JPH05180686A - 組合せ秤における分散フィーダ - Google Patents

組合せ秤における分散フィーダ

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JPH05180686A
JPH05180686A JP34668991A JP34668991A JPH05180686A JP H05180686 A JPH05180686 A JP H05180686A JP 34668991 A JP34668991 A JP 34668991A JP 34668991 A JP34668991 A JP 34668991A JP H05180686 A JPH05180686 A JP H05180686A
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JP
Japan
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vibration
dispersion
magnet
dispersion feeder
feeder
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Application number
JP34668991A
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English (en)
Inventor
Seiji Yamano
聖二 山野
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Yamato Scale Co Ltd
Original Assignee
Yamato Scale Co Ltd
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Publication date
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  • Weight Measurement For Supplying Or Discharging Of Specified Amounts Of Material (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 上下方向と周方向との成分の振動系が個々に
得られ、分散特性に対応できる構成の分散フィーダであ
る。 【構成】 組合せ秤における分散フィーダにおいて、分
散テーブル10を支持している上部取付板11と下部支持体
12との間に、中間支持板13が設けられ、前記上部取付板
11と前記下部支持体12との間に板ばね27とマグネット25
とこれらを支持する部材とを組合せてなる上下振動駆動
体20がを設けられ、前記中間支持板13と前記下部支持体
12との間に周方向振動用の板ばね15が垂直でその側面が
分散フィーダの中心を通る立面上に位置させて複数箇所
に配設され、かつ周方向振動用のマグネット17が設けら
れた構成である。 【効果】 被処理物の条件に応じた分散特性を選定して
計量系への分散供給が効果的に行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は組合せ秤における分散フ
ィーダにかかるものであって、詳しくは分散フィーダの
分散テーブルに付与される振動が上下方向の振動系と周
方向の振動系との二系統を備える組合せ秤における分散
フィーダに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の組合せ秤における分散フィーダ
は、図9によって示されるような構成である。この分散
フィーダにおける分散テーブル1は偏平な円錐形にさ
れ、この分散テーブル1の中央部にはボス2が固着され
ている。この分散テーブル1は上部取付板3の上面中央
に固着された取付ねじ穴を有する支持ボス3'に、前記中
央部のボス2を貫通するボルト5を前記取付ねじ穴に螺
合させて締着されている。その上部取付板3は下部支持
体6と、複数の板ばね7(例えば4個の板ばね)で連結
支持され、その各板ばね7はそれぞれ下部支持体6の上
面に固着される下部板ばね取付金具7'と上部取付板3下
面に固着される上部板ばね取付金具7"とに端部を取り付
けられて、所要角度に傾斜させた状態に配されている。
そして、下部支持体6には中央上面にマグネット8が固
着され、上部取付板3の下面中央に可動コア8'が前記マ
グネット8と対向して所要の間隔をおいて固着されて、
そのマグネット8を作動させることにより、分散テーブ
ル1が上下振動しながら往復螺旋状の運動を行うような
振動を与えるようにされている。
【0003】したがって、その分散フィーダの分散テー
ブル1上に被処理物品が供給されると、その被処理物品
