JPH0771620A - 磁性流体シール装置 - Google Patents

磁性流体シール装置

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JPH0771620A
JPH0771620A JP5165089A JP16508993A JPH0771620A JP H0771620 A JPH0771620 A JP H0771620A JP 5165089 A JP5165089 A JP 5165089A JP 16508993 A JP16508993 A JP 16508993A JP H0771620 A JPH0771620 A JP H0771620A
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JP
Japan
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shaft
sleeve
magnetic
outer peripheral
peripheral surface
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Application number
JP5165089A
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English (en)
Inventor
Masayuki Hosoya
真幸 細谷
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NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/72Sealings
    • F16C33/76Sealings of ball or roller bearings
    • F16C33/762Sealings of ball or roller bearings by means of a fluid
    • F16C33/763Sealings of ball or roller bearings by means of a fluid retained in the sealing gap
    • F16C33/765Sealings of ball or roller bearings by means of a fluid retained in the sealing gap by a magnetic field

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)
  • Sealing Of Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】小型で性能の良い装置を得る。 【構成】シャフト1を、非磁性材製のシャフト本体7a
と磁性材製のスリーブ8とで構成する。シャフト本体7
aの外周面に鍔部10を形成し、この鍔部10の片側面
10aとスリーブ8の端面8aとを突き合わせる。突き
合わせ面に沿って、全周に亙る電子ビーム溶接を施す。
この溶接により、上記突き合わせ面の気密保持を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明に係る磁性流体シール装
置は、例えば半導体製造装置や産業機械に組み込んで、
回転軸がケースの壁部を挿通する部分の気密保持を確実
に図る為に利用する。
【0002】
【従来の技術】例えば半導体製造装置の場合、内部を真
空にしたケース内に設けた装置を、このケース外に設け
たモータにより駆動する必要がある。従って、このモー
タにより回転させられるシャフトを、上記ケースの壁面
を貫通した状態で配置するが、この貫通部の気密保持を
確実に図る為に従来から、図20に示す様な磁性流体シ
ール装置が使用されている。
【0003】この磁性流体シール装置は、円筒形の外周
面を有するシャフト1を、このシャフト1と同心に配置
されたハウジング2の内側に、1対の転がり軸受3、3
により回転自在に支持している。上記ハウジング2は、
アルミニウム合金等の非磁性材により円筒形に造られて
いる。このハウジング2は、図示しないケースの壁面に
設けた通孔の内側に、この通孔の内周縁との間の気密を
保持した状態で支持固定する。
【0004】上記ハウジング2の内側には、それぞれが
円輪状に形成され、軸方向(図20の左右方向)に亙っ
て着磁された永久磁石4、4を支持している。各永久磁
石4、4の両端面には、それぞれ磁性材製のポールピー
