JPH05189571A - パターンマッチング方法及び装置 - Google Patents
パターンマッチング方法及び装置Info
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- JPH05189571A JPH05189571A JP4023159A JP2315992A JPH05189571A JP H05189571 A JPH05189571 A JP H05189571A JP 4023159 A JP4023159 A JP 4023159A JP 2315992 A JP2315992 A JP 2315992A JP H05189571 A JPH05189571 A JP H05189571A
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- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06V—IMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
- G06V30/00—Character recognition; Recognising digital ink; Document-oriented image-based pattern recognition
- G06V30/10—Character recognition
- G06V30/24—Character recognition characterised by the processing or recognition method
- G06V30/248—Character recognition characterised by the processing or recognition method involving plural approaches, e.g. verification by template match; Resolving confusion among similar patterns, e.g. "O" versus "Q"
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- Theoretical Computer Science (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 画像圧縮による時間短縮効果を維持した上で
誤認識の少ない安定したサーチを行う。 【構成】 参照パターンを参照画像から抽出する際に、
参照画像に対して異なる圧縮開始位置から画像圧縮を行
いつつ参照パターンとの相関値を求めるチェックサーチ
を複数回繰り返す(ステップ101、103、104、
107)。チェックサーチの結果得られた相関値に基づ
いて実際のサーチにおけるサーチ回数及び画像の圧縮比
を決定する(ステップ102、105、106、10
8、109)。
誤認識の少ない安定したサーチを行う。 【構成】 参照パターンを参照画像から抽出する際に、
参照画像に対して異なる圧縮開始位置から画像圧縮を行
いつつ参照パターンとの相関値を求めるチェックサーチ
を複数回繰り返す(ステップ101、103、104、
107)。チェックサーチの結果得られた相関値に基づ
いて実際のサーチにおけるサーチ回数及び画像の圧縮比
を決定する(ステップ102、105、106、10
8、109)。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばパターンの位置
測定装置又はパターンの検査装置等に適用して好適なパ
ターンマッチング方法及び装置に関する。
測定装置又はパターンの検査装置等に適用して好適なパ
ターンマッチング方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、デジタル画像処理により相関処理
を行い、予め取り込まれた参照パターンと類似のパター
ンを認識するパターンマッチングの手法(以下これを
「サーチ」と呼ぶ)がパターンの検査装置等において使
用されている。このような参照パターンと類似のパター
ンのサーチを行う際に、正規化相関手法等の多階調濃度
の画像処理を適用する場合、全画像をそのまま処理する
と膨大な処理時間がかかる。この処理時間を短縮するた
めの手法の1つとして、画像信号をデータ圧縮して相関
処理を行う方法がある。
を行い、予め取り込まれた参照パターンと類似のパター
ンを認識するパターンマッチングの手法(以下これを
「サーチ」と呼ぶ)がパターンの検査装置等において使
用されている。このような参照パターンと類似のパター
ンのサーチを行う際に、正規化相関手法等の多階調濃度
の画像処理を適用する場合、全画像をそのまま処理する
と膨大な処理時間がかかる。この処理時間を短縮するた
めの手法の1つとして、画像信号をデータ圧縮して相関
処理を行う方法がある。
【0003】従来の画像の圧縮方法の中に、M×N画素
で構成される画面をm×n画素毎の小さなマス目に区分
けし、1つのマス目の画像データとして、そのマス目の
内部の情報より決定された1つの値を割り当てる方法が
ある。値の決定方法はどのような方法でも良く、例え
ば、マス目の中の代表値(特定の画素の値又は不特定の
乱数等で決めた画素の値等)を用いる方法、最大値又は
最小値を用いる方法、平均値を用いる方法等が挙げられ
る。
で構成される画面をm×n画素毎の小さなマス目に区分
けし、1つのマス目の画像データとして、そのマス目の
内部の情報より決定された1つの値を割り当てる方法が
ある。値の決定方法はどのような方法でも良く、例え
ば、マス目の中の代表値(特定の画素の値又は不特定の
乱数等で決めた画素の値等)を用いる方法、最大値又は
最小値を用いる方法、平均値を用いる方法等が挙げられ
る。
【0004】また、参照パターンが正しく作成された
か、又は近くに類似パターンが存在しないか等を確認
し、安定したサーチを行うため、参照パターンの作成直
後にその参照パターンを抽出した元の参照画像に対して
サーチを行うことがあるが、このようなサーチを以下で
は「チェックサーチ」と呼ぶ。
か、又は近くに類似パターンが存在しないか等を確認
し、安定したサーチを行うため、参照パターンの作成直
後にその参照パターンを抽出した元の参照画像に対して
サーチを行うことがあるが、このようなサーチを以下で
は「チェックサーチ」と呼ぶ。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
方法により画像を圧縮すると、原画像とは多少異なった
圧縮画像となる。更に、画像圧縮として所定の画素のデ
ータを代表値として用いる場合には、圧縮を開始する位
置をずらすことにより、個々のマス目の代表値が異な
り、圧縮画像自体にも差異が生じてしまう。即ち、マス
目の大きさがm×n画素の場合には圧縮の代表点はm×
n通りあるため、m×n個の圧縮画像が存在することに
なる。このため、実際の取り込み画像でのサーチにおい
ては、参照パターンを作成したときの画像圧縮の開始位
置と被サーチ画面の画像圧縮の開始位置とが異なるの
で、場合により異なる画像同士で相関処理を行うことに
なる。従って、パターンの種類又は画像光学系の条件変
動等によっては、相関値が不安定になり、サーチのエラ
ーである誤認識をおこす虞があるという不都合があっ
た。本発明は斯かる点に鑑み、画像の圧縮による時間短
縮効果を維持した上で誤認識の少ない安定したサーチが
できるパターンマッチング方法及びパターンマッチング
装置を提供することを目的とする。
方法により画像を圧縮すると、原画像とは多少異なった
圧縮画像となる。更に、画像圧縮として所定の画素のデ
ータを代表値として用いる場合には、圧縮を開始する位
置をずらすことにより、個々のマス目の代表値が異な
り、圧縮画像自体にも差異が生じてしまう。即ち、マス
目の大きさがm×n画素の場合には圧縮の代表点はm×
n通りあるため、m×n個の圧縮画像が存在することに
なる。このため、実際の取り込み画像でのサーチにおい
ては、参照パターンを作成したときの画像圧縮の開始位
置と被サーチ画面の画像圧縮の開始位置とが異なるの
で、場合により異なる画像同士で相関処理を行うことに
なる。従って、パターンの種類又は画像光学系の条件変
動等によっては、相関値が不安定になり、サーチのエラ
ーである誤認識をおこす虞があるという不都合があっ
た。本発明は斯かる点に鑑み、画像の圧縮による時間短
縮効果を維持した上で誤認識の少ない安定したサーチが
できるパターンマッチング方法及びパターンマッチング
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によるパターンマ
ッチング方法は、画像圧縮されたサーチ対象画像の中か
ら画像圧縮された参照パターンに類似するパターンをパ
ターンマッチングにより認識する方法において、所定の
参照画像の中からその参照パターンを抽出するときに、
画像圧縮の開始点をずらして画像圧縮を行いながらその
所定の参照画像とその抽出された参照パターンとの相関
値を複数回求め(図3のステップ101,103,10
4,107)、これら複数回求めた相関値より相関値の
変動の幅及び相関値の変動の2次元平面内での直交する
2方向への依存性とを予測し、この予測された相関値の
変動の幅及び相関値の変動の方向に対する依存性から、
サーチ対象画像に対するサーチの回数及び圧縮比を設定
し、この設定されたサーチの回数及び圧縮比に基づいて
サーチ対象画像に対してそれぞれ圧縮開始点をずらして
画像圧縮を行いながら、サーチを複数回繰り返すもので
ある(図3のステップ105,106,108,10
9)。
ッチング方法は、画像圧縮されたサーチ対象画像の中か
ら画像圧縮された参照パターンに類似するパターンをパ
ターンマッチングにより認識する方法において、所定の
参照画像の中からその参照パターンを抽出するときに、
