JPH05191651A - 画像符号化装置 - Google Patents

画像符号化装置

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JPH05191651A
JPH05191651A JP4004173A JP417392A JPH05191651A JP H05191651 A JPH05191651 A JP H05191651A JP 4004173 A JP4004173 A JP 4004173A JP 417392 A JP417392 A JP 417392A JP H05191651 A JPH05191651 A JP H05191651A
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佐々木  実
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  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】画面全体に最適な符号化特性で符号化を行うと
共に、高速処理を可能にする。 【構成】符号化に先立って、アドレス制御回路22によっ
てフレームメモリ21から画像の1/4のブロックデータ
を読出し、DCT処理して量子化回路26に与える。量子
化回路26はスケールファクタαに基づく量子化値で量子
化する。符号化回路31は量子化出力をハフマン符号化し
て出力し、符号量計算回路36はハフマン符号の符号量を
4倍して総符号量を推定する。この推定値に基づいて、
α算出回路37はスケールファクタαを変更し、量子化回
路26は異なる量子化値で複数回の量子化を行う。α算出
回路37は、複数のハフマン符号の符号量と目標とする符
号量とから最適なスケールファクタαT を求め、本来の
符号化に用いる。画像の一部のブロックデータを読出し
て符号量を推定しており、短時間で符号量の推定が可能
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビ電話、画像伝送
装置又は電子スチルカメラ等の静止画及び動画像の圧縮
符号化に好適の画像符号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビ電話及び電子スチルカメラ
等の普及に伴い、画像のディジタル処理、特に、画像デ
ータを圧縮するための高能率符号化技術の進歩が著し
い。図7は画像情報を符号化して記録する電子スチルカ
メラを示すブロック図である。
【0003】CCD1は被写体からの光を入射し光電変
換して撮像回路2に与える。撮像回路2及び信号処理回
路3によって、CCD1からの信号は、例えば、輝度信
号及び色差信号に変換される。信号処理回路3からの映
像信号はフレームメモリ4に与えて記録させた後、逐次
読出して圧縮符号化回路5に与える。圧縮符号化回路5
は符号化によって、読出したデータを圧縮し、例えば電
話回線7を介して伝送すると共に、メモリカード6等の
記録媒体に記録する。
【0004】ところで、画像を圧縮符号化した場合に
は、一般的に細かい絵柄に対しては符号量が増大し、滑
らかな画像では符号量は減少する傾向がある。このた
め、画像毎に伝送符号量が変化し、画像を記録する記録
媒体の容量が不足してしまうことがあるという不都合が
ある。
【0005】そこで、出力部にバッファメモリを有し
て、絵柄に拘らず、画像毎の符号量を一定にしたものも
ある。図8はこのような従来の画像符号化装置を示すブ
ロック図である。
【0006】フレームメモリ4から読出した画像データ
を量子化回路11に与えて量子化する。量子化後の画像デ
ータはDPCM回路12において差分符号化し、更に、可
変長符号化回路13において、例えば、ハフマン符号化す
る。ハフマン符号化によって、ビットレートは一層低減
される。可変長符号化回路13の出力はバッファメモリ14
を介して出力する。バッファメモリ14の出力は量子化回
路11にも与えている。量子化回路11はバッファメモリ14
の使用状態によって量子化が制御され、出力レートの平
均値が一定となるように、量子化特性が変化するように
なっている。
【0007】図9は他の従来例を示すブロック図であ
る。
【0008】フレームメモリ4から読出した画像データ
はDCT(離散コサイン変換)回路15に与えてDCT処
