JPH05184724A - 遊技場の管理システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 遊技対象の遊技機を選択する上での目安とな
るデータを自動表示できると共に、その表示機能を十分
に活用できる環境を備えた遊技場の管理システムを提供
すること。 【構成】 データステーション６のデータモニタ１４に
は、各パチンコ遊技機１に関する特賞回数、打止回数な
どの遊技客にとって有用なデータがその台番号と共に表
示されるから、遊技客は所望のパチンコ遊技機１を予約
する。この予約には、ＩＤカード若しくは１０００円紙
幣が必要であり、ＩＤカードには予約対象を特定するデ
ータが書き込まれ、１０００紙幣使用時には予約対象を
特定するデータが記録された予約レシートがプリンタ１
３により発行される。予約されたパチンコ遊技機１は、
非稼働状態にあることを前提に遊技不能状態に切換えら
れ、この状態は呼出ランプユニット３にＩＤカードを挿
入したとき、若しくは予約レシートの提示を受けたパチ
ンコホール従業員の操作に応じて遊技可能状態に戻され
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、多数台の遊技機毎の稼
働状況などを示す管理用データを算出する機能を備えた
遊技場の管理システム、特には前記管理用データのうち
遊技客にとって有用なデータを場内に表示するようにし
た遊技場の管理システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】例えばパチンコホールにおいて遊技を行
う場合、遊技客としては入賞チャンスが大きそうなパチ
ンコ遊技機を選択するのが普通であり、その選択基準と
しては、従来よりパチンコ遊技機の釘の状態が重要視さ
れていた。しかしながら、近年においては、客層の拡大
により上記のような釘の状態の善し悪しを判断する術を
持ち合わせていない遊技客が増えており、このため、遊
技対象のパチンコ遊技機を選択する際の目安として、パ
チンコ遊技機での打止発生回数、特賞発生回数などの履
歴データを重視することが一般的風潮となってきた。

【０００３】そこで、パチンコホールにおいては、遊技
客に対するサービス向上施策の一環として、各パチンコ
遊技機に対応させて当該遊技機の打止発生回数、特賞発
生回数のような履歴データを示したパネル（或はその履
歴データが一定基準レベル以上あるものを所謂ラッキー
台として抽出したことを示すパネル）を掲示し、これを
遊技対象のパチンコ遊技機を選択する際の一助とするこ
とが行われている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
システムでは、打止或は特賞が新たに発生する毎（若し
くは新たなラッキー台が出現する毎）にパネルを一々掲
示し直す必要があって、パチンコホール従業員の負担が
増えるという問題点がある。また、実際には上述のよう
なパネル掲示が正確に行われないことが多く、遊技客側
から見た場合の信頼性に欠けるという問題点もある。し
かも、遊技客側にとっては、上記のようなパネルの掲示
状態と対応するパチンコ遊技機の空き状態（非稼働状
態）とを一々確認するために、パチンコホール内を巡回
する必要があって非能率になるという問題点もあった。

【０００５】このような問題点を解決するために、従来
では、パチンコホール内の全パチンコ遊技機における前
述したような履歴データ並びにパチンコ遊技機毎の稼働
の有無などの有用なデータを自動的に表示可能なＣＲＴ
ディスプレイと、その表示データの選択操作を遊技客が
行うためのキーボードとを備えた端末装置が考えられて
いる。

【０００６】しかしながら、上記のような端末装置を設
けた場合には、遊技客が遊技対象のパチンコ遊技機を選
択する上で非常に便利になるものの、遊技客が表示デー
タから抽出したパチンコ遊技機が既に稼働中であった場
合にはその抽出が無意味になるものであって、端末装置
の機能を十分に生かしているとは言い難いものでり、こ
の点の改良が望まれていた。

【０００７】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、遊技対象の遊技機を選択する上での
目安となるデータを、遊技客及び遊技場従業員の負担増
を招くことなく表示できると共に、その表示機能を十分
に活用できる環境を備えた遊技場の管理システムを提供
するにある。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、多数台の遊技機毎の稼働状況などを示す管
理用データを算出する機能を備えた遊技場の管理システ
ムにおいて、前記管理用データのうち所定のデータを表
示する表示手段、遊技客がこの表示手段の表示内容に基
づいて操作するものであって当該操作に応じて特定の遊
技機を指定する台番号データを含む予約信号を入力可能
に構成された入力手段、この入力手段を通じた前記予約
信号の入力に応じて当該予約信号中の台番号データによ
り指定される遊技機を予約状態に切換えると共にその予
約遊技機の台番号データを記録した記録担体を発行する
端末制御手段、前記遊技機が予約状態に切換えられたと
きに当該遊技機が非稼働状態にあったときにはこれを直
ちに遊技不能状態に切換えると共に稼働状態にあったと
きにはその稼働の終了を待って上記遊技機を遊技不能状
態に切換える遊技機制御手段を夫々設けた上で、上記遊
技機制御手段により遊技不能状態に切換えられた遊技機
を、前記記録担体の記録内容に基づいて遊技可能状態に
戻す構成としたものである。

【０００９】この場合において、前記記録担体がセット
されるデータ読み取り手段を遊技機と対応させて設け、
このデータ読み取り手段にセットされた記録担体の記録
台番号データが対応する遊技機と一致することを条件に
その遊技機を遊技不能状態から遊技可能状態に戻す構成
としても良いものである。

【００１０】また、前述同様の表示手段及び遊技制御手
段の他に、遊技客がその表示手段の表示内容に基づいて
操作するものであって当該操作に応じて暗証コード及び
特定の遊技機を指定する台番号データを含む予約信号を
入力可能に構成された入力手段、この入力手段を通じて
前記予約信号が入力されたときにその予約信号中の暗証
コード及び台番号データを対応付けて記憶すると共に斯
かる記憶台番号データにより指定される遊技機を予約状
態に切換える端末制御手段を設けた上で、前記遊技機側
に暗証コードを入力可能な補助入力手段を設け、この補
助入力手段を通じて前記端末制御手段に記憶された暗証
コードが入力されたときに、その暗証コードと対応付け
られた台番号データにより指定される遊技機を遊技不能
状態から遊技可能状態に戻す構成とすることもできる。

【００１１】

【作用】請求項１に記載の構成において、表示手段に
は、多数の遊技機毎の稼働状況などを示す管理用データ
のうち所定のデータが、遊技対象の遊技機を選択する上
での目安となるデータとして表示される。遊技客は、こ
のように表示されたデータに基づいて遊技対象の遊技機
を選択すると共に、選択した遊技機を指定する台番号デ
ータを含む予約信号を入力手段を通じて入力する。する
と、端末制御手段が、入力された予約信号中の台番号デ
ータにより指定される遊技機を予約状態に切換えると共
に、その予約遊技機の台番号データを記録した記録担体
を発行するようになるから、遊技客は、その記録担体を
受け取っておく。

【００１２】上述のようにして端末制御手段により遊技
機が予約状態に切換えられたときには、遊技制御手段
が、当該予約遊技機が非稼働状態にあったときにはこれ
を直ちに遊技不能状態に切換えると共に、稼働状態にあ
ったときにはその稼働の終了を待って上記遊技機を遊技
不能状態に切換えるようになる。そして、このように遊
技不能状態に切換えられた遊技機は、前記記録担体の記
録内容に基づいて遊技可能状態に戻される構成となって
いるから、当該記録担体の発行を受けた遊技客つまり予
約権を持った遊技客は、所望の遊技機で確実に遊技でき
るようになるものであり、以て前記表示手段の表示機能
を有効に活用できるようになる。

【００１３】請求項２の構成ように、遊技機と対応させ
た状態で記録担体がセットされるデータ読み取り手段が
設けられていた場合には、遊技客が前述のように発行さ
れた記録担体を上記データ読み取り手段にセットしたと
きに、その記録担体の記録台番号データが対応する遊技
機と一致することを条件に当該遊技機が遊技不能状態か
ら遊技可能状態に戻されるようになる。従って、予約さ
れた遊技機を予約権を有した遊技客（記録担体の発行を
受けた遊技客）に提供するに当たって、遊技場側の人手
が全く不要になるという利点がある。

【００１４】請求項３に記載の構成においても、表示手
段には、多数の遊技機毎の稼働状況などを示す管理用デ
ータのうち所定のデータが、遊技対象の遊技機を選択す
る上での目安となるデータとして表示され、遊技客は、
このように表示されたデータに基づいて遊技対象の遊技
機を選択すると共に、選択した遊技機を指定する台番号
データ及び任意の暗証コードを含む予約信号を入力手段
を通じて入力する。すると、端末制御手段が、入力され
た予約信号中の暗証コード及び台番号データを記憶する
と共に、その記憶台番号データにより指定される遊技機
を予約状態に切換えるようになり、遊技制御手段が、当
該予約遊技機が非稼働状態にあったときにはこれを直ち
に遊技不能状態に切換えると共に、稼働状態にあったと
きにはその稼働の終了を待って上記遊技機を遊技不能状
態に切換えるようになる。

【００１５】この後、上記遊技客は、自身が入力した前
記予約信号に対応した遊技機側に設けられた補助入力手
段を通じて、上記予約信号入力時と同じ暗証コードを入
力すると、その暗証コードと対応付けられた台番号デー
タにより指定される遊技機が遊技不能状態から遊技可能
状態に戻されるようになる。従って、この場合にも遊技
場側の人手が全く不要になるものであり、さらに記録担
体も不要となる。

【００１６】

【実施例】以下、本発明の第１実施例について図１〜図
２６を参照しながら説明する。

【００１７】図１において、パチンコホール内には、パ
チンコ遊技機１及び貨幣（例えば硬貨）の投入に応じて
パチンコ玉の貸出動作を行う玉貸機２が互いに１対１で
対応され、且つ一列状配置の複数台を一単位とした状態
で多数台列設されており、各パチンコ遊技機１の上方位
置には、これと１対１で対応するようにして呼出ランプ
ユニット３が設置されている。上記呼出ランプユニット
３は、パチンコ遊技機１及び玉貸機２と管理室内に設置
された集中管理装置４との間での信号の授受を中継する
機能を備えた構成となっている。

【００１８】ズームレンズ付きのカラーテレビカメラＣ
Ｍ１〜ＣＭｎは、複数台のパチンコ遊技機１から成る各
群毎に対応して１台ずつ設けられるもので、図示しない
電動雲台上に装着された構成となっており、そのズーミ
ング及び電動雲台の駆動に応じて、所望のパチンコ遊技
機１をズームイン状態（拡大した状態）で撮像できるよ
うに構成されている。

【００１９】尚、以下において、不特定のテレビカメラ
ＣＭ１〜ＣＭｎを指し示す必要があるときには、これを
ＣＭｉで示すことにする。

【００２０】前記管理室内には、前記テレビカメラＣＭ
１〜ＣＭｎと１対１で対応された複数台のモニタＫＭ１
〜ＫＭｎが設けられており、これらのモニタＫＭ１〜Ｋ
Ｍｎ、ＫＭＣは、ＣＲＴカラーディスプレイより成り、
対応するテレビカメラＣＭ１〜ＣＭｎによる画像を常時
または必要に応じて再生するようになっている。

【００２１】モニタ制御装置５は、上記各テレビカメラ
ＣＭ１〜ＣＭｎの動作制御を行うと共に、各テレビカメ
ラＣＭ１〜ＣＭｎからの画像信号（ＲＧＢ信号）を各モ
ニタＫＭ１〜ＫＭｎに与えて再生する制御、集中管理装
置４及びデータステーション６へ特定の画像信号をデー
タ信号と共に送信する制御を行う構成となっており、そ
の制御内容については後述することにする。

【００２２】前記集中管理装置４はコンピュータにより
構成された周知構成のもので、これには、キーボード
７、データ出力用プリンタ８、全パチンコ遊技機１の台
番号とそのパチンコ遊技機１の状態（打止状態、打止間
近の状態など）を示す発光ダイオード群を備えた表示パ
ネル９、及びＣＲＴカラーディスプレイより成るメイン
モニタ１０が付随して設けられている。

【００２３】斯かる集中管理装置４は、パチンコ遊技機
１及び玉貸機２から呼出ランプユニット３を介して与え
られる各種の情報信号に基づいて、パチンコ遊技機１の
アウト玉数、セーフ玉数、それらの差玉数（パチンコ遊
技機１の収支に相当）、特賞発生回数、打止発生回数な
どの管理用データを算出する動作、パチンコ遊技機１の
稼働状態を把握する動作、並びに玉貸機２の売上高（貸
出高）データなどを算出する動作を行うと共に、モニタ
制御装置５に対する命令信号の出力動作を行う構成とな
っており、その動作内容の詳細については後述する。

【００２４】前記データステーション６には、入力手段
としてのキーボード１１、カード挿入口１２、紙幣挿入
口１３ａ、プリンタ１３ｂ及びＣＲＴディスプレイより
成る表示手段としてのデータモニタ１４が設けられてお
り、その構成の詳細については後述する。

【００２５】前記モニタ制御装置５は、図２に示すよう
に、コンピュータにより構成された制御回路１５と、信
号切換回路１６とを含んで成る。この場合、上記信号切
換回路１６は、端子Ｔ１、Ｔ２に対し、制御回路１５か
らテレビカメラＣＭ１〜ＣＭｎを指定するために出力さ
れる信号ＳＰ１、ＳＰ２を受けるようになっており、指
定されたテレビカメラＣＭｉからの画像信号を、その端
子Ｔ１に対応された集中管理装置４側のメインモニタ１
０及び端子Ｔ２に対応されたデータステーション６側の
データモニタ１４に与えるようになっている。

【００２６】具体的には、信号切換回路１６は、端子Ｔ
１に信号ＳＰ１を受けた場合に、その信号ＳＰ１により
指定されたテレビカメラＣＭｉからの画像信号を集中管
理装置４側のメインモニタ１０に与え、端子Ｔ２に信号
ＳＰ２を受けた場合に、その信号ＳＰ２により指定され
たテレビカメラＣＭｉからの画像信号をデータステーシ
ョン６側のデータモニタ１４に与える。

【００２７】制御回路１５は、集中管理装置４及びデー
タステーション６の各々から与えられるモニタ開始命令
信号ＭＳ、モニタ停止命令信号ＭＥに応じた制御動作を
予め記憶したプログラムに基づいて実行する構成となっ
ており、以下においてはその制御内容及び関連した作用
について図３を参照しながら説明する。尚、上記モニタ
開始命令信号ＭＳ及びモニタ停止命令信号ＭＥは、夫々
パチンコ遊技機１の台番号を指定するための台番号デー
タを含んで成る。

【００２８】図３において、制御回路１５は、モニタ開
始命令信号ＭＳ及びモニタ停止命令信号ＭＥの何れかが
入力されるまで待機する（ステップＡ１、Ａ２）。

【００２９】モニタ開始命令信号ＭＳが入力されたとき
には、その命令信号ＭＳが集中管理装置４からのものか
否かを判断し（ステップＡ３）、「ＹＥＳ」と判断した
場合には、入力モニタ開始命令信号ＭＳに含まれる台番
号データにより指定されたパチンコ遊技機１に対応した
テレビカメラＣＭｉが既に使用中か否かを判断する（ス
テップＡ４）。このとき、上記テレビカメラＣＭｉが使
用中であった場合には、集中管理装置４へモニタキャン
セル信号ＭＣを出力するステップＡ５を実行した後にス
テップＡ２へ移行する。尚、上記モニタキャンセル信号
ＭＣは、入力されたモニタ開始命令信号ＭＳに含まれる
台番号データと同じ台番号データを含んで成る。

