。
【0021】次に、上述した底部形状を有する容器を製
造する本発明の方法について説明する。なお、以下の説
明では、外側膨出部及び内側膨出部をそれぞれ8つ有す
る容器を例にとり、その製造方法を説明する。まず、二
軸延伸ブロー成形に用いる二軸延伸ブロー成形型につい
て説明する。
【0022】図4は本発明の方法に使用することができ
る二軸延伸ブロー成形型の胴部型の一例を示す斜視図で
あり、図5は本発明の方法に使用することができる二軸
延伸ブロー成形型の底部型の一例を示す斜視図である。
【0023】まず、図4に示すように、胴部型60の下端
近傍には、外側膨出部に対応した凹曲面61が形成されて
おり、下端は半円形に欠削している。このような型を合
致させることにより、後述する底部型の挿入孔が形成さ
れるようになっている。上記凹曲面部61は、半円形の底
面部61a と、曲側面部61b とからなり、底面部61a は水
平面であり、また曲側面部61b は、滑らかに胴部型壁面
に吸収されていくような形状となっている。
【0024】また図5に示すように、底部型70は、フラ
ンジ部71と、胴部型60により形成される挿入孔に挿入可
能な径を有する円筒状部72と、得られる容器の底極部に
対応する中央凸面部73とからなり、中央凸面部73の麓部
には、内側膨出部に対応した溝状の凹曲面部74が形成さ
れている。さらに上記凹曲面部74は、半円形の底面部74
a と、曲側面部74b とからなり、底面部74a は、水平面
に対してわずかに上昇したテーパ面となっている。
【0025】図6は、図5に示した底部型70を胴部型60
に取付けた状態を示す断面図である。底部型70は、横方
向に2つに割れる胴部型60の下部において、横方向から
挟まれるようにして固定されており、上下方向に摺動す
るようになっている(図6では下限にある)。
【0026】なお、図6には示さないが、胴部型70と口
部型(場合によっては肩部型も含む)とにより形成され
る二軸延伸ブロー成形型のキャビティは、底部以外の部
分では、図1に示す容器の輪郭と同様の形状となってい
る。
【0027】次に、以上に示す装置を用いた容器の製造
方法について説明する。まず、有底円筒状のプラスチッ
ク製パリソンを、上述した底部型70(及び胴部型60)を
有する二軸延伸ブロー成形型に設置する。このとき、底
部型70は、図6に示すように、下限位置にあり、その先
端部が胴部型の下端のなす水平な面よりも突出していな
いのが好ましい。このような状態でパリソンの二軸延伸
ブロー成形を行う。この二軸延伸ブロー成形は、公知の
方法に従ってよい。
【0028】パリソンが二軸延伸ブロー成形型のキャビ
ティ内でブローされると、ブロー直後の成形体(以下こ
れを中間成形体と呼ぶ)には、胴部型の下端部に外側膨
出部が形成されるとともに、底部は図7に示すようにわ
ずかに膨らみをもって成形される。すなわち、中間成形
体80の先端部で底部型70の挿入された穴部に面する部分
は、この穴部内にまで入り込んで滑らかな曲面を形成す
る。
【0029】図7に示す状態の中間成形体80を得たなら
ば、中間成形体80がまだ熱いうちに、底部型70を下方か
ら押圧して上方に移動させ、底部を圧縮成形する。底部
型70が上限まで達すると、図8に概略的に示すように、
接地線部、中央凹部及び内側膨出部が形成される。
【0030】図8の状態としたならば、所望に応じて二
軸延伸ブロー成形型内で成形体の各部をヒートセット
し、型を開き、目的の容器を得る。
【0031】以上に説明した方法により容器を製造する
と、ヒール部の外側及び内側に膨出部を形成することが
できる。このため、自立安定性のみならず、大きな内圧
がかかっても変形や破損を起こすことはない。しかも底
部近傍もある程度延伸されるので、良好な強度を有する
底部とすることができる。
【0032】なお、容器を形成する樹脂としては、ポリ
エステル樹脂が好適である。ポリエステル樹脂として
は、飽和ジカルボン酸と飽和二価アルコールとからなる
熱可塑性樹脂が使用できる。飽和ジカルボン酸として
は、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、ナフタレ
ン-1,4- 又は2,6-ジカルボン酸、ジフェニルエーテル-
4,4′−ジカルボン酸、ジフェニルジカルボン酸類、ジ
フェノキシエタンジエタンジカルボン酸類等の芳香族ジ
カルボン酸類、アジピン酸、セバチン酸、アゼライン
酸、デカン-1,10-ジカルボン酸等の脂肪族ジカルボン
酸、シクロヘキサンジカルボン酸等の脂環族ジカルボン
酸等を使用することができる。また飽和二価アルコール
としては、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、トリメチレングリコール、テトラメチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、
ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコ
ール、ヘキサメチレングリコール、ドデカメチレングリ
コール、ネオペンチルグリコール等の脂肪族グリコール
類、シクロヘキサンジメタノール等の脂環族グリコー
ル、2,2-ビス(4′- β- ヒドロキシエトキシフェニル)
プロパン、その他の芳香族ジオール類等を使用すること
ができる。好ましいポリエステルは、テレフタル酸とエ
チレングリコールとからなるポリエチレンテレフタレー
トである。
【0033】ポリエスル樹脂は、固有粘度が 0.5〜1.5
、好ましくは0.55〜0.8 の範囲の値を有する。またこ
のようなポリエステルは、溶融重合で製造され、 180〜
250 ℃の温度下で減圧処理または不活性ガス雰囲気で熱
処理されたもの、または固相重合して低分子量重合物で
あるオリゴマーやアセトアルデヒドの含有量を低減させ
たものが好適である。
【0034】なおポリエステル樹脂中には、本発明の目
的を損なわない範囲で安定剤、顔料、酸化防止剤、熱劣
化防止剤、紫外線劣化防止剤、帯電防止剤、抗菌剤等の