理する。DCT回路15からのDCT係数は量子化回路16
に与えて量子化する。更に、量子化出力は可変長符号化
回路17において例えばハフマン符号化する。可変長符号
化回路17からのハフマン符号はバッファメモリ18を介し
て出力する。このバッファメモリ18の使用状態により、
量子化回路16は量子化特性が変化して、出力レートを一
定に制御するようになっている。
【0009】しかしながら、これらの方法では、バッフ
ァメモリの使用状態に応じて、逐次符号化特性を変化さ
せていることから、画面全体に渡って最適な調整をする
ことができない。例えば、画面の上半分は平坦で下半分
は細かい絵柄の画像データが入力された場合には、画面
の上半分の画像データの符号化には不要なビットが割り
当てられ、下半分の画像データの符号化には十分なビッ
トを割り当てることができず、画質が劣化してしまう。
【0010】そこで、所望のデータ量となるまで、符号
化を複数回繰返すようにしたものもある。このような従
来の画像符号化装置においては、出力データ量が目標値
よりも多い場合には、量子化値を変化させて再度符号化
を行いデータ量を低減させる。逆に、出力データ量が目
標値よりも小さい場合には、量子化値を変化させて再度
符号化を行いデータ量を増加させる。この符号化の繰返
しによって、最終的には出力データ量を目標値に収束さ
せる。
【0011】しかしながら、この方法では、符号化処理
に要する時間が膨大なものとなってしまうという欠点が
ある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このように、上述した
従来の画像符号化装置においては、出力バッファの使用
量に応じて逐次符号化特性を変化させて出力レートを一
定としており、画面全体に渡って最適の符号化を行うこ
とができず、画質が劣化してしまうという問題点があっ
た。また、符号化を繰返して出力レートを一定とする方
法を採用した場合には、高速処理が不可能であるという
問題点があった。
【0013】本発明は、複数の符号化特性に応じた符号
量を予め求めることにより、高速処理を可能にすると共
に画面全域に最適な符号化を可能にすることができる画
像符号化装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像符号化
装置は、ディジタル画像信号を所定の符号化特性で符号
化する符号化手段と、符号量の推定時に前記ディジタル
画像信号のうちの一部の画像信号を前記符号化手段に与
える画像分割手段と、符号量の推定時に前記符号化手段
の符号化毎に符号化特性を変化させる符号化特性変更手
段と、符号量の推定時に前記符号化手段の複数回の符号
化によって得られた各符号化出力の符号量を推定すると
共に、推定した符号量と目標とする符号量とから最適符
号化特性を決定する符号化特性決定手段とを具備したこ
とを特徴とするものである。
【0015】
【作用】本発明において、符号化手段は、本来の符号化
に先立ち所定の符号化特性で符号化を行う。この場合に
は、画像分割手段によって画像の一部の画像信号のみを
符号化しており、符号化に要する時間は短い。符号化特
性変更手段は符号化手段の符号化特性を変更させる。こ
うして、複数の符号化特性時の符号化出力の符号量が比
較的短時間に求められる。符号化特性決定手段は、複数
回の符号化における符号化出力から目標とする総符号量
を得るための符号化特性を求める。この符号化特性で符
号化手段は全画像の画像信号の符号化を行う。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は本発明に係る画像符号化装置の一実
施例を示すブロック図である。
【0017】輝度信号及び色差信号はフレームメモリ21
に入力する。フレームメモリ21はアドレス制御回路22に
書込み及び読出しが制御されて、入力された信号をフレ
ーム化してブロック分割回路23に与える。図2はブロッ
ク分割回路23からの画像データを説明するための説明図
である。ブロック分割回路23は入力された信号を、例え
ば図2に示すように、水平8画素で垂直8画素の計64
画素単位でブロック化してDCT回路24に与える。アド
レス制御回路22はフレームメモリ21のアドレスを制御す
ることにより、画面内の所定のブロックデータをブロッ
ク分割回路23から出力させるようになっている。これに
