JPH0518503U - 生体光センサ - Google Patents
生体光センサInfo
- Publication number
- JPH0518503U JPH0518503U JP6867391U JP6867391U JPH0518503U JP H0518503 U JPH0518503 U JP H0518503U JP 6867391 U JP6867391 U JP 6867391U JP 6867391 U JP6867391 U JP 6867391U JP H0518503 U JPH0518503 U JP H0518503U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- receiving element
- emitting element
- base material
- wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 この考案は絶縁効果を増加でき、絶縁特性を
一定化できるような生体光センサを提供することを主要
な特徴とする。 【構成】 発光素子2は、その基材25の周囲に壁を設
けてLEDチップ22を収納し、壁内部にクリアエポキ
シ24を流し込み、受光素子3は、その基材35の周囲
に壁を設けて壁内部にフォトダイオードチップ32を収
納し、壁内部にクリアエポキシ30を流し込んで構成す
る。
一定化できるような生体光センサを提供することを主要
な特徴とする。 【構成】 発光素子2は、その基材25の周囲に壁を設
けてLEDチップ22を収納し、壁内部にクリアエポキ
シ24を流し込み、受光素子3は、その基材35の周囲
に壁を設けて壁内部にフォトダイオードチップ32を収
納し、壁内部にクリアエポキシ30を流し込んで構成す
る。
Description
【0001】
この考案は生体光センサに関し、特に、生体の一方側から他方側へ光を透過さ せ、その透過光の生体による光吸収の大きさの変化を検知するような生体光セン サに関する。
【0002】
従来より、指先の皮膚の一方の側から他方の側へ光を透過させ、この光の指の 血流量などによる透過率(反射率)の変化を検知し、その検知信号を処理した後 、計算することにより脈拍および血圧値などを求める装置が知られている。その ような装置に用いられる生体光センサは、たとえば実開平2−143904号公 報,実開平2−94505号公報などによって知られている。
【0003】 図2は従来の生体光センサの一例を示す図であり、特に、図2(a)は側面断 面図であり、図2(b)は発光素子の平面図であり、図2(c)は受光素子の平 面図である。
【0004】 図2(a)を参照して、フィルム基板などのフレキシブル基板1の一端側上に は受光素子3が設けられ、他端側上には発光素子2が設けられるとともに、ケー ブル4が接続されている。発光素子2はLED基板21の上にLEDチップ22 を配置し、ワイヤ23がボンディングされ、クリアエポキシ24によってモール ドされている。
【0005】 受光素子3はフォトダイオード基板31の上にフォトダイオードチップ32を 配置し、ワイヤ33がボンディングされ、クリアエポキシ34によってモールド されている。さらに、フレキシブル基板1全体を覆うようにウレタンモールド5 が施されている。
【0006】 上述の生体光センサを使用するときには、発光素子2と受光素子3とで指の先 端を挟むように生体光センサが指に巻き付けられ、さらに固定テープが生体光セ ンサに巻き付けられる。そして、ケーブル4を介して発光素子2に電流が供給さ れると、発光素子2が発光し、発光された光は指を透過して受光素子3に照射さ れる。受光素子3はその光を受光し、ケーブル4を介して図示しない信号処理装 置に検出信号を与える。信号処理装置は、そのときの透過率の変化を検知し、そ の検知信号を処理し、その後演算を行なって脈拍および血圧値などを求める。
【0007】
ところで、上述の生体光センサは、生体に取付ける上で、その安全性を確保す るために、1分間3000Vの耐電圧の特性を有することがJIS規格で必要と されている。しかしながら、図2に示した従来の生体光センサにおいては、発光 素子2のワイヤ21や受光素子3のワイヤ31や電極部の絶縁状態が悪く、上述 のJIS規格から外れることがあり、に示すように絶縁破壊が起きてしまうこ とがあった。
【0008】 また、発光素子2や受光素子3はクリアエポキシ24,34によって集光した り、各LEDチップ22やフォトダイオードチップ32やワイヤ23,33を絶 縁する目的を果たしていた。しかしながら、クリアエポキシ24,34のディッ ピングは液体状のエポキシを載せるだけのものであり、ディッピングの高さをコ ントロールすることが困難であった。したがって、各素子の集光特性がまばらで あり、しかもディッピング高さが均一でないため、絶縁状態も均一の性能にはな らなかった。
【0009】 それゆえに、この考案の主たる目的は、絶縁効果を増加し、絶縁特性を一定化 し得る生体光センサを提供することである。
