JPH0518940A - 超音波三次元画像表示装置 - Google Patents
超音波三次元画像表示装置Info
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- JPH0518940A JPH0518940A JP3194889A JP19488991A JPH0518940A JP H0518940 A JPH0518940 A JP H0518940A JP 3194889 A JP3194889 A JP 3194889A JP 19488991 A JP19488991 A JP 19488991A JP H0518940 A JPH0518940 A JP H0518940A
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- Japan
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- ultrasonic
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-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N29/00—Investigating or analysing materials by the use of ultrasonic, sonic or infrasonic waves; Visualisation of the interior of objects by transmitting ultrasonic or sonic waves through the object
- G01N29/04—Analysing solids
- G01N29/06—Visualisation of the interior, e.g. acoustic microscopy
- G01N29/0609—Display arrangements, e.g. colour displays
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Immunology (AREA)
- Pathology (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】対象物表面の小さな凹凸を強調して表示すると
共に対象物全体を三次元的に把握できる表示像を、自動
的にかつ容易に構築することができる超音波三次元画像
表示装置を提供する。 【構成】しきい値法による表面検出を行う表面位置検出
部27と、これによって求められた対象物の表面位置を
基にして微小平面を規定しその法線ベクトル成分を求
め、これとともに前記表面位置検出部27において検出
された値を基にしてフォン・シェーディング法における
パラメータを算出することによって、しきい値法におけ
る表面抽出とフォン・シェーディング法における三次元
構築機構とを合体させ、フォン・シェーディング法にお
ける三次元画像構築の自動化を図ると共に測定精度の向
上を図る。
共に対象物全体を三次元的に把握できる表示像を、自動
的にかつ容易に構築することができる超音波三次元画像
表示装置を提供する。 【構成】しきい値法による表面検出を行う表面位置検出
部27と、これによって求められた対象物の表面位置を
基にして微小平面を規定しその法線ベクトル成分を求
め、これとともに前記表面位置検出部27において検出
された値を基にしてフォン・シェーディング法における
パラメータを算出することによって、しきい値法におけ
る表面抽出とフォン・シェーディング法における三次元
構築機構とを合体させ、フォン・シェーディング法にお
ける三次元画像構築の自動化を図ると共に測定精度の向
上を図る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波三次元画像表示
装置、特に超音波三次元画像表示装置の輝度表示機構の
改良に関する。
装置、特に超音波三次元画像表示装置の輝度表示機構の
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、生体内から得られた複数の断層像
を基に三次元表示を行う研究が進められており、治療及
び診断に役立てられている。この三次元表示を治療及び
診断等に有効に活用するためには、対象物の立体感が効
果的に表現されていなければならず、このために、対象
物との距離に応じて輝度を付加して濃淡表示を行うしき
い値法による表面抽出方法が一般的には用いられてい
る。
を基に三次元表示を行う研究が進められており、治療及
