JPH0518049U - レーザ発振器 - Google Patents

レーザ発振器

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JPH0518049U
JPH0518049U JP7097291U JP7097291U JPH0518049U JP H0518049 U JPH0518049 U JP H0518049U JP 7097291 U JP7097291 U JP 7097291U JP 7097291 U JP7097291 U JP 7097291U JP H0518049 U JPH0518049 U JP H0518049U
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JP
Japan
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discharge tube
pin
anode
cathode
laser oscillator
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JP7097291U
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English (en)
Inventor
良治 小関
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Shibuya Corp
Original Assignee
Shibuya Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ガラス製の放電管1の両端大径部1b,1c
に円周方向等間隔で複数の突起1eを設けるとともに、
左方側の大径部1bの各突起1eに陰極ピン4を一体に
埋設し、また右方側の大径部1cの各突起1eに陽極ピ
ン5を一体に埋設する。 【効果】 陰極ピン4および陽極ピン5は、放電管1の
各突起1eに一体に埋設してあるので、レーザ発振器の
組立の際に陰極ピン4および陽極ピン5を放電管1に取
付ける手間を省略することができる。したがって、その
分だけレーザ発振器の組立作業を簡略化することができ
る。

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案はレーザ発振器に関し、より詳しくはその放電管と電極の改良に関する 。
【従来の技術】
従来、レーザ発振器として、筒状に形成されて内部空間にガスが流通されるガ ラス製の放電管と、上記放電管の軸方向における一端側に設けた複数の陽極ピン と、放電管の軸方向における他端側に設けた複数の陰極ピンと、上記陽極ピンと 陰極ピンとに接続されてそれら陽極ピンと陰極ピンとに高圧電流を通電する電源 とを備えたものは知られている(例えば、特開昭61−174682号公報、特 開昭63−302583号公報)。
【考案が解決しようとする課題】
しかるに、上述した従来のレーザ発振器では、上記放電管とは別個に複数の陽 極ピンおよび陰極ピンを製造した後、レーザ発振器の組立の際に、上記放電管の 端部に連結用のブロックを固定し、該ブロックに上記複数の陽極ピンおよび陰極 ピンをねじ等によって一体に連結するようにしていた。したがって、上述した従 来の技術では、レーザ発振器の組み立て作業が煩雑になるという欠点があった。
【課題を解決するための手段】
上述した事情に鑑み、本考案は、筒状に形成されて内部空間にガスが流通され るガラス製の放電管と、上記放電管の軸方向における一端側に設けた複数の陽極 ピンと、放電管の軸方向における他端側に設けた複数の陰極ピンと、上記陽極ピ ンと陰極ピンとに接続されてそれら陽極ピンと陰極ピンとに高圧電流を通電する 電源とを備えたレーザ発振器において、上記陽極ピンおよび陰極ピンを上記放電 管に一体に埋設したものである。
【作用】
このような構成によれば、陽極ピンおよび陰極ピンは放電管に一体に埋設され ているので、レーザ発振器の組立の際に、それら陽極ピンおよび陰極ピンを放電 管に連結する手間を省略することができ、またアライメントを調整する必要がな い。 したがって、従来に比較して、レーザ発振器の組立作業を簡略化することがで きる。
【実施例】
