JPH05188975A - 騒音防止装置 - Google Patents

騒音防止装置

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Publication number
JPH05188975A
JPH05188975A JP4005274A JP527492A JPH05188975A JP H05188975 A JPH05188975 A JP H05188975A JP 4005274 A JP4005274 A JP 4005274A JP 527492 A JP527492 A JP 527492A JP H05188975 A JPH05188975 A JP H05188975A
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JP
Japan
Prior art keywords
signal
circuit
output
noise
audio signal
Prior art date
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Pending
Application number
JP4005274A
Other languages
English (en)
Inventor
Hironori Sugita
浩憲 杉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Canon Medical Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Medical Systems Engineering Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Medical Systems Engineering Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH05188975A publication Critical patent/JPH05188975A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、X線CT装置等の医療機器の操作
に当たって、ファン等の騒音による雑音のスピーカから
の出力を制限することのできる騒音防止装置を提供する
ことを目的とする。 【構成】 本発明の騒音防止装置は、入力される音声を
電気信号に変換して音声信号を出力するマイク1と、こ
のマイク1から出力される所定時間の音声信号と該音声
信号の出力の後に出力される所定時間の音声信号との減
算を行う減算回路11と、この減算回路11から出力さ
れる音声信号を基に音声を出力するスピーカ19とを備
えて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、騒音防止装置に関し、
特にX線CT装置等の医療機器及びその機器に付属する
設備から発生する騒音に対する騒音防止装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、X線CT装置、X線テレビ装置或
いはMRI(核磁気共鳴映像法)装置等の各種医療機器
が開発され、普及して来ている。例えば、図5に示すよ
うにX線CT装置21を使用する場合、通常X線CT装
置21を操作するオペレータ25はX線による被爆を避
けるため、通常該X線CT装置21が設置されている部
屋の隣の部屋に遠隔操作盤27を設置し、部屋間に設け
られる監視窓29から患者等の被検体23を監視しつつ
当該遠隔操作盤27を操作して診断或いは検査を行うよ
うにしていた。
【0003】また、このときオペレータ25と被検体2
3との間の会話はマイクとスピーカ19を介して行われ
ていた。例えば、オペレータ25の問い掛けに対する被
検体23からの回答は、被検体23の近傍に設けられる
マイクで集音され、オペレータ25の近傍に設けられる
スピーカ19から出力することによって行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
X線CT装置21等の医療機器及び該機器が設置されて
いる部屋及び機器には、通常、機器の冷却及び換気のた
めに多くのファンFが設けられ、さらには各種電動機等
が設置されている。従来、これら多くのファンFや電動
機等から生じる音が騒音源となり、この騒音が被検体2
3の近傍に設けられるマイクから被検体23の声と共に
入力され、オペレータ25側のスピーカ19から出力さ
れていた。そのため、この騒音がCT装置21等を操作
するオペレータ25に不快感を与えるばかりか、被検体
23からの回答をも聞き辛いものとしていた。
【0005】そのため、これらスピーカ19から出力さ
れるファンF等の騒音による雑音を軽減するために、従
来は音声信号に各種フィルタを介して雑音を除去してか
ら出力するようにしていた。しかしながら、これら雑音
の周波数帯域が広い場合には、フィルタによる効果も上
がらず、場合によっては被検体の声の質を変えてしま
い、さらにオペレータ25による聞き取りを困難にする
虞もあった。
【0006】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、X線CT装置等の医療機器の操作に当たって、ファ
ン等の騒音による雑音のスピーカからの出力を制限する
ことのできる騒音防止装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、入力される音声を電気信号に変換して音声信
号を出力する音声入力手段と、この音声入力手段から出
力される所定時間の音声信号と該音声信号の出力の後に
出力される所定時間の音声信号との減算を行う減算手段
と、この減算手段から出力される音声信号を基に音声を
出力する音声出力手段とを有すること要旨とする。
