JP3111942U - 香りを放散する温風ヒーター - Google Patents

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Abstract

【課題】 特に人体に対して良い香りを放散する温風ヒーターを提供する。
【解決手段】 第1吹出口111と第2吹出口112が形成されたヒーター本体10と、前記第1吹出口111及び第2吹出口112の少なくともいずれか一方の吹出口に配設される、内部に顆粒状芳香剤32が収容された収容部材30を備えると共に、前記収容部材30が配設された前記吹出口111(112)には複数の通気溝41が形成されるカバー板40を取り付けた構成とした。
【選択図】図2

Description

本考案は、特に、人体に対して良い香りを放散する温風ヒーターに関するものである。
従来の温風ヒーターは、例えば、中華民国実用新案公告第199565号「改良型温風ヒーター」に示すように、外部カバーを有し、該外部カバーの一端に送風口が設けられ、該送風口の内部に伝動機構によって駆動する送風機が設けられ、該送風機による風が電熱プレートを経由することにより温風を作り出すものが一般的である。
中華民国実用新案公告第199565号 考案の名称:改良型温風ヒーター
しかしながら、従来の温風ヒーターは、単に温風を出すことしかできず、他の機能、例えば香りを放散するなどの機能は備わっていない。故に、従来の温風ヒーターは実用性に優れない。
本願の請求項1の考案は、第1吹出口と第2吹出口が形成されたヒーター本体と、前記第1吹出口及び第2吹出口の少なくともいずれか一方の吹出口に配設される、内部に顆粒状芳香剤が収容された収容部材を備えると共に、前記収容部材が配設された前記吹出口には複数の通気溝が形成されるカバー板を取付けたことを特徴とする。
請求項2の考案は、請求項1に記載の香りを放散する温風ヒーターにおいて、 前記ヒーター本体の内部に送風機と該送風機を駆動するためモータが設けられ、該送風機に第1送風口と第2送風口が形成され、前記第1吹出口と第1送風口との間にヒーター部が設けられ、前記ヒーター本体の内部に更にダクトが設けられ、該ダクトの一端に第2吹出口に対応する開口の大きい送風口が形成されると共に、他端に第2送風口に対応する開口の小さい空気取入口が形成され、前記収容部材が該ダクトの少なくともいずれか一方の送風口に設けられることを特徴とする。
請求項3の考案は、請求項2に記載の香りを放散する温風ヒーターにおいて、前記ヒーター本体は前殻体と後殻体からなり、該前殻体の下部に柵状の第1吹出口が形成されると共に、上部に第2吹出口が形成され、上面にモータとヒーター部を制御するスイッチ機構が設けられ、前記収容部材の両側に前記ダクトの内側と係合する係合プレートが設けられていることを特徴とする。
本考案は上記の課題を解決するものであり、通常の機能のほかに、人体に対して良い香りを放散する機能を有するので、収容部材から例えばビタミンC成分を有する香りを放散することができる。
以下、添付図面を参照して本考案の好適な実施の形態を詳細に説明する。尚、下記実施例は、本考案の好適な実施の形態を示したものにすぎず、本考案の技術的範囲は、下記実施例そのものに何ら限定されるものではない。
図1は本考案に係る香りを放散する温風ヒーターの実施例を示す分解斜視図であり、図2は本考案に係る香りを放散する温風ヒーターの部分分解斜視図であり、図3は本考案に係る香りを放散する温風ヒーターの斜視図であり、図4は本考案に係る香りを放散する温風ヒーターの使用状態を示す斜視図である。
図1乃至図3に示すように、本考案に係る香りを放散する温風ヒーターは、前殻体11と後殻体12からなるヒーター本体10を有し、前殻体11の下部に柵状の第1吹出口111が形成されると共に、上部に楕円形の第2吹出口112が形成され、上面にスイッチ組113が設けられ、該後殻体12の内側にスイッチ機構113によって制御されるモータ13と、該モータ13によって駆動される送風機14が設けられ、該送風機14の下部に第1送風口141が形成されると共に、上部に前記第2吹出口112に対応する第2送風口142が形成され、又、前記第1吹出口111と第1送風口141との間にスイッチ機構113によって制御されるヒーター部15が設けられる。
又、前記ヒーター本体10の内部にダクト20が設けられ、該ダクト20の一端に第2吹出口112に対応する開口の大きい送風口201が形成されると共に、他端に第2送風口142に対応する開口の小さい空気取入口202が形成される。
又、前記ダクト20の送風口201に収容部材30が設けられ、該収容部材30の両側に前記ダクト20の内側と係合する係合プレート31が設けられ、該収容部材30の内部にか顆粒状芳香剤32が収容されることにより、香りを放散するようになっている。又、前記顆粒芳香剤32を収容する収容部材30が送風口201に設けられるが、該収容部材30を第1送風口141に設けることにより、前記実施の形態と同様に香りを放散することができる。
又、前記前殻体11の第2吹出口112に複数の通気溝41が形成されるカバー板40が設けられる。又、前述した変形例のように、収容部材30を第1送風口141に設け場合は、該カバー板40が第1送風口141に応じて設けられることは勿論である。
図1、図2及び図4に示すように、本考案に係る香りを放散する温風ヒーターを使用する場合、先ずスイッチ機構113によって送風機14から空気をそれぞれ第1送風口141と第2送風口142に送風し、該第1送風口141に送風した空気をヒーター部によって加熱し、第1吹出口111から熱風を吹き出す。又、前記第2送風口142に送風した空気は、ダクト20における収容部材30の顆粒状芳香剤32を経由して第2吹出口112から香りを有する空気を送風する。
尚、上述した実施形態は単に本考案の一実施形態であり、本明細書に示す主張の範囲内であれば如何なる形態に構成させてもよく、また、容易に想到し得る範囲内であれば、当然本考案の主張範囲に属することは言うまでもない。
本考案は上記の構成を有するので、通常の機能のほかに、人体に対して良い香りを放散する機能を有するので、収容部材から例えばビタミンC成分を有する香りを放散することができる。
本考案に係る香りを放散する温風ヒーターの第1実施例を示す分解斜視図である。 本考案に係る香りを放散する温風ヒーターの図1の要部の分解斜視図である。 本考案に係る香りを放散する温風ヒーターの図1の組み立て全体斜視図である。 本考案に係る香りを放散する温風ヒーターの使用状態を示す全体斜視図である。
符号の説明
10 ヒーター本体
11 前殻体
111 第1吹出口
112 第2吹出口
113 スイッチ組
12 後殻体
13 モータ
14 送風機
141 第1送風口
142 第2送風口
15 ヒーター部
20 ダクト
201 送風口
202 空気取入口
30 収容部材
31 係合プレート
32 芳香剤顆粒
40 カバー板
41 通気溝