び診断に役立てられている。この三次元表示を治療及び
診断等に有効に活用するためには、対象物の立体感が効
果的に表現されていなければならず、このために、対象
物との距離に応じて輝度を付加して濃淡表示を行うしき
い値法による表面抽出方法が一般的には用いられてい
る。
【0003】ところで、このしきい値法による濃淡表示
手段は、図8に示されているような原理を基にして行わ
れるものである。すなわち、視点からの距離に基づくエ
コー強度を順次測定していき、エコー強度の急激な変化
を生じるところが対象物との境界であるため、あらかじ
めしきい値を設定し、このしきい値とエコー強度を距離
ごとに比較し、エコー強度がしきい値を超えた距離が、
対象物表面までの距離として規定される。このようにし
て、あらかじめしきい値を定め、このしきい値とエコー
強度を距離ごとに比較し、しきい値を超えるエコー強度
が検知されたときの距離を検出することによって視点か
ら対象物表面までの距離を検出することができるように
なっている。
手段は、図8に示されているような原理を基にして行わ
れるものである。すなわち、視点からの距離に基づくエ
コー強度を順次測定していき、エコー強度の急激な変化
を生じるところが対象物との境界であるため、あらかじ
めしきい値を設定し、このしきい値とエコー強度を距離
ごとに比較し、エコー強度がしきい値を超えた距離が、
対象物表面までの距離として規定される。このようにし
て、あらかじめしきい値を定め、このしきい値とエコー
強度を距離ごとに比較し、しきい値を超えるエコー強度
が検知されたときの距離を検出することによって視点か
ら対象物表面までの距離を検出することができるように
なっている。
【0004】また、コンピュータグラフィックスの分野
においては、CT及びMRIからの断層像は、フォン・
シェーディング法による輝度付けが行われ、これによっ
て、粗い断層像の補間が行われるようになっている。
においては、CT及びMRIからの断層像は、フォン・
シェーディング法による輝度付けが行われ、これによっ
て、粗い断層像の補間が行われるようになっている。
【0005】ここで、図9はフォン・シェーディング法
による三次元構築の機構を説明する説明図である。フォ
ン・シェーディング法による三次元構築法によれば、ま
ず得られた断層像の1枚1枚から対象の表面に相当する
境界が抽出され、次に各断層像の表面情報間に面がはり
つけられて、これらはりつけられた各面の法線ベクトル
が算出される。そして、前記各面の法線ベクトルが算出
されると、この法線ベクトルを基にして輝度付けが行わ
れるようになっている。このようにして、断層像間の微
小平面に対してそれぞれ算出規定される法線ベクトルの
傾きを基にして輝度付けが行われるようになっているの
で、微小平面の傾きに応じた輝度が付加されるようにな
っている。
による三次元構築の機構を説明する説明図である。フォ
ン・シェーディング法による三次元構築法によれば、ま
ず得られた断層像の1枚1枚から対象の表面に相当する
境界が抽出され、次に各断層像の表面情報間に面がはり
つけられて、これらはりつけられた各面の法線ベクトル
が算出される。そして、前記各面の法線ベクトルが算出
されると、この法線ベクトルを基にして輝度付けが行わ
れるようになっている。このようにして、断層像間の微
小平面に対してそれぞれ算出規定される法線ベクトルの
傾きを基にして輝度付けが行われるようになっているの
で、微小平面の傾きに応じた輝度が付加されるようにな
っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、しきい
値法に基づいた三次元表示法においては、遠近感のある
三次元像を得ることはできるが、観察者からほぼ同距離
に存在する小さな凹凸は同じ輝度に表示されてしまうと
いう欠点を有している。従って、大まかな形状を表示す
るのには適しているが、細かな情報を表示するのには適
しておらず、使用者は表面状態つまり表面が滑らかなの
か凸凹しているのかを理解することができず、重要な情
報となるもののひとつが欠如した状態で診断を行わなけ
ればならないような状態を招くという問題があった。
値法に基づいた三次元表示法においては、遠近感のある
三次元像を得ることはできるが、観察者からほぼ同距離
に存在する小さな凹凸は同じ輝度に表示されてしまうと
いう欠点を有している。従って、大まかな形状を表示す
るのには適しているが、細かな情報を表示するのには適
しておらず、使用者は表面状態つまり表面が滑らかなの
か凸凹しているのかを理解することができず、重要な情
報となるもののひとつが欠如した状態で診断を行わなけ
ればならないような状態を招くという問題があった。