【0008】
【作用】本発明の騒音防止装置は、音声入力手段から出
力される所定時間の音声信号と該音声信号の出力の後に
出力される所定時間の音声信号との減算を減算手段で行
い、この前後2つの所定時間に共通に含まれる音声信号
を除去した音声信号を基に音声を出力する。この前後2
つの所定時間に共通に含まれる音声信号とは、通常ファ
ン等の騒音による雑音信号であることから、これら雑音
のみ除去された音声を出力することができる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る一実施例
を説明する。図1は本発明に係る騒音防止装置の構成を
示したブロック図である。
【0010】図1において、マイク1は図5に示す被検
体23の近傍に設置されており、被検体の声を別室にい
るオペレータ25に伝えるためのもので、音声を電気信
号に変換する通常のマイクが使用される。
【0011】AMP・フィルタ回路3は、マイク1で集
音され電気信号に変換された音声信号を増幅すると共
に、所定の周波数帯域の音声信号を除去するための回路
である。このAMP・フィルタ回路3で増幅等された音
声信号は、A/D変換回路5でA/D変換され、デジタ
ル信号として切換回路7を介してメモリ回路9へ供給さ
れる。
【0012】この切換回路7は入力される信号の出力先
を、予め任意に設定される所定時間毎、例えば数μse
c毎に切換えるものである。また、メモリ回路9はメモ
リ回路9A、メモリ回路9B及びメモリ回路9Cからな
り、A/D変換回路5から出力されたデジタル音声信号
が所定時間毎に切換回路7によって出力先が切換えられ
て、順次メモリ回路9A、メモリ回路9B及びメモリ回
路9Cに記憶される。また、このとき各メモリ回路9は
当該所定時間のデジタル音声信号の整数倍に相当する記
憶容量を有するFIFOメモリ等を用いて、制御を容易
にするようにしても良い。
【0013】減算回路11は、メモリ回路9A、メモリ
回路9B及びメモリ回路9Cにそれぞれ記憶されるデジ
タル音声信号を順次読み出し、それぞれの減算値を出力
する。以下、図2を参照して具体的に説明する。ここ
で、任意の所定時間tn 毎にメモリ回路9に取込まれる
デジタル音声信号をStn とする。すなわち、第1の所
定時間t1 でメモリ回路9Aにデジタル音声信号St1
が記憶され、第2の所定時間t2 でメモリ回路9Bにデ
ジタル音声信号St2 が記憶され、第3の所定時間t3
でメモリ回路9Cにデジタル音声信号St3 が記憶さ
れ、第4の所定時間t4 でメモリ回路9Aにデジタル音
声信号St4 が記憶される。
【0014】次に、第1の所定時間t1 でメモリ回路9
Aに記憶されたデジタル音声信号St1 はそのまま出力
され一旦メモリ回路13に記憶されると共に、減算回路
11内部に具備されるメモリ回路にも一時記憶される。
次に第2の所定時間t2 でメモリ回路9Bに記憶された
デジタル音声信号St2 は先に減算回路11内部に具備
されるメモリ回路に一時記憶されたデジタル音声信号S
1 との減算処理が行われ、その差信号、すなわちデジ
タル音声信号(St2 −St1 )が出力され、一旦メモ
リ回路13に記憶される。また、このときデジタル音声
信号St2 は減算回路11内部に具備されるメモリ回路
にも一時記憶される。以下、同様に減算処理が行われ、
順次デジタル音声信号(St2 −St1 )、(St3
St2 )、(St4 −St3 )、…が出力され、一旦メ
モリ回路13に記憶される。尚、このとき前述したFI
FOメモリを用いたときには減算回路11にメモリ回路
を具備する必要がなくなり回路構成及び制御が非常に容
易になる。
【0015】メモリ回路13は、メモリ回路9A、メモ
リ回路9B及びメモリ回路9Cから順次出力されるデジ
タル音声信号を一旦記憶した後に連続した音声信号とし
て出力する。D/A変換回路15は、このデジタル音声
信号をD/A変換して、アナログ音声信号としてAMP
・フィルタ回路17に出力する。このAMP・フィルタ
回路17は、前記信号処理等で生じた高調波等を除去し
スピーカ17から音声を出力するための回路である。
【0016】このようにして、各単位時間毎のデータ、
すなわちデジタル音声信号St2 と、その直前の単位時
間のデータ、すなわちデジタル音声信号St1 とで減算
等の演算を行うことで、両方のデータに共通した信号、
すなわちファンF等の騒音による雑音に起因する信号を
減衰させて、スピーカ19より出力させる。このため、
聞きたい音声を犠牲にすることなく、雑音を除去するこ
とができる。これにより、オペレータ25に不快感を与
えることなく、かつ被検体23の声を明瞭にすることが
できる。
【0017】次に、図3を参照して第2の実施例を説明
する。この図3に示す第2の実施例はマイク31から入
力されるアナログ音声信号をA/D変換することなく、
雑音成分のみ除去しようとするものである。
【0018】以下、具体的な構成を作用と共に説明す
る。マイク31に入力された被検体23の声はマイク3
1で電気信号に変換され、AMP・フィルタ回路3で該
アナログ音声信号が増幅されると共に、所定の周波数帯
域の信号が除去される。
【0019】サンプル&ホールド回路35はAMP・フ
ィルタ回路3から出力されるアナログ音声信号をサンプ
ル&ホールドして、順次電荷蓄積回路37に出力する。
この電荷蓄積回路37は4つの電荷蓄積素子37A,3
7B,37C,37Dからなり、それぞれの電荷蓄積素
子37A,〜,37Dは順次入力されるアナログ音声信
号を電荷として蓄積していく。このとき、電荷蓄積素子
37Aと電荷蓄積素子37Bには同一時間帯のアナログ
音声信号が蓄積され、電荷蓄積素子37Cと電荷蓄積素
子37Dには前記電荷蓄積素子37A、37Bの次の時
間帯のアナログ音声信号が同様に蓄積される。
【0020】すなわち、まず第1の時間帯で電荷蓄積素
子37Aと電荷蓄積素子37Bに同一のアナログ音声信