【００３０】集中管理装置４からのモニタ開始命令信号
ＭＳにより指定されたパチンコ遊技機１に対応したテレ
ビカメラＣＭｉが未使用状態であった場合（ステップＡ
４で「ＮＯ」）には、信号切換回路１６の端子Ｔ１に上
記テレビカメラＣＭｉを指定する信号ＳＰ１を出力する
と共に、テレビカメラＣＭｉを動作させて上記被指定パ
チンコ遊技機１をズームイン状態で撮像させる制御を行
い（ステップＡ６、ルーチンＡ７）、この後にステップ
Ａ２へ移行する。

【００３１】従って、集中管理装置４に対して、当該集
中管理装置４からのモニタ開始命令信号ＭＳにより指定
されたパチンコ遊技機１を映した画像信号が送出される
ことになる。

【００３２】一方、前記ステップＡ３で「ＮＯ」と判断
した場合、つまり入力されたモニタ開始命令信号ＭＳが
データステーション６からのものであった場合には、そ
の命令信号ＭＳにより指定されたパチンコ遊技機１に対
応したテレビカメラＣＭｉが既に使用中か否かを判断す
る（ステップＡ８）。このとき、上記テレビカメラＣＭ
ｉが使用中であった場合には、データステーション６へ
モニタキャンセル信号ＭＣを出力するステップＡ９を実
行した後にステップＡ２へ移行する。

【００３３】データステーション６からのモニタ開始命
令信号ＭＳにより指定されたパチンコ遊技機１に対応し
たテレビカメラＣＭｉが未使用状態であった場合（ステ
ップＡ８で「ＮＯ」）には、信号切換回路１６の端子Ｔ
２に上記テレビカメラＣＭｉを指定する信号ＳＰ２を出
力すると共に、テレビカメラＣＭｉを動作させて上記被
指定パチンコ遊技機１をズームイン状態で撮像させる制
御を行い（ステップＡ１０、ルーチンＡ１１）、この後
にステップＡ２へ移行する。

【００３４】従って、データステーション６に対して、
当該データステーション６からのモニタ開始命令信号Ｍ
Ｓにより指定されたパチンコ遊技機１を映した画像信号
が送出されることになる。

【００３５】モニタ停止命令信号ＭＥが入力された場合
（ステップＡ２で「ＹＥＳ」）には、その命令信号ＭＥ
に含まれる台番号データにより指定されたパチンコ遊技
機１に対応したテレビカメラＣＭｉが使用中か否かを判
断し（ステップＡ１２）、非使用状態であった場合には
ステップＡ１へ戻るが、使用中であった場合には当該テ
レビカメラＣＭｉを初期位置に戻して動作停止させる初
期化動作ルーチンＡ１３を実行した後にステップＡ２へ
移行する。

【００３６】以上要するに、モニタ制御装置５は、集中
管理装置４或はデータステーション６からのモニタ開始
命令信号ＭＳが与えられたときに、その信号ＭＳにより
指定されたパチンコ遊技機１に対応したテレビカメラＣ
Ｍｉが他の命令により既に動作されていない状態時の
み、そのパチンコ遊技機１を撮像した画像信号を上記モ
ニタ開始命令信号ＭＳの発生源へ送出するものであり、
また、集中管理装置４或はデータステーション６からモ
ニタ停止命令信号ＭＥが与えられたときに上記画像信号
の送出を停止するようになっている。

【００３７】さて、以下においては前記データステーシ
ョン６の具体的構成について図４〜図１５を参照しなが
ら説明する。

【００３８】データステーション６が有するキーボード
１１は、図４に示すようなキー配置となっている。即
ち、キーボード１１は、「台データ」キーＳＷ１、「打
止台」キーＳＷ２、「ラッキー台」キーＳＷ３、「終
了」キーＳＷ４、スクロールキーＳＷ５、「予約」キー
ＳＷ６、「予約取消」キーＳＷ７、「モニタ」キーＳＷ
８、「呼出」キーＳＷ９、キャンセルキーＳＷ１０、テ
ンキーＳＷＤを図示のように配置して成る。

【００３９】図５にはデータステーション６の概略構成
が示されている。この図５において、カードリーダライ
タ１７は、前記カード挿入口１２（図１参照）に対応し
て設けられており、そのカード挿入口１２を通じて挿入
された記録担体としてのＩＤカード（図１７に符号１２
ｘを付して示す）からデータを読み取ると共に、その読
み取りデータをコンピュータにより構成された端末制御
手段たる制御回路１８に与える。尚、上記ＩＤカード１
２ｘは、例えばパチンコホールに対し一定の入会金を支
払った遊技客或は他の条件を満たした遊技客に発行され
るものであり、この実施例では所定のデータを磁気記録
した磁気カードにより構成されている。

【００４０】ビルバリ機構１９は、前記紙幣挿入口１３
ａ（図１参照）に対応して設けられており、その紙幣挿
入口１３ａを通じて挿入された紙幣の真贋及び価額を判
定し、挿入紙幣が真正な１０００円紙幣であった場合の
み制御回路１８に入金信号ＳＫを与え、これ以外の状態
では挿入紙幣を紙幣挿入口１３ａを通じて排出する。

【００４１】スイッチング回路２０は、モニタ制御装置
５を通じて与えられるテレビカメラＣＭ１〜ＣＭｎによ
る画像信号をミキシング回路２１を通じてデータモニタ
１４に与える構成となっており、そのオンオフ状態は制
御回路１８により制御されるようになっている。

【００４２】上記ミキシング回路２１は、スイッチング
回路２０を介して与えられる画像信号と、制御回路１８
から出力される画像データＭＤをミキシングし、そのミ
キシング画像をデータモニタ１４により再生させるため
に設けられている。尚、スイッチング回路２０のオフ状
態で制御回路１８から画像データＭＤが出力された状態
では、データモニタ１４にその画像データのみが再生さ
れることになる。

【００４３】制御回路１８は、キーボード１１、カード
リーダライタ１７、ビルバリ機構１９からの出力を受け
ると共に、集中管理装置４及びモニタ制御装置５との間
でのデータ信号の授受、及び上記カードリーダライタ１
７、プリンタ１３ｂの動作制御を行うようになってお
り、それらの入力信号及び予め設定されたプログラムに
基づいて図６〜図１０に示すような制御を行う。そこ
で、以下においては上記制御内容について関連した作用
と共に説明する。

【００４４】即ち、基本ルーチンを示す図６において、
キーボード１１からの操作入力の有無を判断するステッ
プＢ１、集中管理装置４から送信されるデータステーシ
ョン用集計データΔＸの受信状態を判断するステップＢ
２、集中管理装置４へ送信するデータの有無を判断する
ステップＢ３、内部タイマの動作状態を判断するステッ
プＢ４、ビルバリ機構１９からの入金信号ＳＫの入力状
態を判断するステップＢ５、カードリーダライタ１７か
らの読み取りデータに基づいて挿入ＩＤカード１２ｘの
適否を判断するステップＢ６を繰り返し実行する。

【００４５】尚、上記データステーション用集計データ
ΔＸとしては、後の説明によって明らかになるように、
次に示す７種類の信号ＵＳo 、ＵＥo 、ＨＳ、ＫＳ、Ｆ
Ｓ、ＹＲ、ＹＣが設定されている。

【００４６】打止発生信号ＵＳo …パチンコ遊技機１で
打止が発生したことを示す。打止停止信号ＵＥ0 …上記
打止状態が解除されたことを示す。非稼働検知信号ＨＳ
…パチンコ遊技機１が非稼働状態にあることを示す。稼
働検知信号ＫＳ…パチンコ遊技機１が稼働状態にあるこ
とを示す。特賞発生信号ＦＳ…パチンコ遊技機１で特賞
状態が発生したことを示す。予約停止データ信号ＹＲ…
パチンコ遊技機１の予約状態がその予約を行った遊技客
により解除されたことを示す。予約取消データ信号ＹＣ
…パチンコ遊技機１の予約状態がタイマによって強制的
に解除されたことを示す。

【００４７】また、前記内部タイマは、キーボード１１
の操作入力がない状態が一定時間継続したときに、デー
タモニタ１４を所定のタイトル画面表示状態に戻すため
に設けられたものである。

【００４８】キーボード１１からの操作入力があった場
合（ステップＢ１で「ＹＥＳ」）には、その入力内容を
内部のキーボード用レジスタ（図示せず）にセットし
（ステップＢ７）、この後にはデータモニタ１４が後述
の所定画面（図１１、図１２、図１３に示す画面）を再
生した状態にあるか否かを判断する（ステップＢ８）。
上記画面を再生していない状態ではステップＢ１０へ移
行するが、再生状態にあった場合には、前記ステップＢ
７においてキーボード用レジスタにセットされたデータ
のうち、テンキーＳＷＤにより入力された数値データが
あった場合に、その数値データを上記再生画面中の所定
位置（図１１、図１２、図１３参照）に新規入力台番号
ＮＤとして表示するステップＢ９を実行した後にステッ
プＢ１０へ移行する。

【００４９】上記ステップＢ１０ではキャンセルキーＳ
Ｗ１０の操作状態を判断するものであり、キャンセルキ
ーＳＷ１０がオン操作されたときには、前記キーボード
用レジスタをリセットして前記新規入力台番号ＮＤの表
示状態をキャンセルし（ステップＢ１１）、紙幣（１０
００円紙幣）を受け付けた状態（入金信号ＳＫが入力さ
れた状態）、若しくはＩＤカード１２ｘを受け付けた状
態（挿入ＩＤカード１２ｘが適正なものであると判断し
た状態）の何れかにあるか否かを判断する（ステップＢ
１２）。この場合、紙幣またはＩＤカード１２ｘの非受
け付け状態ではステップＢ２へ移行するが、受け付け状
態では、紙幣またはＩＤカード１２ｘをビルバリ機構１
９或はカードリーダライタ１７を通じて返却するステッ
プＢ１３を実行した後にステップＢ２へ移行する。

【００５０】キーボード１１からの操作入力内容をキー
ボード用レジスタにセットした状態でキャンセルキーＳ
Ｗ１０が操作されていなかった場合（ステップＢ１０で
「ＮＯ」）には、キーボード操作の有効条件が成立した
か否かを判断する（ステップＢ１４）。ここで、上記有
効条件は、「台データ」キーＳＷ１、「打止台」キーＳ
Ｗ２、「ラッキー台」キーＳＷ３がオン操作された各場
合、並びにテンキーＳＷＤの操作後に「予約」キーＳＷ
６、「予約取消」キーＳＷ７、「モニタ」キーＳＷ８、
「呼出し」キーＳＷ９が操作された各場合に成立したも
のと認定するようになっている。

【００５１】キーボード操作の有効条件が成立していな
いときにはステップＢ２へ移行するが、成立した場合に
は、前記内部タイマがタイマ動作中であったときに当該
内部タイマをリセットし（ステップＢ１５、Ｂ１６）、
終了キーＳＷ４の操作状態を判断する（ステップＢ１
７）。

【００５２】終了キーＳＷ４がオン操作された場合に
は、データモニタ１４がモニタ制御装置５からの画像信
号（データステーション６からのモニタ開始命令信号Ｍ
Ｓに基づいてパチンコ遊技機１を映した画像信号）を再
生動作中か否かを判断し（ステップＢ１８）、再生動作
中であった場合には、図示しない内部メモリに対し、当
該再生動作によりデータモニタ１４に映し出されている
パチンコ遊技機１の台番号を指定する台番号データを含
むモニタ停止命令信号ＭＥを記憶し（ステップＢ１
９）、この後にデータモニタ１４をタイトル画面表示状
態に戻すステップＢ２０を実行する。また、データモニ
タ１４がモニタ制御装置５からの画像信号の再生動作を
行っていなかった場合には、ステップＢ１９をジャンプ
してステップＢ２０を実行するものであり、このステッ
プＢ２０の実行後には前記ステップＢ１２以降の制御を
行う。

【００５３】内部タイマのリセット後において終了キー
ＳＷ４がオン操作されていなかった場合（ステップＢ１
７で「ＮＯ」）には、内部タイマのタイマ動作を開始さ
せ（ステップＢ２１）、この後に表示処理ルーチンＢ２
２を実行する。

【００５４】上記表示処理ルーチンＢ２２は図７、図８
に示すような内容となっている。

【００５５】即ち、このルーチンＢ２２では、図７、図
８に示すように、「台データ」キーＳＷ１、「打止台」
キーＳＷ２、「ラッキー台」キーＳＷ３、「呼出」キー
ＳＷ９、スクロールキーＳＷ５、「予約」キーＳＷ６、
「予約取消」キーＳＷ７、「モニタ」キーＳＷ８の各オ
ン状態を順次判断する（ステップＣ１〜Ｃ８）。

【００５６】「台データ」キーＳＷ１がオン操作された
とき（ステップＣ１で「ＹＥＳ」）には、データモニタ
１４が「台データ」画面を再生動作中か否かを判断する
（ステップＣ９）。

【００５７】この「台データ」画面は、図１１に示すよ
うに、集中管理装置４から送信される各パチンコ遊技機
１毎の管理用データのうち、遊技客がテンキーＳＷＤ及
び「呼出」キーＳＷ９を利用して指定する所望のパチン
コ遊技機１に関する集計データΔＢ（この例では特賞回
数、打止回数）を、各パチンコ遊技機１の台番号データ
ΔＡに対応させて順次表示すると共に、各パチンコ遊技
機１の後述するような予約状態、稼働状態、非稼働状態
（「空」の表示）、打止状態を示す状態データΔＣを併
せて表示する画面である。

【００５８】この場合、打止状態にないパチンコ遊技機
１については特賞回数を表示し、打止状態にあるパチン
コ遊技機１については打止回数を表示する。尚、上記の
ようなテンキーＳＷＤ及び「呼出」キーＳＷ９によるパ
チンコ遊技機１の指定が行われていない初期状態では、
特賞状態或は打止状態となった時刻が最も新しい複数台
のパチンコ遊技機１に関する管理用データ（集計データ
ΔＢ）を上述同様に表示する構成となっている。

【００５９】また、上記「台データ」画面の最下段には
メッセージ用ウインドウＷＭが設定され、そのメッセー
ジ用ウインドウＷＭの直上には、テンキーＳＷＤを通じ
た前述の新規入力台番号ＮＤが表示されると共に、「予
約」、「取消」、「モニタ」、「呼出」の各文字が一列
状に表示される構成となっている。上記各表示文字は、
夫々「予約」キーＳＷ６、「予約取消」キーＳＷ７、
「モニタ」キーＳＷ８、「呼出」キーＳＷ９に対応され
たもので、上記新規入力台番号ＮＤの表示状態で操作さ
れたキーに対応したものが例えば点滅状態に切換えられ
る構成となっている。

【００６０】「台データ」画面を再生動作中であった場
合（ステップＣ９で「ＹＥＳ」）には、図６に示すステ
ップＢ２へ戻るが、再生動作を行っていない場合には、
データモニタ１４がモニタ制御装置５からの画像信号
（パチンコ遊技機１を映した画像信号）を再生動作中か
否かを判断する（ステップＣ１０）。

【００６１】このようなモニタ画像を再生中でなかった
場合には、スイッチング回路２０をオフさせるステップ
Ｃ１２へ移行するが、モニタ画像を再生動作中であった
場合には、図示しない内部メモリに対し、当該再生動作
によりデータモニタ１４に映し出されているパチンコ遊
技機１の台番号を指定する台番号データを含むモニタ停
止命令信号ＭＥを記憶し（ステップＣ１１）、この後に
ステップＣ１２を実行する。

【００６２】次いで、上述した「台データ」画面用のミ
キシングデータＭＤを出力してミキシング回路２１に与
え（ステップＣ１３）、この後にステップＢ２へ戻る。
これにより、「台データ」キーＳＷ１がオン操作された
ときには、データモニタ１４に図１１に示すような「台
データ」画面が表示されることになる。