ス5、5を添設している。そして、各ポールピース5、
5の内周縁と上記シャフト1の外周面との間の微小隙間
にそれぞれ磁性流体6、6を、上記各永久磁石4、4の
磁力に基づいて保持している。
【0005】上記各微小隙間に磁性流体6、6を保持す
る必要上、上記シャフト1の一部外周面で、上記各ポー
ルピース5、5の内周縁と対向する部分は磁性材製とす
る必要がある。一方、磁性流体シール装置を組み付ける
半導体製造装置等の性能維持の面から、上記シャフト1
全体を磁性材により造れない場合がある。この様な場合
に従来から、上記シャフト1を、アルミニウム合金等の
非磁性材製のシャフト本体7と、磁性材製のスリーブ8
とで構成していた。
【0006】このスリーブ8は、上記シャフト本体7の
中間部で、上記各ポールピース5、5の内周縁と対向す
る部分に外嵌する。そして、上記スリーブ8の一端面
(図20の左端面)と上記シャフト本体7の外周面との
間を、アセチレンアーク溶接により、全周に亙って溶接
している。この様な溶接を行なうのは、上記シャフト本
体7の外周面とスリーブ8の内周面との間に存在する微
小な隙間を通じて、空気が漏洩するのを防止する為であ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の様に
構成される従来の磁性流体シール装置の場合、次の〜
の様な解決すべき点がある。
【0008】アセチレンアーク溶接によって形成され
る溶接ビード9の断面積、即ちこの溶接ビード9の高さ
寸法H及び幅寸法Wが大きくなる。これら両寸法H、W
は、通常3mm以上になり、その分、磁性流体シール装置
の小型化を図りにくくなる。
【0009】溶接時の温度上昇が著しく、溶接時の温
度上昇と溶接完了後の温度低下とによって、シャフト本
体7やスリーブ8に変形が生じ易くなる。変形が生じた
場合には、シャフト1の回転に伴って微小な振動が生じ
易くなったり、或はシール性が悪化する原因となる為、
好ましくない。
【0010】溶接時の温度上昇によって、溶接部が酸
化し、更に溶接後のシャフト本体7とスリーブ8とを空
気中に放置した場合に、この溶接部の酸化が進む事が避
けられない。そして、この溶接部を半導体製造装置を構
成するケースの内側等、真空空間中に露出させると、酸
化生成物がこの真空空間中に飛散し、この真空空間を汚
す原因となる。
【0011】本考案の磁性流体シール装置は、上述の様
な事情に鑑みて発明したものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の磁性流体シール
装置は、前述した従来の磁性流体シール装置と同様に、
円筒形の外周面を有し、この外周面の一部を磁性材によ
り構成したシャフトと、このシャフトと同心に配置され
た筒形のハウジングと、このハウジングの内側に支持さ
れた永久磁石と、この永久磁石に添設された磁性材製の
ポールピースと、このポールピースの内周縁と上記シャ
フトの外周面との間の微小隙間に、上記永久磁石の磁力
に基づいて保持される磁性流体とを備えている。
【0013】特に、請求項1に記載した磁性流体シール
装置に於いては、上記シャフトは、非磁性金属材製のシ
ャフト本体と、このシャフト本体の外周面に、その全周
に亙って形成された鍔部と、上記シャフト本体に外嵌さ
れた磁性材製のスリーブとを備えている。そして、この
スリーブの端面と上記鍔部の片側面とを突き合わせた状
態で、これら端面と片側面との突き合わせ部の少なくと
も外周側端部をその全周に亙り、電子ビーム溶接により
溶接したものである事を特徴としている。
【0014】更に、請求項2に記載した磁性流体シール
装置に於いては、上記シャフトは、大径部と小径部とを
段部で連続させた外周面を有する非磁性金属材製のシャ
フト本体と、このシャフト本体の大径部に外嵌された磁
性材製のスリーブとを備えている。そして、このスリー
ブの内周面と上記大径部との合わせ面部の少なくとも片
端部をその全周に亙り、電子ビーム溶接により溶接した
ものである事を特徴としている。
【0015】
【作用】上述の様に構成される本発明の磁性流体シール
装置の場合、スリーブの端面と鍔部の片側面との突き合
わせ部(請求項1の場合)、或はスリーブの内周面と大
径部との合わせ面部(請求項2の場合)を狭い幅で溶接
できる。この為、シャフト本体とスリーブとの間の気密
を保持する為の構造部分に大きなスペースをとられる事
がなく、磁性流体シール装置の小型化を図れる。
【0016】又、溶接時の温度上昇を少なく抑えられる
事から、溶接に伴うシャフト本体及びスリーブの変形を
少なく抑える事ができ、磁性流体シール装置の信頼性を
確保できる。
