JPH05180379A - 自動継手 - Google Patents

自動継手

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JPH05180379A
JPH05180379A JP3358903A JP35890391A JPH05180379A JP H05180379 A JPH05180379 A JP H05180379A JP 3358903 A JP3358903 A JP 3358903A JP 35890391 A JP35890391 A JP 35890391A JP H05180379 A JPH05180379 A JP H05180379A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
joint
bellows
seal
fitting
protruding
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3358903A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Kadoi
日出雄 角井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 管どうしの接続のシール性を向上することが
できる自動継手を提供することを目的としている。 【構成】 接続すべき管10の対向する端面に密着状態で
装着される一対のの継手ソケット15と、これら継手ソケ
ット15の間に設けられた継手本体16とを備え、継手本体
16を、一対のシール金具25、26と、これらシール金具2
5、26の間に設けられて、内部にガスを流入・流出する
ことによりシール金具25、26を接離させるベローズ27と
により構成するとともに、シール金具25、26と継手ソケ
ット15にそれぞれ凸部30、32と凹部21を形成するととも
に凹部21にパッキン部22を設け、ベローズ27の膨張によ
ってシール金具25、26を互いに離間する方向に移動さ
せ、これによってシール金具25、26に形成された凸部3
0、32を継手ソケット15に形成された凹部21に凹凸嵌合
するとともに、凸部30、32をパッキン部22に食い込ませ
ることによりシール性を向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、管どうしを接続する
自動継手に係わり、特に、加速器に使用される真空ダク
トどうしを接続するものに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、加速器は、荷電粒子を環
状に配設された管内において該管の周囲に配設された電
磁石によって加速するものであるが、上記管を環状に配
設する場合、該環の直径が非常に大きいため、上記管を
その軸方向に分割した分割構造とし、この分割された分
割管を互いに接続している。また、上記管においては内
部を高い真空状態に維持する必要がある上、特にプロト
ン等の重い粒子を加速する場合、誘導放射能が強く作業
者が近づくことができないので、上記分割管どうしを接
続する継手は、上記事情を考慮して設計・製作する必要
がある。
【0003】図3はこのような事情を考慮した従来の継
手の一例を示す。この図に示す継手は、接続すべき分割
管1,1と同軸に配設される一対のリング体2,2と、
これらリング体2,2を接離自在に接続するベローズ3
とを主体として構成されている。上記リング体2の分割
管1のフランジ部1aと対向する端面内側には環状をな
すステンレス製の薄膜4が形成され、さらに上記端面外
側には環状をなすステンレス製の薄膜5が薄膜4と同軸
に形成されている。また、上記リング体2には、該リン
グ体2をその厚さ方向に貫通する貫通孔6,7が形成さ
れており、これら貫通孔6,7の一端側はそれぞれ上記
薄膜4,5が形成されたリング体2の端面に開口してい
る。さらに、図における右側のリング体2にはこのリン
グ体2の径方向に延在する孔8が形成されており、この
孔8は上記貫通孔6,7にそれぞれ連通して上記リング
体2の外周面に開口している。また、上記ベローズ3は
リング体2,2の互いに対向する端面内側どうしを接続
する内ベローズ3aと、端面外側どうしを接続する外ベ
ローズ3bとにより構成されており、これら内外のベロ
ーズ3a,3bとの間の空間に上記貫通孔6,7が開口
している。
【0004】そして、上記分割管1,1どうしを接続す
る際には、これら分割管1,1の間に上記構成の継手を
クレーン等によって分割管1,1と同軸に挿入した後、
上記孔8から圧縮空気を流入する。すると、この圧縮空
気が孔8、貫通孔6,7を通してベローズ3内に流入
し、該ベローズ3がリング体2,2の軸方向に伸張し、
リング体2,2が互いに離間する方向に押圧移動すると
ともに、上記薄膜4,5が断面円弧状に膨出し、分割管
1,1のフランジ部1a,1aに圧接することによっ
て、上記分割管1,1どうしを密封接続する。このよう
に、上記継手では、該継手をクレーン等によって分割管
1,1の間に挿入することができ、圧縮空気を孔8から
流入するだけで、分割管1,1を接続することができる
ので、分割管1,1の接続を遠隔操作によって行うこと
ができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記構成の
継手では、分割管1,1どうしを密封接続する際に、上
記薄膜4,5を膨出させて、これをフランジ部1a,1
aに圧接することにより薄膜4,5とフランジ部1a,
1aとの接触部のシールを行っているが、上記薄膜4,
5は断面円弧状に膨出するとともに、該薄膜4,5が接
触するフランジ部1aは平面であるため、これらの接触
は線接触に近い状態となり、またこれら接触面はシール
性を高めるために非常に滑らかに仕上げられているもの
の、微視的にみれば、接触部に若干の隙間が生じている
ために、上記のような線接触に近い状態のシールでは、
分割管1の内部をさらに高い超真空にする場合、シール
が不十分であった。この発明は上記事情に鑑みてなされ
たものであり、管どうしを遠隔操作で接続することがで
