JPH051799A - 遠心ポンプ - Google Patents
遠心ポンプInfo
- Publication number
- JPH051799A JPH051799A JP3153332A JP15333291A JPH051799A JP H051799 A JPH051799 A JP H051799A JP 3153332 A JP3153332 A JP 3153332A JP 15333291 A JP15333291 A JP 15333291A JP H051799 A JPH051799 A JP H051799A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lubricating oil
- hollow shaft
- partition plate
- centrifugal pump
- bearing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C29/00—Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
- F04C29/02—Lubrication; Lubricant separation
- F04C29/023—Lubricant distribution through a hollow driving shaft
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04D—NON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04D19/00—Axial-flow pumps
- F04D19/02—Multi-stage pumps
- F04D19/04—Multi-stage pumps specially adapted to the production of a high vacuum, e.g. molecular pumps
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04D—NON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04D29/00—Details, component parts, or accessories
- F04D29/06—Lubrication
- F04D29/061—Lubrication especially adapted for liquid pumps
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04D—NON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04D29/00—Details, component parts, or accessories
- F04D29/06—Lubrication
- F04D29/063—Lubrication specially adapted for elastic fluid pumps
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
- Non-Positive Displacement Air Blowers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 遠心ポンプの高速回転時に発生する、中空軸
への潤滑油の吸い上げ量の減少を防止し、遠心ポンプの
回転軸の冷却や軸受の潤滑の能力を増やす。 【構成】 遠心ポンプの潤滑油溜め１３の中に、中空軸
８の下方に、中空軸８とは離れて仕切板１４を設け、更
に、中空軸８の延長上にある仕切板１４の部分に開口部
１５を、かつ仕切板１４の外周部に潤滑油１２の通路１
６をそれぞれ設けてある。
への潤滑油の吸い上げ量の減少を防止し、遠心ポンプの
回転軸の冷却や軸受の潤滑の能力を増やす。 【構成】 遠心ポンプの潤滑油溜め１３の中に、中空軸
８の下方に、中空軸８とは離れて仕切板１４を設け、更
に、中空軸８の延長上にある仕切板１４の部分に開口部
１５を、かつ仕切板１４の外周部に潤滑油１２の通路１
６をそれぞれ設けてある。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は遠心ポンプに係り、特に
高速遠心機やターボ分子ポンプなどで、潤滑油を循環さ
せ、回転軸の冷却や軸受の潤滑を行なう遠心ポンプに関
する。
高速遠心機やターボ分子ポンプなどで、潤滑油を循環さ
せ、回転軸の冷却や軸受の潤滑を行なう遠心ポンプに関
する。
【０００２】
【従来の技術】従来の遠心ポンプは、例えば特表昭６１
−５０２００７号公報に開示されているように、先細り