【0007】本発明は、以上のような課題に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は、対象物表面の小さな凹凸
を強調して表示すると共に対象物全体を三次元的に把握
できる表示像を、自動的にかつ容易に構築することがで
きる超音波三次元画像表示装置を提供することである。
れたものであり、その目的は、対象物表面の小さな凹凸
を強調して表示すると共に対象物全体を三次元的に把握
できる表示像を、自動的にかつ容易に構築することがで
きる超音波三次元画像表示装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上のような課題を解決
するために、本発明に係る超音波三次元画像表示装置に
おいては、しきい値法とフォン・シェーディング法とを
組み合わせて対象物表面の輝度を決定することを特徴と
する。
するために、本発明に係る超音波三次元画像表示装置に
おいては、しきい値法とフォン・シェーディング法とを
組み合わせて対象物表面の輝度を決定することを特徴と
する。
【0009】すなわち、本発明に係る超音波三次元画像
表示装置においては、対象物の表面の位置をしきい値法
にて抽出する表面位置抽出手段と、この表面位置抽出手
段によって抽出される対象物の表面の位置情報を基にし
て前記対象物の表面を微小平面に分割してこれら微小平
面の各々の法線ベクトルを算出する法線ベクトル算出手
段と、この法線ベクトル算出手段によって算出される法
線ベクトルと視点及び光源の位置とからフォン・シェー
ディング法によって該対象物表面の輝度を算出する輝度
算出手段と、を有する。
表示装置においては、対象物の表面の位置をしきい値法
にて抽出する表面位置抽出手段と、この表面位置抽出手
段によって抽出される対象物の表面の位置情報を基にし
て前記対象物の表面を微小平面に分割してこれら微小平
面の各々の法線ベクトルを算出する法線ベクトル算出手
段と、この法線ベクトル算出手段によって算出される法
線ベクトルと視点及び光源の位置とからフォン・シェー
ディング法によって該対象物表面の輝度を算出する輝度
算出手段と、を有する。
【0010】
【作用】以上のような構成を有する本発明の超音波三次
元画像表示装置においては、しきい値法で対象物表面の
点が規定され、フォン・シェーディング法で対象物表面
の面が張られ、これによって作成される対象物表面の詳
細な面の様子に基づいて輝度が決定される。
元画像表示装置においては、しきい値法で対象物表面の
点が規定され、フォン・シェーディング法で対象物表面
の面が張られ、これによって作成される対象物表面の詳
細な面の様子に基づいて輝度が決定される。
【0011】すなわち、表面位置抽出手段によって対象
物の表面の位置が抽出されると、対象物表面のしきい値
法による表面位置情報に基づいた微小平面に対象物の表
面が分割されるとともに、これらの法線ベクトルが法線
ベクトル算出手段によって算出される。そして、法線ベ
クトルが算出されると、これと視点及び光源の位置がフ
ォン・シェーディング法におけるパラメータとして用い
られて、対象物表面の輝度が算出される。
物の表面の位置が抽出されると、対象物表面のしきい値
法による表面位置情報に基づいた微小平面に対象物の表
面が分割されるとともに、これらの法線ベクトルが法線
ベクトル算出手段によって算出される。そして、法線ベ
クトルが算出されると、これと視点及び光源の位置がフ
ォン・シェーディング法におけるパラメータとして用い
られて、対象物表面の輝度が算出される。
【0012】
【実施例】図1は、本発明の好適な一実施例に係る超音
波三次元画像表示装置の機能構成を示すブロック図であ
る。
波三次元画像表示装置の機能構成を示すブロック図であ
る。
【0013】本装置は、生体内からのエコー情報を得る
超音波診断装置11と、これに接続されている周辺制御
部13と、を含み、周辺制御部13はバスライン15を
介してCPU17に接続されている。更に、このバスラ
イン15にはフォン・シェーディングパラメータ設定部
19と、三次元データメモリ部21と、フレームバッフ
ァメモリ部23と、表面位置情報メモリ部25と、表面
位置検出部27と、法線ベクトル成分メモリ部29と、
高速演算プロセッサ31とが接続されている。また更
に、フレームバッファメモリ部23にはCRT33が接
続されており、フレームバッファメモリ部23に一時的
に保存されたデータがCRT33において画像表示され
るようになっている。
超音波診断装置11と、これに接続されている周辺制御
部13と、を含み、周辺制御部13はバスライン15を
介してCPU17に接続されている。更に、このバスラ
イン15にはフォン・シェーディングパラメータ設定部
19と、三次元データメモリ部21と、フレームバッフ
