JPH05188426A - ズームカメラ - Google Patents

ズームカメラ

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Publication number
JPH05188426A
JPH05188426A JP4020766A JP2076692A JPH05188426A JP H05188426 A JPH05188426 A JP H05188426A JP 4020766 A JP4020766 A JP 4020766A JP 2076692 A JP2076692 A JP 2076692A JP H05188426 A JPH05188426 A JP H05188426A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
focal length
aperture value
value
defective
limit
Prior art date
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Pending
Application number
JP4020766A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Otsubo
義明 大坪
Daiki Tsukahara
大基 塚原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP4020766A priority Critical patent/JPH05188426A/ja
Publication of JPH05188426A publication Critical patent/JPH05188426A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画質が不良限界を下回らないようにする。 【構成】 第1の記憶テーブル(図3)を参照として、
現在の被写体輝度EV1および現在の焦点距離f1に応
ずる適正絞り値Aを求める(ステップ103)。第2の
記憶テーブル(図4)を参照として、現在の焦点距離f
1における不良限界絞り値Bを求める(ステップ10
4)。B<AでBとAとの差が所定値以内であれば、B
で露出を制御し(ステップ110)、所定値以上であれ
ば、不良限界焦点距離fmを求め(ステップ111)、
このfmまで焦点距離を移動させ、このfmでの適正絞
り値Dが不良限界絞り値C以下であることを前提とし
て、適正絞り値Dで露出を制御する(ステップ11
6)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はズームカメラに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図5にズームカメラの構成を示す。同図
において、1はカメラ本体、2はレンズ鏡筒、3は第1
レンズ群、4は第2レンズ群、5は第3レンズ群、6は
フィルム面、7は第1レンズ群3および第2レンズ群4
を保持する第1レンズ保持部材、8はシャッタ、9は第
3レンズ群5を保持する第2レンズ保持部材である。こ
のズームカメラでは、周知の機構(図示せず)でズーミ
ングすると、各レンズ群の間隔と、第3レンズ群5の後
端5aとフィルム面6との間隔dが変わり、焦点距離す
なわち撮影倍率が変化する。この種のレンズタイプで
は、焦点距離を短くすると、間隔dも小さくなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなズームカメラにおいては、焦点距離が短くなるほ
ど、すなわち間隔dが小さくなるほど、レンズ群後端5
a面に付着したゴミの影がよりはっきりとフィルムに写
し込まれ、画質が悪化する。これは、レンズ群後端5a
の位置とその時の絞り径によって、撮影光束面積に占め
るゴミの面積の割合が増えるためである。一方、この種
のズームカメラでは、現在の被写体輝度および現在の焦
点距離に応じて適正絞り値を求め、この適正絞り値にて
撮影を行う。すなわち、この種のズームカメラでは、同
一焦点距離であっても被写体輝度が変われば、適正絞り
値が変わる。このため、従来にあっては、適正絞り値で
撮影したにも拘らず、ゴミがはっきりと写り込んでしま
うという問題が生じていた。すなわち、現在の焦点距離
における画質の不良限界(ゴミが写り込んだとしても我
慢できる程度にぼやけている)に応ずる絞り値(不良限
界絞り値)よりも適正絞り値が大きいと、画質が不良限
界を下回ってしまう。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決するためになされたもので、その第1発明(請求
項1に係る発明)は、被写体輝度と焦点距離と絞り値と
の関係を示した第1の記憶テーブルより現在の被写体輝
度および現在の焦点距離に応ずる適正絞り値を求め、画
質と焦点距離と絞り値との関係を示した第2の記憶テー
ブルより現在の焦点距離における画質の不良限界絞り値
を求め、この不良限界絞り値と上記適正絞り値とを比較
し、不良限界絞り値よりも適正絞り値が所定値以上大き
くなる焦点距離での撮影を禁止するようにしたものであ