以下、図示実施例について本考案を説明すると、図1において、1はレーザ発 振器の放電管であり、円筒状のガラスから構成している。放電管1は、その軸方 向の中央部1aの外周を円筒状のホルダ2によって水平に保持してあり、このホ ルダ2はブラケット3を介して図示しない機枠に固定されている。 放電管1の内部空間Aには、該放電管1の左方側となる開口から図示しないガ ス供給手段によってガスを供給するようにしてあり、矢印で示すように、放電管 1内に供給されたガスはその内部空間を右方側の開口にむけて流通するようにな っている。 放電管1における左方外周部には、タングステンからなる複数の陰極ピン4を 設けてあり、他方、放電管1の右方外周部にはタングステンからなる複数の陽極 ピン5を設けている。陽極ピン5と陰極ピン4はケーブル6を介して図示しない 高圧電源に接続してあり、放電管1の内部空間Aにガスを流通させた状態におい て、陽極ピン5および陰極ピン4に高圧電源から電流を流すと上記両電極5,6 間で放電が行われるようになっている。 放電管1の左右両端部の開口の外方側には、該放電管1の開口に対向させて図 示しない一対のミラーを設けてあり、これら一対のミラーによって上記電極5, 6間で放電されたプラズマを増幅して、放電管1の左方側に向けてレーザ光線を 発振させるようになっている。 しかして、上記放電管1の肉厚は軸方向の全域において同一にしているが、軸 方向における左右両端側の外径は、ホルダ2で保持した中央部1aの外径に比較 して所定寸法だけ大きくした大径部1b,1cとしてあり、中央部1aと上記各 大径部1b,1cとの接続部分は傾斜の緩やかなテーパ部1dとしている。 本実施例では、上述した陰極ピン4および陽極ピン5を放電管1の大径部1b ,1cに一体に埋設するようにしたものである。すなわち、図2、図3にも拡大 して示すように、該放電管1における右方側の大径部1cにおけるテーパ部1d に近い位置には,円周方向等間隔で放射状に突出する円柱状の突起1eを設けて あり、ガラス製の放電管1を製造する際にこれら円柱状の各突起1eの軸部に各 陽極ピン5の中央部5aそれぞれを一体に埋設するようにしている。 各突起1eに埋設した各陽極ピン5の内方側の端部5bは放電管1の内部空間 Aに位置させるとともに、ガスの流通方向上流側にむけてL字形に折り曲げてい る。図2に示すように、本実施例では、上流側にむけて折り曲げた上記内方側の 端部5bは、実質的に放電管1の半径方向において該放電管1の中央部1aの内 周面よりもわずかに半径方向外方側に位置するようにしている。 また、図3に示すように、突起1eに埋設させた陽極ピン5の中央部5aの外 周面と突起1eとの間には中間材としてのコバール7を介在させてあり、それに よって、突起1e内に埋設した陽極ピン5が熱膨張した際に、該陽極ピン5の熱 膨張を吸収できるようにしている。 さらに陽極ピン5の外方側の端部5cは、各突起1eの先端部から外方側に突 出させてあり、上記ケーブル6の先端に連結したソケット8の孔8aに嵌合する ようにしている(図4参照)。 そして、陽極ピン5の外方側の端部5cは、ソケット8の側部から孔8aまで 螺合させたボルト9の先端によって、上記ソケット8の孔8a内に保持している 。 また、各ケーブル6は、放電管1の大径部1cに嵌着した絶縁体からなるリン グ状のケーブルホルダ12によって保持するようにしている。すなわち、図5に 拡大して示すように,ケーブルホルダ12の外周面軸方向には、円周方向等間隔 位置にケーブル6の外径に合わせた寸法の断面U字形の軸方向溝12aを設けて あり、この軸方向溝12a内に各ケーブル6を係合させるようにしている。また 、図6に示すように、ケーブルホルダ12における外周面の軸方向中央部には、 上記軸方向溝12aと直交させて環状溝12bを設けている。そして、各ケーブ ル6を各軸方向溝12a内に係合収納した状態において、各軸方向溝12a内の ケーブル6の外方側から上記環状溝12bにバンド13を巻回するようにしてあ り、それによって、各ケーブル6が軸方向溝12aから脱落しないようにしてい る。 放電管1の左方側の大径部1bに設けた各陰極ピン4の構成、各陰極ピン4を 埋設した放電管1の突起1e、ケーブル6、ソケット8、およびケーブルホルダ 12の構成は、上述した陽極ピン5側の構成と同じなので説明を省略する。ただ し、各陰極ピン4を埋設した放電管1の突起1eは、陽極ピン5側の突起1eと 対向させて設けてあり、また、各陰極ピン4における内方側の端部4aは、ガス の流通方向下流側にむけてL字型に折り曲げている(図1参照)。