JPH0517959Y2 - - Google Patents

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JPH0517959Y2
JPH0517959Y2 JP16856488U JP16856488U JPH0517959Y2 JP H0517959 Y2 JPH0517959 Y2 JP H0517959Y2 JP 16856488 U JP16856488 U JP 16856488U JP 16856488 U JP16856488 U JP 16856488U JP H0517959 Y2 JPH0517959 Y2 JP H0517959Y2
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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、例えば椅子座板あるいは椅子背板と
して好都合に利用されうる接合材を具えた中空板
部材に関し、さらに詳しくは、ブロー成形体とし
ての特徴を最大限有効に発揮しつつ他の部材との
安定的接合が容易にかつ確実に行われうるように
なされた、接合材を具えた中空板部材に関するも
のである。
(従来技術及び考案が解決しようとする課題) 例えば学童用の椅子を例にとれば、その背板や
座板を形成するに際しては、従来、修正材等の木
片を削り出しして湾曲面を形成する芯板を形成し
た後、該芯板の表面部をクツシヨン材や化粧シー
ト材等を以て被覆し、これを椅子の脚部材にボル
トやだぼを用いて取付けていた。
然しながら、椅子の背板や座板を構成する芯板
は特異な湾曲面を有するために、その削り出しに
多くの手間と時間を要する等芯板の製作を能率的
に行い難い問題があり、又その製造コストの上昇
を招く問題があつた。
本考案者は、かかる芯板ブロー成形によつて製
作するならばそれを精度よく能率的に製作しうる
ことに着眼した。しかしながら、ブロー成形によ
つて製作された芯板は、中空板でありしかもその
肉厚は薄いものとならざるを得ないため、かかる
芯板をもつて形成された背板や座板においては、
ボルトやだぼがその接合機能を有効に発揮しな
い。従つてこのような背板や座板、中実体として
の従来の背板や座板とは異なり、ボルトやだぼを
用いてそのまま椅子脚部材に取付けるわにはいか
ないのである。
以上の理由から、ブロー成形体を用いて背板や
座板等を形成するばあいには、特別な取付手段を
開発することが必要となる。
本考案は、例えばこのような椅子製造に際して
の要請に応えうるよう開発されたものである。
(問題点を解決するための手段) 上記課題を解決するため、本考案に係る接合材
を具えた中空板部材(以下中空板部材という)は
以下のごとき手段を採用する。
即ち、本考案に係る接合材を具えた中空板部材
1は、ブロー成形体としての中空板体2の側縁部
分の表側及び裏側が、中空板体2の側縁11と略
直交する方向に隣合うごとく交互に陥没せしめら
れ、これにより、中空板体2の側壁部12と最外
側に位置する凹所の外側壁部とが一体化して板状
二重壁部5が形成され、かつ夫々の隣合う凹所に
関し、外側の凹所における内側壁部と内側の凹所
における外側壁部とが一体化して板状二重壁部5
が形成されるごとくなされ、最外側の板状二重壁
部及びそれと対向する板状二重壁部の一あるいは
複数を貫通した状態で接合材6が保持されてなる
ことを特徴とするものである。
(作用) このような構成を有する中空板部材1において
は、接合材6が、肉厚の大きい複数の板状二重壁
部5によつて安定的に保持された状態にある。従
つて、クツシヨン材や化粧シート材により適宜被
覆されてなる中空板部材1は、それが中空ではあ
るも、該安定保持されている接合材6を介しての
他の部材(例えば椅子の脚部材等)との接合に際
し、相互の確実な接合を可能とする。
(実施例) 以下本考案に係る中空板部材が椅子背板を形成
する芯板として応用されたばあいを例にとり、そ
の実施例を図面に基づいて説明する。
第1実施例 第1図〜4図において本考案にかかる中空板部
材1は、中空板体2の対向する側縁部分3,3の