画像圧縮の開始点をずらして画像圧縮を行いながらその
所定の参照画像とその抽出された参照パターンとの相関
値を複数回求め(図3のステップ101,103,10
4,107)、これら複数回求めた相関値より相関値の
変動の幅及び相関値の変動の2次元平面内での直交する
2方向への依存性とを予測し、この予測された相関値の
変動の幅及び相関値の変動の方向に対する依存性から、
サーチ対象画像に対するサーチの回数及び圧縮比を設定
し、この設定されたサーチの回数及び圧縮比に基づいて
サーチ対象画像に対してそれぞれ圧縮開始点をずらして
画像圧縮を行いながら、サーチを複数回繰り返すもので
ある(図3のステップ105,106,108,10
9)。
【0007】本発明におけるパターンマッチング方法を
実施する際には、以下の〜の方法を前処理又は後処
理として実行するようにしてもよい。 参照パターンの抽出を行うとき及びサーチ対象画像
に対するサーチを行うときに、それぞれパターンの無い
画面の画像を用いてオフセット調整を行う。 サーチ対象画像に対するサーチを行うときに、その
抽出された参照パターン及びサーチ対象画像にそれぞれ
輪郭強調処理を施す。 サーチ対象画像に対して画像圧縮を行うときに、全
画面を複数のブロックに分けて各ブロック内の各画素の
画像データにそれぞれ同一の統計手法でデータ変換を施
し、このデータ変換後の画像データに基づいてその分割
された各ブロックを代表する画像データを求める。
実施する際には、以下の〜の方法を前処理又は後処
理として実行するようにしてもよい。 参照パターンの抽出を行うとき及びサーチ対象画像
に対するサーチを行うときに、それぞれパターンの無い
画面の画像を用いてオフセット調整を行う。 サーチ対象画像に対するサーチを行うときに、その
抽出された参照パターン及びサーチ対象画像にそれぞれ
輪郭強調処理を施す。 サーチ対象画像に対して画像圧縮を行うときに、全
画面を複数のブロックに分けて各ブロック内の各画素の
画像データにそれぞれ同一の統計手法でデータ変換を施
し、このデータ変換後の画像データに基づいてその分割
された各ブロックを代表する画像データを求める。
【0008】 その所定の参照画像の中からその参照
パターンを抽出するときに、画像圧縮の開始点をずらし
て画像圧縮を行いながらその所定の参照画像とその抽出
された参照パターンとの相関値を複数回求める際に、そ
の所定の参照画像内で参照パターンを他の複数箇所に移
動させて得られた複数の補正参照画像とその抽出された
参照パターンとの相関値をそれぞれ求め、このようにし
て求められた相関値より参照パターンが移動した位置に
よる相関値の補正テーブルを作成し、この補正テーブル
に基づいてそのサーチ対象画像とその参照パターンとの
相関値を補正する。
パターンを抽出するときに、画像圧縮の開始点をずらし
て画像圧縮を行いながらその所定の参照画像とその抽出
された参照パターンとの相関値を複数回求める際に、そ
の所定の参照画像内で参照パターンを他の複数箇所に移
動させて得られた複数の補正参照画像とその抽出された
参照パターンとの相関値をそれぞれ求め、このようにし
て求められた相関値より参照パターンが移動した位置に
よる相関値の補正テーブルを作成し、この補正テーブル
に基づいてそのサーチ対象画像とその参照パターンとの
相関値を補正する。
【0009】また、本発明によるパターンマッチング装
置は、例えば図1及び図2に示すように、画像圧縮され
たサーチ対象画像の中から画像圧縮された参照パターン
に類似するパターンをパターンマッチングにより認識す
る装置において、そのサーチ対象画像及び所定の参照画
像の画像データを得る画像データ入力手段(16)と、
その所定の参照画像の中からその参照パターンを抽出す
るときに、画像圧縮の開始点をずらして画像圧縮を行い
ながらその所定の参照画像とその抽出された参照パター
ンとの相関値を複数回求め、これら複数回求めた相関値
より相関値の変動の幅及び相関値の変動の2次元平面内
での直交する2方向への依存性とを予測し、このように
して予測された相関値の変動の幅及び相関値の変動の方
向に対する依存性から、サーチ対象画像に対するサーチ
の回数及び圧縮比を設定するチェックサーチ手段(2
1)と、このように設定されたサーチの回数及び圧縮比
に基づいてそのサーチ対象画像に対してそれぞれ圧縮開
始点をずらして画像圧縮を行いながら、サーチを複数回
繰り返す主サーチ手段(21)とを有するものである。
置は、例えば図1及び図2に示すように、画像圧縮され
たサーチ対象画像の中から画像圧縮された参照パターン
に類似するパターンをパターンマッチングにより認識す
る装置において、そのサーチ対象画像及び所定の参照画
像の画像データを得る画像データ入力手段(16)と、
その所定の参照画像の中からその参照パターンを抽出す
るときに、画像圧縮の開始点をずらして画像圧縮を行い
ながらその所定の参照画像とその抽出された参照パター
ンとの相関値を複数回求め、これら複数回求めた相関値
より相関値の変動の幅及び相関値の変動の2次元平面内
での直交する2方向への依存性とを予測し、このように
して予測された相関値の変動の幅及び相関値の変動の方
向に対する依存性から、サーチ対象画像に対するサーチ
の回数及び圧縮比を設定するチェックサーチ手段(2
1)と、このように設定されたサーチの回数及び圧縮比
に基づいてそのサーチ対象画像に対してそれぞれ圧縮開
始点をずらして画像圧縮を行いながら、サーチを複数回
繰り返す主サーチ手段(21)とを有するものである。
【0010】
【作用】斯かる本発明のパターンマッチング方法によれ
ば、画像圧縮を行いながら参照画像の中から参照パター
ンを抽出する際に、画像圧縮の開始点をずらして参照画
像と参照パターンとの相関値を求める動作が複数回繰り
返される。即ち、画像圧縮の開始点をずらして複数回の
チェックサーチが実行される。当然に、参照画像の圧縮
の開始位置が参照パターンの画像圧縮の開始位置と等し
いときには相関値は最大になる。また、画像圧縮後には
それぞれm×n画素分の画像データ(X方向にm個、Y
方向にn個とする)を個々のマス目で代表する場合に
は、画像圧縮の開始点はm×n通り存在する。そして、
参照画像の圧縮の開始位置をX方向にi画素且つY方向
にj画素だけずらして参照画像と参照パターンとの相関
値を求めるチェックサーチを(i,j)サーチと呼ぶも
のとする。
ば、画像圧縮を行いながら参照画像の中から参照パター
ンを抽出する際に、画像圧縮の開始点をずらして参照画
像と参照パターンとの相関値を求める動作が複数回繰り
返される。即ち、画像圧縮の開始点をずらして複数回の
チェックサーチが実行される。当然に、参照画像の圧縮
の開始位置が参照パターンの画像圧縮の開始位置と等し
いときには相関値は最大になる。また、画像圧縮後には
それぞれm×n画素分の画像データ(X方向にm個、Y
方向にn個とする)を個々のマス目で代表する場合に
は、画像圧縮の開始点はm×n通り存在する。そして、
参照画像の圧縮の開始位置をX方向にi画素且つY方向
にj画素だけずらして参照画像と参照パターンとの相関
値を求めるチェックサーチを(i,j)サーチと呼ぶも
のとする。
【0011】m及びnが偶数であるとすると、チェック
サーチとしては、(m/2,n/2)サーチ、(m/
2,0)サーチ又は(0,n/2)サーチ等が考えられ
る。そして、例えばi≠0且つj≠0として(i,j)
サーチの結果求められた相関値が全て所定のレベルより
も低い場合には、データの圧縮比が高められ、たとえば
(m/2)×(n/2)画素毎の画像データを個々のマ
ス目で代表する圧縮が行われる。また、例えば(m/
2,0)サーチの結果求められた相関値だけが低いよう
な場合には、実際のサーチ対象画像に対しては例えば
(0,0)サーチ及び(m/2,0)サーチよりなる2
回のサーチが施される。このように本発明によれば、画
像圧縮の開始点をずらして複数回のチェックサーチが行
われ、これらチェックサーチの結果に基づいて実際のサ
ーチ対象画像に対するサーチの回数及び圧縮比が決定さ
れる。そして、実際のサーチ対象画像に対して必要に応
じて画像圧縮の開始点を変えて複数回のサーチが行われ
るので、画像の圧縮による時間短縮効果を維持した上で
誤認識の少ない安定したサーチが行われる。
サーチとしては、(m/2,n/2)サーチ、(m/
2,0)サーチ又は(0,n/2)サーチ等が考えられ
る。そして、例えばi≠0且つj≠0として(i,j)
サーチの結果求められた相関値が全て所定のレベルより
も低い場合には、データの圧縮比が高められ、たとえば
(m/2)×(n/2)画素毎の画像データを個々のマ
ス目で代表する圧縮が行われる。また、例えば(m/
2,0)サーチの結果求められた相関値だけが低いよう
な場合には、実際のサーチ対象画像に対しては例えば
(0,0)サーチ及び(m/2,0)サーチよりなる2
回のサーチが施される。このように本発明によれば、画
像圧縮の開始点をずらして複数回のチェックサーチが行
われ、これらチェックサーチの結果に基づいて実際のサ
ーチ対象画像に対するサーチの回数及び圧縮比が決定さ
れる。そして、実際のサーチ対象画像に対して必要に応
じて画像圧縮の開始点を変えて複数回のサーチが行われ
るので、画像の圧縮による時間短縮効果を維持した上で
誤認識の少ない安定したサーチが行われる。
【0012】また、上述の〜の付加的な処理の内
で、の場合には、例えばサーチ対象画像からパターン
の無い画面の画像を差し引くことにより、その画面内の
位置による差が補正される。そして、の場合には、輪
郭強調処理により周期の長い変化である照明むら等が除
去される。次に、の場合には、同一の統計手法とし
て、例えば平均化処理、メジィアンフィルタ処理、中央
値抽出処理等が施され、これによりSN比の悪い画像又
はノイズのあるサーチ対象画像における相関値の劣化が
軽減される。
で、の場合には、例えばサーチ対象画像からパターン
の無い画面の画像を差し引くことにより、その画面内の
位置による差が補正される。そして、の場合には、輪
