JPH05185203A - 金属溶湯を含む容器の出湯口にある摺動閉鎖装置用の耐火閉鎖板 - Google Patents
金属溶湯を含む容器の出湯口にある摺動閉鎖装置用の耐火閉鎖板Info
- Publication number
- JPH05185203A JPH05185203A JP4206926A JP20692692A JPH05185203A JP H05185203 A JPH05185203 A JP H05185203A JP 4206926 A JP4206926 A JP 4206926A JP 20692692 A JP20692692 A JP 20692692A JP H05185203 A JPH05185203 A JP H05185203A
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- Japan
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- plate
- flange
- closure
- sliding
- plates
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- Pending
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D41/00—Casting melt-holding vessels, e.g. ladles, tundishes, cups or the like
- B22D41/14—Closures
- B22D41/22—Closures sliding-gate type, i.e. having a fixed plate and a movable plate in sliding contact with each other for selective registry of their openings
- B22D41/28—Plates therefor
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
- Sliding Valves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 金属溶湯を含む容器の出湯口にある摺動閉鎖
装置用の耐火閉鎖板を改良して,簡単なかつ安価な手段
により突破の危険を著しく減少させ,それによつて,こ
のような閉鎖板を持つ摺動閉鎖装置の信頼性を高めるこ
とができるようにする。 【構成】 金属溶湯を含む容器の出湯口にある摺動閉鎖
装置用の耐火閉鎖板において,流通口を持つ摺動面付き
耐火板と,この板を包囲する金属板被覆とが設けられて
いる。
装置用の耐火閉鎖板を改良して,簡単なかつ安価な手段
により突破の危険を著しく減少させ,それによつて,こ
のような閉鎖板を持つ摺動閉鎖装置の信頼性を高めるこ
とができるようにする。 【構成】 金属溶湯を含む容器の出湯口にある摺動閉鎖
装置用の耐火閉鎖板において,流通口を持つ摺動面付き
耐火板と,この板を包囲する金属板被覆とが設けられて
いる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,流通口を持つ摺動面付
き耐火板と,この板を包囲する金属板被覆とから成る,
金属溶湯を含む容器の出湯口にある摺動閉鎖装置用の耐
火開鎖板に関する。
き耐火板と,この板を包囲する金属板被覆とから成る,
金属溶湯を含む容器の出湯口にある摺動閉鎖装置用の耐
火開鎖板に関する。
【0002】
【従来の技術】ドイツ連邦共和国特許第3805074
号明細書による公知の耐火閉鎖板において,金属板被覆
は板の摺動面とは反対側の端面の高さまで延びている。
従つて金属板被覆の端部はこの端面と同一面上にある。
隣接するスリーブは,上側閉鎖板及び下側閉鎖板に対し
て板端面から3ないし5ミリメートルの間隔を置いて配
置されている。板とスリーブとの間を密封するために,
市販の耐火材料,例えばモルタル,が使用される。実際
上,モルタルが全端面にわたつて良好には分布されず又
はスリーブが板から大きすぎる間隔を置いて配置され,
そのためにモルタルが少なすぎて,流通口の周りの密封
が良好には行われないということがある。最も不利な場
