JPH05190221A - 印刷配線板の端子構造 - Google Patents

印刷配線板の端子構造

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JPH05190221A
JPH05190221A JP4004422A JP442292A JPH05190221A JP H05190221 A JPH05190221 A JP H05190221A JP 4004422 A JP4004422 A JP 4004422A JP 442292 A JP442292 A JP 442292A JP H05190221 A JPH05190221 A JP H05190221A
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JP
Japan
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hole
fin
character
terminal
head
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4004422A
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English (en)
Inventor
Isamu Nishimoto
勇 西本
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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  • Multi-Conductor Connections (AREA)
  • Connections Arranged To Contact A Plurality Of Conductors (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スルーホールに圧入することで印刷配線板に
植立する端子の構造に関し、低コストで且つ端子が印刷
配線板から脱落することのない、端子構造を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 頭部をスルーホール2に圧入することで、印
刷配線板1に植立させる端子であって、外径がスルーホ
ール2の孔径にほぼ等しいピン部21の頭部に、第1の一
文字形鰭22と、第1の一文字形鰭22の下部に形成された
第1の一文字形鰭22に直交する第2の一文字形鰭23とを
備え、第1の一文字形鰭22及び第2の一文字形鰭23の外
径寸法が、スルーホール2の孔径よりも所望に大きい構
成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スルーホールに圧入す
ることで印刷配線板に植立する端子の構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】頭部をスルーホールに圧入する従来の端
子を図3に示す。図3において、10は、良導電性金属例
えば黄銅等よりなる棒状の端子である。端子10のピン部
11の外径Dは、印刷配線板1のスルーホール2の孔径に
ほぼ等しい。
【0003】従来は端子10は、ピン部11の上部を、図3
(A) に図示したように十文字形に圧延して、外径D1
ピン部11の外径Dよりも大きい十文字形頭部12とし、こ
の十文字形頭部12を、図3の(B) に図示したように、ス
ルーホール2に圧入することで、端子10を印刷配線板1
に植立させている。
【0004】上述のように十文字形頭部12は、切削加工
ではなく、塑性変形即ち金型を用いて圧延したものであ
るから、上述の端子10は、頭部を切削加工して十文字形
にした端子に較べて低コストである。
【0005】なお、丸棒を十文字形に塑性加工する際
に、十文字形の角をシャープな90度にすることは非常
に困難なことである。したがって、従来は角を十分に大
きいRにして圧延加工が容易のようにしている。
【0006】一方、十文字形頭部12は丸棒を圧延加工し
てものであるから、ピン部11の断面積と十文字形頭部の
断面積はほぼ等しい。したがって上述のように角を十分
に大きいRとした十文字形頭部12の外径D1 は、大きく
ともピン部11の外径Dの1.15倍である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来は外径
がスルーホールの孔径に等しい端子を使用している。一
方、スルーホールの孔径及び端子素材の外径には、それ
ぞれ許容差がある。例えばスルーホールの基準孔径が0.
55mmのものはその許容差が±0.06mmであり、基準外径が
0.55mmの端子素材の許容差は、±0.03mmであるる。
【0008】したがって、十文字形頭部の外径を端子素
材の外径の1.15倍にした場合においても、最大寸法のス
ルーホールと最小寸法の端子との組合せでは、十文字形
頭部とスルーホールとの締め代がなくなり、端子が印刷
配線板から脱落するという問題点があった。
【0009】また、公差の小さいスルーホールと端子を
採用すると、コスト高になるという問題点があった。本
発明はこのような点に鑑みて創作されたもので、低コス
トで且つ端子が印刷配線板から脱落することのない、端
子構造を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は図1に例示したように、頭部をスルーホー
ル2に圧入することで、印刷配線板1に植立させる端子
において、スルーホール2の孔径にほぼ等しい外径のピ