郭強調処理により周期の長い変化である照明むら等が除
去される。次に、の場合には、同一の統計手法とし
て、例えば平均化処理、メジィアンフィルタ処理、中央
値抽出処理等が施され、これによりSN比の悪い画像又
はノイズのあるサーチ対象画像における相関値の劣化が
軽減される。
【0013】また、の場合には、参照パターンを参照
画像の中で移動させて得られた補正参照画像に対してチ
ェックサーチが行われ、この結果求められた相関値の分
布が補正テーブルとして記憶される。そして、実際のサ
ーチ対象画像の全画面から得られた相関値をその補正テ
ーブルの相関値で例えば除算することにより、参照パタ
ーンに類似するパターンがサーチ対象画像のどの位置に
存在しても正確にそのパターンを特定することができ
る。また、本発明のパターンマッチング装置によれば、
上述のパターンマッチング方法を実施することができ
る。
画像の中で移動させて得られた補正参照画像に対してチ
ェックサーチが行われ、この結果求められた相関値の分
布が補正テーブルとして記憶される。そして、実際のサ
ーチ対象画像の全画面から得られた相関値をその補正テ
ーブルの相関値で例えば除算することにより、参照パタ
ーンに類似するパターンがサーチ対象画像のどの位置に
存在しても正確にそのパターンを特定することができ
る。また、本発明のパターンマッチング装置によれば、
上述のパターンマッチング方法を実施することができ
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例につき図面を参照し
て説明する。本例は、自動光学測定機における画像の位
置決め機構に本発明を適用したものである。図1は、本
例の光学測定機の概略を示し、この図1において、10
は全体として測定部である。測定部10において、11
はステージ、12はステージ11上に載置された測定対
象となる試料を示す。試料12を図示省略した照明系に
より照明し、試料12からの反射光を対物レンズ13及
びミラー17を介して撮像素子16に導く。即ち、撮像
素子16では対物レンズ13のTTL光学系による試料
12の所定の観察領域の像が撮像される。
て説明する。本例は、自動光学測定機における画像の位
置決め機構に本発明を適用したものである。図1は、本
例の光学測定機の概略を示し、この図1において、10
は全体として測定部である。測定部10において、11
はステージ、12はステージ11上に載置された測定対
象となる試料を示す。試料12を図示省略した照明系に
より照明し、試料12からの反射光を対物レンズ13及
びミラー17を介して撮像素子16に導く。即ち、撮像
素子16では対物レンズ13のTTL光学系による試料
12の所定の観察領域の像が撮像される。
【0015】14は測定のプローブとなるレーザ光を発
生するレーザ発振器を示し、このレーザ発振器14のレ
ーザ光をハーフミラー18及び対物レンズ13を介して
試料11上に集束し、試料11よりの反射レーザを対物
レンズ13、ハーフミラー18及びハーフミラー19を
介してレーザ受光部15に導く。そのレーザ光により測
定対象とするパターン等を指示することができる。
生するレーザ発振器を示し、このレーザ発振器14のレ
ーザ光をハーフミラー18及び対物レンズ13を介して
試料11上に集束し、試料11よりの反射レーザを対物
レンズ13、ハーフミラー18及びハーフミラー19を
介してレーザ受光部15に導く。そのレーザ光により測
定対象とするパターン等を指示することができる。
【0016】20は全体として画像処理部を示し、この
画像処理部20中の画像処理装置21に測定部10中の
撮像素子16で得られた撮像信号を供給する。22は処
理された画像を表示するiTV受像機であり、画像処理
装置21が撮像信号を処理して得られた映像信号をiT
V受像機22に供給する。30は制御用コンピュータを
示し、制御用コンピュータ30は、測定機各部と不図示
の信号線を介して接続され、装置全体の動作を制御す
る。
画像処理部20中の画像処理装置21に測定部10中の
撮像素子16で得られた撮像信号を供給する。22は処
理された画像を表示するiTV受像機であり、画像処理
装置21が撮像信号を処理して得られた映像信号をiT
V受像機22に供給する。30は制御用コンピュータを
示し、制御用コンピュータ30は、測定機各部と不図示
の信号線を介して接続され、装置全体の動作を制御す
る。
【0017】図2は、図1中の画像処理部20の詳細な
構成を示し、この図2において、211は撮像素子16
から供給された撮像信号をデジタルの画像データに変換
するアナログ/デジタル(A/D)コンバータ、212
は画像メモリであり、A/Dコンバータ211から出力
される画像データを順次画像メモリ212に書き込む。
213はデジタル/アナログ(D/A)コンバータを示
し、このD/Aコンバータ213は、画像メモリ212
中の画像データをアナログの映像信号としてiTV受像
機22に供給する。214は画像メモリ212の画像デ
ータに所定の処理を施す専用の画像処理プロセッサ、2
15は画像処理装置21の各部の動作を制御する中央処
理ユニット(以下「CPU」と略称する)、216はサ
ーチ対象とする画像の特徴量に対応させて後述の前処理
又は後処理の種類を記憶する特徴量記憶メモリを示し、
CPU215は図1の制御用コンピュータ30と信号の
授受を行う。
構成を示し、この図2において、211は撮像素子16
から供給された撮像信号をデジタルの画像データに変換
するアナログ/デジタル(A/D)コンバータ、212
は画像メモリであり、A/Dコンバータ211から出力
される画像データを順次画像メモリ212に書き込む。
213はデジタル/アナログ(D/A)コンバータを示
し、このD/Aコンバータ213は、画像メモリ212
中の画像データをアナログの映像信号としてiTV受像
機22に供給する。214は画像メモリ212の画像デ
ータに所定の処理を施す専用の画像処理プロセッサ、2
15は画像処理装置21の各部の動作を制御する中央処
理ユニット(以下「CPU」と略称する)、216はサ
ーチ対象とする画像の特徴量に対応させて後述の前処理
又は後処理の種類を記憶する特徴量記憶メモリを示し、
CPU215は図1の制御用コンピュータ30と信号の
授受を行う。
【0018】次に、本実施例の画像処理装置21の基本
的な動作につき説明する。先ず本例では、図4に示すよ
うに、デジタルデータで表現されたM×N画素(X方向
にM画素でY方向にN画素とする)の画像を個々のマス
目がそれぞれm×n画素分の画像を代表するように圧縮
する。また、所定の参照画像から一部分のパターンを切
り出して参照パターンとして登録し、被サーチ画像内よ
り相関処理によりその参照パターンと類似のパターンを
サーチする。話を簡単にするために、1枚(1フレー
ム)のデジタルの原画像に限って説明する。
的な動作につき説明する。先ず本例では、図4に示すよ
うに、デジタルデータで表現されたM×N画素(X方向
にM画素でY方向にN画素とする)の画像を個々のマス
目がそれぞれm×n画素分の画像を代表するように圧縮
する。また、所定の参照画像から一部分のパターンを切
り出して参照パターンとして登録し、被サーチ画像内よ
り相関処理によりその参照パターンと類似のパターンを
サーチする。話を簡単にするために、1枚(1フレー
ム)のデジタルの原画像に限って説明する。
【0019】この場合、画像圧縮の起点の画素はそれら
m×n画素の何れでもよいため、画像圧縮の方法はm×
n通り存在する。そして、参照パターンの圧縮方法と参
照画像に含まれている参照パターンに対する圧縮方法が
同一であるときのサーチを(0,0)サーチと呼び、以
下この状態を基準として、X方向にi番目の画素で且つ
Y方向にj番目の画素から参照画像又は被サーチ画像の
圧縮を始めた場合のサーチを(i,j)サーチと呼ぶ。
この場合、例えば(0,0)サーチと(m,n)サーチ
とでは同一の相関値の分布が得られる。
m×n画素の何れでもよいため、画像圧縮の方法はm×
n通り存在する。そして、参照パターンの圧縮方法と参
照画像に含まれている参照パターンに対する圧縮方法が
同一であるときのサーチを(0,0)サーチと呼び、以
下この状態を基準として、X方向にi番目の画素で且つ
Y方向にj番目の画素から参照画像又は被サーチ画像の
圧縮を始めた場合のサーチを(i,j)サーチと呼ぶ。
この場合、例えば(0,0)サーチと(m,n)サーチ
とでは同一の相関値の分布が得られる。
【0020】そして、参照パターン作成時の(0,0)
サーチの場合の圧縮の開始位置から、X方向に1画素づ
つずらして原画像を圧縮して相関処理を行った場合、或
る特定のマス目の相関値は、圧縮開始位置に対して図5
のような関数となる。即ち、参照画像と同じ圧縮開始点
をもつ圧縮画像は参照画像と同じ圧縮画像となり、相関
値としては最高となる。これより離れるに従って相関値
は低くなって行き、最も離れるm/2画素目で最も低く
なり、圧縮画像は最も異なったものとなる。更にずらし
てゆくと、圧縮開始点を負の方向から0画素目に近づけ
て行くのと等価になり、相関値は高まり、m画素目では
0番目の画素と同じに最高値になる。
サーチの場合の圧縮の開始位置から、X方向に1画素づ
つずらして原画像を圧縮して相関処理を行った場合、或
る特定のマス目の相関値は、圧縮開始位置に対して図5
のような関数となる。即ち、参照画像と同じ圧縮開始点
をもつ圧縮画像は参照画像と同じ圧縮画像となり、相関
値としては最高となる。これより離れるに従って相関値
は低くなって行き、最も離れるm/2画素目で最も低く
なり、圧縮画像は最も異なったものとなる。更にずらし
てゆくと、圧縮開始点を負の方向から0画素目に近づけ
て行くのと等価になり、相関値は高まり、m画素目では
0番目の画素と同じに最高値になる。
【0021】同様の傾向がY方向に関しても当てはま
り、m×n画素よりなる平面内で圧縮開始位置をずらし
た場合の特定のマス目の相関値の分布は図6に示すよう