【0017】更に、真空中で行なう電子ビーム溶接によ
り、上記シャフト本体とスリーブとを溶接する為、溶接
に伴ってこれらシャフト本体とスリーブとが酸化されな
い。従って、従来の様に酸化生成物により、磁性流体シ
ール装置により外部と隔てられた真空空間を、汚染する
恐れがなくなる。
【0018】
【実施例】図1〜3は、請求項1に対応する、本発明の
第一実施例を示している。前述の図20に示した従来構
造と同等部分には同一符号を付して重複する説明を省略
し、以下、本発明の特徴部分に就いて説明する。
【0019】アルミニウム合金等の非磁性金属材により
円筒状に形成されたシャフト本体7aの中間部外周面に
は、外向フランジ状の鍔部10を、このシャフト本体7
aの全周に亙って形成している。そして、上記シャフト
本体7aに、磁性材製のスリーブ8を外嵌すると共に、
このスリーブ8の一端面8a(図1〜3の左端面)と上
記鍔部10の片側面10aとを、図2に詳示する様に、
突き合わせている。鍔部10の高さ寸法hは上記スリー
ブ8の厚さ寸法tと等しい。従って、上記両面8a、1
0a同士を突き合わせた状態で、上記鍔部10の外周縁
と上記スリーブ8の外周面とは連続した円筒面を構成す
る。
【0020】そして、これら両面8a、10aを突き合
わせた状態で、これら両面8a、10aの外周側部分を
その全周に亙り、電子ビーム溶接により溶接している。
電子ビームの照射方向は、図2に矢印で示す様に、上記
両面8a、10a同士の突き合わせ面に対し平行とす
る。この結果、電子ビーム溶接により得られる溶接部1
1の深さ寸法dは、上記両面8a、10a同士の突き合
わせ面の奥に迄達する深いものとなる。従って、上記両
面8a、10a同士の溶接面積は広くなり、これら両面
8a、10a間の気密保持の信頼性が高くなる。
【0021】尚、上記鍔部10の高さ寸法hと幅寸法w
とは、構成すべき磁性流体シール装置の大きさ等に応じ
て設計的に定めるが、何れの寸法h、wとも、0.5mm
以上あれば、上記電子ビーム溶接を含め、実施可能であ
る。
【0022】上述の様に構成される本発明の磁性流体シ
ール装置の場合、スリーブ8の端面8aと鍔部10の片
側面10aとの突き合わせ部を、図3に示す様に、上記
鍔部10の幅寸法wよりも小さな、極く狭い幅で溶接で
きる。この為、シャフト本体7aとスリーブ8との間の
気密を保持する為の構造部分に大きなスペースをとられ
る事がなく、磁性流体シール装置の小型化を図れる。
【0023】これに対して、上記両面8a、10a間の
溶接をアセチレンアーク溶接により行なった場合には、
仮に本発明の場合の様な鍔部10を形成しても、図4に
示す様に、溶接部11aの幅が広くなる。従って、上記
鍔部10の幅寸法も大きくする必要が生じ、磁性流体シ
ール装置の小型化が難しくなる。一方、鍔部10を持た
ず、単なる円筒形の外周面を持ったシャフト本体7aと
スリーブ8との当接面同士の間を、図5の矢印方向から
電子ビームを照射する事により溶接した場合には、図6
に示す様に、溶接部11aが上記当接面に対し傾斜す
る。この結果、上記当接面同士の溶接面積が狭くなっ
て、気密保持の信頼性が低くなる。
【0024】又、本発明の磁性流体シール装置の場合、
上記両面8a、10a間の溶接を電子ビーム溶接により
行なう為、溶接時の温度上昇を少なく抑えられる。従っ
て、溶接に伴うシャフト本体7a及びスリーブ8の変形
を少なく抑える事ができ、変形に伴う振動の発生やシー
ル性の低下等を防止できて、磁性流体シール装置の信頼
性を確保できる。
【0025】更に、真空中で行なう電子ビーム溶接によ
り、上記シャフト本体7aとスリーブ8とを溶接する
為、溶接に伴ってこれらシャフト本体7aとスリーブ8
とが酸化されない。従って、溶接部に酸化生成物が生じ
る事もなくなり、酸化生成物により、磁性流体シール装
置により外部と隔てられた真空空間を、汚染する恐れが
なくなる。
【0026】次に、図7〜9は、請求項1に対応する、
本発明の第二実施例を示している。本実施例の場合、鍔
部10の外周縁片半部(図7の右半部)と、スリーブ8
の鍔部10側端部外周縁とに、それぞれ凹部12a、1
2bを形成している。上記スリーブ8の一端面8aと上
記鍔部10の片側面10aとを突き合わせた場合、これ
ら両面8a、10aの突き合わせ面が、上記両凹部12
a、12bが合わさる事で構成される凹溝13の中央部
に位置する。そして、上記両面8a、10a同士を電子
ビーム溶接する事で生じる溶接部11aの外周端は、上
記凹溝13の内側に盛り上がる。従って、この外周端が
他の部材と干渉しにくくなる。
【0027】即ち、電子ビーム溶接により形成される溶