添加剤やその他の樹脂を適量加えることができる。
【0035】以上、本発明を添付図面を参照して説明し
たが、本発明はこれに限定されず、本発明の思想を逸脱
しないかぎり、種々の変更を施すことができる。例えば
膨出部の個数及び形状は容器の使用目的及びデザイン性
を考慮して適宜設定することかできる。また口部につい
ても、本実施例のように瓶体としても、大きく開口した
ものとしてもよい。
【0036】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明の容器におい
ては、中央凹部と、前記中央凹部を取り囲む環状の接地
線部とからなり、前記接地線部の外側及び内側に交互に
膨出部を設けて底部とし、前記外側の膨出部の底面部を
接地面とするとともに、前記内壁面側の膨出部の底面部
を内方にわずかに上昇するように傾斜させ、もって前記
内側の膨出部の底面部の角部に相当する前記環状の接地
線部が、充填時には前記接地線部とほぼ同一の水平面ま
で膨出し、前記接地線部及び両膨出部が接地面とするこ
とにより容器の自立安定性を向上させるとともに、内側
膨出部により、容器を充填して底部に内圧がかかる場合
でも接地部が歪むように変形したりすることはなく、良
好な自立安定性を保持する。
【0037】また、本発明の方法においては、上記容器
を製造するに際し、外側膨出部に対応する位置に凹部を
有する胴部型と、前記中央凹部に対応する形状を有する
とともに、前記内側膨出部に対応する位置に溝部を有す
る凸部を有する底部型とを具備したものを用い、前記底
部型を下方側に位置させた状態でパリソンの二軸延伸ブ
ロー成形を行い、もって前記外側の膨出部を形成し、次
に、前記底部型を上方に押圧移動して底部を圧縮成形し
て、中央凹部及び内側の膨出部を形成する方法をとって
いるので、賦形性よく膨出部を形成することができると
ともに、十分な延伸倍率をもって確実に成形することが
でき、内圧がかかっても変形せず、かつ自立安定性の良
好を容器とすることができるようになる。
【0038】本発明の容器は、炭酸飲料をはじめとする
各種飲食品等の容器(ボトル)に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による容器の正面図である。
【図2】本発明の一実施例による容器の底面図である。
【図3】図2におけるA−O−B線に沿った部分断面図
である。
【図4】本発明の方法に使用することができる二軸延伸
ブロー成形型の胴部型を示す部分斜視図である。
【図5】本発明の方法に使用することができる二軸延伸
ブロー成形型の底部型を示す斜視図である。
【図6】底部型を胴部型に装着した状態を示す部分断面
図である。
【図7】図6に示す二軸延伸ブロー成形型を用いた二軸
延伸ブロー成形において、中間成形体が形成された状態
を示す部分断面図である。
【図8】図7に示す状態から底部型を上方に押し上げ
て、内側膨出部を成形した状態を示す部分断面図であ
る。
【図9】従来の自立安定性容器の底部を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
1、101 ・・・耐圧自立容器 2・・・口部 3・・・肩部 4、11・・・胴部 4a・・・補強部 5、12・・・底部 51・・・中央凹部 52・・・接地線部 53・・・外側膨出部 54・・・内側膨出部 60・・・胴部型 70・・・底部型 80・・・中間成形体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29L 22:00 4F

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 口部と、胴部と、底部とを有する耐圧性
    の自立容器において、前記底部は、中央凹部と、前記中
    央凹部を取り囲む環状の接地線部と、前記接地線部の外
    側及び内側に交互に形成された膨出部とからなり、前記
    外側膨出部の底面部は前記接地線部とほぼ同一の水平面
    上にあって連続的に接地面となり、前記内側膨出部の底
    面部は、容器が空の状態では内方にわずかに上昇するよ
    うに傾斜しているが、充填時には前記接地線部とほぼ同
    一の水平面まで膨出し、もって前記接地線部及び両膨出
    部が接地面となることを特徴とする耐圧自立容器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の耐圧自立容器におい
    て、前記膨出部がそれぞれ3個以上であることを特徴と
    する耐圧自立容器。
  3. 【請求項3】 口部と、胴部と、底部とを有する耐圧性
    の自立容器において、前記底部は、中央凹部と、前記中
    央凹部を取り囲む環状の接地線部と、前記接地線部の外
    側及び内側に交互に形成された膨出部とからなり、前記
    外側膨出部の底面部は前記接地線部とほぼ同一の水平面
    上にあって連続的に接地面となり、前記内側膨出部の底
    面部は、容器が空の状態では内方にわずかに上昇するよ
    うに傾斜しているが、充填時には前記接地線部とほぼ同
    一の水平面まで膨出し、もって前記接地線部及び両膨出
    部が接地面となる耐圧性の自立容器を製造する方法にお
    いて、二軸延伸ブロー成形型として、前記外側膨出部に
    対応する位置に凹部を有する胴部型と、前記中央凹部に
    対応する形状を有するとともに、前記内側膨出部に対応
    する位置に溝部を有する凸部を有する上下に可動な底部
    型とを具備したものを用い、前記底部型を下方側に位置
    させた状態でパリソンの二軸延伸ブロー成形を行い、も
    って前記外側の膨出部を形成し、次に、前記底部型を上
    方に押圧移動して底部を圧縮成形して、中央凹部及び内
    側の膨出部を形成することを特徴とする耐圧自立容器の
    製造方法。
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