JPH05184089A - 回転電機 - Google Patents
回転電機Info
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- JPH05184089A JPH05184089A JP4146569A JP14656992A JPH05184089A JP H05184089 A JPH05184089 A JP H05184089A JP 4146569 A JP4146569 A JP 4146569A JP 14656992 A JP14656992 A JP 14656992A JP H05184089 A JPH05184089 A JP H05184089A
- Authority
- JP
- Japan
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- frame
- stator
- electric machine
- rotating electric
- foundation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K5/00—Casings; Enclosures; Supports
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16M—FRAMES, CASINGS OR BEDS OF ENGINES, MACHINES OR APPARATUS, NOT SPECIFIC TO ENGINES, MACHINES OR APPARATUS PROVIDED FOR ELSEWHERE; STANDS; SUPPORTS
- F16M7/00—Details of attaching or adjusting engine beds, frames, or supporting-legs on foundation or base; Attaching non-moving engine parts, e.g. cylinder blocks
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 定電圧,定周波数の第1の負荷用の電力のほ
か,可変周波数,定電圧の第2の負荷に対しても良質の
電力を電源装置の重量を大幅に増大させることなく供給
する。 【構成】 エンジンにより駆動される交流発電機10,
整流回路5とインバータ6より成るコンバータ部4及び
発電機制御手段8を備えて構成される定周波電源装置に
おいて,上記交流発電機10の出力巻線として,少なく
とも2対以上の多相出力巻線3A,3Bを備え,その内
の1対の出力巻線3Aを上記コンバータ部4の入力に接
続してコンバータ部4から第1の負荷用の定電圧,定周
波数の交流電力PAを得るようにし,残りの対の出力巻
線3Bは第2の負荷等の他の負荷用に用い,この出力巻
線3Bの出力を上記発電機制御手段8に入れて上記交流
発電機10の界磁入力を制御し,この第2の負荷用への
供給電力PBが上記第1の負荷用の電力PAとは異なる
所要の電力とするように構成した。
か,可変周波数,定電圧の第2の負荷に対しても良質の
電力を電源装置の重量を大幅に増大させることなく供給
する。 【構成】 エンジンにより駆動される交流発電機10,
整流回路5とインバータ6より成るコンバータ部4及び
発電機制御手段8を備えて構成される定周波電源装置に
おいて,上記交流発電機10の出力巻線として,少なく
とも2対以上の多相出力巻線3A,3Bを備え,その内
の1対の出力巻線3Aを上記コンバータ部4の入力に接
続してコンバータ部4から第1の負荷用の定電圧,定周
波数の交流電力PAを得るようにし,残りの対の出力巻
線3Bは第2の負荷等の他の負荷用に用い,この出力巻
線3Bの出力を上記発電機制御手段8に入れて上記交流
発電機10の界磁入力を制御し,この第2の負荷用への
供給電力PBが上記第1の負荷用の電力PAとは異なる
所要の電力とするように構成した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転電機の固定子の形
状の安定化技術に関し、特に、垂直の回転軸線を備える
