JPH05181961A - ファイリング装置の文書検索装置および連続文書表示装置 - Google Patents

ファイリング装置の文書検索装置および連続文書表示装置

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JPH05181961A
JPH05181961A JP3359986A JP35998691A JPH05181961A JP H05181961 A JPH05181961 A JP H05181961A JP 3359986 A JP3359986 A JP 3359986A JP 35998691 A JP35998691 A JP 35998691A JP H05181961 A JPH05181961 A JP H05181961A
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JP3359986A
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Keiichi Nomura
桂市 野村
Hajime Ichimura
元 市村
Yoshimichi Kanda
好道 神田
Toshihiko Kuroi
敏彦 黒井
Koichi Noguchi
浩一 野口
Shinji Yamakawa
慎二 山川
Tomio Sasaki
富雄 佐々木
Makoto Hidaka
信 日高
Kimiko Maruyama
王子 丸山
Midori Aida
みどり 相田
Yasuyuki Nomizu
泰之 野水
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ファイリングシステムに登録された文書の検
索時に、ページ単位でその原稿の種類の情報が検索要素
の一つとして自動的に使用できるようにすると共に、多
値あるいはカラー画像を扱うシステムでも、高速表示を
可能にする。 【構成】 文書の登録・検索機能を有するファイリング
システムにおいて、原稿種類判別手段と、該原稿種類判
別手段による原稿種類の判別結果を文書検索条件に加え
る検索条件設定手段とを設ける。 【効果】 登録時に、ユーザの入力操作が不要で、しか
も、原稿の種類に応じた文書検索が可能になるので、文
書検索の利便性が向上されると共に、検索時間が短縮さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光ディスク等の画像
ファイリング装置、ワードプロセッサ、パーソナルコン
ピュータ、その他各種のファイリング装置で使用するの
に好適な文書検索装置および表示装置に係り、特に、フ
ァイリングシステムに登録された文書の検索時に、ペー
ジ単位でその原稿の種類の情報が検索要素の一つとして
自動的に使用できるようにすると共に、多値あるいはカ
ラー画像を扱うシステムでも、高速表示を可能にした文
書検索装置および連続文書表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、光ディスク等の画像ファイリ
ング装置その他各種のファイリング装置が使用されてい
る。ここで、従来のファイリングシステム、すなわち、
文書検索装置について説明する。
【0003】図22は、従来の文書検索装置について、
その要部構成の一例を示すブロック図である。図におい
て、1は光学的読取り装置、2は印刷装置、3はイメー
ジメモリ、4はCPU、5は表示用メモリ(VRA
M)、6はCRT、7は圧縮伸長部、8は画像処理部、
9は光ディスクI/F(インターフェース)回路、10
は光ディスクドライブ装置を示す。
【0004】光学的読取り装置1は、文字や図面等の原
稿を読み込む機能を有する画像読込み部である。イメー
ジメモリ3は、読込まれた画像データを格納するメモリ
で、画像データ格納部である。
【0005】圧縮伸長部7は、画像データを圧縮・伸長
する画像データ圧縮・伸長部を構成する。また、CRT
6と表示用メモリ(VRAM)5は、画像データを出力
する表示部で、印刷装置2は、画像データを出力するプ
リント部である。
【0006】CPU4は、文書の登録・検索機能を有す
るファイリングシステムの全体を制御する機能を有して
いる。画像処理部8は、システムの画像情報を処理する
機能を有しており、また、光ディスクドライブ装置10
は、登録された文書を格納する光ディスクと、その光デ
ィスクをドライブする駆動部とからなるファイリング装
置である。
【0007】従来のファイリングシステムは、この図2
2のような構成である。そして、このファイリングシス
テムに登録された文書の検索方式では、予めキーワー
ド、文書分類、文書名等の検索要素、すなわち検索条件
を設定しておき、これらの検索条件によって該当文書を
選択する採用されている。
【0008】ところが、従来の検索方式では、いずれも
文書全体に対して検索要素を設定しているので、次の2
つの問題点がある。第1点として、ユーザが、自分で検
索要素を設定する必要がある。
【0009】第2点として、文書内容に対する検索要素
がないので、ページ数の多い文書について、ある所望の
ページを表示させたい場合に、多くの手間がかかる。な
お、従来からこの第2の問題点を解決するために、予め
ページにマークを付けておき、それを手がかりに表示さ
せる方式、いわゆる「しおり検索」機能も知られている
が、マークはユーザが、自分で設定しなければならな
い。
【0010】すなわち、ユーザが必要とするデータは、
多くの場合に、文書全体ではなく、その特定のページで
あり、それぞれのページ毎にユーザが検索要素を設定し
なければならない、という不都合があった。また、文書