【００６３】「打止台データ」キーＳＷ２がオン操作さ
れたとき（ステップＣ２で「ＹＥＳ」）には、データモ
ニタ１４が「打止台」画面を再生動作中か否かを判断す
る（ステップＣ１４）。

【００６４】この「打止台」画面は、図１２に示すよう
に、集中管理装置４から送信される各パチンコ遊技機１
毎の管理用データに基づいて、今現在において打止状態
にあるパチンコ遊技機１の台番号データΔＡと当該パチ
ンコ遊技機１の打止回数を示す集計データΔＢとを対応
させて一覧表示すると共に、各パチンコ遊技機１が現在
どのような状態にあるか（打止中、予約中、稼働中の何
れか）を示す状態データΔＣを表示する画面である。

【００６５】また、上記「打止台」画面の最下段にはメ
ッセージ用ウインドウＷＭが設定され、そのメッセージ
用ウインドウＷＭの直上には、前記新規入力台番号ＮＤ
が表示されると共に、「予約」、「取消」、「モニタ」
の各文字及びスクロールキーＳＷ５を示すアイコンが一
列状に表示される構成となっている。上記各表示文字及
びアイコンは、夫々「予約」キーＳＷ６、「予約取消」
キーＳＷ７、「モニタ」キーＳＷ８、スクロールキーＳ
Ｗ５に対応されたもので、上記新規入力台番号ＮＤの表
示状態で操作されたキーに対応したものが例えば点滅状
態に切換えられる構成となっている。

【００６６】「打止台」画面を再生動作中であった場合
（ステップＣ１４で「ＹＥＳ」）には、ステップＢ２へ
戻るが、再生動作を行っていない場合には、データモニ
タ１４がモニタ制御装置５からの画像信号を再生動作中
か否かを判断する（ステップＣ１５）。

【００６７】このようなモニタ画像を再生中でなかった
場合には、スイッチング回路２０をオフさせるステップ
Ｃ１７へ移行するが、モニタ画像を再生動作中であった
場合には、図示しない内部メモリに対し、当該再生動作
によりデータモニタ１４に映し出されているパチンコ遊
技機１の台番号を指定する台番号データを含むモニタ停
止命令信号ＭＥを記憶し（ステップＣ１６）、この後に
ステップＣ１７を実行する。

【００６８】次いで、上述した「打止台」画面用のミキ
シングデータＭＤを出力してミキシング回路２１に与え
（ステップＣ１８）、この後にステップＢ２へ戻る。こ
れにより、「打止台」キーＳＷ２がオン操作されたとき
には、データモニタ１４に図１２に示すような「打止
台」画面が表示されることになる。

【００６９】「ラッキー台」キーＳＷ３がオン操作され
たとき（ステップＣ３で「ＹＥＳ」）には、データモニ
タ１４が「ラッキー台」画面を再生動作中か否かを判断
する（ステップＣ１９）。

【００７０】この「ラッキー台」画面は、図１３に示す
ように、集中管理装置４から送信される各パチンコ遊技
機１毎の管理用データに基づいて、所謂ラッキー台（当
日において打止回数或は特賞発生回数が設定回数以上に
達したパチンコ遊技機１）の台番号データΔＡと打止回
数或は特賞発生回数を示す集計データΔＢとを対応させ
て一覧表示すると共に、各パチンコ遊技機１のが現在ど
のような状態にあるか（打止中、予約中、稼働中、非稼
働中（「空」の表示）の何れか）を示す状態データΔＣ
を表示する画面である。

【００７１】また、上記「ラッキー台」画面には、前記
「打止台」画面と同様に、最下段にメッセージ用ウイン
ドウＷＭが設定されていると共に、新規入力台番号ＮＤ
の他に「予約」、「取消」、「モニタ」の各文字及びス
クロールキーＳＷ５を示すアイコンが一列状に表示され
る構成となっている。

【００７２】「ラッキー台」画面を再生動作中であった
場合（ステップＣ１９で「ＹＥＳ」）には、ステップＢ
２へ戻るが、再生動作を行っていない場合には、データ
モニタ１４がモニタ制御装置５からの画像信号を再生動
作中か否かを判断する（ステップＣ２０）。

【００７３】このようなモニタ画像を再生中でなかった
場合には、スイッチング回路２０をオフさせるステップ
Ｃ２２へ移行するが、モニタ画像を再生動作中であった
場合には、図示しない内部メモリに対し、当該再生動作
によりデータモニタ１４に映し出されているパチンコ遊
技機１の台番号を指定する台番号データを含むモニタ停
止命令信号ＭＥを記憶し（ステップＣ２１）、この後に
ステップＣ２２を実行する。

【００７４】次いで、上述した「ラッキー台」画面用の
ミキシングデータＭＤを出力してミキシング回路２１に
与え（ステップＣ２３）、この後にステップＢ２へ戻
る。これにより、「ラッキー台」キーＳＷ３がオン操作
されたときには、データモニタ１４に図１３に示すよう
な「ラッキー台」画面が表示されることになる。

【００７５】「呼出」キーＳＷ９がオン操作されたとき
（ステップＣ４で「ＹＥＳ」）には、データモニタ１４
が「台データ」画面を再生動作中か否かを判断し（ステ
ップＣ２４）、再生動作を行っていなかった場合にはス
テップＢ２へ戻る。これに対して「台データ」画面の再
生動作が行われていた場合には、台データ出力処理ルー
チンＣ２５を実行する。

【００７６】このルーチンＣ２５では、図１１に示す
「台データ」画面中における「呼出」の文字を短時間だ
け点滅させると共に、上記画面中に表示された新規入力
台番号ＮＤに対応したパチンコ遊技機１に関する前述の
ような集計データΔＢ（特賞回数、打止回数）及び台番
号データΔＡなどを当該画面中に表示させるものであ
り、この後にステップＢ２へ戻る。

【００７７】従って、データモニタ１４に「台データ」
画面が表示されている状態で、遊技客がテンキーＳＷＤ
を操作して所望のパチンコ遊技機１の台番号を入力した
後に、「呼出」キーＳＷ９をオン操作すれば、上記表示
画面中に上記パチンコ遊技機１に関する特賞回数、打止
回数を示す集計データΔＢ及び状態データΔＣを台番号
データΔＡなどと共に表示させることができる。

【００７８】スクロールキーＳＷ５がオン操作されたと
き（ステップＣ５で「ＹＥＳ」）には、データモニタ１
４に前記「打止台」画面及び「ラッキー台」画面の何れ
かが再生されているか否かを判断し（ステップＣ２６、
Ｃ２７）、上記画面が双方とも再生されていなかった場
合にはステップＢ２へ戻る。また、「打止台」画面が再
生されていたときには、その画面をスクロールするステ
ップＣ２８を実行した後にステップＢ２へ戻り、「ラッ
キー台」画面が再生されていたときには、その画面をス
クロールするステップＣ２９を実行した後にステップＢ
２へ戻る。

【００７９】予約キーＳＷ６がオン操作されたとき（図
８に示すステップＣ６で「ＹＥＳ」）には、データモニ
タ１４が予約可能画面（図１１、図１２、図１３に示す
「台データ」画面、「打止台」画面、「ラッキー台」画
面の何れか）を再生動作中か否かを判断し（ステップＣ
３０）、再生動作を行っていなかった場合にはステップ
Ｂ２へ戻るが、予約可能画面が再生されていたときに
は、図示しない内部メモリに記憶した後述の予約リスト
ＲＬに基づいて、その予約可能画面中に表示された新規
入力台番号ＮＤに対応したパチンコ遊技機１が予約済み
か否かを判断する（ステップＣ３１）。

【００８０】上記パチンコ遊技機１が予約済みであった
場合にはステップＢ２へ戻るが、まだ予約されていなか
った場合には、紙幣（１０００円紙幣）を受け付けた状
態（入金信号ＳＫが入力された状態）、若しくはＩＤカ
ード１２ｘを受け付けた状態（挿入ＩＤカード１２ｘが
適正なものであると判断した状態）の何れかにあるか否
かを判断する（ステップＣ３２）。

【００８１】紙幣またはＩＤカード１２ｘの非受け付け
状態では、データモニタ１４のメッセージ用ウインドウ
ＷＭに対し、１０００円紙幣またはＩＤカード１２ｘの
挿入を促すメッセージを表示するステップＣ３３を実行
した後にステップＢ２へ戻る。これに対して、１０００
円紙幣またはＩＤカード１２ｘの受け付け状態では、デ
ータ画面１４中における新規入力台番号ＮＤに対応した
パチンコ遊技機１に関する状態データΔＣの表示を「予
約中」に変更する（ステップＣ３４）と共に、予約リス
ト更新ルーチンＣ３５を実行する。

【００８２】このルーチンＣ３５では、内部メモリに記
憶した予約リストＲＬのうち、上記パチンコ遊技機１に
対応した予約リストＲＬ中の予約フラグＲＦを、予約中
であることを示す状態（例えば「１」）に変更する動作
を行う。尚、この予約リストＲＬは、図１５（ａ）に示
すように、パチンコ遊技機１の台番号を特定するための
識別データα１、当該パチンコ遊技機１の特賞回数及び
打止回数を夫々示すデータα２及びα３、パチンコ遊技
機１に対応したテレビカメラＣＭｉによる撮像動作が行
われていることを示すモニタ中フラグＭＦ、パチンコ遊
技機１が打止中であることを示す打止フラグＵＦ、パチ
ンコ遊技機１が非稼働状態にあることを示す非稼働フラ
グＫＦ、パチンコ遊技機１が予約されたことを示す予約
フラグＲＦ、予約が紙幣の挿入により行われたものであ
るか或はＩＤカード１２ｘの挿入により行われたもので
あるかを示す種別データα５を含んで成る。

【００８３】次いで、図示しない内部メモリに対し予約
信号としての予約スタート信号ＲＳを記憶し（ステップ
Ｃ３６）、この後にＩＤカード１２ｘを受け付けた状態
にあるか否かを判断する（ステップＣ３７）。尚、上記
予約スタート信号ＲＳは、図１５（ｂ）に示すように、
パチンコ遊技機１の台番号を特定するための識別データ
α１、当該パチンコ遊技機１の予約のための信号である
ことを示す予約データα４、その予約が１０００円紙幣
の挿入により行われたものであるか否かを示す種別デー
タα５を含んで成る。尚、以下においては説明の便宜
上、種別データα５＝「１」の状態が１０００円紙幣の
挿入により予約された場合を示し、種別データα５＝
「０」の状態がＩＤカード１２ｘの挿入により予約され
た場合を示すものとする。

【００８４】ステップＣ３７で「ＹＥＳ」と判断した場
合、つまりパチンコ遊技機１の予約がＩＤカード１２ｘ
によって行われた場合には、データ書換ルーチンＣ３８
を実行するものであり、このルーチンＣ３８では、カー
ドリーダライタ１７を動作させて、当該ＩＤカード１２
ｘに対し予約したパチンコ遊技機１の台番号を示す識別
データα１を記録すると共に、そのＩＤカード１２ｘを
返却し、この後にステップＢ２へ戻る。

【００８５】ステップＣ３７で「ＮＯ」と判断した場
合、つまりパチンコ遊技機１の予約が１０００円紙幣の
挿入によって行われた場合には、予約レシート発行ルー
チンＣ３９を実行するものであり、このルーチンＣ３９
では、プリンタ１３ｂを動作させて、予約したパチンコ
遊技機１の台番号などを表示（記録）した記録担体とし
ての図示しない予約レシート発行し、この後にステップ
Ｂ２へ戻る。

【００８６】「予約取消」キーＳＷ７がオン操作された
とき（ステップＣ７で「ＹＥＳ」）には、データモニタ
１４が予約可能画面を再生動作中か否かを判断し（ステ
ップＣ４０）、再生動作を行っていなかった場合にはス
テップＢ２へ戻るが、予約可能画面が再生されていたと
きには、その画面中における「取消」表示を点滅させ、
以て予約取消モードに入った旨の報知を行う（ステップ
Ｃ４１）。

【００８７】この報知後には、上記予約可能画面中に表
示された新規入力台番号ＮＤに対応したパチンコ遊技機
１が予約済みか否かを判断し（ステップＣ４２）、予約
済みでなかった場合にはステップＢ２へ戻る。これに対
して、上記パチンコ遊技機１が予約済みであった場合に
は、その予約がＩＤカード１２ｘによるものか否かを判
断し（ステップＣ４３）、「ＮＯ」の場合には、データ
モニタ１４のメッセージ用ウインドウＷＭに対し例えば
ＩＤカード１２ｘによる予約以外は予約解除できない旨
を伝えるメッセージを表示し（ステップＣ４４）、この
後にステップＢ２へ戻る。

【００８８】パチンコ遊技機１の予約がＩＤカード１２
ｘによるものであった場合（ステップＣ４３で「ＹＥ
Ｓ」）には、適正なＩＤカード１２ｘを受け付けた状態
にあるか否かを判断し（ステップＣ４５）、ＩＤカード
１２ｘを受け付けていない状態では、データモニタ１４
のメッセージ用ウインドウＷＭに対しＩＤカード１２ｘ
の挿入を促すメッセージを表示するステップＣ４６を実
行した後にステップＢ２へ戻る。

【００８９】これに対して、ＩＤカード１２ｘを受け付
けた状態では、そのＩＤカード１２ｘに記録された識別
データα１（予約パチンコ遊技機１の台番号を示す）
が、前述のように予約可能画面中に表示された新規入力
台番号ＮＤと一致するか否かを判断し（ステップＣ４
７）、不一致の場合には当該ＩＤカード１２ｘを返却す
るステップＣ４８を実行してステップＢ２へ戻る。

【００９０】識別データα１と新規入力台番号ＮＤが一
致したときには、ＩＤカード１２ｘに記録された識別デ
ータα１を削除してそのＩＤカード１２ｘを返却するデ
ータ消去ルーチンＣ４９を実行した後に、データ画面１
４中における予約取消対象のパチンコ遊技機１に関する
状態データΔＣの表示を「予約中」からその時点での実
際の状態（「打止中」、「稼働中」、「空」の何れか）
を示す表示に変更する（ステップＣ５０）。

【００９１】この後には、予約リストＲＬ中の予約フラ
グＲＦを元の状態（例えば「０」）に戻す予約リスト復
帰ルーチンＣ５１、図示しない内部メモリに予約キャン
セル信号ＲＣを記憶するステップＣ５２、並びにデータ
モニタ１４による再生画面中における「取消」表示の点
滅状態を解除（つまり予約取消モードにある旨を報知し
た状態をリセット）するステップＣ５３を順次実行して
ステップＢ２へ戻る。尚、上記予約キャンセル信号ＲＣ
は、図１５（ｃ）に示すように、パチンコ遊技機１の台
番号を特定するための識別データα１、当該パチンコ遊
技機１の予約解除のための信号であることを示す予約解
除データα６を含んで成る。

【００９２】モニタキーＳＷ８がオン操作されたとき
（ステップＣ８で「ＹＥＳ」）には、データモニタ１４
が予約可能画面を再生動作中か否かを判断し（ステップ
Ｃ５４）、再生動作を行っていなかった場合にはステッ
プＢ２へ戻るが、予約可能画面が再生されていたときに
は、予約可能画面中に表示された新規入力台番号ＮＤを
台番号データとして含むモニタ開始命令信号ＭＳを内部
メモリに記憶する（ステップＣ５５）。