ァメモリ部23と、表面位置情報メモリ部25と、表面
位置検出部27と、法線ベクトル成分メモリ部29と、
高速演算プロセッサ31とが接続されている。また更
に、フレームバッファメモリ部23にはCRT33が接
続されており、フレームバッファメモリ部23に一時的
に保存されたデータがCRT33において画像表示され
るようになっている。
【0014】ここで、図2は本実施例に係る超音波三次
元画像表示装置の動作の流れを示すフローチャートであ
る。
元画像表示装置の動作の流れを示すフローチャートであ
る。
【0015】この図2に示されているように、本装置に
おいては、まず、生体内からの超音波診断装置11によ
りエコーデータが収集される(S101)。そして、こ
のエコーデータは複数の間隔の十分小さい断層像により
構成され、周辺制御部13を通じて三次元データメモリ
部21へ格納される(S102)。そして、この三次元
データメモリ部21に格納された各断層像のデータを基
に表面位置検出部27において対象物の表面位置が検出
され、この位置データは表面位置情報メモリ部25に格
納される(S103)。なお、このS101からS10
3までの操作は対象物すべての表面に対して行われる。
おいては、まず、生体内からの超音波診断装置11によ
りエコーデータが収集される(S101)。そして、こ
のエコーデータは複数の間隔の十分小さい断層像により
構成され、周辺制御部13を通じて三次元データメモリ
部21へ格納される(S102)。そして、この三次元
データメモリ部21に格納された各断層像のデータを基
に表面位置検出部27において対象物の表面位置が検出
され、この位置データは表面位置情報メモリ部25に格
納される(S103)。なお、このS101からS10
3までの操作は対象物すべての表面に対して行われる。
【0016】ここで、近接する表面位置情報を表面位置
情報メモリ部25より読み出し、読み出した位置を通る
平面の法線ベクトルを求めて(S104)法線ベクトル
成分メモリ部29へその結果を格納し、フォン・シェー
ディングパラメータ設定部19において光源の位置及び
光源の強度などのパラメータが設定される(S10
5)。そして、S105において設定された各パラメー
タと、S104において算出された法線ベクトルからフ
ォン・シェーディング法によって各微小平面の輝度が決
定される(S106)。なお、この操作はすべての法線
ベクトルに対して行われるものである。最後に、決定さ
れた輝度情報はフレームバッファメモリ部23に格納さ
れ(S107)、CRT33において表示される(S1
08)。
情報メモリ部25より読み出し、読み出した位置を通る
平面の法線ベクトルを求めて(S104)法線ベクトル
成分メモリ部29へその結果を格納し、フォン・シェー
ディングパラメータ設定部19において光源の位置及び
光源の強度などのパラメータが設定される(S10
5)。そして、S105において設定された各パラメー
タと、S104において算出された法線ベクトルからフ
ォン・シェーディング法によって各微小平面の輝度が決
定される(S106)。なお、この操作はすべての法線
ベクトルに対して行われるものである。最後に、決定さ
れた輝度情報はフレームバッファメモリ部23に格納さ
れ(S107)、CRT33において表示される(S1
08)。
【0017】なお、しきい値法による表面抽出は、従来
の方法と同様であり、図8に示されるように、対象物に
対して仮想的な視点を設定し、対象物に向けて視線を出
す。そして、視点において、あらかじめ設定しておいた
しきい値と視線上のエコーデータを比較する。ここで、
対象物表面では音響インピーダンスの違いによってエコ
ー強度が急激に変化することから、しきい値を適切に設
定しておけば、しきい値を超えるエコーデータの存在す
る位置を対象物表面として抽出することができるように
なっている。なお、図3に示されるように、本実施例に
おいてこの操作は対象物を貫くすべての視線に対して行
われる。すなわち、超音波診断装置11に接続される三
次元スキャナにて生体内の対象からの三次元エコーデー
タが収集され、次に観察者の視点位置を設定して観察者
から見た対象の表面位置情報(x,y,z座標値)のす
べてをしきい値法により自動的に算出する。なお、本実
施例においてはZバッファ法を用いた三次元ワークステ
ーションを使用しており、算出された表面情報はこのZ
バッファメモリに保存されるようになっている。
の方法と同様であり、図8に示されるように、対象物に
対して仮想的な視点を設定し、対象物に向けて視線を出
す。そして、視点において、あらかじめ設定しておいた
しきい値と視線上のエコーデータを比較する。ここで、