検索装置においては、検索時の文書表示性能、特に表示
速度が重視されているが、多値あるいはカラー画像を扱
うシステムにあっては、処理すべきデータ量が多いの
で、高速処理が行えず、紙をペラペラめくる感覚で、文
書を表示することができない、という不都合もあった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】この発明では、従来の
文書検索装置において生じる不都合、すなわち、検索条
件である検索要素を、ユーザが設定する必要があり、ま
た、多値あるいはカラー画像を扱うシステムでは、表示
速度が低下するので、あたかも紙をペラペラめくる感覚
で文書を表示することができず、操作性が悪い、という
不都合を解決し、検索要素がページ単位で自動的に設定
できるようにすると共に、多値あるいはカラー画像を扱
うシステムでも高速表示を可能にして、検索能率を向上
させた文書検索装置および連続文書表示装置を提供する
ことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明では、第1に、
文字や図面等の原稿を読み込む画像読込み部と、読み込
まれた画像データを格納する画像データ格納部と、画像
データを圧縮・伸長する画像データ圧縮・伸長部と、画
像データを出力する表示部またはプリント部とを具備
し、文書の登録・検索機能を有するファイリングシステ
ムにおいて、原稿種類判別手段と、該原稿種類判別手段
による原稿種類の判別結果を文書検索条件に加える検索
条件設定手段、とを設けている。
【0013】第2に、上記第1の文書の登録・検索機能
を有するファイリングシステムにおいて、原稿種類判別
手段による原稿種類の判別結果を表示する原稿種類表示
手段を設けている。
【0014】第3に、文字や図面等の原稿を読み込む画
像読込み部と、読み込まれた画像データを格納する画像
データ格納部と、画像データを圧縮・伸長する画像デー
タ圧縮・伸長部と、画像データを出力する画像表示部ま
たは画像プリント部とを具備し、文書の登録・検索機能
を有するファイリングシステムにおいて、画像データ圧
縮・伸長部は、画像をN×Nブロックに分割し、各ブロ
ック毎に2次元直交変換を行ってN×Nの変換係数を算
出し、該変換係数に対して符号化する符号化手段と、該
符号化手段によって求められた符号に対して復号化を行
い、前記N×Nの係数ブロックを再生し、前記2次元直
交変換の逆変換を行って画像を再構成する復号化手段と
から構成され、前記変換係数の内、階層化された変換係
数の一部を抜取る画像処理部を備え、該画像処理部によ
って、前記画像読込み部と画像表示部の画素構成比に応
じた変換係数のみを抜取り、画像データ圧縮・伸長部の
復号化手段によって逆変換して連続的に文書を表示する
ように構成している。
【0015】
【作用】ファイリングに登録する文書の種類、すなわ
ち、原稿の種類は、大別すれば、第1に、手書きの文書
(2値)、第2に、ワードプロセッサで作成した報告書
や図面、伝票などの文書(2値)、第3に、カタログや
グラビア、写真などの宣伝用パンプレット(中間調)、
等が考えられる。この発明では、このように多種類の文
書について、その登録時に、検索要素として、ページ単
位で、原稿種類の判別結果を追加するようにしている。
【0016】したがって、このように多種類で多数の登
録文書から希望する文書を検索する場合には、この原稿
種類の判別結果の情報を表示することにより、選択範囲
を絞り込むことが可能になる(請求項1と請求項2の発
明)。また、多値あるいはカラー画像を扱うデータ量の
多いシステムについては、画像の原画サイズと、画像表
示サイズの画素構成比率に応じたブロックのみを取出
し、これを逆変換して表示することによって、高速表示
を可能にしている(請求項3の発明)。
【0017】
【実施例1】次に、この発明の文書検索装置について、
図面を参照しながら、その実施例を詳細に説明する。こ
の実施例は、請求項1と請求項2の発明に対応してい
る。
【0018】この実施例では、原稿種類判別手段とし
て、画像をN×Nブロックに分割し、各ブロック毎に2
次元直交変換を行い、得られた係数ブロックを演算処理
することによって、像域分割を実現するように構成して
いる。
【0019】このような像域分割を行うことにより、ペ
ージ単位で、そのページが中間調画像であるかどうかを
識別することができる。この機能は、CPUによって実
行される(後出の図16)。
【0020】そして、その識別結果を検索要素とするこ
とによって、 文書検索として、原稿の種類による検索が可能にな
る。 文書内のページ表示条件に、原稿の種類の指定を追加
することができる。 この検索要素は、システム側で自動的に設定できるの
で、ユーザが入力する必要がない。 という作用効果が得られる。
【0021】そのために、通常光ディスクに確保される
検索要素格納エリアに、スキャン時に得られる原稿種類
判別結果の格納エリアを追加する。従来例を示す図22
では、光ディスクドライブ装置10の光ディスクに、こ
の格納エリアを追加する。
【0022】そして、文書に1ページ以上の中間調デー
タがあるか否かを区別するために、文書単位のビット、
およびページ単位で中間調か否かを示すビットを記憶さ
せるエリアを設定しておく。通常の検索では、これらの
検索要素データを、光ディスクドライブ装置10の光デ
ィスクからCPU4がアクセスできるメモリにダウンロ
ードし、ユーザの指定に従ってCPU4が検索を実行し
て、文書を絞り込む。
【0023】すなわち、CPU4が、検索時に、検索要
素に含まれている中間調ビットも参照することにより、
検索条件を多くすることができるので、文書の絞り込み
