JPH05184181A - 空気調和機の制御装置 - Google Patents

空気調和機の制御装置

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JPH05184181A
JPH05184181A JP4000883A JP88392A JPH05184181A JP H05184181 A JPH05184181 A JP H05184181A JP 4000883 A JP4000883 A JP 4000883A JP 88392 A JP88392 A JP 88392A JP H05184181 A JPH05184181 A JP H05184181A
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inverter
frequency
air conditioner
control
converter
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JP4000883A
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Hitoshi Tanifuji
仁 谷藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧縮機の誘導電動機を可変速制御するインバ
ータ装置を内蔵した空気調和機の制御装置において、各
種負荷変動に対しても圧縮機を連続動作可能にし、また
周囲が低温状態であっても空気調和機の能力が低下しな
いようにする。 【構成】 インバータ部4に供給されるコンバータ部2
の電源電圧をDC/DCコンバータ回路23の動作発振
周波数から求め、その結果に従ってインバータ部4の出
力電圧を補正し、圧縮機の誘導電動機6に供給する電圧
・周波数の信号が常に一定となるように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、冷媒回路内の圧縮機
の誘導電動機を可変速制御するインバータ装置を内蔵し
た空気調和機の制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は例えば特開昭62−20356
5号公報に示された従来の空気調和機の制御装置の構成
を示す図である。同図において、1は交流電源、2は交
流電源1から入力された交流を直流に変換するコンバー
タ部、3は平滑用コンデンサ、4は平滑された直流を再
度任意の電圧・周波数の交流に変換するインバータ部
で、これらの要素によりインバータ装置5が構成されて
いる。6は冷媒回路内の圧縮機の誘導電動機、7はイン
バータ装置5を制御する制御回路である。
【0003】8はインバータ装置5に印加される交流電
源1からの電圧を検出する検出回路、9はその検出値を
基準値と比較する比較器で、この比較器9の比較結果に
より過負荷領域を判別する。10はインバータ部4に任
意の電圧・周波数の信号を演算出力するマイクロコンピ
ュータ、11はその周波数データを検知しているデータ
格納部である。
【0004】図12は上記圧縮機の誘導電動機6にイン
バータ装置5より出力される電圧・周波数の特性(以下
V/Fパターンという)を示す図である。図中、曲線A
は通常の定常負荷領域のデータ、曲線Bは過負荷領域の
データである。
【0005】上記のように構成された空気調和機の制御
装置において、インバータ部4が定常負荷領域にて動作
している時、例えば空気調和機の外周温度が変換して過
負荷領域に移行すると、誘導電動機6の電流が増大し、
インバータ装置5に印加される電圧がそれに伴って低下
する。この時、その印加電圧の検出回路8を通して比較
器9に上記インバータ装置5への印加電圧に応じた検出
信号が入力され、比較用の基準電圧信号との比較が行わ
れる。そして、印加電圧の減少時には比較器9から
“H”信号が入力されたマイクロコンピュータ10は図
12の曲線Bで示すV/Fパターンの信号をインバータ
装置5に出力する。これにより、誘導電動機6に前回よ
りも高い電圧が印加され、誘導電動機6に流れる電流は
減少する。
【0006】また、図13は例えば特開平1−1022
53号公報に示された他の従来例を示す構成図であり、
図11と同一符号は同一構成部分を示している。同図に
おいて、12は室外機ファンの直流モータ13を制御す
る直流モータ制御回路、14は冷凍サイクルの切替機
構、15は室外熱交換器、16は減圧器、17は室内熱
交換器、18は凝縮温度検出用のサーミスタである。
【0007】図14はマイクロコンピュータ10によっ
て構成された制御回路7の詳細構成を示すブロック図で
ある。図中、19はサーミスタ18から出力されたアナ
ログ検出信号をデジタル信号に変換するA/D変換手
段、20はそのデジタル信号と基準信号との比較演算を
行う比較演算手段、21は比較演算手段20の出力信号