【００９３】この後には、スイッチング回路２０をオン
するステップＣ５６を実行して、モニタ制御装置５から
の画像信号がデータモニタ１４に与えられるように切換
え、この後にミキシング回路２１にモニタ画面用のミキ
シングデータＭＤを出力するステップＣ５７を実行した
後にステップＢ２へ戻る。この場合に出力されるミキシ
ングデータＭＤは、図１４に示すように、上記モニタ開
始命令信号ＭＳに含まれる台番号データΔＡ、その台番
号のパチンコ遊技機１に関する特賞回数データΔＢ及び
状態データΔＣを含むものであり、モニタ制御装置５か
らの画像信号の再生の邪魔にならないようにデータモニ
タ１４の下方位置に再生される。

【００９４】図６に翻って、集中管理装置４から送信さ
れるデータステーション用集計データΔＸ（打止発生信
号ＵＳo 、打止停止信号ＵＥ0 、非稼働検知信号ＨＳ、
稼働検知信号ＫＳ、特賞発生信号ＦＳ、予約停止データ
信号ＹＲ、予約取消データ信号ＹＣ）を受信したとき
（ステップＢ２で「ＹＥＳ」）には、内部メモリに対
し、その受信データΔＸをパチンコ遊技機１及び項目毎
に整理しながら更新記憶する受信処理ルーチンＢ２３を
実行するものであり、このように整理したデータが前述
した「台データ」画面などに表示される集計データΔＢ
及び状態データΔＣとして利用される。

【００９５】具体的には、このルーチンＢ２３では、
…打止発生信号ＵＳo 及び打止停止信号ＵＥ0 に基づい
て、パチンコ遊技機１毎の打止回数を累算して集計デー
タΔＢを得ると共に、各パチンコ遊技機１が打止中にあ
るか否かを示す状態データΔＣを記憶し、…非稼働検
知信号ＨＳ及び稼働検知信号ＫＳに基づいて、各パチン
コ遊技機１が非稼働中か或は稼働中かを示す状態データ
ΔＣを記憶し、…特賞発生信号ＦＳに基づいて、パチ
ンコ遊技機１毎の特賞回数を累算して集計データΔＢを
得、…予約停止データ信号ＹＲ及び予約取消データ信
号ＹＣに基づいて、各パチンコ遊技機１が予約中か否か
を示す状態データΔＣを記憶する、という各制御を行う
構成となっている。

【００９６】集中管理装置４へ送信するデータの有無を
判断するステップＢ３では、内部メモリに対し前述のよ
うに記憶されたモニタ開始命令信号ＭＳ、モニタ停止命
令信号ＭＥ、予約スタート信号ＲＳ、予約キャンセル信
号ＲＣの有無を判断するものであり、「ＹＥＳ」と判断
した場合には送信処理ルーチンＢ２４を実行する。この
ルーチンＢ２４では、内部メモリにモニタ開始命令信号
ＭＳ或はモニタ停止命令信号ＭＥが記憶されていた場合
に、その信号をモニタ制御装置４へ送信し、内部メモリ
に予約スタート信号ＲＳ或は予約キャンセル信号ＲＣが
記憶されていた場合に、その信号を集中管理装置４へ送
信する。

【００９７】内部タイマが動作中であった場合（ステッ
プＢ４で「ＹＥＳ」）には、そのタイマがタイムアップ
したとき（ステップＢ２５で「ＹＥＳ」）のみ、データ
モニタ１４がモニタ制御装置５からの画像信号を再生動
作中か否かを判断し（ステップＢ２６）、再生動作中で
あった場合には、図示しない内部メモリに対し、当該再
生動作によりデータモニタ１４に映し出されているパチ
ンコ遊技機１の台番号を指定する台番号データを含むモ
ニタ停止命令信号ＭＥを記憶し（ステップＢ２７）、こ
の後にデータモニタ１４をタイトル画面表示状態に戻す
ステップＢ２８を実行してステップＢ５へ移行する。ま
た、データモニタ１４がモニタ制御装置５からの画像信
号の再生動作を行っていなかった場合には、ステップＢ
２７をジャンプしてステップＢ２８以降の制御を行う。

【００９８】ビルバリ機構１９から入金信号ＳＫが入力
された場合（ステップＢ５で「ＹＥＳ」）、つまり紙幣
挿入口１３ａに１０００円紙幣が挿入された場合には、
図９に具体的内容を示す紙幣処理ルーチンＢ２９を実行
するものであり、以下においてはこのルーチンＢ２９に
ついて説明する。

【００９９】即ち、図９において、紙幣処理ルーチンＢ
２９では、ＩＤカード１２ｘを受け付けた状態にあるか
否かを判断し（ステップＤ１）、受け付け状態では挿入
紙幣を返却するステップＤ２を実行してステップＢ６へ
移行する。

【０１００】ＩＤカード１２ｘの非受け付け状態では、
データモニタ１４中のメッセージ用ウインドウＭＷに１
０００円紙幣の投入を促すメッセージを表示中か否かを
判断し（ステップＤ３）、そのメッセージを表示中であ
った場合には、図８に示す前記ステップＣ３４以降の制
御を実行する。

【０１０１】上記メッセージを表示していなかった場合
には、データモニタ１４がタイトル画面を表示中か否か
を判断し（ステップＤ４）、表示中であった場合には、
挿入紙幣を返却する前記ステップＤ２を実行してステッ
プＢ６へ移行し、タイトル画面を表示していなかった場
合には、データモニタのメッセージ用ウインドウＷＭに
対し、１０００円紙幣を受け付けた旨のメッセージを表
示させるステップＤ５を実行した後にステップＢ６へ移
行する。

【０１０２】図６に翻って、カード挿入口１２に挿入さ
れたＩＤカード１２ｘが適正なものであると判断した場
合（ステップＢ６で「ＹＥＳ」）には、図１０に具体的
内容を示すＩＤカード処理ルーチンＢ３０を実行するも
のであり、以下においてはこのルーチンＢ３０について
説明する。

【０１０３】図１０において、ＩＤカード処理ルーチン
Ｂ３０では、１０００円紙幣を受け付けた状態にあるか
否かを判断し（ステップＥ１）、受け付け状態では挿入
ＩＤカード１２ｘを返却するステップＥ２を実行してス
テップＢ１へ移行する。

【０１０４】１０００円紙幣の非受け付け状態では、デ
ータモニタ１４中のメッセージ用ウインドウＭＷにＩＤ
カード１２ｘの投入を促すメッセージを表示中か否かを
判断し（ステップＥ３）、そのメッセージを表示中であ
った場合には、前述した予約取消モードにあるか否かを
判断する（ステップＥ４）。このとき、予約取消モード
にあった場合には、図８に示すステップＣ４７移行の制
御を実行し、予約取消モード以外の状態であった場合に
は、図８に示す前記ステップＣ３４以降の制御を実行す
る。

【０１０５】上記メッセージを表示していなかった場合
（ステップＥ３で「ＮＯ」）には、データモニタ１４が
タイトル画面を表示中か否かを判断し（ステップＥ
５）、表示中であった場合には、挿入ＩＤカード１２ｘ
を返却する前記ステップＥ２を実行してステップＢ１へ
移行し、タイトル画面を表示していなかった場合には、
データモニタのメッセージ用ウインドウＷＭに対し、Ｉ
Ｄカード１２ｘを受け付けた旨のメッセージを表示させ
るステップＥ５を実行した後にステップＢ１へ移行す
る。

【０１０６】以上説明したデータステーション６の主な
機能は以下の通りである。

【０１０７】…キーボード１１の「台データ」キーＳ
Ｗ１が操作された状態では、パチンコホール内のパチン
コ遊技機１に関する管理用データ（打止回数、特賞回
数）のうち、キーボード１１のテンキーＳＷＤ、「呼
出」キーＳＷ９を通じて指定されたパチンコ遊技機１の
管理用データを、当該パチンコ遊技機１の現況を示すデ
ータ（予約状態、稼働状態、非稼働状態、打止状態の何
れか）と共にデータモニタ１４に表示する。

【０１０８】…キーボード１１の「打止台」キーＳＷ
２の操作に応じて、今現在において打止状態にある全パ
チンコ遊技機１の台番号を、その打止回数及び当該パチ
ンコ遊技機１の現況を示すデータと共にデータモニタ１
４に表示する（但し、１画面で表示できないときはスク
ロールキーＳＷ５を併用する必要あり）。

【０１０９】…キーボード１１の「ラッキー台」キー
ＳＷ３の操作に応じて、当日において打止回数或は特賞
発生回数が設定回数以上に達した全パチンコ遊技機１の
台番号を、その打止回数或は特賞回数及び当該パチンコ
遊技機１の現況を示すデータと共にデータモニタ１４に
表示する（但し、１画面で表示できないときはスクロー
ルキーＳＷ５を併用する必要あり）。

【０１１０】…紙幣挿入口１３ａを通じて１０００円
紙幣が挿入された状態において、テンキーＳＷＤにより
パチンコ遊技機１の台番号が指定された後に「予約」キ
ーＳＷ６が操作されたときには、その指定パチンコ遊技
機１を予約状態に切換えるための予約スタート信号ＲＳ
を集中管理装置４へ送信すると共に、当該パチンコ遊技
機１の台番号などを表示した予約レシートを発行する。

【０１１１】…カード挿入口１２を通じてＩＤカード
１２ｘが挿入された状態において、テンキーＳＷＤによ
りパチンコ遊技機１の台番号が指定された後に「予約」
キーＳＷ６が操作されたときには、その指定パチンコ遊
技機１を予約状態に切換えるための予約スタート信号Ｒ
Ｓを集中管理装置４へ送信すると共に、上記ＩＤカード
１２ｘに予約パチンコ遊技機１の台番号を示す識別デー
タα１を記憶し、そのＩＤカード１２ｘを返却する。

【０１１２】…テンキーＳＷＤによりパチンコ遊技機
１の台番号が指定された後に「モニタ」キーＳＷ８が操
作されたときには、その指定パチンコ遊技機１をテレビ
カメラＣＭｉを通じて撮像した画像をデータモニタ１４
で再生する。

【０１１３】さて、以下においては前記呼出ランプユニ
ット３の具体的構成及びこれに関連した部分の構成につ
いて図１６〜図２２を参照しながら説明する。

【０１１４】まず、呼出ランプユニット３の外観を示す
図１６において、矩形状の本体ケース２２の前面には、
後述の光信号受信用の窓部２３、自動復帰形の押しボタ
ンスイッチより成る呼出ボタン２４、対応するパチンコ
遊技機１が予約中であることを表示する予約表示ランプ
２５、対応するパチンコ遊技機１が打止中であることを
表示する打止表示ランプ２６、対応するパチンコ遊技機
１が一旦発生した特賞状態の終了後においても同一遊技
客による遊技が許容された所謂持たせ状態にあることを
表示する持たせ表示ランプ２７が設けられている。

【０１１５】また、本体ケース２２の上部には、対応す
るパチンコ遊技機１或は玉貸機２に対し不正が行われた
ことを示す不正表示ランプ２８、対応するパチンコ遊技
機１が特賞中であることを表示する特賞表示ランプ２
９、呼出ランプ３０が三段積み状に設けられていると共
に、呼出ランプ３０の上面には、対応するテレビカメラ
ＣＭ１〜ＣＭｎによる撮像範囲に臨んだ状態のモニタラ
ンプ３１が設けられている。尚、呼出ランプユニット３
の背面には、パチンコホール従業員のみが操作可能なリ
セットスイッチ３２が設けられている。

【０１１６】さらに、本体ケース２２には、これと隣接
するようにしてデータ読取り手段としてのカードリーダ
ライタ３３が設けられており、このカードリーダライタ
３３のカード挿入口３３ａに前記ＩＤカード１２ｘを挿
入可能に構成されている。

【０１１７】呼出ランプユニット３の電気的構成の要部
を関連構成と共に示す図１７において、パチンコ遊技機
１からは、アウト玉数を示すアウト玉数信号Ｓａ、セー
フ玉数を示すセーフ玉数信号Ｓｂ、特賞状態にあること
を示す繰返しパルス状の特賞信号Ｓｃ、盤面に磁石が近
付けられたことを示す不正信号Ｓｄが出力されて呼出ラ
ンプユニット３に与えられるようになっている。

【０１１８】また、パチンコ遊技機１に対応して設けら
れた稼働状態検出回路３４からは、そのパチンコ遊技機
１の非稼働状態を示す非稼働信号Ｓｅが出力されて呼出
ランプユニット３に与えられるようになっており、この
稼働状態検出回路３４の具体的構成については後で説明
することにする。

【０１１９】玉貸機２からは、パチンコ玉の貸出数（放
出数）を示す貸出玉信号Ｓｆが出力されて呼出ランプユ
ニット３に与えられるようになっている。

【０１２０】呼出ランプユニット３からパチンコ遊技機
１に対しては、スクリーン信号Ｓｇ及び打止信号Ｓｈが
与えられるようになっている。この場合、図２２に示す
ように、パチンコ遊技機１は、その盤面１ａを覆う前面
ガラス１ｂが所謂調光ガラス（液晶素子或はエレクトロ
クロミック素子を利用して光透過率を調整可能なもの）
により構成されている。そして、常時においては図２２
（ａ）に示すように上記前面ガラス１ｂの光透過率を高
めた状態に保持しているが、スクリーン信号Ｓｇを受け
た状態では、同図（ｂ）に示すように、前面ガラス１ｂ
の光透過率を低下させて盤面１ａを光学的に遮蔽するよ
うになっている。また、パチンコ遊技機１は、打止信号
Ｓｈの入力期間中は遊技不能な打止状態に切換えられる
構成となっている。

【０１２１】呼出ランプユニット３から玉貸機２に対し
ては玉貸信号Ｓｉが与えられるようになっており、玉貸
機２は玉貸信号Ｓｉが入力されたときには、１０００円
相当量のパチンコ玉を放出する構成となっている。

【０１２２】前記稼働状態検出回路３４は図１８に示す
ような構成となっている。即ち、図１８において、パチ
ンコ玉検知スイッチ３４ａは、パチンコ遊技機１の上皿
内のパチンコ玉の有無を検知し、検知パチンコ玉がある
状態でハイレベル信号を出力し、検知パチンコ玉がない
状態でローレベル信号を出力する。ハンドルスイッチ３
４ｂは、パチンコ遊技機１のパチンコ玉発射機構が操作
された状態でハイレベル信号を出力し、パチンコ玉の非
操作状態でローレベル信号を出力する。圧力検知スイッ
チ３４ｃは、パチンコ遊技機１用の椅子に設けられたも
ので、その椅子に人が座った状態でハイレベル信号を出
力し、人が座っていない状態でローレベル信号を出力す
る。

【０１２３】ＡＮＤ回路３４ｄは、上記各検知スイッチ
３４ａ、３４ｂ、３４ｃからの出力信号を夫々ＮＯＴ回
路３４ｅ、３４ｆ、３４ｇを各別に介して受けるように
なっており、パチンコ遊技機１の上皿内にパチンコ玉が
ない状態、パチンコ玉発射機構が操作されていない状
態、パチンコ遊技機１用の椅子に人が座っていない状態
の３条件が全て満たされた場合のみハイレベル信号を出
力する。

【０１２４】立ち上がりトリガタイプの単安定マルチバ
イブレータ３４ｈは、各検知スイッチ３４ａ、３４ｂ、
３４ｃからの出力信号をＯＲ回路３４ｉを介して受ける
ようになっており、パチンコ遊技機１の上皿内にパチン
コ玉が供給された状態、パチンコ玉発射機構が操作され
た状態、パチンコ遊技機１用の椅子に人が座った状態の
少なくとも一つが出現したときに単安定パルス信号を出
力するようになっている。

【０１２５】タイマ回路３４ｊは、セット端子ＳにＡＮ
Ｄ回路３４ｄからのハイレベル信号を受けたときにタイ
マ動作を開始し、リセット端子Ｒに単安定マルチバイブ
レータ３４ｈからの単安定パルス信号を受けたときにタ
イマ動作を停止する構成となっており、タイマ動作を停
止した状態での出力信号を、パチンコ遊技機１が非稼働
状態あることを示す前記非稼働信号Ｓｅとして遊技機制
御手段たる制御部３６の入力端子Ｑ４に与えるようにな
っている。

