JPH05212154A - パチンコ遊技機 - Google Patents

パチンコ遊技機

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Publication number
JPH05212154A
JPH05212154A JP4046298A JP4629892A JPH05212154A JP H05212154 A JPH05212154 A JP H05212154A JP 4046298 A JP4046298 A JP 4046298A JP 4629892 A JP4629892 A JP 4629892A JP H05212154 A JPH05212154 A JP H05212154A
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JP
Japan
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signal
gaming machine
data
pachinko gaming
reservation
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Application number
JP4046298A
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English (en)
Inventor
Makoto Okazaki
誠 岡崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikoku Denki Co Ltd
Original Assignee
Daikoku Denki Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP4046298A priority Critical patent/JPH05212154A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パチンコ遊技機を遊技不能状態に切換える手
段と遊技不能状態にある旨を表示する手段とを一つの手
段で兼用すること。 【構成】 パチンコ遊技機1の盤面1aを覆うガラス板
1bは、二重ガラスより成り、ガラス板1bの内面の全
体に液晶パネル2を添設している。この液晶パネル2
は、動作状態で光透過率を低下させる構成となってお
り、常時においては前面ガラス1bの光透過率を高めた
状態に保持しており(図1(a)の状態)、動作状態に
おいては前面ガラス1bの光透過率を低下させることに
より盤面1aを光学的に遮蔽し、パチンコ遊技機を実質
的な遊技不能状態に切換える(図1(b)或は(c)の
状態)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、前面に盤面を覆うため
のガラス板を備えて成るパチンコ遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコホールにおいては、良く知られ
ているように、多数台のパチンコ遊技機の収支などをリ
アルタイムで集計演算する集中管理コンピュータが設置
されており、斯かる集中管理コンピュータは、集計演算
内容が予め設定された打止条件を満たすようになったパ
チンコ遊技機が発生したときに、そのパチンコ遊技機に
対してこれを打止状態に切換えるための打止指令信号を
与えるように構成されている。この場合、上記打止指令
信号を受けるパチンコ遊技機は、例えば電動式パチンコ
玉発射機構の電源を遮蔽して遊技不能状態に切換わると
共に、別途に設けられた打止表示ランプを点灯させて打
止状態にある旨の表示を行うように構成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成では、パ
チンコ遊技機側に、これを遊技不能状態に切換える手段
と打止状態にある旨を表示する手段との双方が必要であ
るため、全体の構成が複雑化するという問題点がある。
【0004】また、打止表示ランプは一般的にはパチン
コ遊技機の上方に設けられるものであるのに対して、遊
技客は遊技対象のパチンコ遊技機を選ぶ際にパチンコ遊
技機の盤面にのみ注意を払い勝ちであるため、上記打止
表示ランプによる打止状態の表示に気が付かない場合が
多々あり、このような場合には、遊技客がパチンコ遊技
機での遊技準備(パチンコ玉をパチンコ遊技機の上皿に
投入する操作)を終えた後にパチンコ玉発射機構を操作
したときに初めて遊技不能状態にあることに気が付くこ
とになるなど、遊技客にとって不便になることが多くな
る不具合があった。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、遊技不能状態に切換える手段と遊技
不能状態にある旨を表示する手段とを一つの手段で兼用
することができて全体構成の簡単化を実現できると共
に、遊技不能状態にある旨を遊技客に対して確実に知ら
しめ得るなどの効果を奏するパチンコ遊技機を提供する
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、盤面をガラス板により覆って成るパチンコ
遊技機において、前記ガラス板に動作状態で光透過率を
低下させることにより前記盤面を光学的に遮蔽した状態
を呈する調光手段を設けると共に、遊技禁止命令を受け
たときに上記調光手段を動作状態に切換える動作制御手
段を設ける構成としたものである。
【0007】
【作用】パチンコ遊技機を遊技不能状態に切換える場合
には、そのパチンコ遊技機に対し遊技禁止命令を与え
る。すると、その遊技禁止命令を受けた動作制御手段
が、パチンコ遊技機の盤面を覆うガラス板に設けられた
調光手段を動作状態に切換えるようになるため、その調
光手段が光透過率を低下させることによって前記盤面を
光学的に遮蔽した状態を呈するようになり、これにより
パチンコ遊技機での遊技が実質的に不可能な状態に切換
えられる。このようにパチンコ遊技機が遊技不能状態に
切換えられた場合には、その盤面が光学的に遮蔽された
状態となるから、斯かる遮蔽状態をもって当該パチンコ
遊技機が遊技不能状態にある旨を遊技客に対して確実に
知らしめ得るようになる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0009】図1において、パチンコ遊技機1の盤面1
aには、これを覆うようにしてガラス板1bが設けられ
ている。このガラス板1bは良く知られているように二
重ガラスより成るもので、例えば図2に示すように、前
面側に位置したガラス板1bの内面には、その全体に調
光手段としての液晶パネル2が添設されている。この液
晶パネル2は、電源電圧が印加された動作状態で光透過
率を低下させるものであり、常時においては、図1
(a)に示すように前面ガラス1bの光透過率を高めた
状態に保持しているが、動作状態においては、同図
(b)或は(c)に示すように前面ガラス1bの光透過
率を低下させて盤面1aを光学的に遮蔽するようにな
る。
【0010】液晶パネル2の動作モードは、上記図1
(b)、(c)に示すように二種類設定されており、第
1のモードでは「予約中」の文字を白抜き状態で表示
し、第2のモードでは「打止中」の文字を白抜き状態で
表示する構成となっている。尚、上記各表示は夫々異な
る位置に行われるものであるが、その表示部分(白抜き
部分つまり光透過率が高い部分)を通じて盤面1aの状
態をほとんど確認できない位置に設けられる。
【0011】図3には上記液晶パネル2に関連した電気
的構成の概略が示されており、以下これについて説明す
る。
【0012】即ち、液晶ドライバ3は、端子Q1にハイ
レベル信号を受けた状態で液晶パネル2を第1のモード
(「予約中」の白抜き表示を行うモード)で動作させ、
端子Q2にハイレベル信号を受けた状態で液晶パネル2
を第2のモード(「打止中」の白抜き表示を行うモー
ド)で動作させる。
【0013】動作制御手段としての第1のラッチ回路4
は、外部から遊技禁止命令たる予約信号Sgが入力開始
されたときにハイレベル信号を出力したラッチ状態に切
換えられ、上記予約信号Sgが入力停止されたときにラ
ッチ状態を解除してローレベル信号を出力した初期状態
に戻る構成となっており、その出力は液晶ドライバ3の
端子Q1に与えられる。
【0014】動作制御手段としての第2のラッチ回路5
は、外部から遊技禁止命令たる打止信号Shが入力開始
されたときにハイレベル信号を出力したラッチ状態に切
換えられ、上記打止信号Shが入力停止されたとき並び
に前記予約信号Sgが入力開始されたときにラッチ状態
を解除してローレベル信号を出力した初期状態に戻る構
成となっており、その出力は液晶ドライバ3の端子Q2
に与えられる。
【0015】従って、液晶パネル2は、予約信号Sgの
入力期間中は第1のモードで動作されて図1(b)に示
す状態を呈し、打止信号Shの入力期間中は第2のモー
ドで動作されて図1(c)に示す状態を呈するものであ
り、予約信号Sg及び打止信号Shが双方とも入力され
た状態では、第1のモードでの動作が優先して実行され
ることになる。
【0016】一方、図4において、パチンコホール内に
は、前記パチンコ遊技機1及び貨幣(例えば硬貨)の投
入に応じてパチンコ玉の貸出動作を行う玉貸機6が互い
に1対1で対応され、且つ一列状配置の複数台を一単位
とした状態で多数台列設されており、各パチンコ遊技機
1の上方位置には、これと1対1で対応するようにして
呼出ランプユニット7が設置されている。上記呼出ラン
プユニット7は、パチンコ遊技機1及び玉貸機6と管理
室内に設置された集中管理装置8との間での信号の授受
を中継する機能を備えた構成となっている。
【0017】ズームレンズ付きのカラーテレビカメラC
M1〜CMnは、複数台のパチンコ遊技機1から成る各
群毎に対応して1台ずつ設けられるもので、図示しない
電動雲台上に装着された構成となっており、そのズーミ
ング及び電動雲台の駆動に応じて、所望のパチンコ遊技
機1をズームイン状態(拡大した状態)で撮像できるよ
うに構成されている。
【0018】尚、以下において、不特定のテレビカメラ
CM1〜CMnを指し示す必要があるときには、これを
CMiで示すことにする。
【0019】前記管理室内には、前記テレビカメラCM
1〜CMnと1対1で対応された複数台のモニタKM1
〜KMnが設けられており、これらのモニタKM1〜K
Mn、KMCは、CRTカラーディスプレイより成り、
対応するテレビカメラCM1〜CMnによる画像を常時
または必要に応じて再生するようになっている。
【0020】モニタ制御装置9は、上記各テレビカメラ
CM1〜CMnの動作制御を行うと共に、各テレビカメ
ラCM1〜CMnからの画像信号(RGB信号)を各モ
ニタKM1〜KMnに与えて再生する制御、集中管理装
置8及びデータステーション10へ特定の画像信号をデ
ータ信号と共に送信する制御を行う構成となっており、
その制御内容については後述することにする。
【0021】前記集中管理装置8はコンピュータにより
構成された周知構成のもので、これには、キーボード8
a、データ出力用プリンタ8b、全パチンコ遊技機1の
台番号とそのパチンコ遊技機1の状態(打止状態、打止
間近の状態など)を示す発光ダイオード群を備えた表示
パネル8c、及びCRTカラーディスプレイより成るメ
インモニタ8dが付随して設けられている。
【0022】斯かる集中管理装置8は、パチンコ遊技機
1及び玉貸機6から呼出ランプユニット7を介して与え
られる各種の情報信号に基づいて、パチンコ遊技機1の
アウト玉数、セーフ玉数、それらの差玉数(パチンコ遊
技機1の収支に相当)、特賞発生回数、打止発生回数な
どの管理用データを算出する動作、パチンコ遊技機1の
稼働状態を把握する動作、並びに玉貸機6の売上高(貸
出高)データなどを算出する動作を行うと共に、モニタ
制御装置9に対する命令信号の出力動作を行う構成とな
っており、その動作内容の詳細については後述する。
【0023】前記データステーション10には、キーボ
ード11、カード挿入口12、紙幣挿入口13a、プリ
ンタ13b及びCRTディスプレイより成るデータモニ
タ14が設けられており、その構成の詳細については後
述する。
【0024】前記モニタ制御装置9は、図5に示すよう
に、コンピュータにより構成された制御回路15と、信
号切換回路16とを含んで成る。この場合、上記信号切
換回路16は、端子T1、T2に対し、制御回路15か
らテレビカメラCM1〜CMnを指定するために出力さ
れる信号SP1、SP2を受けるようになっており、指
定されたテレビカメラCMiからの画像信号を、端子T
1に対応された集中管理装置8側のメインモニタ8d及
び端子T2に対応されたデータステーション10側のデ
ータモニタ14に与えるようになっている。
【0025】具体的には、信号切換回路16は、端子T
1に信号SP1を受けた場合に、その信号SP1により
