JPH05188976A - 能動騒音制御装置 - Google Patents

能動騒音制御装置

Info

Publication number
JPH05188976A
JPH05188976A JP4005885A JP588592A JPH05188976A JP H05188976 A JPH05188976 A JP H05188976A JP 4005885 A JP4005885 A JP 4005885A JP 588592 A JP588592 A JP 588592A JP H05188976 A JPH05188976 A JP H05188976A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sound
sound source
active noise
noise control
active
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4005885A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuyoshi Nagayasu
克芳 長安
Seiichiro Suzuki
成一郎 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP4005885A priority Critical patent/JPH05188976A/ja
Publication of JPH05188976A publication Critical patent/JPH05188976A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10KSOUND-PRODUCING DEVICES; METHODS OR DEVICES FOR PROTECTING AGAINST, OR FOR DAMPING, NOISE OR OTHER ACOUSTIC WAVES IN GENERAL; ACOUSTICS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G10K2210/00Details of active noise control [ANC] covered by G10K11/178 but not provided for in any of its subgroups
    • G10K2210/50Miscellaneous
    • G10K2210/503Diagnostics; Stability; Alarms; Failsafe
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10KSOUND-PRODUCING DEVICES; METHODS OR DEVICES FOR PROTECTING AGAINST, OR FOR DAMPING, NOISE OR OTHER ACOUSTIC WAVES IN GENERAL; ACOUSTICS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G10K2210/00Details of active noise control [ANC] covered by G10K11/178 but not provided for in any of its subgroups
    • G10K2210/50Miscellaneous
    • G10K2210/507Flow or turbulence

Landscapes

  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 音源から発せられる音を検出する受音器を音
源に近づけても効果的な能動騒音制御を行うことができ
る能動騒音制御装置を提供することを目的としている。 【構成】 ダクト5内の流路中に配設した音源(ファ
ン)6と受音器(センシングマイク)1との間に、網状
の整流部材10を配設した構成により、音源6から発せ
られる音、即ち音を伝播する流体(空気)の流れがほぼ
一様流になるように整流してコヒーレンスをとることが
できるので、受音器1を音源6側に近づけて効果的に能
動騒音制御を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばファン騒音など
の流体力学的に発生する音を能動騒音制御して消音を行
う能動騒音制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、ファン騒音などの流体力学的に
発生する音を能動騒音制御して消音を行う従来の能動騒
音制御装置の一例を示す概略構成図である。
【0003】この図に示すように、従来の能動騒音制御
装置は、受音器(センシングマイク)1と、フィルタ2
と、発音器(能動制御用スピーカ)3と、誤差信号検出
センサ(評価マイク)4とで構成されている。
【0004】そして、上記した能動騒音制御装置の受音
器1を、ダクト5内の音源(例えばファン)6の下流側
に配置して音源から発生する音を検出し、ダクト5の開
口部5aで音源6から発せられる音と逆相になるような
出力信号を作成する。フィルタ2で作成された出力信号
は、発音器3に入力されて音源6から発生する音と開口
部5aで逆相となる音を発生する。そして、ダクト5の
開口部5aに配置した誤差信号検出センサ4で能動消音