大型回転電機の安定化装置に関する。
状の安定化技術に関し、特に、垂直の回転軸線を備える
大型回転電機の安定化装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】この種
の多くの回転機、例えば大型水力発電機(軸方向寸法と
比べて大きな直径を有している)は、半径方向に比較的
薄い固定子を有している。かかる固定子は基本的には、
枠に固定された状態で枠から半径方向内方に延びる固定
子積層体で構成されている。
の多くの回転機、例えば大型水力発電機(軸方向寸法と
比べて大きな直径を有している)は、半径方向に比較的
薄い固定子を有している。かかる固定子は基本的には、
枠に固定された状態で枠から半径方向内方に延びる固定
子積層体で構成されている。
【0003】かかる回転電機の運転中、磁気的な吸引力
が回転子と固定子との間の空隙中で半径方向に作用し、
かかる吸引力は固定子に対し半径方向内方へ働く。かか
る吸引力の大きさは、とりわけ回転電機の直径の関数で
あり、従って上述の形式の大径の回転電機の場合には、
特に大きな力が存在するようになる。かかる回転電機の
固定子枠の半径方向寸法が小さいなことと、かかる吸引
力の大きさによって、フープ力と呼ばれる圧縮力が生じ
ることになるが、かかる圧縮力は十分に高い垂直方向の
荷重を受けたときに細い柱が横方向に不安定になるのと
同じように固定子構造体を不安定にするのに十分な大き
さのものである。円形で環状の本体が、円周方向に分布
され半径方向内方に向いた力を受けると、かかる本体は
応動して楕円形になる傾向がある。
が回転子と固定子との間の空隙中で半径方向に作用し、
かかる吸引力は固定子に対し半径方向内方へ働く。かか
る吸引力の大きさは、とりわけ回転電機の直径の関数で
あり、従って上述の形式の大径の回転電機の場合には、
特に大きな力が存在するようになる。かかる回転電機の
固定子枠の半径方向寸法が小さいなことと、かかる吸引
力の大きさによって、フープ力と呼ばれる圧縮力が生じ
ることになるが、かかる圧縮力は十分に高い垂直方向の
荷重を受けたときに細い柱が横方向に不安定になるのと
同じように固定子構造体を不安定にするのに十分な大き
さのものである。円形で環状の本体が、円周方向に分布
され半径方向内方に向いた力を受けると、かかる本体は
応動して楕円形になる傾向がある。
【0004】今述べている形式の固定子が変形して楕円
形になると、たとえかかる変形が非常に僅かなものに過
ぎなくても、回転子と固定子との間の磁気的な吸引力の
円周方向の分布状態に変化が生じることになろう。その
理由は、空隙の周囲の周りの任意の点においては、この
力の大きさは空隙の半径方向寸法または長さで決まるか
らである。換言すると、固定子の楕円形への変形によ
り、楕円形の変形の度合いを維持し或いは増大させるこ
とさえある磁力の再分布が生じることになるであろう。
形になると、たとえかかる変形が非常に僅かなものに過
ぎなくても、回転子と固定子との間の磁気的な吸引力の
円周方向の分布状態に変化が生じることになろう。その
理由は、空隙の周囲の周りの任意の点においては、この
力の大きさは空隙の半径方向寸法または長さで決まるか
らである。換言すると、固定子の楕円形への変形によ
り、楕円形の変形の度合いを維持し或いは増大させるこ
とさえある磁力の再分布が生じることになるであろう。
【0005】かかる回転電気の固定子の変形を防止する
ための従来方法においては、十分な度合いのリング剛
性、即ちかかる変形に対して十分な抵抗をもつよう固定
子の寸法形状を定めている。特に、これは、固定子の枠
の横断面に十分に大きな半径方向の寸法を与えることに
よって達成されている。しかしながら、固定子の枠をこ
のように十分に剛性化すると、これは固定子のコアの積
層体に悪影響を及ぼす場合がある。特に、かかる積層体
は座くつを生じる場合がある。その理由は、固定子の枠
の構造的な横断面が大きいので、枠とコアとの間に温度
差があると、種々の運転条件の下では固定子のコアに対
する圧縮反力が高くなるからである。かかるコアの積層
体の座くつは非常に好ましくない。その理由は、これに
より積層体が緩んでそれにより積層体が振動或いは破損
する場合があり、巻線の絶縁を摩耗させる場合がある。
ための従来方法においては、十分な度合いのリング剛