合には,これはいわゆる突破を引き起こし,この突破に
おいて溶銅はスリーブと板との間から側方へ流出し,場
合によつては摺動閉鎖装置の全体破損に至らせる。
号明細書による公知の耐火閉鎖板において,金属板被覆
は板の摺動面とは反対側の端面の高さまで延びている。
従つて金属板被覆の端部はこの端面と同一面上にある。
隣接するスリーブは,上側閉鎖板及び下側閉鎖板に対し
て板端面から3ないし5ミリメートルの間隔を置いて配
置されている。板とスリーブとの間を密封するために,
市販の耐火材料,例えばモルタル,が使用される。実際
上,モルタルが全端面にわたつて良好には分布されず又
はスリーブが板から大きすぎる間隔を置いて配置され,
そのためにモルタルが少なすぎて,流通口の周りの密封
が良好には行われないということがある。最も不利な場
合には,これはいわゆる突破を引き起こし,この突破に
おいて溶銅はスリーブと板との間から側方へ流出し,場
合によつては摺動閉鎖装置の全体破損に至らせる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の基礎になつて
いる課題は、簡単なかつ安価な手段により突破の危険を
著しく減少させ,それによつて,このような閉鎖板を持
つ摺動閉鎖装置の信頼性を高める,冒頭に述べた種類の
耐火閉鎖板を提供することである。
いる課題は、簡単なかつ安価な手段により突破の危険を
著しく減少させ,それによつて,このような閉鎖板を持
つ摺動閉鎖装置の信頼性を高める,冒頭に述べた種類の
耐火閉鎖板を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によればこの課題
は,金属板被覆が,摺動面とは反対側で耐火板上に突き
出ているフランジを持つており,このフランジが流通口
を包囲していることによつて解決される。
は,金属板被覆が,摺動面とは反対側で耐火板上に突き
出ているフランジを持つており,このフランジが流通口
を包囲していることによつて解決される。
【0005】閉鎖板のこの構成により,突破はほとんど
完全に回避できる。なぜならば板とスリーブとの間の継
ぎ目を包囲するこのフランジが密封の決定的改善を行う
からである。この継ぎ目がモルタルで100パーセント
は充填されておらずかつ注出の際に溶鋼がその間に浸透
する場合でも,溶鋼はこのフランジによつて,摺動閉鎖
装置の中にまで流出し,この摺動閉鎖装置を損傷させ又
はそれどころか破壊さえすることを決定的に防止され
る。
完全に回避できる。なぜならば板とスリーブとの間の継
ぎ目を包囲するこのフランジが密封の決定的改善を行う
からである。この継ぎ目がモルタルで100パーセント
は充填されておらずかつ注出の際に溶鋼がその間に浸透
する場合でも,溶鋼はこのフランジによつて,摺動閉鎖
装置の中にまで流出し,この摺動閉鎖装置を損傷させ又
はそれどころか破壊さえすることを決定的に防止され
る。
【0006】本発明によるフランジには,摺動閉鎖装置
への組込みのための板の準備の際にに,モルタルがこの
環状フランジ内で板端面に塗布され得る場合のゲージと
して役立つという,驚くべき効果がある。それによつ
て,一方ではこの可塑材料が常にほぼ同じ量で塗布され
ることが達成され,他方では,この材料が板の設置の際
に制御されずに流出しないことが達成される。
への組込みのための板の準備の際にに,モルタルがこの
環状フランジ内で板端面に塗布され得る場合のゲージと
して役立つという,驚くべき効果がある。それによつ
て,一方ではこの可塑材料が常にほぼ同じ量で塗布され
ることが達成され,他方では,この材料が板の設置の際
に制御されずに流出しないことが達成される。
【0007】閉鎖板の有利な構成において,環状フラン
ジは内側へ折り曲げられている。このフランジは,内側
へ90゜曲げられかつその際に板の端面の下に接触する
間隔板を形成するように折り曲げられ得る。
ジは内側へ折り曲げられている。このフランジは,内側
へ90゜曲げられかつその際に板の端面の下に接触する
間隔板を形成するように折り曲げられ得る。
【0008】閉鎖板に耐火接続スリーブが続く,摺動閉
鎖装置内に通常なされる配置において,本発明によれ
ば,この接続スリーブに近い方のフランジは,少なくと
も板とスリーブとの間に設けられた継ぎ目を包囲するよ
うに形成されている。それによつて所望の突破安全性が