指定されたテレビカメラCMiからの画像信号を集中管
理装置8側のメインモニタ8dに与え、端子T2に信号
SP2を受けた場合に、その信号SP2により指定され
たテレビカメラCMiからの画像信号をデータステーシ
ョン10側のデータモニタ14に与える。
【0026】制御回路15は、集中管理装置8及びデー
タステーション10の各々から与えられるモニタ開始命
令信号MS、モニタ停止命令信号MEに応じた制御動作
を予め記憶したプログラムに基づいて実行する構成とな
っており、以下においてはその制御内容及び関連した作
用について図6を参照しながら説明する。尚、上記モニ
タ開始命令信号MS及びモニタ停止命令信号MEは、夫
々パチンコ遊技機1の台番号を指定するための台番号デ
ータを含んで成る。
【0027】図6において、制御回路15は、モニタ開
始命令信号MS及びモニタ停止命令信号MEの何れかが
入力されるまで待機する(ステップA1、A2)。
【0028】モニタ開始命令信号MSが入力されたとき
には、その命令信号MSが集中管理装置8からのものか
否かを判断し(ステップA3)、「YES」と判断した
場合には、入力モニタ開始命令信号MSに含まれる台番
号データにより指定されたパチンコ遊技機1に対応した
テレビカメラCMiが既に使用中か否かを判断する(ス
テップA4)。このとき、上記テレビカメラCMiが使
用中であった場合には、集中管理装置8へモニタキャン
セル信号MCを出力するステップA5を実行した後にス
テップA2へ移行する。尚、上記モニタキャンセル信号
MCは、入力されたモニタ開始命令信号MSに含まれる
台番号データと同じ台番号データを含んで成る。
【0029】集中管理装置8からのモニタ開始命令信号
MSにより指定されたパチンコ遊技機1に対応したテレ
ビカメラCMiが未使用状態であった場合(ステップA
4で「NO」)には、信号切換回路16の端子T1に上
記テレビカメラCMiを指定する信号SP1を出力する
と共に、テレビカメラCMiを動作させて上記被指定パ
チンコ遊技機1をズームイン状態で撮像させる制御を行
い(ステップA6、ルーチンA7)、この後にステップ
A2へ移行する。
【0030】従って、集中管理装置8に対して、当該集
中管理装置8からのモニタ開始命令信号MSにより指定
されたパチンコ遊技機1を映した画像信号が送出される
ことになる。
【0031】一方、前記ステップA3で「NO」と判断
した場合、つまり入力されたモニタ開始命令信号MSが
データステーション10からのものであった場合には、
その命令信号MSにより指定されたパチンコ遊技機1に
対応したテレビカメラCMiが既に使用中か否かを判断
する(ステップA8)。このとき、上記テレビカメラC
Miが使用中であった場合には、データステーション1
0へモニタキャンセル信号MCを出力するステップA9
を実行した後にステップA2へ移行する。
【0032】データステーション10からのモニタ開始
命令信号MSにより指定されたパチンコ遊技機1に対応
したテレビカメラCMiが未使用状態であった場合(ス
テップA8で「NO」)には、信号切換回路16の端子
T2に上記テレビカメラCMiを指定する信号SP2を
出力すると共に、テレビカメラCMiを動作させて上記
被指定パチンコ遊技機1をズームイン状態で撮像させる
制御を行い(ステップA10、ルーチンA11)、この
後にステップA2へ移行する。
【0033】従って、データステーション10に対し
て、当該データステーション10からのモニタ開始命令
信号MSにより指定されたパチンコ遊技機1を映した画
像信号が送出されることになる。
【0034】モニタ停止命令信号MEが入力された場合
(ステップA2で「YES」)には、その命令信号ME
に含まれる台番号データにより指定されたパチンコ遊技
機1に対応したテレビカメラCMiが使用中か否かを判
断し(ステップA12)、非使用状態であった場合には
ステップA1へ戻るが、使用中であった場合には当該テ
レビカメラCMiを初期位置に戻して動作停止させる初
期化動作ルーチンA13を実行した後にステップA2へ
移行する。
【0035】以上要するに、モニタ制御装置9は、集中
管理装置8或はデータステーション10からのモニタ開
始命令信号MSが与えられたときに、その信号MSによ
り指定されたパチンコ遊技機1に対応したテレビカメラ
CMiが他の命令により既に動作されていない状態時の
み、そのパチンコ遊技機1を撮像した画像信号を上記モ
ニタ開始命令信号MSの発生源へ送出するものであり、
また、集中管理装置8或はデータステーション10から
モニタ停止命令信号MEが与えられたときに上記画像信
号の送出を停止するようになっている。
【0036】さて、以下においては前記データステーシ
ョン10の具体的構成について図7〜図18を参照しな
がら説明する。
【0037】データステーション10が有するキーボー
ド11は、図7に示すようなキー配置となっている。即
ち、キーボード11は、「台データ」キーSW1、「打
止台」キーSW2、「ラッキー台」キーSW3、「終
了」キーSW4、スクロールキーSW5、「予約」キー
SW6、「予約取消」キーSW7、「モニタ」キーSW
8、「呼出」キーSW9、キャンセルキーSW10、テ
ンキーSWDを図示のように配置して成る。
【0038】図8にはデータステーション10の概略構
成が示されている。この図8において、カードリーダラ
イタ17は、前記カード挿入口12(図4参照)に対応
して設けられており、そのカード挿入口12を通じて挿
入された記録担体としてのIDカード(図19に符号1
2xを付して示す)からデータを読み取ると共に、その
読み取りデータをコンピュータにより構成された制御回
路18に与える。尚、上記IDカード12xは、例えば
パチンコホールに対し一定の入会金を支払った遊技客或
は他の条件を満たした遊技客に発行されるものであり、
この実施例では所定のデータを磁気記録した磁気カード
により構成されている。
【0039】ビルバリ機構19は、前記紙幣挿入口13
a(図4参照)に対応して設けられており、その紙幣挿
入口13aを通じて挿入された紙幣の真贋及び価額を判
定し、挿入紙幣が真正な1000円紙幣であった場合の
み制御回路18に入金信号SKを与え、これ以外の状態
では挿入紙幣を紙幣挿入口13aを通じて排出する。
【0040】スイッチング回路20は、モニタ制御装置
9を通じて与えられるテレビカメラCM1〜CMnによ
る画像信号をミキシング回路21を通じてデータモニタ
14に与える構成となっており、そのオンオフ状態は制
御回路18により制御されるようになっている。
【0041】上記ミキシング回路21は、スイッチング
回路20を介して与えられる画像信号と、制御回路18
から出力される画像データMDをミキシングし、そのミ
キシング画像をデータモニタ14により再生させるため
に設けられている。尚、スイッチング回路20のオフ状
態で制御回路18から画像データMDが出力された状態
では、データモニタ14にその画像データMDのみが再
生されることになる。
【0042】制御回路18は、キーボード11、カード
リーダライタ17、ビルバリ機構19からの出力を受け
ると共に、集中管理装置8及びモニタ制御装置9との間
でのデータ信号の授受、及び上記カードリーダライタ1
7、プリンタ13bの動作制御を行うようになってお
り、それらの入力信号及び予め設定されたプログラムに
基づいて図9〜図13に示すような制御を行う。そこ
で、以下においては上記制御内容について関連した作用
と共に説明する。
【0043】即ち、基本ルーチンを示す図9において、
キーボード11からの操作入力の有無を判断するステッ
プB1、集中管理装置8から送信されるデータステーシ
ョン用集計データΔXの受信状態を判断するステップB
2、集中管理装置8へ送信するデータの有無を判断する
ステップB3、内部タイマの動作状態を判断するステッ
プB4、ビルバリ機構19からの入金信号SKの入力状
態を判断するステップB5、カードリーダライタ17か
らの読み取りデータに基づいて挿入IDカード12xの
適否を判断するステップB6を繰り返し実行する。
【0044】尚、上記データステーション用集計データ
ΔXとしては、後の説明によって明らかになるように、
次に示す7種類の信号USo 、UEo 、HS、KS、F
S、YR、YCが設定されている。
【0045】打止発生信号USo …パチンコ遊技機1で
打止が発生したことを示す。打止停止信号UE0 …上記
打止状態が解除されたことを示す。非稼働検知信号HS
…パチンコ遊技機1が非稼働状態にあることを示す。稼
働検知信号KS…パチンコ遊技機1が稼働状態にあるこ
とを示す。特賞発生信号FS…パチンコ遊技機1で特賞
状態が発生したことを示す。予約停止データ信号YR…
パチンコ遊技機1の予約状態がその予約を行った遊技客
により解除されたことを示す。予約取消データ信号YC
…パチンコ遊技機1の予約状態がタイマによって強制的
に解除されたことを示す。
【0046】また、前記内部タイマは、キーボード11
の操作入力がない状態が一定時間継続したときに、デー
タモニタ14を所定のタイトル画面表示状態に戻すため
に設けられたものである。
【0047】キーボード11からの操作入力があった場
合(ステップB1で「YES」)には、その入力内容を
内部のキーボード用レジスタ(図示せず)にセットし
(ステップB7)、この後にはデータモニタ14が後述
の所定画面(図14、図15、図16に示す画面)を再
生した状態にあるか否かを判断する(ステップB8)。
上記画面を再生していない状態ではステップB10へ移
行するが、再生状態にあった場合には、前記ステップB
7においてキーボード用レジスタにセットされたデータ
のうち、テンキーSWDにより入力された数値データが
あった場合に、その数値データを上記再生画面中の所定
位置(図14、図15、図16参照)に新規入力台番号
NDとして表示するステップB9を実行した後にステッ
プB10へ移行する。
【0048】上記ステップB10ではキャンセルキーS
W10の操作状態を判断するものであり、キャンセルキ
ーSW10がオン操作されたときには、前記キーボード
用レジスタをリセットして前記新規入力台番号NDの表
示状態をキャンセルし(ステップB11)、紙幣(10
00円紙幣)を受け付けた状態(入金信号SKが入力さ
れた状態)、若しくはIDカード12xを受け付けた状
態(挿入IDカード12xが適正なものであると判断し
た状態)の何れかにあるか否かを判断する(ステップB
12)。この場合、紙幣またはIDカード12xの非受
け付け状態ではステップB2へ移行するが、受け付け状
態では、紙幣またはIDカード12xをビルバリ機構1
9或はカードリーダライタ17を通じて返却するステッ
プB13を実行した後にステップB2へ移行する。
【0049】キーボード11からの操作入力内容をキー
ボード用レジスタにセットした状態でキャンセルキーS
W10が操作されていなかった場合(ステップB10で
「NO」)には、キーボード操作の有効条件が成立した
か否かを判断する(ステップB14)。ここで、上記有
効条件は、「台データ」キーSW1、「打止台」キーS
W2、「ラッキー台」キーSW3がオン操作された各場
合、並びにテンキーSWDの操作後に「予約」キーSW
6、「予約取消」キーSW7、「モニタ」キーSW8、
「呼出し」キーSW9が操作された各場合に成立したも
のと認定するようになっている。
【0050】キーボード操作の有効条件が成立していな
いときにはステップB2へ移行するが、成立した場合に
は、前記内部タイマがタイマ動作中であったときに当該
内部タイマをリセットし(ステップB15、B16)、
終了キーSW4の操作状態を判断する(ステップB1
7)。
【0051】終了キーSW4がオン操作された場合に
は、データモニタ14がモニタ制御装置9からの画像信
号(データステーション10からのモニタ開始命令信号
MSに基づいてパチンコ遊技機1を映した画像信号)を
再生動作中か否かを判断し(ステップB18)、再生動
作中であった場合には、図示しない内部メモリに対し、
当該再生動作によりデータモニタ14に映し出されてい
るパチンコ遊技機1の台番号を指定する台番号データを
含むモニタ停止命令信号MEを記憶し(ステップB1
9)、この後にデータモニタ14をタイトル画面表示状
態に戻すステップB20を実行する。また、データモニ
タ14がモニタ制御装置9からの画像信号の再生動作を
行っていなかった場合には、ステップB19をジャンプ
してステップB20を実行するものであり、このステッ
プB20の実行後には前記ステップB12以降の制御を
行う。
【0052】内部タイマのリセット後において終了キー
SW4がオン操作されていなかった場合(ステップB1
7で「NO」)には、内部タイマのタイマ動作を開始さ
せ(ステップB21)、この後に表示処理ルーチンB2
2を実行する。
【0053】上記表示処理ルーチンB22は図10、図
11に示す内容となっている。
【0054】即ち、このルーチンB22では、図10、
図11に示すように、「台データ」キーSW1、「打止