の制御結果を評価して、誤差信号検出センサ4で検出さ
れる誤差信号が最小になるようにフィルタ2のフィルタ
係数を更新する。
【0005】このように、能動騒音制御装置ではフィル
タ2のフィルタ係数を固定せず、系の変化、例えば発音
器3やダクト5の音響特性の変化に対応できるように、
適応制御が行われる。
【0006】ところで、上記した能動騒音制御装置で
は、音の空間的なコヒーレンスがとれていないと能動制
御ができない。以下、音のコヒーレンスと能動制御につ
いて説明する。
【0007】図8は、ダクト内にある音源(図ではファ
ン)と上記した能動騒音制御装置の受音器(センシング
マイク)間の距離と、音のコヒーレンスとの関係を測定
する装置を示す概略図である。この図に示すように、ダ
クト5の音源6の下流側に形成した複数のマイク取付穴
7(音源6に近い側から順にA点,B点,C点,D点,
E点,F点)の任意の場所に2つの受音器1,8(図で
はB点とC点)を配置し、2つの受音器1,8で得られ
る音の信号を2チャンネルのFFTアナライザ(図示省
略)に入力してコヒーレンスを測定する。
【0008】図9乃至図14は、上記した装置によるコ
ヒーレンスの測定データを示す図であり、図9は2つの
受音器1,8をそれぞれA点,B点、図10は2つの受
音器1,8をそれぞれB点,C点、図11は2つの受音
器1,8をそれぞれB点,D点、図12は2つの受音器
1,8をそれぞれC点,D点、図13は2つの受音器
1,8をそれぞれD点,E点、図14は2つの受音器
1,8をそれぞれE点,F点に配置した時の測定データ
である。
【0009】この測定結果から明らかなように、受音器
1が音源6側に近い場合には広帯域音のコヒーレンスが
とれず、受音器1が音源6側から離れている場合には広
帯域音のコヒーレンスがとれることが分る。
【0010】このように、従来の能動騒音制御装置で
は、広帯域音のコヒーレンスがとれるように音源6と受
音器(センシングマイク)1間の距離を離す必要があっ
た。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、能動
消音したい音源を有する機器においては、音源が配設さ
れている流路を短くして機器全体の小型化を図ることが
要求されているが、上記したように従来の能動騒音制御
装置では、広帯域音のコヒーレンスをとるために流路中
の音源6と受音器(センシングマイク)1との間の距離
を離す必要があるので、流路の短縮化を図ることができ
なかった。
【0012】また、従来の能動騒音制御装置では、発音
器3から発せられる能動音を受音器1で検出することに
よって、この閉ループの一巡伝達関数が1を越えた場合
には発振(ハウリング)が生じるために、効果的な能動
騒音制御を行うことができなかった。
【0013】本発明は上記した課題を解決する目的でな
され、音源と受音器間の距離を短くして能動騒音制御を
行うことができ、また、ハウリングの発生を抑制するこ
とができる能動騒音制御装置を提供しようとするもので
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に第1の発明は、流路内の音源から発せられる音を検出
する受音器と、該受音器から出力される前記音源からの
音に対応した出力信号を入力信号とし、この入力信号に
フィルタ係数をかけて所望の出力信号を作成するフィル
タと、該フィルタから出力される出力信号を入力信号と
し、この入力信号に基づいて能動音を発する発音器と、
該発音器から発せられる能動音で前記音源から発せられ
る音を能動騒音制御する時の制御効果を評価するための
誤差信号検出センサとを具備し、前記誤差信号検出セン
サからの出力信号が最小となるようにフィルタ係数を更
新して能動消音を行う能動騒音制御装置において、前記
流路内の前記音源と受音器との間に、前記音源から発せ
られる音を伝播する流体が前記流路中でほぼ一様流にな
るように整流する整流部材を配設したことを特徴として
いる。
【0015】また、第2の発明は、流路内の音源から発
せられる音を伝播する流体の流速変動を検出する流速検
出手段と、該流速検出手段から出力される前記音源によ
る流体の流速変動に対応した出力信号を入力信号とし、
この入力信号にフィルタ係数をかけて所望の出力信号を
作成するフィルタと、該フィルタから出力される出力信
号を入力信号とし、この入力信号に基づいて能動音を発
する発音器と、該発音器から発せられる能動音で前記音
源から発せられる音を能動騒音制御する時の制御効果を
評価するための誤差信号検出センサとを具備し、前記誤
差信号検出センサからの出力信号が最小となるようにフ
ィルタ係数を更新して能動消音を行う能動騒音制御装置
において、前記流路内の前記音源と流速検出手段との間
に、前記音源から発せられる音を伝播する流体が前記流
路内でほぼ一様流になるように整流する整流部材を配設
したことを特徴としている。
【0016】
【作用】ダクト等の流路内にある音源から発せられる音
は、一般に無相関な複数の音源が螺旋状に分布して時間
と共に移動し、各点間における音の伝達関数が変動して
いるために、空間的に音のコヒーレンスが低下してい
る。従って、音源に近い位置では広帯域音のコヒーレン
スがとれず、ある程度音源から離れた位置でないと広帯
域音のコヒーレンスがとれなかった。
【0017】このため、第1の発明では、流路中にある
音源と音源から発せられる音を検出する受音器との間
に、音源から発せられる音を伝播する流体が流路中でほ
ぼ一様流になるように整流する整流部材を配設したこと