の中空軸を潤滑油に接触させて回転し、中空軸に入った
潤滑油を上方に上げ、モータの冷却と軸受の潤滑を行な
っている。
−５０２００７号公報に開示されているように、先細り
の中空軸を潤滑油に接触させて回転し、中空軸に入った
潤滑油を上方に上げ、モータの冷却と軸受の潤滑を行な
っている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の遠心ポ
ンプには、次のような問題があった。この問題点を図を
用いて説明する。図２は従来例の遠心ポンプの要部の縦
断面図であり、８は中空軸、１２は潤滑油を示してい
る。中空軸８は、後述のスピンドルに固着し、中空で下
部が先細りとなっており、潤滑油１２は、後述のハウジ
ングの下部に固定された後述の潤滑油溜めに入ってお
り、中空軸８の下部は潤滑油１２に浸かっている。
ンプには、次のような問題があった。この問題点を図を
用いて説明する。図２は従来例の遠心ポンプの要部の縦
断面図であり、８は中空軸、１２は潤滑油を示してい
る。中空軸８は、後述のスピンドルに固着し、中空で下
部が先細りとなっており、潤滑油１２は、後述のハウジ
ングの下部に固定された後述の潤滑油溜めに入ってお
り、中空軸８の下部は潤滑油１２に浸かっている。
【０００４】この遠心ポンプでは、高速回転時、中空軸
８と接触した潤滑油１２は、中空軸８の回転と同じ方向
の強い旋回流れＤとなり、中空軸８近傍の潤滑油１２は
中空軸８との接触により半径方向流れＣとなる。これら
の流れにより、中空軸８下の潤滑油１２の油面は下がっ
て、ロート状になり、中空軸８の潤滑油１２の入口部が
潤滑油１２の油面から離れるため、潤滑油１２が中空軸
８に入るのが困難となり、潤滑油１２の吸い上げ量が減
少していた。
８と接触した潤滑油１２は、中空軸８の回転と同じ方向
の強い旋回流れＤとなり、中空軸８近傍の潤滑油１２は
中空軸８との接触により半径方向流れＣとなる。これら
の流れにより、中空軸８下の潤滑油１２の油面は下がっ
て、ロート状になり、中空軸８の潤滑油１２の入口部が
潤滑油１２の油面から離れるため、潤滑油１２が中空軸
８に入るのが困難となり、潤滑油１２の吸い上げ量が減
少していた。
【０００５】本発明は、中空軸の高速回転時でも、中空
軸の潤滑油入口部に潤滑油が入り、潤滑油の吸い上げ量
を減少させずに、遠心ポンプの能力を増加させることを
目的としている。
軸の潤滑油入口部に潤滑油が入り、潤滑油の吸い上げ量
を減少させずに、遠心ポンプの能力を増加させることを
目的としている。
【０００６】
【発明が解決しようとする手段】上記目的は、次のよう
にして達成することができる。 （１）回転自在に支持され、潤滑油溜めに入った潤滑油
に接触して潤滑油を吸い上げる中空軸と、潤滑油溜めと
を有する遠心ポンプにおいて、中空軸の下方に中空軸と
離れて、中空軸の延長上に開口部をもつ仕切板を有する
こと。 （２）（１）において、中空軸が、真空中で回転自在に
支持されていること。 （３）（１）において、仕切板の開口部が、仕切板に複
数個分散して設置されていること。 （４）（１）において、仕切板の開口部が、ラッパ状の
断面形状を有していること。
にして達成することができる。 （１）回転自在に支持され、潤滑油溜めに入った潤滑油
に接触して潤滑油を吸い上げる中空軸と、潤滑油溜めと
を有する遠心ポンプにおいて、中空軸の下方に中空軸と
離れて、中空軸の延長上に開口部をもつ仕切板を有する
こと。 （２）（１）において、中空軸が、真空中で回転自在に
支持されていること。 （３）（１）において、仕切板の開口部が、仕切板に複
数個分散して設置されていること。 （４）（１）において、仕切板の開口部が、ラッパ状の
断面形状を有していること。
【０００７】
【作用】上記のように構成された遠心ポンプを高速回転
すると、仕切板の上部には強い旋回流れが生じ、中空軸
の下部の潤滑油の圧力は下がるが、仕切板の下部では旋
回流れが少なく遠心力が弱いので、潤滑油の高さに相当
する圧力が生じ、この圧力差により仕切板の下部から仕
切板の上部に開口部を通過して潤滑油が流れる。この流
れにより中空軸の潤滑油入口部に入る潤滑油の油量が増
加するので、遠心ポンプの潤滑油の吸い上げ量が多くな
る。また、仕切板の外周部に潤滑油の通路を設けてある
ので、潤滑油はこの通路を通って仕切板の上部から下部
に流れる。 遠心ポンプを大気中で用いる場合は、中空
軸内の潤滑油が上部の排出口から出るため、中空軸内の
圧力は低下するのに対し、中空軸外の潤滑油の油面には
大気圧が加わって高圧なので、圧力差の効果により潤滑
油が中空軸の潤滑油入口部に入りやすい。
すると、仕切板の上部には強い旋回流れが生じ、中空軸
の下部の潤滑油の圧力は下がるが、仕切板の下部では旋
回流れが少なく遠心力が弱いので、潤滑油の高さに相当
する圧力が生じ、この圧力差により仕切板の下部から仕
切板の上部に開口部を通過して潤滑油が流れる。この流
れにより中空軸の潤滑油入口部に入る潤滑油の油量が増