台」キーSW2、「ラッキー台」キーSW3、「呼出」
キーSW9、スクロールキーSW5、「予約」キーSW
6、「予約取消」キーSW7、「モニタ」キーSW8の
各オン状態を順次判断する(ステップC1〜C8)。
【0055】「台データ」キーSW1がオン操作された
とき(ステップC1で「YES」)には、データモニタ
14が「台データ」画面を再生動作中か否かを判断する
(ステップC9)。
【0056】この「台データ」画面は、図14に示すよ
うに、集中管理装置8から送信される各パチンコ遊技機
1毎の管理用データのうち、遊技客がテンキーSWD及
び「呼出」キーSW9を利用して指定する所望のパチン
コ遊技機1に関する集計データΔB(この例では特賞回
数、打止回数)を、各パチンコ遊技機1の台番号データ
ΔAに対応させて順次表示すると共に、各パチンコ遊技
機1の後述するような予約状態、稼働状態、非稼働状態
(「空」の表示)、打止状態を示す状態データΔCを併
せて表示する画面である。
【0057】この場合、打止状態にないパチンコ遊技機
1については特賞回数を表示し、打止状態にあるパチン
コ遊技機1については打止回数を表示する。尚、上記の
ようなテンキーSWD及び「呼出」キーSW9によるパ
チンコ遊技機1の指定が行われていない初期状態では、
特賞状態或は打止状態となった時刻が最も新しい複数台
のパチンコ遊技機1に関する管理用データ(集計データ
ΔB)を上述同様に表示する構成となっている。
【0058】また、上記「台データ」画面の最下段には
メッセージ用ウインドウWMが設定され、そのメッセー
ジ用ウインドウWMの直上には、テンキーSWDを通じ
た前述の新規入力台番号NDが表示されると共に、「予
約」、「取消」、「モニタ」、「呼出」の各文字が一列
状に表示される構成となっている。上記各表示文字は、
夫々「予約」キーSW6、「予約取消」キーSW7、
「モニタ」キーSW8、「呼出」キーSW9に対応され
たもので、上記新規入力台番号NDの表示状態で操作さ
れたキーに対応したものが例えば点滅状態に切換えられ
る構成となっている。
【0059】「台データ」画面を再生動作中であった場
合(ステップC9で「YES」)には、図9に示すステ
ップB2へ戻るが、再生動作を行っていない場合には、
データモニタ14がモニタ制御装置9からの画像信号
(パチンコ遊技機1を映した画像信号)を再生動作中か
否かを判断する(ステップC10)。
【0060】このようなモニタ画像を再生中でなかった
場合には、スイッチング回路20をオフさせるステップ
C12へ移行するが、モニタ画像を再生動作中であった
場合には、図示しない内部メモリに対し、当該再生動作
によりデータモニタ14に映し出されているパチンコ遊
技機1の台番号を指定する台番号データを含むモニタ停
止命令信号MEを記憶し(ステップC11)、この後に
ステップC12を実行する。
【0061】次いで、上述した「台データ」画面用のミ
キシングデータMDを出力してミキシング回路21に与
え(ステップC13)、この後にステップB2へ戻る。
これにより、「台データ」キーSW1がオン操作された
ときには、データモニタ14に図14に示すような「台
データ」画面が表示されることになる。
【0062】「打止台データ」キーSW2がオン操作さ
れたとき(ステップC2で「YES」)には、データモ
ニタ14が「打止台」画面を再生動作中か否かを判断す
る(ステップC14)。
【0063】この「打止台」画面は、図15に示すよう
に、集中管理装置8から送信される各パチンコ遊技機1
毎の管理用データに基づいて、今現在において打止状態
にあるパチンコ遊技機1の台番号データΔAと当該パチ
ンコ遊技機1の打止回数を示す集計データΔBとを対応
させて一覧表示すると共に、各パチンコ遊技機1が現在
どのような状態にあるか(打止中、予約中の何れか)を
示す状態データΔCを表示する画面である。
【0064】また、上記「打止台」画面の最下段にはメ
ッセージ用ウインドウWMが設定され、そのメッセージ
用ウインドウWMの直上には、前記新規入力台番号ND
が表示されると共に、「予約」、「取消」、「モニタ」
の各文字及びスクロールキーSW5を示すアイコンが一
列状に表示される構成となっている。上記各表示文字及
びアイコンは、夫々「予約」キーSW6、「予約取消」
キーSW7、「モニタ」キーSW8、スクロールキーS
W5に対応されたもので、上記新規入力台番号NDの表
示状態で操作されたキーに対応したものが例えば点滅状
態に切換えられる構成となっている。
【0065】「打止台」画面を再生動作中であった場合
(ステップC14で「YES」)には、ステップB2へ
戻るが、再生動作を行っていない場合には、データモニ
タ14がモニタ制御装置9からの画像信号を再生動作中
か否かを判断する(ステップC15)。
【0066】このようなモニタ画像を再生中でなかった
場合には、スイッチング回路20をオフさせるステップ
C17へ移行するが、モニタ画像を再生動作中であった
場合には、図示しない内部メモリに対し、当該再生動作
によりデータモニタ14に映し出されているパチンコ遊
技機1の台番号を指定する台番号データを含むモニタ停
止命令信号MEを記憶し(ステップC16)、この後に
ステップC17を実行する。
【0067】次いで、上述した「打止台」画面用のミキ
シングデータMDを出力してミキシング回路21に与え
(ステップC18)、この後にステップB2へ戻る。こ
れにより、「打止台」キーSW2がオン操作されたとき
には、データモニタ14に図15に示すような「打止
台」画面が表示されることになる。
【0068】「ラッキー台」キーSW3がオン操作され
たとき(ステップC3で「YES」)には、データモニ
タ14が「ラッキー台」画面を再生動作中か否かを判断
する(ステップC19)。
【0069】この「ラッキー台」画面は、図16に示す
ように、集中管理装置8から送信される各パチンコ遊技
機1毎の管理用データに基づいて、所謂ラッキー台(当
日において打止回数或は特賞発生回数が設定回数以上に
達したパチンコ遊技機1)の台番号データΔAと打止回
数或は特賞発生回数を示す集計データΔBとを対応させ
て一覧表示すると共に、各パチンコ遊技機1のが現在ど
のような状態にあるか(打止中、予約中、稼働中、非稼
働中(「空」の表示)の何れか)を示す状態データΔC
を表示する画面である。
【0070】また、上記「ラッキー台」画面には、前記
「打止台」画面と同様に、最下段にメッセージ用ウイン
ドウWMが設定されていると共に、新規入力台番号ND
の他に「予約」、「取消」、「モニタ」の各文字及びス
クロールキーSW5を示すアイコンが一列状に表示され
る構成となっている。
【0071】「ラッキー台」画面を再生動作中であった
場合(ステップC19で「YES」)には、ステップB
2へ戻るが、再生動作を行っていない場合には、データ
モニタ14がモニタ制御装置9からの画像信号を再生動
作中か否かを判断する(ステップC20)。
【0072】このようなモニタ画像を再生中でなかった
場合には、スイッチング回路20をオフさせるステップ
C22へ移行するが、モニタ画像を再生動作中であった
場合には、図示しない内部メモリに対し、当該再生動作
によりデータモニタ14に映し出されているパチンコ遊
技機1の台番号を指定する台番号データを含むモニタ停
止命令信号MEを記憶し(ステップC21)、この後に
ステップC22を実行する。
【0073】次いで、上述した「ラッキー台」画面用の
ミキシングデータMDを出力してミキシング回路21に
与え(ステップC23)、この後にステップB2へ戻
る。これにより、「ラッキー台」キーSW3がオン操作
されたときには、データモニタ14に図16に示すよう
な「ラッキー台」画面が表示されることになる。
【0074】「呼出」キーSW9がオン操作されたとき
(ステップC4で「YES」)には、データモニタ14
が「台データ」画面を再生動作中か否かを判断し(ステ
ップC24)、再生動作を行っていなかった場合にはス
テップB2へ戻る。これに対して「台データ」画面の再
生動作が行われていた場合には、台データ出力処理ルー
チンC25を実行する。
【0075】このルーチンC25では、図14に示す
「台データ」画面中における「呼出」の文字を短時間だ
け点滅させると共に、上記画面中に表示された新規入力
台番号NDに対応したパチンコ遊技機1に関する前述の
ような集計データΔB(特賞回数、打止回数)及び台番
号データΔAなどを当該画面中に表示させるものであ
り、この後にステップB2へ戻る。
【0076】従って、データモニタ14に「台データ」
画面が表示されている状態で、遊技客がテンキーSWD
を操作して所望のパチンコ遊技機1の台番号を入力した
後に、「呼出」キーSW9をオン操作すれば、上記表示
画面中に上記パチンコ遊技機1に関する特賞回数、打止
回数を示す集計データΔB及び状態データΔCを台番号
データΔAなどと共に表示させることができる。
【0077】スクロールキーSW5がオン操作されたと
き(ステップC5で「YES」)には、データモニタ1
4に前記「打止台」画面及び「ラッキー台」画面の何れ
かが再生されているか否かを判断し(ステップC26、
C27)、上記画面が双方とも再生されていなかった場
合にはステップB2へ戻る。また、「打止台」画面が再
生されていたときには、その画面をスクロールするステ
ップC28を実行した後にステップB2へ戻り、「ラッ
キー台」画面が再生されていたときには、その画面をス
クロールするステップC29を実行した後にステップB
2へ戻る。
【0078】予約キーSW6がオン操作されたとき(図
11に示すステップC6で「YES」)には、データモ
ニタ14が予約可能画面(図14、図15、図16に示
す「台データ」画面、「打止台」画面、「ラッキー台」
画面の何れか)を再生動作中か否かを判断し(ステップ
C30)、再生動作を行っていなかった場合にはステッ
プB2へ戻るが、予約可能画面が再生されていたときに
は、図示しない内部メモリに記憶した後述の予約リスト
RLに基づいて、その予約可能画面中に表示された新規
入力台番号NDに対応したパチンコ遊技機1が予約済み
か否かを判断する(ステップC31)。
【0079】上記パチンコ遊技機1が予約済みであった
場合にはステップB2へ戻るが、まだ予約されていなか
った場合には、紙幣(1000円紙幣)を受け付けた状
態(入金信号SKが入力された状態)、若しくはIDカ
ード12xを受け付けた状態(挿入IDカード12xが
適正なものであると判断した状態)の何れかにあるか否
かを判断する(ステップC32)。
【0080】紙幣またはIDカード12xの非受け付け
状態では、データモニタ14のメッセージ用ウインドウ
WMに対し、1000円紙幣またはIDカード12xの
挿入を促すメッセージを表示するステップC33を実行
した後にステップB2へ戻る。これに対して、1000
円紙幣またはIDカード12xの受け付け状態では、デ
ータ画面14中における新規入力台番号NDに対応した
パチンコ遊技機1に関する状態データΔCの表示を「予
約中」に変更する(ステップC34)と共に、予約リス
ト変更ルーチンC35を実行する。
【0081】このルーチンC35では、内部メモリに記
憶した予約リストRLのうち、上記パチンコ遊技機1に
対応した予約リストRL中の予約フラグRFを、予約中
であることを示す状態(例えば「1」)に変更する動作
を行う。尚、この予約リストRLは、図18図(a)に
示すように、パチンコ遊技機1の台番号を特定するため
の識別データα1、当該パチンコ遊技機1の特賞回数及
び打止回数を夫々示すデータα2及びα3、パチンコ遊
技機1に対応したテレビカメラCMiによる撮像動作が
行われていることを示すモニタ中フラグMF、パチンコ
遊技機1が打止中であることを示す打止フラグUF、パ
チンコ遊技機1が非稼働状態にあることを示す非稼働フ
ラグKF、パチンコ遊技機1が予約されたことを示す予
約フラグRF、予約が紙幣の挿入により行われたもので
あるか或はIDカード12xの挿入により行われたもの
であるかを示す種別データα5を含んで成る。
【0082】次いで、図示しない内部メモリに予約スタ
ート信号RSの内容を記憶し(ステップC36)、この
後にIDカード12xを受け付けた状態にあるか否かを
判断する(ステップC37)。尚、上記予約スタート信
号RSは、図18(b)に示すように、パチンコ遊技機
1の台番号を特定するための識別データα1、当該パチ
ンコ遊技機1の予約のための信号であることを示す予約
データα4、その予約が1000円紙幣の挿入により行
われたものであるか否かを示す種別データα5を含んで
成る。尚、以下においては説明の便宜上、種別データα
5=「1」の状態が1000円紙幣の挿入により予約さ
れた場合を示し、種別データα5=「0」の状態がID
カード12xの挿入により予約された場合を示すものと
する。
【0083】ステップC37で「YES」と判断した場
合、つまりパチンコ遊技機1の予約がIDカード12x
によって行われた場合には、データ書換ルーチンC38
