JPH05180683A - 微量サンプルの計量・希釈、粒子計測装置、及び計量方法 - Google Patents

微量サンプルの計量・希釈、粒子計測装置、及び計量方法

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JPH05180683A
JPH05180683A JP4001693A JP169392A JPH05180683A JP H05180683 A JPH05180683 A JP H05180683A JP 4001693 A JP4001693 A JP 4001693A JP 169392 A JP169392 A JP 169392A JP H05180683 A JPH05180683 A JP H05180683A
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博 大木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1マイクロリットル以下の微量な液体サンプ
ルを高精度に計量、定量、希釈、輸送し、しかも、これ
らの動作を連続して高速に行なうことのできる微量サン
プルの計量・希釈装置、粒子測定装置、及び計量方法を
提供すること。 【構成】 微量の液体サンプル27を採取するサンプル
点着用ピペッタ6、採取したサンプルを付着させるプレ
ート点着面17A(下部プレート21)、点着面17A
に一定間隔で平行に接近させ、液体サンプル27を間に
挟み、これを円状に広げるための透明プレート18、広
がったサンプル27の面積を測定することによって二つ
の平面の間に挟まれているサンプルの体積を求めるため
の面積測定用カメラ14を基本構成要素とする。 【効果】 本発明によれば、1マイクロリットル以下の
微量な液体サンプルを高精度に計量、定量、希釈、輸送
することが可能で、しかも、これらの動作を連続して高
速に行なうことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は微量サンプルの計量・希
釈・粒子計測装置及び計量方法に係り、特に微小量の液
体サンプルを高精度に計量し、更に希釈倍率が高い希釈
を少量のサンプル量及び希釈液量で実現し、更に多種類
のサンプルを連続して高速に計量及び希釈できる微量サ
ンプルの計量・希釈、粒子計測装置、及び計量方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】微量液体の体積を計測する技術として
は、例えば特公昭60−86439号公報に開示された
「光学式微量定量装置」がある。本装置は、透明部分を
持つ流体流路中のサンプルを光学的方法で定量し、流路
中のサンプルの量を測定するものである。本例に代表さ
れるように、特に自動化学分析装置等において、微小量
の液体の体積の測定が必要とされているが、現在では高
精度に計量、定量するためには、液体サンプルの量は数
マイクロリットル以上必要であり、それ以下の微小量の
体積については、高精度な計量、定量が困難な状態であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、透明
部分を持つ流体流路中のサンプルを光学的方法で定量
し、流路中のサンプルの量を測定するものであるが、サ
ンプルを流路中を測定部分まで移動させて測定を行なっ
ている。このため、流路壁面に付着しやすいサンプルは
測定前後で流路内に残留し、誤差の原因となる。更に、
サンプル境界部のメニスカスのばらつきも誤差の原因に
なる。また、微量のサンプルを定量する際には、微細な
流体流路を用いる必要があるが、例えば人間の血液など
は、微細な流路を通過させることによって、成分が変化
する場合がある等の問題があった。
【0004】本発明の目的は、1マイクロリットル以下
の微量な液体サンプルを高精度に計量、定量、希釈、輸
送することが可能で、しかも、これらの動作を連続して
高速に行なうことができる微量サンプルの計量・希釈、
粒子計測装置、及び計量方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、微量体積の液体サンプルを計量する微量サ
ンプルの計量装置において、前記液体サンプルを挟み込
む二つの平行な平面と、該二つの平行な平面により平板
状に押し広げられた前記液体サンプルの面積又は厚みを
測定する手段とを有することを特徴とするものである。
【0006】また、微量体積の液体サンプルを計量する
微量サンプルの計量装置において、前記液体サンプルを
一定の間隔で挟み込み、且つ少なくとも一方が光を通す
二つの平行な平面と、該二つの平行な平面により一定の
厚みの平板状に押し広げられた前記液体サンプルの面積