は分散テーブル1上において円周方向にずり落ちながら
板ばね7の傾斜している方向に応じて(この具体例では
分散テーブルの平面視で左方向)旋回流れとなって移動
される。この分散被処理物品の旋回流れとなる動作が、
組合せ秤における分散フィーダから任意の供給用のフィ
ーダへの分散供給特性として重要である。すなわち、分
散フィーダによってこの分散フィーダの周囲に配設され
ている各計量部への供給用のフィーダで、満杯状態にあ
る箇所では、その横隣のフィーダへ被処理物品が廻り込
み供給される働きをする。
【0004】また、包装作業の多様化に伴い複数種類の
被計量物を計量後に混合して包装工程に供給させるの
に、従来の方式では困難な作業が要求されるようにな
り、あるいは同時に異なる種類の物品をそれぞれ別個に
供給計量して包装部に供給させるなど、1台の組合せ秤
でもって処理させることが要求されるようになってき
た。
【0005】そこで、このような要求に対応させるため
に、1台の組合せ秤において被計量物の供給部で異なる
種類の物品をそれぞれ別個に分散供給して処理できるよ
うにする方式が研究され、提案されている。このような
方式を実施しようとする先行技術としては、実開平1−
66032号公報によって知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来の板
ばねを傾斜させて配される形式では、上下方向の振動成
分と旋回方向の振動成分とが同時に得られることから、
構造が簡単で有効であるが、その反面分散特性の悪い物
品(付着し易い、軟質である、低密度などの被処理物)
を取り扱うような場合に、強い振動が要求されるので、
板ばねの強化とマグネットの大型化が必要になる。
【0007】また、複数種類の被処理物を取り扱えるよ
うにする前記のような先行技術にあっては、分散テーブ
ルが分割された位置に仕切り板を設けて隣接位置の物品
が相互に移動できないように仕切っているために、これ
らの分割された分散テーブルに与えられる往復螺旋動
で、被処理物がその分散進め方向に偏り、その逆の側で
の分散量が少なくなって最悪状態では進め方向の供給用
のフィーダに対して他方向の供給用のフィーダには物品
が供給されなくなるおそれがある。
【0008】したがって、分散テーブルが複数に分割さ
れた分散テーブルでは、上下方向の振動のみを与えるよ
うにして、旋回動作が無い形式となる。しかし、このよ
うな上下方向の振動だけでは、旋回動作を伴わないの
で、前述の分散特性での重要な要素である被処理物の各
供給用のフィーダへの廻り込み効果が殆ど期待できない
のである。このようなことから、先行技術では作業性の
向上が期待できない。
【0009】本発明では前記のような問題点を解決し
て、分散特性の悪い物品を取り扱うに際して、無理なく
強い振動が与えられて処理効果が高め得る上下方向と旋
回方向との成分の振動系が個々に得られる構成の分散フ
ィーダの提供を目的としている。
【0010】また、本発明では複数種類の異なる被処理
物を周方向旋回動作を伴わせて分散特性を損なわないで
処理できる複数区画に分割された分散テーブルを備える
分散フィーダの提供を目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、組合せ秤における分散フィーダにおい
て、分散テーブルを支持している上部支持体と下部支持
体との間に、中間支持体が設けられ、前記上部支持体と
前記下部支持体との間に板ばねとマグネットとこれらを
支持する部材とを組合せてなる上下振動駆動体がを設け
られ、前記中間支持体と前記下部支持体との間に周方向
振動用の板ばねが垂直でその側面が分散フィーダの中心
を通る立面上に位置させて複数箇所に配設され、かつ周
方向振動用のマグネットが設けられた構成である。
【0012】本発明での前記周方向振動用のマグネット
は、分散フィーダの中心から所要半径位置で少なくとも
2組、これら振動用のマグネットを正方向と逆方向に作
動させるように配設して、一定時間間隔毎に作動を切り
換えるようにさせる、あるいは周方向振動用のマグネッ
トを1組設けて、上下振動用のマグネットの作動に対し
て前記周方向振動用のマグネットの脈流励磁の位相を一
定時間間隔毎に同相と逆相とに切り換えるようにさせる
ことで、分散テーブル上の被処理物の旋回流れ方向を正
逆交互に切り換えられることが好ましい。
【0013】また、本発明は、前記分散テーブルは仕切
り板により複数の区画に分割されることで、同時に複数
の異なる物品を取り扱うことができて好ましい。さら
に、分散テーブルとその振動駆動部及び支持構造部を複
数に分割された構造にして、個々の分散テーブルで異な
る被処理物品を分散供給できるようにすることが好まし
い。
【0014】
【作用】このような構成の本発明の分散フィーダによれ
ば、分散テーブルが上下方向の振動と旋回方向(周方
向)の振動が、別個なマグネットによって駆動操作され
て付与されるので、その両振動条件の設定が選択付与で