を実行するものであり、このルーチンC38では、カー
ドリーダライタ17を動作させて、当該IDカード12
xに予約したパチンコ遊技機1の台番号を示す識別デー
タα1を記録すると共に、そのIDカード12xを返却
し、この後にステップB2へ戻る。
【0084】ステップC37で「NO」と判断した場
合、つまりパチンコ遊技機1の予約が1000円紙幣の
挿入によって行われた場合には、予約レシート発行ルー
チンC39を実行するものであり、このルーチンC39
では、プリンタ13bを動作させて、予約したパチンコ
遊技機1の台番号などを表示(記録)した記録担体とし
ての図示しない予約レシート発行し、この後にステップ
B2へ戻る。
【0085】「予約取消」キーSW7がオン操作された
とき(ステップC7で「YES」)には、データモニタ
14が予約可能画面を再生動作中か否かを判断し(ステ
ップC40)、再生動作を行っていなかった場合にはス
テップB2へ戻るが、予約可能画面が再生されていたと
きには、その画面中における「取消」表示を点滅させ、
以て予約取消モードに入った旨の報知を行う(ステップ
C41)。
【0086】この報知後には、上記予約可能画面中に表
示された新規入力台番号NDに対応したパチンコ遊技機
1が予約済みか否かを判断し(ステップC42)、予約
済みでなかった場合にはステップB2へ戻る。これに対
して、上記パチンコ遊技機1が予約済みであった場合に
は、その予約がIDカード12xによるものか否かを判
断し(ステップC43)、「NO」の場合には、データ
モニタ14のメッセージ用ウインドウWMに対し例えば
IDカード12xによる予約以外は予約解除できない旨
を伝えるメッセージを表示し(ステップC44)、この
後にステップB2へ戻る。
【0087】パチンコ遊技機1の予約がIDカード12
xによるものであった場合(ステップC43で「YE
S」)には、適正なIDカード12xを受け付けた状態
にあるか否かを判断し(ステップC45)、IDカード
12xを受け付けていない状態では、データモニタ14
のメッセージ用ウインドウWMに対しIDカード12x
の挿入を促すメッセージを表示するステップC46を実
行した後にステップB2へ戻る。
【0088】これに対して、IDカード12xを受け付
けた状態では、そのIDカード12xに記録された識別
データα1(予約パチンコ遊技機1の台番号を示す)
が、前述のように予約可能画面中に表示された新規入力
台番号NDと一致するか否かを判断し(ステップC4
7)、不一致の場合には当該IDカード12xを返却す
るステップC48を実行してステップB2へ戻る。
【0089】識別データα1と新規入力台番号NDが一
致したときには、IDカード12xに記録された識別デ
ータα1を削除してそのIDカード12xを返却するデ
ータ消去ルーチンC49を実行した後に、データモニタ
14中における予約取消対象のパチンコ遊技機1に関す
る状態データΔCの表示を「予約中」からその時点での
実際の状態(「打止中」、「稼働中」、「空」の何れ
か)を示す表示に変更する(ステップC50)。
【0090】この後には、予約リストRL中の予約フラ
グRFを元の状態(例えば「0」)に戻す予約リスト復
帰ルーチンC51、図示しない内部メモリに予約キャン
セル信号RCを記憶するステップC52、並びにデータ
モニタ14による再生画面中における「取消」表示の点
滅状態を解除(つまり予約取消モードにある旨を報知し
た状態をリセット)するステップC53を順次実行して
ステップB2へ戻る。尚、上記予約キャンセル信号RC
は、図18(c)に示すように、パチンコ遊技機1の台
番号を特定するための識別データα1、当該パチンコ遊
技機1の予約解除のための信号であることを示す予約解
除データα6を含んで成る。
【0091】モニタキーSW8がオン操作されたとき
(ステップC8で「YES」)には、データモニタ14
が予約可能画面を再生動作中か否かを判断し(ステップ
C54)、再生動作を行っていなかった場合にはステッ
プB2へ戻るが、予約可能画面が再生されていたときに
は、予約可能画面中に表示された新規入力台番号NDを
台番号データとして含むモニタ開始命令信号MSを内部
メモリに記憶する(ステップC55)。
【0092】この後には、スイッチング回路20をオン
するステップC56を実行して、モニタ制御装置9から
の画像信号がデータモニタ14に与えられるように切換
え、この後にミキシング回路21にモニタ画面用のミキ
シングデータMDを出力するステップC57を実行した
後にステップB2へ戻る。この場合に出力されるミキシ
ングデータMDは、図17に示すように、上記モニタ開
始命令信号MSに含まれる台番号データΔA、その台番
号のパチンコ遊技機1に関する特賞回数データΔB及び
状態データΔCを含むものであり、モニタ制御装置9か
らの画像信号の再生の邪魔にならないようにデータモニ
タ14の下方位置に再生される。
【0093】図9に翻って、集中管理装置8から送信さ
れるデータステーション用集計データΔX(打止発生信
号USo 、打止停止信号UE0 、非稼働検知信号HS、
稼働検知信号KS、特賞発生信号FS、予約停止データ
信号YR、予約取消データ信号YC)を受信したとき
(ステップB2で「YES」)には、内部メモリに対
し、その受信データΔXをパチンコ遊技機1及び項目毎
に整理しながら更新記憶する受信処理ルーチンB23を
実行するものであり、このように整理したデータが前述
した「台データ」画面などに表示される集計データΔB
及び状態データΔCとして利用される。
【0094】具体的には、このルーチンB23では、
…打止発生信号USo 及び打止停止信号UE0 に基づい
て、パチンコ遊技機1毎の打止回数を累算して集計デー
タΔBを得ると共に、各パチンコ遊技機1が打止中にあ
るか否かを示す状態データΔCを記憶し、…非稼働検
知信号HS及び稼働検知信号KSに基づいて、各パチン
コ遊技機1が非稼働中か或は稼働中かを示す状態データ
ΔCを記憶し、…特賞発生信号FSに基づいて、パチ
ンコ遊技機1毎の特賞回数を累算して集計データΔBを
得、…予約停止データ信号YR及び予約取消データ信
号YCに基づいて、各パチンコ遊技機1が予約中か否か
を示す状態データΔCを記憶する、という各制御を行う
構成となっている。
【0095】集中管理装置8へ送信するデータの有無を
判断するステップB3では、内部メモリに対し前述のよ
うに記憶されたモニタ開始命令信号MS、モニタ停止命
令信号ME、予約スタート信号RS、予約キャンセル信
号RCの有無を判断するものであり、「YES」と判断
した場合には送信処理ルーチンB24を実行する。この
ルーチンB24では、内部メモリにモニタ開始命令信号
MS或はモニタ停止命令信号MEが記憶されていた場合
に、その信号をモニタ制御装置4へ送信し、内部メモリ
に予約スタート信号RS或は予約キャンセル信号RCが
記憶されていた場合に、その信号を集中管理装置8へ送
信する。
【0096】内部タイマが動作中であった場合(ステッ
プB4で「YES」)には、そのタイマがタイムアップ
したとき(ステップB25で「YES」)のみ、データ
モニタ14がモニタ制御装置9からの画像信号を再生動
作中か否かを判断し(ステップB26)、再生動作中で
あった場合には、図示しない内部メモリに対し、当該再
生動作によりデータモニタ14に映し出されているパチ
ンコ遊技機1の台番号を指定する台番号データを含むモ
ニタ停止命令信号MEを記憶し(ステップB27)、こ
の後にデータモニタ14をタイトル画面表示状態に戻す
ステップB28を実行してステップB5へ移行する。ま
た、データモニタ14がモニタ制御装置9からの画像信
号の再生動作を行っていなかった場合には、ステップB
27をジャンプしてステップB28以降の制御を行う。
【0097】ビルバリ機構19から入金信号SKが入力
された場合(ステップB5で「YES」)、つまり紙幣
挿入口13aに1000円紙幣が挿入された場合には、
図12に具体的内容を示す紙幣処理ルーチンB29を実
行するものであり、以下においてはこのルーチンB29
について説明する。
【0098】即ち、図12において、紙幣処理ルーチン
B29では、IDカード12xを受け付けた状態にある
か否かを判断し(ステップD1)、受け付け状態では挿
入紙幣を返却するステップD2を実行してステップB6
へ移行する。
【0099】IDカード12xの非受け付け状態では、
データモニタ14中のメッセージ用ウインドウMWに1
000円紙幣の投入を促すメッセージを表示中か否かを
判断し(ステップD3)、そのメッセージを表示中であ
った場合には、図11に示す前記ステップC34以降の
制御を実行する。
【0100】上記メッセージを表示していなかった場合
には、データモニタ14がタイトル画面を表示中か否か
を判断し(ステップD4)、表示中であった場合には、
挿入紙幣を返却する前記ステップD2を実行してステッ
プB6へ移行し、タイトル画面を表示していなかった場
合には、データモニタのメッセージ用ウインドウWMに
対し、1000円紙幣を受け付けた旨のメッセージを表
示させるステップD5を実行した後にステップB6へ移
行する。
【0101】図9に翻って、カード挿入口12に挿入さ
れたIDカード12xが適正なものであると判断した場
合(ステップB6で「YES」)には、図13に具体的
内容を示すIDカード処理ルーチンB30を実行するも
のであり、以下においてはこのルーチンB30について
説明する。
【0102】図13において、IDカード処理ルーチン
B30では、1000円紙幣を受け付けた状態にあるか
否かを判断し(ステップE1)、受け付け状態では挿入
IDカード12xを返却するステップE2を実行してス
テップB1へ移行する。
【0103】1000円紙幣の非受け付け状態では、デ
ータモニタ14中のメッセージ用ウインドウMWにID
カード12xの投入を促すメッセージを表示中か否かを
判断し(ステップE3)、そのメッセージを表示中であ
った場合には、前述した予約取消モードにあるか否かを
判断する(ステップE4)。このとき、予約取消モード
にあった場合には、図11に示すステップC47移行の
制御を実行し、予約取消モード以外の状態であった場合
には、図11に示す前記ステップC34以降の制御を実
行する。
【0104】上記メッセージを表示していなかった場合
(ステップE3で「NO」)には、データモニタ14が
タイトル画面を表示中か否かを判断し(ステップE
5)、表示中であった場合には、挿入IDカード12x
を返却する前記ステップE2を実行してステップB1へ
移行し、タイトル画面を表示していなかった場合には、
データモニタのメッセージ用ウインドウWMに対し、I
Dカード12xを受け付けた旨のメッセージを表示させ
るステップE6を実行した後にステップB1へ移行す
る。
【0105】以上説明したデータステーション10の主
な機能は以下の通りである。
【0106】…キーボード11の「台データ」キーS
W1が操作された状態では、パチンコホール内のパチン
コ遊技機1に関する管理用データ(打止回数、特賞回
数)のうち、キーボード11のテンキーSWD、「呼
出」キーSW9を通じて指定されたパチンコ遊技機1の
管理用データを、当該パチンコ遊技機1の現況を示すデ
ータ(予約状態、稼働状態、非稼働状態、打止状態の何
れか)と共にデータモニタ14に表示する。
【0107】…キーボード11の「打止台」キーSW
2の操作に応じて、今現在において打止状態にある全パ
チンコ遊技機1の台番号を、その打止回数及び当該パチ
ンコ遊技機1の現況を示すデータと共にデータモニタ1
4に表示する(但し、1画面で表示できないときはスク
ロールキーSW5を併用する必要あり)。
【0108】…キーボード11の「ラッキー台」キー
SW3の操作に応じて、当日において打止回数或は特賞
発生回数が設定回数以上に達した全パチンコ遊技機1の
台番号を、その打止回数或は特賞回数及び当該パチンコ
遊技機1の現況を示すデータと共にデータモニタ14に
表示する(但し、1画面で表示できないときはスクロー
ルキーSW5を併用する必要あり)。
【0109】…紙幣挿入口13aを通じて1000円
紙幣が挿入された状態において、テンキーSWDにより
パチンコ遊技機1の台番号が指定された後に「予約」キ
ーSW6が操作されたときには、その指定パチンコ遊技
機1を予約状態に切換えるための予約スタート信号RS
を集中管理装置8へ送信すると共に、当該パチンコ遊技
機1の台番号などを表示した予約レシートを発行する。
【0110】…カード挿入口12を通じてIDカード
12xが挿入された状態において、テンキーSWDによ
りパチンコ遊技機1の台番号が指定された後に「予約」
キーSW6が操作されたときには、その指定パチンコ遊
技機1を予約状態に切換えるための予約スタート信号R
Sを集中管理装置8へ送信すると共に、上記IDカード
12xに予約パチンコ遊技機1の台番号を示す識別デー
タα1を記憶し、そのIDカード12xを返却する。
【0111】…テンキーSWDによりパチンコ遊技機