性、即ちかかる変形に対して十分な抵抗をもつよう固定
子の寸法形状を定めている。特に、これは、固定子の枠
の横断面に十分に大きな半径方向の寸法を与えることに
よって達成されている。しかしながら、固定子の枠をこ
のように十分に剛性化すると、これは固定子のコアの積
層体に悪影響を及ぼす場合がある。特に、かかる積層体
は座くつを生じる場合がある。その理由は、固定子の枠
の構造的な横断面が大きいので、枠とコアとの間に温度
差があると、種々の運転条件の下では固定子のコアに対
する圧縮反力が高くなるからである。かかるコアの積層
体の座くつは非常に好ましくない。その理由は、これに
より積層体が緩んでそれにより積層体が振動或いは破損
する場合があり、巻線の絶縁を摩耗させる場合がある。
【0006】一般に、積層構造体または固定子コアに誘
導圧縮フープ応力が限界値を越えると座屈が生じる。基
本的には、固定子積層体中の圧縮フープ応力の源は、半
径方向磁気引っ張り力、固定子コアの自由熱膨脹及び固
定子枠による反作用の抵抗に起因して生じる固定子コア
と固定子枠との間の半径方向相互作用による力、基礎の
所の摩擦抗力、任意の上部ブラケット構造体からの摩擦
抗力である。一般に、半径方向相互作用力のレベルは、
固定子の枠の横断面の増大につれ、即ち固定子の直径の
増大及び枠の横断面の半径方向の寸法が増大して所望の
楕円の安定性を与えるにつれて増大する。
導圧縮フープ応力が限界値を越えると座屈が生じる。基
本的には、固定子積層体中の圧縮フープ応力の源は、半
径方向磁気引っ張り力、固定子コアの自由熱膨脹及び固
定子枠による反作用の抵抗に起因して生じる固定子コア
と固定子枠との間の半径方向相互作用による力、基礎の
所の摩擦抗力、任意の上部ブラケット構造体からの摩擦
抗力である。一般に、半径方向相互作用力のレベルは、
固定子の枠の横断面の増大につれ、即ち固定子の直径の
増大及び枠の横断面の半径方向の寸法が増大して所望の
楕円の安定性を与えるにつれて増大する。
【0007】かくして、座屈及び楕円不安定性の問題
は、(これらの重要性は等しい)解決策が両立し難いと
これまで考えられていた。特に、楕円安定性の問題に対
する従来の対策(かかる対策は、固定子枠の半径方向の
寸法を増大させることまたは固定子枠を剛性基礎にしっ
かりと固定することを含む)は積層体の座屈の問題に悪
い影響を与える。座屈の問題に対する従来の対策(固定
子の枠の半径方向の撓みを許容することを含む)は、本
来的に楕円安定性の問題を深刻にする。
は、(これらの重要性は等しい)解決策が両立し難いと
これまで考えられていた。特に、楕円安定性の問題に対
する従来の対策(かかる対策は、固定子枠の半径方向の
寸法を増大させることまたは固定子枠を剛性基礎にしっ
かりと固定することを含む)は積層体の座屈の問題に悪
い影響を与える。座屈の問題に対する従来の対策(固定
子の枠の半径方向の撓みを許容することを含む)は、本
来的に楕円安定性の問題を深刻にする。
【0008】本発明の主目的は、上述の種類の回転電機
の固定子を、固定子の所望の円形の形状を維持すると共
に積層体の座屈の原因となる力を軽減させる安定化装置
に関連させることにある。
の固定子を、固定子の所望の円形の形状を維持すると共
に積層体の座屈の原因となる力を軽減させる安定化装置
に関連させることにある。
【0009】上記の目的及び他の目的は本発明によれ
ば、周囲部をもつ枠及び枠の半径方向内方に位置した状
態で枠に固定された積層体を含む環状固定子を備えた回
転電機において、固定子は、回転電機の回転子が垂直な
回転軸線を有するように剛性の基礎上に設置されてお
り、固定子枠の周りに複数の離隔した点のそれぞれで、
それぞれ固定子枠と基礎との間に連結されていて、枠の
円形の形状を保つよう外方に向いた半径方向の力だけを
前記間隔をおいた複数の点で枠に及ぼす複数の固定子の
形状の安定化装置が設けられており、各安定化装置は、
基礎に対する前記複数の離隔した点のそれぞれの半径方
向運動範囲について外方に向いた半径方向の力だけを固
定子の枠に及ぼすよう付勢されているバネ手段と、安定
化装置の連結されている枠の前記複数の離隔した点のそ
れぞれの半径方向内方への運動の限度を定める停止手段
を有し、各安定化装置は、基礎に固定されると共に開口