ン部21の頭部に、第1の一文字形鰭22と、第1の一文字
形鰭22の下部に形成された、第1の一文字形鰭22に直交
する第2の一文字形鰭23とを備え、第1の一文字形鰭22
及び第2の一文字形鰭23の外径寸法が、スルーホール2
の孔径よりも大きい構成とする。
【0011】なお、上述の第1の一文字形鰭22と第2の
一文字形鰭23は、スルーホール2の孔径にほぼ等しい外
径寸法の頭部を、圧延して設けたものとする。或いは、
頭部をスルーホール2に圧入することで、印刷配線板1
に植立させる端子において、スルーホール2の孔径より
も十分に大きい外径のピン部31の頭部に、第1の一文字
形鰭32と、第1の一文字形鰭32の下部に形成された第1
の一文字形鰭32に直交する第2の一文字形鰭33とを備
え、第1の一文字形鰭32及び第2の一文字形鰭33の外径
寸法が、スルーホール2の孔径よりも大きくピン部31の
外径よりも小さい構成とする。
【0012】
【作用】本発明に係わる第1の一文字形鰭と第2の一文
字形鰭は、スルーホールの孔径にほぼ等しい外径寸法の
ピン部の頭部を、圧延して設けたものである。このよう
に断面円形の頭部を一文字形に圧延したものあるから、
圧延前の頭部の外径のほぼ1.4 倍にすることは容易であ
る。
【0013】したがって、一般的の許容差のスルーホー
ル及び一般的の許容差の端子素材を採用して、端子の頭
部とスルーホールとの締め代が十分に大きくなる。即
ち、端子が印刷配線板から脱落することがない。
【0014】また、一般的の許容差のものであるから、
低コストである。なお、スルーホールに圧入する頭部
を、2段構成の一文字形鰭で平面視十文字形にしたもの
であるから、一つの一文字形鰭を備えた頭部のものに較
べて、端子が印刷配線板に対して傾斜して植立されるこ
とがない。
【0015】一方、圧延金型の上型の押圧面、及び下型
の受圧面が平坦のものを使用して、第1の一文字形鰭及
び第2の一文字形鰭をそれぞれ塑性加工することができ
る。したがって、十文字形頭部を加工する金型に較べ
て、金型の形状が簡単となり、低コストである。
【0016】また、請求項3の発明は、スルーホールの
孔径よりも十分に大きい外径のピン部を有し、且つ第2
の一文字形鰭の外径はこのピン部の外径よりも小さいの
で、端子の頭部をスルーホールに圧入した場合に、ピン
部の端面がスルーホールの縁に係止する。
【0017】したがって、強い力で端子をスルーホール
に圧入しても、頭部がスルーホールを通り過ぎることが
ない。即ち、頭部の挿入位置が保証される。また、ピン
部の端面がスルーホールの縁に係止するので、端子を直
角に印刷配線板に植立することが極めて容易となる。
【0018】
【実施例】以下図示実施例を参照しながら、本発明を具
体的に説明する。なお、全図を通じて同一符号は同一対
象物を示す。
【0019】図1は本発明の実施例の図で(A) は斜視
図、(B) は断面図、図2は本発明の他の実施例の図、
(A) は平面図、(B) は断面図である。図1において、20
は、良導電性金属例えば黄銅等よりなる棒状の端子であ
る。この端子20のピン部21の外径は、印刷配線板1のス
ルーホール2の孔径にほぼ等しい。
【0020】そしてピン部21の上部即ち端子20の頭部
に、外径寸法がスルーホール2の孔径よりも大きい第1
の一文字形鰭22を、圧延して設けている。さらにこの第
1の一文字形鰭22の下部、即ちピン部21側の位置に、外
径寸法がスルーホール2の孔径よりも大きい第2の一文
字形鰭23を、第1の一文字形鰭22に直交するように圧延
して設けている。
【0021】第1の一文字形鰭22と第2の一文字形鰭23
はいずれも、スルーホール2の孔径にほぼ等しい外径寸
法のピン部21の頭部を圧延して、一文字形としたもので
あって、その外径寸法は、圧延前の頭部の外径のほぼ1.
4倍である。
【0022】上述のように第1の一文字形鰭22と第2の
一文字形鰭23とを有する頭部を、図1の(B) に図示した
ように、スルーホール2に圧入することで、端子20を印
刷配線板1に植立させている。
【0023】上述のように一文字形鰭の外径寸法が、圧
延前の頭部の外径の1.4倍と大きいので、一般的の許容
差のスルーホール2及び一般的の許容差の端子素材を使
用しても、端子20の頭部(即ち一文字形鰭部分)とスル
ーホール2との締め代が十分に大きい。よって、端子20
が印刷配線板1から脱落することがない。
【0024】また、スルーホール2に圧入する部分を、
2段構成の一文字形鰭で平面視十文字形にしたものであ
るから、一つの一文字形鰭を備えた頭部のものに較べ
て、端子20が印刷配線板1対して傾斜して植立されるこ
とがない。
【0025】一方、圧延金型の上型の押圧面、及び下型
の受圧面が平坦のものを使用して、第1の一文字形鰭及
び第2の一文字形鰭をそれぞれ塑性加工することができ
るので、金型の形状が簡単で、得られる端子が低コスト
となる。
【0026】図2において、30は、良導電性金属例えば
黄銅等よりなる棒状の端子である。この端子30のピン部
31の外径は、印刷配線板1に設けたスルーホール2の孔
径よりも十分に(スルーホールの基準寸法の例えば1.6
倍) 大きい。
【0027】一方、ピン部31の圧延前の頭部は、スルー
ホール2の孔径にほぼ等しい外径寸法に機械加工したも
のである。このようなピン部31の頭部に、外径寸法がス
ルーホール2の孔径よりも大きい(例えば1.5 倍)、第
1の一文字形鰭32を圧延して設けている。さらにこの第
1の一文字形鰭32の下部、即ちピン部31側の位置に、外
径寸法がスルーホール2の孔径よりも大きい(例えば1.
4倍)、第2の一文字形鰭33を第1の一文字形鰭32に直
交するように圧延して設けている。