1の台番号が指定された後に「モニタ」キーSW8が操
作されたときには、その指定パチンコ遊技機1をテレビ
カメラCMiを通じて撮像した画像をデータモニタ14
で再生する。
【0112】さて、以下においては前記呼出ランプユニ
ット7の具体的構成及びこれに関連した部分の構成につ
いて図19〜図24を参照しながら説明する。
【0113】まず、呼出ランプユニット7の外観を示す
図19において、矩形状の本体ケース22の前面には、
後述の光信号受信用の窓部23、自動復帰形の押しボタ
ンスイッチより成る呼出ボタン24、対応するパチンコ
遊技機1が一旦発生した特賞状態の終了後においても同
一遊技客による遊技が許容された所謂持たせ状態にある
ことを表示する持たせ表示ランプ25が設けられてい
る。
【0114】また、本体ケース22の上部には、対応す
るパチンコ遊技機1或は玉貸機6に対し不正が行われた
ことを示す不正表示ランプ26、対応するパチンコ遊技
機1が特賞中であることを表示する特賞表示ランプ2
7、呼出ランプ28が三段積み状に設けられていると共
に、呼出ランプ28の上面には、対応するテレビカメラ
CM1〜CMnによる撮像範囲に臨んだ状態のモニタラ
ンプ29が設けられている。尚、呼出ランプユニット7
の背面には、パチンコホール従業員のみが操作可能なリ
セットスイッチ30が設けられている。
【0115】さらに、本体ケース22には、カードリー
ダライタ31が設けられており、このカードリーダライ
タ31のカード挿入口31aに前記IDカード12xを
挿入可能に構成されている。
【0116】呼出ランプユニット7の電気的構成の要部
を関連構成と共に示す図20において、パチンコ遊技機
1からは、アウト玉数を示すアウト玉数信号Sa、セー
フ玉数を示すセーフ玉数信号Sb、特賞状態にあること
を示す繰返しパルス状の特賞信号Sc、盤面に磁石が近
付けられたことを示す不正信号Sdが出力されて呼出ラ
ンプユニット7に与えられるようになっている。
【0117】また、パチンコ遊技機1に対応して設けら
れた稼働状態検出回路34からは、そのパチンコ遊技機
1の非稼働状態を示す非稼働信号Seが出力されて呼出
ランプユニット7に与えられるようになっており、この
稼働状態検出回路32の具体的構成については後で説明
することにする。
【0118】玉貸機6からは、パチンコ玉の貸出数(放
出数)を示す貸出玉信号Sfが出力されて呼出ランプユ
ニット7に与えられるようになっている。
【0119】呼出ランプユニット7からパチンコ遊技機
1に対しては、予約信号Sg及び打止信号Shが与えら
れるようになっており、これら予約信号Sg及び打止信
号Shは、パチンコ遊技機1に設けられた前記第1のラ
ッチ回路4及び第2のラッチ回路5(図3参照)に夫々
与えられるようになっている。
【0120】呼出ランプユニット7から玉貸機6に対し
ては玉貸信号Siが与えられるようになっており、玉貸
機6は玉貸信号Siが入力されたときには、1000円
相当量のパチンコ玉を放出する構成となっている。
【0121】前記稼働状態検出回路32は図21に示す
ような構成となっている。即ち、図21において、パチ
ンコ玉検知スイッチ32aは、パチンコ遊技機1の上皿
内のパチンコ玉の有無を検知し、検知パチンコ玉がある
状態でハイレベル信号を出力し、検知パチンコ玉がない
状態でローレベル信号を出力する。ハンドルスイッチ3
2bは、パチンコ遊技機1のパチンコ玉発射機構が操作
された状態でハイレベル信号を出力し、パチンコ玉の非
操作状態でローレベル信号を出力する。圧力検知スイッ
チ32cは、パチンコ遊技機1用の椅子に設けられたも
ので、その椅子に人が座った状態でハイレベル信号を出
力し、人が座っていない状態でローレベル信号を出力す
る。
【0122】AND回路32dは、上記各検知スイッチ
32a、32b、32cからの出力信号を夫々NOT回
路32e、32f、32gを各別に介して受けるように
なっており、パチンコ遊技機1の上皿内にパチンコ玉が
ない状態、パチンコ玉発射機構が操作されていない状
態、パチンコ遊技機1用の椅子に人が座っていない状態
の3条件が全て満たされた場合のみハイレベル信号を出
力する。
【0123】立ち上がりトリガタイプの単安定マルチバ
イブレータ32hは、各検知スイッチ32a、32b、
32cからの出力信号をOR回路32iを介して受ける
ようになっており、パチンコ遊技機1の上皿内にパチン
コ玉が供給された状態、パチンコ玉発射機構が操作され
た状態、パチンコ遊技機1用の椅子に人が座った状態の
少なくとも一つが出現したときに単安定パルス信号を出
力するようになっている。
【0124】タイマ回路32jは、セット端子SにAN
D回路32dからのハイレベル信号を受けたときにタイ
マ動作を開始し、リセット端子Rに単安定マルチバイブ
レータ32hからの単安定パルス信号を受けたときにタ
イマ動作を停止する構成となっており、タイマ動作を停
止した状態での出力信号を、パチンコ遊技機1が非稼働
状態あることを示す前記非稼働信号Seとして遊技機制
御手段たる制御部34の入力端子Q4に与えるようにな
っている。
【0125】図20に翻って、呼出ランプユニット7
は、以下のような構成となっている。
【0126】特賞信号入力回路33は、パチンコ遊技機
1からの繰返しパルス状の特賞信号Scを連続的なレベ
ル信号に変換して制御部34の入力端子Q1に与える。
フリップフロップ35は呼出ボタン24が押圧操作され
る毎にトリガされて出力を反転させるものであり、その
出力信号を制御部34の入力端子Q2に与える。
【0127】不正信号入力回路36は、パチンコ遊技機
1からの不正信号Sdを受ける毎に立ち上がるトリガ信
号Sjを出力する構成となっており、そのトリガ信号S
jをDフリップフロップ37のクロック端子に与える。
このDフリップフロップ37は、データ端子Dにハイレ
ベル信号を受けると共に、その出力を制御部34の入力
端子Q3に与えるようになっており、従ってパチンコ遊
技機1からの不正信号Sdが出力されたときには、制御
部34の入力端子Q3にハイレベル信号が与えられるこ
とになる。尚、このDフリップフロップ37は、リセッ
トスイッチ30のオン操作に応じて初期状態(ローレベ
ル信号を出力した状態)に戻されるようになっている。
【0128】アウト玉数信号入力回路38は、パチンコ
遊技機1からのアウト玉数信号Saにより示される数値
をアウト玉数レジスタ39に記憶させるようになってお
り、このアウト玉数レジスタ39は、記憶数値Naを制
御部34の入力端子Q5に与えると共に、制御部34か
らの指令によりリセットされる構成となっている。
【0129】セーフ玉数信号入力回路40は、パチンコ
遊技機1からのセーフ玉数信号Sbにより示される数値
をセーフ玉数レジスタ41に記憶させるものであり、こ
のセーフ玉数レジスタ41は、記憶数値Nbを制御部3
4の入力端子Q6に与えると共に、制御部34からの指
令によりリセットされる構成となっている。
【0130】貸出玉信号入力回路42は、玉貸機6から
の貸出玉信号Sfにより示される貸出パチンコ玉数を貸
出玉数レジスタ43に記憶させるようになっており、そ
の貸出玉数レジスタ43は、記憶した貸出パチンコ玉数
Nfを制御部34の入力端子Q7に与えると共に、制御
部34からの指令によりリセットされる構成となってい
る。
【0131】前記カードリーダライタ31は、挿入され
たIDカード12xから読み取ったデータを制御部34
の入力端子Q8に与えると共に、上記IDカード12x
の記憶内容を制御部34から指令に基づいて書換えるよ
うに構成されている。
【0132】光信号受信回路44は、前記窓部23に対
応して設けられたもので、パチンコホール従業員が携帯
する図示しない光信号送信機からの例えば2種類の光信
号S1、S2を受信するようになっており、各受信光信
号を電気的な客交替信号CHi、予約解除信号Rrに変
換して制御部34の入力端子Q9に与える。
【0133】この場合、光信号S1はパチンコ遊技機1
の遊技客の交替を確認した場合に出力し、光信号S2は
遊技客から前記予約レシートの提示があった場合におい
て当該予約レシートに表示された台番号データに対応し
たパチンコ遊技機1が非稼働状態であったときに出力す
るものである。
【0134】制御部34は、コンピュータを含んで構成
されたもので、前記予約信号Sg及び打止信号Shを夫
々予約信号出力回路45及び打止信号出力回路46を通
じてパチンコ遊技機1に与える動作、前記玉貸信号Si
を玉貸信号出力回路47を通じて玉貸機6に与える動
作、前記持たせ表示ランプ25、不正表示ランプ26、
特賞表示ランプ27、呼出ランプ28及びモニタランプ
29の点灯状態を夫々ドライバ48〜52を介して制御
する動作、前記集中管理装置8に対しデータ送信回路5
3及び多重通信ラインL1を介して信号及びデータを送
信する動作を、上述のような入力端子Q1〜Q9に対す
る各入力信号、入力端子Q10に対して集中管理装置8
から多重通信ラインL2及びデータ受信回路54を介し
て与えられる信号及びデータ、並びに予め記憶したプロ
グラムに基づいて制御するものであり、以下においては
その制御内容について図22〜図24を参照しながら説
明する。
【0135】即ち、図22〜図24において、入力端子
Q1に対する特賞信号Scの入力状態の判断ステップF
1、特賞表示ランプ27の点灯状態の判断ステップF
2、入力端子Q2に対する入力信号レベルを判断するス
テップF3、呼出ランプ28の点灯状態の判断ステップ
F4、入力端子Q3に対する入力信号レベルを判断する
ステップF5、不正表示ランプ26の点灯状態の判断ス
テップF6、入力端子Q9に対する入力信号(客交替信
号CHi或は予約解除信号Rr)の有無を判断するステ
ップF7、入力端子Q8に対する入力信号(カードリー
ダライタ31がIDカード12xから読み取ったデー
タ)の有無を判断するステップF8、入力端子Q12に
対する入力信号の有無を判断するステップF9、内部に
設定された予約保留タイマ、予約キャンセルタイマ、延
長タイマ(何れも図示せず)のタイムアップ状態を判断
するステップF10、F11、F12を繰り返し実行す
る。
【0136】入力端子Q1に特賞信号Scが入力された
状態(ステップF1で「YES」)において、特賞表示
ランプ27が点灯されていなかった場合には、その表示
ランプ27を点灯させると共に、特賞開始信号STを集
中管理装置8へ送信し、この送信後において持たせ表示
ランプ25が点灯されていた場合には、その表示ランプ
25を消灯させ(ステップF13〜F17)、この後に
ステップF3へ移行する。また、上記のようなステップ
F13、F16において、特賞表示ランプ27が点灯さ
れていた場合、並びに持たせ表示ランプ25が消灯され
ていた場合にもステップF3へ移行する。
【0137】特賞信号Scの非入力状態で特賞表示ラン
プ27が点灯されていた場合(ステップF2で「YE
S」)には、その表示ランプ27を消灯させると共に、
特賞停止信号ETを集中管理装置8へ送信する(ステッ
プF18、F19)。この後には、持たせ表示ランプ2
5が点灯中か否かを判断し(ステップF20)、点灯中
であった場合にはステップF3へ移行するが、点灯され
ていなかった場合には、内部に設定された図示しない予
約メモリに予約データα4が記憶されているか否かを判
断する(ステップF21)。尚、上記予約データα4
は、後述の説明から明らかなようにパチンコ遊技機1が
予約状態にある場合に予約メモリに記憶されているもの
である。
【0138】予約データα4が記憶されていない場合に
はステップF3へ移行するが、記憶されていた場合、つ
まりパチンコ遊技機1が予約状態にある場合には、予約
信号出力回路45を通じてパチンコ遊技機1に予約信号
Sgを出力する(ステップF22)。
【0139】すると、パチンコ遊技機1にあっては、そ
の盤面1aを覆うガラス板1bに設けられた液晶パネル
2を第1のモードで動作させることにより、図1(b)
に示すように、盤面1aを光学的に遮蔽して実質的な遊
技不能状態に切換わると共に、その液晶パネル2を通じ
て「予約中」にある旨の表示を行うようになる。
【0140】次いで、内部に設定された予約キャンセル
タイマをスタートさせ(ステップF23)、この後に予
約遊技客呼出用の店内放送を指令するための第1の予約
呼出信号SMe1を集中管理装置8へ送信するステップ
F24を実行してステップF3へ移行する。
【0141】入力端子Q2の入力信号レベルが「H」で
あった場合(ステップF3で「YES」)、つまり呼出
ボタン24の押圧操作に応じてフリップフロップ35の
出力が「H」レベルに反転された場合において、呼出ラ
ンプ28が点灯されていなかった場合には、その呼出ラ
ンプ28を点灯させると共に、呼出開始信号SYを集中
管理装置8へ送信し(ステップF25〜F27)、この
後にステップF5へ移行する。また、ステップF25に
おいて呼出ランプ28が点灯されていた場合にもステッ
プF5へ移行する。
【0142】入力端子Q2の入力信号レベルが「L」の