【０１２６】図１７に翻って、呼出ランプユニット３
は、以下のような構成となっている。

【０１２７】特賞信号入力回路３５は、パチンコ遊技機
１からの繰返しパルス状の特賞信号Ｓｃを連続的なレベ
ル信号に変換して制御部３６の入力端子Ｑ１に与える。
フリップフロップ３７は呼出ボタン２４が押圧操作され
る毎にトリガされて出力を反転させるものであり、その
出力信号を制御部３６の入力端子Ｑ２に与える。

【０１２８】不正信号入力回路３８は、パチンコ遊技機
１からの不正信号Ｓｄを受ける毎に立ち上がるトリガ信
号Ｓｊを出力する構成となっており、そのトリガ信号Ｓ
ｊをＤフリップフロップ３９のクロック端子に与える。
このＤフリップフロップ３９は、データ端子Ｄにハイレ
ベル信号を受けると共に、その出力を制御部３６の入力
端子Ｑ３に与えるようになっており、従ってパチンコ遊
技機１からの不正信号Ｓｄが出力されたときには、制御
部３６の入力端子Ｑ３にハイレベル信号が与えられるこ
とになる。尚、このＤフリップフロップ３９は、リセッ
トスイッチ３２のオン操作に応じて初期状態（ローレベ
ル信号を出力した状態）に戻されるようになっている。

【０１２９】アウト玉数信号入力回路４０は、パチンコ
遊技機１からのアウト玉数信号Ｓａにより示される数値
をアウト玉数レジスタ４１に記憶させるようになってお
り、このアウト玉数レジスタ４１は、記憶数値Ｎａを制
御部３６の入力端子Ｑ５に与えると共に、制御部３６か
らの指令によりリセットされる構成となっている。

【０１３０】セーフ玉数信号入力回路４２は、パチンコ
遊技機１からのセーフ玉数信号Ｓｂにより示される数値
をセーフ玉数レジスタ４３に記憶させるものであり、こ
のセーフ玉数レジスタ４３は、記憶数値Ｎｂを制御部３
６の入力端子Ｑ６に与えると共に、制御部３６からの指
令によりリセットされる構成となっている。

【０１３１】貸出玉信号入力回路４４は、玉貸機２から
の貸出玉信号Ｓｆにより示される貸出パチンコ玉数を貸
出玉数レジスタ４５に記憶させるようになっており、そ
の貸出玉数レジスタ４５は、記憶した貸出パチンコ玉数
Ｎｆを制御部３６の入力端子Ｑ７に与えると共に、制御
部３６からの指令によりリセットされる構成となってい
る。

【０１３２】前記カードリーダライタ３３は、挿入され
たＩＤカード１２ｘから読み取ったデータを制御部３６
の入力端子Ｑ８に与えると共に、上記ＩＤカード１２ｘ
の記憶内容を制御部３６から指令に基づいて書換えるよ
うに構成されている。

【０１３３】光信号受信回路４６は、前記窓部２３に対
応して設けられたもので、パチンコホール従業員が携帯
する図示しない光信号送信機からの例えば２種類の光信
号Ｓ１、Ｓ２を受信するようになっており、各受信光信
号を電気的な客交替信号ＣＨｉ、予約解除信号Ｒｒに変
換して制御部３６の入力端子Ｑ９に与える。

【０１３４】この場合、光信号Ｓ１はパチンコ遊技機１
の遊技客の交替を確認した場合に出力し、光信号Ｓ２は
遊技客から前記予約レシートの提示があった場合におい
て当該予約レシートに表示された台番号データに対応し
たパチンコ遊技機１が非稼働状態であったときに出力す
るものである。

【０１３５】制御部３６は、コンピュータを含んで構成
されたもので、前記スクリーン信号Ｓｇ及び打止信号Ｓ
ｈを夫々スクリーン信号出力回路４７及び打止信号出力
回路４８を通じてパチンコ遊技機１に与える動作、前記
玉貸信号Ｓｉを玉貸信号出力回路４９を通じて玉貸機２
に与える動作、前記予約表示ランプ２５、打止表示ラン
プ２６、持たせ表示ランプ２７、不正表示ランプ２８、
特賞表示ランプ２９、呼出ランプ３０及びモニタランプ
３１の点灯状態を夫々ドライバ５０〜５６を介して制御
する動作、前記集中管理装置４に対しデータ送信回路５
７及び多重通信ラインＬ１を介して信号及びデータを送
信する動作を、上述のような入力端子Ｑ１〜Ｑ９に対す
る各入力信号、入力端子Ｑ１０に対して集中管理装置４
から多重通信ラインＬ２及びデータ受信回路５８を介し
て与えられる信号及びデータ、並びに予め記憶したプロ
グラムに基づいて制御するものであり、以下においては
その制御内容について図１９〜図２１を参照しながら説
明する。

【０１３６】即ち、図１９〜図２１において、入力端子
Ｑ１に対する特賞信号Ｓｃの入力状態の判断ステップＦ
１、特賞表示ランプ２９の点灯状態の判断ステップＦ
２、入力端子Ｑ２に対する入力信号レベルを判断するス
テップＦ３、呼出ランプ３０の点灯状態の判断ステップ
Ｆ４、入力端子Ｑ３に対する入力信号レベルを判断する
ステップＦ５、不正表示ランプ２８の点灯状態の判断ス
テップＦ６、入力端子Ｑ９に対する入力信号（客交替信
号ＣＨｉ或は予約解除信号Ｒｒ）の有無を判断するステ
ップＦ７、入力端子Ｑ８に対する入力信号（カードリー
ダライタ３３がＩＤカード１２ｘから読み取ったデー
タ）の有無を判断するステップＦ８、入力端子Ｑ１２に
対する入力信号の有無を判断するステップＦ９、内部に
設定された予約保留タイマ、予約キャンセルタイマ、延
長タイマ（何れも図示せず）のタイムアップ状態を判断
するステップＦ１０、Ｆ１１、Ｆ１２を繰り返し実行す
る。

【０１３７】入力端子Ｑ１に特賞信号Ｓｃが入力された
状態（ステップＦ１で「ＹＥＳ」）において、特賞表示
ランプ２９が点灯されていなかった場合には、その表示
ランプ２９を点灯させると共に、特賞開始信号ＳＴを集
中管理装置４へ送信し、この送信後において持たせ表示
ランプ２７が点灯されていた場合には、その表示ランプ
２７を消灯させ（ステップＦ１３〜Ｆ１７）、この後に
ステップＦ３へ移行する。また、上記のようなステップ
Ｆ１３、Ｆ１６において、特賞表示ランプ２９が点灯さ
れていた場合、並びに持たせ表示ランプ２７が消灯され
ていた場合にもステップＦ３へ移行する。

【０１３８】特賞信号Ｓｃの非入力状態で特賞表示ラン
プ２９が点灯されていた場合（ステップＦ２で「ＹＥ
Ｓ」）には、その表示ランプ２９を消灯させると共に、
特賞停止信号ＥＴを集中管理装置４へ送信する（ステッ
プＦ１８、Ｆ１９）。この後には、持たせ表示ランプ２
７が点灯中か否かを判断し（ステップＦ２０）、点灯中
であった場合にはステップＦ３へ移行するが、点灯され
ていなかった場合には、内部に設定された図示しない予
約メモリに予約データα４が記憶されているか否かを判
断する（ステップＦ２１）。尚、上記予約データα４
は、後述の説明から明らかなようにパチンコ遊技機１が
予約状態にある場合に予約メモリに記憶されているもの
である。

【０１３９】予約データα４が記憶されていない場合に
はステップＦ３へ移行するが、記憶されていた場合、つ
まりパチンコ遊技機１が予約状態にある場合には、スク
リーン信号出力回路４７を通じてパチンコ遊技機１にス
クリーン信号Ｓｇを出力する（ステップＦ２２）。これ
により、パチンコ遊技機１にあっては、その盤面１ａを
覆う調光ガラス製の前面ガラス１ｂの光透過率を低下さ
せて盤面１ａを光学的に遮蔽するようになり、これによ
り、パチンコ遊技機１が実質的な遊技不能状態に切換え
られる。

【０１４０】次いで、内部に設定された予約キャンセル
タイマをスタートさせ（ステップＦ２３）、この後に予
約遊技客呼出用の店内放送を指令するための第１の予約
呼出信号ＳＭｅ１を集中管理装置４へ送信するステップ
Ｆ２４を実行してステップＦ３へ移行する。

【０１４１】入力端子Ｑ２の入力信号レベルが「Ｈ」で
あった場合（ステップＦ３で「ＹＥＳ」）、つまり呼出
ボタン２４の押圧操作に応じてフリップフロップ３７の
出力が「Ｈ」レベルに反転された場合において、呼出ラ
ンプ３０が点灯されていなかった場合には、その呼出ラ
ンプ３０を点灯させると共に、呼出開始信号ＳＹを集中
管理装置４へ送信し（ステップＦ２５〜Ｆ２７）、この
後にステップＦ５へ移行する。また、ステップＦ２５に
おいて呼出ランプ３０が点灯されていた場合にもステッ
プＦ５へ移行する。

【０１４２】入力端子Ｑ２の入力信号レベルが「Ｌ」の
状態（フリップフロップ３７の出力が「Ｌ」レベルに反
転されている状態）において、呼出ランプ３０が点灯さ
れていた場合（ステップＦ４で「ＹＥＳ」）には、その
呼出ランプ３０を消灯させると共に、呼出停止信号ＥＹ
を集中管理装置４へ送信し（ステップＦ２８、Ｆ２
９）、この後にステップＦ５へ移行する。

【０１４３】入力端子Ｑ３に対する入力信号レベルが
「Ｈ」であった場合（ステップＦ５で「ＹＥＳ」）、つ
まりパチンコ遊技機１から不正信号Ｓｄが出力された場
合において、不正表示ランプ２８が点灯されていなかっ
た場合には、その表示ランプ２８を点灯させると共に、
不正開始信号ＳＦを集中管理装置４へ送信し（ステップ
Ｆ３０〜Ｆ３２）、この後に図２０に示すステップＦ７
へ移行する。また、ステップＦ３０において、不正表示
ランプ２８が点灯されていた場合にもステップＦ７へ移
行する。

【０１４４】入力端子Ｑ３の入力信号レベルが「Ｌ」の
状態（パチンコ遊技機１が不正信号Ｓｄの出力を停止し
た状態）において、不正表示ランプ２８が点灯されてい
た場合（ステップＦ６で「ＹＥＳ」）には、その表示ラ
ンプ２８を消灯させると共に、不正停止信号ＥＦを集中
管理装置４へ送信し（ステップＦ３３、Ｆ３４）、この
後にステップＦ７へ移行する。

【０１４５】図２０において、入力端子Ｑ９に入力信号
があった場合（ステップＦ７で「ＹＥＳ」）には、その
入力信号の種類（客交替信号ＣＨｉ、予約解除信号Ｒｒ
の何れか）を判断する（ステップＦ３５、Ｆ３６）。

【０１４６】客交替信号ＣＨｉが入力された場合には、
打止表示ランプ２６が非点灯状態にあるときのみ、特賞
表示ランプ２９の点灯状態を判断する（ステップＦ３
７、Ｆ３８）。特賞表示ランプ２９が点灯されていた状
態において、持たせ表示ランプ２７が点灯されていなか
った場合には、その表示ランプ２７を点灯させると共
に、持たせ信号Ｓｍを集中管理装置４へ送信し（ステッ
プＦ３９〜Ｆ４１）、この後にステップＦ３６へ移行す
る。また、持たせ表示ランプ２７が点灯されていた場合
にもステップＦ３６へ移行する。

【０１４７】客交替信号ＣＨｉの入力時において、打止
表示ランプ２６及び特賞表示ランプ２９が双方とも消灯
されていた場合（ステップＦ３８で「ＮＯ」）には、パ
チンコ遊技機１において客交替があったことを示す客交
替信号ＳＣＨを送信し（ステップＦ４２）、この後に予
約メモリに予約データα４が記憶されているか否かを判
断する（ステップＦ４３）。

【０１４８】予約データα４が記憶されていない場合に
はステップＦ４７へ移行するが、予約データα４が記憶
されていた場合、つまりパチンコ遊技機１が予約状態に
ある場合には、スクリーン信号出力回路４７を通じてパ
チンコ遊技機１にスクリーン信号Ｓｇを出力して、当該
パチンコ遊技機１の盤面１ａを光学的に遮蔽した状態
（実質的な遊技不能状態）に切換える（ステップＦ４
４）。

【０１４９】次いで、内部に設定された予約キャンセル
タイマをスタートさせ（ステップＦ４５）、この後に店
内放送を指令するための第１の予約呼出信号ＳＭｅ１を
集中管理装置４へ送信するステップＦ４６を実行してス
テップＦ４７へ移行する。このステップＦ４７において
は、持たせ表示ランプ２７の点灯状態を判断するもので
あり、非点灯状態であった場合にはステップＦ３６へ移
行し、点灯状態であった場合には持たせ表示ランプ２７
を消灯させるステップＦ４８を実行してステップＦ３６
へ移行する。

【０１５０】一方、予約解除信号Ｒｒが入力された場合
（ステップＦ３６で「ＹＥＳ」）には、予約表示ランプ
２５が点灯中か否かを判断し（ステップＦ４９）、非点
灯状態時にはステップＦ８へ移行するが、点灯状態時に
は、その予約表示ランプ２５を消灯させた後に、スクリ
ーン信号Ｓｇの出力を停止する（ステップＦ５０、Ｆ５
１）。これにより、パチンコ遊技機１にあっては、調光
ガラス製の前面ガラス１ｂの光透過率が高められた遊技
可能状態に戻されるようになる。

【０１５１】この後には、内部に設定された予約キャン
セルタイマ及び延長タイマをリセットし（ステップＦ５
２）、内部に設定された予約メモリに種別データα５が
記憶されている場合に、その種別データα５が「１」で
あるか否か、つまり予約が１０００円紙幣の投入に応じ
て行われたものであるか否かを判断する（ステップＦ５
３）。

【０１５２】種別データα５が「０」であった場合、つ
まりパチンコ遊技機１の予約がＩＤカード１２ｘにより
行われたものであった場合には、予約停止信号ＳＲｒを
集中管理装置４へ送信するステップＦ５５、前記予約メ
モリの記憶内容を初期化するステップＦ５６を実行して
ステップＦ８へ移行する。これに対して、種別データα
５が「１」であった場合、つまりパチンコ遊技機１の予
約が１０００円紙幣の挿入により行われたものであった
場合には、玉貸機２に対し玉貸信号出力回路４９を通じ
て玉貸信号Ｓｉを与えるステップＦ５４を実行した後に
ステップＦ５５以降の制御を実行し、これにより玉貸機
２から１０００円相当量のパチンコ玉を放出させる。

【０１５３】入力端子Ｑ８にカードリーダライタ３３か
らの入力信号があった場合（ステップＦ８で「ＹＥ
Ｓ」）には、その入力信号中の識別データα１（データ
ステーション６での予約に応じてＩＤカード１２ｘに記
録されるもので、予約対象のパチンコ遊技機１の台番号
を特定するデータ）が、予約メモリに後述のようにして
記憶されている識別データα１と一致するか否かを判断
し（ステップＦ５７）、不一致の場合にはステップＦ９
へ移行する。