が早くなる。例えば、希望の文書を選択するときに、写
真が含まれていることが判っていれば、検索要素とし
て、中間調の文書を指定することで、検索範囲が絞られ
る。
【0024】同様に、多数のページからなる文書で、そ
の写真のページだけを表示したいときも、写真のページ
だけの表示が可能であるから、短時間で検索することが
できる。しかも、その条件(中間調ビット)は、ユーザ
の操作と無関係に付加された条件であるから、条件入力
も簡素化され、検索効率が向上される。すでに述べたよ
うに、以上の原稿種類判別手段の機能は、CPUによっ
て実現されるが、その具体的な構成と動作について、詳
しく説明する。
【0025】図1は、この発明の文書検索装置につい
て、その要部構成の一実施例を示すブロック図である。
図において、11は画像読取り部、12は符号化部、1
3は復号化部、14は画像処理部、15は画像出力部、
16は符号記憶部を示す。
【0026】CCDイメージセンサ等からなる画像読取
り部11によって原稿を読取り、符号化部12におい
て、ADCT符号化を用いて符号化し(後出の図2のD
CT変換部22他)、生成された符号を、磁気ディスク
などの記憶媒体からなる符号記憶部16に記憶する。こ
のような符号データに変換された画像情報を用いて画像
を再生するときは、符号データを復号化部13により復
号して再生画像の信号を生成し、画像処理部14へ出力
する。
【0027】画像処理部14では、入力された再生デー
タの信号が中間調処理か単純二値化処理を選択して処理
し、二値プリンタあるいはCRT等の画像出力部15へ
出力して、ハードコピーを作成したり、画面上に表示し
たりする。この場合に、画像処理部14では、符号化さ
れた画像データが中間調であるか否かの判定は、後出の
図2で詳しく説明するように、復号化部13で中間的に
生成される値を用いて行う。
【0028】このように、この発明の文書検索装置で
は、登録時に、各画像情報について、その画像データが
中間調であるか否かを判定し、その判定結果を、検索条
件の一つとして光ディスクの所定エリアに格納してお
き、検索時に、その判定結果を、検索条件として画面上
に表示する。次に、図1に示した符号化部12と復号化
部13について、その構成と動作とを詳しく説明する。
【0029】図2は、この発明の文書検索装置につい
て、その符号化部と復号化部の要部構成の一実施例を示
すブロック図である。図において、21はブロック読出
し部、22はDCT変換部、23は量子化部、24はハ
フマン符号化部、25はスケールファクタ制御部、26
は第1の演算部、27は量子化マトリックス記憶部、2
8は第2の演算部、29は符号記憶部、30はハフマン
復号化部、31は逆量子化部、32は逆DCT変換部、
33はブロック書込み部を示す。
【0030】ここでは、離散コサイン変換(Discrete
Cosine Transform、以下DCTと略称する)符号
化方式の場合を説明する。まず、符号化処理では、ブロ
ック読出し部21によって画像をN×N画素ブロック
(例えば8×8画素ブロック)毎に読出し、DCT変換
部22でDCT係数値に変換する。ここでは、8×8画
素ブロックの場合について、一例を示す。
【0031】図3は、画像情報を8×8画素ブロックに
分割する場合について、各ブロックの状態を示す図であ
る。この図3のように分割された各ブロック毎に、DC
T係数に変換する。このDCT変換は、次の式で定義さ
れる。
【0032】
【数1】
【0033】DCT変換部22から出力された係数は、
量子化部23へ出力される。この量子化部23では、各
係数毎に、大きさの異なった量子化ステップサイズで線
形化し、量子化係数を算出する。この場合に、各係数に
対する量子化ステップサイズは、第1の演算部26によ
って、量子化マトリックス記憶部27に記憶されている
量子化マトリックスに、スケールファクタ制御部25で
設定されているスケールファクタの値を乗じて求められ
る。
【0034】図4は、量子化マトリックスの一例を示す
図である。図の横軸はu、縦軸はvを示す。この図4に
示す量子化マトリックスでは、人間の視覚特性に合せ
て、低次の係数を細かく量子化するようにしている。
【0035】そして、先のスケールファクタの値を変え
ることによって、符号量あるいは復号画像品質を制御す
ることができる。量子化部23によって量子化された量
子化係数は、ハフマン符号化部24において、出現頻度
の高い係数には短い符号が割当てられ、出現頻度の低い
係数には長い符号が割当てられることにより、全体とし
ての符号量が少なくされて、符号記憶部29に記憶され
る。
【0036】次に、画像を出力するとき、すなわち、復
号化処理に際しては、符号記憶部29に記憶されている
符号を読出し、読出した符号をハフマン復号化部30へ
送出する。ハフマン復号化部30で、符号に量子化した
後の係数値の値が割当てられ、その値が逆量子化部31
において逆量子化される。
【0037】この場合に、逆量子化における量子化ステ
ップサイズは、先の符号化のときと同様に、第2の演算
部28において、量子化マトリックス記憶部27に記憶
されている量子化マトリックスに、スケールファクタ制
御部25で設定されているスケールファクタの値を乗じ
て求められる。逆量子化部31から出力されたDCT係
数は、逆DCT変換部32において画像データに変換さ
れた後、ブロック書込み部33によってブロック毎に出
力される。
【0038】このブロック毎に出力された画像データ
は、1ブロック・ラインメモリ(1ブロックラインは、
主走査方向に続くブロックの1列であり、ここでは、1
ブロックが8×8画素であるから、8ラインである)に
一旦記憶され、1ブロック・ラインメモリが一杯になっ