部を備えた支持部材及び枠から半径方向外方に突出する
と共に前記開口部を貫通した状態で枠に固定された植込
みボルトを更に有し、バネ手段は植込みボルトと支持部
材の間に介在していることを特徴とする回転電機が提供
される。
ば、周囲部をもつ枠及び枠の半径方向内方に位置した状
態で枠に固定された積層体を含む環状固定子を備えた回
転電機において、固定子は、回転電機の回転子が垂直な
回転軸線を有するように剛性の基礎上に設置されてお
り、固定子枠の周りに複数の離隔した点のそれぞれで、
それぞれ固定子枠と基礎との間に連結されていて、枠の
円形の形状を保つよう外方に向いた半径方向の力だけを
前記間隔をおいた複数の点で枠に及ぼす複数の固定子の
形状の安定化装置が設けられており、各安定化装置は、
基礎に対する前記複数の離隔した点のそれぞれの半径方
向運動範囲について外方に向いた半径方向の力だけを固
定子の枠に及ぼすよう付勢されているバネ手段と、安定
化装置の連結されている枠の前記複数の離隔した点のそ
れぞれの半径方向内方への運動の限度を定める停止手段
を有し、各安定化装置は、基礎に固定されると共に開口
部を備えた支持部材及び枠から半径方向外方に突出する
と共に前記開口部を貫通した状態で枠に固定された植込
みボルトを更に有し、バネ手段は植込みボルトと支持部
材の間に介在していることを特徴とする回転電機が提供
される。
【0010】本質的には、本発明は、枠を剛性的に拘束
しないで、固定子の枠に半径方向外方に向いた力を及ぼ
し、それにより正味の力、特に枠に作用する正味の半径
方向の力に、固定子枠による円形の輪郭からの逸脱が小
さな値に維持され、しかも枠が積層体の座屈を防止する
に十分な程度まで半径方向に撓むことができるような値
にすることができる。
しないで、固定子の枠に半径方向外方に向いた力を及ぼ
し、それにより正味の力、特に枠に作用する正味の半径
方向の力に、固定子枠による円形の輪郭からの逸脱が小
さな値に維持され、しかも枠が積層体の座屈を防止する
に十分な程度まで半径方向に撓むことができるような値
にすることができる。
【0011】
【実施例】図1の平面図は、水力発電機の基礎(founda
tion)を構成する円筒形ウェル又は凹部4を備えた発電
所フロア2を示している。水力発電機は、枠6に固定子
積層板8を通常の方法で固定して構成した外部固定子を
含む。発電機は、詳細には示していないが、固定子積層
板8で包囲されている回転子(図示せず)を備えてい
る。枠6はウェル4のフロアの上に任意の従来法で設置
される。
tion)を構成する円筒形ウェル又は凹部4を備えた発電
所フロア2を示している。水力発電機は、枠6に固定子
積層板8を通常の方法で固定して構成した外部固定子を
含む。発電機は、詳細には示していないが、固定子積層
板8で包囲されている回転子(図示せず)を備えてい
る。枠6はウェル4のフロアの上に任意の従来法で設置
される。
【0012】本発明によれば、複数の安定化装置10が
ウェル4と枠6との間で、固定子の周囲に間隔を置いて
連結されている。図1に示す実施例では、固定子の周囲
に等間隔に配置された8つのかかる安定化装置10が設
けられている。各安定化装置10は、発電機の丸み部分
のそれぞれに設けられている。
ウェル4と枠6との間で、固定子の周囲に間隔を置いて
連結されている。図1に示す実施例では、固定子の周囲
に等間隔に配置された8つのかかる安定化装置10が設
けられている。各安定化装置10は、発電機の丸み部分
のそれぞれに設けられている。
【0013】本発明の第1の実施例としての安定化装置
10が図2に示されている。この安定化装置は、枠6の
外面に恒久的に固定されると共に、ウェル4のフロアに
剛結されているプレート16に設けられた開口部のそれ
ぞれを貫通する2本の植込みボルト14を含む。植込み
ボルト14を枠6に、その下縁近傍か、或いはその上縁
と下縁のほぼ中間の領域で固定するのが良い。
10が図2に示されている。この安定化装置は、枠6の
外面に恒久的に固定されると共に、ウェル4のフロアに
剛結されているプレート16に設けられた開口部のそれ
ぞれを貫通する2本の植込みボルト14を含む。植込み
ボルト14を枠6に、その下縁近傍か、或いはその上縁
と下縁のほぼ中間の領域で固定するのが良い。