になる。これを更に模式的に表したものが図7(a)で
あり、この図7(a)において、左上の頂点が参照画像
作成時の圧縮開始位置を示す。また、記号Hを付して示
す領域Hは相関値の高い領域、領域XMはX方向のパタ
ーンに依存して相関値が落ち込む領域、領域YMはY方
向のパターンに依存して相関値が落ち込む領域、領域L
はX方向及びY方向の両方向のパターンの影響を受けて
最も相関値が落ち込む領域を示す。図7(b)は、図7
(a)の更に外側の圧縮開始位置を大きくずらした場合
の相関値の状態をも示し、この図7(b)より相関値は
X方向には周期m画素で繰り返し、Y方向には周期n画
素で繰り返すことが分かる。
り、m×n画素よりなる平面内で圧縮開始位置をずらし
た場合の特定のマス目の相関値の分布は図6に示すよう
になる。これを更に模式的に表したものが図7(a)で
あり、この図7(a)において、左上の頂点が参照画像
作成時の圧縮開始位置を示す。また、記号Hを付して示
す領域Hは相関値の高い領域、領域XMはX方向のパタ
ーンに依存して相関値が落ち込む領域、領域YMはY方
向のパターンに依存して相関値が落ち込む領域、領域L
はX方向及びY方向の両方向のパターンの影響を受けて
最も相関値が落ち込む領域を示す。図7(b)は、図7
(a)の更に外側の圧縮開始位置を大きくずらした場合
の相関値の状態をも示し、この図7(b)より相関値は
X方向には周期m画素で繰り返し、Y方向には周期n画
素で繰り返すことが分かる。
【0022】次に、被サーチ画像の圧縮開始点をずらし
て、複数回に亘り相関処理を行う方法について説明す
る。実際のサーチにおいては、どの位置から圧縮が開始
されるかは分からないため、相関値に変動が生じる。図
8は、(0,0)サーチと圧縮開始位置をX方向にm/
2画素ずらしたサーチとよりなる2回のサーチを行い、
その相関値を重ね合わせたグラフである。2回のサーチ
の内の最大値をとることにより、相関値の変動を抑える
ことが可能となる。Y方向に関しても同様である。2回
のサーチを行う場合の最も効率の良い方法は、(0,
0)サーチの外に、X方向にm/2画素、Y方向にn/
2画素ずらして(m/2,n/2)サーチを行う方法で
ある。
て、複数回に亘り相関処理を行う方法について説明す
る。実際のサーチにおいては、どの位置から圧縮が開始
されるかは分からないため、相関値に変動が生じる。図
8は、(0,0)サーチと圧縮開始位置をX方向にm/
2画素ずらしたサーチとよりなる2回のサーチを行い、
その相関値を重ね合わせたグラフである。2回のサーチ
の内の最大値をとることにより、相関値の変動を抑える
ことが可能となる。Y方向に関しても同様である。2回
のサーチを行う場合の最も効率の良い方法は、(0,
0)サーチの外に、X方向にm/2画素、Y方向にn/
2画素ずらして(m/2,n/2)サーチを行う方法で
ある。
【0023】図9は、そのように(0,0)サーチと
(m/2,n/2)サーチとを行って各相関値を重畳し
た場合の相関値の分布であり、図7(b)を斜めにずら
して重ね合わせたパターンと同じパターンとなってい
る。それら2回のサーチの結果得られた2つの相関値の
内で大きい値をとることにより、図7(b)において相
関値が最も落ち込んでいる領域Lを解消することが可能
となる。同様に、(0,0)サーチの外にX方向にm/
2画素ずらしたサーチを行い、2回のサーチの結果得ら
れた相関値を重畳すると、図10(a)のパターンが得
られる。また、(0,0)サーチの外にY方向にn/2
画素ずらしたサーチを行い、2回のサーチの結果得られ
た相関値を重畳すると、図10(b)のパターンが得ら
れる。
(m/2,n/2)サーチとを行って各相関値を重畳し
た場合の相関値の分布であり、図7(b)を斜めにずら
して重ね合わせたパターンと同じパターンとなってい
る。それら2回のサーチの結果得られた2つの相関値の
内で大きい値をとることにより、図7(b)において相
関値が最も落ち込んでいる領域Lを解消することが可能
となる。同様に、(0,0)サーチの外にX方向にm/
2画素ずらしたサーチを行い、2回のサーチの結果得ら
れた相関値を重畳すると、図10(a)のパターンが得
られる。また、(0,0)サーチの外にY方向にn/2
画素ずらしたサーチを行い、2回のサーチの結果得られ
た相関値を重畳すると、図10(b)のパターンが得ら
れる。
【0024】同様に、(0,0)サーチ、(m/2,n
/2)サーチ、(m/2,0)サーチ及び(0,n/
2)サーチよりなる4回サーチのサーチを行い、4回の
サーチの結果得られた相関値を重畳すれば、全て相関値
の高い領域Hとなり、誤認識の確率が非常に少なくな
る。更に、圧縮開始点を細かく変えてサーチ回数を増し
て、相関値が最大のデータを利用することにより、相関
値の変動をより良好に抑えることが可能となる。また、
複数回のサーチの結果得られた相関値の最大値をとるの
ではなく、複数個の相関値の平均値をとる方法もある。
/2)サーチ、(m/2,0)サーチ及び(0,n/
2)サーチよりなる4回サーチのサーチを行い、4回の
サーチの結果得られた相関値を重畳すれば、全て相関値
の高い領域Hとなり、誤認識の確率が非常に少なくな
る。更に、圧縮開始点を細かく変えてサーチ回数を増し
て、相関値が最大のデータを利用することにより、相関
値の変動をより良好に抑えることが可能となる。また、
複数回のサーチの結果得られた相関値の最大値をとるの
ではなく、複数個の相関値の平均値をとる方法もある。
【0025】次に、参照画像を作成するときに、圧縮開
始点をずらしてチェックサーチを複数回行い、相関値の
変動幅とX方向及びY方向への相関値変動の依存性を予
測し、被サーチ画像に対するサーチ回数と圧縮比を画像
処理装置21が自動的に設定する方法について説明す
る。例えば4回のチェックサーチを行うとすると、参照
パターン作成時には、図11に示すように、m×n画素
上でそれぞれ(0,0)、(m/2,0)、(0,n/
2)及び(m/2,n/2)だけずれた画素位置より画
像圧縮を開始してサーチを行う。この際に(m/2,n
/2)だけずれた画素位置から圧縮を開始するチェック
サーチによって、変動最低値を予測することが出来る。
また、(m/2,0)だけずれた画素位置から圧縮を開
始するチェックサーチではX方向の変動の依存性を予測
でき、(0,n/2)だけずれた画素位置から圧縮を開
始するチェックサーチではY方向の変動の依存性を予測
することができる。
始点をずらしてチェックサーチを複数回行い、相関値の
変動幅とX方向及びY方向への相関値変動の依存性を予
測し、被サーチ画像に対するサーチ回数と圧縮比を画像
処理装置21が自動的に設定する方法について説明す
る。例えば4回のチェックサーチを行うとすると、参照
パターン作成時には、図11に示すように、m×n画素
上でそれぞれ(0,0)、(m/2,0)、(0,n/
2)及び(m/2,n/2)だけずれた画素位置より画
像圧縮を開始してサーチを行う。この際に(m/2,n
/2)だけずれた画素位置から圧縮を開始するチェック
サーチによって、変動最低値を予測することが出来る。
また、(m/2,0)だけずれた画素位置から圧縮を開
始するチェックサーチではX方向の変動の依存性を予測
でき、(0,n/2)だけずれた画素位置から圧縮を開
始するチェックサーチではY方向の変動の依存性を予測
することができる。
【0026】一例として、図12にX方向にm画素ピッ
チで配列された縦のライン・アンド・スペースよりなる
画像を示す。これは、X方向に圧縮開始点をずらした場
合に圧縮画像の変化が大きく、Y方向に圧縮開始点をず
らした場合に圧縮画像の変化が小さい典型的な画像であ
る。図13は、図12に示す縦のライン・アンド・スペ
ースの画像の自己相関値の分布を示す。このような場
合、(m/2,0)だけずれた画素位置から圧縮を開始
するチェックサーチによる相関値は低い値を示し、
(0,n/2)だけずれた画素位置から圧縮を開始する
位置のチェックサーチはY方向へのパターン依存度が低
いので、高い相関値を示す。(0,0)の画素位置から
圧縮を開始するチェックサーチは、通常の相関処理を行
う場合は理論的な最高値が得られるはずであるが、正規
化相関等の処理を行うと必ずしも最高値とは成り得ない
場合がある。このような場合のための上限の参考値を得
るために、(0、0)サーチを行うことが必要な場合が
ある。
チで配列された縦のライン・アンド・スペースよりなる
画像を示す。これは、X方向に圧縮開始点をずらした場
合に圧縮画像の変化が大きく、Y方向に圧縮開始点をず
らした場合に圧縮画像の変化が小さい典型的な画像であ
る。図13は、図12に示す縦のライン・アンド・スペ
ースの画像の自己相関値の分布を示す。このような場
合、(m/2,0)だけずれた画素位置から圧縮を開始
するチェックサーチによる相関値は低い値を示し、
(0,n/2)だけずれた画素位置から圧縮を開始する
位置のチェックサーチはY方向へのパターン依存度が低
いので、高い相関値を示す。(0,0)の画素位置から
圧縮を開始するチェックサーチは、通常の相関処理を行
う場合は理論的な最高値が得られるはずであるが、正規
化相関等の処理を行うと必ずしも最高値とは成り得ない
場合がある。このような場合のための上限の参考値を得
るために、(0、0)サーチを行うことが必要な場合が
ある。
【0027】これらの値より、実際の被サーチ画像に対
するサーチの回数を決めることが可能となり、相関値の
変動が大きな場合は圧縮比を変化させて同様の処理を行
い、適正な圧縮比を決定することが可能となる。また、
上記処理と併せて、以下の処理を前処理又は後処理とし
て行うことがある。先ず、光源の照明むら、撮像素子1
6のシェーディング(感度むら)等の画面内の位置によ
るばらつきのためにおこる相関値の変動を抑える方法に
ついて説明する。
するサーチの回数を決めることが可能となり、相関値の
変動が大きな場合は圧縮比を変化させて同様の処理を行
い、適正な圧縮比を決定することが可能となる。また、
