JPH0519300Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0519300Y2 JPH0519300Y2 JP15145286U JP15145286U JPH0519300Y2 JP H0519300 Y2 JPH0519300 Y2 JP H0519300Y2 JP 15145286 U JP15145286 U JP 15145286U JP 15145286 U JP15145286 U JP 15145286U JP H0519300 Y2 JPH0519300 Y2 JP H0519300Y2
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- JP
- Japan
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- furnace
- terminal electrode
- copper
- graphitization
- joint layer
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- Expired - Lifetime
Links
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Landscapes
- Carbon And Carbon Compounds (AREA)
- Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は、各種黒鉛製品の生産に用いる黒鉛
化炉の異常検知装置に関する。
化炉の異常検知装置に関する。
黒鉛化炉は、第５図に示すように両端部にター
ミナル電極１を固定した耐火レンガ製の箱形炉体
２に焼成素材（被黒鉛化品）３を詰め、その周囲
をパツキングコークス４および珪砂・コークス混
合物のような熱遮蔽ライニング層５により秘包す
る構造となつている。ターミナル電極１は通常、
黒鉛円柱で構成されており、炉壁に穿たれた孔に
頭部が炉内に突出するように耐火モルタル材で貫
通固定され、炉外端部はブスバー６に連結されて
いる。操業に際しては、ブスバー６を介してター
ミナル電極１から炉の長手方向に通電し、抵抗発
熱によつて炉内を2500〜3000℃の高温度域に保持
する。
ミナル電極１を固定した耐火レンガ製の箱形炉体
２に焼成素材（被黒鉛化品）３を詰め、その周囲
をパツキングコークス４および珪砂・コークス混
合物のような熱遮蔽ライニング層５により秘包す
る構造となつている。ターミナル電極１は通常、
黒鉛円柱で構成されており、炉壁に穿たれた孔に
頭部が炉内に突出するように耐火モルタル材で貫
通固定され、炉外端部はブスバー６に連結されて
いる。操業に際しては、ブスバー６を介してター
ミナル電極１から炉の長手方向に通電し、抵抗発
熱によつて炉内を2500〜3000℃の高温度域に保持
する。
上記の黒鉛化炉において、ターミナル電極が厳
しい熱応力を受けて折損したり、耐火モルタルの
目地層に亀裂を生じて外気が侵入しターミナル電
極が局部的な酸化消耗を起すことがある。
しい熱応力を受けて折損したり、耐火モルタルの
目地層に亀裂を生じて外気が侵入しターミナル電
極が局部的な酸化消耗を起すことがある。
このような事態が発生すると、ターミナル電極
周辺が異常発熱して炉材を溶損し、事態によつて
は赤熱状態のパツキングコークスが炉外に噴出す
るといつた大事故を誘発する。
周辺が異常発熱して炉材を溶損し、事態によつて
は赤熱状態のパツキングコークスが炉外に噴出す
るといつた大事故を誘発する。
この考案は、上述した黒鉛化炉の異常現象を事
前に検知して操業事故の未然防止を図る装置を提
供するものである。
前に検知して操業事故の未然防止を図る装置を提
供するものである。
すなわち、この考案による黒鉛化炉の異常検知
装置は、ターミナル電極の外周面を炉壁孔に固定
する耐火モルタル材の目地層内に、前記ターミナ
ル電極の軸方向に沿つて銅系導体を埋設した点を
構造上の特徴とする。
装置は、ターミナル電極の外周面を炉壁孔に固定
する耐火モルタル材の目地層内に、前記ターミナ
ル電極の軸方向に沿つて銅系導体を埋設した点を
構造上の特徴とする。
黒鉛化炉の炉体を構築する耐火レンガでは、普
通、耐火度JIS−SK32番前後のものが用いられて
おり1500℃以下の温度では溶損することはない。
そして、操業時における炉壁内面の温度は1000℃
を越えることはない。したがつて、ターミナル電
極を固定する耐火モルタル材の目地層部位が1000
℃以上の昇温した場合には、炉内に異常な発熱状
態が生じたことを示す前兆となる。
通、耐火度JIS−SK32番前後のものが用いられて
おり1500℃以下の温度では溶損することはない。
そして、操業時における炉壁内面の温度は1000℃
を越えることはない。したがつて、ターミナル電
極を固定する耐火モルタル材の目地層部位が1000
℃以上の昇温した場合には、炉内に異常な発熱状
態が生じたことを示す前兆となる。
この考案で耐火モルタル目地層内に埋設された
銅系導体は1000〜1300℃程度の融点を有するか
ら、この融点を越す熱を受けた場合には溶断す
る。このため、電気的導通の遮断を検知すること
によつてターミナル電極あるいは炉内の異常現象
を知ることができる。
銅系導体は1000〜1300℃程度の融点を有するか
ら、この融点を越す熱を受けた場合には溶断す
る。このため、電気的導通の遮断を検知すること
によつてターミナル電極あるいは炉内の異常現象
を知ることができる。
以下、この考案を図示の実施例に基づいて説明
する。
する。
第１図はターミナル電極を固定した炉壁部分を
拡大して示した側断面図、第２図は第１図のＡ−
A′線に沿う平断面図で、図中、１はターミナル
電極、７は炉壁、８は銅系導体、４は炉内に充填