を光学的に測定する手段と、該面積と前記一定の厚みと
から前記液体サンプルの体積を求める手段とを有するこ
とを特徴とするものである。
【0007】また、前記二つの平面のうち一方の平面に
凹部を形成し、該凹部の中に微量の前記液体サンプルを
挟み込み、前記二つ平面を重ね合わせて平板状に押し広
げられた前記液体サンプルの面積を測定することができ
るし、また、前記一定の間隔は、前記二つの平面の間に
薄いスペーサを挟んで形成することができる。また、前
記二つの平面間に押し広げられた液体サンプルをテレビ
カメラで撮影し、該テレビカメラからの画像信号を画像
処理することによって前記液体サンプルの体積を測定す
ることができる。
【0008】また、微量体積の液体サンプルを計量希釈
し、一定濃度のサンプル希釈液を作成する微量サンプル
の計量希釈装置において、前記微量体積の液体サンプル
を一定微小間隔を開けて平行に設置された少なくとも一
方が光を通す二つの平面の間に挟み込み、該平面の間で
平板状に押し広げられた前記液体サンプルの面積を測定
することによって該液体サンプルの体積を測定し、該測
定された液体サンプルの付着した二つの平面を、そのま
ま定量した希釈液に浸して攪拌することにより一定濃度
のサンプル希釈液を作成することを特徴とするものであ
る。
【0009】また、前記二つの平面は、一方が光を通す
希釈容器底面の内側面と攪拌棒に設けた平板面とからな
り、前記測定された液体サンプルが付着した希釈容器に
定量した希釈液を注入するとともに、前記攪拌棒でこれ
を攪拌することによって一定濃度のサンプル希釈液を作
成することができる。
【0010】また、前記測定された液体サンプルを前記
二つの平面の間に定量した希釈液を流通して該希釈液ご
と希釈容器に押し流すことにより、一定濃度のサンプル
希釈液を作成することができる。また、前記二つの平面
を多数備えることにより、多種類の微量液体サンプルの
計量及び希釈を連続して行ない、一定濃度のサンプル希
釈液を多種類連続して作成することができる。
【0011】また、微小粒子を含む微量液体サンプルを
計量希釈して一定濃度のサンプル希釈液を作成し、該希
釈液中の一定体積あたりの粒子個数又は粒子体積を計測
する微量サンプルの粒子計測装置において、前記微量液
体サンプルを一定微小間隔を開けて平行に設置された少
なくとも一方が光を通す二つの平面の間に挟み込み、該
平面の間で平板状に押し広げられた前記液体サンプルの
面積を測定することによって前記微小粒子を含む液体サ
ンプルの体積を測定し、該測定された液体サンプルを前
記二つの平面の間に定量した希釈液を流通して該希釈液
ごと粒子測定部に押し流し、該粒子測定部において一定
体積あたりの希釈液中の粒子個数又は粒子体積を測定す
ることを特徴とするものである。
【0012】また、電気抵抗又は誘電率等の電気的性質
を有する微量体積の液体サンプルを計量する微量サンプ
ルの計量方法において、前記液体サンプルを一定微小間
隔を開けて平行に設置された二つの電導性部材の平面の
間に挟み込み、この電導性部材の平面に挟まれた前記液
体サンプルの電気抵抗又は静電容量を測定することによ
り、前記二つの平面により平板状に押し広げられた前記
液体サンプルと前記電導性部材平面との接触面積を求
め、該接触面積と前記一定微小間隔とから前記液体サン
プルの体積を測定することを特徴とするものである。
【0013】
【作用】上記構成によれば、平面上に押し広げられた微
量液体サンプルの縁を光学的手段等により測定すること
ができ、そのため、微量液体サンプルの平面との接触面
積を容易に測定でき、高精度に微量液体サンプルの体積
を計量することができる。また、測定された液体サンプ
ルの付着した二つの平面をそのまま定量した希釈液に浸
して攪拌することができるので、精度の高い一定濃度の
サンプル希釈液を幾種類も連続して簡単に作成すること
が可能になる。また、微小粒子を含む微量液体サンプル
を希釈して一定体積あたりの希釈液中の粒子個数又は粒
子体積を計測することができる。
【0014】また、微量液体サンプルの電気抵抗又は誘
電率等の電気的性質は平面との接触面積によって変わる
から、平面に電導性部材を用いて液体サンプルのこれら
の電気的性質の変化をもとめることにより、電導性部材
平面との接触面積を求めることができ、光学的手段を用
いなくても液体サンプルの体積を測定することができ
る。
【0015】
【実施例】以下、本発明のいくつかの実施例を、図面を
参照して説明する。
【0016】(実施例1)本発明の第1の実施例とし
て、微量の液体サンプルを計量・希釈して、粒子濃度を
測定するシステムの例を図1及び図2を用いて説明す
る。これらの図は、微量液体サンプルを計量及び希釈し
た後、粒子を含んだ多種類の微量サンプルに対して、そ
の粒子の濃度を連続して測定するための装置構成の例を