【０１５４】カードリーダライタ３３を通じて入力され
た信号中の識別データα１と予約メモリに記憶されてい
る識別データα１とが一致した場合には、予約表示ラン
プ２５の点灯状態を判断する（ステップＦ５８）。予約
表示ランプ２５が消灯されていた場合にはステップＦ９
へ移行するが、点灯されていた場合には、その表示ラン
プ２５を消灯させた後にスクリーン信号Ｓｇの出力を停
止してパチンコ遊技機１を遊技可能状態に戻し（ステッ
プＦ５９、Ｆ６０）、この後に内部に設定された予約キ
ャンセルタイマ及び延長タイマをリセットする（ステッ
プＦ６１）。さらに、この後に、予約停止信号ＳＲｒを
集中管理装置４へ送信するステップＦ６２、前記予約メ
モリの記憶内容を初期化するステップＦ６３を実行して
ステップＦ９へ移行する。

【０１５５】入力端子Ｑ１２に集中管理装置４からの入
力信号があった場合（ステップＦ９で「ＹＥＳ」）に
は、その入力信号の種類（前述したモニタ開始命令信号
ＭＳ、モニタ停止命令信号ＭＥ及び予約キャンセル信号
ＲＣ、後述する打止開始信号ＵＳ及び打止停止信号Ｕ
Ｅ、同じく前述した予約スタート信号ＲＳの何れか）を
判断するステップＦ６４〜Ｆ６６、図２１に示すＦ６７
〜Ｆ６９を実行する。

【０１５６】モニタ開始命令信号ＭＳが入力されたとき
（ステップＦ６４で「ＹＥＳ」）には、モニタランプ３
１の点滅動作状態を判断し（ステップＦ７０）、動作状
態ではそのままステップＦ６５へ移行するが、非動作状
態ではモニタランプ３１を点滅させるステップＦ７１を
実行した後にステップＦ６５へ移行する。

【０１５７】尚、このようなモニタランプ３１の点滅状
態は、前記データステーション６のデータモニタ１４に
前述のようにして再生される画像（パチンコ遊技機１を
撮像した画像）により確認できるようになるものであ
り、これにてモニタ対象のパチンコ遊技機１を上記再生
画像中で確実且つ容易に確認できるようになる。

【０１５８】モニタ停止命令信号ＭＥが入力されたとき
（ステップＦ６５で「ＹＥＳ」）には、モニタランプ３
１を消灯させるステップＦ７２を実行した後にステップ
Ｆ６６へ移行する。

【０１５９】予約キャンセル信号ＲＣが入力されたとき
（ステップＦ６６で「ＹＥＳ」）には、その予約キャン
セル信号ＲＣ中の識別データα１（予約解除対象のパチ
ンコ遊技機１の台番号を特定するデータ）が、予約メモ
リに後述のようにして記憶されている識別データα１と
一致するか否かを判断し（ステップＦ７３）、不一致の
場合には図２１に示すステップＦ６７へ移行する。

【０１６０】入力された予約キャンセル信号ＲＣ中の識
別データα１と予約メモリに記憶されている識別データ
α１とが一致した場合には、予約メモリの記憶内容を初
期化し（ステップＦ７４）、予約表示ランプ２５の点灯
状態を判断する（ステップＦ７５）。予約表示ランプ２
５が消灯されていた場合にはステップＦ６７へ移行する
が、点灯されていた場合には、その表示ランプ２５を消
灯させた後にスクリーン信号Ｓｇの出力を停止してパチ
ンコ遊技機１を遊技可能状態に戻し（ステップＦ７６、
Ｆ７７）、この後に内部に設定された予約キャンセルタ
イマ及び延長タイマをリセットするステップＦ７８を実
行してステップＦ６７へ移行する。

【０１６１】図２１において、打止開始信号ＵＳが入力
されたとき（ステップＦ６７で「ＹＥＳ」）には、パチ
ンコ遊技機１に対し打止信号出力回路４８を通じて打止
信号Ｓｈを出力するものであり（ステップＦ７９）、こ
れにより当該パチンコ遊技機１を遊技不能な打止状態に
切換える。次いで、打止表示ランプ２６を点灯させると
共に、内部に設定された予約保留タイマをスタートさせ
（ステップＦ８０、Ｆ８１）、この後にステップＦ６８
へ移行する。

【０１６２】打止停止信号ＵＥが入力されたとき（ステ
ップＦ６８で「ＹＥＳ」）には、前記打止信号Ｓｈを出
力停止してパチンコ遊技機１の打止状態を解除すると共
に、打止表示ランプ２６を消灯させ（ステップＦ８２、
Ｆ８３）、この後には、前記予約保留タイマの動作状態
を判断し（ステップＦ８４）、タイマ動作中であった場
合にこれを初期化するステップＦ８５を実行してステッ
プＦ６９へ移行し、そのタイマ動作が停止していた場合
にはそのままステップＦ６９へ移行する。

【０１６３】予約スタート信号ＲＳが入力されたとき
（ステップＦ６９で「ＹＥＳ」）には、前記予約メモリ
に識別データα１が記憶されているか否かを判断し（ス
テップＦ８６）、既に記憶されていた場合にはそのまま
ステップＦ１０へ移行するが、未記憶であった場合に
は、入力された予約スタート信号ＲＳ中の識別データα
１及び種別データα５を予約メモリに記憶すると共に、
予約表示ランプ２５を点灯させる（ステップＦ８７、Ｆ
８８）。

【０１６４】次いで、稼働状態検出回路３４からの非稼
働信号Ｓｅの入力状態を判断し（ステップＦ８９）、非
入力状態ではステップＦ１０へ移行するが、非稼働信号
Ｓｅの入力状態、つまり対応するパチンコ遊技機１が非
稼働状態にある場合には、パチンコ遊技機１にスクリー
ン信号Ｓｇを与えて、そのパチンコ遊技機１の盤面１ａ
を光学的に遮蔽した状態に切換える（ステップＦ９
０）。

【０１６５】次いで、内部に設定された予約キャンセル
タイマをスタートさせ（ステップＦ９１）、この後に予
約遊技客呼出用の店内放送を指令するための第１の予約
呼出信号ＳＭｅ１を集中管理装置４へ送信するステップ
Ｆ９２を実行してステップＦ１０へ移行する。

【０１６６】上記予約保留タイマがタイムアップした場
合（ステップＦ１０で「ＹＥＳ」）には、パチンコ遊技
機１にスクリーン信号Ｓｇを与えて、そのパチンコ遊技
機１の盤面１ａを光学的に遮蔽した状態に切換える（ス
テップＦ９３）。このとき、予約保留タイマのタイマ動
作は、パチンコ遊技機１を打止状態へ切換える制御（前
記ステップＦ７９）の後に行われるステップＦ８１にて
開始されるものであるから、盤面１ａの光学的な遮蔽
は、パチンコ遊技機１の打止発生時点で直ちに行われる
ものではなく、一定時間経過後に初めて行われるもので
ある。この結果、遊技客は、打止発生時点で盤面に既に
打ち込まれていたパチンコ玉の行く先を確認できるよう
になり、遊技客から不満が出る虞がなくなる。

【０１６７】この後には、予約キャンセルタイマをスタ
ートさせるステップＦ９４、予約遊技客呼出用の店内放
送を指令するための第１の予約呼出信号ＳＭｅ１を集中
管理装置４へ送信するステップＦ９５、予約保留タイマ
をリセットするステップＦ９６を順次実行してステップ
Ｆ１１へ移行する。

【０１６８】上記予約キャンセルタイマがタイムアップ
した場合（ステップＦ１１で「ＹＥＳ」）には、対応す
るパチンコ遊技機１の予約状態を一定時間後にキャンセ
ルする旨を通告するための店内放送を指令する第２の予
約呼出信号ＳＭｅ２を集中管理装置４へ送信する（ステ
ップＦ９７）。このとき、予約キャンセルタイマのタイ
マ動作は、第１の予約呼出信号ＳＭｅ１の集中管理装置
４への送信制御（前記ステップＦ２４、Ｆ４６、Ｆ９
２、Ｆ９５）に同期して行われる各ステップＦ２３、Ｆ
４５、Ｆ９１、Ｆ９４にて開始されるものであるから、
上記第２の予約キャンセル信号ＳＭｅ２（パチンコ遊技
機１の予約状態のキャンセル通告を店内放送するための
もの）の集中管理装置４への送信動作は、予約遊技客呼
出用の店内放送を指令するための第１の予約呼出信号Ｓ
Ｍｅ１の送信後に一定時間が経過したときに行われるこ
とになる。

【０１６９】この後には、内部に設定された延長タイマ
をスタートさせるステップＦ９８、予約キャンセル用タ
イマをリセットするステップＦ９９を順次実行してステ
ップＦ１２へ移行する。

【０１７０】上記延長タイマがタイムアップした場合
（ステップＦ１２で「ＹＥＳ」）には、予約表示ランプ
２５を消灯させると共に、スクリーン信号Ｓｇを出力停
止してパチンコ遊技機１を遊技可能な状態に戻す（ステ
ップＦ１００、Ｆ１０１）。このとき、延長タイマのタ
イマ動作は、前記第２の予約呼出信号ＳＭｅ２を集中管
理装置４へ送信する制御（ステップＦ９７）に同期して
行われるステップＦ９８にて開始されるものであるか
ら、上述のような予約表示ランプ２５の消灯及びスクリ
ーン信号Ｓｇの出力停止制御は、パチンコ遊技機１の予
約状態のキャンセル通告を店内放送するための第２の予
約呼出信号ＳＭｅ２を集中管理装置４へ送信した後に一
定時間が経過したときに行われることになる。

【０１７１】この後には、延長タイマをリセットするス
テップＦ１０２、集中管理装置４へ予約取消信号ＳＲｃ
を出力するステップＦ１０３を順次実行した後に図１９
に示すステップＦ１へ戻る。

【０１７２】以上要するに、呼出ランプユニット３は、
打止表示ランプ２６、持たせ表示ランプ２７、不正表示
ランプ２８、特賞表示ランプ２９、呼出ランプ３０、モ
ニタランプ３１の点灯制御を、パチンコ遊技機１、集中
管理装置４及び図示しない光信号送信機からの信号に基
づいて所定に行うと共に、対応するパチンコ遊技機１の
予約に関して概略以下のような制御を行うものである。

【０１７３】…対応するパチンコ遊技機１が予約され
ていない状態で、集中管理装置４から予約スタート信号
ＲＳが入力されたときには、予約表示ランプ２５を点灯
させて当該パチンコ遊技機１を予約状態に切換える。こ
のような予約時点で、パチンコ遊技機１が非稼働状態で
あった場合には、直ちに当該パチンコ遊技機１の盤面を
光学的に遮蔽した状態（つまり遊技不能な状態）に切換
える。

【０１７４】…予約されたパチンコ遊技機１が稼働中
であった場合でも、そのパチンコ遊技機１で一旦発生し
た特賞状態が終了したときには、直ちにパチンコ遊技機
１の盤面１ａを光学的に遮蔽した状態に切換える。

【０１７５】…予約されたパチンコ遊技機１が稼働中
であった場合でも、そのパチンコ遊技機１が打止となっ
たときには、直ちにパチンコ遊技機１の遊技を禁止する
と共に、その所定時間経過後にパチンコ遊技機１の盤面
１ａを光学的に遮蔽した状態に切換える。

【０１７６】…予約されたパチンコ遊技機１が稼働中
であった場合でも、パチンコホール従業員が携帯する光
信号送信機から遊技客が交替したことを示す光信号Ｓ１
が送信されたときには、パチンコ遊技機１の盤面１ａを
光学的に遮蔽した状態に切換える。

【０１７７】…上記の各場合のようにしてパチンコ遊
技機１の盤面１ａを光学的に遮蔽した状態に切換えたと
きには、対応するパチンコ遊技機１を予約した遊技客を
呼出すための店内放送を指令する第１の予約呼出信号Ｓ
Ｍｅ１を集中管理装置４へ送信する。また、この第１の
予約呼出信号ＳＭｅ１の送信後に一定時間が経過したと
きにおいて、対応するパチンコ遊技機１の予約状態が継
続していた場合には、そのパチンコ遊技機１の予約状態
を一定時間後にキャンセルする旨を通告するための店内
放送を指令する第２の予約呼出信号ＳＭｅ２を集中管理
装置４へ送信する。

【０１７８】…この第２の予約呼出信号ＳＭｅ２の送
信後に一定時間が経過しても対応するパチンコ遊技機１
の予約状態が継続していた場合には、予約表示ランプ２
５を消灯させると共に、その盤面１ａを光学的に遮蔽し
た状態を解除し、集中管理装置４へ予約取消信号ＳＲｃ
を送信する。

【０１７９】…対応するパチンコ遊技機１が、その盤
面１ａを光学的に遮蔽した予約状態ある場合において、
パチンコホール従業員が携帯する光信号送信機から光信
号Ｓ２が送信されたとき、つまり、遊技客が当該パチン
コ遊技機１の台番号データを記録して成る予約レシート
をパチンコホール従業員に提示した場合には、そのパチ
ンコ遊技機１の予約解除動作を行う。具体的には、予約
表示ランプ２５を消灯させると共に、その盤面１ａを光
学的に遮蔽した状態を解除した上で、玉貸機２から１０
００円相当量のパチンコ玉を放出させ、さらに集中管理
装置４へ予約停止信号ＳＲｒを送信する。

【０１８０】…対応するパチンコ遊技機１が、盤面１
ａを光学的に遮蔽した予約状態ある場合において、カー
ドリーダライタ３３のカード挿入口３３ａに対し、上記
パチンコ遊技機１の台番号データを示す識別データα１
が記録されたＩＤカード１２ｘ（当該パチンコ遊技機１
の予約時に使用されたＩＤカード１２ｘ）が挿入された
場合には、予約表示ランプ２５を消灯させると共に、そ
の盤面１ａを光学的に遮蔽した状態を解除し、集中管理
装置４へ予約停止信号ＳＲｒを送信するという予約解除
動作を行う。

【０１８１】…対応するパチンコ遊技機１が予約され
た状態で、集中管理装置４から予約キャンセル信号ＲＣ
が入力されたときには、予約表示ランプ２５を消灯させ
ると共に、当該パチンコ遊技機１の盤面を光学的に遮蔽
した状態を解除し、以てそのパチンコ遊技機１の予約状
態を解除する。

【０１８２】尚、呼出ランプユニット３は、具体的に説
明しなかったが、アウト玉数レジスタ４１の記憶数値Ｎ
ａ（パチンコ遊技機１のアウト玉数に相当）、セーフ玉
数レジスタ４３の記憶数値Ｎｂ（パチンコ遊技機１のセ
ーフ玉数に相当）、貸出玉数レジスタ４５の記憶数値Ｎ
ｆ（玉貸機２による貸出パチンコ玉数に相当）を順次読
み込むと共に、その読み込み毎に対応するアウト玉数レ
ジスタ４１、セーフ玉数レジスタ４３、貸出玉数レジス
タ４５を初期化するという動作を繰り返す構成となって
おり、斯様に読み込んだパチンコ遊技機１のアウト玉
数、セーフ玉数及び玉貸機２の貸出パチンコ玉数を示す
各データを集中管理装置４へ順次出力する構成となって
いる。また、呼出ランプユニット３は、稼働状態検出回
路３４からの非稼働信号Ｓｅを集中管理装置４へ定期的
に送信する構成となっている。

【０１８３】さて、以下においては、集中管理装置４の
構成及び機能について図２３〜図２６を参照しながら説
明する。

【０１８４】集中管理装置４の概略構成を示す図２３に
おいて、集中管理装置４が有する演算処理回路５９は、
呼出ランプユニット３から送信される信号（特賞開始信
号ＳＴ、第１及び第２の予約呼出信号ＳＭｅ１及びＳＭ
ｅ２、予約停止信号ＳＭｒ、予約取消信号ＳＭｃ、アウ
ト玉数データ及びセーフ玉数データ、非稼働信号Ｓｅ、
持たせ信号Ｓｍなど）、データステーション６からの信
号（モニタ開始命令信号ＭＳ、モニタ停止命令信号Ｍ
Ｅ、予約スタート信号ＲＳ、予約キャンセル信号Ｒ
Ｃ）、キーボード７からの操作信号、表示パネル９に設
けられたパネルスイッチ群９ａからのオン信号を受ける
ようになっている。