【0028】上述のように第1の一文字形鰭32と第2の
一文字形鰭33とを有する頭部を、図2の(B) に図示した
ように、スルーホール2に圧入することで、端子30を印
刷配線板1に植立させている。
【0029】したがって、端子30の頭部をスルーホール
2に圧入した場合に、ピン部31の端面31A がスルーホー
ル2に係止するので、強い力で端子30をスルーホール2
圧入しても、頭部がスルーホール2を通り過ぎることが
ない。即ち、頭部の挿入位置が保証されるとともに、端
子30が直角に印刷配線板1に植立される。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、スルーホ
ールに圧入する端子の頭部に、圧延加工して、第1の一
文字形鰭と、第1の一文字形鰭の下部に直交するように
第2の一文字形鰭を設けた端子構造にしたことにより、
一般的の許容差のスルーホール及び一般的の許容差の端
子素材を採用して、端子の頭部とスルーホールとの締め
代が十分に大きくなり、端子が印刷配線板から脱落する
ことがないという効果を有する。
【0031】また、一般的の許容差のスルーホール及び
一般的の許容差の端子素材を採用して、何らの支障がな
いので、印刷配線板及び端子がコスト高にならない。さ
らにまた、端子が印刷配線板に対して傾斜して植立され
ることがない。
【0032】一方、圧延金型の上型の押圧面、及び下型
の受圧面が平坦のものを使用して、第1の一文字形鰭及
び第2の一文字形鰭をそれぞれ塑性加工することができ
るので、十文字形頭部を加工する金型に較べて、金型の
形状が簡単となり、低コストとなる。
【0033】また、請求項3の発明は、強い力で端子を
スルーホールに圧入しても、頭部がスルーホールを通り
過ぎることがなくなり、頭部の挿入位置が保証されると
いう効果を備えている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の図で、 (A) は斜視図 (B) は断面図
【図2】 本発明の他の実施例の図 (A) は平面図 (B) は断面図
【図3】 図3は従来例の図で、 (A) は平面視断面図 (B) は側面視断面図
【符号の説明】
1 印刷配線板 2 スルーホール 10,20,30 端子 11,21,31 ピン部 12 十文字形頭部 22,32 第1の一文字形鰭 23,33 第2の一文字形鰭 31A 端面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頭部をスルーホール(2) に圧入すること
    で、印刷配線板(1)に植立させる端子であって、 外径が該スルーホール(2) の孔径にほぼ等しいピン部(2
    1)の頭部に、第1の一文字形鰭(22)と、該第1の一文字
    形鰭(22)の下部に形成された該第1の一文字形鰭(22)に
    直交する第2の一文字形鰭(23)とを備え、 該第1の一文字形鰭(22)及び該第2の一文字形鰭(23)の
    外径寸法が、該スルーホール(2) の孔径よりも所望に大
    きいことを特徴とする印刷配線板の端子構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の第1の一文字形鰭(22)と
    第2の一文字形鰭(23)が、該スルーホール(2) の孔径に
    ほぼ等しい外径寸法の頭部を、圧延して設けたものであ
    ることを特徴とする印刷配線板の端子構造。
  3. 【請求項3】 頭部をスルーホール(2) に圧入すること
    で、印刷配線板(1)に植立させる端子であって、 外径が該スルーホール(2) の孔径よりも十分に大きいピ
    ン部(31)の頭部に、第1の一文字形鰭(32)と、該第1の
    一文字形鰭(32)の下部に形成された該第1の一文字形鰭
    (32)に直交する第2の一文字形鰭(33)とを備え、 該第1の一文字形鰭(32)及び該第2の一文字形鰭(33)の
    外径寸法が、該スルーホール(2) の孔径よりも所望に大
    きく該ピン部(31)の外径よりも小さいことを特徴とする
    印刷配線板の端子構造。
JP4004422A 1992-01-14 1992-01-14 印刷配線板の端子構造 Withdrawn JPH05190221A (ja)

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JPH05190221A true JPH05190221A (ja) 1993-07-30

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JP (1) JPH05190221A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07282871A (ja) * 1994-04-08 1995-10-27 Meiyuu Giken Kk Ic基板のピンコンタクトおよびその製造方法
WO2014192592A1 (ja) * 2013-05-31 2014-12-04 日本精機株式会社 計器本体

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07282871A (ja) * 1994-04-08 1995-10-27 Meiyuu Giken Kk Ic基板のピンコンタクトおよびその製造方法
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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990408