る。また、その第2発明(請求項2に係る発明)は、第
1発明において、適正絞り値が不良限界絞り値よりも所
定値以上大きくならない焦点距離を求め、この求めた焦
点距離へ現在の焦点距離を移動させて撮影を許容するよ
うにしたものである。
【0005】
【作用】したがってこの発明によれば、その第1発明で
は、不良限界絞り値よりも適正絞り値が所定値以上大き
ければ、現在の焦点距離では撮影が行われない。また、
その第2発明では、現在の焦点距離での撮影が禁止され
ると、適正絞り値が不良限界絞り値よりも所定値以上大
きくならない焦点距離まで現在の焦点距離が移動し、こ
の移動した焦点距離で撮影が行われる。
【0006】
【実施例】以下、本発明に係るズームカメラを詳細に説
明する。
【0007】図2はこのズームカメラの一実施例を示す
ブロック構成図である。同図において、S1は半押しス
イッチ、S2は全押しスイッチであり、制御装置10を
中心として、焦点距離を移動させるための鏡筒駆動装置
11、現在の焦点距離を検出するための焦点距離検出手
段12、被写体の輝度を検出するための測光装置13、
指定された絞り値で露出を行うための露光手段14、各
種データを格納してなる記憶手段15が配置されてい
る。
【0008】図3および図4は記憶手段15に格納され
た第1および第2の記憶テーブルである。第1の記憶テ
ーブル(図3)は、被写体輝度と焦点距離をパラメータ
として絞り値とシャッタスピードとの関係を示し、被写
体輝度と焦点距離との交点で示される絞り値が適正絞り
値となる。第2の記憶テーブル(図4)は、焦点距離を
パラメータとして絞り値と画質との関係を示し、画質の
不良限界を図示破線で示す「レベル3」としている。な
お、本実施例において、画質を示すレベル1〜5は便宜
的に付けた数値である。
【0009】次に、図1に示すフローチャートを参照と
して、制御装置10の機能について説明する。
【0010】制御装置10は、半押しスイッチS1が押
されると、露出制御を開始する(ステップ100)。こ
の露出制御では、先ず、測光装置13から与えられるデ
ータに基づき、現在の被写体輝度EV1を検出する(ス
テップ101)。そして、焦点距離検出手段12より与
えられるデータに基づき、現在の焦点距離f1を検出す
る(ステップ102)。
【0011】そして、記憶手段15に格納された第1の
記憶テーブル(図3)を参照として、現在の被写体輝度
EV1および現在の焦点距離f1に応ずる適正絞り値A
を求める(ステップ103)。
【0012】また、記憶手段15に格納された第2の記
憶テーブル(図4)を参照として、現在の焦点距離f1
における画質の不良限界絞り値Bを求める(ステップ1
04)。
【0013】そして、この不良限界絞り値Bと先に求め
た適正絞り値Aとを比較し(ステップ105)、不良限
界絞り値Bよりも適正絞り値Aが大きければ(B<
A)、現在の焦点距離f1で且つ適正絞り値Aで撮影す
ると画質が不良限界を下回るものと判断して、ステップ
108以降へ進む。
【0014】ステップ105にて、不良限界絞り値Bよ
りも適正絞り値Aが小さければ(A≦B)、現在の焦点
距離f1で且つ適正絞り値Aで撮影しても画質が不良限
界を下回らないものと判断して、全押しスイッチS2の
オンに応じ(ステップ106)、露光手段14を介して
適正絞り値Aで露出を制御し(ステップ107)、焦点
距離f1での撮影を許容する。
【0015】一方、ステップ108では、不良限界絞り
値Bと適正絞り値Aとの差を求め、この差が予め定めら
れた所定値(本実施例では、絞り値で0.5段分)以内
か否かを確認する。
【0016】BとAとの差が所定値以内であれば、全押
しスイッチS2のオンに応じ(ステップ109)、不良
限界絞り値Bで露出を制御し(ステップ110)、焦点
距離f1での撮影を許容する。すなわち、適正絞り値A
で撮影すると画質が不良限界を下回るものとの判断か
ら、不良限界絞り値B以下の絞り込みを禁止し、強制的
に不良限界絞り値Bで撮影を行わせる。この場合、絞り
値にして最大で0.5段分露出オーバとなるが、この露
出オーバは画質にさして影響を与えない許容範囲であ
る。
【0017】BとAとの差が所定値以上であれば、第2
の記憶テーブル(図4)を参照として、適正絞り値Aが
不良限界絞り値となる焦点距離を探し、この焦点距離が
テーブル上になければ、適正絞り値Aにその不良限界絞
り値が最も近い焦点距離を不良限界焦点距離として求め
る(ステップ111)。
【0018】図4にプロットした適正絞り値Aが不良限
界絞り値Bに対して所定値以上大きいものとすれば、こ
の適正絞り値Aにその不良限界絞り値Cが最も近い焦点
距離fmが不良限界焦点距離として求められる。
【0019】そして、現在の焦点距離f1と不良限界焦
点距離fmとを比較し(ステップ112)、fmがf1
より長い(fm>f1)ことを確認したうえ、鏡筒駆動
装置11を介して現在の焦点距離をfmまで移動させる
(ステップ113)。そして、第1の記憶テーブル(図
3)を参照として不良限界焦点距離fmにおける適正絞
り値Dを求め(ステップ114)、この適正絞り値Dが
不良限界絞り値C以下(D≦C)であることを前提とし
て、全押しスイッチS2のオンに応じ(ステップ11
5)、適正絞り値Dで露出を制御し(ステップ11