号を供給し、続く次の第2の時間帯で、この電荷蓄積素
子37Aに蓄積された電荷を減算回路39に出力すると
共に電荷蓄積素子37Cと電荷蓄積素子37Dにのみ該
第2の時間帯のアナログ音声信号を供給する。
【0021】さらに、この第2の時間帯に続く第3の時
間帯では、電荷蓄積素子37Bと電荷蓄積素子37Cに
それぞれ蓄積された電荷を減算回路39に出力して減算
処理を行い、それぞれに共通する信号成分、すなわち雑
音信号を除去する。この雑音信号が除去されたアナログ
音声信号は、AMP・フィルタ回路41に出力され、同
時に、空になった電荷蓄積素子37Aと電荷蓄積素子3
7Bに同一のアナログ音声信号をそれぞれ供給する。
【0022】次に、この第3の時間帯に続く第4の時間
帯では、電荷蓄積素子37Aと電荷蓄積素子37Dにそ
れぞれ蓄積された電荷を減算回路39に出力して減算処
理を行い、AMP・フィルタ回路41に出力すると共
に、空になった電荷蓄積素子37Cと電荷蓄積素子37
Dに同一のアナログ音声信号をそれぞれ供給する。以下
同様に繰り返すことにより、雑音成分の除去され、かつ
連続したアナログ音声信号を供給することが可能とな
る。
【0023】次に、図4を参照して第3の実施例を説明
する。この図4に示す第3の実施例は2本のマイク51
A,51Bから入力されるアナログ音声信号を簡単な回
路構成で、雑音成分のみ除去しようとするものである。
【0024】すなわち、まずマイク51B側にはディレ
ー回路55を接続しておき、マイク51A,51Bに同
時に入力された音声を所定時間だけ遅延させてそれぞれ
減算回路57に供給して、減算処理を行い、それぞれの
異なる時間に共通する信号成分、すなわち雑音信号を除
去することにより、ファン等の騒音による雑音のスピー
カからの出力を制限するようにしたものである。
【0025】したがって、この第3の実施例の場合に
は、オペレータが聞きやすい音声となるようにディレー
時間を変更し、設定した後には特に雑音信号除去のため
の制御を行う必要がなく、また回路構成を簡略化するこ
とができる。
【0026】尚、上記の実施例ではX線CT装置に適用
した場合を例にとって説明したが、本発明はこれに限定
されること無く、例えば任意の家庭電気製品等の騒音防
止装置として適用することができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、減算手段
によって2つの所定時間に共通に含まれる音声信号を除
去し、この音声信号を基に音声を出力するようにしたの
で、通常ファン等の騒音による雑音信号のみ除去された
音声を出力することができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1に示した実施例の作用を説明する図であ
る。
【図3】本発明に係る第2の実施例の構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】本発明に係る第3の実施例の構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】本発明が適用される具体例を示す図である。
【符号の説明】
1 マイク 3 AMP・フィルタ回路 5 A/D変換回路 7 切換回路 9 メモリ回路 11 減算回路 13 メモリ回路 15 D/A変換回路 17 AMP・フィルタ回路 19 スピーカ 21 X線CT装置 23 被検体 F ファン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力される音声を電気信号に変換して音
    声信号を出力する音声入力手段と、 この音声入力手段から出力される所定時間の音声信号と
    該音声信号の出力の後に出力される所定時間の音声信号
    との減算を行う減算手段と、 この減算手段から出力される音声信号を基に音声を出力
    する音声出力手段とを有することを特徴とする騒音防止
    装置。
JP4005274A 1992-01-16 1992-01-16 騒音防止装置 Pending JPH05188975A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4005274A JPH05188975A (ja) 1992-01-16 1992-01-16 騒音防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4005274A JPH05188975A (ja) 1992-01-16 1992-01-16 騒音防止装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05188975A true JPH05188975A (ja) 1993-07-30

Family

ID=11606660

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4005274A Pending JPH05188975A (ja) 1992-01-16 1992-01-16 騒音防止装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH05188975A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110946580A (zh) * 2019-11-06 2020-04-03 中国人民解放军陆军军医大学第一附属医院 核磁共振检测系统

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110946580A (zh) * 2019-11-06 2020-04-03 中国人民解放军陆军军医大学第一附属医院 核磁共振检测系统

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