上記処理と併せて、以下の処理を前処理又は後処理とし
て行うことがある。先ず、光源の照明むら、撮像素子1
6のシェーディング(感度むら)等の画面内の位置によ
るばらつきのためにおこる相関値の変動を抑える方法に
ついて説明する。
【0028】一般に、撮像素子16の撮像面の感度むら
であるシェーディングや照明むら等により、画面内に位
置差が生じる可能性がある。図14(a)〜(d)はそ
れぞれ画面内の或る走査ラインに沿う一次元のラインプ
ロファイルを示し、図14(a)はパターンが無い場合
の画面内の位置による画像データの差、図14(b)は
画面内の位置による画像データの差が無い場合のパター
ンを示す。また、図14(c)は、図14(a)の画像
と図14(b)の画像とを重ねて得られる画像、即ち、
画面内の位置により本来同一のパターンであってもデー
タが異なって観察される画像を示す。図14(c)にお
いて、例えば位置40で参照パターンを作成し、位置4
1又は位置42に存在するパターンを相関処理によりサ
ーチさせた場合には、位置41又は位置42において相
関値が落ち込む現象がある。
であるシェーディングや照明むら等により、画面内に位
置差が生じる可能性がある。図14(a)〜(d)はそ
れぞれ画面内の或る走査ラインに沿う一次元のラインプ
ロファイルを示し、図14(a)はパターンが無い場合
の画面内の位置による画像データの差、図14(b)は
画面内の位置による画像データの差が無い場合のパター
ンを示す。また、図14(c)は、図14(a)の画像
と図14(b)の画像とを重ねて得られる画像、即ち、
画面内の位置により本来同一のパターンであってもデー
タが異なって観察される画像を示す。図14(c)にお
いて、例えば位置40で参照パターンを作成し、位置4
1又は位置42に存在するパターンを相関処理によりサ
ーチさせた場合には、位置41又は位置42において相
関値が落ち込む現象がある。
【0029】これに対して、以下の〜の方法を使っ
てその相関値の落ち込みを防止することができる。 パターンの無い画面を補正テーブルとして補正をか
ける。これはパターンの無い図14(a)の画面を補正
テーブルとして予め取り込んでおく。そして実際のサー
チでは、前処理として図14(c)の画面から補正テー
ブル分の画像データを差し引いて補正するか、又は各画
素の画像データに補正テーブル分の比率をかけて補正
し、画面内の位置による差を小さくする方法である。 参照パターン及び被サーチ画像に輪郭抽出処理のフ
ィルタをかけた後に相関処理を行い、緩やかな階調変化
を除去する。例えば図14(c)のような画像に対して
輪郭抽出処理を行うと、図14(d)のような画像が得
られ、図14(a)に示す緩やかな階調変化成分を小さ
くすることが可能となる。
てその相関値の落ち込みを防止することができる。 パターンの無い画面を補正テーブルとして補正をか
ける。これはパターンの無い図14(a)の画面を補正
テーブルとして予め取り込んでおく。そして実際のサー
チでは、前処理として図14(c)の画面から補正テー
ブル分の画像データを差し引いて補正するか、又は各画
素の画像データに補正テーブル分の比率をかけて補正
し、画面内の位置による差を小さくする方法である。 参照パターン及び被サーチ画像に輪郭抽出処理のフ
ィルタをかけた後に相関処理を行い、緩やかな階調変化
を除去する。例えば図14(c)のような画像に対して
輪郭抽出処理を行うと、図14(d)のような画像が得
られ、図14(a)に示す緩やかな階調変化成分を小さ
くすることが可能となる。
【0030】 前処理として、被サーチ画像を圧縮す
るときに、マス目内の画像信号を同一の統計手法(例え
ば平均化処理、メディアンフィルタ処理、中央値抽出処
理等)でデータ変換することにより、SN比の悪い画像
又はノイズのある画像での相関値の劣化を軽減する。 チェックサーチの処理の一部として、サーチパター
ンを画面内の数箇所に移動させてサーチをして、画面内
の位置差による相関値の分布を測定し、これをテーブル
として相関値を補正する。これはサーチ対象となるパタ
ーンを画面内の数箇所に移動して相関処理を行い、各画
面領域の相関値の分布から、実際のサーチにおける画面
位置毎の相関値の補正値を得る方法である。即ち、サー
チする画面位置毎に、予め相関演算を行い相関値を求め
ておき、実際のサーチのときには画面位置毎にその相関
値でサーチ終了時の相関値を除算し、正規化する方法で
ある。
るときに、マス目内の画像信号を同一の統計手法(例え
ば平均化処理、メディアンフィルタ処理、中央値抽出処
理等)でデータ変換することにより、SN比の悪い画像
又はノイズのある画像での相関値の劣化を軽減する。 チェックサーチの処理の一部として、サーチパター
ンを画面内の数箇所に移動させてサーチをして、画面内
の位置差による相関値の分布を測定し、これをテーブル
として相関値を補正する。これはサーチ対象となるパタ
ーンを画面内の数箇所に移動して相関処理を行い、各画
面領域の相関値の分布から、実際のサーチにおける画面
位置毎の相関値の補正値を得る方法である。即ち、サー
チする画面位置毎に、予め相関演算を行い相関値を求め
ておき、実際のサーチのときには画面位置毎にその相関
値でサーチ終了時の相関値を除算し、正規化する方法で
ある。
【0031】〜の方法を場合により付け加えること
で、画像圧縮相関処理による相関値の変動を抑え、安定
した検出が可能となる。また、上述の〜の方法はサ
ーチ対象とする試料12に応じて図1の画像処理装置2
1が使い分けるようにしてもよい。即ち、図2におい
て、画像処理装置21のCPU215は試料12の特徴
量を抽出した後に、特徴量記憶メモリ216を参照して
その抽出された特徴量に対して最も適切な処理方法を求
め、この処理をその試料12の画像データに対して自動
的に施す。これにより、試料12が変化しても低い誤認
識の確率でサーチを行うことができる。
で、画像圧縮相関処理による相関値の変動を抑え、安定
した検出が可能となる。また、上述の〜の方法はサ
ーチ対象とする試料12に応じて図1の画像処理装置2
1が使い分けるようにしてもよい。即ち、図2におい
て、画像処理装置21のCPU215は試料12の特徴
量を抽出した後に、特徴量記憶メモリ216を参照して
その抽出された特徴量に対して最も適切な処理方法を求
め、この処理をその試料12の画像データに対して自動
的に施す。これにより、試料12が変化しても低い誤認
識の確率でサーチを行うことができる。
【0032】次に、本実施例の装置により、被サーチ画
像から参照パターンに類似するパターンをサーチする場
合の全体の動作の一例につき説明する。図1の装置では
先ずオペレータが、ステージ11上の試料12の内の測
定したいパターンの位置合わせをiTV受像機22の画
面を用いて行う。このとき、対物レンズ13のTTL光
学系を調整することにより、レーザ発振器14から射出
されて試料12上にプローブとして集束されるレーザス
ポットとiTV受像器22の画面の中心とは一致するよ
うにしておく。この場合の試料12の観察画面の画像デ
ータを図2の画像メモリ212内に取り込み、画像の一
部を参照パターンとして登録する。その際、圧縮開始点
をずらした4回のチェックサーチにより相関処理を行
い、その次の被サーチ画像に対するサーチ条件を決定す
る。
像から参照パターンに類似するパターンをサーチする場
合の全体の動作の一例につき説明する。図1の装置では
先ずオペレータが、ステージ11上の試料12の内の測
定したいパターンの位置合わせをiTV受像機22の画
面を用いて行う。このとき、対物レンズ13のTTL光
学系を調整することにより、レーザ発振器14から射出
されて試料12上にプローブとして集束されるレーザス
ポットとiTV受像器22の画面の中心とは一致するよ
うにしておく。この場合の試料12の観察画面の画像デ
ータを図2の画像メモリ212内に取り込み、画像の一
部を参照パターンとして登録する。その際、圧縮開始点
をずらした4回のチェックサーチにより相関処理を行
い、その次の被サーチ画像に対するサーチ条件を決定す
る。
【0033】本実施例では、全画素を個々のマス目が8
×8画素を代表するように圧縮する1/8圧縮を例にと
って説明する。そして、参照パターンと同じ圧縮開始位
置のサーチを(0,0)サーチとし、位置(4,0)、
位置(0,4)及び位置(4,4)からそれぞれ圧縮を
開始する圧縮画像についても順次チェックサーチを行
う。(0,0)サーチの相関値が最も高く、(4,4)
サーチの相関値が最低となり、(0,4)サーチ及び
(4,0)サーチの相関値がその中間となる。以下にサ
ーチ条件を決める方法の例を3通り示す。
×8画素を代表するように圧縮する1/8圧縮を例にと
って説明する。そして、参照パターンと同じ圧縮開始位
置のサーチを(0,0)サーチとし、位置(4,0)、
位置(0,4)及び位置(4,4)からそれぞれ圧縮を
開始する圧縮画像についても順次チェックサーチを行
う。(0,0)サーチの相関値が最も高く、(4,4)
サーチの相関値が最低となり、(0,4)サーチ及び
(4,0)サーチの相関値がその中間となる。以下にサ
ーチ条件を決める方法の例を3通り示す。
【0034】[第1のサーチ条件の決定方法]各サーチ
で得られた相関値に対して予め境界値を決めておき、図
3に示した処理を行う。先ず図3のステップ101にお
いて(4,4)サーチを行い、得られた相関値が境界値
より小さい場合、1/8圧縮は不適当と判断して、ステ
ップ102の1/4圧縮の処理へ移る。ステップ102
でも、同様に(2,2)サーチ等が行われる。一方、ス
テップ101で相関値が境界値以上の場合には動作はス
テップ103に移行して、(4,0)サーチが行われ
れ、相関値が境界値よりも小さい場合はステップ104
に移行して(0,4)サーチが行われる。ここでも相関
値が境界値よりも小さい場合にはステップ105に移行
して、被サーチ画像に対して(0,0)サーチ、(0,
4)サーチ、(4,0)サーチ及び(4,4)サーチよ