【0014】各植込みボルト14は、プレート16から
半径方向外方へ延びるそれぞれの側に2組の球面座金1
8、管状バネ案内20及び積み重ねた状態の皿バネ22
を備えている。球面座金18の各組は、合致するフェー
スが球面の扇形部分(セクター)の形態の2つの全体的
に平らな座金で構成されている。かかる座金は、これら
の平らな外面が隣接の構成部品と接触状態を保ったまま
で、関連の植込みボルトの傾動変位量を許容する。バネ
22の各積重ね体は球面座金18の関連の組の間に延び
ている。なお、図2には、バネ22の各積重ね体の一部
しか示していない。
半径方向外方へ延びるそれぞれの側に2組の球面座金1
8、管状バネ案内20及び積み重ねた状態の皿バネ22
を備えている。球面座金18の各組は、合致するフェー
スが球面の扇形部分(セクター)の形態の2つの全体的
に平らな座金で構成されている。かかる座金は、これら
の平らな外面が隣接の構成部品と接触状態を保ったまま
で、関連の植込みボルトの傾動変位量を許容する。バネ
22の各積重ね体は球面座金18の関連の組の間に延び
ている。なお、図2には、バネ22の各積重ね体の一部
しか示していない。
【0015】関連の植込みボルト14のネジ部26に装
着されているナット24を締めることにより、圧縮力ま
たは付勢力がバネ22の各積重ね体に加えられる。公知
の原理に従って、各バネ22の特性、積重ね体を構成す
るバネ22の個数及び積重ね体中のバネ22の総体的な
向きによってバネの各組立体のバネ定数及び圧縮運動量
の範囲が定まる。
着されているナット24を締めることにより、圧縮力ま
たは付勢力がバネ22の各積重ね体に加えられる。公知
の原理に従って、各バネ22の特性、積重ね体を構成す
るバネ22の個数及び積重ね体中のバネ22の総体的な
向きによってバネの各組立体のバネ定数及び圧縮運動量
の範囲が定まる。
【0016】単一の安定化装置10と関連のある枠6の
部分の内方への半径方向運動の度合いは関連のバネ案内
20の長さによって制限される。枠6の関連部分がその
内方への半径方向運動の限度にあるとき、各バネ案内2
0の長さと関連の球面座金18の厚さによって各ナット
24とプレート16との間の間隔が定まる。種々の構成
部品の寸法形状は、この運動の限度が好ましくは発電機
の当初の周囲温度設定値(この設定値は、発電機の経験
すると予想される最も低い温度である。)に相当するよ
う選択される。
部分の内方への半径方向運動の度合いは関連のバネ案内
20の長さによって制限される。枠6の関連部分がその
内方への半径方向運動の限度にあるとき、各バネ案内2
0の長さと関連の球面座金18の厚さによって各ナット
24とプレート16との間の間隔が定まる。種々の構成
部品の寸法形状は、この運動の限度が好ましくは発電機
の当初の周囲温度設定値(この設定値は、発電機の経験
すると予想される最も低い温度である。)に相当するよ
う選択される。
【0017】発電機を運転状態にすると、固定子は或る
程度の熱膨張をする。所与の安定化装置10の配設場所
におけるかかる膨脹は、皿バネ22の各組立体によって
得られる初期の圧縮付加を減少させるよう働く。しかし
ながら、皿バネの個数及び総体的なバネの向きに関して
は、各積重ね体は、枠6の各部分の半径方向外方運動の
許容範囲全体に亘って適当な半径方向外方に向いたバネ
力を維持するよう選択されている。
程度の熱膨張をする。所与の安定化装置10の配設場所
におけるかかる膨脹は、皿バネ22の各組立体によって
得られる初期の圧縮付加を減少させるよう働く。しかし
ながら、皿バネの個数及び総体的なバネの向きに関して
は、各積重ね体は、枠6の各部分の半径方向外方運動の
許容範囲全体に亘って適当な半径方向外方に向いたバネ
力を維持するよう選択されている。
【0018】固定子の自由な半径方向熱膨脹を許容しな
がら枠6に対するかかる外方への力を維持することによ
り、固定子の積層体8の座屈を防止し、或いは実質的に
最小限に抑えるに十分なレベルを与えることのできる引
張り力が枠6に対して維持される。同時に、安定化装置
10によって生じる半径方向外方への力は固定子の所望
程度の真円度を効果的に維持するであろう。
がら枠6に対するかかる外方への力を維持することによ