6)、焦点距離fmでの撮影を許容する。
【0020】なお、上述した実施例では、ステップ11
4で求めた適正絞り値Dが不良限界絞り値C以下である
ことを前提として説明したが、適正絞り値Dが不良限界
絞り値C以上でその差が所定値以内であれば、ステップ
110と対応して不良限界絞り値Cで露出制御を行うも
のとする。また、適正絞り値Dが不良限界絞り値C以上
でその差が所定値以上であれば、ステップ111と対応
して新たな不良限界焦点距離を求め、以下同様の動作を
繰り返すものとする。
【0021】また、上述した実施例では、ステップ10
8での所定値を絞り値で0.5段分として定めたが、
0.5段分に限ることはなく、この所定値の定義には零
も含まれる。
【0022】また、上述した実施例では、第1および第
2の記憶テーブルを見て分かるように焦点距離が段階的
に可変なズームカメラを想定しているが、焦点距離を連
続的に可変することができるズームカメラにも同様にし
て適用することができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように本
発明によれば、その第1発明によると、不良限界絞り値
よりも適正絞り値が所定値以上大きければ、現在の焦点
距離では撮影が行われないので、画質が不良限界を下回
るという問題を事前に回避することが可能となる。ま
た、その第2発明によると、現在の焦点距離での撮影が
禁止されると、適正絞り値が不良限界絞り値よりも所定
値以上大きくならない焦点距離まで現在の焦点距離が移
動し、この移動した焦点距離で撮影が行われるので、画
質が不良限界を下回るという問題を生じさせないように
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2に示した制御装置の機能を説明するための
フローチャート。
【図2】本発明に係るズームカメラの一実施例を示すブ
ロック構成図。
【図3】このズームカメラの記憶手段に格納された第1
の記憶テーブルを示す図。
【図4】このズームカメラの記憶手段に格納された第2
の記憶テーブルを示す図。
【図5】ズームカメラの構成を示す図。
【符号の説明】
5a レンズ後端 6 フィルム面 10 制御装置 11 鏡筒駆動装置 12 焦点距離検出手段 13 測光装置 14 露光手段 15 記憶手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焦点距離を短くするとレンズ群後端とフ
    ィルム面との間隔が短くなるズームカメラにおいて、 被写体輝度と焦点距離と絞り値との関係を示した第1の
    記憶テーブルと、画質と焦点距離と絞り値との関係を示
    した第2の記憶テーブルとが格納された記憶手段と、 前記第1の記憶テーブルより現在の被写体輝度および現
    在の焦点距離に応ずる適正絞り値を求め、前記第2の記
    憶テーブルより現在の焦点距離における画質の不良限界
    絞り値を求め、この不良限界絞り値と前記適正絞り値と
    を比較し、不良限界絞り値よりも適正絞り値が所定値以
    上大きくなる焦点距離での撮影を禁止する撮影禁止手段
    とを備えたことを特徴とするズームカメラ。
  2. 【請求項2】請求項1において、適正絞り値が不良限界
    絞り値よりも所定値以上大きくならない焦点距離を求
    め、この求めた焦点距離へ現在の焦点距離を移動させて
    撮影を許容する撮影許容手段を備えたことを特徴とする
    ズームカメラ。
JP4020766A 1992-01-10 1992-01-10 ズームカメラ Pending JPH05188426A (ja)

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JP4020766A JPH05188426A (ja) 1992-01-10 1992-01-10 ズームカメラ

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JP4020766A JPH05188426A (ja) 1992-01-10 1992-01-10 ズームカメラ

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Family

ID=12036303

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JP4020766A Pending JPH05188426A (ja) 1992-01-10 1992-01-10 ズームカメラ

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JP (1) JPH05188426A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107277382A (zh) * 2016-03-30 2017-10-20 奥林巴斯株式会社 拍摄装置和拍摄方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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