き、しかも、接続のシール性を向上することができる自
動継手を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の自動継手は、互いに接続すべきそれぞれ
の管の対向する端面に密着状態で装着される一対のリン
グ状の継手ソケットと、これら継手ソケットの間に設け
られた継手本体とを備え、上記継手本体を、互いに接離
自在に設けられた一対のリング状のシール金具と、これ
らシール金具の間に設けられて、内部にガスを流入・流
出することにより上記シール金具の軸方向に伸縮して、
これらシール金具を接離させるベローズとにより構成す
るとともに、互いに対向するシール金具と継手ソケット
の一方に凸部を形成し、他方に当該凸部に嵌合する凹部
を形成し、これら凹凸部間にパッキン部が介在せしめた
ものである。
【0007】
【作用】この発明の自動継手にあっては、 ベローズ内
にガスを流入することにより該ベローズが膨張して、一
対のシール金具が互いに離間する方向に移動し、これに
よってシール金具に形成された凸部が継手ソケットに形
成された凹部に凹凸嵌合するとともに、凸部が凹凸部間
に設けられたパッキン部に食い込むことによりシール性
が向上する。
【0008】
【実施例】以下、図1を参照して、この発明の自動継手
の一実施例を説明する。この図において、符号10,1
0は互いに接続すべき管を示す。この管10の接続端部
にはフランジ部11,11が形成されており、これらフ
ランジ部11,11の端面には環状の凹溝12,12が
形成されている。
【0009】上記管10,10を接続する自動継手は以
下のように構成されている。すなわち、この自動継手
は、上記管10,10の端面に密着状態で装着される一
対の継手ソケット15,15と、これら継手ソケット1
5,15の間に設けられた継手本体16とを主体として
構成されている。
【0010】上記継手ソケット15は、リング状をなす
ものであり、その外側の端面(管10のフランジ部11
に対向する端面)には、環状の凹溝17が上記凹溝12
と対向して形成されている。そして、上記継手ソケット
15は、上記凹溝17,12に金属性のガスケット13
を嵌合するとともに、継手ソケット15の外側の端面を
フランジ部11に当接してボルト18…で締め付けるこ
とによって管10に密着状態で装着されるようになって
いる。また、上記継手ソケット15の内側の端面には環
状をなすブロック20が継手ソケット15と同軸に形成
されており、該ブロック20の端面には凹溝(凹部)2
1が環状に形成されている。この凹溝21はその底部が
断面く字状に形成されており、この部分にはパッキン部
22がパッキン押え金具22aによって固定されてい
る。このパッキン部22はインジウム、アルミニウム等
の比較的軟らかい金属や、バイトン等の合成樹脂によっ
て形成されている。
【0011】一方、上記継手本体16は、互いに接離自
在に設けられた一対のシール金具25,26と、これら
シール金具25,26を接離自在に接続するベローズ2
7とを主体として構成されている。上記シール金具25
はリング状をなす金具本体25aと、この金具本体25
aの外周部に形成された筒体25bとを主体として構成
されており、この筒体25bの外周面には継手本体16
自体を吊り下げるための吊金具28が取り付けられてい
る。また、上記金具本体25aの外側の端面には、上記
凹溝21に嵌合する凸部30が環状に形成されている。
この凸部30のその先端部が断面く字状に形成されてお
り、その先端の角度αは上記凹溝21の底部の角度βよ
り若干小さく設定されている。また、上記金具本体25
aには貫通孔31が形成されており、この貫通孔31の
両端はそれぞれ金具本体25aの外周面および内側の端
面にそれぞれ開口している。
【0012】上記シール金具25の筒体25bの内側に
は、上記シール金具26が金具本体25aに対して接離
自在に設けられている。このシール金具26はリング状
のものであり、その外側の端面には、上記凸部30と同
様の構成凸部32が形成されている。
【0013】上記ベローズ27は、上記シール金具2
5,26の間に設けられて、内部にガスを流入・流出す
ることによりシール金具25,26の軸方向に伸縮し
て、これらシール金具25,26を接離させるものであ
り、シール金具25,26の互いに対向する端面内側ど
うしを接続する内ベローズ27aと、端面外側どうしを
接続する外ベローズ27bとにより構成されている。こ
れら内外のベローズ27a、27bとの間の空間には上
記貫通孔31が開口しており、この空間内に上記貫通孔
31を通して空気または窒素ガスが流入・流出するよう
になっている。
【0014】上記構成の自動継手を使用して、管10,
10を接続するには、まず、上記継手ソケット15,1
5をガスケット13,13を介してボルト18…で管1
0,10のフランジ部11,11に装着する。次いで、
上記吊金具28にフックをかけ、クレーン等によって上
記継手本体16を継手ソケット15,15間に同軸に挿
入する。その後、圧力ノズルから上記継手本体16のシ
ール金具25に形成された貫通孔31に所定圧力の空気
または窒素ガスを流入する。すると、貫通孔31を通し
て上記ベローズ27内上記ガスが流入して該ベローズ2
7が膨張し、シール金具25,26を互いに離間する方
向に押圧移動させ、これによって、上記凸部30,32
がそれぞれ凹溝21,21に嵌合する。
【0015】この際、凸部30,32先端の角度αが上
記凹溝17,17の底部の角度βより若干小さく設定さ
れているので、凸部30,32の先端のエッジが凹溝1
7,17に設けられたパッキン部22,22に食い込
み、この部分に集中荷重が作用する。したがって、凸部
30,32の先端部とパッキン部22,22との接触部
が確実にシールされる。また、凸部30,32と凹溝2
1,21と凹凸嵌合するうえ、凸部30,32の先端部
がパッキン部22,22に食い込むので、該先端部近傍
もパッキン部22,22に密着するので、シール性がさ
らに向上する。また、凸部30,32と凹溝21,21
とを嵌合させる際において、凸部30,32が凹溝2
1,21のテーパ面に沿って嵌合していくため継手ソケ