たとき、1ライン毎に出力され、次の画像処理部(図1
の14)へ送出される。そして、この画像処理部で、選
択的に単純二値化処理と中間調処理が行われ、二値化さ
れたデータが画像出力部15へ出力される。
【0039】次に、画像処理部(図1の14)につい
て、詳しく説明する。図5は、この発明の文書検索装置
について、その画像処理部の要部構成の一実施例を示す
機能ブロック図である。図において、41は中間調処理
部、42は単純二値化処理部、43は中間調領域判定
部、44は網点領域判定部、45はオアゲート回路、4
6は出力制御部、47は画像出力部を示す。
【0040】この図5に示すように、画像処理部(図1
の14)では、復号画像データを読込み、中間調処理部
41におけるディザ法、濃度パターン法、サブマトリッ
ク法等の中間調処理と、単純二値化処理部42における
単純な二値化処理とを、並列に行っている。これらの中
間調処理部41と単純二値化処理部42の出力信号か
ら、次の出力制御部46において、オアゲート回路45
の出力信号により、画像の各領域に適した信号が選択さ
れ、画像出力部47へ出力される。
【0041】すなわち、オアゲート回路45には、復号
画像データを用いて中間調領域であるかどうか判定し、
中間調領域のとき「1」を出力する中間調領域判定部4
3の出力信号と、図2の逆量子化部31から出力される
DCT係数データを用いて網点領域であるかどうか判定
し、網点領域のとき「1」を出力する網点領域判定部4
4の出力信号、とが入力される。出力制御部46では、
このオアゲート回路45の出力信号が「1」のとき、中
間調処理部41の出力信号を選択し、それ以外のとき、
単純二値化処理部42の出力信号を選択する。
【0042】中間調領域の判定方法としては、従来か
ら、画素を主走査方向に数画素シフトし、元の信号との
アンド処理を行うことによって中間調と判定する方式が
知られている(例えば、特開昭61−146067号公
報)。ここで、従来の中間調領域の判定方法について述
べる。
【0043】図6は、従来の中間調判定方式について、
その一例を説明するためのタイムチャートである。図に
おいて、縦軸のth1は単純二値化処理用のしきい値、
th2は中間調判定用の二値化しきい値、B1は濃淡画
像部、B2は太線部、B3は細線部、a〜gはそれぞれ
信号波形を示し、pは画素数を示す。
【0044】いま、図6の上方に示すように、ある副走
査方向において、主走査方向のデジタル画像情報が得ら
れたとする。この図6においては、単純二値化処理用の
しきい値がth1、中間調判定用の二値化しきい値がt
h2であるとする。また、デジタル画像情報の内、左端
に示すB1は濃淡画像部、中央に示すB2は太線部、右
端のB3は細線部を表わしているとする。
【0045】まず、中間調処理部41において、デジタ
ル画像情報をしきい値th2で二値化すると、その下方
にaで示す信号が得られる。この信号aを8画素(8
p)だけ遅らせると、その下にbで示す信号が得られ
る。
【0046】次に、この信号aと信号bをアンド処理す
ると、cで示す信号が生成され、この信号cが中間調の
判定用として使用される。他方、単純二値化処理部42
では、二値化処理用のしきい値th1によって、図6に
dで示す信号が得られる。
【0047】この信号dを、中間調判定用の信号cとタ
イミングを合せるために、さらに4画素(4p)だけ遅
らせると、信号eが生成される。また、中間調処理部4
1からは、先の信号aを4画素(4p)遅らせた信号が
出力される。
【0048】なお、中間調の信号を図示するのは極めて
困難であるが、この図6では、概念的な関係を説明する
ために、fとして、信号aが4画素(4p)遅れた信号
fで示している。その後、信号eと信号fが、中間調判
定用の信号cによって、出力制御部46で選択されて、
図6の最下方にgで示す信号gが得られる。
【0049】この信号gで、斜線部は、単純二値化の出
力信号、それ以外は、中間調処理の出力信号である。こ
の図6のgの信号を見ると、左端に示した濃淡画像部B
1(中間調画像)の部分は、中間調処理された信号であ
り、また、右端に示した細線部B3は、単純二値化処理
された信号である。
【0050】ところが、中央に示した太線部B2は、そ
の両端のエッジ部分が単純二値化処理された信号であ
り、それ以外の部分は中間調処理された信号になる。し
たがって、従来の中間調判定方式によれば、文字と中間
調とが混在した画像でも、それぞれを判別することがで
きるので、それぞれに適した好ましい処理を行うことが
可能である。
【0051】ところが、従来の方式では、出力制御部4
6の出力を選択すると、網点画像部分で、単純二値化処
理部42の信号が選択されてしまう。このような不都合
は、図5に示した網点領域判定部44とオアゲート回路
45とを付加し、網点領域判定部44から、網点領域で
は「1」、それ以外の領域では「0」を出力し、その出
力信号と、中間調領域判定部43の出力信号とを、オア
ゲート回路45で処理する、ことによって解決される。
【0052】次に、図2の網点領域判定部44につい
て、詳しく説明する。すでに述べたように、この網点領
域判定部44は、逆量子化部31から出力されるDCT
係数を入力として、網点の画像領域であるかどうかの判
定を行う。
【0053】図7は、DCT係数の一例を示す図であ
る。この図7に示すように、左上の(0,0)の係数
は、ブロック内の平均的な濃度の大きさを示し、それ以
外の(1,0)、(0,1)付近の低次の係数は、ブロ
ック内の低周波成分の割合を示している。そして、高次
の係数になるほど、高周波成分が含まれる割合を示して
いる。
【0054】以上の関係から、(0,0)の係数をDC