りなる4回のサーチを行うものとする。そして、ステッ
プ104において、相関値が境界値以上であるときに
は、被サーチ画像に対して(0,0)サーチ、(4,
0)サーチ及び(4,4)サーチよりなる3回のサーチ
を行うものとする。
で得られた相関値に対して予め境界値を決めておき、図
3に示した処理を行う。先ず図3のステップ101にお
いて(4,4)サーチを行い、得られた相関値が境界値
より小さい場合、1/8圧縮は不適当と判断して、ステ
ップ102の1/4圧縮の処理へ移る。ステップ102
でも、同様に(2,2)サーチ等が行われる。一方、ス
テップ101で相関値が境界値以上の場合には動作はス
テップ103に移行して、(4,0)サーチが行われ
れ、相関値が境界値よりも小さい場合はステップ104
に移行して(0,4)サーチが行われる。ここでも相関
値が境界値よりも小さい場合にはステップ105に移行
して、被サーチ画像に対して(0,0)サーチ、(0,
4)サーチ、(4,0)サーチ及び(4,4)サーチよ
りなる4回のサーチを行うものとする。そして、ステッ
プ104において、相関値が境界値以上であるときに
は、被サーチ画像に対して(0,0)サーチ、(4,
0)サーチ及び(4,4)サーチよりなる3回のサーチ
を行うものとする。
【0035】また、ステップ103において、相関値が
境界値以上であるときには、動作はステップ107に移
行して(0,4)サーチが行われ、ここで相関値が境界
値よりも小さい場合にはステップ108に移行して、被
サーチ画像に対して(0,0)サーチ、(0,4)サー
チ及び(4,4)サーチよりなる3回のサーチを行うも
のとする。そして、ステップ107において、相関値が
境界値以上であるときには、被サーチ画像に対して
(0,0)サーチ及び(4,4)サーチよりなる2回の
サーチを行うものとする。
境界値以上であるときには、動作はステップ107に移
行して(0,4)サーチが行われ、ここで相関値が境界
値よりも小さい場合にはステップ108に移行して、被
サーチ画像に対して(0,0)サーチ、(0,4)サー
チ及び(4,4)サーチよりなる3回のサーチを行うも
のとする。そして、ステップ107において、相関値が
境界値以上であるときには、被サーチ画像に対して
(0,0)サーチ及び(4,4)サーチよりなる2回の
サーチを行うものとする。
【0036】図3の流れをまとめると、(4,0)サー
チによる相関値が境界値より小さい場合は、X方向への
パターン依存度が高いとして、実際のサーチにおいてX
方向の画素位置(4,0)に圧縮開始位置をずらしたサ
ーチが行われる。また、(0,4)サーチによる相関値
が境界値より小さい場合は、Y方向へのパターン依存度
が高いとして、実際のサーチにおいてY方向の画素位置
(0,4)に圧縮開始位置をずらしたサーチが行われ
る。何れの場合も境界値以上である場合には、(0,
0)サーチ及び(4,4)サーチよりなる2回のサーチ
のみが行われる。
チによる相関値が境界値より小さい場合は、X方向への
パターン依存度が高いとして、実際のサーチにおいてX
方向の画素位置(4,0)に圧縮開始位置をずらしたサ
ーチが行われる。また、(0,4)サーチによる相関値
が境界値より小さい場合は、Y方向へのパターン依存度
が高いとして、実際のサーチにおいてY方向の画素位置
(0,4)に圧縮開始位置をずらしたサーチが行われ
る。何れの場合も境界値以上である場合には、(0,
0)サーチ及び(4,4)サーチよりなる2回のサーチ
のみが行われる。
【0037】[第2のサーチ条件の決定方法]この場合
には各チェックサーチの境界値を2段階に決めておき、
条件を決める。具体的に、(4,4)サーチの相関値に
ついて、相関値をS44、高い境界値をTH44、低い
境界値をTL44とする。また、(4,0)サーチの相
関値について、相関値をS40、高い境界値をTH4
0、低い境界値をTL40とし、(0,4)サーチの相
関値について、相関値をS04、高い境界値をTH0
4、低い境界値をTL04とする。以下の(イ)〜
(ハ)に場合分けをしてサーチの回数及び圧縮開始位置
を決定する。
には各チェックサーチの境界値を2段階に決めておき、
条件を決める。具体的に、(4,4)サーチの相関値に
ついて、相関値をS44、高い境界値をTH44、低い
境界値をTL44とする。また、(4,0)サーチの相
関値について、相関値をS40、高い境界値をTH4
0、低い境界値をTL40とし、(0,4)サーチの相
関値について、相関値をS04、高い境界値をTH0
4、低い境界値をTL04とする。以下の(イ)〜
(ハ)に場合分けをしてサーチの回数及び圧縮開始位置
を決定する。
【0038】(イ)(4,4)のチェックサーチの結果 S44>TH44のとき → 実際のサーチ
で(4,4)のサーチは行わない。 TH44≧S44≧TL44のとき → 実際のサーチ
で(4,4)のサーチを行う。 S44<TL44のとき → 1/4圧縮の
処理へ移行する。 (ロ)(4,0)のチェックサーチの結果 S40>TH40のとき → 実際のサーチ
で(4,0)のサーチは行わない。 TH40≧S40≧TL40のとき → 実際のサーチ
で(4,0)のサーチを行う。 S40<TL40のとき → 1/4圧縮の
処理へ移行する。 (ハ)(0,4)のチェックサーチの結果 S04>TH04のとき → 実際のサーチ
で(0,4)のサーチは行わない。 TH04≧S04≧TL04のとき → 実際のサーチ
で(0,4)のサーチを行う。 S04<TL04のとき → 1/4圧縮の
処理へ移行する。
で(4,4)のサーチは行わない。 TH44≧S44≧TL44のとき → 実際のサーチ
で(4,4)のサーチを行う。 S44<TL44のとき → 1/4圧縮の
処理へ移行する。 (ロ)(4,0)のチェックサーチの結果 S40>TH40のとき → 実際のサーチ
で(4,0)のサーチは行わない。 TH40≧S40≧TL40のとき → 実際のサーチ
で(4,0)のサーチを行う。 S40<TL40のとき → 1/4圧縮の
処理へ移行する。 (ハ)(0,4)のチェックサーチの結果 S04>TH04のとき → 実際のサーチ
で(0,4)のサーチは行わない。 TH04≧S04≧TL04のとき → 実際のサーチ
で(0,4)のサーチを行う。 S04<TL04のとき → 1/4圧縮の
処理へ移行する。
【0039】[第3のサーチ条件の決定方法]上記の第
2のサーチ条件の決定方法において、以下のように決定
方法を変更する。 S40<TL40のとき → X方向に圧縮
開始位置をずらしながら参照画像を作り直し、同様の処
理を行い、S40≧TL40となる参照画像を探し出し
参照画像の最適化を行う。 S40≧TL40とならない場合 → 1/4圧縮の
処理へ移行する。 S04>TH04のとき → Y方向にずら
しながら参照画像を作り直して、同様の処理を行う。
2のサーチ条件の決定方法において、以下のように決定
方法を変更する。 S40<TL40のとき → X方向に圧縮
開始位置をずらしながら参照画像を作り直し、同様の処
理を行い、S40≧TL40となる参照画像を探し出し
参照画像の最適化を行う。 S40≧TL40とならない場合 → 1/4圧縮の
処理へ移行する。 S04>TH04のとき → Y方向にずら
しながら参照画像を作り直して、同様の処理を行う。
【0040】次に、画面内の位置による差の補正を行う
場合の実施例を、上記の〜の補正方法に対応させて
計4例示す。 [の補正方法を用いた例]装置の立ち上げ時にパター
ンの無い状態の画面を取り込み、この画像を画面補正テ
ーブルとする。そして、相関処理を行う前処理として、
被サーチ画面より補正テーブル分の差をとり、処理後の
画像により相関処理を行う。その外に、補正テーブルよ
り画素位置による値の比をとり、これを被サーチ画像の
各画素の値に乗ずることで補正を行い、位置差をなく
す。
場合の実施例を、上記の〜の補正方法に対応させて
計4例示す。 [の補正方法を用いた例]装置の立ち上げ時にパター
ンの無い状態の画面を取り込み、この画像を画面補正テ
ーブルとする。そして、相関処理を行う前処理として、
被サーチ画面より補正テーブル分の差をとり、処理後の
画像により相関処理を行う。その外に、補正テーブルよ
り画素位置による値の比をとり、これを被サーチ画像の
各画素の値に乗ずることで補正を行い、位置差をなく
す。
【0041】また、装置の状況や試料12の状態により
画面内の位置による差に変化があることが予め分かって
いる場合、試料12の交換中に補正テーブルをとり直す
こともできる。さらに試料12に対応する画面上にパタ
ーンの無い領域がある場合は、その領域を用いて補正テ
ーブルをとり直すことも可能となる。
画面内の位置による差に変化があることが予め分かって
いる場合、試料12の交換中に補正テーブルをとり直す
こともできる。さらに試料12に対応する画面上にパタ
ーンの無い領域がある場合は、その領域を用いて補正テ
ーブルをとり直すことも可能となる。
【0042】[の補正方法を用いた例]参照画像作成
時と実際のサーチ時との両方に、前処理として輪郭抽出
フィルタをかけることにより、パターンのエッジのみを
抽出し、照明むらのような緩やかな変化をする部分を除
去してしまう。この処理は、画像を圧縮する前に行うか
圧縮した後に行うかによって結果が異なってくる。例え
ば圧縮する前に輪郭処理を行う場合は、処理に時間がか
かる。また、圧縮比によっては輪郭情報が全く消えてし
まうこともある。更に、処理の順序、圧縮比、フィルタ
のパラメータ等は、その画像の画質により最適化する必
要がある。
時と実際のサーチ時との両方に、前処理として輪郭抽出
フィルタをかけることにより、パターンのエッジのみを
抽出し、照明むらのような緩やかな変化をする部分を除
去してしまう。この処理は、画像を圧縮する前に行うか
圧縮した後に行うかによって結果が異なってくる。例え
ば圧縮する前に輪郭処理を行う場合は、処理に時間がか
かる。また、圧縮比によっては輪郭情報が全く消えてし