この各陰極ピ ン4における内方側の端部4aも上記陽極ピン5の内方側の端部5bと同様に、 放電管1の中央部1aの内周面よりもわずかに半径方向外方に位置するようにし ている。 上述した本実施例の構成によれば、複数の陽極ピン5および陰極ピン4は、放 電管1に一体に埋設されているので、従来のように、放電管1の両端部にブロッ クを固定し、該ブロックに複数の陽極ピン5および陰極ピン4を取り付けるよう にしていたものと比較すると、レーザ発振器の組立作業を簡略化することができ るとともにアライメントを調整する必要がない。 また、陽極ピン5および陰極ピン4は、絶縁体であるガラス製の放電管1に埋 設してあるので、円周方向に隣り合う陽極ピン5(陰極ピン4)のために特別な 絶縁体を設ける必要がなく、したがって、その分だけ放電管1の構成を簡略化す ることができる。 さらに、陽極ピン5および陰極ピン4を設けた放電管1の大径部1b,1cは 、放電管1の中央部1aに比較して外径を大きくしてあるので、放電管1の軸方 向の長さを従来と同一に設定しても、放電管1の内部空間Aの容積を従来よりも 増大させることができる。 なお、上記実施例では、陽極ピン5(陰極ピン4)をボルト9によってソケッ ト8の孔8aに保持するようにしているが(図4参照)、次のような構成であっ ても良い。すなわち、図7、図8に示すように、概略鼓形の保持部材14をソケ ット8の孔8aに嵌着し、その保持部材14の一端開口に陽極ピン5の端部5c を挿入するようにしても良い。保持部材14の軸方向中央側は円周方向に配置し た複数の板ばね14aから構成するとともに、それら板ばね14aの軸方向中央 部は、半径方向内方に向けて膨出させて内部空間を縮径してあるので、各板ばね 14aの軸方向中央部によって陽極ピン5の端部5cを保持することができる。 このような構成によれば、放電管1と一体に埋設した陽極ピン5の端部5cに無 理な力が作用したとしても、上記板ばね14aの弾性変形によって吸収できるの で、陽極ピン5を埋設した位置の放電管1にクラックが生じることを良好に防止 することができる。
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、従来に比較してレーザ発振器の組立作業を簡 略化することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の一実施例を示す断面図
【図2】図2は図1のII−II線に沿う要部の断面図
【図3】図3は図1の要部の拡大図
【図4】図4は図1の要部の拡大図
【図5】図5は図1のV−V線に沿う要部の断面図
【図6】図6は図5のVI−VI線に沿う断面図
【図7】図7は本考案のほかの実施例を示す要部の断面
【図8】図8は図7の要部の斜視図
【符号の説明】
1 放電管 4 陰極ピン 5 陽極ピン

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状に形成されて内部空間にガスが流通
    されるガラス製の放電管と、上記放電管の軸方向におけ
    る一端側に設けた複数の陽極ピンと、放電管の軸方向に
    おける他端側に設けた複数の陰極ピンと、上記陽極ピン
    と陰極ピンとに接続されてそれら陽極ピンと陰極ピンと
    に高圧電流を通電する電源とを備えたレーザ発振器にお
    いて、 上記陽極ピンおよび陰極ピンを上記放電管に一体に埋設
    したことを特徴とするレーザ発振器。
  2. 【請求項2】 上記陽極ピンおよび陰極ピンを設けた位
    置の放電管の内径は、該放電管の軸方向中央側の内径よ
    りも大きく設定してあり、かつ、放電管の内部空間に位
    置する上記陽極ピンおよび陰極ピンの先端は、上記放電
    管の軸方向中央側の内周面よりも半径方向外方側に位置
    していることを特徴とする請求項1のレーザ発振器。
JP7097291U 1991-08-09 1991-08-09 レーザ発振器 Pending JPH0518049U (ja)

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Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19981216