示したものである。
【0017】図1、図2に示すように、本実施例は、希
釈用液供給チューブ1、希釈前の希釈液の流れ2、サン
プルを含んだ希釈液の流れ3、希釈液輸送チューブ4、
サンプルを挟むための押え機構5、サンプル点着用ピペ
ッタ6を移動するサンプル点着用ピペッタアーム6A、
サンプル連続供給機構7、下部プレートアーム回転機構
8、透明プレート固定ステージ9、希釈液供給用シリン
ジポンプ10、プレート乾燥用エア供給チューブ11、
廃液搬送用チューブ12、粒子計測用信号線13、カメ
ラ14からの画像信号を送信する画像信号線15、希釈
液に含まれる粒子の計測を行なう粒子計測部16、微量
サンプルを点着する点着面17Aを有してサンプルを面
積測定部に輸送する下部プレートアーム17、サンプル
を押し付け上方からカメラ14でサンプルの面積を測定
する透明プレート18等からなる。透明プレート18に
は2つの孔19が形成され、この2つの孔19は、1つ
を希釈液供給チューブ1に接続し、もう一方を希釈液輸
送チューブ4に接続する。そしてこの透明プレート18
と下部プレートアーム17のサンプル点着面17Aとを
一定の微小間隔で押しつけ、透明プレート18とサンプ
ル点着面17Aとの間で押し広げられた液体サンプルの
広がり面積を測定するようになっている。
【0018】以上の構成で以下の動作を行なう。
【0019】(1)サンプル点着用ピペッタ6が、サン
プル点着用ピペッタアーム6Aの動きによってサンプル
連続供給機構7から液体サンプルを採取する。
【0020】(2)サンプル点着用ピペッタ6が、サン
プル点着用ピペッタアーム6Aの動作によって、下部プ
レートアーム17の所定の位置(サンプル点着面17
A)に微量の液体サンプルを点着する。
【0021】(3)下部プレートアーム17が、下部プ
レートアーム回転機構8の動作によって回転し、サンプ
ルが点着面17Aを上部プレート固定ステージ15の下
まで運ぶ。
【0022】(4)押え機構5が下部プレートアーム1
7のサンプル点着面17Aを上方に押し出し、サンプル
を透明プレート18とサンプル点着面17Aとの間に押
し付ける。
【0023】(5)面積測定用カメラ14で、透明プレ
ート18とサンプル点着面17Aとの間に広がったサン
プルの面積を測定することにより、微量サンプルの体積
を測定する。面積測定用カメラ14からの画像信号は、
画像信号線15によって画像処理装置(図示せず)に送
られる。
【0024】(6)透明プレート18と下部プレートア
ーム17とを合わせたまま希釈液供給チューブ1から希
釈液を希釈液供給チューブ1より流れ方向2の方向に流
す。このとき希釈液は、計量したサンプルを所定の濃度
に希釈する量だけ定量して流す。透明プレート18と下
部プレートアーム17のサンプル点着面17Aに挟まれ
た液体サンプルは希釈液によって洗い流され、希釈液と
共に希釈液輸送チューブ4を通って流れ方向3の方向に
流れ、粒子計測部16まで輸送される。
【0025】(7)希釈液の送液が終了した時点で押え
機構5を下方に移動し、透明プレート18と下部プレー
トアーム17を離す。透明プレート18と下部プレート
アーム17のサンプル点着面17Aに残留した希釈液
は、プレート乾燥用エア供給チューブ11から乾燥空気
が吹き付けることによって、短時間で蒸発する。
【0026】(8)粒子計測部16では、希釈液輸送チ
ューブ4から供給された粒子を含む希釈液中に含まれる
粒子の濃度を測定する。このとき、例えば微細孔を通し
て一定の体積のサンプルを流し、微細孔前後の電気抵抗
の変動でこの中に含まれる粒子の個数及び体積を測定す
る電気抵抗法を利用する。測定された電気抵抗の信号
は、粒子計測用信号線13により粒子計測用信号処理装
置(図示せず)に送られる。
【0027】(9)測定が終了した後のサンプルを、廃
液搬送用チューブ12を通して所定の場所に輸送する。
また、粒子計測部16に洗浄液を流し込み、内部の洗浄
を行なう。
【0028】(10)サンプル連続供給装置7から、連
続してサンプルを供給し、上記動作の(1)から(2)
までの処理を、連続して高速に行なう。
【0029】以上の粒子を含んだ微量サンプルの粒子濃
度測定システムでは、微量のサンプルを高倍率で希釈す
ることができるので、粒子濃度がきわめて高いサンプル
に対しても高精度の測定が行なえる。また、本システム
は、多種類の微量サンプルの計量・希釈・輸送・粒子濃
度測定を連続して高速に行なうことができる。なお、透
明プレート18は、必ずしも無色透明でなくてもよく、
透過した光により広がった液体サンプルの面積が測定で
きるものであればよい。
【0030】(実施例2)次に実施例2として、微量液
体サンプルの計量・希釈方法をシステムとして構成した
場合の装置の例を図3を用いて説明する。図3は微量液