【０１８５】斯かる演算処理回路５９は、上記入力信号
及び予め記憶した制御用プログラムに基づいた演算によ
り、パチンコ遊技機１の収支、打止発生回数、特賞発生
回数などの管理用データ及び玉貸機２の売上高データな
どを算出すると共に、打止条件を満たした状態となった
パチンコ遊技機１の抽出、呼出ランプユニット３へ前述
したモニタ開始命令信号ＭＳ、モニタ停止命令信号Ｍ
Ｅ、予約キャンセル信号ＲＣ、予約スタートＲＳ、打止
開始信号ＵＳ、打止停止信号ＵＥを送信する動作、デー
タステーション６へ前述したデータステーション用集計
データΔＸ（信号ＵＳo 、ＵＥo 、ＨＳ、ＫＳ、ＦＳ、
ＹＲ、ＹＣ）を送信する動作、並びに表示パネル９、プ
リンタ８、パチンコホール内に音声放送を行うための放
送出力装置６０の制御動作などを行う構成となってい
る。

【０１８６】この演算処理回路５９に付随して設けられ
た画像制御回路６１は、演算処理回路５９との間のデー
タの授受、及びモニタ制御装置５からフィードバックさ
れるモニタキャンセルＭＣ、並びに予め記憶した制御用
プログラムに基づいて、モニタ制御装置５へのモニタ開
始命令信号ＭＳ、モニタ停止命令信号ＭＥの出力制御、
スイッチング回路６２及びミキシング回路６３を通じた
メインモニタ１０の制御などを行うものであるが、その
制御内容については本発明の要旨と直接関係がないので
割愛する。尚、スイッチング回路６２は、モニタ制御装
置５を通じて与えられるテレビカメラＣＭ１〜ＣＭｎに
よる画像信号をミキシング回路６３を通じてメインモニ
タ１０に与えるために設けられ、ミキシング回路６３
は、モニタ制御装置５からスイッチング回路６２を介し
て与えられる画像信号と、画像制御回路６１から出力さ
れる画像データＭＤとをミキシングし、そのミキシング
画像をメインモニタ１０により再生させるために設けら
れている。

【０１８７】図２４〜図２６には演算処理回路５９によ
る制御内容のうち、本発明の要旨に関係した部分のみが
概略的に示されており、以下これについて関連した作用
と共に説明する。

【０１８８】即ち、図２４において、所定の打止条件を
満たしたパチンコ遊技機１の発生の有無を判断するステ
ップＧ１、任意のパチンコ遊技機１の打止状態を解除す
るために図示しない開放手段から出力される打止開放指
令の有無を判断するステップＧ２、非稼働状態になった
パチンコ遊技機１の有無を判断するステップＧ３、稼働
状態となったパチンコ遊技機１の有無を判断するステッ
プＧ４を順次実行した後に、第１の信号入力処理ルーチ
ンＧ５及び第２の信号入力処理ルーチンＧ６を順次実行
してステップＧ１へ戻る。

【０１８９】ここで、上記判断ステップＧ３では、呼出
ランプユニット３からの非稼働信号Ｓｅを受信し且つ特
賞開始信号ＳＴ及び持たせ信号Ｓｍを受信していない状
態をパチンコ遊技機１の非稼働状態として判断し、判断
ステップＧ４では、非稼働信号Ｓｅをの非受信状態、特
賞開始信号ＳＴの受信状態及び持たせ信号Ｓｍの受信状
態の何れか一つが満たされたときに、これをパチンコ遊
技機１の稼働状態として判断するものである。

【０１９０】打止条件を満たしたパチンコ遊技機１が発
生したとき（ステップＧ１で「ＹＥＳ」）には、そのパ
チンコ遊技機１に対応した呼出ランプユニット３に対し
打止開始信号ＵＳを送信するステップＧ７、データステ
ーション６に対し当該パチンコ遊技機１の台番号データ
を含む打止発生信号ＵＳo を送信するステップＧ８を順
次実行した後に、第１の信号入力処理ルーチンＧ５へ移
行する。

【０１９１】これにより、呼出ランプユニット３にあっ
ては、対応するパチンコ遊技機１を打止状態に切換える
と共に、打止表示ランプ２６を点灯させるようになり、
そのパチンコ遊技機１が予約されたものであった場合に
は、所定時間経過後にパチンコ遊技機１の盤面１ａを光
学的に遮蔽した状態に切換えるようになる。また、デー
タステーション６にあっては、集計データΔＢのうち打
止回数に関するデータの累算値を「１」だけインクリメ
ントすると共に、状態データΔＣにパチンコ遊技機１が
打止状態にあることを示すデータを加えるようになる。

【０１９２】開放手段から打止開放指令が出力されたと
き（ステップＧ２で「ＹＥＳ」）には、その打止開放指
令対象のパチンコ遊技機１に対応した呼出ランプユニッ
ト３に対し打止停止信号ＵＥを送信するステップＧ９、
データステーション６に対し当該パチンコ遊技機１の台
番号データを含む打止停止信号ＵＥo を送信するステッ
プＧ１０を順次実行した後に第１の信号入力処理ルーチ
ンＧ５へ移行する。

【０１９３】これにより、呼出ランプユニット３にあっ
ては、対応するパチンコ遊技機１の打止状態を解除する
と共に、打止表示ランプ２６を消灯させるようになる。
また、データステーション６にあっては、状態データΔ
Ｃからパチンコ遊技機１が打止状態にあることを示すデ
ータを削除するようになる。

【０１９４】非稼働状態のパチンコ遊技機１が発生した
とき（ステップＧ３で「ＹＥＳ」）には、データステー
ション６に対し当該パチンコ遊技機１の台番号データを
含む非稼働検知信号ＨＳを送信するステップＧ１１を実
行した後に第１の信号入力処理ルーチンＧ５へ移行す
る。

【０１９５】これによりデータステーション６にあって
は、状態データΔＣをパチンコ遊技機１が非稼働状態に
あることを示すデータに変更するようになる。

【０１９６】稼働状態のパチンコ遊技機１が発生したと
き（ステップＧ４で「ＹＥＳ」）には、データステーシ
ョン６に対し当該パチンコ遊技機１の台番号データを含
む稼働検知信号ＫＳを送信するステップＧ１２を実行し
た後に第１の信号入力処理ルーチンＧ５へ移行する。

【０１９７】これによりデータステーション６にあって
は、状態データΔＣをパチンコ遊技機１が稼働状態にあ
ることを示すデータに変更するようになる。

【０１９８】上記第１の信号入力処理ルーチンＧ５は、
呼出ランプユニット３から送信される信号の入力処理を
行うルーチンであり、以下その内容について説明する。

【０１９９】即ち、このルーチンＧ５では、図２５に示
すように、特賞開始信号ＳＴの受信状態を判断するステ
ップＨ１、第１の予約呼出信号ＳＭｅ１の受信状態を判
断するステップＨ２、第２の予約呼出信号ＳＭｅ２の受
信状態を判断するステップＨ３、予約停止信号ＳＭｒの
受信状態を判断するステップＨ４、予約取消信号ＳＭｃ
の入力状態を判断するステップＨ５を順次実行した後
に、第２の信号入力処理ルーチンＧ６へ移行する。

【０２００】特賞開始信号ＳＴを受信した場合（ステッ
プＨ１で「ＹＥＳ」）には、データステーション６に対
し、当該特賞開始信号ＳＴの発生源となった呼出ランプ
ユニット３に対応したパチンコ遊技機１の台番号データ
を含む特賞発生信号ＦＳを送信するステップＨ６を実行
し、この後に第２の信号入力処理ルーチンＧ６へ移行す
る。

【０２０１】これによりデータステーション６にあって
は、集計データΔＢのうち特賞回数に関するデータの累
算値を「１」だけインクリメントするようになる。

【０２０２】第１の予約呼出信号ＳＭｅ１を受信した場
合（ステップＨ２で「ＹＥＳ」）には、放送出力装置６
０を動作させて、その予約呼出信号ＳＭｅ１の発生源と
なった呼出ランプユニット３に対応したパチンコ遊技機
１の予約遊技客を呼び出すための店内放送を行い（ステ
ップＨ７）、この後に第２の信号入力処理ルーチンＧ６
へ移行する。

【０２０３】第２の予約呼出信号ＳＭｅ２を受信した場
合（ステップＨ３で「ＹＥＳ」）には、放送出力装置６
０を動作させて、その予約呼出信号ＳＭｅ２の発生源と
なった呼出ランプユニット３に対応したパチンコ遊技機
１の予約遊技客に対し一定時間後に予約状態をキャンセ
ルする旨を通告するための店内放送を行い（ステップＨ
８）、この後に第２の信号入力処理ルーチンＧ６へ移行
する。

【０２０４】予約停止信号ＳＭｒを受信した場合（ステ
ップＨ４で「ＹＥＳ」）には、データステーション６に
対し、当該予約停止信号ＳＭｒの発生源となった呼出ラ
ンプユニット３に対応したパチンコ遊技機１の台番号デ
ータを含む予約停止データ信号ＹＲを送信するステップ
Ｈ９を実行した後に第２の信号入力処理ルーチンＧ６へ
移行する。

【０２０５】これによりデータステーション６にあって
は、状態データΔＣがパチンコ遊技機１の予約状態を示
すデータを含むものであった場合に、そのデータを初期
化するようになる。

【０２０６】予約取消信号ＳＭｃを受信した場合（ステ
ップＨ５で「ＹＥＳ」）には、当該予約取消信号ＳＭｃ
の発生源となった呼出ランプユニット３に対応したパチ
ンコ遊技機１の台番号データを含む予約取消データ信号
ＹＣを送信するステップＨ１０を実行した後に第２の信
号入力処理ルーチンＧ６へ移行する。

【０２０７】この場合もデータステーション６は、状態
データΔＣがパチンコ遊技機１の予約状態を示すデータ
を含むものであった場合に、そのデータを初期化するよ
うになる。

【０２０８】上記第２の信号入力処理ルーチンＧ６は、
データステーション６から送信される信号の入力処理を
行うルーチンであり、以下その内容について説明する。

【０２０９】即ち、このルーチンＧ６では、図２６に示
すように、予約スタート信号ＲＳの受信状態を判断する
ステップＪ１、予約キャンセル信号ＲＣの受信状態を判
断するステップＪ２、モニタ開始命令信号ＭＳの受信状
態を判断するステップＪ３、モニタ停止命令信号ＭＥの
受信状態を判断するステップＪ４を順次した後に、図２
４に示すステップＧ１へリターンする。

【０２１０】予約スタート信号ＲＳを受信した場合（ス
テップＪ１で「ＹＥＳ」）には、その信号ＲＳ中の識別
データα１により特定されるパチンコ遊技機１に対応し
た呼出ランプユニット３に対し上記予約スタート信号Ｒ
Ｓを送信するステップＪ５を実行した後にリターンす
る。

【０２１１】これにより呼出ランプユニット３にあって
は、対応するパチンコ遊技機１を予約状態に切換えて予
約表示ランプ２５を点灯させるようになり、この時点で
パチンコ遊技機１が非稼働状態にあった場合には、直ち
に当該パチンコ遊技機１の盤面１ａを光学的に遮蔽した
状態（遊技不能状態）に切換えるようになる。

【０２１２】予約キャンセル信号ＲＣを受信した場合
（ステップＪ２で「ＹＥＳ」）には、その信号ＲＣ中の
識別データα１により特定されるパチンコ遊技機１に対
応した呼出ランプユニット３に対し上記予約キャンセル
信号ＲＣを送信するステップＪ６を実行した後にリター
ンする。

【０２１３】これにより呼出ランプユニット３にあって
は、対応するパチンコ遊技機１の予約状態を解除して予
約表示ランプ２５を消灯させると共に、パチンコ遊技機
１の盤面１ａを光学的に遮蔽した状態を解除するように
なる。

【０２１４】モニタ開始命令信号ＭＳを受信した場合
（ステップＪ３で「ＹＥＳ」）には、その信号ＭＳに含
まれる台番号データにより指定されたパチンコ遊技機１
に対応した呼出ランプユニット３に対し上記モニタ開始
命令信号ＭＳを送信するステップＪ７を実行した後にリ
ターンするものであり、これに応じて呼出ランプユニッ
ト３側ではモニタランプ３１を点滅させるようになる。

【０２１５】モニタ停止命令信号ＭＥを受信した場合
（ステップＪ４で「ＹＥＳ」）には、その信号ＭＥに含
まれる台番号データにより指定されたパチンコ遊技機１
に対応した呼出ランプユニット３に対し上記モニタ停止
命令信号ＭＥを送信するステップＪ８を実行した後にリ
ターンするものであり、これに応じて呼出ランプユニッ
ト３側ではモニタランプ３１を消灯させるようになる。

【０２１６】尚、図示しなかったが、集中管理装置４
は、呼出ランプユニット３から不正開始信号ＳＦを受信
したときには、モニタ制御装置５に対し、上記不正開始
信号ＳＦの発生源となったパチンコ遊技機１を撮像して
その画像信号をフィードバックする指令を与えるもので
あり、これに応じて上記パチンコ遊技機１の画像がメイ
ンモニタ１０で再生されることになる。尚、このときに
は、集中管理装置４は、呼出ランプユニット３に対し、
上記パチンコ遊技機１のモニタランプ３１を点滅させる
指令を与えるようになっている。

【０２１７】以上のように構成した本実施例によれば、
次に述べるような効果を奏することができる。

【０２１８】データステーション６には、遊技客が遊技
対象となるパチンコ遊技機１を選択する目安となるパチ
ンコ遊技機１毎の打止回数、特賞回数などのデータが、
パチンコ遊技機１の台番号と共に自動的に表示されるよ
うになるから、パチンコホール従業員及び遊技客の負担
増を招く虞がなくなるものである。

【０２１９】この場合、遊技客は、データステーション
６にＩＤカード１２ｘ或は１０００円紙幣を挿入するこ
とによって、任意のパチンコ遊技機１を予約することが
でき、このように予約されたパチンコ遊技機１にあって
は、他の遊技客による遊技が禁止されると共に、上記予
約を行った遊技客にのみ遊技が許容される構成となって
いるから、上記のような予約を行えば、遊技客は所望の
パチンコ遊技機１で確実に遊技できるようになり、結果
的にデータステーション６のデータ表示機能を有効に活
用できるようになる。

【０２２０】ＩＤカード１２ｘを持たない遊技客が、上
記のような予約を行う場合には１０００円紙幣が必要で
あるから、パチンコ遊技機１の予約が無闇に行われる虞
がなくなるという利点がある。また、このようにパチン
コ遊技機１の予約が１０００円紙幣の挿入により行われ
た場合には、その予約を行った遊技客に所定事項を記録
した予約レシートが発行されると共に、その予約レシー
トに基づいて予約対象パチンコ遊技機１での遊技が許容
されたとき（このような遊技許容状態への切換操作は、
予約レシートの提示を受けたパチンコホール従業員が行
う）に、玉貸機２から１０００円相当量のパチンコ玉が
自動的に放出される構成となっているから、遊技客が不
利益を被ることがなくなって、上述のような予約システ
ムの運営を円滑に行い得るようになる。