夫々において、該側縁部分の例えば両側部位に位
置させ、内外方向に間隔を隔てて板状二重壁部5
の複数を形成し、最外側の板状二重壁部5a及び
それと対向する板状二重壁部5bを貫通した状態
でナツト部材6aとして接合材6を保持させてな
るものである。以下これを具体的に説明する。
中空板体2は、第1図に示すごとく、背当面を
形成する表面部7が凹面状に湾曲するとともにそ
の裏面部9が凸面状に湾曲しかつ対向外側端面1
0,10が平坦である矩形状湾曲板体として形成
されている。そしてその対向する側縁部分3,3
の夫々において、第2図〜3図に示すごとくその
表側及び裏側が、中空板体2の側縁11と略直交
する方向に隣合うごとく交互に陥没せしめられ、
これによつて、中空板体2の側壁部12と外側に
位置する凹所13の外側壁部15とが一体化して
板状二重壁部5aが形成される一方、外側の凹所
13における内側壁部16と内側の凹所17にお
ける外側壁部19とが一体化して板状二重壁部5
bが形成されている。又内外の板状二重壁部5
a,5bには、孔芯を一致させて透孔20,20
が穿設されている。
接合材6は、第2〜3図に示すナツト部材6a
として形成されており、該ナツト部材6aは、第
3図に示すごとく、内周面に内ネジ部22が形成
されかつ外周面には途切れ部分23を有する不連
続の外ネジ部25が形成されてなる外周面先端が
稍先窄まりのネジ筒26の基端外周縁に係止鍔2
7を周設するとともに、該ネジ筒26の基端部分
には、レンチの先端部分を嵌め込ませるための角
穴29が設けられている。このような構成を有す
るナツト部材6aは、係止鍔27が板状二重壁部
5aの外面30(中空板体の側壁部外面)と当接
した状態となるよう透孔20,20にねじ込まれ
ている。そして該ナツト部材6aは、肉厚の大き
い対向する二重壁部5a,5bの透孔内面部31
への外ネジ部25の食込み及び各途切れ部分23
の係合によるナツト部材6aの回転阻止作用によ
つて、ナツト部材6aは中空板体2と一体化した
状態にある。
従つて、第4図に示すどとき、クツシヨン材や
化粧シート材等により適宜被覆されてなる椅子背
板32や椅子座板33を形成する中空板部材1
は、それが中空ではあるも、椅子の脚部材35に
設けられたボルト孔36を挿通する固定ボルト3
7を前記ネジ筒26の内ネジ部22にねじ込んだ
際において、ナツト部材6aのがた付きやナツト
部材6aの共回りが生ずることなく該固定ボルト
37はナツト部材6aに円滑にねじ込まれてい
き、該椅子背板32や椅子座板33は椅子の脚部
材35に安定的に接合せしめられることとなる。
第2実施例 第5図は、本考案に係る中空板部材1の他の実
施例を示すものであり、前記実施例におけるばあ
いと相違するのは、接合材6としてだぼ6bを採
用した点にある。
該だぼ6bは、第5図に示すごとく、木製丸棒
状に形成されており、その周面部には、接着剤保
着用の溝が軸線方向に流れるように設けられてい
る。そしてだぼ6bは、外側の板状二重壁部5a
の外面39から接合用突部40が突出した状態と
なるごとく、板状二重壁部5a,5bに設けられ
た透孔20,20に挿通せしめられかつ外側の凹
所13に収容された接着剤38によつて中空板体
2と一体化せしめられている。
このような構成を有する中空板部材1は、前記
と同様、その外表面部がクツシヨン材や化粧シー
ト等によつて被覆されて例えば椅子背板とされ、
だぼ6bの接合用突部40が、例えば椅子の脚部
材35に設けられている挿入孔41に圧入されか
つ接着されることにより、椅子の脚部材35に取
付けられる。
第3実施例 第6図は、本考案に係る中空板部材の他の実施
例を示す部分断面斜視図であつて、本実施例にお
いては5枚の板状二重壁部5…が中空板体2の側
縁と略直交する方向に並設されるごとく設けられ
たばあいが示されており、各板状二重壁部5…
は、前記実施例におけるばあいと同様の要領によ
り、中空板体2側縁部分の表側及び内側を、中空
板体2の側縁11と略直交する方向に隣り合うご
とく交互に陥没させることにより形成されてい
る。そしてナツト部材6aが、該5枚の板状二重
壁部5…を貫通した状態で保持されている。