されたコークスパツキング、６はターミナル電極
１の炉外端部に連結されたブスバーである。
拡大して示した側断面図、第２図は第１図のＡ−
A′線に沿う平断面図で、図中、１はターミナル
電極、７は炉壁、８は銅系導体、４は炉内に充填
されたコークスパツキング、６はターミナル電極
１の炉外端部に連結されたブスバーである。
ターミナル電極１は、両端部分が炉内外に突出
するようにその外周面を耐火モルタル材を介して
炉壁孔に貫通固定され、ターミナル電極の外周面
と炉壁孔の内面間に絶縁性の目地層９を形成す
る。
するようにその外周面を耐火モルタル材を介して
炉壁孔に貫通固定され、ターミナル電極の外周面
と炉壁孔の内面間に絶縁性の目地層９を形成す
る。
銅系導体８は融点1000〜1300℃程度の銅または
銅合金からなる線状、帯状などの連続導体で、上
記ターミナル電極１の固定時に基端部１０，１１
を炉外に引出した状態で耐火モルタル材の目地層
９内にターミナル電極１の軸方向に沿つて埋設さ
せる。銅系導体８の埋設形状は、第１図に示すよ
うにターミナル電極１の周辺に１条または複数系
のＵ字形として布設するほか、第３図のようにタ
ーミナル電極１の周辺をジクザク状に取り巻く形
状、あるいは第４図のようにスパイラル状にター
ミナル電極周囲を巻装する形状など適宜に設計す
ることができる。
銅合金からなる線状、帯状などの連続導体で、上
記ターミナル電極１の固定時に基端部１０，１１
を炉外に引出した状態で耐火モルタル材の目地層
９内にターミナル電極１の軸方向に沿つて埋設さ
せる。銅系導体８の埋設形状は、第１図に示すよ
うにターミナル電極１の周辺に１条または複数系
のＵ字形として布設するほか、第３図のようにタ
ーミナル電極１の周辺をジクザク状に取り巻く形
状、あるいは第４図のようにスパイラル状にター
ミナル電極周囲を巻装する形状など適宜に設計す
ることができる。
炉外に引出された銅系導体８の基端部１０，１
１は、電気的に検知器に接続して溶断時の異常を
検知するか、送電装置と連動して通電遮断するよ
うにシステム化する。
１は、電気的に検知器に接続して溶断時の異常を
検知するか、送電装置と連動して通電遮断するよ
うにシステム化する。
この考案に係る黒鉛化炉の異常検知装置は上記
の構造および機構を備えるから、ターミナル電極
の周辺が異常発熱を生じて目地層温度が1100℃程
度まで上昇すると銅系導体が溶断し、直ちに炉操
業の異常事態を検知し然るべき対応処置を施すこ
とができる。したがつて、炉材の溶損、赤熱パツ
キングの炉外噴出といつた大事故は未然に防止さ
れ、常に安全かつ円滑な黒鉛化操業が保障され
る。
の構造および機構を備えるから、ターミナル電極
の周辺が異常発熱を生じて目地層温度が1100℃程
度まで上昇すると銅系導体が溶断し、直ちに炉操
業の異常事態を検知し然るべき対応処置を施すこ
とができる。したがつて、炉材の溶損、赤熱パツ
キングの炉外噴出といつた大事故は未然に防止さ
れ、常に安全かつ円滑な黒鉛化操業が保障され
る。
第１図はこの考案の実施例を示す側断面図、第
２図は第１図のＡ−A′線に沿う平断面図である。
第３図および第４図は、別の実施態様を例示した
側断面略図である。第５図は、黒鉛化炉の全体像
を示す斜視説明図である。 １……ターミナル電極、２……炉体、３……焼
成素材（被黒鉛化品）、４……パツキングコーク
ス、５……熱遮蔽ライニング層、６……ブスバ
ー、７……炉壁、８……銅系導体、９……目地
層、１０，１１……銅系導体の基端部。
２図は第１図のＡ−A′線に沿う平断面図である。
第３図および第４図は、別の実施態様を例示した
側断面略図である。第５図は、黒鉛化炉の全体像
を示す斜視説明図である。 １……ターミナル電極、２……炉体、３……焼
成素材（被黒鉛化品）、４……パツキングコーク
ス、５……熱遮蔽ライニング層、６……ブスバ
ー、７……炉壁、８……銅系導体、９……目地
層、１０，１１……銅系導体の基端部。
Claims (1)
- ターミナル電極の外周面を炉壁孔に固定する耐
火モルタル材の目地層内に、前記ターミナル電極
の軸方向に沿つて銅系導体を埋設してなる黒鉛化
炉の異常検知装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15145286U JPH0519300Y2 (ja) | 1986-10-03 | 1986-10-03 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15145286U JPH0519300Y2 (ja) | 1986-10-03 | 1986-10-03 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6360438U JPS6360438U (ja) | 1988-04-22 |
| JPH0519300Y2 true JPH0519300Y2 (ja) | 1993-05-21 |
Family
ID=31068534
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15145286U Expired - Lifetime JPH0519300Y2 (ja) | 1986-10-03 | 1986-10-03 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0519300Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-10-03 JP JP15145286U patent/JPH0519300Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6360438U (ja) | 1988-04-22 |
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