全面的に得られる。
鎖装置内に通常なされる配置において,本発明によれ
ば,この接続スリーブに近い方のフランジは,少なくと
も板とスリーブとの間に設けられた継ぎ目を包囲するよ
うに形成されている。それによつて所望の突破安全性が
全面的に得られる。
【0009】フランジは,接続スリーブがこのフランジ
によりほぼ遊びなしに包囲されるほどに閉鎖板から突き
出ているのが有利である。閉鎖板のフランジは接続スリ
ーブの端面の環状溝の中へ突き出ることもできる。
によりほぼ遊びなしに包囲されるほどに閉鎖板から突き
出ているのが有利である。閉鎖板のフランジは接続スリ
ーブの端面の環状溝の中へ突き出ることもできる。
【0010】
【実施例】本発明の実施例及びそれ以外の利点を図面に
より以下に詳細に説明する。
より以下に詳細に説明する。
【0011】図1に,例えばドイツ連邦共和国特許第0
277146号明細書に示されているような,それ自体
公知の摺動閉鎖装置10が一部示されており,従つてこ
こでは詳細には説明されない。この摺動閉鎖装置10は
金属ハウジング12を持つており,このハウジングは,
耐火内張り13付きの,金属溶湯を含む容器,例えば取
鍋,に取り付けられている。容器の出湯口16は,この
内張り13に挿入可能な耐火スリーブ18により区画さ
れている。耐火閉鎖板20はハウジンク12の中に,こ
の閉鎖板が端面において,例えば3ないし5ミリメート
ルの所定の間隔を置いてこのスリーブ18に接続するよ
うに配置されている。定置底板として設けられたこの閉
鎖板20は反対側に摺動面を持つており,この摺動面
へ,縦移動可能な耐火閉鎖板22か押し付けられてい
る。閉鎖板22は金属摺動単位対23にはめ込まれてお
り,この摺動単位体の中に,接続する,交換可能な出湯
口スリーブ24も取り付けられている。これらのスリー
ブ18,24は開鎖板20,22と共に摺動開鎖装置の
開放位置において,金属溶湯を排出する流通口16を形
成している。閉鎖板として形成された閉鎖板22を移動
させることによつて,金属溶湯を調節して注出すること
ができ,又は板22を閉鎖位置へ移動させることによつ
て溶湯流を完全に遮断することができる。
277146号明細書に示されているような,それ自体
公知の摺動閉鎖装置10が一部示されており,従つてこ
こでは詳細には説明されない。この摺動閉鎖装置10は
金属ハウジング12を持つており,このハウジングは,
耐火内張り13付きの,金属溶湯を含む容器,例えば取
鍋,に取り付けられている。容器の出湯口16は,この
内張り13に挿入可能な耐火スリーブ18により区画さ
れている。耐火閉鎖板20はハウジンク12の中に,こ
の閉鎖板が端面において,例えば3ないし5ミリメート
ルの所定の間隔を置いてこのスリーブ18に接続するよ
うに配置されている。定置底板として設けられたこの閉
鎖板20は反対側に摺動面を持つており,この摺動面
へ,縦移動可能な耐火閉鎖板22か押し付けられてい
る。閉鎖板22は金属摺動単位対23にはめ込まれてお
り,この摺動単位体の中に,接続する,交換可能な出湯
口スリーブ24も取り付けられている。これらのスリー
ブ18,24は開鎖板20,22と共に摺動開鎖装置の
開放位置において,金属溶湯を排出する流通口16を形
成している。閉鎖板として形成された閉鎖板22を移動
させることによつて,金属溶湯を調節して注出すること
ができ,又は板22を閉鎖位置へ移動させることによつ
て溶湯流を完全に遮断することができる。
【0012】耐火開鎖板20,22は,なるべく鋼から
製造された金属板被覆26,28と,その中にモルタル
で固定された耐火板とを持つている。金属板被覆26,
28は,板をハウジンク12又は摺動単位体23の中で
心合わせするために,板の耐火突起部の周りにかつ流通
口に対して同心的な円筒状心合わせ面26′′,2
8′′を持つている。
製造された金属板被覆26,28と,その中にモルタル
で固定された耐火板とを持つている。金属板被覆26,
28は,板をハウジンク12又は摺動単位体23の中で
心合わせするために,板の耐火突起部の周りにかつ流通
口に対して同心的な円筒状心合わせ面26′′,2
8′′を持つている。
【0013】金属板被覆の,流通口に対して同軸的な円
筒状心合わせ面26′′,28′′は,本発明によれ
ば,板の摺動面とは反対側の面20′,22′に突き出