体サンプルの計量及び希釈を多種類の微量サンプルに対
して連続して行なうための装置構成の例である。
【0031】図3において、本実施例は、希釈用液供給
チューブ1、希釈前の希釈液の流れ2、サンプルを含ん
だ希釈液の流れ3、希釈液輸送チューブ4、押え機構
5、面積測定用カメラ14、サンプル点着用ピペッタ6
の他に、下部プレート21、下部プレート搬送用ベルト
22、透明ベルト23、測定用窓24、下部ステージ2
5等によりなる。
【0032】下部プレート21は、マイクロ加工技術に
よって凹部26と2つの孔19が形成される。下部プレ
ート21は複数個を下部プレート搬送用ベルト22の上
に設置する。搬送用ベルト22は例えばゴム等の材質で
作られ、移動方向22Aの方向へ移動する。透明ベルト
23は例えばプラスチックフィルム等の材質で作られ、
移動方向23Aの方向へ移動する。下部プレート21と
透明ベルト23は清浄で乾燥した状態にしておく。
【0033】まず、下部プレート21の一つにサンプル
点着用ピペッタ6によって微量のサンプル27が点着さ
れる。下部プレート21は、下部プレート搬送用ベルト
22が移動方向22Aの方向に移動することによって搬
送され、下部ステージ25上に移動する。下部ステージ
25には、2つのステージ孔28が設けられており、こ
れが下部プレート21に設けられた孔19と接続する。
下部プレート搬送用ベルト22がパッキンの働きをし
て、これらの孔19及びステージ孔28を接続し、希釈
液の漏れを防ぐ。下部ステージ25に設けられた2つの
ステージ孔28は、一方は希釈液供給チューブ1に接続
され、もう一方は希釈液輸送チューブ4に接続されてい
る。
【0034】この後、押え機構5を下方に押し付けるこ
とにより、透明ベルト23を下部プレート21に押し付
け、透明ベルト23上に広がったサンプル27の面積
を、押え機構5に設けられた測定用窓24を通して面積
測定用カメラ14で測定し、実施例1と同様にしてサン
プル27の体積を求める。
【0035】次に、透明ベルト23と下部プレート21
を合わせたまま希釈液供給チューブ1から希釈液を矢印
2の方向に流す。このとき希釈液は、計量したサンプル
を所定の濃度に希釈する量だけ定量して流す。下部プレ
ート21と透明ベルト23に挟まれたサンプル27は希
釈液によって洗い流され、希釈液と共に希釈液輸送チュ
ーブ4を通って矢印3の方向に流れ、所定の場所まで輸
送される。
【0036】希釈液の送液が終了した時点で押え機構5
を上方に移動し、下部プレート21と透明ベルト23を
離す。下部プレート運送用ベルト22上の複数の下部プ
レート21には次々と異なるサンプルが、サンプル点着
用ピペッタ6によって点着され、同様の計測及び希釈を
連続して行なう。また、透明ベルト23は、下部プレー
トと接続し、測定に使用された部分は、希釈液が付着し
ているので、移動方向23Aの方向に移動し、未使用の
部分で次の測定を行なう。
【0037】本実施例は、以上の動作で多種類の微量サ
ンプルの計量・希釈・輸送を連続して高速に行なうこと
ができる。また、本実施例では、測定に使用する下部プ
レート21と透明ベルト23の洗浄・乾燥を行なう必要
がない。さらに本実施例では、サンプル及び希釈液の残
留が、次の測定に影響することがない。
【0038】(実施例3)次に実施例3として、実施例
2の要部を単体で取り出した微量液体サンプル計量・希
釈方法を図4及び図5を用いて説明する。図4は本実施
例の構成図、図5は本実施例の測定状態の断面図であ
る。
【0039】図4に示すように、本方法で使用する下部
プレート21は、実施例2と同様にマイクロ加工技術に
よって凹部26と2つの孔19が形成される。下部プレ
ート21に形成された2つの孔19は、1つを希釈液供
給チューブ1に接続し、もう一方を希釈液輸送チューブ
4に接続する。下部プレート21と透明プレート29は
清浄で乾燥した状態にしておく。
【0040】まず、実施例2と同様に微量のサンプル2
7を点着する。点着は、下部プレート21の凹部26上
で、2つの孔19の間に行なう。この後、図5に示すよ
うに、実施例2の場合と同様に透明プレート29を下部
プレート21に押し付け、透明プレート29上に広がっ
たサンプル27の面積を測定し、サンプル27の体積を
求める。
【0041】次に、透明プレート29と下部プレート2
1を合わせたまま希釈液供給チューブ1から希釈液を図
中矢印2の方向に流す。このとき希釈液は、計量したサ
ンプルを所定の濃度に希釈する量だけ定量して流す。下
部プレート21と透明プレート29に挟まれたサンプル
27は希釈液によって洗い流され、希釈液と共に希釈液
輸送チューブ4を通って図中矢印3の方向に流れ、所定
の場所まで輸送される。以上の動作で微量サンプルの計
量・希釈・輸送を行なう。