より、例えば、画面の各行のブロック(以下、ブロック
ラインという)のうち奇数ブロックラインからのみ、水
平方向に1つおきのブロックデータをブロック分割回路
23から順次出力させることもできる。DCT回路24は入
力された画像データをDCT処理して周波数成分に変換
し、1ブロック毎に64個のDCT係数を出力する。
【0018】図3はDCT回路24からのDCT係数を説
明するための説明図である。
【0019】図3に示すように、DCT係数は水平及び
垂直方向の低域成分から高域成分へ順に配列されてい
る。DCT回路24は、図3の番号にて示すように、水平
及び垂直方向の低域成分から高域成分に向かってジグザ
グにDCT係数を走査して、この順番に出力するように
なっている。なお、図3の番号0の部分は直流項を示
し、その値は全画素の平均値となっている。他の部分は
交流項である。
【0020】DCT回路24からの直流項は量子化回路25
に与え、交流項は量子化回路26に与える。量子化回路2
5,26は夫々直流項又は交流項について量子化を行っ
て、量子化出力を夫々DPCM回路28又はジグザグスキ
ャン回路29に出力するようになっている。DPCM回路
28は入力された隣接ブロック相互間で直流項の差分を求
めて符号化回路30に与える。符号化回路30はハフマンテ
ーブル32を用いてDPCM回路28からの差分値をハフマ
ン符号化して多重化回路34に出力する。一方、ジグザグ
スキャン回路29は量子化回路26からの交流項をジグザグ
スキャン順に読出して符号化回路31に与える。符号化回
路31は、量子化出力の0が連続する数(0ラン)とその
直後のDCT係数のビット数との組合わせを作成し、ハ
フマンテーブル33を用いて、この組合わせに対してハフ
マン符号化を行って多重化回路34に出力する。多重化回
路34はハフマン符号化された直流項及び交流項を時分割
多重して出力するようになっている。
【0021】下記表1はハフマン符号の例を示してい
る。例えば、量子化出力として“0”が2個連続した後
に“1”が入力されると、表1に示すように、符号化回
路30,31は“11011”というハフマンコードを出力
するようになっている。
【0022】
【表1】 前述したように、1ブロックの符号長及び1画面の符号
長はハフマン符号化によって変化する。一方、符号長は
量子化によっても変化する。量子化回路26は乗算器27か
らの量子化値に基づいて量子化を行っており、例えば量
子化値を大きくすると、量子化出力として0が出現する
確率が高くなり、符号長(総ビット数)は短くなる。一
般的画像においては、量子化値を大きくすると、急激に
符号長(ビット数)が減少する。乗算器27は基本量子化
テーブル35に格納されている基本量子化値に後述するα
算出回路37からの量子化テーブルスケールファクタαを
乗算することにより、量子化回路26に与える量子化値を
変化させるようになっている。
【0023】しかし、量子化値を変化させた場合の総ビ
ット数は画像毎に異なり、符号化終了後でないと総ビッ
ト数は確定しない。そこで、本実施例においては、符号
化に先立って量子化テーブルスケールファクタαを適宜
変化させて所定のブロックデータに対して符号化を行っ
て最適な量子化値を求めるようになっている。
【0024】すなわち、α算出回路37は符号化前に例え
ばスケールファクタαとして1,0.5,0.25,
0.1等の値を出力するようになっている。また、多重
化回路34の出力は符号量計算回路36にも与える。符号量
計算回路36は符号化出力の符号量を求めてα算出回路37
に出力する。α算出回路37は求められた符号量から最適
なスケールファクタαT を算出する。すなわち、α算出
回路37は入力された符号量データのうち目標とする符号
化出力の総ビット数NT 近傍の上下の2つの総ビット数
から最適なスケールファクタαT を求める。例えば、ス
ケールファクタがα3 ,α4 である場合の符号量を夫々
N3 ,N4 とし、N4 >NT >N3 であるものとする
と、α算出回路37は下記式(1)に示す演算を行って、
目標とする総ビット数を得るための最適スケールファク
タαT を求める。
【0025】 次に、このように構成された実施例の動作について図4
及び図5を参照して説明する。図4は最適スケールファ
クタαT を求める符号量推定時に符号化するブロックデ
ータを説明するための説明図であり、図5は量子化値を
示す説明図である。