によって、音源に近い位置でも広帯域音のコヒーレンス
をとることができることにより、音源に近い位置に受音
器を配置しても効果的に能動騒音制御を行うことができ
る。
【0018】また、第2の発明では、音源から発せられ
る音を検出する代りに音源から発せられる音を伝播する
流体の流速変動を検出する流速検出手段を用い、この流
速検出手段と音源との間に、音源から発せられる音を伝
播する流体が流路中でほぼ一様流になるように整流する
整流部材を配設したことによって、第1の発明同様音源
に近い位置に流速検出手段を配置しても効果的に能動騒
音制御を行うことができ、更に、発音器からの音によっ
て引き起こされて流速検出手段で検出される流体の流速
変動がフィードバックする量も僅かなので、能動騒音制
御時に発振(ハウリング)が発生するのを抑制すること
ができる。
【0019】また、本発明の整流部材(網状構造物・ハ
ニカム状構造物・翼状構造物等)の効果を確認するため
に、本発明者等は前記図8に示した装置の流路中の音源
6の下流側に網状構造物・ハニカム状構造物・翼状構造
物等を挿入してコヒーレンスを測定してみた。測定は、
図中Aの位置に上記した整流部材を、図中Bの位置に受
音器1を、図中Cの位置に誤差信号検出センサ4を配設
して行なったものである。この測定結果から、図15の
ように受音器1を音源6近傍に配置してもコヒーレンス
がとれるようになることが理解できる。
【0020】また、本発明者等は、ドライアイスに湯を
かけて出た水煙等を用いて流れを可視化する実験を行な
った結果、次のことが分った。整流部材を何も挿入しな
い場合は、特に音源(ファン)の下流側において大きな
旋回流となっていた。これに対して、整流部材を挿入し
た場合は整流されて、ほとんど旋回していない一様流に
なっていることが分った。そして一様流になることで、
コヒーレンスがとれるようになる。
【0021】これは次のメカニズムによると考えられ
る。広帯域音の発生原因にはブレイドからの剥離渦、剪
断で生ずる渦・波等があり、無相関な複数の音源が螺旋
状に分布して時間と共に移動し、各点間の音の伝達関数
が変動して空間的な音のコヒーレンス値が低下してい
る。このため、広帯域音の制御ができない。
【0022】一方、整流部材を挿入したり、あるいは音
源から充分離れた下流ではコヒーレンスがとれるのは、
流体の流れが一様になって一点で音を代表できるからで
ある。また下流側では、上流側に比べて旋回の度合いが
大きいことから、受音器(センシングマイク)を音源
(ファン)から離さないとコヒーレンスがとれない。
【0023】
【実施例】以下、本発明を図示の一実施例に基づいて詳
細に説明する。尚、従来と同一部分には同一符号を付し
て説明する。
【0024】〈第1実施例〉図1は、本発明の第1実施
例に係る能動騒音制御装置を示す概略構成図である。こ
の図に示すように、ダクト5内の流路中に配設されてい
る音源(図ではファン)6の下流側には、網状の整流部
材10と、受音器(センシングマイク)1と、発音器
(能動制御用スピーカ)3と、誤差信号検出センサ(評
価マイク)4が配置されている。また、受音器1と発音
器3との間にはフィルタ2が接続されており、フィルタ
2は、誤差信号検出センサ4から入力される誤差信号に
基づいてフィルタ係数を更新する。
【0025】網状の整流部材10は、網目が細く形成さ
れており、音源6と受音器1との間にダクト5の内周面
にほぼ接するようにして厚みを持って配設されている。
【0026】本実施例に係る能動騒音制御装置は上記の
ように構成されており、音源6から発せられる音は網状
の整流部材10を通して受音器1で検出され、フィルタ
2でダクト5の開口部5aで音源6から発せられる音と
逆相になるような出力信号を作成する。そして、ダクト
5の開口部5aに配置した誤差信号検出センサ4で能動
消音の制御結果を評価して、誤差信号検出センサ4で検
出される誤差信号が最小になるように、フィルタ2のフ
ィルタ係数を更新する。
【0027】このように、本実施例では音源6と受音器
1の間に網状の整流部材10を配設したことにより、音
源6から発せられる音、即ち音を伝播する流体(空気)
の流れがほぼ一様流になるように整流してコヒーレンス
をとることができるので、受音器1を音源6側に近づけ
て効果的に能動騒音制御を行うことができる。
【0028】例えば、ダクト5の直径が150mmの場合
に、従来は音源6と受音器1間が750mm程度で広帯域
音のコヒーレンスがとれていたのが、音源6と受音器1
との間に網状の整流部材10を配設したことにより、音
源6と受音器1間が440mm程度でも広帯域音のコヒー
レンスをとることができるようになった。
【0029】図2は、本実施例の能動騒音制御装置によ
る音のコヒーレンスの測定結果を示す図であり、広帯域
音でコヒーレンスがとれているのが分る。
【0030】また、図3は、従来と本実施例の能動騒音
制御装置による任意の周波数領域における音のパワーの
測定結果を比較した図(図中Bは従来の能動騒音制御、
Aは本発明の能動騒音制御である)であり、この図から
も明らかなように、本実施例のように受音器1を音源6
側に近づけた場合でも、全周波数領域で従来よりも音の
パワーを低減することができた。
【0031】〈第2実施例〉図4は、本発明の第2実施
例に係る能動騒音制御装置を示す概略構成図である。本
実施例では、上記した網状の整流部材10の代りに、断
面がハニカム状に形成されているハニカム状の整流部材
11を、音源6と受音器1との間にダクト5の内周面に
ほぼ接するようにして配設されている。他の構成は、図