き、取扱被処理物に適応した状態で駆動することができ
る。
【0015】また、複数組設けられる周方向の振動用マ
グネットを一定時間毎に作動を切り換えること、あるい
は1組の周方向の振動用マグネットに加える電流の位相
を一定時間ごとに同相と逆相とに切り換えることで、周
方向の振動を正逆両方向に切り換えて被処理物の旋回流
れが切り換えられることにより、分散特性を向上させた
り、複数の区画に仕切られた分散テーブル上での異なる
被処理物の供給に際して、被処理物の偏りが生じないよ
うにすることで作業性が高められることになる。
【0016】
【実施例】以下本発明の組合せ秤における分散フィーダ
について一実施例を図面に基づき説明する。図1に示さ
れるのは本発明の組合せ秤における分散フィーダの一具
体例の中央縦断面図である。図2は図1に示されるもの
の平面図である。図3は周方向振動用の板ばねの取付状
態を示す図である。
【0017】これらの図において、分散テーブル10は偏
平な円錐形で、下側に上部取付板11が取り付けられてい
る。下部支持体12と上部取付板11との間に中間支持板13
が配されている。この中間支持板13の下面と下部支持体
12の上面との間には、複数の周方向振動用の板ばね15が
等分された位置に配設され、これら板ばね15を介して前
記中間支持板13が支持され、この中間支持体板13中央部
下面に付設垂下される上下振動駆動体20の分散テーブル
支持片23の上端部23a が中間支持板13に設けられる透か
し孔13' を通じて上部取付板11に連結されて、下部支持
体12上に分散テーブル10が支持される構成である。
【0018】前記各周方向振動用の板ばね15は、図3で
示されるように下部支持体12上に取り付く取付金具16に
下端を固着され、中間支持板13下面に取り付く取付金具
16'に上端を固着されて垂直に配され、かつその平面が
分散テーブル10中心線を通る立面上に位置するようにし
て配設されている。また、周方向振動用のマグネット17
は、複数設けられ(この実施例では2組で作動方向が同
方向に配されている、但しこれに限定されない)、マグ
ネットコイル17' が下部支持体12上に固着されたブラケ
ット18上に横向きで配設され、中間支持板13に固着垂設
されるブラケット18' に可動コア17" が所要の間隙をお
いて配される。
【0019】前記上下振動駆動体20は、基端の取付座片
部21' を中間支持板13の下面に定着されて下向きに配さ
れる主支持片21と、この主支持片21に対向して所定の間
隔をおいて配される前記分散テーブル支持片23と、マグ
ネット25と、前記主支持片21と分散テーブル支持片とを
連結するようにして取り付く複数の板ばね27とで構成さ
れている。そして、その複数の板ばね27、例えば2枚
を、一方の板ばね27は主支持片21下端の取付座部21" と
分散テーブル支持片23下端の取付座部23" とに両端を定
着させて取り付けられ、他方の板ばね27' は主支持片21
の基端の取付座片部21' と分散テーブル支持片23上部に
突設の突片23' とに両端を定着させて取り付けられてい
る。また、マグネット25は、マグネットコイル25' が主
支持片21の中間部から横向きに突き出すマグネット取付
部片22の下面に下向きに定着され、可動コア25" が分散
テーブル支持片23の下部で横向きに突き出す可動コア取
付部片24上にて前記マグネットコイル25' と所要の間隙
をおいて対向配設された構成である。
【0020】このような構成の本発明の分散フィーダで
は、前記各周方向振動用のマグネット17と上下振動駆動
体20のマグネット25とは、それぞれ別設の図示されない
駆動制御手段と繋がれて、脈流励磁されるのが任意に設
定できるようにされている。特に、周方向振動用の各マ
グネット17は、例えば両方が同時に、あるいは両方の作
動が一定時間間隔で交互に作動されるようにすること
で、分散テーブル10の振動条件を変えることができる。
なお、図中符号14は下部支持体12から組合せ秤機体への
振動を緩衝遮断させるコイルばねである。
【0021】このように構成される分散フィーダによれ
ば、使用に際して被処理物の条件に応じて上下振動駆動
体20のマグネット25と周方向振動用のマグネット17に対
する印加電圧を選定して駆動させれば、上下振動駆動体
20のマグネットコイル25' と可動コア25" との断続作動
により、両板ばね27,27'を介して相互に連結されている
主支持片21と分散テーブル支持片23とが、中間支持板13
側に固着されている主支持片21に対してフリーの状態に
ある分散テーブル支持片23に上下方向の振動が与えられ
て、分散テーブル10を上下振動させる。
【0022】また、周方向振動用のマグネット17が例え
ば1組作動させると、下部支持体12側にブラケット18を
介して定着されるマグネットコイル18' に対して、可動