Claims (3)

  1. 第1吹出口と第2吹出口が形成されたヒーター本体と、前記第1吹出口及び第2吹出口の少なくともいずれか一方の吹出口に配設される、内部に顆粒状芳香剤が収容された収容部材を備えると共に、前記収容部材が配設された前記吹出口には複数の通気溝が形成されたカバー板を取付けたことを特徴とする香りを放散する温風ヒーター。
  2. 前記ヒーター本体は、内部に送風機と該送風機を駆動するためモータが設けられ、該送風機に第1送風口と第2送風口が形成され、前記第1吹出口と第1送風口との間にヒーター部が設けられ、前記ヒーター本体の内部に更にダクトが設けられ、該ダクトの一端に第2吹出口に対応する開口の大きい送風口が形成されると共に、他端に第2送風口に対応する開口の小さい空気取入口が形成され、前記収容部材が該ダクトの少なくともいずれか一方の送風口に設けられることを特徴とする請求項1に記載の香りを放散する温風ヒーター。
  3. 前記ヒーター本体は前殻体と後殻体からなり、該前殻体の下部に柵状の第1吹出口が形成されると共に、上部に第2吹出口が形成され、上面にモータとヒーター部を制御するスイッチ機構が設けられ、前記収容部材の両側に前記ダクトの内側と係合する係合プレートが設けられていることを特徴とする請求項2に記載の香りを放散する温風ヒーター。
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