JPH0518596U - 送風式変色具 - Google Patents

送風式変色具

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JPH0518596U
JPH0518596U JP7577691U JP7577691U JPH0518596U JP H0518596 U JPH0518596 U JP H0518596U JP 7577691 U JP7577691 U JP 7577691U JP 7577691 U JP7577691 U JP 7577691U JP H0518596 U JPH0518596 U JP H0518596U
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勉 戸松
種博 中川
京二 青山
俊昭 田中
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パイロツトインキ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱変色性玩具に接触させずに、冷風または温
風を吹きつけて、熱変色させる。 【構成】 容器体4に熱源43(氷、冷水、温水等)が
収容される。放熱部3が容器体4外壁に形成されると同
時に、本体2内部の通気路5に配置される。トリガー部
材7の押圧操作によって、歯車8を介してファン9が回
転される。送気は放熱部3へ送られ、冷風または温風と
なり、吐出される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は熱変色性玩具の送風式変色具に関する。さちに詳細には、送風手段か らの送気を、放熱部を通過させることにより冷風または温風となし外部へ吐出さ せ、熱変色性玩具に吹きつけて熱変色させる送風式変色具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、熱変色性玩具の加熱手段として動物玩具等の表面に形成した熱変色性素 材に接触させ、該接触部位を加熱変色させる通電加熱具が、特開昭62−201 178号公報等に開示されているが、変色手段として軽便且つ有効なものは開示 されていない。
【0003】 従って、冷水や温水に玩具を浸したり、氷等を接触させて変色させることを余 儀なくされており、水濡れに弱い繊維素材からなる玩具や非耐水性の玩具、外形 が接触により変形し易い玩具等に対して適正な変色手段がなかった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、前記した従来の、冷水や温水、或いは氷片を直接、熱変色性玩具に 接触させる不具合を解消し、水濡れトラブルがなく、さらに熱変色性素材や形態 等の制約を与えず、軽便に熱変色させる携帯性の送風式変色具を提供しようとす るものである。
【0005】
【問題点を解決するための手段】
本考案送風式変色具1は、送風手段6からの送気を、放熱部3を通過させるこ とにより冷風または温風となし外部へ吐出させ、熱変色性玩具に吹きつけて熱変 色させる変色具であって、吐出孔21及び吸気孔22を有する中空状の本体2内 部に、容器体4、放熱部3、及び前記吸気孔22と隣接して送風手段6が設けら れてなり、前記容器体4は、熱源43を収容させるために本体2外部と連通する 開口部41を有して装着され、前記放熱部3は前記容器体4外壁に形成されて前 記吐出孔21と前記送風手段6の間の通気路5に配置され、前記送風手段6はト リガー部材7の押圧操作が歯車8を介してファン9を回転させるよう構成したこ とを要件とする。
【0006】 前記放熱部3は、前記本体2内に収容された前記容器体4外壁の側部、或いは 底部に形成され、容器体4と一体に形成、或いは熱伝導可能に接続される。また 、前記放熱部3は熱伝導性材料(例えばアルミニウム、銅、鉄等の金属等)によ り形成される。 さらに、前記放熱部3は、放熱する表面積を増加させるため、フィン形状、凸 凹形状、或いは金属細線を格子状に組み合わせたもの等が有効である。
【0007】 前記容器体4は、熱源43からの熱を有効に放熱部3へ伝えるために、一般に 前記放熱部3同様、金属等の熱伝導性物質で形成されるが、少なくとも放熱部3 と接続する箇所のみが熱伝導性材料であれば、他の部分はプラスチックで形成さ れてもよい。
【0008】 前記送風手段6は、トリガー部材7とファン9の間にゼンマイ等の駆動源を配 設させ、トリガー部材7の押圧操作を歯車8を介して前記駆動源に駆動力を蓄積 させ、その後解放させて、さらに増速するための歯車8を介して回転出力を得る こともできる。
【0009】 勿論、前記送風手段6は、前記駆動源を配設しないで、トリガー部材7の押圧 操作だけで、歯車8を介して直接ファン9と連係されてもよい。この場合、前記 ファン9は、はずみ車作用を利用するため比較的大きく、或いは重く形成される 。
【0010】 また、前記熱源は、氷、冷水、温水、或いは市販の保冷剤、蓄熱剤等、使用者 によって、適宜選択される。
【0011】 熱変色に供される熱変色性玩具は、従来より公知の熱変色性材料、例えば電子 供与性呈色性有機化合物、前記化合物の顕色剤及び前記両者の呈色反応を可逆的 に生起させる有機化合物媒体となる化合物を含む熱変色性材料または前記成分を 内包する微小カプセルまたは樹脂固溶体の微粒子の可逆熱変色性材料であり、好 適な一例として、先に本出願人が提案した、特公昭51−35414号公報、特 公昭51−44706号公報、特公昭52−7764号公報、特公平1−293 98号公報、特開昭60−264285号公報等に開示された熱変色性材料によ り彩色されたものが有効である。
【0012】 前記熱変色性材料のうち、特開昭60−264285号公報による色素は、温 度変化により大きなヒステリシス特性を示して着色状態と無色状態または有色〔 1〕と有色〔2〕間の互変性を呈し、表面の彩色が温度変化により変化するだけ でなく、変化前後の両様相のいずれか自由に選択して常温でその様相を維持させ ることができる二面性を有する材料であり、これを利用した色彩記憶玩具を本出 願人は先に提案しているが、この種の玩具において熱変色効果を効果的に発現さ せ、一つの玩具で別の様相を示す玩具に変身させることができる。