コア18" が引き寄せられる動作で、両者の間隙分可動コ
ア18" の移動に対応して直立状態にある各板ばね15が分
散フィーダ中心からの放射状に平面配置されているか
ら、その板ばね15の前後方向の撓みにより中間支持板13
が周方向振動される。したがって、このような操作が連
続して行われることで、分散テーブル10は上下振動と同
時に周方向振動されて、被処理物に対して分散旋回流れ
操作できることになる。
【0023】この際の分散特性は上下振動系と周方向振
動系との各振動強さは、両振動系の各マグネット17,25
の振動条件を運転中において変えることで最適に調節す
ることが可能になる。
【0024】また、周方向振動用の複数のマグネット17
を、一定時間間隔ごとに作動を切り換えることで分散テ
ーブル10の周方向振動の向きを変えて被処理物の分散状
態を変えることができる。なお、周方向振動用のマグネ
ット17を複数配して、同一作動させるようにしておけ
ば、マグネット17を小型化できることになる。
【0025】以上は分散フィーダにおける被処理物の分
散供給処理が1種類の被処理物を取り扱う形式のものに
ついて説明したが、複数種類の被処理物を1個の分散テ
ーブル上で処理できる構成の分散フィーダを、図4及び
図5で示す。なお、構成上前記実施例と同一の部分には
同じ符号を付して、その説明を省略している。
【0026】このような分割処理の分散フィーダでは、
分散テーブル10上に所要高さの仕切り板19を付設して、
この仕切り板19によって区画される複数の区画部分にそ
れぞれ異なる被処理物が供給できるように形成される。
これに対して、周方向振動用のマグネット17が少なくと
も2組、前記要領で配設され、この両マグネット17を一
定時間間隔で交互に作動させるようにマグネット駆動制
御手段で設定しておけば、分散テーブル10上が仕切り板
19によって区切られた各分散エリアに載せられている被
処理物が上下振動と共に周方向の振動とによって、分散
供給される。
【0027】この際、分散テーブル10には例えば左方向
の周方向振動が一定時間続いた後、逆に右方向の周方向
振動が一定時間続くように両周方向振動が与えられるの
で、被処理物が旋回流れ方向の仕切り板19側への偏りが
生じることなく、分散供給特性が与えられる。
【0028】次に複数種類の被処理物を分割区画部に供
給して分散供給処理させる分割処理型の分散フィーダに
ついて、一実施例図を参照して説明する。図6乃至図8
に示されるのは2つの区画に独立分割されて、それぞれ
が任意のタイミングで動作される組合せに適用される分
散フィーダの実施例である。図6は分割処理型の分散フ
ィーダの平面図である。但し分散テーブルを除き対称的
に配置された支持構造と駆動機構とは片方を省略してあ
る。図7は分散テーブルを縦断して表す図6のVII−VII
視図である。図8は図7における分散テーブル部分のみ
を縦断して表す側面図である。図9は図8のIX−IX視図
である。
【0029】この分散フィーダでは、分散テーブル10a,
10b が偏平円錐形のほぼ半分に分割された形状になって
いて、中央部に振動で接触しない間隔を保って仕切り板
39a,39b が設けられている。これらの各分散テーブル10
a,10b はそれぞれ下側に上部取付板31が取り付けられて
いる。下部支持体32と上部取付板31との間に中間支持板
33が配されている。前記一方の上部取付板31、下部支持
体32及び中間支持板33は、いずれも隣接する他方のもの
と接触することがない間隔を隔てて設けられるようにさ
れている。なお、分散フィーダ構成部はそれぞれ同一構
造であるから、以下一方のみについて説明し、他方のも
のは説明を省略する。但し下部支持板については、例え
ば図9で示されるように両方のものが接触しない間隔で
一方の下部支持板32a は突出部32a'が両分散テーブル10
a,10b の中心より図上右側まで突き出している。また他
方の下部支持板32b は前記下部支持板32a と逆に図上左
側へ突出部32b'が突き出した状態にされている。
【0030】前記中間支持板33の下面と下部支持体32の
上面との間には、複数の周方向振動用板ばね35が等分さ
れた位置に配設され、これら板ばね35を介して前記中間
支持板33が下部支持体32上方に支持されている。この中
間支持板33の中央寄り位置下面に上下振動駆動体40が付
設垂下され、この上下振動駆動体40の分散テーブル支持
片43の上端部43a が中間支持板33の切欠き部33' を通じ
て上部取付板31に連結されて、下部支持体32上に分散テ
ーブル10a が支持される構成である。
【0031】なお、前記各周方向振動用のマグネット37
は、いずれも前記第1番目の実施例と同様の構成で、同
一の機能を発揮するので符号を付すにとどめ説明は省略
する。符号36は板ばね15の下側取付金具、36' は板ばね
の上側取付金具、37' は周方向振動用のマグネットコイ
ル、37" 周方向振動用の可動コア、38,38'はブラケット