成分と呼び、それ以外の係数をAC成分と呼ぶ。また、
(1,0)、(2,0)、(3,0)、……と変化する
u方向(主走査方向)の係数は、主走査方向の濃度変化
の大きさを示す。
【0055】同様に、(0,1)、(0,2)、(0,
3)、……と変化するv方向(副走査方向)の係数は、
副走査方向の濃度変化の大きさを示す。さらに、(1,
1)、(2,2)、(3,3)、……と変化する斜め方
向の係数は、主走査方向の濃度変化と副走査方向の濃度
変化とが重なり合った成分の大きさを示している。
【0056】ここで、DCT係数の一例を説明する。一
般的な中間調画像や文字画像に対して、数ブロックにつ
いてコサイン変換を行い、AC成分の絶対値の平均値を
求め、各平均値の大きさの比率をグラフ化すると、次の
図8のようになる。
【0057】図8は、一般的な中間調画像や文字画像に
対して、数ブロックについてコサイン変換を行い、AC
成分の絶対値の平均値を求め、各平均値の大きさの比率
をグラフ化した図で、(1) は中間調画像の値、(2) は文
字画像の値、(3) は100線の網点画像を400dpi
のスキャナで読取った画像から求めた値、(4) は同じく
200線の網点画像を400dpiのスキャナで読取っ
た画像から求めた値を示す。
【0058】この図8(1) と(2) とを対比すれば明らか
なように、中間調画像よりも、文字画像の方が、高周波
成分の値が大きい、という相違はあるが、両者共に、高
周波成分になるに従って、徐々に値が小さくなる、こと
が分る。ところが、同様な方法で網点画像のDCT係数
を求めると、網点画像は、主走査方向と副走査方向のい
ずれにも、共に変化する特定な網点パターンを有してい
る。
【0059】そのため、図8(3) や(4) に示すように、
網点周波数の違いによって、AC成分の斜め方向のピー
ク値が出る位置が異なっている。この発明の文書検索装
置では、網点画像におけるこのような特徴に着目して、
網点の画像領域であるか否かを判定する。
【0060】図9は、判定対象ブロックと参照ブロック
との関係を説明する図である。ある1つの判定対象ブロ
ックについて、網点の画像領域であるかどうか判定する
場合、この図9に示すように、その前のラインの5つ
と、同じラインの前後2つずつ、の合計9つの参照ブロ
ックを使用する。
【0061】そして、これら9つの参照ブロックと1つ
の判定対象ブロックについて、そのDCT係数のAC成
分の絶対値の平均値を求める。次に、この平均値が、網
点画像に特有の斜め方向のピークを有しているかどうか
調べる。
【0062】図10は、網点画像かどうかの判定に使用
するDCT係数のテーブルの一例を示す図である。図に
おいて、〜は係数の領域を示す。この図10に示す
ように、5つの領域〜を設定する。まず、第1の領
域は、係数(2,2)、(3,2)、(2,3)、
(3,3)を含む領域である。
【0063】第2の領域は、係数(3,3)、(4,
3)、(3,4)、(4,4)を含む領域である。第
3の領域は、係数(4,4)、(5,4)、(4,
5)、(5,5)を含む領域である。
【0064】第4の領域は、係数(5,5)、(6,
5)、(5,6)、(6,6)を含む領域である。第
5の領域は、係数(6,6)、(7,6)、(6,
7)、(7,7)を含む領域である。
【0065】以上の第1から第5の領域〜につい
て、それぞれの領域で、ピークが発生するかどうかを判
定する。すなわち、各領域の係数の平均値と、その領域
の周波数成分より低周波になる直前の係数の平均値、と
を比較してその領域がピークかどうか判定する。
【0066】具体的には、領域の係数の平均値に対し
て、係数(1,1)、(2,1)、(3,1)、(1,
2)、(1,3)の平均値とを比較する。また、領域
の係数の平均値に対して、係数(2,2)、(3,
2)、(4,2)、(2,3)、(2,4)の平均値と
を比較する。
【0067】領域の係数の平均値に対して、係数
(3,3)、(4,3)、(5,3)、(3,4)、
(3,5)の平均値とを比較する。領域の係数の平均
値に対して、係数(4,4)、(5,4)、(6,
4)、(4,5)、(4,6)の平均値とを比較する。
【0068】領域の係数の平均値に対して、係数
(5,5)、(6,5)、(7,5)、(5,6)、
(5,7)の平均値とを比較する。そして、いずれか1
つの領域に対して、それに対応する係数の平均値がより
小さいとき、判定対象のブロックが網点画像領域である
と判断する。
【0069】図11は、網点領域判定部44について、
その要部構成の一実施例を示す機能ブロック図である。
図において、51は2ブロックライン・メモリ、52は
平均値処理部、53は判定部、54は1ブロックライン
・メモリを示す。
【0070】先の図4において、逆量子化されて戻され
たDCT係数データは、この図11の2ブロックライン
・メモリ51に一旦蓄えられる。この2ブロックライン
・メモリ51に2ブロックライン分のDCT係数データ
が蓄えられると、先の図9に示したような位置関係にあ
る判定対象ブロックの1つのブロックと、その他の各参
照ブロックのDCT係数データを順次、平均値処理部5
2へ読出す。
【0071】平均値処理部52では、参照ブロックと判
定対象ブロックの各係数値の絶対値の平均値である8×
8の値を出力する。判定部53では、この値に対して、
先の図10で説明した領域〜がピークを示すか否か
を、先の演算によって判定し、ピークと判定したとき
は、8×8ブロック毎に「1」の値を出力する。
【0072】また、ピークでないときは、8×8ブロッ
ク毎に「0」の値を出力する。出力された「1」または
「0」の値は、次の1ブロックライン・メモリ54に記
憶される。この網点領域判定部44の1ブロックライン