【０２２１】上記のような予約が、ＩＤカード１２ｘを
利用して行われたときには、そのＩＤカード１２ｘを予
約対象のパチンコ遊技機１に対応して設けられたカード
リーダライタ３３に挿入すれば、当該パチンコ遊技機１
での遊技が許容される構成となっているから、上記予約
システムを無人化することも可能であり、パチンコ遊技
機１側の人手を減らす上で有用となる。

【０２２２】予約されたパチンコ遊技機１が遊技可能な
状態となったとき（或は予約時において既に遊技可能な
状態にあったとき）には、その旨を、予約権を持った遊
技客に伝えるための店内放送が自動的に行われ、この放
送後に一定時間が経過したときには、上記遊技客に対し
一定時間後に予約状態をキャンセルする旨を通告するた
めの店内放送を行い、この放送後に一定時間が経過して
も当該遊技客が予約パチンコ遊技機１での遊技を開始し
なかったときには、その予約状態が自動的にキャンセル
される構成となっているから、パチンコ遊技機１が予約
状態のまま放置されてしまう虞がなくなり、パチンコホ
ールの運営上において支障を来たす虞がなくなる。

【０２２３】尚、上記した実施例では、１台のパチンコ
遊技機１について１人の遊技客のみ予約可能な構成とし
たが、１台のパチンコ遊技機１について複数の予約を受
け付ける構成としても良いものであり、この場合には、
各予約に優先順位をつけるために、予約時に利用された
ＩＤカード１２ｘ或は予約時に発行される予約レシート
に上記優先順位と示す連番データを記録すると共に、こ
の連番データに基づいて予約パチンコ遊技機１の開放を
行う構成とすれば良い。勿論、この場合においても、パ
チンコ遊技機１の予約状態のキャンセルは、優先順位が
高いものから前述同様に行えば良いものである。さら
に、パチンコ遊技機１の予約は、プリペイドカードを利
用して行う構成とすることもできる。

【０２２４】また、上記実施例では、呼出ランプユニッ
ト３にモニタランプ３１を１個のみ設ける構成とした
が、２個のモニタランプを設け、一方のモニタランプを
データステーション６から指令に応じた画像モニタ時に
点滅させ、他方のモニタランプを集中管理装置４からの
指令に応じた画像モニタ時に点滅させる構成とすること
もできる。

【０２２５】さらに、上記実施例において、データステ
ーション６を２台以上設ける構成としても良いものであ
る。

【０２２６】図２７〜図３１には本発明の第２実施例が
示されており、以下これについて前記第１実施例と異な
る部分のみ説明する。

【０２２７】まず、図２７には、データステーション６
の制御回路１８による制御内容の要部のうち、第１実施
例と異なる部分が関連した部分と共に示されている。

【０２２８】この図２７において、予約キーＳＷ６のオ
ン操作（ステップＣ６で「ＹＥＳ」）後に、データモニ
タ１４の予約可能画面中に表示された新規入力台番号Ｎ
Ｄに対応したパチンコ遊技機１が予約済みでなかった場
合（ステップＣ３１で「ＮＯ」）には、１０００円紙幣
を受け付けた状態（入金信号ＳＫが入力された状態）に
あるか否かを判断し（ステップＣ３２′）、非受け付け
状態では、データモニタ１４のメッセージ用ウインドウ
ＷＭに対し１０００円紙幣の挿入を促すメッセージを表
示するステップＣ３３′を実行した後にステップＢ２へ
戻る。

【０２２９】１０００円紙幣を受け付けた状態では、上
記メッセージ用ウインドウＷＭに対し、テンキーＳＷＤ
を通じて例えば４桁の任意の暗証コードＳＣＣの入力を
促すメッセージを表示するステップＣ５８を実行し、こ
の後には、暗証コードＳＣＣが入力されるまで、若しく
はキャンセルキーＳＷ１０がオン操作されるまで待機す
る（ステップＣ５９、Ｃ６０）。

【０２３０】キャンセルキーＳＷ１０がオン操作された
ときには、上記メッセージ出力を停止するステップＣ６
１を実行してステップＢ２へ移行するが、暗証コードＳ
ＣＣの入力が完了したときには、メッセージ出力の停止
ステップＣ６２を実行した後に、データ画面１４中にお
ける状態データΔＣの表示を「予約中」に変更するステ
ップＣ３４、及び予約リスト更新ルーチンＣ３５を第１
実施例と同様に実行する。

【０２３１】次いで、図示しない内部メモリに対し上記
のように入力された暗証コードＳＣＣを含む予約スター
ト信号ＲＳを記憶し（ステップＣ６３）、この後にその
予約スタート信号ＲＳを集中管理装置４へ送信する（ス
テップＣ６４）。

【０２３２】この場合、予約スタート信号ＲＳを受信し
た集中管理装置４は、その予約スタート信号ＲＳを以下
に述べる構成の呼出ランプユニット３′に送信するもの
であり、その呼出ランプユニット３′内の制御部３６
は、受信した予約信号ＲＳの内容を内部に設定された予
約メモリに記憶するようになっている。尚、この実施例
における予約スタート信号ＲＳは、パチンコ遊技機１の
台番号を特定するための識別データα１、当該パチンコ
遊技機１の予約のための信号であることを示す予約デー
タα４の他に暗証コードＳＣＣを含んで成るものであ
る。

【０２３３】上記呼出ランプユニット３′の外観を示す
図２８において、このユニット３′は第１実施例におけ
る呼出ランプユニット３から予約表示ランプ２５及び打
止表示ランプ２６を除去した形態となっている。また、
カードリーダライタ３３に代えてテンキー６４ａを備え
た補助入力手段としてのテンキーパッド６４が設けられ
ており、遊技客は、このテンキーパッド６４を通じて前
記暗証コードＳＣＣを入力できるようになっている。

【０２３４】呼出ランプユニット３′の電気的構成を示
す図２９において、制御部３６′は、その入力端子Ｑ８
に前記テンキーパッド６４からの暗証コードＳＣＣを受
けるようになっている。また、制御部３６′は、図３１
に示すパチンコ遊技機１′に設けられた液晶ディスプレ
イ６５の動作を液晶ドライバ６６を介して制御するよう
になっている。尚、図３３において、液晶ディスプレイ
６５は、パチンコ遊技機１′の前面ガラス１ｂ′の下部
（遊技の邪魔にならない位置）に、そのガラス１ｂ′を
利用して設けられるもので、パチンコ遊技機１′が予約
中である旨或は打止中である旨のメッセージ、並びに他
のデータを示す文字列の表示を行い得るように構成され
ている。

【０２３５】上記制御部３６′の制御内容は、第１実施
例における図１９〜図２１の内容と概ね同じであるが、
上記のように予約表示ランプ２５及び打止表示ランプ２
６が除去されたことに伴い、それら表示ランプ２５及び
２６の機能を前記液晶ディスプレイ６５による「予約
中」及び「打止中」の文字表示によって代行させる構成
となっている。

【０２３６】具体的には、予約表示ランプ２５の点灯制
御を行うステップでは液晶ディスプレイ６５に「予約
中」の表示を行わせ、予約表示ランプ２５の消灯制御を
行うステップでは上記表示を消去する。また、打止表示
ランプ２６の点灯制御を行うステップでは液晶ディスプ
レイ６５に「打止中」の表示を行わせ、打止表示ランプ
２６の消灯制御を行うステップでは上記表示を消去す
る。

【０２３７】特に、図３０には、上記制御部３６′によ
る制御内容の要部のうち本実施例の特徴となる部分が関
連制御内容と共に示されている。

【０２３８】この図３０において、第１実施例における
判断ステップＦ８に対応した判断ステップＦ８′では、
入力端子Ｑ８に対するテンキーパッド６４からの入力信
号の有無を判断することになる。テンキーパッド６４か
ら入力信号があった場合には、その入力信号が予約メモ
リに記憶した暗証コードＳＣＣ（これは対応するパチン
コ遊技機１′がデータステーション６において予約され
たときに集中管理装置４を通じて与えられる）と一致す
るか否かを判断し（ステップＦ５７′）、不一致の場合
にはステップＦ９へ移行する。

【０２３９】予約メモリに記憶されている暗証コードＳ
ＣＣと同一の暗証コードＳＣＣがテンキーパッド６４を
通じて入力された場合には、液晶ディスプレイ６５に
「予約中」の表示が行われているか否かを判断し（ステ
ップＦ５８′）、非表示状態ではステップＦ９へ移行す
るが、表示状態では当該「予約中」表示を消去させるス
テップＦ５９′を実行し、この後にステップＦ６１〜Ｆ
６３を第１実施例と同様に実行してステップＦ９へ移行
する。

【０２４０】従って、このような構成の本実施例によれ
ば、遊技客は、所望のパチンコ遊技機１′をデータステ
ーション６において予約する際に任意の暗証コードＳＣ
Ｃを入力しておき、その予約パチンコ遊技機１′での遊
技を開始するときには、テンキーパッド６４を通じて上
記暗証コードＳＣＣを入力すれば、そのパチンコ遊技機
１′が遊技不能状態から遊技可能状態に戻されるように
なる。これにより、データステーション６において第１
実施例のような予約レシートを発行する必要がなくなる
と共に、その予約レシートを利用する場合に必要であっ
たパチンコホール従業員の手間も省けるようになる。

【０２４１】

【発明の効果】以上の説明によって明らかなように、請
求項１に記載の発明によれば、遊技客が遊技対象の遊技
機を選択する上での目安となるデータが表示手段に自動
的に表示されるようになるから、遊技客及び遊技場従業
員の負担増を招くことなくなるものであり、しかも、遊
技客は上記表示に基づいて所望の遊技機を予約状態に切
換え得ると共に、斯様に予約状態に切換えらた遊技機は
当該予約を行った遊技客に確実に提供されるものであ
り、結果的に、上述の表示機能を十分に活用できる環境
を整えることができるという効果を奏することができ
る。

【０２４２】請求項２及び請求項３に記載の発明によれ
ば、予約された遊技機を予約権を持った遊技客に提供す
る際に、遊技場側の人手が全く不要になるという優れた
効果を奏することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１実施例の全体構成を概略的に示す
実体図

【図２】モニタ制御装置の電気的構成を示す機能ブロッ
ク図

【図３】モニタ制御装置の機能説明用のフローチャート

【図４】データステーションのキーボードの配置を示す
正面図

【図５】データステーションの電気的構成を示す機能ブ
ロック図

【図６】データステーションの機能説明用のフローチャ
ートその１

【図７】データステーションの機能説明用のフローチャ
ートその２

【図８】データステーションの機能説明用のフローチャ
ートその３

【図９】データステーションの機能説明用のフローチャ
ートその４

【図１０】データステーションの機能説明用のフローチ
ャートその５

【図１１】データステーションのデータモニタの表示例
を示す図その１

【図１２】データステーションのデータモニタの表示例
を示す図その２

【図１３】データステーションのデータモニタの表示例
を示す図その３

【図１４】データステーションのデータモニタの表示例
を示す図その４

【図１５】システムで取扱うデータ及び信号の内容を摸
式的に示す図

【図１６】呼出ランプユニットの斜視図

【図１７】呼出ランプユニットの電気的構成を示す機能
ブロック図

【図１８】呼出ランプユニットに付随して設けられた稼
働状態検出回路の電気的構成を示すブロック図

【図１９】呼出ランプユニットの機能説明用のフローチ
ャートその１

【図２０】呼出ランプユニットの機能説明用のフローチ
ャートその２

【図２１】呼出ランプユニットの機能説明用のフローチ
ャートその３

【図２２】パチンコ遊技機を異なる状態で示す概略正面
図

【図２３】集中管理装置の電気的構成を概略的に示す機
能ブロック図

【図２４】集中管理装置の機能説明用のフローチャート
その１

【図２５】集中管理装置の機能説明用のフローチャート
その２

【図２６】集中管理装置の機能説明用のフローチャート
その３

【図２７】本発明の第２実施例におけるデータステーシ
ョンの機能の要部を示すフローチャート

【図２８】図１７相当図

【図２９】図１８相当図

【図３０】呼出ランプユニットの機能の要部を示すフロ
ーチャート

【図３１】パチンコ遊技機の概略正面図

【符号の説明】

図中、１、１′はパチンコ遊技機、２は玉貸機、３、
３′は呼出ランプユニット、４は集中管理装置、ＣＭ１
〜ＣＭｎはテレビカメラ、５はモニタ制御装置、６はデ
ータステーション、１１はキーボード（入力手段）、１
２はカード挿入口、１２ｘはＩＤカード（記録担体）、
１３ａは紙幣挿入口、１３ｂはプリンタ、１４はデータ
モニタ（表示手段）、１７はカードリーダライタ、１８
は制御回路（端末制御手段）、１９はビルバリ機構、２
５は予約表示ランプ、３３はカードリーダライタ（デー
タ読み取り手段）、３４は稼働状態検出回路、３６は制
御部（遊技機制御手段）、５９は演算処理回路、６０は
放送出力装置、６４はテンキーパッド（補助入力手
段）、６５は液晶ディスプレイを示す。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 多数台の遊技機毎の稼働状況などを示す
   管理用データを算出する機能を備えた遊技場の管理シス
   テムにおいて、 前記管理用データのうち所定のデータを表示する表示手
   段と、 遊技客が前記表示手段の表示内容に基づいて操作するよ
   うに設けられ、その操作に応じて特定の遊技機を指定す
   る台番号データを含む予約信号を入力可能に構成された
   入力手段と、 この入力手段を通じて前記予約信号が入力されたとき
   に、その予約信号中の台番号データにより指定される遊
   技機を予約状態に切換えると共に、その予約遊技機の台
   番号データを記録した記録担体を発行する端末制御手段
   と、 前記遊技機が予約状態に切換えられたときに、当該遊技
   機が非稼働状態にあったときにはこれを直ちに遊技不能
   状態に切換えると共に、稼働状態にあったときにはその
   稼働の終了を待って上記遊技機を遊技不能状態に切換え
   る遊技機制御手段とを設け、 前記遊技機制御手段により遊技不能状態に切換えられた
   遊技機を、前記記録担体の記録内容に基づいて遊技可能
   状態に戻すように構成したことを特徴とする遊技場の管
   理システム。
2. 【請求項２】 記録担体がセットされるデータ読み取り
   手段を遊技機と対応させて設け、このデータ読み取り手
   段にセットされた記録担体の記録台番号データが対応す
   る遊技機と一致することを条件にその遊技機を遊技不能
   状態から遊技可能状態に戻すように構成したことを特徴
   とする請求項１記載の遊技場の管理システム。
3. 【請求項３】 多数台の遊技機毎の稼働状況などを示す
   管理用データを算出する機能を備えた遊技場の管理シス
   テムにおいて、 前記管理用データのうち所定のデータを表示する表示手
   段と、 遊技客が前記表示手段の表示内容に基づいて操作するよ
   うに設けられ、その操作に応じて暗証コード及び特定の
   遊技機を指定する台番号データを含む予約信号を入力可
   能に構成された入力手段と、 この入力手段を通じて前記予約信号が入力されたとき
   に、その予約信号中の暗証コード及び台番号データを対
   応付けて記憶すると共に、その記憶台番号データにより
   指定される遊技機を予約状態に切換える端末制御手段
   と、 前記遊技機が予約状態に切換えられたときに、当該遊技
   機が非稼働状態にあったときにはこれを直ちに遊技不能
   状態に切換えると共に、稼働状態にあったときにはその
   稼働の終了を待って上記遊技機を遊技不能状態に切換え
   る遊技機制御手段と、 前記遊技機側に前記暗証コードを入力可能に設けられた
   補助入力手段と、 この補助入力手段を通じて前記端末制御手段に記憶され
   た暗証コードが入力されたときに、その暗証コードと対
   応付けられた台番号データにより指定される遊技機を遊
   技不能状態から遊技可能状態に戻すように構成したこと
   を特徴とする遊技場の管理システム。