ット15,15と継手本体16との芯合わせを容易かつ
確実に行うことができる。
【0016】上記自動継手では、該継手をクレーン等に
よって接続すべき管10,10の間に挿入することがで
き、圧縮ガスを貫通孔31から流入するだけで、管1
0,10を接続することができるので、管10,10の
接続を遠隔操作によって行うことができるのは勿論のこ
と、上述したように、従来に比べシール性がさらに向上
する。また、上記自動継手は、加速器の真空ダクトを分
割構造とし、この分割された真空ダクトとこの周囲に配
設される電磁石等の設備とを一つのユニットとして構成
し、これらユニットを接続することによって加速器を構
成する場合に、分割された真空ダクトどうしを容易かつ
確実に接続できるので、有用性が高い。
【0017】図2はこの発明の第2実施例を示すもので
ある。この図に示す自動継手は、上記第1実施例の自動
継手において、継手本体16を固定フランジ35を介し
て一方(右側)の管2に固定したものである。この実施
例では、上記固定フランジ35が一方の継手ソケットを
構成しているが、この固定フランジ35には継手本体1
6が直接固定されているので、継手本体16のシール金
具25および固定フランジ35には、上記第1実施例の
ような凸部30と凹溝21が形成されていない。なお、
上述した点以外は上記第1実施例と同様なので同一構成
部分には同一符号を付してその説明を省略する。
【0018】上記第2実施例の自動継手では、上記第1
実施例と同様の効果を得ることができるのは勿論のこ
と、シール金具25および固定フランジ35に、上記第
1実施例のような凸部30と凹溝21を形成する必要が
ないので、その分だけ構造が簡単になるという利点があ
る。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の自動継
手によれば、該継手をクレーン等によって接続すべき管
の間に挿入することができ、圧縮ガスをベローズに流入
するだけで、管を接続することができるので、管の接続
を遠隔操作によって行うことができる。
【0020】また、ベローズ内にガスを流入することに
より該ベローズが膨張して、一対のシール金具が互いに
離間する方向に移動し、これによってシール金具に形成
された凸部が継手ソケットに形成された凹部に凹凸嵌合
するとともに、凸部が凹凸部間に設けられたパッキン部
に食い込んでこの部分に集中荷重が作用するので、管ど
うしの接続のシール性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の自動継手を示す断面図で
ある。
【図2】本発明の第2実施例の自動継手を示す断面図で
ある。
【図3】従来の自動継手の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
10 管 15 継手ソケット 16 継手本体 21 凹溝(凹部) 22 パッキン部 25,26 シール金具 27 ベローズ 30,32 凸部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに接続すべきそれぞれの管の対向す
    る端面に密着状態で装着される一対のリング状の継手ソ
    ケットと、これら継手ソケットの間に設けられた継手本
    体とを備えてなり、上記継手本体は、互いに接離自在に
    設けられた一対のリング状のシール金具と、これらシー
    ル金具の間に設けられて、内部にガスを流入・流出する
    ことにより上記シール金具の軸方向に伸縮して、これら
    シール金具を接離させるベローズとを備え、互いに対向
    する上記シール金具と継手ソケットにはその一方に凸部
    が形成され、他方に当該凸部に嵌合する凹部が形成さ
    れ、これら凹凸部間にはパッキン部が介在せしめられて
    いることを特徴とする自動継手。
JP3358903A 1991-12-27 1991-12-27 自動継手 Withdrawn JPH05180379A (ja)

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JP3358903A JPH05180379A (ja) 1991-12-27 1991-12-27 自動継手

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JP3358903A JPH05180379A (ja) 1991-12-27 1991-12-27 自動継手

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3358903A Withdrawn JPH05180379A (ja) 1991-12-27 1991-12-27 自動継手

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JP (1) JPH05180379A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002267029A (ja) * 2001-03-13 2002-09-18 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 真空シール機構
JP2005016581A (ja) * 2003-06-24 2005-01-20 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd シール装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002267029A (ja) * 2001-03-13 2002-09-18 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 真空シール機構
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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990311