である。また、前記上下振動駆動体40についても、前記
第1番目の実施例と同様の構成で、同一の機能を発揮す
るものであるから、符号を付すにとどめ説明は省略す
る。符号41は主支持片、41' は主支持片の基端取付座片
部、42はマグネット取付部片、44は可動コア取付部片、
45はマグネット、45' はマグネットコイル、45" は可動
コア、47,47'は板ばねである。34は下部支持体32の緩衝
用コイルばねである。
【0032】このような構成にされた分割独立状態の分
散フィーダのユニツトは、その可動部である両分散テー
ブル10a,10b とそれぞれの上部取付板31、中間支持板3
3、及び上下振動駆動体40で構成される部分の重心の位
置が、分散フィーダの中心Gになるように、円弧状にさ
れたバランスウェイト50が取付金具51,51によって上部
取付板31に支持されて、それぞれ反対側の位置に配され
ている。なお、両方のバランスウェイト50,50及び取付
金具51,51は相互に干渉しないように配されている。
【0033】この実施例において上下振動駆動体40のマ
グネット45と周方向振動用のマグネット37の内一方のマ
グネット(例えば図上右側のマグネット)を同相で脈流
励磁させると、上部取付板31を介して分散テーブル10a
(10b)が上方向に持ち上げられたとき、その分散テーブ
ル10a(10b)と上部取付板31及び中間支持板33が左方向に
捻り駆動されるので、分散テーブル上の被処理物は左方
向に旋回させられながら外周方向(下向き)にずり落ち
る。ここで一定時間間隔ごとに他方の周方向振動用のマ
グネットに前記脈流励磁を切り換えると、分散テーブル
10a(10b)上で仕切り板39a(39b)の一端部側(被処理物の
進め方向側)に被処理物が偏ったり、上下振動のみの分
散フィーダで見られるように、被処理物の廻り込みのな
い分散特性の悪い状態となることなく運転できるのであ
る。なお、運転時下部支持体32a,32b はいずれも前記の
ようにバランスウエイト50の取付け方向にそれぞれ突出
部32a',32b' が突き出しているので、安定状態に保たれ
る。
【0034】また、上記の第3の実施例では周方向振動
用として2組のマグネットを用いたもので説明したが、
さらに第4の実施例として周方向振動用のマグネットは
1組でも可能である。前記第3の実施例では上下振動用
のマグネット45と周方向振動用のマグネット37との脈流
励磁の位相は同相であるが、この第4の実施例では、周
方向振動用のマグネット37を上下振動用のマグネット45
に対して同相と逆相(180°ずれ)とを一定時間間隔
ごとに切り換えるように駆動制御手段と接続して操作で
きるようにされる。このように構成することで、前記第
3の実施例同様の分散供給操作が可能になる。
【0035】さらに、上記の第3、第4の実施例におい
ても、上下振動用のマグネット45と周方向振動用のマグ
ネット37との振幅強度を電気的に制御することにより、
上下振動系と周方向振動系との各振幅を任意に制御して
被処理物の分散供給操作を向上させることができる。
【0036】なお、前記の周方向振動用のマグネットに
与える一定時間間隔ごとの切り換え時間は、例えば組合
せ秤における計量ホッパ系列の動作間隔(計量速度)
が、例えば正転0.4秒、休止0.6秒、逆転0.4
秒、休止0.6秒の繰り返し程度が好ましい。もちろ
ん、これに限定されるものではない。また、前記各実施
例における上下振動駆動体での板ばねとマグネットとの
配置について、これに限定されるものではなく、上下方
向に振動できる組合せ構造であればよい。さらに、本発
明の分散フィーダにおいては、被処理物の搬送上の特性
や秤量の大小に応じて、上下振動と周方向振動のいずれ
か片方だけで作動させることもできる。
【0037】なお、本発明における上部支持体は前記上
部取付板11(31)と、中間支持体は前記中間支持板13(33)
とそれぞれ対応するものである。
【0038】
【発明の効果】本発明の分散フィーダによれば、上下方
向の振動と周方向の振動とが別個の駆動手段によって分
散テーブルに加えられるようにされているので、被処理
物の条件に応じた分散特性を選定して計量系への分散供
給が効果的に行える。また、分散処理区画を複数に分割
して複数種類の被処理物を、それぞれの条件に応じて分
散供給処理を行うことができ、その際被処理物の偏り現
象が生じないで作業効率を高め得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の組合せ秤における分散フィーダの一具
体例の中央縦断面図である。
【図2】図1に示されるものの平面図である。
【図3】周方向振動用の板ばねの取付状態を示す図であ
る。
【図4】複数種類の被処理物を1個の分散テーブル上で
処理できる構成の本発明の組合せ秤における分散フィー
ダの中央縦断面図である。
【図5】図4に示されるものの平面図である。