状態(フリップフロップ35の出力が「L」レベルに反
転されている状態)において、呼出ランプ28が点灯さ
れていた場合(ステップF4で「YES」)には、その
呼出ランプ28を消灯させると共に、呼出停止信号EY
を集中管理装置8へ送信し(ステップF28、F2
9)、この後にステップF5へ移行する。
【0143】入力端子Q3に対する入力信号レベルが
「H」であった場合(ステップF5で「YES」)、つ
まりパチンコ遊技機1から不正信号Sdが出力された場
合において、不正表示ランプ26が点灯されていなかっ
た場合には、その表示ランプ26を点灯させると共に、
不正開始信号SFを集中管理装置8へ送信し(ステップ
F30〜F32)、この後に図23に示すステップF7
へ移行する。また、ステップF30において、不正表示
ランプ26が点灯されていた場合にもステップF7へ移
行する。
【0144】入力端子Q3の入力信号レベルが「L」の
状態(パチンコ遊技機1が不正信号Sdの出力を停止し
た状態)において、不正表示ランプ26が点灯されてい
た場合(ステップF6で「YES」)には、その表示ラ
ンプ26を消灯させると共に、不正停止信号EFを集中
管理装置8へ送信し(ステップF33、F34)、この
後にステップF7へ移行する。
【0145】図23において、入力端子Q9に入力信号
があった場合(ステップF7で「YES」)には、その
入力信号の種類(客交替信号CHi、予約解除信号Rr
の何れか)を判断する(ステップF35、F36)。
【0146】客交替信号CHiが入力された場合には、
前記打止信号Shの非出力状態時のみ、特賞表示ランプ
27の点灯状態を判断する(ステップF37、F3
8)。特賞表示ランプ27が点灯されていた状態におい
て、持たせ表示ランプ25が点灯されていなかった場合
には、その表示ランプ25を点灯させると共に、持たせ
信号Smを集中管理装置8へ送信し(ステップF39〜
F41)、この後にステップF36へ移行する。また、
持たせ表示ランプ25が点灯されていた場合にもステッ
プF36へ移行する。
【0147】客交替信号CHiの入力時において、打止
信号Shの非出力状態で特賞表示ランプ27が消灯され
ていた場合(ステップF38で「NO」)には、パチン
コ遊技機1において客交替があったことを示す客交替信
号SCHを送信し(ステップF42)、この後に予約メ
モリに予約データα4が記憶されているか否かを判断す
る(ステップF43)。
【0148】予約データα4が記憶されていない場合に
はステップF47へ移行するが、予約データα4が記憶
されていた場合、つまりパチンコ遊技機1が予約状態に
ある場合には、予約信号出力回路45を通じてパチンコ
遊技機1に予約信号Sgを出力して、当該パチンコ遊技
機1に設けられた液晶パネル2を第1のモードで動作さ
せ、これにより図1(b)に示すように、パチンコ遊技
機1の盤面1aを光学的に遮蔽した状態(実質的な遊技
不能状態)に切換えると共に、「予約中」の表示を行う
(ステップF44)。
【0149】次いで、内部に設定された予約キャンセル
タイマをスタートさせ(ステップF45)、この後に店
内放送を指令するための第1の予約呼出信号SMe1を
集中管理装置8へ送信するステップF46を実行してス
テップF47へ移行する。このステップF47において
は、持たせ表示ランプ25の点灯状態を判断するもので
あり、非点灯状態であった場合にはステップF36へ移
行し、点灯状態であった場合には持たせ表示ランプ25
を消灯させるステップF48を実行してステップF36
へ移行する。
【0150】一方、予約解除信号Rrが入力された場合
(ステップF36で「YES」)には、予約信号Sgを
出力中か否かを判断し(ステップF49)、非出力状態
時にはステップF8へ移行するが、出力状態時には予約
信号Sgの出力を停止する(ステップF50)。これに
より、パチンコ遊技機1にあっては、液晶パネル2を動
作停止させて前面ガラス1bの光透過率を高めるように
なり、以て遊技可能状態に戻るようになる。
【0151】この後には、内部に設定された予約キャン
セルタイマ及び延長タイマをリセットし(ステップF5
1)、内部に設定された予約メモリに種別データα5が
記憶されている場合に、その種別データα5が「1」で
あるか否か、つまり予約が1000円紙幣の投入に応じ
て行われたものであるか否かを判断する(ステップF5
2)。
【0152】種別データα5が「0」であった場合、つ
まりパチンコ遊技機1の予約がIDカード12xにより
行われたものであった場合には、予約停止信号SRrを
集中管理装置8へ送信するステップF54、前記予約メ
モリの記憶内容を初期化するステップF55を実行して
ステップF8へ移行する。これに対して、種別データα
5が「1」であった場合、つまりパチンコ遊技機1の予
約が1000円紙幣の挿入により行われたものであった
場合には、玉貸機6に対し玉貸信号出力回路47を通じ
て玉貸信号Siを与えるステップF53を実行した後に
ステップF54以降の制御を実行し、これにより玉貸機
6から1000円相当量のパチンコ玉を放出させる。
【0153】入力端子Q8にカードリーダライタ31か
らの入力信号があった場合(ステップF8で「YE
S」)には、その入力信号中の識別データα1(データ
ステーション10での予約に応じてIDカード12xに
記録されるもので、予約対象のパチンコ遊技機1の台番
号を特定するデータ)が、予約メモリに後述のようにし
て記憶されている識別データα1と一致するか否かを判
断し(ステップF56)、不一致の場合にはステップF
9へ移行する。
【0154】カードリーダライタ31を通じて入力され
た信号中の識別データα1と予約メモリに記憶されてい
る識別データα1とが一致した場合には、予約信号Sg
の出力状態を判断する(ステップF57)。予約信号S
gを出力していない場合にはステップF9へ移行する
が、出力中であった場合には予約信号Sgの出力を停止
してパチンコ遊技機1を遊技可能状態に戻し(ステップ
F58)、この後に内部に設定された予約キャンセルタ
イマ及び延長タイマをリセットする(ステップF5
9)。さらに、この後に、予約停止信号SRrを集中管
理装置8へ送信するステップF60、前記予約メモリの
記憶内容を初期化するステップF61を実行してステッ
プF9へ移行する。
【0155】入力端子Q12に集中管理装置8からの入
力信号があった場合(ステップF9で「YES」)に
は、その入力信号の種類(前述したモニタ開始命令信号
MS、モニタ停止命令信号ME及び予約キャンセル信号
RC、後述する打止開始信号US及び打止停止信号U
E、同じく前述した予約スタート信号RSの何れか)を
判断するステップF62〜F64、図24に示すF65
〜F67を実行する。
【0156】モニタ開始命令信号MSが入力されたとき
(ステップF62で「YES」)には、モニタランプ2
9の点滅動作状態を判断し(ステップF68)、動作状
態ではそのままステップF63へ移行するが、非動作状
態ではモニタランプ29を点滅させるステップF69を
実行した後にステップF63へ移行する。
【0157】尚、このようなモニタランプ29の点滅状
態は、前記データステーション10のデータモニタ14
に前述のようにして再生される画像(パチンコ遊技機1
を撮像した画像)により確認できるようになるものであ
り、これにてモニタ対象のパチンコ遊技機1を上記再生
画像中で確実且つ容易に確認できるようになる。
【0158】モニタ停止命令信号MEが入力されたとき
(ステップF63で「YES」)には、モニタランプ2
9を消灯させるステップF70を実行した後にステップ
F64へ移行する。
【0159】予約キャンセル信号RCが入力されたとき
(ステップF64で「YES」)には、その予約キャン
セル信号RC中の識別データα1(予約解除対象のパチ
ンコ遊技機1の台番号を特定するデータ)が、予約メモ
リに後述のようにして記憶されている識別データα1と
一致するか否かを判断し(ステップF71)、不一致の
場合には図24に示すステップF65へ移行する。
【0160】入力された予約キャンセル信号RC中の識
別データα1と予約メモリに記憶されている識別データ
α1とが一致した場合には、予約メモリの記憶内容を初
期化し(ステップF72)、予約信号Sgの出力状態を
判断する(ステップF73)。予約信号Sgを出力して
いない場合にはステップF65へ移行するが、出力中で
あった場合には予約信号Sgの出力を停止してパチンコ
遊技機1を遊技可能状態に戻し(ステップF74)、こ
の後に内部に設定された予約キャンセルタイマ及び延長
タイマをリセットするステップF75を実行してステッ
プF65へ移行する。
【0161】図24において、打止開始信号USが入力
されたとき(ステップF65で「YES」)には、パチ
ンコ遊技機1に対し打止信号出力回路46を通じて打止
信号Shを出力する(ステップF76)。すると、上記
パチンコ遊技機にあっては、液晶パネル2を第2のモー
ドで動作させ、これにより図1(c)に示すように、パ
チンコ遊技機1の盤面1aを光学的に遮蔽した状態(実
質的な遊技不能状態)に切換えると共に、「打止中」の
表示を行うようになる。次いで、内部に設定された予約
保留タイマをスタートさせ(ステップF77)、この後
にステップF66へ移行する。
【0162】打止停止信号UEが入力されたとき(ステ
ップF66で「YES」)には、前記打止信号Shを出
力停止する(ステップF78)。これにより、パチンコ
遊技機1にあっては、液晶パネル2を動作停止させて前
面ガラス1bの光透過率を高めるようになり、以て遊技
可能状態に戻るようになる。この後には、前記予約保留
タイマの動作状態を判断し(ステップF79)、タイマ
動作中であった場合にこれを初期化するステップF80
を実行してステップF67へ移行し、そのタイマ動作が
停止していた場合にはそのままステップF67へ移行す
る。
【0163】予約スタート信号RSが入力されたとき
(ステップF67で「YES」)には、前記予約メモリ
に識別データα1が記憶されているか否かを判断し(ス
テップF81)、記憶されていた場合、つまり既に予約
状態にあった場合にはそのままステップF10へ移行す
るが、未記憶であった場合には、入力された予約スター
ト信号RS中の識別データα1及び種別データα5を予
約メモリに記憶し(ステップF82)、以て予約状態を
呈する。
【0164】次いで、稼働状態検出回路32からの非稼
働信号Seの入力状態を判断し(ステップF83)、非
入力状態ではステップF10へ移行するが、非稼働信号
Seの入力状態、つまり対応するパチンコ遊技機1が非
稼働状態にある場合には、パチンコ遊技機1に予約信号
出力回路45を通じて予約信号Sgを与える(ステップ
F84)。従って、この予約信号Sgにより液晶パネル
2が第1のモードで動作されるため、パチンコ遊技機1
が実質的な遊技不能状態に切換えられると共に、その液
晶パネル2を通じて「予約中」にある旨の表示が行われ
るようになる。
【0165】次いで、内部に設定された予約キャンセル
タイマをスタートさせ(ステップF85)、この後に予
約遊技客呼出用の店内放送を指令するための第1の予約
呼出信号SMe1を集中管理装置8へ送信するステップ
F86を実行してステップF10へ移行する。
【0166】上記予約保留タイマがタイムアップした場
合(ステップF10で「YES」)には、パチンコ遊技
機1に予約信号Sgを与えて、そのパチンコ遊技機1の
盤面1aを光学的に遮蔽すると共に「、予約中」の表示
を行った状態に切換える(ステップF87)。
【0167】この後には、予約キャンセルタイマをスタ
ートさせるステップF88、予約遊技客呼出用の店内放
送を指令するための第1の予約呼出信号SMe1を集中
管理装置8へ送信するステップF89、予約保留タイマ
をリセットするステップF90を順次実行してステップ
F11へ移行する。
【0168】上記予約キャンセルタイマがタイムアップ
した場合(ステップF11で「YES」)には、対応す
るパチンコ遊技機1の予約状態を一定時間後にキャンセ
ルする旨を通告するための店内放送を指令する第2の予
約呼出信号SMe2を集中管理装置8へ送信する(ステ
ップF91)。このとき、予約キャンセルタイマのタイ
マ動作は、第1の予約呼出信号SMe1の集中管理装置
8への送信制御(前記ステップF24、F46、F8
6、F89)に同期して行われる各ステップF23、F
45、F85、F88にて開始されるものであるから、
上記第2の予約キャンセル信号SMe2(パチンコ遊技
機1の予約状態のキャンセル通告を店内放送するための
もの)の集中管理装置8への送信動作は、予約遊技客呼
出用の店内放送を指令するための第1の予約呼出信号S
Me1の送信後に一定時間が経過したときに行われるこ
とになる。
【0169】この後には、内部に設定された延長タイマ
をスタートさせるステップF92、予約キャンセル用タ
イマをリセットするステップF93を順次実行してステ
ップF12へ移行する。
【0170】上記延長タイマがタイムアップした場合