1に示した第1実施例と同様である。
【0032】本実施例においても前記した第1実施例同
様、音源6と受音器1との間に配設したハニカム状の整
流部材11により、音源6から発せられる音、即ち音を
伝播する流体(空気)の流れがほぼ一様流になるように
整流してコヒーレンスをとることができるので、受音器
1を音源6側に近づけて効果的に能動騒音制御を行うこ
とができる。
【0033】また、本実施例では、整流部材11は断面
がハニカム状に形成されていたが、これ以外にも例えば
断面が円形や角状でもよい。
【0034】〈第3実施例〉図5は、本発明の第3実施
例に係る能動騒音制御装置を示す概略構成図である。本
実施例では、蛇行状になっているダクト5内に配設され
ている音源(図では複数のファン)6の下流側に、断面
が翼状の整流部材12と、受音器(センシングマイク)
1と、発音器(能動制御用スピーカ)3と、誤差信号検
出センサ(評価マイク)4が配置されている。また、受
音器1と発音器3との間にはフィルタ2が接続されてお
り、フィルタ2は、誤差信号検出サンサ4から入力され
る誤差信号に基づいてフィルタ係数を更新する。受音器
1、フィルタ2、発音器3、誤差信号検出センサ4によ
る能動騒音制御は、図1に示した第1実施例と同様であ
る。
【0035】断面が翼状の整流部材12は、音源6と受
音器1との間のダクト5のほぼ直角に形成されているコ
ーナ部分に、音源6から発せられる音、即ち音を伝播す
る流体(空気)の流れがダクト5内の流路中を一様に流
れるようにして複数個(図では4つ)配設されている。
【0036】本実施例に係る能動騒音制御装置は上記の
ように構成されており、音源6から発せられる音、即
ち、音を伝播する流体(空気)は、ダクト5内のコーナ
部に設けた翼状の整流部材12で整流されて一様流にな
ることによりコヒーレンスをとることができるので、受
音器1を音源6側に近づけて効果的に能動騒音制御を行
うことができる。
【0037】また、本実施例では、整流部材12は断面
が翼状に形成されていたが、これ以外にも、例えば所定
の曲率半径を有する湾曲部材等でもよい。
【0038】〈第4実施例〉図6は、本発明の第4実施
例に係る能動騒音制御装置を示す概略構成図である。本
実施例では、上記した各実施例の受音器(センシングマ
イク)1の代りに、流体(空気)の流速変動を検出する
流速センサ13を配設した構成であり、他の構成は図1
に示した第1実施例と同様である。
【0039】音源6から発せられる音は流体(空気)の
流速変動によって伝播されるので、本実施例では前記し
た各実施例のように、受音器1で音を検出する代りに流
速センサ13で音源6から発せられる音を伝播する流体
(空気)の流速変動を検出することにより、前記した各
実施例同様流速センサ13を音源6側に近づけて効果的
に能動騒音制御を行うことができる。このように、音源
6から発せられる音を伝播する流体(空気)の流速変動
を流速センサ13で検出することにより、音源6から発
せられる音を受音器(センシングマイク)1で検出する
場合と同様の信号をフィルタ2に出力することができ
る。
【0040】本実施例のように、流速センサ13で音源
6から発せられる音を伝播する流体(空気)の流速変動
を検出する構成では、発音器(能動制御用スピーカ)3
から流速センサ13へ流体(空気)の流速変動がフィー
ドバックする量も僅かである。このため、発音器3から
発せられる能動音を伝播する流体(空気)の流速変動を
流速センサ13で検出することによって発生する発振
(ハウリング)を大幅に抑制することができる。
【0041】
【発明の効果】以上、実施例に基づいて具体的に説明し
たように第1,第2の発明によれば、流路中に配置され
ている音源と受音器(あるいは流速検出手段)との間に
配設した整流部材によって、音源から発せられる音、即
ち音を伝播する流体の流れがほぼ一様流になるように整
流してコヒーレンスをとることができることにより、短
い流路でも効果的に能動騒音制御を行うことができる。
【0042】また、第2の発明によれば、音源から発せ
られる音を伝播する流体の流速変動を流速検出手段で検
出して能動騒音制御を行うことにより、発振(ハウリン
グ)の発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る能動騒音制御装置を
示す概略構成図である。
【図2】図1に示した本発明の能動騒音制御装置による
音のコヒーレンスの測定結果を示す図である。
【図3】図1に示した本発明の能動騒音制御装置と従来
の能動騒音制御装置による能動騒音制御効果の比較を示
す図である。
【図4】本発明の第2実施例に係る能動騒音制御装置を
示す概略構成図である。
【図5】本発明の第3実施例に係る能動騒音制御装置を
示す概略構成図である。
【図6】本発明の第4実施例に係る能動騒音制御装置を
示す概略構成図である。
【図7】従来の能動騒音制御装置を示す概略構成図であ
る。
【図8】音源と受音器間の距離と、音のコヒーレンスと
の関係を測定する装置を示す概略図である。
【図9】図8に示した装置による音源と受音器間の距離
と、音のコヒーレンスとの関係の測定結果を示す図であ
る。
【図10】図8に示した装置による音源と受音器間の距
離と、音のコヒーレンスとの関係の測定結果を示す図で
ある。
【図11】図8に示した装置による音源と受音器間の距
離と、音のコヒーレンスとの関係の測定結果を示す図で
ある。
【図12】図8に示した装置による音源と受音器間の距
離と、音のコヒーレンスとの関係の測定結果を示す図で