と冷媒回路の圧力開閉器22からの信号に基づいて室外
機ファンの回転数を制御する回転数制御手段である。
【0008】上記のような構成の空気調和機の制御装置
においては、空気調和機が暖房運転を行っている場合や
室外機の周囲温度が低温状態の時、その低温状態で圧縮
機(誘導電動機6)が同一回転数で動作し、また室外機
ファン(直流モータ13)が同一回転数で動作している
と、室外機の冷凍サイクルの凝縮温度が周囲温度よりも
低下する。これにより、室外熱交換器15などに結露や
霜が発生し、室外機ファンによる送風での熱交換量が低
下して空気調和機の能力が低下する。そこで、サーミス
タ18により凝縮温度を検出しており、凝縮温度が基準
設定温度よりも低くなった場合、つまり霜が規定量発生
した場合に、回転数制御手段21により室外機ファンの
回転数をアップ(風量を増やす)することで能力の低下
を防いでいる。
【0009】また、室外機の周期温度が高温状態の場
合、圧縮機の吐出圧力が増大し、機器の破壊が発生す
る。このため、圧力開閉器22により圧縮機の吐出圧力
を検出しており、圧力が規定以上になると圧力開閉器2
2が作動する。そして、この作動信号を回転数制御手段
21が入力すると、室外機ファンの回転数をダウン(風
量を下げる)することで熱交換量を低下、つまり能力を
低下させ、吐出圧力の増大を防ぎ、機器の破壊を防いで
いる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の空気調和機の制御装置にあっては、過負荷
領域を判別後V/Fパターンを瞬時に切り替えるため、
特に低周波数領域では過負荷に耐えうる電圧とそれまで
動作していた電圧との格差が大きくなる傾向があり、切
り替え時に誘導電動機の滑りが小さくなって瞬時である
が過大な電流が流れ、この電流によりインバータ装置が
保護作動して誘導電動機を停止させる恐れがあるという
問題点があった。
【0011】また軽負荷領域を移行した場合において
も、誘導電動機に印加される電圧が高くなり、本来電動
機として動作するものが発電機として動作し、この発電
機となった時に誘導電動機からインバータ装置に対して
回生電流が流れ、この電流によりインバータ装置が保護
作動して同様に誘導電動機を停止させ、連続運転ができ
なくなる恐れがあるという問題点があった。
【0012】また、低温条件で動作している時、凝縮温
度が周囲温度より低くなると、着霜が進んで霜取り動作
が頻繁に行われ、低温能力が低下し、空気調和機の使用
者が冷風感を感じるなどの問題点があった。
【0013】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、各種負荷変動に対しても誘導
電動機が連続動作可能な空気調和機の制御装置を提供す
ることを目的としている。
【0014】また、周囲が低温状態であっても空気調和
機の能力を低下させないように制御可能な空気調和機の
制御装置を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明に係る空気調和
機の制御装置は、次のように構成したものである。
【0016】(1)入力された交流を直流に変換するコ
ンバータ部と、その直流を再度任意周波数の交流に変換
するインバータ部と、このインバータ部から冷媒回路内
の圧縮機の誘導電動機に可変周波数の出力を供給するイ
ンバータ装置と、このインバータ装置の制御電源を直流
変換を行うDC/DCコンバータ回路より発生させる制
御回路とを有した空気調和機の制御装置において、前記
DC/DCコンバータ回路の動作発振周波数を検出する
検出手段と、その検出結果よりコンバータ部の電源電圧
を判別する判別手段と、その判別結果に基づいて前記圧
縮機の誘導電動機に供給する出力電圧及び周波数の信号
が一定となるようにインバータ部を制御する制御手段と
を具備した。
【0017】(2)入力された交流を直流に変換するコ
ンバータ部と、その直流を再度任意周波数の交流に変換
するインバータ部と、このインバータ部から冷媒回路内
の圧縮機の誘導電動機に可変周波数の出力を供給するイ
ンバータ装置と、前記コンバータ部の出力を供給して室
外機ファンを可変速制御する制御手段とを有した空気調
和機の制御装置において、前記冷媒回路内の熱交換器の
温度を検出する温度検出手段と、その検出値と基準設定
値との比較演算を任意の規定時間間隔で行う温度比較演
算手段と、その比較演算の実行回数を記憶する記憶手段
と、その記憶した実行回数と任意の設定回数とを比較す
る比較手段と、その比較結果に基づいて前記室外機ファ
ンの回転方向を反転させる回転制御手段とを具備した。
【0018】
【作用】この発明の空気調和機の制御装置においては、
インバータ部に供給される電源電圧が検出され、その電
源電圧の変動に対して誘導電動機に供給する電圧・周波
数の信号が補正され、一定の特性が得られるように制御
される。