り、固定子の積層体8の座屈を防止し、或いは実質的に
最小限に抑えるに十分なレベルを与えることのできる引
張り力が枠6に対して維持される。同時に、安定化装置
10によって生じる半径方向外方への力は固定子の所望
程度の真円度を効果的に維持するであろう。
【0019】本発明の安定化装置の第2の実施例が図3
に示されており、この実施例では、図2の皿バネの積重
ね体に変えてバネ棒30が用いられている。本発明の安
定化装置のこの実施例はさらに、溶接によって、固定子
枠6の外面の一点と棒30の端部の真ん中の一点との間
にしっかりと固定された植込みボルトまたはポストの形
態であるのがよいアダプタを有する。アダプタ32はウ
ェル4の基部に剛結された停止部材34に設けられた孔
を貫通している。アダプタ32は植込みボルト14と同
じやり方で枠6に対して位置するのがよい。
に示されており、この実施例では、図2の皿バネの積重
ね体に変えてバネ棒30が用いられている。本発明の安
定化装置のこの実施例はさらに、溶接によって、固定子
枠6の外面の一点と棒30の端部の真ん中の一点との間
にしっかりと固定された植込みボルトまたはポストの形
態であるのがよいアダプタを有する。アダプタ32はウ
ェル4の基部に剛結された停止部材34に設けられた孔
を貫通している。アダプタ32は植込みボルト14と同
じやり方で枠6に対して位置するのがよい。
【0020】また、それぞれがネジ付き植込みボルト3
8を備えた2つの基礎プレート36がウェル4の基部に
固定されており、植込みボルト38は調節可能な距離だ
けそれぞれの基礎プレート36から突き出ている。各植
込みボルトは関連の止めナット40によってその所望の
伸長位置に係止されている。
8を備えた2つの基礎プレート36がウェル4の基部に
固定されており、植込みボルト38は調節可能な距離だ
けそれぞれの基礎プレート36から突き出ている。各植
込みボルトは関連の止めナット40によってその所望の
伸長位置に係止されている。
【0021】図3の実施例では、固定子の枠6の関連領
域の半径方向内方への運動の限度はバネ棒30と停止部
材34の接触によって定まる。基礎プレート36からの
植込みボルト38の突出距離は、棒30が停止部材34
と接触状態にある時点では、バネ棒30が側方に撓んで
固定子の枠6の関連領域に対して所望の半径方向外方の
予備応力または付勢力を生じさせるよう設計されてい
る。もし枠6が膨脹すると、これによりバネ棒30の撓
みの度合いが少なくなると共に、バネ棒30は十分な大
きさの半径方向外方への付勢力を枠6の関連領域に及ぼ
し続けるようになる。
域の半径方向内方への運動の限度はバネ棒30と停止部
材34の接触によって定まる。基礎プレート36からの
植込みボルト38の突出距離は、棒30が停止部材34
と接触状態にある時点では、バネ棒30が側方に撓んで
固定子の枠6の関連領域に対して所望の半径方向外方の
予備応力または付勢力を生じさせるよう設計されてい
る。もし枠6が膨脹すると、これによりバネ棒30の撓
みの度合いが少なくなると共に、バネ棒30は十分な大
きさの半径方向外方への付勢力を枠6の関連領域に及ぼ
し続けるようになる。
【0022】図4は、上部連結ブラケットが発電機の上
方に位置した状態でウェル4内の発電機固定子の部分を
立面図で示している。この種の発電機にかかる上部ブラ
ケットを用いることは珍しいことではない。本発明によ
れば、上部ブラケット42は複数の全体として垂直方向
に延びる脚部44を備えるのがよく、これら脚部44は
枠6への取付け前に、図示のように半径方向内方へ応力
が及ぼされ或いは予備荷重が加えられている。その結
果、脚部44は上述のように半径方向外方への付勢力を
生じさせるバネ部材として役立つ。
方に位置した状態でウェル4内の発電機固定子の部分を
立面図で示している。この種の発電機にかかる上部ブラ
ケットを用いることは珍しいことではない。本発明によ
れば、上部ブラケット42は複数の全体として垂直方向
に延びる脚部44を備えるのがよく、これら脚部44は
枠6への取付け前に、図示のように半径方向内方へ応力
が及ぼされ或いは予備荷重が加えられている。その結
果、脚部44は上述のように半径方向外方への付勢力を
生じさせるバネ部材として役立つ。
【0023】本発明によれば更に、枠6に及ぼされる予