【図6】分割処理型の分散フィーダの平面図である。但
し分散テーブルを除き対称的に配置された支持構造と駆
動機構とは片方を省略してある。
【図7】分散テーブルを縦断して表す図6のVII−VII視
図である。
【図8】図7における分散テーブル部分のみを縦断して
表す側面図である。
【図9】図8のIX−IX視平面図である。
【図10】従来技術の一具体例を示す図である。
【符号の説明】
10 分散テーブル 10a,10b 分割された構成の分散テーブル 11,31 上部取付板 12,32a,32b 下部支持体 13,33 中間支持板 15,35 周方向用の板ばね 16,16’,36,36’ 周方向用の板ばねの取付
金具 17,37 周方向振動用のマグネット 17’,37’ マグネットコイル 17”,37” 可動コア 18,38 周方向振動用のマグネット取付用のブラ
ケット 18’,38’ 周方向振動用の可動コア取付用のブラ
ケット 19,39 仕切り板 20,40 上下振動駆動体 21,41 主支持片 22,42 マグネット取付部片 23,43 分散テーブル支持片 24,44 可動コア取付部片 25,45 上下振動用のマグネット 25’,45’ 上下振動用のマグネットコイル 25”,45” 上下振動用の可動コア 27,47 上下振動用の板ばね 50 バランスウェイト 51 取付金具

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 組合せ秤における分散フィーダにおい
    て、分散テーブルを支持している上部支持体と下部支持
    体との間に、中間支持体が設けられ、前記上部支持体と
    前記下部支持体との間に板ばねとマグネットとこれらを
    支持する部材とを組合せてなる上下振動駆動体が設けら
    れ、前記中間支持体と前記下部支持体との間に周方向振
    動用の板ばねが垂直でその平面が分散フィーダの中心を
    通る立面上に位置させて複数箇所に配設され、かつ周方
    向振動用のマグネットが設けられることを特徴とする組
    合せ秤における分散フィーダ。
  2. 【請求項2】 前記上下振動駆動体は、中間支持体に基
    端を固着される主支持片と上端を上部支持体に固着され
    る分散テーブル支持片とが横向きの板ばねで連結され、
    前記主支持片と前記分散テーブル支持片とに分担連結支
    持されて上下振動用のマグネットが付設されている請求
    項1に記載の組合せ秤における分散フィーダ。
  3. 【請求項3】 前記周方向振動用のマグネットは、分散
    フィーダの中心から所要半径位置で少なくとも2組、こ
    れら振動用マグネットを正方向と逆方向に作動させるよ
    うに配設して、その各周方向の振動用マグネットが一定
    時間間隔毎に作動を切り換えるようにされている請求項
    1に記載の組合せ秤における分散フィーダ。
  4. 【請求項4】 前記周方向振動用のマグネットは1組設
    けて、前記上下振動用のマグネットの作動に対して前記
    周方向振動用のマグネットの脈流励磁の位相を一定時間
    間隔毎に同相と逆相とに切り換えるようにされている請
    求項1に記載の組合せ秤における分散フィーダ。
  5. 【請求項5】 前記分散テーブルは、仕切り板により複
    数の区画に分割されるている請求項1乃至4のいずれか
    に記載の組合せ秤における分散フィーダ。
  6. 【請求項6】 前記分散テーブルとその振動駆動部及び
    支持構造部を複数に分割された構造である請求項1乃至
    4のいずれかに記載の組合せ秤における分散フィーダ。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の分散フィーダにおい
    て、各分散フィーダの可動部の重心が周方向振動の中心
    となるようにバランスウェイトを付設されていることを
    特徴とする組合せ秤における分散フィーダ。
  8. 【請求項8】 前記バランスウェイトは、円弧状のウェ
    イトを他の分散フィーダの可動部と干渉しない状態で上
    部取付体に支持されて設けられている請求項7に記載の
    組合せ秤における分散フィーダ。
  9. 【請求項9】 前記上下振動用のマグネットと周方向振
    動用のマグネットとの振動強度を別個に調節可能にされ
    ている請求項1乃至6のいずれかに記載の組合せ秤にお
    ける分散フィーダ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5753866A (en) * 1994-05-13 1998-05-19 Ishida Co., Ltd. Combinational weigher
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