【0019】また、この発明の空気調和機の制御装置に
おいては、熱交換器の温度が検出され、その検出温度に
基づいて室外機ファンの回転が制御され、低温条件でも
空気調和機の能力が最大に制御される。
【0020】
【実施例】図1はこの発明の一実施例による空気調和機
の制御装置を示す構成図であり、図11と同一符号は同
一構成部分を示している。図において、1は交流電源、
2はその交流を直流に変換するコンバータ部、3は平滑
用コンデンサ、4は変換された直流を再度任意周波数の
交流に変換するインバータ部、5はこのインバータ部4
から冷媒回路内の圧縮機の誘導電動機6に可変周波数の
出力を供給するインバータ装置、7はこのインバータ装
置5の駆動制御を行う制御回路、11はV/Fパターン
の周波数データを格納しているデータ格納部である。
【0021】23はインバータ装置5の制御電源を発生
するDC/DCコンバータ回路で、コンバータ部2の出
力を平滑した直流を1次電源として直流−直流変換を行
う。24はインバータ部4に任意の電圧・周波数の信号
を演算出力するマイクロコンピュータ、25はDC/D
Cコンバータ回路23の発振周波数信号をマイクロコン
ピュータ24に入力するための周波数信号変換回路であ
る。
【0022】図2は上記マイクロコンピュータ24によ
って構成される各制御用手段の構成を示すブロック図で
ある。図中、26はDC/DCコンバータ回路23の動
作発振周波数を検出する検出手段、27はその検出結果
からコンバータ部2の電源電圧を判別する判別手段、2
8はその判別結果に基づいて圧縮機の誘導電動機6に供
給する出力電圧及び周波数の信号がコンバータ部2の電
源電圧の変動にかかわらず一定となるようにインバータ
部4を制御する制御手段である。
【0023】また、図3は上記インバータ装置5から圧
縮機の誘導電動機6に出力される電圧・周波数のV/F
パターンを示したものである。
【0024】次に、図4のフローチャートを用いて上記
構成の制御装置の動作について説明する。まず、ステッ
プ101にて誘導電動機6を動作させる電圧V0[V]
・周波数F0[Hz]を設定する。そして、ステップ1
02にてDC/DCコンバータ回路23の動作周波数を
読み込む。この動作周波数の読み込みは、マイクロコン
ピュータ24により周波数信号変換回路25から出力さ
れる信号を入力し、信号切り替わりまでの時間を演算し
た後、逆数値すなわち周波数値として読み込む。
【0025】ここで、DC/DCコンバータ回路23の
一方式としてRCC方式があるが、このRCC方式での
動作発振周波数は一般的に図3に示すようにDC/DC
コンバータ回路13の一次電圧に対して比例特性を示
す。したがって、その動作発振周波数を読み込むことに
より平滑用コンデンサ3の両端電圧すなわちインバータ
部4に供給する電源電圧を読み込むことが可能となる。
【0026】次に、ステップ103にてデータ格納部1
1より入力した周波数データから基準となる電圧に対し
てのズレを補正する(基準となる周波数値との比較を行
う)。この電圧の補正は、 Vx=V0×k×f0/fx[V] ここで、V0:目標電圧 f0:各周波数毎のDC/DCコンバータ回路23の基
準発振周波数 fx:動作周波数 k:係数 より演算して求める。例えば、動作周波数fxが基準周
波数f0よりも低い場合、すなわち電源電圧が低い場合
は、補正後の電圧は目標電圧よりも高くなる。そして、
この演算結果の信号をマイクロコンピュータ24よりイ
ンバータ部4に対して出力すると、誘導電動機6へ供給
される電圧は、電源電圧が通常状態の場合と同じにな
る。動作周波数fxが基準周波数f0よりも高い場合
は、同様に目標電圧よりも低い電圧を出力する(ステッ
プ104)。
【0027】このように、インバータ部4に供給される
電圧をアナログ値で検出し、また誘導電動機6に出力す
る電圧をアナログ値で補正を行い、電源変動が発生して
も常に一定のV/Fパターン特性を出力するようにして
いるので、各種負荷変動に対しても誘導電動機6を連続
動作させることができる。すなわち、従来では過負荷領
域を判別後V/Fパターンを瞬時に信号を切り替えるた
め、特に低周波数領域では過負荷に耐えうるための電圧
とそれまで動作していた電圧との格差が大きくなる傾向
となり、切り替え時に誘導電動機6の滑りが小さくな
り、瞬時であるが過大な電流が流れ、この電流によりイ
ンバータ装置5が保護作動し、誘導電動機6を停止する
といった恐れがあったが、本実施例においてはその恐れ
はない。
【0028】図5は上記制御装置の他の制御動作を示す
フローチャートである。ここでは、まずステップ201
にて誘導電動機6を動作させる電圧V0[V]・周波数
f0[Hz]を設定する。そして、ステップ202にて
DC/DCコンバータ回路23の動作周波数を読み込
む。この動作周波数の読み込み方法は、前述の実施例と
同様である。
【0029】次に、ステップ203にて動作周波数fx
が入力されているか否か(fx>0)を判別比較する。