ある。
【図13】図8に示した装置による音源と受音器間の距
離と、音のコヒーレンスとの関係の測定結果を示す図で
ある。
【図14】図8に示した装置による音源と受音器間の距
離と、音のコヒーレンスとの関係の測定結果を示す図で
ある。
【図15】図8に示した装置に、本発明の整流部材を配
設した時の音のコヒーレンスの測定結果を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 受音器 2 フィルタ 3 発音器 4 誤差信号検出センサ(評価マイク) 5 ダクト 5a 開口部 6 音源 10 網状の整流部材 11 ハニカム状の整流部材 12 翼状の整流部材 13 流速センサ(流速検出手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流路内の音源から発せられる音を検出す
    る受音器と、該受音器から出力される前記音源からの音
    に対応した出力信号を入力信号とし、この入力信号にフ
    ィルタ係数をかけて所望の出力信号を作成するフィルタ
    と、該フィルタから出力される出力信号を入力信号と
    し、この入力信号に基づいて能動音を発する発音器と、
    該発音器から発せられる能動音で前記音源から発せられ
    る音を能動騒音制御する時の制御効果を評価するための
    誤差信号検出センサとを具備し、前記誤差信号検出セン
    サからの出力信号が最小となるようにフィルタ係数を更
    新して能動消音を行う能動騒音制御装置において、前記
    流路内の前記音源と受音器との間に、前記音源から発せ
    られる音を伝播する流体が前記流路中でほぼ一様流にな
    るように整流する整流部材を配設したことを特徴とする
    能動騒音制御装置。
  2. 【請求項2】 流路内の音源から発せられる音を伝播す
    る流体の流速変動を検出する流速検出手段と、該流速検
    出手段から出力される前記音源による流体の流速変動に
    対応した出力信号を入力信号とし、この入力信号にフィ
    ルタ係数をかけて所望の出力信号を作成するフィルタ
    と、該フィルタから出力される出力信号を入力信号と
    し、この入力信号に基づいて能動音を発する発音器と、
    該発音器から発せられる能動音で前記音源から発せられ
    る音を能動騒音制御する時の制御効果を評価するための
    誤差信号検出センサとを具備し、前記誤差信号検出セン
    サからの出力信号が最小となるようにフィルタ係数を更
    新して能動消音を行う能動騒音制御装置において、前記
    流路内の前記音源と流速検出手段との間に、前記音源か
    ら発せられる音を伝播する流体が前記流路内でほぼ一様
    流になるように整流する整流部材を配設したことを特徴
    とする能動騒音制御装置。
JP4005885A 1992-01-16 1992-01-16 能動騒音制御装置 Pending JPH05188976A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4005885A JPH05188976A (ja) 1992-01-16 1992-01-16 能動騒音制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4005885A JPH05188976A (ja) 1992-01-16 1992-01-16 能動騒音制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05188976A true JPH05188976A (ja) 1993-07-30

Family

ID=11623355

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4005885A Pending JPH05188976A (ja) 1992-01-16 1992-01-16 能動騒音制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05188976A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06308973A (ja) * 1993-04-19 1994-11-04 Matsushita Seiko Co Ltd 能動消音装置
WO1996010247A1 (en) * 1994-09-29 1996-04-04 The Boeing Company Active noise control in a duct with highly turbulent airflow
US5689572A (en) * 1993-12-08 1997-11-18 Hitachi, Ltd. Method of actively controlling noise, and apparatus thereof
EP1223572A2 (en) 2000-12-15 2002-07-17 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Active noise control system
JP2007225495A (ja) * 2006-02-24 2007-09-06 Isuzu Motors Ltd プローブマイク取付構造
WO2011077602A1 (ja) 2009-12-25 2011-06-30 三菱電機株式会社 空気調和機