ているフランジ26′,28′を持つており,このフラ
ンジは,板20,22とこの板に接続するスリーブ1
8,24との間に形成された継ぎ目29,31をほば包
囲している。既に上述したように,これは,板とスリー
プとの間の突破の危険が最終的に回避され得るという大
きな利点を生ぜしめる。板20,22を設置する際に,
先ず,フランジ26′,28′により形成された空所に
モルタルが塗り込まれ,それは,少しの費用もかけずに
非常に正確に行うことができ,次いで,板がハウジンク
12又は摺動単位体23に挿入される。設置する際に,
このフランジは,モルタルが妨げられずに継ぎ目29,
31から側方へ流出しないようにする役目をする。この
フランジは内側へ折り曲げられかつスリーブを設置され
た状態で僅かな遊び(0.5〜3mm)をもつて包囲す
るように設けられている。それによつて,設置の際に通
常,板端面20′,22′から異なる間隔を置いている
スリーブ18,24が必ずフランジにより包囲されるこ
とが保証されている。下側のスリーブ24ではこの危険
は一層小さい。なぜならばスリーブ24は板下面22′
から規定された間隔を常に置いているからである。しか
しこのスリーブ24もフランジ28′により包囲されて
いる。図示された実施例において,板はその他の点では
同じ形成されており,それは,周知のごとく,これらの
板の製造を簡単化する。
筒状心合わせ面26′′,28′′は,本発明によれ
ば,板の摺動面とは反対側の面20′,22′に突き出
ているフランジ26′,28′を持つており,このフラ
ンジは,板20,22とこの板に接続するスリーブ1
8,24との間に形成された継ぎ目29,31をほば包
囲している。既に上述したように,これは,板とスリー
プとの間の突破の危険が最終的に回避され得るという大
きな利点を生ぜしめる。板20,22を設置する際に,
先ず,フランジ26′,28′により形成された空所に
モルタルが塗り込まれ,それは,少しの費用もかけずに
非常に正確に行うことができ,次いで,板がハウジンク
12又は摺動単位体23に挿入される。設置する際に,
このフランジは,モルタルが妨げられずに継ぎ目29,
31から側方へ流出しないようにする役目をする。この
フランジは内側へ折り曲げられかつスリーブを設置され
た状態で僅かな遊び(0.5〜3mm)をもつて包囲す
るように設けられている。それによつて,設置の際に通
常,板端面20′,22′から異なる間隔を置いている
スリーブ18,24が必ずフランジにより包囲されるこ
とが保証されている。下側のスリーブ24ではこの危険
は一層小さい。なぜならばスリーブ24は板下面22′
から規定された間隔を常に置いているからである。しか
しこのスリーブ24もフランジ28′により包囲されて
いる。図示された実施例において,板はその他の点では
同じ形成されており,それは,周知のごとく,これらの
板の製造を簡単化する。
【0014】図2に示された耐火閉鎖板30,32は,
金属板被覆36,38により形成されたフランジ3
6′,38′が板端面30′,32′へほぼ金属板被覆
の厚さだけ突き出ているという点でのみ,図1による閉
鎖板と相違する。この場合にも,このフランジ36′,
38′により規定量のモルタルが使用できかつ板の設置
の際にモルタルが規定されずには押し出されないことが
保証されている。板3032の心合わせ面36′′,3
8′′はハウジンク又は摺動単位体内のこれらの板の心
合わせを可能にする。
金属板被覆36,38により形成されたフランジ3
6′,38′が板端面30′,32′へほぼ金属板被覆
の厚さだけ突き出ているという点でのみ,図1による閉
鎖板と相違する。この場合にも,このフランジ36′,
38′により規定量のモルタルが使用できかつ板の設置
の際にモルタルが規定されずには押し出されないことが
保証されている。板3032の心合わせ面36′′,3
8′′はハウジンク又は摺動単位体内のこれらの板の心
合わせを可能にする。
【0015】図3に摺動閉鎖装置10が部分図で示され
ており,この摺動閉鎖装置には流入側に耐火スリーブ4
3が配置され,流出側にスリーブ44が配置されかつこ
れらのスリーブの間に,相対して密封するように移動可
能な2つの閉鎖板40,42が配置されている。同じに
形成されたこれらの閉鎖板40,42はそれぞれ金属板
被覆46,48を持つており,これらの金属板被覆は,