この時、入力されている場合はステップ205に進み、
上記実施例と同様の電圧補正の処理を行う。しかし、回
路の不具合やマイクロコンピュータ24の入力ポートの
異常等により信号が入力されないと判別した場合は、ス
テップ204に進む。このステップ204では、動作周
波数fxを基準周波数f0として電圧補正演算を行う
(係数k=1)。次にステップ206にて、各ステップ
204,205の演算結果を出力する。
【0030】このように、制御回路7の何れかが故障し
た場合でも、上記のように構成することにより、同一の
制御にて対応することが可能となり、空気調和機の廉価
な製品を開発することができる。また回路故障時におい
ては、サービス(修理)が完了するまでの応急運転がで
き、製品開発においては周波数信号変換回路25のコス
ト低減が行える。
【0031】すなわち、DC/DCコンバータ回路23
の動作発振周波数の検出手段26からの信号がインバー
タ装置5の制御電圧の立ち上がり後入力されない場合
は、その検出手段26からの信号を任意値と仮定してイ
ンバータ部4を駆動するようにすることで、制御回路7
が故障した場合、サービス(修理)が完了するまでの応
急運転が可能となる。また、空気調和機の廉価な製品を
開発する場合に、上位機種と同一の制御にて対応が可能
となり、コスト低減が可能となる。
【0032】図6はこの発明の他の実施例を示す構成図
であり、図1及び図13と同一符号は同一構成部分を示
している。図において、29はインバータ装置5の制御
回路7に設けたマイクロコンピュータで、インバータ部
4に任意の周波数・電圧の信号(PWM信号)を演算し
て出力する。30は冷媒回路内の室外熱交換器15の温
度を検出するサーミスタである。
【0033】図7は上記マイクロコンピュータ29によ
って構成される各制御用手段の構成を示すブロック図で
ある。図中、31は上記サーミスタ30の検出値と基準
設定値との比較演算を任意の規定時間間隔で行う温度比
較演算手段、32はその比較演算の実行回数を記憶する
記憶手段、33はその記憶した実行回数と任意の設定回
数とを比較する比較手段、34はその比較結果に基づい
て室外機ファン(直流モータ13)の回転方向を反転さ
せる回転制御手段である。
【0034】図8は上記構成の制御装置の制御動作を示
すフローチャートである。まず、ステップ301〜30
4で室外熱交換器15の温度(T)をサーミスタ30に
より検出する。この時、検出誤差を少なくするために例
えば4回入力した後、平均化する。すなわち、サーミス
タ30の出力値Tdef(i)を一定間隔で入力し、4
回入力(i≧4)したら平均化して検出温度Tdef
(j)とする。
【0035】次にステップ305〜306にて室外機フ
ァンの回転数を変化させるまでの不動作時間tを設定時
間Aと比較する。またステップ307では、上記検出温
度Tdef(j)が任意設定の温度Tj[℃]よりも低
くなっているか(Tdef(j)≦Tj)、つまり低温
条件であるかを比較する。そして、任意設定の時間A
[sec]を経過し、さらに検出温度が任意設定温度よ
りも低い場合はステップ308に進む。このステップ3
08では、直流モータ13の動作回転数をアップさせる
ため、現在動作している回転数Nに対して任意設定のB
[rpm]を加える。そしてステップ309にて直流モ
ータ13に対して出力する。
【0036】次に、ステップ310,311にて直流モ
ータ13に対して回転数の補正を加えた回数Kをカウン
トする。ここで、図9に示すように、直流モータ13の
回転方向が一定の場合、着霜が始まる方向も一定とな
り、着霜により熱交換されない部分は本来は片側による
はずが、空気が流れないため反対側の着霜されていない
部分も熱交換されなくなる。そこで、任意設定回数C回
補正を繰り返した後、ステップ312に進み、このステ
ップ312にて直流モータ13が現在回転している方向
と逆方向に動作するようにする。図9の矢印は図の方
向、斜線は霜を示したものである。
【0037】上記室外機ファンが逆転することにより、
図9中の取り残されていた熱交換器15の反対側に着霜
動作が始まる。したがって、熱交換器15の片側に着霜
部が多くなっていた状態に対して均一に着霜することに
なり、従来能力の低下をしていた期間でもその状態で能
力を維持することが可能となる。
【0038】図10は上記制御装置の他の制御動作を示
したものである。ステップ401〜406までは図8の
ステップ301〜306と同一動作であるが、ステップ
407で直流モータ13が逆回転動作後、任意設定の凝
縮温度Tk[℃]よりも低くなっているか否か(Tde
f(j)≦Tk)の判定を行い、低くなっていなければ
逆回転以前と同じだけの着霜状態であり、能力の低下は
ないと判断する。
【0039】しかし、Tk[℃]よりも低くなった場合
は、着霜面が成長したと判断し、ステップ408に進
む。このステップ207では、着霜状態が従来の能力の