加するので、遠心ポンプの潤滑油の吸い上げ量が多くな
る。また、仕切板の外周部に潤滑油の通路を設けてある
ので、潤滑油はこの通路を通って仕切板の上部から下部
に流れる。 遠心ポンプを大気中で用いる場合は、中空
軸内の潤滑油が上部の排出口から出るため、中空軸内の
圧力は低下するのに対し、中空軸外の潤滑油の油面には
大気圧が加わって高圧なので、圧力差の効果により潤滑
油が中空軸の潤滑油入口部に入りやすい。
【０００８】一方、遠心ポンプを真空中で用いる場合
は、中空軸内外とも真空なので、圧力差がなく、潤滑油
は吸い上げられやすい。
は、中空軸内外とも真空なので、圧力差がなく、潤滑油
は吸い上げられやすい。
【０００９】また、仕切板の下部から上部へ流れる潤滑
油の油量が多い場合、開口部の面積を１つだけ大きな穴
にすると、仕切板の下部に旋回流れが生じやすいが、金
網や多孔板のように小さな面積の開口部を仕切板に分散
して設けてあるので、仕切板の下部の旋回流れが少なく
なる。
油の油量が多い場合、開口部の面積を１つだけ大きな穴
にすると、仕切板の下部に旋回流れが生じやすいが、金
網や多孔板のように小さな面積の開口部を仕切板に分散
して設けてあるので、仕切板の下部の旋回流れが少なく
なる。
【００１０】更に、仕切板の開口部の断面形状をラッパ
状にしてあるので、仕切板の下部から上部へ流れる流路
抵抗が小さくなり、中空軸の潤滑油入口部に入る潤滑油
の油量を増やすことができる。
状にしてあるので、仕切板の下部から上部へ流れる流路
抵抗が小さくなり、中空軸の潤滑油入口部に入る潤滑油
の油量を増やすことができる。
【００１１】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図を用いて説明す
る。
る。
【００１２】図１は本発明の一実施例の遠心ポンプの縦
断面図、図３及び図４は、図１とはそれぞれ異なる他の
実施例の遠心ポンプ要部の縦断面図であり、１はロー
タ、２はサンプル、３はロータ装着部、４はシャフト、
５はスピンドル、６は軸受、７は軸受、９はハウジン
グ、１０はモータ回転子、１１はモータ固定子、１２ａ
は中空軸先端部の潤滑油、１３は潤滑油溜め、１４は仕
切板、１５は開口部、１６は通路、１７は上潤滑油出
口、１８は下潤滑油出口、１９は通路、２０はプレー
ト、２１は通路を示しており、そのほかは前出の符号で
ある。
断面図、図３及び図４は、図１とはそれぞれ異なる他の
実施例の遠心ポンプ要部の縦断面図であり、１はロー
タ、２はサンプル、３はロータ装着部、４はシャフト、
５はスピンドル、６は軸受、７は軸受、９はハウジン
グ、１０はモータ回転子、１１はモータ固定子、１２ａ
は中空軸先端部の潤滑油、１３は潤滑油溜め、１４は仕
切板、１５は開口部、１６は通路、１７は上潤滑油出
口、１８は下潤滑油出口、１９は通路、２０はプレー
ト、２１は通路を示しており、そのほかは前出の符号で
ある。
【００１３】更に、上記遠心ポンプの構成要素の細部に
ついて説明する。
ついて説明する。
【００１４】サンプル２は遠心分離するサンプル、ロー
タ装着部３はロータを装着する部分、シャフト４はロー
タ装着部３と中空のスピンドル５とに連結され、これら
と一体となって回転するシャフト、軸受６及び軸受７
は、それぞれスピンドル５とハウジング９の間、及びス
ピンドル５とプレート２０の間に装着し、スピンドル５
の高速回転を可能にしている軸受、開口部１５は仕切板
１４の開口部、通路１６は仕切板１４の外周部に設けた
仕切板１４の上下を連絡する通路、上潤滑油出口１７は
スピンドル５の上部にあって、軸受６の近傍に設置した
スピンドル５の内外を連通する潤滑油の出口、下潤滑油
出口１８はスピンドル５の下部にあって、軸受７の近傍
に設置したスピンドル５の内外を連通し、上潤滑油出口
１７より小さい通路断面積を有する潤滑油の出口、プレ
ート２０はハウジング９に固定し、軸受７を保持するプ
レート、通路２１はプレート２０に設けた潤滑油の通路
である。 また、モータ回転子１０及びモータ固定子１
１は、それぞれスピンドル５に圧入及びハウジング９に
装着され、仕切板１４は潤滑油溜め１３に固定され、中
空軸８の下に、中空軸８から離れて設置されている。ま
た、中空軸８及び潤滑油１２は、従来の技術の項で述べ
たとおりである。なお、ロータ１の周囲とハウジング９
の内部は、ロータ１の高速回転時に空気との摩擦損失を
少なくするため、真空状態にしている。
タ装着部３はロータを装着する部分、シャフト４はロー
タ装着部３と中空のスピンドル５とに連結され、これら
と一体となって回転するシャフト、軸受６及び軸受７
は、それぞれスピンドル５とハウジング９の間、及びス
ピンドル５とプレート２０の間に装着し、スピンドル５
の高速回転を可能にしている軸受、開口部１５は仕切板
１４の開口部、通路１６は仕切板１４の外周部に設けた
仕切板１４の上下を連絡する通路、上潤滑油出口１７は