備荷重は、枠6の底部46に隣接して固定される図2ま
たは図3に示す種類の複数の安定化装置と組合わせて図
4に示すような複数の脚部44を用いることによって得
られる。
備荷重は、枠6の底部46に隣接して固定される図2ま
たは図3に示す種類の複数の安定化装置と組合わせて図
4に示すような複数の脚部44を用いることによって得
られる。
【0024】本発明の他の実施例としては、ブラケット
42に取付けられると共に枠6の上部領域で連結された
図2及び図3に示すような安定化装置を用いるものが挙
げられる。これら安定化装置は、枠6の底部領域で連結
されると共にウェル4内に設けられた安定化装置に代え
て或いはこれに加えて設けてもよい。
42に取付けられると共に枠6の上部領域で連結された
図2及び図3に示すような安定化装置を用いるものが挙
げられる。これら安定化装置は、枠6の底部領域で連結
されると共にウェル4内に設けられた安定化装置に代え
て或いはこれに加えて設けてもよい。
【図1】本発明の安定化装置を備えた水力発電機の基本
構成要素を示す平面図である。
構成要素を示す平面図である。
【図2】本発明の安定化装置の一実施例の横断面詳細平
面図である。
面図である。
【図3】本発明の安定化装置の第2の実施例の横断面部
分平面図である。
分平面図である。
【図4】図2及び図3に示す種類の安定化装置と組合せ
て或いは単独で用いることのできるもう1つの安定化装
置を示す横断面立面詳細図である。
て或いは単独で用いることのできるもう1つの安定化装
置を示す横断面立面詳細図である。
2 発電所フロア 4 ウェル 6 枠 8 固定子積層体 10 安定化装置 14 植込みボルト 16 プレート 20 バネ案内 22 皿バネ 18 球面座金 24 ナット 26 ねじ部 32 アダプタ 34 停止部材 36 基礎プレート 40 止めナット 30 バネ棒 42 上部ブラケット 44 脚部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジャン ワーナー セイラー カナダ国 オンタリオ州 ゲルフ ウォー ターロー アベニュー 380 アパートメ ント 904
Claims (7)
- 【請求項1】 周囲部をもつ枠及び枠の半径方向内方に
位置した状態で枠に固定された積層体を含む環状固定子
を備えた回転電機において、固定子は、回転電機の回転
子が垂直な回転軸線を有するように剛性の基礎上に設置
されており、固定子枠の周りに複数の離隔した点のそれ
ぞれで、それぞれ固定子枠と基礎との間に連結されてい
て、枠の円形の形状を保つよう外方に向いた半径方向の
力だけを前記間隔をおいた複数の点で枠に及ぼす複数の
固定子の形状の安定化装置が設けられており、各安定化
装置は、基礎に対する前記複数の離隔した点のそれぞれ
の半径方向運動範囲について外方に向いた半径方向の力
だけを固定子の枠に及ぼすよう付勢されているバネ手段
と、安定化装置の連結されている枠の前記複数の離隔し
た点のそれぞれの半径方向内方への運動の限度を定める
停止手段を有し、各安定化装置は、基礎に固定されると
共に開口部を備えた支持部材及び枠から半径方向外方に
突出すると共に前記開口部を貫通した状態で枠に固定さ
れた植込みボルトを更に有し、バネ手段は植込みボルト
と支持部材の間に介在していることを特徴とする回転電
機。 - 【請求項2】 安定化装置は、固定子枠の周囲の周りに
等間隔をおいて位置していることを特徴とする請求項1
の回転電機。 - 【請求項3】 バネ手段は、皿バネの積重ね体であるこ
とを特徴とする請求項1の回転電機。 - 【請求項4】 安定化装置は、2つの前記植込みボルト
及びそれぞれの植込みボルトと関連のある皿バネの2つ
の前記積重ね体を含むことを特徴とする請求項3の回転
電機。 - 【請求項5】 回転電機は前記複数の離隔した点のそれ
ぞれに丸み部分を有し、安定化装置は、枠と基礎の一方
に連結された2つの第1の部材及び2つの第1の部材の
間で他方の基礎又は枠に連結された第2の部材をさらに
有し、バネ手段は、前記複数の離隔した点のそれぞれで
回転電機の丸み部分に対して横方向に延びていて、第1
の部材と第2の部材の間に介在したバネ材料の棒から成
ることを特徴とする請求項1の回転電機。 - 【請求項6】 回転電機は、初期周囲温度設定値を有