【0042】本実施例では、実施例2と同様に、希釈の
再希釈液を流すだけでサンプルの希釈が可能である。ま
た、希釈液輸送チューブを通って希釈液が所定の場所ま
で輸送されるので、本実施例をシステム化する場合に有
利である。
【0043】(実施例4)次に本発明の別の微量サンプ
ル計量・希釈方法を図6及び図7を用いて説明する。図
6及び図7は、実施例3及び実施例4とは別の微量サン
プル計量方法及び希釈方法の構成図である。
【0044】図6に示すように、本実施例で使用する下
部プレート30は、実施例2と同様にマイクロ加工技術
によって溝31と孔32が形成される。下部プレート3
0に形成された孔32は、希釈液供給チューブ1に接続
する。下部プレート30と透明プレート29は清浄で乾
燥した状態にしておく。
【0045】まず、実施例2と同様に微量の液体サンプ
ル27を下部プレート30の溝31上に点着する。この
後、実施例2の場合と同様に透明プレート29を下部プ
レート30に押し付け、透明プレート29上に広がった
サンプル27の面積を面積測定用カメラ等で測定し、サ
ンプル27の体積を求める。
【0046】次に、図7に示すように、透明プレート2
9を下部プレート30を押し付けたまま希釈液供給チュ
ーブ1から希釈液を希釈液の流れ2の方向に流す。この
とき希釈液は、計量したサンプルを所定の濃度に希釈す
る量だけ定量して流す。下部プレート30と透明プレー
ト29に挟まれたサンプル27は希釈液によって洗い流
され、希釈液と共に希釈液容器33に入る。サンプルが
混入した希釈液34を希釈液容器33の中で撹拌し、サ
ンプルと希釈液の混合を行なう。以上の動作で微量サン
プルの計量・希釈を行なう。
【0047】本実施例では、希釈の再希釈液を流すだけ
でサンプルの希釈が可能であり、サンプル27の定量の
後に、下部プレート30と透明プレート29を操作する
必要はない。
【0048】(実施例5)次に、本発明の微量サンプル
の計量装置の実施例を図8、図9、図10を用いて説明
する。図8は本実施例の構成図、図9は図8の構成で計
量を行なっている状態の構成図、図10は図9を側方か
ら見た構成図である。
【0049】まず図8に示すように、微量の液体サンプ
ル27を下部プレート35上に点着させる。このとき、
下部プレート35は、サンプル27が、その平面上で、
ある程度の接触角をもって球面を形成して接触する材質
であることが望ましい。また透明プレート29もサンプ
ル27が、その平面上で、ある程度の接触角をもって接
触する材質であることが望ましい。これはサンプル27
が平面上に広がってしまうのを防ぐためである。また、
下部プレート35は、その表面がサンプル27の色とコ
ントラストをなし、液体部分が容易に識別できるような
色であることが望ましい。
【0050】微量の液体サンプル27を採取するのに
は、サンプル点着用ピペッタ6を使用する。サンプル点
着用ピペッタ6は、細いパイプで構成され、液体サンプ
ルを先端から吸引した後、下部プレート35にその先端
を接触した状態で微量のサンプルを吐出し、これを下部
プレート35上に付着させる。サンプル点着用ピペッタ
6の代わりに針状の棒の先端にサンプルを付着させ、こ
れを下部プレート35上に付着させて、微量のサンプル
27をサンプリングしてもよい。
【0051】採取する液体サンプルは、この後で定量す
ることになるので、高精度でサンプリングする必要はな
い。ほぼ目的に近い量(目的量の20%以内の誤差範
囲)でサンプリングできればよい。
【0052】次に図9、図10に示すように、透明プレ
ート29を下部プレート35にわずかな間隔36をあけ
て平行に接近させる。このときのプレート間隔36は液
体サンプル27が2枚の平板(透明プレート29、下部
プレート35)によって挟まれ、ある程度円状に広がる
ように設定する。
【0053】プレート間隔36が既知であれば、透明プ
レート29に広がったサンプル27の面積を測定するこ
とによって二つの平面の間に挟まれているサンプル27
の体積を求めることができる。サンプルの面積の測定は
面積測定用カメラ14で行なう。面積測定は、例えばT
VカメラやCCDカメラ等を用い、カメラからの信号を
画像処理することによって面積を計算すれば、高速に面
積を求めることができる。サンプル27が、例えば水な
ど透明な物質である場合は、透明プレート29の上方か
らの照明の角度を調節し、サンプルと空気との境界部分
を面積測定用カメラ14でとらえ、面積を測定する。
【0054】本実施例によれば、プレート間隔36を調
節することにより、ごく微量の液体サンプル27を測定
することができる。例えばサンプル27の量が1マイク
ロリットルである場合は、プレート間隔36を100マ
イクロメータにすれば、サンプル27は透明プレート2
9上で半径約1.8mmの円状に広がる。このように、