このような構成を有する中空板部材1は、前記
実施例における中空板部材と同様、例えば椅子背
板あるいは椅子座板等を形成するために利用され
うる。
(考案の効果) 本考案に係る中空板部材は、以上説明したよう
に構成されているので、ブロー成形体としての特
徴を最大限有効に発揮するものはもとより、以下
のごとき優れた効果を併せて奏する。
本考案に係る中空板部材は、中空板体の表側
及び裏側を該中空板体の側縁と略直交する方向
に隣合うごとき交互に陥没させ、これによつて
形成された最外側の板状二重壁部及びそれと対
向する板状二重壁部の一あるいは複数を貫通し
た状態となるよう、複数の板状二重壁部に接合
材を保持せしめてなるため、該接合材は、複数
の厚肉板状二重壁部によつて安定的に保持され
て状態となり、従つて該接合材を介し、中空板
部材と他の部材とを容易にかつ確実に接合する
ことができる。
中空板体の表側及び裏側を中空板体側縁と略
直交する方向に隣合うごとく交互に陥没させる
ことによつて、板状二重壁部を形成している。
従つて板状二重壁部に透孔を穿設したばあい、
該穿設時の切粉は、陥没部の開口部から容易に
排出されることとなる。ちなみに、例えば第6
図に示すごとく、中空板体aの側端面を外面と
する二重壁部bが形成されるように陥没部を形
成し該二重壁部b及び該二重壁部と対向する凹
所壁部cに、同芯の透孔d,dを穿設し、該透
孔d,dに例えばだぼとしての接合材eを挿通
するばあいを想定すれば、該凹所壁部cが一重
であるために、接合材e保持に安定さが欠ける
きらいがある。のみならず、該凹所壁部cに透
孔を穿設する際、穿設時の切粉f中空板体aの
中空部g内に落ち込むこととなり、該切粉が中
空部g内において「からから」と音を立てる不
都合が生じ、本考案の中空板部材を応用してな
る製品の価値を感ずる問題が生じ好ましくな
い。
(3) 本考案に係る中空板部材は、それがブロー成
形体であることから、例えば該中空板部材が椅
子背板や椅子座板として利用されるばあいを例
にとれば、これらの背板や座板が具えるべき特
異な三次元の湾曲形態が精度よくしかも容易に
形成されうる。また本考案に係る中空板部材
は、それが中空体であるために、断熱性に優れ
しかも軽量に構成されうる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2
図はナツト部材を凹所とともに示す一部欠切斜視
図、第3図は本考案を応用して形成された椅子背
板を椅子脚部材に取付けた状態を示す部分断面
図、第4図は本考案を応用して形成された椅子背
板及び椅子座板を椅子脚部材とともに示す斜視
図、第5図は本考案の他の実施例をその使用状態
において示す部分断面図、第6図は本考案のその
他の実施例をその使用状態において示す斜視図、
第7図は凹所の外側に形成される板状二重壁部と
凹所の内側に形成される一重壁に夫々透孔を穿設
し、板状二重壁部と一重壁とに架け渡された状態
でだぼを保持させるばあいを示す部分断面図であ
る。 1……中空板部材、2……中空板体、5……板
状二重壁部、6……接合材、11……中空板体の
側縁、12……中空板体の側壁部、13,17…
…凹所。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ブロー成形体としての中空板体2の側縁部分の
    表側及び裏側が、中空板体2の側縁11と略直交
    する方向に隣合うごとく交互に陥没せしめられ、
    これにより、中空板体2の側壁部12と最外側に
    位置する凹所の外側壁部とが一体化して板状二重
    壁部5が形成され、かつ夫々の隣合う凹所に関
    し、外側の凹所における内側壁部と内側の凹所に
    おける外側壁部とが一体化して板状二重壁部5が
    形成されるごとくなされ、最外側の板状二重壁部
    及びそれと対向する板状二重壁部の一あるいは複
    数を貫通した状態で接合材6が保持されてなるこ
    とを特徴とする、接合材を具えた中空板部材。
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