し、停止部材によって定まる半径方向内方運動の限度
は、回転電機の初期周囲温度設定値に対応していること
を特徴とする請求項1の回転電機。 - 【請求項7】 各安定化装置において、支持部材は開口
部を備え、植込みボルトは該開口部を貫通していること
を特徴とする請求項1の回転電機。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US07/699,091 US5117140A (en) | 1991-05-13 | 1991-05-13 | Stator stabilizing assemblies |
US699091 | 1991-05-13 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05184089A true JPH05184089A (ja) | 1993-07-23 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4146569A Pending JPH05184089A (ja) | 1991-05-13 | 1992-05-12 | 回転電機 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5117140A (ja) |
JP (1) | JPH05184089A (ja) |
CA (1) | CA2068458A1 (ja) |
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US5760512A (en) * | 1994-06-16 | 1998-06-02 | Zexel Corporation | Brushless motor |
US6144129A (en) * | 1999-03-22 | 2000-11-07 | Siemens Westinghouse Power Corporation | Spring mounting for an electric generator |
US6091177A (en) * | 1999-03-22 | 2000-07-18 | Siemens Westinghouse Power Corporation | Spring mounting for an electric generator |
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DE1218049B (de) * | 1963-09-24 | 1966-06-02 | Siemens Ag | Elektrische Maschine mit vertikal angeordneter Welle und einem Staendergehaeuse aus Beton |
DE1217490B (de) * | 1964-02-01 | 1966-05-26 | Siemens Ag | Elektrische Maschine vertikaler Bauart mit Betonmantel |
BE790172A (fr) * | 1971-10-18 | 1973-04-17 | Westinghouse Electric Corp | Machine dynamoelectrique verticale avec support de stator ameliore |
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-
1991
- 1991-05-13 US US07/699,091 patent/US5117140A/en not_active Expired - Lifetime
-
1992
- 1992-05-12 JP JP4146569A patent/JPH05184089A/ja active Pending
- 1992-05-12 CA CA002068458A patent/CA2068458A1/en not_active Abandoned
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