透明プレート29上に広がったサンプル27の像を拡大
してカメラで取り込み、これを画像処理することによっ
て1マイクロリットル以下の液体サンプルを高精度で測
定することが可能となる。
【0055】本実施例は、サンプルを一定容積の空間に
取り込んで定量する方式と比較して単純な構成であり、
誤差が少ない。また、下部プレートと透明プレートを清
浄な状態にしておけば外部からサンプルに不純物が混入
したり、計測部以外の場所ににサンプルが余分に付着し
て誤差の原因となることはない。
【0056】(実施例6)次に図11を用いて本発明の
別の微量サンプル計量方法を説明する。下部プレート3
7は、例えばシリコン等の材質で製作し、エッチング等
のマイクロ加工技術によって、図11に示すような、深
さが均一で高精度の凹部26を形成する。凹部26の深
さは図10で示したプレート間隔に相当するようにす
る。この凹部26にサンプル27を点着させ、透明プレ
ート29を下部プレート37に重ね合わせる。下部プレ
ート37の凹部26の中のサンプルは、二枚の平行板の
間に挟まれる形となる。本実施例を用いれば、容易に微
量サンプルの面積を測定してその体積を求めることがで
きる。
【0057】(実施例7)液体サンプルの分析において
は、サンプルを一定濃度に希釈する必要が生じる場合が
ある。図12は計量したサンプルを希釈し、一定濃度の
希釈液を作成するための希釈方法の構成図である。図1
2を用いて計量した微量液体サンプルを希釈する方法を
説明する。
【0058】図12において、希釈容器33には、計量
したサンプル27を所定の濃度に希釈する量だけ定量し
た希釈液34を入れる。図9の測定が終了した後の透明
プレート29と下部プレート35を、表面にサンプル2
7が付着した状態のまま希釈液34の中に浸す。次に、
透明プレート29と下部プレート35に付着しているサ
ンプル27が希釈液34中でまんべんなく混合されるよ
うに希釈液34の攪拌を行なう。以上の手順で計量した
微量サンプルの希釈を行なうことができる。
【0059】本実施例によれば計量した微量の液体サン
プルを、プレート以外の部分に付着させ減少させること
なく、全て希釈液に加えて希釈することが可能である。
また、本実施例によれば、希釈する液体サンプルが微量
であるので、必要な希釈液も少量で希釈が可能である。
また、希釈倍率が数万倍程度の希釈の場合は、多量の希
釈液が必要であるために、通常2段階以上に分けて希釈
する場合が多いが、本計量・希釈方法によれば1回で希
釈することが可能である。
【0060】(実施例8)次に本発明の別の微量サンプ
ル計量・希釈方法を図13を用いて説明する。図13は
実施例7とは別の微量サンプル計量方法及び希釈方法の
構成図である。
【0061】図13において、希釈容器33は、その底
部38が透明で平面状のものを用いる。希釈容器33の
底部38は前述の実施例における透明プレート29の働
きをする。まず希釈容器33の底部38の内面にに前述
の実施例と同様の方法でサンプル27を点着する。希釈
容器33の内面は清浄で乾燥した状態にしておく。
【0062】次に、先端に押えプレート39を備えた撹
拌棒40を希釈容器33の底部38に押し付ける。この
とき押えプレート39をわずかな間隔を開けて希釈容器
33の底部38の内面と平行にセットする。撹拌棒40
及び押えプレート39も清浄で乾燥した状態にしてお
く。サンプル27は希釈容器33の底部38の内面でお
し広げられ、円状に広がる。円状に広がったサンプル2
7の面積を、下方から面積測定用カメラ14で測定し、
体積を求めることができる。
【0063】次に、サンプルの希釈を行なう。希釈容器
33中に、計量したサンプル27を希釈するのに見合っ
た量の希釈液34を注ぎ込む。希釈液の攪拌は、定量を
行なうのに使用した撹拌棒40を回転することによって
行なう。
【0064】本実施例によれば、実施例7と同様に有利
な点の多い希釈が可能である。また、本実施例によれ
ば、実施例7におけるような透明プレート及び下部プレ
ートは必要なく、またこれらが希釈液中存在し、攪拌の
妨げになることもない。また、本方法によれば、攪拌棒
40を利用して計量と攪拌を行なうので、システムの単
純化を図ることができる。
【0065】(実施例9)次に、本発明の別の微量サン
プルの計量方法を説明する。図14は本発明の別の微量
サンプルの計量方法の構成図である。本実施例におい
て、サンプル41を挟む平板42は、電導性を有する金
属で構成される。また、本実施例においては、サンプル
41の抵抗や誘電率等の電気的性質が既知であるとす
る。まず、図14に示すように、サンプル41を挟んだ
状態において、平板42間の電気抵抗値或いは静電容量
を、センサ43で測定する。平板42に挟まれたサンプ
ル41の電気抵抗や静電容量は、平板42に接触してい