・メモリ54からは、1ライン毎に、先の図5に示した
中間調領域判定部43の出力信号と同期するように出力
される。
【0073】そして、この信号と、中間調領域から出力
される信号とが、オアゲート回路45とで処理されて、
出力制御部46へ与えられることにより、出力制御部4
6では、網点と中間調画像が中間調処理された信号とが
選択されて出力される。したがって、画像の性質を示す
網点画像領域の判定信号が得られる。
【0074】また、他の判定方法、すなわち、図11の
網点領域判定部44で行う網点に特有の斜め方向のピー
クの判定には、以下の方法を用いることも可能である。
図12は、網点領域判定部44において、斜め方向のピ
ークの判定に用いる走査方法の一例を説明する図であ
る。図において、〜はブロックを示す。
【0075】この図12に示すように、判定対象ブロッ
クのDCT係数のAC成分の絶対値の平均値に対して、
3ライン目から縦横に走査し、各ラインにおいて矢印方
向に対比して、前の値より1.5倍以上になる値の位置
が、ライン番号と一致し、かつ縦横同じライン番号で、
その条件を満たすラインが存在しているとき、斜め方向
のピークがある、と判定する。
【0076】例えば、先の図8(3) について、ピークが
存在すると判定するとすれば、次の図13に示すよう
に、u方向の3ライン目の3番目の値が、前の値の1.
5倍以上になっており、かつv方向の3ライン目の3番
目の値が、前の値の1.5倍以上になっている。
【0077】図13は、u方向とv方向のDCT係数の
AC成分の絶対値の平均値をグラフ化した図で、(1) は
u方向の値、(2)v方向の値を示す。したがって、この
位置に斜め方向のピークが存在し、このブロックは網点
画像である、と判定される。
【0078】さらに、別の判定方法としては、次のよう
にしてもよい。図14は、網点領域判定部44におい
て、斜め方向のピークの判定に用いる走査方法の他の一
例を説明する図である。
【0079】この図14に示すように、判定対象ブロッ
クのDCT係数のAC成分の絶対値の平均値に対して、
矢印で示すように斜め方向に各値を参照していき、3番
目以降の値が、前の値より1.5倍以上であれば、斜め
方向のピークがある、と判定する。図15は、斜め方向
のDCT係数のAC成分の絶対値の平均値をグラフ化し
た図である。図において、〜はブロックを示す。
【0080】ここでも、先の図8(3) について、ピーク
が存在すると判定するとすれば、斜め方向の値は、この
図15に示すように、目の3番目の値が、前の値の1.
5倍以上になっているので、ここに斜め方向のピークが
存在する、と判定し、このブロックは網点画像である、
と判定される。以上のような判断によって、網点領域の
判定が行われ、網点画像領域の判定信号が得られる。
【0081】以上の図1から図15に関連して詳しく説
明した原稿種類判別手段を付加することによって、すで
に述べたように、次の3つの効果が得られので、所望の
文書を迅速に絞り込むことが可能になり、検索時の能率
が向上される。
【0082】第1に、文書検索として原稿の種類による
検索が可能になる。第2に、文書内のページ表示条件に
原稿の種類の指定を追加できる。第3に、この検索要素
は、システム側で自動設定されるので、ユーザーが入力
する必要がない。
【0083】次に、この発明の文書検索装置について、
フローチャートを示す。図16は、この発明の文書検索
装置において、CPUの制御による文書登録時の主要な
処理の流れを示すフローチャートである。図において、
#1〜#3はステップを示す。
【0084】ステップ#1で、文字や図面等の原稿を読
込む。ステップ#2で、ページ単位で、原稿の種類を判
別する。ステップ#3で、原稿の種類を示す情報を、画
像データの管理データ格納エリアに書込む。
【0085】以上のステップ#1〜#3の処理によっ
て、画像データが光ディスクに記憶されると共に、管理
データの所定エリアに、原稿の種類、特に、中間調画像
であるか否かを示す情報が格納される。
【0086】
【実施例2】次に、この発明の連続文書表示装置につい
て、実施例を詳細に説明する。この実施例は、請求項3
の発明に対応している。多値あるいはカラー画像を扱う
データ量の多いシステムでも、高速表示が可能であるよ
うにしている。
【0087】2次元直交変換された変換係数を画像情報
に復元する際、変換係数の一部を先に転送し、残りは順
次転送する画像処理方式は、従来から公知である。この
発明では、階層化された変換係数の一部について、さら
に画像の原画サイズと、画像表示サイズの画素構成比率
に応じたブロックのみを取出し、これを逆変換して表示
部へ転送することによって、高速表示を可能にしてい
る。
【0088】一般に、CRTやLCD等の表示部の画素
構成は、原画像の画素構成よりも低い。例えば、原画像
の画素構成が400dpiとすれば、表示部の画素構成
は、100あるいは200dpi程度であり、両者の解
像度が異なっている。したがって、通常、表示の際に、
原画像を縮小処理する必要がある。
【0089】ところが、原画像の縮小処理にはかなりの
時間がかかり、システムレスポンスを低下させる一因と
なる。この発明の連続文書表示装置では、階層化された
変換係数の一部を逆変換する表示方式において、縮小後
に残る画素に対応するブロックを選び出し、それを逆変
換することで、より高速な表示を実現するようにしてい
る。
【0090】この場合に、変換係数の転送では、順次転
送方式を使用する。動画や静止画のページめくりには、
順次再生・段階符号化を行うプログレッシブ符号化方式
を採用する。
【0091】最初に、スペクトラル・セレクションを行
う。この処理では、DCT係数の内、まず、DC成分を