【0010】
この考案はフィルム基板の上に生体の厚みに対応して所定の間隔で発光素子と 受光素子とを配置し、発光素子によって生体組織の一方側から光を透過させ、透 過した光を他方側の受光素子によって検知し、生体組織による透過光の吸収の大 きさの変化を検知する生体光センサであって、発光素子は、発光素子チップと、 発光素子チップが載置され、その周囲に壁を有する第1の基材と、第1の基材の 壁内に流し込まれ、発光素子チップを覆う第1の透明樹脂部材とを含み、受光素 子は、受光素子チップと、受光素子チップが載置され、その周囲に壁を有する第 2の基材と、第2の基材の壁内に流し込まれ、受光素子チップを覆う第2の透明 樹脂部材とを含んで構成される。
【0011】
この考案にかかる生体光センサは発光素子チップと受光素子チップをそれぞれ 周囲に壁を有する基材内に収納し、壁内に透明樹脂部材を流し込むことによって 、透明樹脂部材の表面から各チップまでの距離が長くなり、沿面距離を長くする ことができて絶縁効果を高める。
【0012】
図1はこの考案の一実施例を示す図であり、特に、図1(a)は受光素子の平 面図であり、(b)は側面断面図であり、図2(c)は発光素子の平面図であり 、(b)は側面断面図である。
【0013】 図1を参照して、受光素子3は基材35を含む、基材35は発光素子チップ3 2の周囲を囲むようにその四辺に高さdの壁を有しており、この壁の高さdはワ イヤ33よりも十分高くなるように選ばれる。そして、基材35の壁内部にはク リアエポキシ34が流し込まれ、その上面は表面張力で凸形になっている。
【0014】 発光素子2も受光素子3と同様にして構成され、基材25はフォトダイオード チップ22の周囲を囲むように、その四辺に高さdの壁を有しており、基材25 の壁内部にはクリアエポキシ24が流し込まれ、その上面は表面張力で凸形にな っている。
【0015】 上述のごとく、基材25,35に壁を設けたことによって、クリアエポキシ2 4,34の表面から各チップ22,32とワイヤ23,33までの距離をかなり 長くでき、高電圧がかかって電界が走る距離(沿面距離)も長くなり、絶縁効果 を増すことができる。また、クリアエポキシ24,34のディッピングを一定状 態で行なえるため、その形状を一定化でき、集光特性も一定化する。さらに、デ ィッピングの高さも一定化するため、絶縁特性も一定化を図ることができる。し たがって、絶縁特性に優れ、その特性を一定化でき、しかも集光特性も一定化で きる。
【0016】
以上のように、この考案によれば、発光素子および受光素子の基材に壁を設け 、壁内部に透明樹脂部材を流し込むようにしたので、透明樹脂部材の表面から各 チップまでの距離を長くでき、沿面距離が長くなって絶縁効果を増すこともでき る。さらに、壁内部に透明樹脂部材を流し込むことによって、ディッピングの高 さを一定化でき、絶縁特性も一定化できる。
【図1】この考案の一実施例を示す図である。
【図2】従来の生体光センサの一例を示す図である。
1 フレキシブル基板 2 発光素子 3 受光素子 4 ケーブル 22 LEDチップ 23,33 ワイヤ 24,34 クリアエポキシ 25,35 基材
Claims (1)
- 【請求項1】 フィルム基板の上に生体の厚みに対応し
て、所定の間隔で発光素子と受光素子とを配置し、前記
発光素子によって前記生体組織の一方側から光を透過さ
せ、透過した光を他方側で前記受光素子によって検知
し、前記生体組織による透過光の吸収の大きさの変化を
検知する生体光センサであって、 前記発光素子は、 発光素子チップと、 前記発光素子チップが載置され、その周囲に壁を有する
第1の基材と、 前記第1の基材の壁内に流し込まれ、前記発光素子チッ
プを覆う第1の透明樹脂部材とを含み、 前記受光素子は、 受光素子チップと、 前記受光素子チップが載置され、その周囲に壁を有する
第2の基材と、 前記第2の基材の壁内に流し込まれ、前記受光素子チッ
プを覆う第2の透明樹脂部材とを含むことを特徴とす
る、生体光センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6867391U JPH0518503U (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | 生体光センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6867391U JPH0518503U (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | 生体光センサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0518503U true JPH0518503U (ja) | 1993-03-09 |
Family
ID=13380471