(ステップF12で「YES」)には、予約信号Sgを
出力停止してパチンコ遊技機1を遊技可能な状態に戻す
(ステップF94)。このとき、延長タイマのタイマ動
作は、前記第2の予約呼出信号SMe2を集中管理装置
8へ送信する制御(ステップF91)に同期して行われ
るステップF92にて開始されるものであるから、上述
のような予約信号Sgの出力停止制御は、パチンコ遊技
機1の予約状態のキャンセル通告を店内放送するための
第2の予約呼出信号SMe2を集中管理装置8へ送信し
た後に一定時間が経過したときに行われることになる。
【0171】この後には、延長タイマをリセットするス
テップF95、集中管理装置8へ予約取消信号SRcを
出力するステップF96を順次実行した後に図22に示
すステップF1へ戻る。
【0172】以上要するに、呼出ランプユニット7は、
液晶パネル2の動作制御、並びに持たせ表示ランプ2
5、不正表示ランプ26、特賞表示ランプ27、呼出ラ
ンプ28、モニタランプ29の点灯制御を、パチンコ遊
技機1、集中管理装置8及び図示しない光信号送信機か
らの信号に基づいて所定に行うと共に、対応するパチン
コ遊技機1の予約に関して概略以下のような制御を行う
ものである。
【0173】…対応するパチンコ遊技機1が予約され
ていない状態で、集中管理装置8から予約スタート信号
RSが入力されたときには、その予約スタート信号RS
中の識別データα1及び種別データα5を予約メモリに
記憶して予約状態に切換わる。このような予約時点で、
パチンコ遊技機1が非稼働状態であった場合には、直ち
に液晶パネル2を動作させて当該パチンコ遊技機1の盤
面を光学的に遮蔽した状態(つまり遊技不能な状態)に
切換えると共に、その液晶パネル2を通じて「予約中」
の表示を行う。
【0174】…前記予約時点においてパチンコ遊技機
1が稼働中であった場合でも、そのパチンコ遊技機1で
一旦発生した特賞状態が終了したとき、或はパチンコ遊
技機1が打止となったときには、パチンコ遊技機1の盤
面1aを光学的に遮蔽した状態に切換えると共に、「予
約中」の表示を行う。
【0175】…予約されたパチンコ遊技機1が稼働中
であった場合でも、パチンコホール従業員が携帯する光
信号送信機から遊技客が交替したことを示す光信号S1
が送信されたときには、パチンコ遊技機1の盤面1aを
光学的に遮蔽した状態に切換えると共に、「予約中」の
表示を行う。
【0176】…上記の各場合のようにしてパチンコ遊
技機1の盤面1aを光学的に遮蔽した状態に切換えたと
きには、対応するパチンコ遊技機1を予約した遊技客を
呼出すための店内放送を指令する第1の予約呼出信号S
Me1を集中管理装置8へ送信する。また、この第1の
予約呼出信号SMe1の送信後に一定時間が経過したと
きにおいて、対応するパチンコ遊技機1の予約状態が継
続していた場合には、そのパチンコ遊技機1の予約状態
を一定時間後にキャンセルする旨を通告するための店内
放送を指令する第2の予約呼出信号SMe2を集中管理
装置8へ送信する。
【0177】…この第2の予約呼出信号SMe2の送
信後に一定時間が経過しても対応するパチンコ遊技機1
の予約状態が継続していた場合には、その盤面1aを光
学的に遮蔽した状態を解除し、集中管理装置8へ予約取
消信号SRcを送信する。
【0178】…対応するパチンコ遊技機1が、その盤
面1aを光学的に遮蔽した予約状態ある場合において、
パチンコホール従業員が携帯する光信号送信機から光信
号S2が送信されたとき、つまり、遊技客が当該パチン
コ遊技機1の台番号データを記録して成る予約レシート
をパチンコホール従業員に提示した場合には、そのパチ
ンコ遊技機1の予約解除動作を行う。具体的には、盤面
1aを光学的に遮蔽した状態を解除した上で、玉貸機6
から1000円相当量のパチンコ玉を放出させ、さらに
集中管理装置8へ予約停止信号SRrを送信する。
【0179】…対応するパチンコ遊技機1が、盤面1
aを光学的に遮蔽した予約状態ある場合において、カー
ドリーダライタ31のカード挿入口31aに対し、上記
パチンコ遊技機1の台番号データを示す識別データα1
が記録されたIDカード12x(当該パチンコ遊技機1
の予約時に使用されたIDカード12x)が挿入された
場合には、盤面1aを光学的に遮蔽した状態を解除し、
集中管理装置8へ予約停止信号SRrを送信するという
予約解除動作を行う。
【0180】…対応するパチンコ遊技機1が打止状態
となったときには、対応するパチンコ遊技機1が予約さ
れた状態で、集中管理装置8から予約キャンセル信号R
Cが入力されたときには、当該パチンコ遊技機1の盤面
を光学的に遮蔽した状態を解除してパチンコ遊技機1の
予約状態を解除する。
【0181】…対応するパチンコ遊技機1が打止状態
となったときには、液晶パネル2を動作させて当該パチ
ンコ遊技機1の盤面を光学的に遮蔽した状態(つまり遊
技不能な状態)に切換えると共に、その液晶パネル2を
通じて「打止中」の表示を行う。
【0182】尚、呼出ランプユニット7は、具体的に説
明しなかったが、アウト玉数レジスタ39の記憶数値N
a(パチンコ遊技機1のアウト玉数に相当)、セーフ玉
数レジスタ41の記憶数値Nb(パチンコ遊技機1のセ
ーフ玉数に相当)、貸出玉数レジスタ43の記憶数値N
f(玉貸機6による貸出パチンコ玉数に相当)を順次読
み込むと共に、その読み込み毎に対応するアウト玉数レ
ジスタ39、セーフ玉数レジスタ41、貸出玉数レジス
タ43を初期化するという動作を繰り返す構成となって
おり、斯様に読み込んだパチンコ遊技機1のアウト玉
数、セーフ玉数及び玉貸機6の貸出パチンコ玉数を示す
各データを集中管理装置8へ順次出力する構成となって
いる。また、呼出ランプユニット7は、稼働状態検出回
路32からの非稼働信号Seを集中管理装置8へ定期的
に送信する構成となっている。
【0183】さて、以下においては、集中管理装置8の
構成及び機能について図25〜図28を参照しながら説
明する。
【0184】集中管理装置8の概略構成を示す図25に
おいて、集中管理装置8が有する演算処理回路55は、
呼出ランプユニット7から送信される信号(特賞開始信
号ST、第1及び第2の予約呼出信号SMe1及びSM
e2、予約停止信号SMr、予約取消信号SMc、アウ
ト玉数データ及びセーフ玉数データ、非稼働信号Se、
持たせ信号Smなど)、データステーション10からの
信号(モニタ開始命令信号MS、モニタ停止命令信号M
E、予約スタート信号RS、予約キャンセル信号R
C)、キーボード8aからの操作信号、表示パネル8c
に設けられたパネルスイッチ群8eからのオン信号を受
けるようになっている。
【0185】斯かる演算処理回路55は、上記入力信号
及び予め記憶した制御用プログラムに基づいた演算によ
り、パチンコ遊技機1の収支、打止発生回数、特賞発生
回数などの管理用データ及び玉貸機6の売上高データな
どを算出すると共に、打止条件を満たした状態となった
パチンコ遊技機1の抽出、呼出ランプユニット7へ前述
したモニタ開始命令信号MS、モニタ停止命令信号M
E、予約キャンセル信号RC、予約スタートRS、打止
開始信号US、打止停止信号UEを送信する動作、デー
タステーション10へ前述したデータステーション用集
計データΔX(信号USo 、UEo 、HS、KS、F
S、YR、YC)を送信する動作、並びにプリンタ8
b、パチンコホール内に音声放送を行うための放送出力
装置56の制御動作などを行う構成となっている。
【0186】この演算処理回路55に付随して設けられ
た画像制御回路57は、演算処理回路55との間のデー
タの授受、及びモニタ制御装置9からフィードバックさ
れるモニタキャンセルMC、並びに予め記憶した制御用
プログラムに基づいて、モニタ制御装置9へのモニタ開
始命令信号MS、モニタ停止命令信号MEの出力制御、
スイッチング回路58及びミキシング回路59を通じた
メインモニタ8dの制御などを行うものであるが、その
制御内容については本発明の要旨と直接関係がないので
割愛する。尚、スイッチング回路58は、モニタ制御装
置9を通じて与えられるテレビカメラCM1〜CMnに
よる画像信号をミキシング回路59を通じてメインモニ
タ8dに与えるために設けられ、ミキシング回路59
は、モニタ制御装置9からスイッチング回路58を介し
て与えられる画像信号と、画像制御回路57から出力さ
れる画像データMDとをミキシングし、そのミキシング
画像をメインモニタ8dにより再生させるために設けら
れている。
【0187】図26〜図28には演算処理回路55によ
る制御内容のうち、本発明の要旨に関係した部分のみが
概略的に示されており、以下これについて関連した作用
と共に説明する。
【0188】即ち、図26において、所定の打止条件を
満たしたパチンコ遊技機1の発生の有無を判断するステ
ップG1、任意のパチンコ遊技機1の打止状態を解除す
るために図示しない開放手段から出力される打止開放指
令の有無を判断するステップG2、非稼働状態になった
パチンコ遊技機1の有無を判断するステップG3、稼働
状態となったパチンコ遊技機1の有無を判断するステッ
プG4を順次実行した後に、第1の信号入力処理ルーチ
ンG5及び第2の信号入力処理ルーチンG6を順次実行
してステップG1へ戻る。
【0189】ここで、上記判断ステップG3では、呼出
ランプユニット7からの非稼働信号Seを受信し且つ特
賞開始信号ST及び持たせ信号Smを受信していない状
態をパチンコ遊技機1の非稼働状態として判断し、判断
ステップG4では、非稼働信号Seをの非受信状態、特
賞開始信号STの受信状態及び持たせ信号Smの受信状
態の何れか一つが満たされたときに、これをパチンコ遊
技機1の稼働状態として判断するものである。
【0190】打止条件を満たしたパチンコ遊技機1が発
生したとき(ステップG1で「YES」)には、そのパ
チンコ遊技機1に対応した呼出ランプユニット7に対し
打止開始信号USを送信するステップG7、データステ
ーション10に対し当該パチンコ遊技機1の台番号デー
タを含む打止発生信号USo を送信するステップG8を
順次実行した後に、第1の信号入力処理ルーチンG5へ
移行する。
【0191】これにより、呼出ランプユニット7にあっ
ては、前述したように対応するパチンコ遊技機1を打止
信号Shを与えるようになり、これに応じてパチンコ遊
技機1の盤面1aを光学的に遮蔽した状態に切換えると
共に「打止中」の表示を行うようになる。また、データ
ステーション10にあっては、集計データΔBのうち打
止回数に関するデータの累算値を「1」だけインクリメ
ントすると共に、状態データΔCにパチンコ遊技機1が
打止状態にあることを示すデータを加えるようになる。
【0192】開放手段から打止開放指令が出力されたと
き(ステップG2で「YES」)には、その打止開放指
令対象のパチンコ遊技機1に対応した呼出ランプユニッ
ト7に対し打止停止信号UEを送信するステップG9、
並びにデータステーション10に対し当該パチンコ遊技
機1の台番号データを含む打止停止信号UEo を送信す
るステップG10を順次実行した後に第1の信号入力処
理ルーチンG5へ移行する。
【0193】これによって、呼出ランプユニット7にあ
っては、対応するパチンコ遊技機1に対する打止信号S
hの出力を停止して、そのパチンコ遊技機1を遊技可能
な状態に戻すようになり、また、データステーション1
0にあっては、状態データΔCからパチンコ遊技機1が
打止状態にあることを示すデータを削除するようにな
る。
【0194】非稼働状態のパチンコ遊技機1が発生した
とき(ステップG3で「YES」)には、データステー
ション10に対し当該パチンコ遊技機1の台番号データ
を含む非稼働検知信号HSを送信するステップG11を
実行した後に第1の信号入力処理ルーチンG5へ移行す
る。
【0195】これによりデータステーション10にあっ
ては、状態データΔCをパチンコ遊技機1が非稼働状態
にあることを示すデータに変更するようになる。
【0196】稼働状態のパチンコ遊技機1が発生したと
き(ステップG4で「YES」)には、データステーシ
ョン10に対し当該パチンコ遊技機1の台番号データを
含む稼働検知信号KSを送信するステップG12を実行
した後に第1の信号入力処理ルーチンG5へ移行する。
【0197】これによりデータステーション10にあっ
ては、状態データΔCをパチンコ遊技機1が稼働状態に
あることを示すデータに変更するようになる。
【0198】上記第1の信号入力処理ルーチンG5は、
呼出ランプユニット7から送信される信号の入力処理を
行うルーチンであり、以下その内容について説明する。
【0199】即ち、このルーチンG5では、図27に示
すように、特賞開始信号STの受信状態を判断するステ
ップH1、第1の予約呼出信号SMe1の受信状態を判
断するステップH2、第2の予約呼出信号SMe2の受
信状態を判断するステップH3、予約停止信号SMrの
受信状態を判断するステップH4、予約取消信号SMc
の入力状態を判断するステップH5を順次実行した後
に、第2の信号入力処理ルーチンG6へ移行する。