【0013】
【作用】
容器体4に熱源43を収容させ、トリガー部材7を押圧操作すると、該押圧力 は歯車8を介して回転力に変換され、さらに該回転力が前記歯車8によって増速 され、ファン9を回転させる。前記ファン9の回転によって本体2外部の空気は 吸気孔22から放熱部3へ送られ、該放熱部3を通過して冷風または温風となり 、吐出孔21より吐出される。さらに、前記吐出孔21を熱変色玩具に近づけて 、前記冷風または温風を吹きつけることによって前記熱変色性玩具を熱変色させ ることができる。
【0014】
【実施例】
本考案実施例を図面について説明する。(図1〜図4参照) 本体2はドライヤーを模した“くの字”形状の中空体であり、一方は容器体4 、放熱部3、送風手段6を収容するための収容部23が、他方はトリガー部材7 を配設する把持部24が形成される。(図1、図2)
【0015】 前記本体2先端に吐出孔21が縮径されて設けられ、中央側部両側に送風手段 6のファン9と隣接する位置に吸気孔22が配設される。
【0016】 前記放熱部3は、複数のアルミニウム製フィン31が通気方向と平行に、且つ 断面半円状に配列されて突設され、容器体4底部に密着されてなり、さらに前記 フィン31上部をアルミニウム製金網32で覆ってなる。本体2内の通気路5は 放熱部3の設置箇所では前記放熱部3と同形状の断面半円状に形成され、ファン 9からの送気を放熱部3へ集めて放熱効率を上げる。(図3参照)
【0017】 前記容器体4は、アルミニウム製円筒体であり、本体2の側部より装着されて 、該底部を熱伝導可能に前記放熱部3に密着させてなる。容器体4開口部41は 、熱源43を収容するため本体2外部と連通して、収容した前記熱源43がこぼ れないよう蓋42が着脱自在に設けられる。また、前記容器体4は、本体2側部 に横向きに取り付けられているため、熱源43を収容させる際、前記本体2を平 面に置くと、前記開口部41が垂直上方へ向けられ、前記本体2を片手で支持す ることなしに容易に熱源43を収容させることができる。
【0018】 前記送風手段6はトリガー部材7、該トリガー部材7に連係した歯車8、及び ファン9より構成される。
【0019】 前記歯車8は、複数枚が組み合わされてなり、トリガー部材7の押圧力を回転 力に変換させる小歯車83(中間軸81に固着)と、前記回転力を増速させ、前 記ファン9を回転出力させるための一組の大小歯車が取り付けられてなる。(図 4参照)
【0020】 前記中間軸81は長孔82に遊挿されて、トリガー部材7の押圧時のみ歯車8 と係合され回転力をファン9へ伝達し、トリガー部材7の復帰時には歯車8と係 合されず、逆の回転力はファン9へ伝えないよう構成される。
【0021】 トリガー部材7は、本体2把持部24の支点73により回動自在、及びバネ7 4により復帰自在に取り付けられ、外部へ押圧操作部71を露出させ、さらに内 部では前記歯車8と噛み合う円弧状鋸歯72が形成されてなる。
【0022】 前記ファン9は、プラスチック成形により得られ、8枚の湾曲板片が出力軸9 1に軸方向平行に固着されてなる。さらに前記ファン9は、安定した回転を持続 させるため、はずみ車作用を利用して比較的大きく形成される。
【0023】 本考案実施例の送風式変色具の容器体4に、氷片10gを収容したところ、8 ℃の冷風が10分間吐出可能であった(室温23℃の時)。
【0024】 12℃に変色点をもち、12℃以下で黒色に変色し、12℃を越える温度で茶 色に変色する人形の擬毛に前記冷気を吹きつけたところ常温で茶色の擬毛は黒色 に変色した。
【0025】
【考案の効果】
本考案送風式変色具は、冷風または温風を発生させ、これを吹きつけて変色さ せるものであるから、従来の冷水や温水、或いは氷片に接触させることによる水 濡れトラブルがなく、熱変色性の、繊維素材からなる玩具や多孔質表面を有する 玩具、非耐水性玩具等をドライの状態で変色させることができ、さらに接触によ り外形が変化する玩具であっても外形を損なうことなく変色させることができる 。 また、本考案送風式変色具は、熱源が冷水、温水、氷片等であるため、手軽に 、繰り返して実用に供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案送風式変色具の斜視図である。
【図2】本考案送風式変色具の内部説明図である。
【図3】本考案送風式変色具の縦断面図である。
【図4】本考案送風式変色具の送風手段の分解斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 送風式変色具 2 本体 21 吐出孔 22 吸気孔 23 収容部 24 把持部 3 放熱部 31 フィン 32 金網 4 容器体 41 開口部 42 蓋 43 熱源 5 通気路 6 送風手段 7 トリガー部材 71 押圧操作部 72 円弧状鋸歯 73 支点 74 バネ 8 歯車 81 中間軸 82 長孔 83 小歯車 9 ファン 91 出力軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 田中 俊昭 愛知県名古屋市昭和区緑町3−17パイロツ トインキ株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送風手段からの送気を、放熱部を通過
    させることにより冷風または温風となし外部へ吐出さ
    せ、熱変色性玩具に吹きつけて熱変色させる送風式変色
    具であって、吐出孔21及び吸気孔22を有する中空状
    の本体2内部に、容器体4、放熱部3、及び前記吸気孔
    22と隣接して送風手段6が収容されており、前記容器
    体4は、熱源43を収容させるために本体2外部と連通
    する開口部41を有して装着され、前記放熱部3は前記
    容器体4外壁に形成されて前記吐出孔21と前記送風手
    段6の間の通気路5に配置され、前記送風手段6はトリ
    ガー部材7の押圧操作が歯車8を介してファン9を回転
    させるよう構成された送風式変色具1。
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