【0026】輝度信号及び色差信号はフレームメモリ21
に与えて記憶させる。フレームメモリ21から読出した画
像データはブロック分割回路23によってブロック単位に
分割してDCT回路24に与える。ここで、アドレス制御
回路22はフレームメモリ21の読出しを制御して、先ず、
図4の斜線部に示すように、奇数ブロックラインの1つ
おきのブロックデータのみを順次DCT回路24に与え
る。
【0027】DCT回路24は8×8画素単位のブロック
データをDCT処理し、DCT係数を量子化回路25,26
に与える。量子化回路25はDCT係数の直流項を量子化
してDPCM回路28に出力する。DPCM回路28は量子
化出力の直流項について隣接ブロックとの間で差分を求
め差分値を符号化回路30に出力する。符号化回路30はハ
フマンテーブル32を用いて、DPCM回路28からの差分
値をハフマン符号化して多重化回路34に出力する。
【0028】一方、量子化回路26はDCT係数の交流項
についてスケールファクタαに基づく量子化を行う。例
えば、α算出回路37は先ずスケールファクタαとして1
を出力する。この場合には、乗算器27からは基本量子化
テーブル35の基本量子化値がそのまま量子化回路26に与
えられる。量子化回路26の出力は符号化回路31に与え、
符号化回路31は、量子化出力の交流項について、0ラン
と量子化係数のビット数との組に対してハフマン符号化
する。多重化回路34は符号化回路30,31からの符号化出
力を多重して符号量計算回路36に与える。
【0029】符号量計算回路36は各ブロックの符号量を
累積して全画面の1/4のブロックの符号化終了時の符
号量を求め、4倍することによりスケールファクタα=
1の場合の全画面の総符号量N1 を計算する。これによ
り、全ブロックデータを読出す場合に比して約1/4の
時間で総符号量を求めることができる。自然画像におい
ては、画素間の相関が高く、本実施例のように部分画像
を使用して符号量を推定した場合でも誤差は小さい。多
くの画像について調査した結果によると、全ブロックを
符号化した場合の符号量と、全体の1/4ブロックを符
号化した場合の符号量を4倍して得た符号量とは、ブロ
ックのサンプリング位置によって多少変動するが、数パ
ーセント以内の誤差に収まる。いま、こうして求めた符
号量N1が目標とする符号量NT よりも小さいものとす
る。そうすると、α算出回路37は次にスケールファクタ
αとして0.1を設定する。
【0030】アドレス制御回路22はフレームメモリ21を
制御して、再度全ブロックの1/4のブロックのデータ
を読出させる。この場合には、前回と同一ブロックのデ
ータを読出してもよく、また、前回とは異なるブロック
データを読出してもよい。DCT回路24は読出されたブ
ロックデータをDCT処理して量子化回路25,26に与え
る。乗算器27は基本量子化テーブル35の基本量子化値に
スケールファクタα=0.1を乗算して量子化値を求め
て量子化回路26に与える。量子化回路26は乗算器27から
の量子化値に基づいて交流項を量子化して出力する。符
号化回路31は交流項の量子化出力をハフマン符号化して
多重化回路34に出力し、多重化回路34は符号化回路30,
31の出力を多重して符号量計算回路36に出力する。
【0031】前回と同様に、符号量計算回路36は各ブロ
ックの符号量を累積し、4倍して全ブロックの符号量を
推定する。いま、こうして求めた符号量N2 が目標とす
る符号量NT よりも大きいものとする。そうすると、α
算出回路37は次にスケールファクタαとして0.5を出
力する。同様にして、DCT回路24は全ブロックの1/
4のブロックについてDCT処理し、量子化回路26は乗
算器27からの量子化値に基づいて量子化を行う。こうし
て、符号量計算回路36はスケールファクタα=0.5の
場合の符号量を求める。
【0032】この場合の符号量N3 が目標とする符号量
NT よりも小さいものとすると、α算出回路37は次にス
ケールファクタαとして0.25を出力する。乗算器27
は基本量子化値にスケールファクタα=0.25を乗算
して量子化回路26に与える。前回と同様にして、全体の
1/4のブロックについて量子化及び符号化を行って、
符号量を推定する。この場合の符号量N4 が目標とする
符号量NT よりも大きく、N4 >NT >N3 であるもの
とすると、α算出回路37は上記式(1)の演算を行っ