【0200】特賞開始信号STを受信した場合(ステッ
プH1で「YES」)には、データステーション10に
対し、当該特賞開始信号STの発生源となった呼出ラン
プユニット7に対応したパチンコ遊技機1の台番号デー
タを含む特賞発生信号FSを送信するステップH6を実
行し、この後に第2の信号入力処理ルーチンG6へ移行
する。
【0201】これによりデータステーション10にあっ
ては、集計データΔBのうち特賞回数に関するデータの
累算値を「1」だけインクリメントするようになる。
【0202】第1の予約呼出信号SMe1を受信した場
合(ステップH2で「YES」)には、放送出力装置5
6を動作させて、その予約呼出信号SMe1の発生源と
なった呼出ランプユニット7に対応したパチンコ遊技機
1の予約遊技客を呼び出すための店内放送を行い(ステ
ップH7)、この後に第2の信号入力処理ルーチンG6
へ移行する。
【0203】第2の予約呼出信号SMe2を受信した場
合(ステップH3で「YES」)には、放送出力装置5
6を動作させて、その予約呼出信号SMe2の発生源と
なった呼出ランプユニット7に対応したパチンコ遊技機
1の予約遊技客に対し一定時間後に予約状態をキャンセ
ルする旨を通告するための店内放送を行い(ステップH
8)、この後に第2の信号入力処理ルーチンG6へ移行
する。
【0204】予約停止信号SMrを受信した場合(ステ
ップH4で「YES」)には、データステーション10
に対し、当該予約停止信号SMrの発生源となった呼出
ランプユニット7に対応したパチンコ遊技機1の台番号
データを含む予約停止データ信号YRを送信するステッ
プH9を実行した後に第2の信号入力処理ルーチンG6
へ移行する。
【0205】これによりデータステーション10にあっ
ては、状態データΔCがパチンコ遊技機1の予約状態を
示すデータを含むものであった場合に、そのデータを初
期化するようになる。
【0206】予約取消信号SMcを受信した場合(ステ
ップH5で「YES」)には、当該予約取消信号SMc
の発生源となった呼出ランプユニット7に対応したパチ
ンコ遊技機1の台番号データを含む予約取消データ信号
YCを送信するステップH10を実行した後に第2の信
号入力処理ルーチンG6へ移行する。
【0207】この場合もデータステーション10は、状
態データΔCがパチンコ遊技機1の予約状態を示すデー
タを含むものであった場合に、そのデータを初期化する
ようになる。
【0208】上記第2の信号入力処理ルーチンG6は、
データステーション10から送信される信号の入力処理
を行うルーチンであり、以下その内容について説明す
る。
【0209】即ち、このルーチンG6では、図28に示
すように、予約スタート信号RSの受信状態を判断する
ステップJ1、予約キャンセル信号RCの受信状態を判
断するステップJ2、モニタ開始命令信号MSの受信状
態を判断するステップJ3、モニタ停止命令信号MEの
受信状態を判断するステップJ4を順次した後に、図2
6に示すステップG1へリターンする。
【0210】予約スタート信号RSを受信した場合(ス
テップJ1で「YES」)には、その信号RS中の識別
データα1により特定されるパチンコ遊技機1に対応し
た呼出ランプユニット7に対し上記予約スタート信号R
Sを送信するステップJ5を実行した後にリターンす
る。
【0211】これにより呼出ランプユニット7にあって
は、対応するパチンコ遊技機1を予約状態に切換えるよ
うになり、この時点でパチンコ遊技機1が非稼働状態に
あった場合には、直ちに当該パチンコ遊技機1の盤面1
aを光学的に遮蔽した状態(遊技不能状態)に切換える
と共に、「予約中」の表示を行うようになる。
【0212】予約キャンセル信号RCを受信した場合
(ステップJ2で「YES」)には、その信号RC中の
識別データα1により特定されるパチンコ遊技機1に対
応した呼出ランプユニット7に対し上記予約キャンセル
信号RCを送信するステップJ6を実行した後にリター
ンする。
【0213】これにより呼出ランプユニット7にあって
は、対応するパチンコ遊技機1の予約状態を解除して、
パチンコ遊技機1の盤面1aを光学的に遮蔽した状態を
解除するようになる。
【0214】モニタ開始命令信号MSを受信した場合
(ステップJ3で「YES」)には、その信号MSに含
まれる台番号データにより指定されたパチンコ遊技機1
に対応した呼出ランプユニット7に対し上記モニタ開始
命令信号MSを送信するステップJ7を実行した後にリ
ターンするものであり、これに応じて呼出ランプユニッ
ト7側ではモニタランプ29を点滅させるようになる。
【0215】モニタ停止命令信号MEを受信した場合
(ステップJ4で「YES」)には、その信号MEに含
まれる台番号データにより指定されたパチンコ遊技機1
に対応した呼出ランプユニット7に対し上記モニタ停止
命令信号MEを送信するステップJ8を実行した後にリ
ターンするものであり、これに応じて呼出ランプユニッ
ト7側ではモニタランプ29を消灯させるようになる。
【0216】尚、図示しなかったが、集中管理装置8
は、呼出ランプユニット7から不正開始信号SFを受信
したときには、モニタ制御装置9に対し、上記不正開始
信号SFの発生源となったパチンコ遊技機1を撮像して
その画像信号をフィードバックする指令を与えるもので
あり、これに応じて上記パチンコ遊技機1の画像がメイ
ンモニタ10で再生されることになる。尚、このときに
は、集中管理装置8は、呼出ランプユニット7に対し、
上記パチンコ遊技機1のモニタランプ29を点滅させる
指令を与えるようになっている。
【0217】以上のように構成した本実施例によれば、
次に述べるような効果を奏することができる。
【0218】本実施例では、パチンコ遊技機1の盤面1
aを覆うガラス板1bに液晶パネル2を設け、そのパチ
ンコ遊技機1が打止状態にある期間或はパチンコ遊技機
が予約状態にある期間には、上記液晶パネル2を動作さ
せて盤面1aを光学的に遮蔽することにより、当該パチ
ンコ遊技機1を実質的な遊技不能状態に切換える構成と
なっている。この場合、遊技客は遊技対象のパチンコ遊
技機1を選ぶ際に、その盤面1aに大きな注意を払うの
が通常であるから、パチンコ遊技機1が上記のような遊
技不能状態にある旨を遊技客に対し確実に知らしめ得る
ようになる。
【0219】しかも、液晶パネル2が動作された状態を
もって、パチンコ遊技機1が遊技不能状態にある旨の表
示も同時に行い得るようになるから、別途に表示手段を
設ける必要がなくなって、全体の構成が簡単化するよう
になる。特に、本実施例では、液晶パネル2の動作状態
では、その液晶パネル2を利用してパチンコ遊技機1が
遊技不能状態になった原因を示す「予約中」、「打止
中」の何れかの表示が行われるから、パチンコ遊技機1
が遊技不能状態にある旨の報知を、全体構成の複雑化を
伴うことなく一層確実に行い得るようになる。
【0220】データステーション10には、遊技客が遊
技対象となるパチンコ遊技機1を選択する目安となるパ
チンコ遊技機1毎の打止回数、特賞回数などのデータ
が、パチンコ遊技機1の台番号と共に自動的に表示され
るようになるから、パチンコホール従業員及び遊技客の
負担増を招く虞がなくなるものである。
【0221】この場合、遊技客は、データステーション
10にIDカード或12xは1000円紙幣を挿入する
ことによって、任意のパチンコ遊技機1を予約すること
ができ、このように予約されたパチンコ遊技機1にあっ
ては、他の遊技客による遊技が禁止されると共に、上記
予約を行った遊技客にのみ遊技が許容される構成となっ
ているから、上記のような予約を行えば、遊技客は所望
のパチンコ遊技機1で確実に遊技できるようになり、結
果的にデータステーション10のデータ表示機能を有効
に活用できるようになる。
【0222】IDカード12xを持たない遊技客が、上
記のような予約を行う場合には1000円紙幣が必要で
あるから、パチンコ遊技機1の予約が無闇に行われる虞
がなくなるという利点がある。また、このようにパチン
コ遊技機1の予約が1000円紙幣の挿入により行われ
た場合には、その予約を行った遊技客に所定事項を記録
した予約レシートが発行されると共に、その予約レシー
トに基づいて予約対象パチンコ遊技機1での遊技が許容
されたとき(このような遊技許容状態への切換操作は、
予約レシートの提示を受けたパチンコホール従業員が行
う)に、玉貸機6から1000円相当量のパチンコ玉が
自動的に放出される構成となっているから、遊技客が不
利益を被ることがなくなって、上述のような予約システ
ムの運営を円滑に行い得るようになる。
【0223】尚、上記した実施例では、液晶パネル2を
利用して「予約中」、「打止中」の表示を行う構成とし
たが、このような構成は必要に応じて採用すれば良いも
のである。また、上記実施例では、調光手段として液晶
パネル2を用いたが、これに代えてエレクトロクロミッ
ク素子を利用した調光手段を利用する構成としても良い
ものである
【0224】
【発明の効果】本発明によれば以上の説明によって明ら
かなように、盤面を覆うガラス板に動作状態で光透過率
を低下させることにより上記盤面を光学的に遮蔽した状
態を呈する調光手段を設け、この調光手段を、遊技禁止
命令を受けたときに動作状態に切換える構成としたの
で、遊技不能状態に切換える手段と遊技不能状態にある
旨を表示する手段とを上記調光手段で兼用することがで
きて全体構成を簡単化を実現できると共に、遊技不能状
態にある旨を遊技客に対して確実に知らしめ得るという
優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるパチンコ遊技機を異
なる状態で示す概略正面図
【図2】要部の拡大縦断面図
【図3】要部の電気的構成を示す機能ブロック図
【図4】パチンコホール内の構成を概略的に示す実体図
【図5】モニタ制御装置の電気的構成を示す機能ブロッ
ク図
【図6】モニタ制御装置の機能説明用のフローチャート
【図7】データステーションのキーボードの配置を示す
正面図
【図8】データステーションの電気的構成を示す機能ブ
ロック図
【図9】データステーションの機能説明用のフローチャ
ートその1
【図10】データステーションの機能説明用のフローチ
ャートその2
【図11】データステーションの機能説明用のフローチ
ャートその3
【図12】データステーションの機能説明用のフローチ
ャートその4
【図13】データステーションの機能説明用のフローチ
ャートその5
【図14】データステーションのデータモニタの表示例
を示す図その1
【図15】データステーションのデータモニタの表示例
を示す図その2
【図16】データステーションのデータモニタの表示例
を示す図その3
【図17】データステーションのデータモニタの表示例
を示す図その4
【図18】システムで取扱うデータ及び信号の内容を摸
式的に示す図
【図19】呼出ランプユニットの斜視図
【図20】呼出ランプユニットの電気的構成を示す機能
ブロック図
【図21】呼出ランプユニットに付随して設けられた稼
働状態検知回路の電気的構成を示すブロック図
【図22】呼出ランプユニットの機能説明用のフローチ
ャートその1
【図23】呼出ランプユニットの機能説明用のフローチ
ャートその2
【図24】呼出ランプユニットの機能説明用のフローチ
ャートその3
【図25】集中管理装置の電気的構成を概略的に示す機
能ブロック図
【図26】集中管理装置の機能説明用のフローチャート
その1
【図27】集中管理装置の機能説明用のフローチャート
その2
【図28】集中管理装置の機能説明用のフローチャート
その3
【符号の説明】
図面中、1はパチンコ遊技機、1aは盤面、1bはガラ
ス板、2は液晶パネル(調光手段)、3は液晶ドライ
バ、4は第1のラッチ回路(動作制御手段)、5は第2
のラッチ回路(動作制御手段)、6は玉貸機、7は呼出
ランプユニット、8は集中管理装置、CM1〜CMnは
テレビカメラ、9はモニタ制御装置、10はデータステ
ーション、14はデータモニタを示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 盤面をガラス板により覆って成るパチン
    コ遊技機において、前記ガラス板に設けられ動作状態で
    光透過率を低下させることにより前記盤面を光学的に遮
    蔽した状態を呈する調光手段と、遊技禁止命令を受けた
    ときに前記調光手段を動作状態に切換える動作制御手段
    とを備えたことを特徴とするパチンコ遊技機。
JP4046298A 1992-01-31 1992-01-31 パチンコ遊技機 Pending JPH05212154A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006296556A (ja) * 2005-04-18 2006-11-02 Daikoku Denki Co Ltd 遊技場用店内放送システム

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