対象物表面では音響インピーダンスの違いによってエコ
ー強度が急激に変化することから、しきい値を適切に設
定しておけば、しきい値を超えるエコーデータの存在す
る位置を対象物表面として抽出することができるように
なっている。なお、図3に示されるように、本実施例に
おいてこの操作は対象物を貫くすべての視線に対して行
われる。すなわち、超音波診断装置11に接続される三
次元スキャナにて生体内の対象からの三次元エコーデー
タが収集され、次に観察者の視点位置を設定して観察者
から見た対象の表面位置情報(x,y,z座標値)のす
べてをしきい値法により自動的に算出する。なお、本実
施例においてはZバッファ法を用いた三次元ワークステ
ーションを使用しており、算出された表面情報はこのZ
バッファメモリに保存されるようになっている。
【0018】以上のような表面情報の算出と保存に続い
て、法線ベクトルの算出が行われる。すなわち、図4に
示されるように、まず近接する4点(Pk,j ,
Pk,j-1 ,Pk+ 1,j ,Pk+1,j-1 )の表面位置情報が三
次元データメモリ21から読み出され、これら4点を通
る微小平面の法線ベクトルNkが算出される。そして、
これはx方向にスキャンしながら随時行われるので、対
象物のすべての法線ベクトルが自動的に算出されること
となる。
て、法線ベクトルの算出が行われる。すなわち、図4に
示されるように、まず近接する4点(Pk,j ,
Pk,j-1 ,Pk+ 1,j ,Pk+1,j-1 )の表面位置情報が三
次元データメモリ21から読み出され、これら4点を通
る微小平面の法線ベクトルNkが算出される。そして、
これはx方向にスキャンしながら随時行われるので、対
象物のすべての法線ベクトルが自動的に算出されること
となる。
【0019】なお、対象物のすべての法線ベクトルが自
動的に算出されると、この法線ベクトルの成分は法線ベ
クトル成分メモリ部29に収集されるようになってい
る。そして、自動的に算出された対象物のすべての法線
ベクトルとフォン・シェーディングパラメータが設定さ
れ、最後にフォン・シェーディング法によって光源の位
置及び観察者の位置及び法線ベクトルから輝度が決定さ
れて各微小平面に割り当られるようになる。
動的に算出されると、この法線ベクトルの成分は法線ベ
クトル成分メモリ部29に収集されるようになってい
る。そして、自動的に算出された対象物のすべての法線
ベクトルとフォン・シェーディングパラメータが設定さ
れ、最後にフォン・シェーディング法によって光源の位
置及び観察者の位置及び法線ベクトルから輝度が決定さ
れて各微小平面に割り当られるようになる。
【0020】また、コンピュータグラフィックスの分野
でよく用いられている三次元表示法によるフォン・シェ
ーディング法は、実施例において、図5中の各式に示さ
れる内容を実行するソフトを使用することによって行わ
れる。ちなみに、図6は図5中の各式の中の変数やベク
トルを表示したものである。
でよく用いられている三次元表示法によるフォン・シェ
ーディング法は、実施例において、図5中の各式に示さ
れる内容を実行するソフトを使用することによって行わ
れる。ちなみに、図6は図5中の各式の中の変数やベク
トルを表示したものである。
【0021】更に、本実施例における顕著な効果は、図
7に掲載されている写真に示されたとおりである。この
図7の写真は、膀胱癌の診断結果を示したもので、写真
1が従来のものであり、写真2が本実施例における超音
波三次元画像表示装置で表示したものである。これらの
写真の比較から明らかなように、本実施例における超音
波三次元画像表示装置で表示したものの方が、組織の表
面の凹凸の様子などが詳細に表示されるようになってお
り、正常部位と癌部位の区別を明確に行うことができる
ということが分かる。
7に掲載されている写真に示されたとおりである。この
図7の写真は、膀胱癌の診断結果を示したもので、写真
1が従来のものであり、写真2が本実施例における超音
波三次元画像表示装置で表示したものである。これらの
写真の比較から明らかなように、本実施例における超音
波三次元画像表示装置で表示したものの方が、組織の表
面の凹凸の様子などが詳細に表示されるようになってお
り、正常部位と癌部位の区別を明確に行うことができる
ということが分かる。
【0022】
【発明の効果】以上のようにして、本発明に係る三次元
画像表示装置においては、しきい値法による表面抽出を
基にしてフォン・シェーディング法のパラメータが作成
され、これに基づいて輝度が決定されるので、今まで用
手的に行っていた表面抽出が自動的にできると共に精密
な表示を行うことが可能となっており、操作の自動化と
測定精度の向上が同時に図れるようになっているという