接部11aの外周端は、図8に示す様に上記スリーブ8
の外周面及び鍔部10の外周縁から突出するが、この突
出量は、前記アセチレンアーク溶接の場合に比べれば少
ないとは言え、最大で0.5mm以上に達する場合があ
る。従って、図9に示す様に、上記両面8a、10a同
士の合わせ面の周囲に別の部材14を設ける場合には、
この部材14の内周縁と上記溶接部11aの外周端との
干渉を防止する必要上、上記部材14の内径を必要以上
に大きくしなければならない等、磁性流体シール装置の
設計に制約を生じる可能性がある。これに対して、本実
施例の様に、上記凹溝13を形成すれば、この様な制約
がなくなる。
【0028】次に、図10は、請求項1に対応する、本
発明の第三実施例を示している。本実施例の場合には、
シャフト本体7aの端部に幅広の鍔部10Aを形成し、
この鍔部10Aの外周面とハウジング2の内周面との間
に、転がり軸受3を設けている。その他の構成及び作用
は、前述した第一実施例の場合と同様である。
【0029】次に、図11は、請求項1に対応する、本
発明の第四実施例を示している。本実施例の場合、幅広
の鍔部10Aとスリーブ8との突き合わせ部に、凹溝1
3を形成している。鍔部10Aが幅広である以外の構成
及び作用は、前述した第二実施例と同様である。
【0030】次に、図12〜13は、請求項2に対応す
る、本発明の第五実施例を示している。本実施例の場
合、磁性材製のスリーブ8と共にシャフト1を構成す
る、非磁性材製のシャフト本体7bは、大径部15と小
径部16とを段部17で連続させた外周面を有する。上
記スリーブ8は、この内の大径部15に外嵌されてい
る。そして、このスリーブ8の内周面8bと上記大径部
15との合わせ面部の片端部を、その全周に亙り電子ビ
ーム溶接により溶接し、この片端部に溶接部11bを形
成している。電子ビームの照射方向は、図13に矢印で
示す様に、上記合わせ面部に対し平行とする。
【0031】本実施例の場合も、上記合わせ面部を極く
狭い幅で溶接できる為、シャフト本体7bとスリーブ8
との間の気密を保持する為の構造部分に大きなスペース
をとられる事がなく、磁性流体シール装置の小型化を図
れる。その他の構成及び作用は、前述の第一実施例と同
様である。
【0032】次に、図14は、請求項2に対応する、本
発明の第六実施例を示している。本実施例の場合、スリ
ーブ8の一端面8aの内周半部とシャフト本体7b外周
面に形成した段部17の外周側半部とに、それぞれ凹部
18a、18bを形成し、これら両凹部18a、18b
により、上記シャフト本体7bの全周に亙る凹溝19を
形成している。そして、この凹溝19内に、溶接部11
bの外端部を位置させている。従って、本実施例の場合
には、転がり軸受3を構成する内輪の端面を、上記スリ
ーブ8の端面8a及びシャフト本体7b外周面の段部1
7とに、直接当接自在である。その他の構成及び作用
は、上述の第五実施例と同様である。
【0033】次に、図15は、請求項1に対応する、本
発明の第七実施例を示している。本実施例の場合、ハウ
ジング2の内周面に、幅広のポールピース5a、5aを
支持すると共に、スリーブ8Aの外周面で各ポールピー
ス5a、5aの内周面と対向する部分に、それぞれがス
リーブ8Aの全周に亙る突条20、20を、それぞれ複
数本ずつ形成している。磁性流体6、6は、各突条2
0、20の外周縁と上記各ポールピース5a、5aの内
周面との間に保持される。その他の構成及び作用は、前
述した第一実施例の場合と同様である。
【0034】尚、以上に述べた各実施例は何れも、鍔部
10の外周縁とスリーブ8の外周面とを一致させたり
(請求項1に対応する実施例の場合)、或はシャフト本
体7b外周面の段部17とスリーブ8の一端面8aとを
一致させたり(請求項2に対応する実施例の場合)して
いるが、これら各部は必ずしも厳密に一致させる必要は
なく、例えば図16(A)(B)に示す様に、多少ずれ
ても構わない。
【0035】又、溶接部11a、11bの端部と他の部
品との干渉を防止する為、図17(A)(B)或は図1
8(A)(B)に示す様に、溶接部11a、11bの端
部を削り取れば、前述した様な、干渉防止の為の凹溝1
3、19(図7、11、14参照)は不要である。
【0036】更に、本発明の磁性流体シール装置は、図
19に示す様に、ラジアル方向に複数段に亙って設ける
事も出来る。図19に示した実施例の場合、中心部に設
けられたシャフト1の外周面とハウジング2の内周面と
の間に回転筒21を設けている。この回転筒21は、上
記シャフト1とハウジング2との何れに対しても、回転
自在である。そして、この回転筒21の内外両周面と上