板40,42の耐火突起部を包囲する円筒状心合わせ面
46′′,48′′と,これらの心合わせ面から出て,
内側へ90゜折り曲げられた環状面47′,49′と,
板端面40′42′より突き出ているフランジ46′,
47′とを持つており,このフランジは環を形成しかつ
スリーブ43,44の環状溝43′,44′の中へ突き
出ている。この環状溝43′,44′の横断面はフラン
ジ46′,48′の横断面より約1mm大きい。本発明
によるこの解決策及び既に上述した解決策には更に,そ
れぞれのフランジにより包囲された継ぎ目の中にモルタ
ルが部分的にしか又は全く設けられていない場合に,継
ぎ目を包囲するフランジにより,継ぎ目へ浸透する溶鋼
の冷却,従つて凝固が達成され,それによつて一層大き
い突破が回避され得るという利点がある。
ており,この摺動閉鎖装置には流入側に耐火スリーブ4
3が配置され,流出側にスリーブ44が配置されかつこ
れらのスリーブの間に,相対して密封するように移動可
能な2つの閉鎖板40,42が配置されている。同じに
形成されたこれらの閉鎖板40,42はそれぞれ金属板
被覆46,48を持つており,これらの金属板被覆は,
板40,42の耐火突起部を包囲する円筒状心合わせ面
46′′,48′′と,これらの心合わせ面から出て,
内側へ90゜折り曲げられた環状面47′,49′と,
板端面40′42′より突き出ているフランジ46′,
47′とを持つており,このフランジは環を形成しかつ
スリーブ43,44の環状溝43′,44′の中へ突き
出ている。この環状溝43′,44′の横断面はフラン
ジ46′,48′の横断面より約1mm大きい。本発明
によるこの解決策及び既に上述した解決策には更に,そ
れぞれのフランジにより包囲された継ぎ目の中にモルタ
ルが部分的にしか又は全く設けられていない場合に,継
ぎ目を包囲するフランジにより,継ぎ目へ浸透する溶鋼
の冷却,従つて凝固が達成され,それによつて一層大き
い突破が回避され得るという利点がある。
【0016】図4による変形例において,閉鎖板50,
52の耐火板は金属被覆56,58の中にモルタルで固
定されておりかつハウジング12又は摺動単位体23の
中に挿入されている。これらの開鎖板50,52は,図
示されていない締付け手段によつてハウジング又は摺動
単位体の中に取り付けられている。これらの板は更にば
ね50′,52′を持つており,これらのばねは,接続
するスリーブ53,54の溝に係合している。このキー
溝結合には,一種のラビリンス密封片が得られ,このラ
ビリンス密封片によつて,形成された継ぎ目59への溶
鋼の浸透及び更に溶湯の側方流出が実際上防止されてい
るという利点がある。更に,金属板被覆56,58は,
内側へ折り曲げられたフランジ56′,58′を持つて
おり,このフランジは外側の板端面51,57のすぐ上
に載つている。従つてこのフランジ56′,58′は,
外周にある間隔板の如き継ぎ目59の構成要素である。
継ぎ目59には,モルタルの代わりに,耐火環,例えば
繊維マツト,又は組み合わせたものも使用することがで
きる。
52の耐火板は金属被覆56,58の中にモルタルで固
定されておりかつハウジング12又は摺動単位体23の
中に挿入されている。これらの開鎖板50,52は,図
示されていない締付け手段によつてハウジング又は摺動
単位体の中に取り付けられている。これらの板は更にば
ね50′,52′を持つており,これらのばねは,接続
するスリーブ53,54の溝に係合している。このキー
溝結合には,一種のラビリンス密封片が得られ,このラ
ビリンス密封片によつて,形成された継ぎ目59への溶
鋼の浸透及び更に溶湯の側方流出が実際上防止されてい
るという利点がある。更に,金属板被覆56,58は,
内側へ折り曲げられたフランジ56′,58′を持つて
おり,このフランジは外側の板端面51,57のすぐ上
に載つている。従つてこのフランジ56′,58′は,
外周にある間隔板の如き継ぎ目59の構成要素である。
継ぎ目59には,モルタルの代わりに,耐火環,例えば
繊維マツト,又は組み合わせたものも使用することがで
きる。
【0017】本発明は,個々には挙げられていない他の
変形例でも開示され得ることは当然のことである。
変形例でも開示され得ることは当然のことである。
【図1】本発明による閉鎖板を持つ摺動閉鎖装置の部分
断面図である。
断面図である。