顕著な効果を有している。
画像表示装置においては、しきい値法による表面抽出を
基にしてフォン・シェーディング法のパラメータが作成
され、これに基づいて輝度が決定されるので、今まで用
手的に行っていた表面抽出が自動的にできると共に精密
な表示を行うことが可能となっており、操作の自動化と
測定精度の向上が同時に図れるようになっているという
顕著な効果を有している。
【図1】本実施例に係る三次元画像表示装置の機能構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図2】本実施例の動作の流れを示すフローチャートで
ある。
ある。
【図3】本実施例における表面抽出の機構を説明する説
明図である。
明図である。
【図4】本実施例における法線ベクトルの算出の様子を
示した図である。
示した図である。
【図5】フォン・シェーディング法によって輝度を算出
するときの計算式等を示した図である。
するときの計算式等を示した図である。
【図6】図5中の各式の中の変数やベクトルを表示した
説明図である。
説明図である。
【図7】本実施例に係る三次元画像表示装置の効果を示
す写真であり、膀胱癌の診断結果を従来装置と比較して
示したものである。
す写真であり、膀胱癌の診断結果を従来装置と比較して
示したものである。
【図8】しきい値法による表面抽出を説明する説明図で
ある。
ある。
【図9】フォン・シェーディング法による三次元構築の
様子を説明する説明図である。
様子を説明する説明図である。
11 超音波診断装置 19 フォン・シェーディングパラメータ設定部 21 三次元データメモリ部 25 表面位置情報メモリ部 27 表面位置検出部 29 法線ベクトル成分メモリ部
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】生体内から得られた三次元超音波エコー情
報を三次元的に表示する超音波三次元画像表示装置にお
いて、 対象物の表面の位置をしきい値法にて抽出する表面位置
抽出手段と、 この表面位置抽出手段によって抽出される対象物の表面
の位置情報を基にして前記対象物の表面を微小平面に分
割して、これら微小平面の各々の法線ベクトルを算出す
る法線ベクトル算出手段と、 この法線ベクトル算出手段によって算出される法線ベク
トルと視点及び光源の位置とから、対象物表面の輝度を
フォン・シェーディング法によって算出する輝度算出手
段と、 を有する超音波三次元画像表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3194889A JPH0518940A (ja) | 1991-07-09 | 1991-07-09 | 超音波三次元画像表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3194889A JPH0518940A (ja) | 1991-07-09 | 1991-07-09 | 超音波三次元画像表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0518940A true JPH0518940A (ja) | 1993-01-26 |
Family
ID=16332016
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3194889A Pending JPH0518940A (ja) | 1991-07-09 | 1991-07-09 | 超音波三次元画像表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0518940A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110313021A (zh) * | 2017-03-06 | 2019-10-08 | Line 株式会社 | 用于提供增强现实的方法和设备以及计算机程序 |
-
1991
- 1991-07-09 JP JP3194889A patent/JPH0518940A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110313021A (zh) * | 2017-03-06 | 2019-10-08 | Line 株式会社 | 用于提供增强现实的方法和设备以及计算机程序 |
CN110313021B (zh) * | 2017-03-06 | 2023-07-25 | 连株式会社 | 增强现实提供方法、装置以及计算机可读记录介质 |
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