記シャフト1の外周面及び上記ハウジング2の内周面と
の間に、それぞれ本発明の磁性流体シール装置を設けて
いる。
【0037】
【発明の効果】本発明の磁性流体シール装置は、以上に
述べた通り構成され作用するので、小型で、振動やシー
ル性悪化を生じにくく、真空空間を汚す恐れも少ない磁
性流体シール装置を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例を示す、磁性流体シール装
置の半部断面図。
【図2】溶接前の状態を示す、図1のA部拡大図。
【図3】溶接後の状態を示す、図1のA部拡大図。
【図4】好ましくない溶接の1例を示す、磁性流体シー
ル装置の半部断面図。
【図5】好ましい溶接状態を得られない形状を示す、シ
ャフト本体とスリーブとの半部断面図。
【図6】図5の形状で得られる溶接状態を示す、図5の
B部拡大図。
【図7】本発明の第二実施例を示す、シャフト本体とス
リーブとの半部断面図。
【図8】溶接部の端部が突出する状態を示す、シャフト
本体とスリーブとの半部断面図。
【図9】溶接部の周囲に部材を設けた磁性流体シール装
置の部分断面図。
【図10】本発明の第三実施例を示す、磁性流体シール
装置の半部断面図。
【図11】本発明の第四実施例を示す、図10のC部に
相当する図。
【図12】本発明の第五実施例を示す、磁性流体シール
装置の半部断面図。
【図13】溶接前の状態で示す、シャフト本体とスリー
ブとの部分断面図。
【図14】本発明の第六実施例を示す、図12の左半部
に相当する図。
【図15】本発明の第七実施例を示す、磁性流体シール
装置の半部断面図。
【図16】電子ビーム溶接する部分の形状の別例を示す
断面図。
【図17】溶接部の端部を削り取る状態の第1例を示す
部分断面図。
【図18】同じく第2例を示す部分断面図。
【図19】本発明の磁性流体シール装置の使用状態の別
例を示す、半部断面図。
【図20】従来の磁性流体シール装置の1例を示す半部
断面図。
【符号の説明】
1 シャフト 2 ハウジング 3 転がり軸受 4 永久磁石 5、5a ポールピース 6 磁性流体 7、7a、7b シャフト本体 8、8A スリーブ 8a 一端面 8b 内周面 9 溶接ビード 10、10A 鍔部 10a 片側面 11、11a、11b 溶接部 12a、12b 凹部 13 凹溝 14 部材 15 大径部 16 小径部 17 段部 18a、18b 凹部 19 凹溝 20 突条 21 回転筒

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒形の外周面を有し、この外周面の一
    部を磁性材により構成したシャフトと、このシャフトと
    同心に配置された筒形のハウジングと、このハウジング
    の内側に支持された永久磁石と、この永久磁石に添設さ
    れた磁性材製のポールピースと、このポールピースの内
    周縁と上記シャフトの外周面との間の微小隙間に、上記
    永久磁石の磁力に基づいて保持される磁性流体とを備え
    た磁性流体シール装置に於いて、上記シャフトは、非磁
    性金属材製のシャフト本体と、このシャフト本体の外周
    面に、その全周に亙って形成された鍔部と、上記シャフ
    ト本体に外嵌された磁性材製のスリーブとを備え、この
    スリーブの端面と上記鍔部の片側面とを突き合わせた状
    態で、これら端面と片側面との突き合わせ部の少なくと
    も外周側端部をその全周に亙り、電子ビーム溶接により
    溶接したものである事を特徴とする磁性流体シール装
    置。
  2. 【請求項2】 円筒形の外周面を有し、この一部外周面
    を磁性材により構成したシャフトと、このシャフトと同
    心に配置された筒形のハウジングと、このハウジングの
    内側に支持された永久磁石と、この永久磁石に添設され
    た磁性材製のポールピースと、このポールピースの内周
    縁と上記シャフトの外周面との間の微小隙間に、上記永
    久磁石の磁力に基づいて保持される磁性流体とを備えた
    磁性流体シール装置に於いて、上記シャフトは、大径部
    と小径部とを段部で連続させた外周面を有する非磁性金
    属材製のシャフト本体と、このシャフト本体の大径部に
    外嵌された磁性材製のスリーブとを備え、このスリーブ
    の内周面と上記大径部との合わせ面部の少なくとも片端
    部をその全周に亙り、電子ビーム溶接により溶接したも
    のである事を特徴とする磁性流体シール装置。
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