て、最適なスケールファクタαT を算出する。この場合
には、全ブロックを1回符号化した場合と同様の時間で
最適なスケールファクタαT を算出することができる。
【0033】次に、最適スケールファクタαT を用いて
符号化を行う。アドレス制御回路22はフレームメモリ21
の読出しを制御して、全ブロックのデータをブロック分
割回路23に順次与える。DCT回路24はブロック分割回
路23からのブロックデータをDCT処理して量子化回路
25,26に与える。量子化回路25は直流項を量子化し、D
PCM回路28は隣接ブロックとの差分値を求め、符号化
回路30はこの差分値をハフマン符号化して多重化回路34
に出力する。
【0034】一方、乗算器27は最適スケールファクタα
T と基本量子化値とを乗算することにより、例えば、図
5に示す量子化値を作成する。図5の各量子化値は、図
3に示す量子化出力の各周波数成分に対応している。こ
の量子化値は量子化回路26に与える。量子化回路26は、
例えば、DCT係数を量子化値で除算することにより量
子化して量子化出力をジグザグスキャン回路29を介して
符号化回路31に出力する。符号化回路31は0ランと量子
化係数のビット数との組に対してハフマン符号化する。
多重化回路34は符号化回路30,31からのハフマン符号を
多重して出力する。
【0035】このように、本実施例においては、符号量
の推定時において全画面の1/4のブロックデータ毎に
スケールファクタαを変化させて複数回の符号化を行
い、符号化出力の符号量を4倍することにより総符号量
を推定しており、最適なスケールファクタαT の算出に
要する時間を短縮することができる。最適スケールファ
クタαT を用いて符号化を行っており、画面全体に渡っ
て最適の符号化を行うことができる。
【0036】なお、本実施例においては、全体の1/4
のブロックデータを読出して総符号量の推定を行った
が、全体の1/2又は1/8等の任意のブロックデータ
を読出してもよい。また、例えば、1回目の符号量推定
時には全体の1/8のブロックを読出し、2回目の符号
量推定時には全体の1/4のブロックを読出して符号量
推定を行ってもよい。すなわち、最初は粗いサンプリン
グで大きな予測誤差を許容し、徐々に細かくサンプリン
グすることにより、早く且つ正確な符号量推定を可能に
する。また、サンプリング位置は図4のように規則正し
くとっても、位置をずらしながらとっても、あるいは全
くランダムにとってもよい。また、本実施例において
は、符号量を推定するために4回の符号化をおこなった
が、符号化回数は任意に設定可能であり、更に、目標符
号量NT と符号量推定のための符号化時の符号量Nn と
の許容誤差|NT −Nn |が所定値nbよりも小さくな
るまで、スケールファクタαを変化させながら符号化を
繰返して最適スケールファクタαT を算出してもよい。
【0037】ところで、上記式(1)は符号量とスケー
ルファクタαとの関係がリニアであるものと仮定したも
のである。しかし、実際には、両者の関係はリニアでは
ない。図6は横軸にスケールファクタαの対数をとり縦
軸に総符号量Nの対数をとって、符号量とスケールファ
クタαとの関係を示すグラフである。
【0038】例えば、所定の画像A,Bについてスケー
ルファクタαの対数と総符号量Nの対数との関係を求め
ると、図6に示すようにいずれもリニアとなる。多くの
画像の評価結果によると、スケールファクタαと総符号
量Nとの対数は、図6に示す関係となる。すなわち、下
記式(2)が成立する。
【0039】 logN=K1 logα+K2 …(2) 但し、K1 ,K2 は定数である。
【0040】α算出回路37が上記式(2)の演算から最
適スケールファクタαT を求めるようにしてもよい。
すなわち、α算出回路37は、上述したN3 ,N4 ,α3
,α4 を用いてK1 ,K2 を求め、目標符号量NT か
ら最適スケールファクタαT を求める。式(2)を採用
した場合には、計算は複雑となるが、より正確なスケー
ルファクタαT を求めることができる。
【0041】また、この場合には、符号量の推定時にお
けるスケールファクタαを対数値に対応したものとす
る。すなわち、実施例においては、スケールファクタα
を1,0.1,0.5,0.25と変更したが、log
Nとlogαとが比例するので、対数値が1/2となる