まうこともある。更に、処理の順序、圧縮比、フィルタ
のパラメータ等は、その画像の画質により最適化する必
要がある。
【0043】[の補正方法を用いた例]参照画像作成
時と実際のサーチ時の両方又は一方においてフィルタ処
理を行い、ノイズを低減する。フィルタ処理としては、
平滑化フィルタ処理、鮮鋭化フィルタ処理、エッジ強調
処理等がある。この場合、試料12の種類によりフィル
タを最適化することが必要である。
時と実際のサーチ時の両方又は一方においてフィルタ処
理を行い、ノイズを低減する。フィルタ処理としては、
平滑化フィルタ処理、鮮鋭化フィルタ処理、エッジ強調
処理等がある。この場合、試料12の種類によりフィル
タを最適化することが必要である。
【0044】[の補正方法を用いた例]参照画像を作
成し、チェックサーチにより圧縮比及びサーチ回数を決
定した直後に、ステージ11を移動して参照パターンを
画面内数箇所に移動させて、サーチを行う。画面内をい
くつかのブロックに区分し、中央のブロックの相関値を
1として、各ブロックの相関値で割り、比例係数として
補正テーブルをもつ。実際のサーチにおいては、各ブロ
ックの相関値に補正テーブルの係数をかけて画面内の位
置による差をなくす。また、サーチした結果より最小二
乗法を用いて画面内の補正曲面を算出し、これを補正テ
ーブルとすることもできる。
成し、チェックサーチにより圧縮比及びサーチ回数を決
定した直後に、ステージ11を移動して参照パターンを
画面内数箇所に移動させて、サーチを行う。画面内をい
くつかのブロックに区分し、中央のブロックの相関値を
1として、各ブロックの相関値で割り、比例係数として
補正テーブルをもつ。実際のサーチにおいては、各ブロ
ックの相関値に補正テーブルの係数をかけて画面内の位
置による差をなくす。また、サーチした結果より最小二
乗法を用いて画面内の補正曲面を算出し、これを補正テ
ーブルとすることもできる。
【0045】これら4例の補正方法はそれぞれ個別に使
用しても良いが、複数個組み合わせることも考えられ
る。上述のように本例によれば、予め取り込まれた参照
パターンを用いて圧縮開始位置を種々に変えながらチェ
ックサーチを行い、その結果得られた相関値により実際
の被サーチ画像に対するサーチ回数等を決定しているの
で、パターンマッチングの際の誤認識の確率が小さくな
る。更に、試料12の状態に応じて上記の〜の処理
を前処理又は後処理として付加することにより、試料1
2に拘らず常に安定したパターンマッチング処理を行う
ことができる利点がある。
用しても良いが、複数個組み合わせることも考えられ
る。上述のように本例によれば、予め取り込まれた参照
パターンを用いて圧縮開始位置を種々に変えながらチェ
ックサーチを行い、その結果得られた相関値により実際
の被サーチ画像に対するサーチ回数等を決定しているの
で、パターンマッチングの際の誤認識の確率が小さくな
る。更に、試料12の状態に応じて上記の〜の処理
を前処理又は後処理として付加することにより、試料1
2に拘らず常に安定したパターンマッチング処理を行う
ことができる利点がある。
【0046】なお、本発明は上述実施例に限定されず本
発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の構成を取り得るこ
とは勿論である。
発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の構成を取り得るこ
とは勿論である。
【0047】
【発明の効果】本発明のパターンマッチング方法及びパ
ターンマッチング装置によれば、参照パターンを抽出す
る際に画像圧縮の開始点をずらして画像圧縮を行って相
関値を複数回求め、これら相関値より実際のサーチ対象
画像に対するサーチの回数及び圧縮比を決定するように
しているので、画像圧縮による時間短縮効果を維持した
上で誤認識の確率を小さくできる利点がある。
ターンマッチング装置によれば、参照パターンを抽出す
る際に画像圧縮の開始点をずらして画像圧縮を行って相
関値を複数回求め、これら相関値より実際のサーチ対象
画像に対するサーチの回数及び圧縮比を決定するように
しているので、画像圧縮による時間短縮効果を維持した
上で誤認識の確率を小さくできる利点がある。
【0048】また、パターンの無い画面の画像を用いて
オフセット調整を行うか又は輪郭強調処理を施すことに
より、画面内の位置による差の影響を除去できる利点が
ある。更に、全画面を複数のブロックに分けて、各ブロ
ック内の画像データにそれぞれ同一の統計手法でデータ
変換を施すようにした場合には、相関値の劣化を防止す
ることができる。また、参照パターンを参照画像内の複
数箇所に移動させて相関値の補正テーブルを作成するよ
うにした場合には、サーチ対象とするパターンが画像内
のどの位置に存在しても常に低い誤認識確率でそのパタ
ーンを特定することができる利点がある。
オフセット調整を行うか又は輪郭強調処理を施すことに
より、画面内の位置による差の影響を除去できる利点が
ある。更に、全画面を複数のブロックに分けて、各ブロ
ック内の画像データにそれぞれ同一の統計手法でデータ
変換を施すようにした場合には、相関値の劣化を防止す
ることができる。また、参照パターンを参照画像内の複
数箇所に移動させて相関値の補正テーブルを作成するよ
うにした場合には、サーチ対象とするパターンが画像内
のどの位置に存在しても常に低い誤認識確率でそのパタ
ーンを特定することができる利点がある。
【図1】本発明の一実施例の自動光学測定器の全体構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図2】図1中の画像処理装置21の詳細な構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図3】実施例におけるチェックサーチの例を示す流れ
図である。
図である。
【図4】画像圧縮の手法の一例の説明に供する線図であ
る。
る。
【図5】被サーチ画面の圧縮開始位置をX方向にずらし
た場合の相関値の分布を示す分布図である。
た場合の相関値の分布を示す分布図である。
【図6】被サーチ画面の圧縮開始位置をX方向及びY方
向にずらした場合の相関値の分布図である。
向にずらした場合の相関値の分布図である。
【図7】(a)は圧縮開始位置をずらしたときの相関値
の分布を示す図6の平面図に対応する模式図、(b)は
図7(a)の周辺を含む領域における相関値の分布を示
す模式図である。
の分布を示す図6の平面図に対応する模式図、(b)は
図7(a)の周辺を含む領域における相関値の分布を示
す模式図である。
【図8】圧縮開始位置をX方向にm/2画素分ずらして
2回サーチを行って得た相関値を重畳して得られた結果
を示す分布図である。
2回サーチを行って得た相関値を重畳して得られた結果
を示す分布図である。
【図9】圧縮開始位置をX方向にm/2画素分、Y方向
にn/2画素分ずらして2回サーチを行って得た相関値
を重畳して得られた結果の分布を示す模式図である。
にn/2画素分ずらして2回サーチを行って得た相関値
を重畳して得られた結果の分布を示す模式図である。
【図10】(a)は圧縮開始位置をX方向にm/2画素
分ずらして2回サーチを行って得た相関値を重畳して得
られた結果の分布を示す模式図、(b)は圧縮開始位置
をY方向にn/2画素分ずらして2回サーチを行って得
た相関値を重畳して得られた結果の分布を示す模式図で
ある。
分ずらして2回サーチを行って得た相関値を重畳して得
られた結果の分布を示す模式図、(b)は圧縮開始位置
をY方向にn/2画素分ずらして2回サーチを行って得
た相関値を重畳して得られた結果の分布を示す模式図で
ある。
【図11】チェックサーチで4回サーチを行う場合の圧
縮の開始位置を示す模式図である。
縮の開始位置を示す模式図である。
【図12】縦のライン・アンド・スペースの画像を示す
線図である。
線図である。
【図13】縦のライン・アンド・スペースの自己相関値
の分布を示す斜視図である。
の分布を示す斜視図である。
【図14】(a)はパターンの無い場合の画像データの
ラインプロファイルを示す線図、(b)は位置による相
違が無いときのパターンのラインプロファイルを示す線
図、(c)は位置による相違が有るときのパターンのラ
インプロファイルを示す線図、(d)は図14(c)の
画像に輪郭処理を施して得られた画像のラインプロファ
イルを示す線図である。
ラインプロファイルを示す線図、(b)は位置による相
違が無いときのパターンのラインプロファイルを示す線
図、(c)は位置による相違が有るときのパターンのラ
インプロファイルを示す線図、(d)は図14(c)の
画像に輪郭処理を施して得られた画像のラインプロファ
イルを示す線図である。
10 測定部 11 ステージ 12 試料 13 対物レンズ 14 レーザ発振器 16 撮像素子 20 画像処理部 21 画像処理装置 22 iTV受像機 212 画像メモリ 214 画像処理プロセッサ 215 中央処理ユニット(CPU) 30 制御用コンピュータ
Claims (6)
- 【請求項1】 画像圧縮されたサーチ対象画像の中から
画像圧縮された参照パターンに類似するパターンをパタ
ーンマッチングにより認識する方法において、 所定の参照画像の中から前記参照パターンを抽出すると
きに、画像圧縮の開始点をずらして画像圧縮を行いなが
ら前記所定の参照画像と前記抽出された参照パターンと
の相関値を複数回求め、 該複数回求めた相関値より相関値の変動の幅及び相関値
の変動の2次元平面内での直交する2方向への依存性を
予測し、 該予測された相関値の変動の幅及び相関値の変動の方向
に対する依存性から、サーチ対象画像に対するサーチの
回数及び圧縮比を設定し、 該設定されたサーチの回数及び圧縮比に基づいてサーチ
対象画像に対してそれぞれ圧縮開始点をずらして画像圧
縮を行いながら、サーチを複数回繰り返す事を特徴とす
るパターンマッチング方法。 - 【請求項2】 前記参照パターンの抽出を行うとき及び