1画面の全ブロックに対して転送し、次に、低周波成
分、高周波成分の順序で、順次転送する。
【0092】図17は、スペクトラル・セレクション方
式による分割方法を説明する図である。この図17に示
すように、DCT係数を分割して、スペクトラル・セレ
クションを行う。
【0093】次に、ビット・スライスを行う。図18
は、この発明の連続文書表示装置において、ビット・ス
ライス方式を説明する図で、(1) は従来の方式、(2) は
この発明の方式を示す図である。
【0094】この図18(1) に示すように、従来の方式
は、DCT係数の全係数に対して、まず、MSBから複
数ビット(例えば5ビット)を1画面の全ブロックに対
して転送し(第1ステージ)、次に、残りのビットから
さらにいくつかのビットを転送する(第2ステージから
第nステージ)、という処理を繰返えしている。
【0095】これに対して、この発明の連続文書表示装
置では、図18(2) に示すように、縮小に対応する符号
ブロックだけを逆変換する。その後、画面を例えば1/
4に縮小し、縮小画面をベースライン方式で符号化す
る。
【0096】デコーダでは、受取った縮小画像を拡大し
て表示する。次に、コーダでは、先に縮小した画像を、
例えば原画の1/2に拡大した画像と、それと同じ大き
さに原画像を縮小した画像との差分をベースライン方式
で符号化し、デコーダでは、この差分を先に復号した画
像をコーダと同様に拡大した画像に書加える。
【0097】以上の処理を全画面にわたって繰返えす。
この発明の連続文書表示装置では、その画像処理は、C
PUによるソフトウエア処理、あるいは専用チップによ
る処理等のいずれでも可能である。この実施例では、専
用の画像処理部を有する場合について説明する。
【0098】図19は、この発明の連続文書表示装置に
ついて、その画像処理部の要部構成の一実施例を示す機
能ブロック図である。図において、61は符号入力部、
62は画像処理部、63は符号出力部を示す。
【0099】次に、この図19の画像処理部62の機能
を説明する。この画像処理部62によれば、先の図18
(2) に関連して説明した処理、すなわち、縮小画像に対
応する符号ブロックのみの逆変換が実行される。
【0100】この画像処理部62は、必ずしもハードウ
エアで構成する必要はなく、ソフトウエアによって構成
することも可能である。ここで、原画像の画素構成が4
00dpi、表示部の画素構成が100dpiの場合に
ついて説明する。
【0101】図20は、この発明の連続文書表示装置に
おいて、画像処理部62による表示時の主要な処理の流
れを示すフローチャートである。図において、#11〜
#14はステップを示す。
【0102】ステップ#11で、スキャナ等の画像読込
み部によって、文字や図面等の原稿を読込む。ステップ
#12で、N×Nブロックで圧縮する。
【0103】ステップ#13で、N×Nブロックを単位
として、画像処理部で1/4に間引き処理する。ステッ
プ#14で、1/4に間引いた結果を逆変換して表示す
る。
【0104】以上のステップ#11〜#14の処理によ
って、画素構成が400dpiの原画像を、高速度で、
画素構成が100dpiの表示部に表示することが可能
になる。次に、他の実施例を説明する。
【0105】図21は、この発明の連続文書表示装置に
おいて、ソフトウエア処理による表示時の主要な処理の
流れを示すフローチャートである。図において、#21
〜#23はステップを示す。
【0106】ステップ#21で、予め光ディスク等に格
納されている複数の符号化データから、表示したいデー
タを選択する。ステップ#22で、N×Nブロックを単
位として、画像処理部で1/4に間引き処理する。
【0107】ステップ#23で、1/4に間引いた結果
を逆変換して表示する。以上のステップ#21〜#23
の処理によって、予め光ディスク等に格納されている複
数の符号化データから、表示したいデータが高速度で表
示される。
【0108】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、画像の登録時
に、ユーザによる入力操作が不要で、しかも、原稿の種
類に応じた文書検索が可能になるので、文書検索の利便
性が向上されると共に、検索時間が短縮される。
【0109】請求項2の発明によれば、原稿の種類に応
じたページ表示が可能になるので、ページ表示の処理時
間が短縮される。その結果、同様に、文書検索の利便性
が向上されると共に、検索時間が短縮される。
【0110】請求項3の発明によれば、多値あるいはカ
ラー画像の処理が可能なシステムにおいても、高速な画
像表示が可能になり、あたかも紙をめくる操作と同様の
感覚で、ページめくりを行うことができる。したがっ
て、同様に、文書検索の利便性が向上されると共に、検
索時間が短縮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の文書検索装置について、その要部構
成の一実施例を示すブロック図である。
【図2】この発明の文書検索装置について、その符号化
部と復号化部の要部構成の一実施例を示すブロック図で
ある。
【図3】画像情報を8×8画素ブロックに分割する場合
について、各ブロックの状態を示す図である。
【図4】量子化マトリックスの一例を示す図である。
【図5】この発明の文書検索装置について、その画像処
理部の要部構成の一実施例を示す機能ブロック図であ
る。
【図6】従来の中間調判定方式について、その一例を説
明するためのタイムチャートである。
【図7】DCT係数の一例を示す図である。
【図8】一般的な中間調画像や文字画像に対して、数ブ
ロックについてコサイン変換を行い、AC成分の絶対値