スピンドル５の上部にあって、軸受６の近傍に設置した
スピンドル５の内外を連通する潤滑油の出口、下潤滑油
出口１８はスピンドル５の下部にあって、軸受７の近傍
に設置したスピンドル５の内外を連通し、上潤滑油出口
１７より小さい通路断面積を有する潤滑油の出口、プレ
ート２０はハウジング９に固定し、軸受７を保持するプ
レート、通路２１はプレート２０に設けた潤滑油の通路
である。 また、モータ回転子１０及びモータ固定子１
１は、それぞれスピンドル５に圧入及びハウジング９に
装着され、仕切板１４は潤滑油溜め１３に固定され、中
空軸８の下に、中空軸８から離れて設置されている。ま
た、中空軸８及び潤滑油１２は、従来の技術の項で述べ
たとおりである。なお、ロータ１の周囲とハウジング９
の内部は、ロータ１の高速回転時に空気との摩擦損失を
少なくするため、真空状態にしている。
【００１５】次に、上記の構成からなる遠心ポンプの動
作を説明する。
作を説明する。
【００１６】モータ回転子１０、スピンドル５及び中空
軸８が高速回転すると、仕切板１４の上部の中空軸８周
りの潤滑油１２は、粘性により旋回流れＤと半径方向流
れＣとなり、中空軸８下部の圧力は低下する。一方、仕
切板１４の下部では、これらの流れは弱いので、潤滑油
１２の高さ相当の圧力が生じ、この圧力差により、潤滑
油１２は仕切板１４の下部から上部に流れて中空軸８の
入口に入る。仕切板１４の上部の潤滑油１２は、通路１
６を通って仕切板１４の下部に流れ込む。
軸８が高速回転すると、仕切板１４の上部の中空軸８周
りの潤滑油１２は、粘性により旋回流れＤと半径方向流
れＣとなり、中空軸８下部の圧力は低下する。一方、仕
切板１４の下部では、これらの流れは弱いので、潤滑油
１２の高さ相当の圧力が生じ、この圧力差により、潤滑
油１２は仕切板１４の下部から上部に流れて中空軸８の
入口に入る。仕切板１４の上部の潤滑油１２は、通路１
６を通って仕切板１４の下部に流れ込む。
【００１７】中空軸８内の潤滑油１２は、遠心力により
中空軸８の内壁に押し付けられ、中空軸８のスピンドル
５の内壁に沿って上昇する。下潤滑油出口１８に達した
潤滑油１２の一部は、下潤滑油出口１８から飛び出しプ
レート２０の内壁と衝突し、飛散した潤滑油１２の一部
が軸受７に入り、軸受７を潤滑する。下潤滑油出口１８
の通路面積は小さいので、中空軸先端部の潤滑油１２ａ
の大部分は、モータ回転子１０の内側のスピンドル５を
通過して上昇しモータ回転子１０を冷却する。上潤滑油
出口１７に達した潤滑油１２は飛び出し、軸受６近傍の
ハウジング９に衝突し、飛散した潤滑油１２の一部が軸
受６に入り、軸受６を潤滑する。ハウジング９内に入っ
た潤滑油１２は、通路１９及び２１を通過して潤滑油溜
め１３に戻る。
中空軸８の内壁に押し付けられ、中空軸８のスピンドル
５の内壁に沿って上昇する。下潤滑油出口１８に達した
潤滑油１２の一部は、下潤滑油出口１８から飛び出しプ
レート２０の内壁と衝突し、飛散した潤滑油１２の一部
が軸受７に入り、軸受７を潤滑する。下潤滑油出口１８
の通路面積は小さいので、中空軸先端部の潤滑油１２ａ
の大部分は、モータ回転子１０の内側のスピンドル５を
通過して上昇しモータ回転子１０を冷却する。上潤滑油
出口１７に達した潤滑油１２は飛び出し、軸受６近傍の
ハウジング９に衝突し、飛散した潤滑油１２の一部が軸
受６に入り、軸受６を潤滑する。ハウジング９内に入っ
た潤滑油１２は、通路１９及び２１を通過して潤滑油溜
め１３に戻る。
【００１８】上記のようにして、遠心ポンプが潤滑油１
２を循環し、モータの冷却と軸受６及び軸受７の潤滑を
行なっている。
２を循環し、モータの冷却と軸受６及び軸受７の潤滑を
行なっている。
【００１９】次に、一実施例とはそれぞれ異なる他の実
施例を図３及び図４に示す。
施例を図３及び図４に示す。
【００２０】図３は、仕切板１４全体に小さな開口部１
５が分散している場合であり、潤滑油の流量が多くなる
と、仕切板１４の下部から上部へ多くの開口部１５を通
過して流れる。仕切板１４の下部の旋回流れＤが小さく
なるので、中空軸８に入る潤滑油１２の油量が、旋回流
れＤによって制限されない効果がある。
５が分散している場合であり、潤滑油の流量が多くなる
と、仕切板１４の下部から上部へ多くの開口部１５を通
過して流れる。仕切板１４の下部の旋回流れＤが小さく
なるので、中空軸８に入る潤滑油１２の油量が、旋回流
れＤによって制限されない効果がある。
【００２１】図４は、仕切板１４の開口部１５の断面形
状を、流れに沿ったラッパ状とした場合であり、仕切板
１４の下部から上部への流路抵抗が小さく、多くの潤滑
油１２が中空軸８に向かって流れ、中空軸８に入る潤滑
油１２の油量を増やすことができる。
状を、流れに沿ったラッパ状とした場合であり、仕切板
１４の下部から上部への流路抵抗が小さく、多くの潤滑
油１２が中空軸８に向かって流れ、中空軸８に入る潤滑
油１２の油量を増やすことができる。