前記サーチ対象画像に対するサーチを行うときに、それ
ぞれパターンの無い画面の画像を用いてオフセット調整
を行う事を特徴とする請求項1記載のパターンマッチン
グ方法。 - 【請求項3】 前記サーチ対象画像に対するサーチを行
うときに、前記抽出された参照パターン及び前記サーチ
対象画像にそれぞれ輪郭強調処理を施す事を特徴とする
請求項1記載のパターンマッチング方法。 - 【請求項4】 前記サーチ対象画像に対して画像圧縮を
行うときに、全画面を複数のブロックに分けて各ブロッ
ク内の各画素の画像データにそれぞれ同一の統計手法で
データ変換を施し、該データ変換後の画像データに基づ
いて前記分割された各ブロックを代表する画像データを
求める事を特徴とする請求項1記載のパターンマッチン
グ方法。 - 【請求項5】 前記所定の参照画像の中から前記参照パ
ターンを抽出するときに、画像圧縮の開始点をずらして
画像圧縮を行いながら前記所定の参照画像と前記抽出さ
れた参照パターンとの相関値を複数回求める際に、 前記所定の参照画像内で前記参照パターンを他の複数箇
所に移動させて得られた複数の補正参照画像と前記抽出
された参照パターンとの相関値をそれぞれ求め、 該求められた相関値より前記参照パターンが移動した位
置による相関値の補正テーブルを作成し、 該補正テーブルに基づいて前記サーチ対象画像と前記参
照パターンとの相関値を補正する事を特徴とする請求項
1記載のパターンマッチング方法。 - 【請求項6】 画像圧縮されたサーチ対象画像の中から
画像圧縮された参照パターンに類似するパターンをパタ
ーンマッチングにより認識する装置において、 前記サーチ対象画像及び所定の参照画像の画像データを
得る画像データ入力手段と、 前記所定の参照画像の中から前記参照パターンを抽出す
るときに、画像圧縮の開始点をずらして画像圧縮を行い
ながら前記所定の参照画像と前記抽出された参照パター
ンとの相関値を複数回求め、 該複数回求めた相関値より相関値の変動の幅及び相関値
の変動の2次元平面内での直交する2方向への依存性と
を予測し、 該予測された相関値の変動の幅及び相関値の変動の方向
に対する依存性から、サーチ対象画像に対するサーチの
回数及び圧縮比を設定するチェックサーチ手段と、 該設定されたサーチの回数及び圧縮比に基づいて前記サ
ーチ対象画像に対してそれぞれ圧縮開始点をずらして画
像圧縮を行いながら、サーチを複数回繰り返す主サーチ
手段とを有する事を特徴とするパターンマッチング装
置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4023159A JPH05189571A (ja) | 1992-01-13 | 1992-01-13 | パターンマッチング方法及び装置 |
US08/002,036 US5373567A (en) | 1992-01-13 | 1993-01-08 | Method and apparatus for pattern matching |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4023159A JPH05189571A (ja) | 1992-01-13 | 1992-01-13 | パターンマッチング方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05189571A true JPH05189571A (ja) | 1993-07-30 |
Family
ID=12102826
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4023159A Withdrawn JPH05189571A (ja) | 1992-01-13 | 1992-01-13 | パターンマッチング方法及び装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5373567A (ja) |
JP (1) | JPH05189571A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009021862A (ja) * | 2007-07-12 | 2009-01-29 | Fujifilm Corp | 撮像装置及び撮像制御方法 |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3478553B2 (ja) * | 1993-01-19 | 2003-12-15 | 富士写真フイルム株式会社 | 補正テーブル生成方法および装置 |
US6041140A (en) * | 1994-10-04 | 2000-03-21 | Synthonics, Incorporated | Apparatus for interactive image correlation for three dimensional image production |
KR100235344B1 (ko) * | 1994-12-29 | 1999-12-15 | 전주범 | 영역 분할 부호화 방식의 전경/배경 화상 선택 장치 |
KR0171154B1 (ko) * | 1995-04-29 | 1999-03-20 | 배순훈 | 특징점 기반 움직임 추정을 이용하여 비디오 신호를 부호화하는 방법 및 장치 |
US6023530A (en) * | 1995-11-13 | 2000-02-08 | Applied Intelligent Systems, Inc. | Vector correlation system for automatically locating patterns in an image |
US5943442A (en) * | 1996-06-12 | 1999-08-24 | Nippon Telegraph And Telephone Corporation | Method of image processing using parametric template matching |
US7284255B1 (en) * | 1999-06-18 | 2007-10-16 | Steven G. Apel | Audience survey system, and system and methods for compressing and correlating audio signals |
US7194752B1 (en) * | 1999-10-19 | 2007-03-20 | Iceberg Industries, Llc | Method and apparatus for automatically recognizing input audio and/or video streams |
JP4019790B2 (ja) * | 2002-05-23 | 2007-12-12 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像処理装置および画像処理プログラム |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3289164A (en) * | 1964-04-29 | 1966-11-29 | Control Data Corp | Character normalizing reading machine |
US3827025A (en) * | 1971-08-10 | 1974-07-30 | Represented By Veterans Admini | Reading machine employing a two-dimensional multiple snapshot process |
JPS5136141B2 (ja) * | 1971-11-10 | 1976-10-06 | ||
US4072928A (en) * | 1975-10-10 | 1978-02-07 | Sangamo Weston, Inc. | Industrial system for inspecting and identifying workpieces |
EP0195161B1 (en) * | 1985-03-14 | 1993-09-15 | Nikon Corporation | Apparatus for automatically inspecting objects and identifying or recognizing known and unknown portions thereof, including defects and the like and method |
US4742556A (en) * | 1985-09-16 | 1988-05-03 | Davis Jr Ray E | Character recognition method |
-
1992
- 1992-01-13 JP JP4023159A patent/JPH05189571A/ja not_active Withdrawn
-
1993
- 1993-01-08 US US08/002,036 patent/US5373567A/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009021862A (ja) * | 2007-07-12 | 2009-01-29 | Fujifilm Corp | 撮像装置及び撮像制御方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5373567A (en) | 1994-12-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
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