の平均値を求め、各平均値の大きさの比率をグラフ化し
た図である。
【図9】判定対象ブロックと参照ブロックとの関係を説
明する図である。
【図10】網点画像かどうかの判定に使用するDCT係
数のテーブルの一例を示す図である。
【図11】網点領域判定部44について、その要部構成
の一実施例を示す機能ブロック図である。
【図12】網点領域判定部44において、斜め方向のピ
ークの判定に用いる走査方法の一例を説明する図であ
る。
【図13】u方向とv方向のDCT係数のAC成分の絶
対値の平均値をグラフ化した図である。
【図14】網点領域判定部44において、斜め方向のピ
ークの判定に用いる走査方法の他の一例を説明する図で
ある。
【図15】斜め方向のDCT係数のAC成分の絶対値の
平均値をグラフ化した図である。
【図16】この発明の文書検索装置において、CPUの
制御による文書登録時の主要な処理の流れを示すフロー
チャートである。
【図17】スペクトラル・セレクション方式による分割
方法を説明する図である。
【図18】この発明の連続文書表示装置において、ビッ
ト・スライス方式を説明する図である。
【図19】この発明の連続文書表示装置について、その
画像処理部の要部構成の一実施例を示す機能ブロック図
である。
【図20】この発明の連続文書表示装置において、画像
処理部62による表示時の主要な処理の流れを示すフロ
ーチャートである。
【図21】この発明の連続文書表示装置において、ソフ
トウエア処理による表示時の主要な処理の流れを示すフ
ローチャートである。
【図22】従来の文書検索装置について、その要部構成
の一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 光学的読取り装置 2 印刷装置 3 イメージメモリ 4 CPU 5 表示用メモリ 6 CRT 7 圧縮伸長部 8 画像処理部 9 光ディスクI/F回路 10 光ディスクドライブ装置 11 画像読取り部 12 符号化部 13 復号化部 14 画像処理部 15 画像出力部 16 符号記憶部
フロントページの続き (72)発明者 黒井 敏彦 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 野口 浩一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 山川 慎二 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 佐々木 富雄 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 日高 信 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 丸山 王子 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 相田 みどり 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 野水 泰之 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字や図面等の原稿を読み込む画像読込
    み部と、読み込まれた画像データを格納する画像データ
    格納部と、画像データを圧縮・伸長する画像データ圧縮
    ・伸長部と、画像データを出力する表示部またはプリン
    ト部とを具備し、文書の登録・検索機能を有するファイ
    リングシステムにおいて、 原稿種類判別手段と、 該原稿種類判別手段による原稿種類の判別結果を文書検
    索条件に加える検索条件設定手段、とを備えたことを特
    徴とする文書検索装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の文書の登録・検索機能を有す
    るファイリングシステムにおいて、 原稿種類判別手段による原稿種類の判別結果を表示する
    原稿種類表示手段を備えたことを特徴とする文書検索装
    置。
  3. 【請求項3】 文字や図面等の原稿を読み込む画像読込
    み部と、読み込まれた画像データを格納する画像データ
    格納部と、画像データを圧縮・伸長する画像データ圧縮
    ・伸長部と、画像データを出力する画像表示部または画
    像プリント部とを具備し、文書の登録・検索機能を有す
    るファイリングシステムにおいて、 画像データ圧縮・伸長部は、画像をN×Nブロックに分
    割し、各ブロック毎に2次元直交変換を行ってN×Nの
    変換係数を算出し、該変換係数に対して符号化する符号
    化手段と、 該符号化手段によって求められた符号に対して復号化を
    行い、前記N×Nの係数ブロックを再生し、前記2次元
    直交変換の逆変換を行って画像を再構成する復号化手段
    とから構成され、 前記変換係数の内、階層化された変換係数の一部を抜取
    る画像処理部を備え、 該画像処理部によって、前記画像読込み部と画像表示部
    の画素構成比に応じた変換係数のみを抜取り、画像デー
    タ圧縮・伸長部の復号化手段によって逆変換して連続的
    に文書を表示することを特徴とする連続文書表示装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007034676A (ja) * 2005-07-27 2007-02-08 Sony Corp エッジ検出回路、エッジ検出方法、ノイズ除去回路及びノイズ除去方法
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