【００２２】
【発明の効果】本発明によれば、遠心ポンプに仕切板を
設け、潤滑油を仕切板の下部から上部へ流動させること
により、高速回転時に、遠心ポンプの中空軸下部に発生
する旋回流れによる潤滑油の油面低下が防止でき、高速
回転時の潤滑油の吸い上げ量を増やすことができる。
設け、潤滑油を仕切板の下部から上部へ流動させること
により、高速回転時に、遠心ポンプの中空軸下部に発生
する旋回流れによる潤滑油の油面低下が防止でき、高速
回転時の潤滑油の吸い上げ量を増やすことができる。
【００２３】また、仕切板において、開口部を小さくし
て分散すること、及び開口部の断面形状をラッパ状にす
ることにより、潤滑油の吸い上げ量を更に増やすことが
できる。
て分散すること、及び開口部の断面形状をラッパ状にす
ることにより、潤滑油の吸い上げ量を更に増やすことが
できる。
【００２４】特に、上記の潤滑油の吸い上げは、真空中
で使用する場合に大きな効果がある。
で使用する場合に大きな効果がある。
【図１】本発明の遠心ポンプの一実施例を示す縦断面図
である。
である。
【図２】従来例の遠心ポンプの要部の縦断面図である。
【図３】本発明の他の実施例の遠心ポンプの要部の縦断
面図である。
面図である。
【図４】本発明の他の実施例の遠心ポンプの要部の縦断
面図である。
面図である。
８…中空軸、１２…潤滑油、１３…潤滑油溜め、１４…
仕切板、１５…開口部。
仕切板、１５…開口部。
Claims (4)
- 【請求項１】 回転自在に支持され、潤滑油溜めに入っ
た潤滑油に接触して前記潤滑油を吸い上げる中空軸と、
前記潤滑油溜めとを有する遠心ポンプにおいて、前記中
空軸の下方に前記中空軸とは離れて、前記中空軸の延長
上に開口部をもつ仕切板を有してなることを特徴とする
遠心ポンプ。 - 【請求項２】 前記中空軸が、真空中で回転自在に支持
されてなる請求項１記載の遠心ポンプ。 - 【請求項３】 前記仕切板の開口部が、前記仕切板に複
数個分散して設置されてなる請求項１記載の遠心ポン
プ。 - 【請求項４】 前記仕切板の前記開口部が、ラッパ状の
断面形状を有してなる請求項１記載の遠心ポンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3153332A JPH051799A (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 遠心ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3153332A JPH051799A (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 遠心ポンプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH051799A true JPH051799A (ja) | 1993-01-08 |
Family
ID=15560176
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3153332A Pending JPH051799A (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 遠心ポンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH051799A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009121465A (ja) * | 2007-11-13 | 2009-06-04 | Pfeiffer Vacuum Gmbh | 潤滑剤ポンプを備えた真空ポンプ |
| CN110966200A (zh) * | 2019-11-25 | 2020-04-07 | 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 | 压缩机及具有其的空调器 |
-
1991
- 1991-06-25 JP JP3153332A patent/JPH051799A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009121465A (ja) * | 2007-11-13 | 2009-06-04 | Pfeiffer Vacuum Gmbh | 潤滑剤ポンプを備えた真空ポンプ |
| CN110966200A (zh) * | 2019-11-25 | 2020-04-07 | 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 | 压缩机及具有其的空调器 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990112 |