JP2012246808A (ja) * 2011-05-26 2012-12-13 Ihi Corp ファン騒音低減装置
WO2013114807A1 (ja) * 2012-02-03 2013-08-08 三菱電機株式会社 能動騒音制御装置
JP2017090767A (ja) * 2015-11-13 2017-05-25 三菱日立パワーシステムズ株式会社 煙突騒音低減システム及び煙突騒音低減システムの設定方法

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06308973A (ja) * 1993-04-19 1994-11-04 Matsushita Seiko Co Ltd 能動消音装置
US5689572A (en) * 1993-12-08 1997-11-18 Hitachi, Ltd. Method of actively controlling noise, and apparatus thereof
WO1996010247A1 (en) * 1994-09-29 1996-04-04 The Boeing Company Active noise control in a duct with highly turbulent airflow
US5606622A (en) * 1994-09-29 1997-02-25 The Boeing Company Active noise control in a duct with highly turbulent airflow
EP1223572A2 (en) 2000-12-15 2002-07-17 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Active noise control system
US7158644B2 (en) 2000-12-15 2007-01-02 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Active noise control system
EP1223572A3 (en) * 2000-12-15 2007-09-26 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Active noise control system
JP2007225495A (ja) * 2006-02-24 2007-09-06 Isuzu Motors Ltd プローブマイク取付構造
WO2011077602A1 (ja) 2009-12-25 2011-06-30 三菱電機株式会社 空気調和機
JP2012246808A (ja) * 2011-05-26 2012-12-13 Ihi Corp ファン騒音低減装置
WO2013114807A1 (ja) * 2012-02-03 2013-08-08 三菱電機株式会社 能動騒音制御装置
JP2017090767A (ja) * 2015-11-13 2017-05-25 三菱日立パワーシステムズ株式会社 煙突騒音低減システム及び煙突騒音低減システムの設定方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7073534B2 (en) Silencer for perforated plate flow conditioner
JPS62164400A (ja) 電子消音システム
US5606622A (en) Active noise control in a duct with highly turbulent airflow
JPH05188976A (ja) 能動騒音制御装置
Bechert et al. Experiments on the transmission of sound through jets
EP1223572B1 (en) Active noise control system
Gerhold et al. Development of an experimental rig for investigation of higher order modes in ducts
JP2006118422A (ja) 電子機器内のファン音低減装置
Bolleter et al. Design considerations for an in-duct soundpower measuring system
JPH05231706A (ja) 三次元空間の能動消音装置
JPH09212175A (ja) 消音装置
JPH03188798A (ja) 電子消音システム
Hall et al. Active control of radiated sound from ducts
JPH06308973A (ja) 能動消音装置
JP3634406B2 (ja) 能動消音装置
JPH0313997A (ja) 電子消音システム
JPH06318083A (ja) アクティブ消音装置
JP3511582B2 (ja) 能動騒音制御装置
JPH06308974A (ja) アクティブ消音装置
JP3636215B2 (ja) アクティブ消音装置
JP3327812B2 (ja) 能動騒音制御装置
JPH06214576A (ja) 能動消音装置
JPH0437218Y2 (ja)
JPH06308972A (ja) 能動消音装置
JPH09106289A (ja) 能動騒音制御装置