【図2】摺動閉鎖装置内の閉鎖板の部分断面図である。
【図3】閉鎖板の変形例を持つ摺動閉鎖装置の部分断面
図である。
図である。
【図4】本発明による閉鎖板の別の変形例を持つ摺動閉
鎖装置の部分断面図である。
鎖装置の部分断面図である。
16 出湯口 20,22,30,32,40,42,50,52 閉
鎖板 26,28,36,38,46,48,56,58 金
属板被覆 26′,28′,36′,38′,46′,48′,5
6′,58′ フランジ
鎖板 26,28,36,38,46,48,56,58 金
属板被覆 26′,28′,36′,38′,46′,48′,5
6′,58′ フランジ
Claims (11)
- 【請求項1】 金属板被覆(26,28,36,38,
46,48,56,58)が,摺動面とは反対側で耐火
板(20,22,30,32,40,42,50,5
2)上に突き出ているフランジ(26′,28′,3
6′,38′,46′,48′,56′,58′)を持
つており,このフランジが流通口(16)を包囲してい
ることを特徴とする,流通口を持つ摺動面付き耐火板
と,この板を包囲する金属板被覆とがら成る,金属溶湯
を含む容器の出湯口にある摺動閉鎖装置用の耐火閉鎖
板。 - 【請求項2】 突き出ているフランジ(26′,2
8′,46′,48′)が金属板被覆(26,28,4
6,48)の環状延長部として形成されていることを特
徴とする,請求項1に記載の閉鎖板。 - 【請求項3】 突き出ているフランジ(26′,2
8′,36′,38′,46′,48′,56′,5
8′)が流通口(16)に対して同心的に配管されてお
りかつこのフランジの直径が板(20,22,30,3
2,40,42,50,52)の耐火突起部の外径にほ
ぼ一致していることを特徴とする,請求項1又は2に記
載の閉鎖板。 - 【請求項4】 金属板被覆(26,28,36,38,
46,48)が板(20,22,30,32,40,4
2)の耐火突起部の周りに配置されており,流通口(1
6)に対して同軸的な円筒状心合わせ面(26′′,2
8′′,36′′,38′′,46′′,48′′)が
摺動閉鎖装置(10)内の板の心合わせのために使われ
かつ突き出ているフランジ(26′,28′,36′,
38′,46′,48′)がこの心合わせ面(2
6′′,28′′,36′′,38′′,46′′,4
8′′)の延長部として形成されていることを特徴とす
る,請求項3に記載の閉鎖板。 - 【請求項5】 突き出ている環状フランジ(26′,2
8′,36′,38′,56′,58′)が内側へ折り
曲げられていることを特徴とする,請求項1に記載の閉
鎖板。 - 【請求項6】 フランジ(56′,58′)が90゜内
側へ折り曲げられておりかつその際に板(50,52)
の端面に接触する間隔板を形成していることを特徴とす
る,請求項5に記載の閉鎖板。 - 【請求項7】 フランジが板端面より5ないし20ミリ
メートル突き出ていることを特徴とする,請求項1ない
し6のうち1つに記載の閉鎖板。 - 【請求項8】 フランジ(26′,28′,36′,3
8′,46′,48′,56′,58′)が少なくとも
閉鎖板(20,22,30,32,40,42,50,
52)と接続スリーブ(18,24,43,44,5
3,54)との間に設けられた継ぎ目を包囲しているこ
とを特徴とする,請求項1ないし7のうち1つに記載
の,摺動閉鎖装置用の耐火接続スリーブ付き閉鎖板。 - 【請求項9】 接続スリーブ(18,24,44)が閉
鎖板(20,22,42)側の端部において,この閉鎖
板(20,22,42)側の端部がフランジ(26′,
28′,48′)によりほぼ遊びなしに包囲されるよう
に摺動閉鎖装置(10)内に配置されていることを特徴
とする,請求項8に記載の接続スリーブ付き閉鎖板。 - 【請求項10】 フランジ(46′)が接続スリーブの
端面の環状溝(43′)の中へ突き出ていることを特徴
とする,請求項8に記載の接続スリーブ付き閉鎖板。 - 【請求項11】 フランジ(46′)がほぼ遊びなしに
接続スリーブ(43)の環状溝(43′)に適合してい
ることを特徴とする,請求項10に記載の接続スリーブ
付き閉鎖板。
Applications Claiming Priority (2)
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