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6867391U Withdrawn JPH0518503U (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | 生体光センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0518503U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015525110A (ja) * | 2012-12-14 | 2015-09-03 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ | ユーザの生理的パラメータを測定する装置 |
JP2017217236A (ja) * | 2016-06-08 | 2017-12-14 | 新光電気工業株式会社 | 光センサ、光センサの製造方法 |
-
1991
- 1991-08-28 JP JP6867391U patent/JPH0518503U/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015525110A (ja) * | 2012-12-14 | 2015-09-03 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ | ユーザの生理的パラメータを測定する装置 |
US10856738B2 (en) | 2012-12-14 | 2020-12-08 | Koninklijke Philips N.V. | Device for measuring a physiological parameter of a user |
JP2017217236A (ja) * | 2016-06-08 | 2017-12-14 | 新光電気工業株式会社 | 光センサ、光センサの製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7606400B2 (en) | Arrangement for authentication of a person | |
JP5647726B2 (ja) | 容量性レンズを含む指センサ及びこれに関連する方法 | |
JP5900632B2 (ja) | 生体センサ、及び、生体センサの製造方法 | |
US5266827A (en) | Semiconductor pressure sensor assembly having an improved package structure | |
EP3235425B1 (en) | Packaging structure, electronic equipment, and preparation method for packaging structure | |
CN108065961B (zh) | 超声波换能器器件、超声波探测器以及超声波装置 | |
US20120000284A1 (en) | Humidity sensor package and manufacturing method thereof | |
CN110268807A (zh) | 平面柔性覆盖组件 | |
JPH068756B2 (ja) | 赤外線検出器 | |
JPH0518503U (ja) | 生体光センサ | |
KR20060114429A (ko) | 이미지센서의 픽셀 어레이와 접촉발광센서가 직접 접촉된지문감지장치 | |
US20020088981A1 (en) | Optical unit incorporating light-emitting or light-receiving element coated by resin | |
JP2004200631A (ja) | 光センサパッケージ構造 | |
JPH0469958A (ja) | 半導体装置 | |
CN214848629U (zh) | 具有血压测量与指纹识别功能的封装结构和电子设备 | |
CN205514538U (zh) | 封装结构以及电子设备 | |
KR20060102995A (ko) | 이미지센서의 픽셀 어레이와 접촉발광센서가 직접 접촉된지문감지장치 | |
JPH06148014A (ja) | 半導体圧力センサ | |
KR101689590B1 (ko) | 수광 센서 패키지 | |
KR101639741B1 (ko) | 수광 센서 패키지 | |
JPS62130560A (ja) | 密着型イメ−ジセンサの構造 | |
WO2017061214A1 (ja) | 半導体イオンセンサ | |
JPH0350776A (ja) | 光学装置の製造方法 | |
JPS57120386A (en) | Semiconductor device | |
TW200501437A (en) | Optical sensor chip package |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19951102 |