ようにスケールファクタαを1,0.126,0.31
6,0.178と変更した方がよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、画
面全体に最適の符号化特性を求めて符号化を行っている
ので、高速処理を可能にすると共に、画質を向上させる
ことができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像符号化装置の一実施例を示す
ブロック図。
【図2】実施例を説明するための説明図。
【図3】実施例を説明するための説明図。
【図4】実施例の動作を説明するための説明図。
【図5】実施例の動作を説明するための説明図。
【図6】実施例の変形例を説明するためのグラフ。
【図7】電子スチルカメラを示すブロック図。
【図8】従来の画像符号化装置を示すブロック図。
【図9】従来の画像符号化装置を示すブロック図。
【符号の説明】 21…フレームメモリ、22…アドレス制御回路、23…ブロ
ック分割回路、24…DCT回路、25,26…量子化回路、
27…乗算器、30,31…符号化回路、36…符号量計算回
路、37…α算出回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル画像信号を可変長符号化する
    画像符号化装置において、 前記ディジタル画像信号を所定の符号化特性で符号化す
    る符号化手段と、 符号量の推定時に前記ディジタル画像信号のうちの一部
    の画像信号を前記符号化手段に与える画像分割手段と、 符号量の推定時に前記符号化手段の符号化毎に符号化特
    性を変化させる符号化特性変更手段と、 符号量の推定時に前記符号化手段の複数回の符号化によ
    って得られた各符号化出力の符号量を推定すると共に、
    推定した符号量と目標とする符号量とから最適符号化特
    性を決定する符号化特性決定手段とを具備したことを特
    徴とする画像符号化装置。
  2. 【請求項2】 ディジタル画像信号を複数画素毎にブロ
    ック化して得たブロックデータを直交変換して変換係数
    を求め、この変換係数を量子化して可変長符号化する画
    像符号化装置において、 前記変換係数が入力され所定の量子化特性で量子化して
    出力する量子化回路と、 符号量の推定時に前記ブロックデータのうちの一部のブ
    ロックデータについて変換係数を求めて前記量子化回路
    に与える画像分割手段と、 符号量の推定時に可変長符号化出力の符号量から総符号
    量を推定し、推定した符号量と目標とする符号量とから
    前記量子化特性を変更して所定回の符号化を行わせる量
    子化特性変更手段と、 符号量の推定時に所定回の符号化によって得られた符号
    化出力の符号量から総符号量を推定すると共に、推定し
    た符号量と目標とする符号量とから最適量子化特性を決
    定する量子化特性決定手段とを具備したことを特徴とす
    る画像符号化装置。
  3. 【請求項3】 ディジタル画像信号を複数画素毎にブロ
    ック化して得たブロックデータを直交変換して変換係数
    を求め、この変換係数を量子化して可変長符号化する画
    像符号化装置において、 前記変換係数が入力され所定の量子化特性で量子化して
    出力する量子化回路と、 符号量の推定時に前記ブロックデータのうちの一部のブ
    ロックデータについて変換係数を求めて前記量子化回路
    に与える画像分割手段と、 符号量の推定時に可変長符号化出力の符号量から総符号
    量を推定し、推定した符号量と目標とする符号量との差
    が許容値以内となるまで前記量子化特性を変更して複数
    回の符号化を行わせる量子化特性変更手段と、 符号量の推定時に複数回の符号化によって得られた符号
    化出力の符号量から総符号量を推定すると共に、推定し
    た符号量と目標とする符号量とから最適量子化特性を決
    定する量子化特性決定手段とを具備したことを特徴とす
    る画像符号化装置。
  4. 【請求項4】 前記画像分割手段は、符号量の推定時に
    符号化毎に符号量の推定に用いる部分を増大させること
    を特徴とする請求項1乃至3に記載の画像符号化装置。
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