低下していた状態と同じと判断され、室外機ファンの回
転方向を元に戻すため直流モータ13の回転方向を変更
(正転)する。これにより、通常の制御に戻すため、こ
の後霜取り動作を行う。このことにより、能力の低下に
よる空気調和機の使用者に対して冷風感を与えることを
防ぐことが可能となる。また、霜取り回数が減少すると
いう効果も得られる。
【0040】なお、上記実施例では室外機ファンの可変
駆動手段は直流モータ13として構成しているが、本発
明を実施する場合にはこれに限定されるものではなく、
回転制御手段34にて任意の回転数に制御可能なもので
あれば同様の効果が得られる。
【0041】また、上記実施例の温度検出手段はサーミ
スタ30として構成しているが、温度を検出可能なもの
であれば他のものでも良い。しかし、サーミスタ30を
用いれば、安価な構成で高精度の制御を行うことができ
るという効果が得られる。
【0042】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、各種
負荷変動に対しても圧縮機の誘導電動機を連続動作させ
ることができるという効果が得られる。
【0043】また、周囲が低温状態であっても空気調和
機の能力が低下しないように制御することができるとい
う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】図1のマイクロコンピュータによって構成され
る各手段を示すブロック図である。
【図3】図1の誘導電動機に出力される電圧・周波数の
特性図である。
【図4】図1の制御装置の動作を示すフローチャートで
ある。
【図5】図1の制御装置の他の動作を示すフローチャー
トである。
【図6】この発明の他の実施例を示す構成図である。
【図7】図6のマイクロコンピュータによって構成され
る各手段を示すブロック図である。
【図8】図6の制御装置の動作を示すフローチャートで
ある。
【図9】図6の室外熱交換器の着霜状態を示す説明図で
ある。
【図10】図6の制御装置の他の動作を示すフローチャ
ートである。
【図11】従来例を示す構成図である。
【図12】図11の誘導電動機に出力される電圧・周波
数の特性図である。
【図13】他の従来例を示す構成図である。
【図14】図13のマイクロコンピュータによって構成
される各手段を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 交流電源 2 コンバータ部 4 インバータ部 5 インバータ装置 6 誘導電動機 7 制御回路 12 直流モータ制御回路 13 直流モータ 15 室外熱交換器 26 検出手段 27 判別手段 28 制御手段 31 温度比較演算手段 32 記憶手段 33 比較手段 34 回転制御手段 なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された交流を直流に変換するコンバ
    ータ部と、その直流を再度任意周波数の交流に変換する
    インバータ部と、このインバータ部から冷媒回路内の圧
    縮機の誘導電動機に可変周波数の出力を供給するインバ
    ータ装置と、このインバータ装置の制御電源を直流変換
    を行うDC/DCコンバータ回路より発生させる制御回
    路とを有した空気調和機の制御装置において、前記DC
    /DCコンバータ回路の動作発振周波数を検出する検出
    手段と、その検出結果よりコンバータ部の電源電圧を判
    別する判別手段と、その判別結果に基づいて前記圧縮機
    の誘導電動機に供給する出力電圧及び周波数の信号が一
    定となるようにインバータ部を制御する制御手段とを具
    備したことを特徴とする空気調和機の制御装置。
  2. 【請求項2】 入力された交流を直流に変換するコンバ
    ータ部と、その直流を再度任意周波数の交流に変換する
    インバータ部と、このインバータ部から冷媒回路内の圧
    縮機の誘導電動機に可変周波数の出力を供給するインバ
    ータ装置と、前記コンバータ部の出力を供給して室外機
    ファンを可変速制御する制御手段とを有した空気調和機
    の制御装置において、前記冷媒回路内の熱交換器の温度
    を検出する温度検出手段と、その検出値と基準設定値と
    の比較演算を任意の規定時間間隔で行う温度比較演算手
    段と、その比較演算の実行回数を記憶する記憶手段と、
    その記憶した実行回数と任意の設定回数とを比較する比
    較手段と、その比較結果に基づいて前記室外機ファンの
    回転方向を反転させる回転制御手段とを具備したことを
    特徴とする空気調和機の制御装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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