る面積によって変わるから、これらを測定することによ
って、サンプルの接触面積を求めることができる。セン
サ43からの信号は、増幅器44で増幅し、計算機45
に送る。計算機45では、サンプル41の温度や、平板
42の抵抗及び静電容量等の校正を行ない、平板42に
接触しているサンプル41の面積を計算によって求め
る。本実施例では、測定手段としてカメラ等の光学的手
段を必要とせず、電気的性質が既知のサンプルを微量計
量する場合に有利である。
【0066】
【発明の効果】上述のとおり本発明によれば、1マイク
ロリットル以下の微量な液体サンプルを高精度に計量、
定量、希釈、輸送することがが可能で、しかも、これら
の動作を連続して高速に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のシステムを示す構成図。
【図2】図1の一部拡大図。
【図3】本発明の実施例2のシステムを示す構成図。
【図4】本発明の実施例3を示す構成図。
【図5】図4の一部断面図。
【図6】本発明の実施例4の計量方法を示す構成図。
【図7】実施例4の希釈方法示す構成図。
【図8】本発明の実施例5を示す構成図。
【図9】図8の構成で計量を行なっている状態の構成
図。
【図10】図9を側方から見た構成図。
【図11】本発明の実施例6を示す構成図。
【図12】本発明の実施例7を示す構成図。
【図13】本発明の実施例8を示す構成図。
【図14】本発明の実施例9を示す構成図。
【符合の説明】
1 希釈用液供給チューブ 2 希釈前の希釈液の流れ 3 サンプルを含んだ希釈液の流れ 4 希釈液輸送チューブ 5 サンプルを挟むための押え機構 6 サンプル点着用ピペッタ 6A サンプル点着用ピペッタアーム 7 サンプル連続供給機構 8 下部プレートアーム回転機構 9 透明プレート固定ステージ 10 希釈液供給用シリンジポンプ 11 プレート乾燥用エア供給チューブ 12 廃液搬送用チューブ 13 粒子計測用信号線 14 カメラ 15 画像信号線 16 粒子計測部 17 下部プレートアーム 17A 点着面 18 透明プレート 19 孔 21 下部プレート 22 下部プレート搬送用ベルト 23 透明ベルト 22A、23A 移動方向 24 測定用窓 25 下部ステージ 26 凹部 27 微量サンプル 28 ステージ孔 29 透明プレート 30 下部プレート 31 溝 32 孔 33 希釈液容器 34 希釈液 35 下部プレート 36 間隔36 37 下部プレート 38 希釈容器底部 39 押えプレート 40 撹拌棒 41 サンプル 42 金属平板 43 センサ 44 増幅器 45 計算機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 榎 英雄 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微量体積の液体サンプルを計量する微量
    サンプルの計量装置において、前記液体サンプルを挟み
    込む二つの平行な平面と、該二つの平行な平面により平
    板状に押し広げられた前記液体サンプルの面積又は厚み
    を測定する手段とを有することを特徴とする微量サンプ
    ルの計量装置。
  2. 【請求項2】 微量体積の液体サンプルを計量する微量
    サンプルの計量装置において、前記液体サンプルを一定
    の間隔で挟み込み、且つ少なくとも一方が光を通す二つ
    の平行な平面と、該二つの平行な平面により一定の厚み
    の平板状に押し広げられた前記液体サンプルの面積を光
    学的に測定する手段と、該面積と前記一定の厚みとから
    前記液体サンプルの体積を求める手段とを有することを
    特徴とする微量サンプルの計量装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の微量サンプルの計量装置
    において、前記二つの平面のうち一方の平面に凹部を形
    成し、該凹部の中に微量の前記液体サンプルを挟み込
    み、前記二つ平面を重ね合わせて平板状に押し広げられ
    た前記液体サンプルの面積を測定することを特徴とする
    徴量サンプルの計量装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の微量サンプルの計量装置
    において、前記一定の間隔は、前記二つの平面の間に薄
    いスペーサを挟んで形成したことを特徴とする微量サン
    プルの計量装置。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の微量サンプルの計量装置
    において、前記二つの平面間に押し広げられた液体サン
    プルをテレビカメラで撮影し、該テレビカメラからの画
    像信号を画像処理することによって前記液体サンプルの
    体積を測定することを特徴とする微量サンプルの計量装
    置。
  6. 【請求項6】 微量体積の液体サンプルを計量希釈し、
    一定濃度のサンプル希釈液を作成する微量サンプルの計
    量希釈装置において、前記微量体積の液体サンプルを一
    定微小間隔を開けて平行に設置された少なくとも一方が
    光を通す二つの平面の間に挟み込み、該平面の間で平板
    状に押し広げられた前記液体サンプルの面積を測定する
    ことによって該液体サンプルの体積を測定し、該測定さ
    れた液体サンプルの付着した二つの平面を、そのまま定
    量した希釈液に浸して攪拌することにより一定濃度のサ
    ンプル希釈液を作成することを特徴とする微量サンプル
    の計量希釈装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の微量サンプルの計量希釈
    装置において、前記二つの平面は、一方が光を通す希釈
    容器底面の内側面と攪拌棒に設けた平板面とからなり、
    前記測定された液体サンプルが付着した希釈容器に定量
    した希釈液を注入するとともに、前記攪拌棒でこれを攪
    拌することによって一定濃度のサンプル希釈液を作成す
    ることを特徴とする微量サンプルの計量希釈装置。
  8. 【請求項8】 微量体積の液体サンプルを計量希釈し、
    一定濃度のサンプル希釈液を作成する微量サンプルの計
    量希釈装置において、前記微量体積の液体サンプルを一
    定微小間隔を開けて平行に設置された少なくとも一方が
    光を通す二つの平面の間に挟み込み、該平面の間で平板
    状に押し広げられた前記液体サンプルの面積を測定する
    ことによって該液体サンプルの体積を測定し、該測定さ
    れた液体サンプルを前記二つの平面の間に定量した希釈
    液を流通して該希釈液ごと希釈容器に押し流すことによ
    り、一定濃度のサンプル希釈液を作成することを特徴と
    する微量サンプルの計量希釈装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の微量サンプルの計量希釈
    装置における二つの平面を多数備えることにより、多種
    類の微量液体サンプルの計量及び希釈を連続して行な
    い、一定濃度のサンプル希釈液を多種類連続して作成す
    ることを特徴とする微量サンプルの計量希釈装置。
  10. 【請求項10】 微小粒子を含む微量液体サンプルを計
    量希釈して一定濃度のサンプル希釈液を作成し、該希釈
    液中の一定体積あたりの粒子個数又は粒子体積を計測す
    る微量サンプルの粒子計測装置において、前記微量液体
    サンプルを一定微小間隔を開けて平行に設置された少な
    くとも一方が光を通す二つの平面の間に挟み込み、該平
    面の間で平板状に押し広げられた前記液体サンプルの面
    積を測定することによって前記微小粒子を含む液体サン
    プルの体積を測定し、該測定された液体サンプルを前記
    二つの平面の間に定量した希釈液を流通して該希釈液ご
    と粒子測定部に押し流し、該粒子測定部において一定体
    積あたりの希釈液中の粒子個数又は粒子体積を測定する
    ことを特徴とする微量サンプルの粒子計測装置。
  11. 【請求項11】 微量体積の液体サンプルを計量する微
    量サンプルの計量方法において、前記液体サンプルを一
    定微小間隔を開けて平行に設置された少なくとも一方が
    光を通す二つの平面の間に挟み込み、この二つの平面に
    より平板状に押し広げられた前記液体サンプルの面積を
    測定することによって、該液体サンプルの体積を測定す
    ることを特徴とする微量サンプルの計量方法。
  12. 【請求項12】 電気抵抗又は誘電率等の電気的性質を
    有する微量体積の液体サンプルを計量する微量サンプル
    の計量方法において、前記液体サンプルを一定微小間隔
    を開けて平行に設置された二つの電導性部材の平面の間
    に挟み込み、この電導性部材の平面に挟まれた前記液体
    サンプルの電気抵抗又は静電容量を測定することによ
    り、前記二つの平面により平板状に押し広げられた前記
    液体サンプルと前記電導性部材平面との接触面積を求
    め、該接触面積と前記一定微小間隔とから前記液体サン
    プルの体積を測定することを特徴とする微量サンプルの
    計量方法。
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