JPH05179589A - 廃紙の圧縮処理方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 細分化しない廃紙全体によく水が浸透するよ
うにし、かつ含水量を増やさなくても廃紙の固形化を確
実にする。 【構成】 廃紙１と共に水が供給される破断圧縮加水ロ
ール４、破断された紙片の落下時に均一加水を目的とし
て更に散水され、加水された廃紙１ａを入口部上面で受
けると共に、同入口部が同ロール４の下方に延びている
下側コンベア７、同下側コンベア７と上側コンベア８と
で一定間隔をもった適当長さのプレス部９を形成するプ
レスコンベア、同下側コンベア７より速い速度でクラン
ク往復運動をなし、同下側コンベア７の出口部上面７ｂ
の廃紙を定量ずつ掻き取る定量供給装置２０、同供給装
置２０により掻き取られた廃紙をホッパ２２を介して下
方のシリンダ２１ａ内に押込む押込装置２７、前記シリ
ンダ２１ａに押込まれた廃紙を同シリンダの排出口に向
けて圧縮するピストン２４と同シリンダにより構成され
る往復動プレス２１とよりなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はオフィス古紙回収システ
ムにあって、情報古紙等の秘密保持、高密度減容化及び
無梱包化を実現できる廃紙の圧縮処理方法及び装置に関
するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来オフィスから出される文書（紙）
は、不要となった時点で文書の内容により秘密保持上シ
ュレッダー等で裁断され、紙ごみとして廃却（埋立）し
たり、焼却処分していた。一方古紙回収業者は廃紙を分
別回収し、乾燥状態で圧縮梱包していた。この圧縮梱包
した紙ごみは圧縮後の反発力が大きいため、反発復元防
止の為の結束が必要であり、また情報用紙の廃紙の如く
シュレッディングしたものは、飛散防止の為の包装が必
要であった。なお、この場合廃紙は無処理のまま梱包さ
れる為、秘密保持上でも難点があった。

【０００３】前記のような背景をもとに、廃紙を発生源
において破断し、且つ圧縮固形化し、その後の処理に至
る作業性、貯蔵性及び輸送性等の向上を図ると共に重要
書類等の機密漏洩の懸念を解消し得る廃紙の処理装置と
して、従来実公平１−４３１７３号公報に示すものが提
案されている。以下その概要を図３に基づいて説明する
と、この廃紙の処理装置は、貯ホッパ４１と、同ホッパ
４１内に配備された回転押込手段４２と、同押込手段４
２の下部に配設された回転破断機４３と、同破断機４３
の下部に横設されたスクリュープレス装置４４と、同ス
クリュープレス装置４４に連設され、押出口径の調整が
可能とされた押出ダイ４５と、前記スクリュープレス装
置４４内への注水手段４６とよりなることを特徴として
いる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
の廃紙の処理装置は、圧縮梱包処理における結束、梱包
作業の手間及び費用の発生を解消し、かつ秘密保持を可
能ならしめる上で有効ではあるものの、シュレッダー等
の刃物によって古紙を裁断するため、古紙を紙の再生資
源としてとらえた場合には、下記のような問題があっ
た。 （１）カッタ（刃物）により廃紙を細かく裁断する為、
紙を構成する繊維を切断してしまい、紙に再生した場合
に繊維長が短くなり再生紙の強度低下につながる。 （２）シュレッダー等により細かく裁断した廃紙は嵩高
となり、しかも飛散し易くなる為、この対策として袋状
包装資材等を用いた梱包（梱包費）が必要となる。また
この回収する為の手間と、嵩高である為の運搬上の費用
も嵩むこととなる。 （３）シュレッダー等により細かく裁断した廃紙はオフ
ィスビルでの一次保管、古紙回収業者及び／又は清掃業
者との流通中間段階でも嵩高であるため、梱包のための
手間がかかるばかりか、保管スペースが大きくなる等の
不具合が２重に発生していた。

【０００５】更に前記実公平１−４３１７３号公報のも
のでは、任意状態でホッパ４１内に貯蔵された廃紙は回
転押込手段４２により無秩序に回転破断機４３へ押し込
まれ、ここで周囲に多数のディスク状カッタ板を配設さ
れた同回転破断機４３にて破断され、この予め破断した
廃紙をスクリュープレス４４にて圧縮する際注水４６
し、この水を粘結材として使用して固形化するとしてい
るが、この注水位置が押出ダイ４５の入口直前であるた
め、圧縮に至るまでの距離が極めて短く、従って水が紙
片全体に浸透できず、その結果押出ダイ４５から出てき
た紙を固形化することは極めて困難であった。この為い
きおい注水量を増すこととなるが、この場合は逆に紙粒
化物相互に余分な水の層が生じ、この影響で前記同様に
紙を固形化することが難しいという問題があった。何れ
にしても圧縮時に注水する方式では紙片群への水の均等
な浸透を図る事は困難であった。本発明は前記従来の欠
点を解決しようとするものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】このため本発明は、水を
加えて破砕してなる廃紙を、適当長さのプレスコンベア
で一定厚にプレスすることにより脱水し、次いでこの一
定厚の廃紙を前記プレスコンベアの移動速度より速い速
度で掻き取った後、同掻き取った廃紙を往復動プレスに
押込み圧縮して固形化するようにしてなる方法であり、
これを課題解決のための手段とするものである。また本
発明は、廃紙と共に水が供給される破断圧縮加水ロー
ル、同ロールにより引き裂き貫通溝穴加工を施された廃
紙を入口部上面で受けると共に、同入口部が同ロールの
下方に延びている下側コンベア、同下側コンベアと上側
コンベアとで一定間隔をもった適当長さのプレス部を形
成するプレスコンベア、同下側コンベアより速い速度で
クランク往復運動をなし、同下側コンベア出口部上面の
廃紙を定量ずつ掻き取る定量供給装置、同供給装置によ
り掻き取られた廃紙を下方のシリンダ内に押込む押込装
置、前記シリンダに押込まれた廃紙を同シリンダの排出
口に向けて圧縮するピストンと同シリンダとにより構成
される往復動プレスとからなるもので、これを課題解決
のための手段とするものである。更に本発明は、前記プ
レスコンベアにおける上側コンベアの入口端下部に、廃
紙の進行方向と逆方向に回転する定量切出用の回転ブラ
シを設けてなるもので、これを課題解決のための手段と
するものである。また本発明は、プレスコンベアにおけ
る下側コンベアの入口部上面を、入口側が低くなるよう
に傾斜させてなるもので、これを課題解決のための手段
とするものである。

【０００７】

【作用】破断圧縮加水ロール上に落下する廃紙には同作
用時の紙粉塵防止のため加水が行なわれ、更に紙片全体
に散水が略均一に行きわたるよう同ロール下方で更に散
水されて下側コンベアの入口部上面に落下する。この入
口部上面上の廃紙は、上下側コンベアの移動方向と逆方
向に回転する回転ブラシにより厚さがならされ、上下側
コンベアの入口部開口からプレス部に送り込まれて一定
厚にプレスされると共に、下側コンベア出口部上面上の
廃紙は高速で定量供給装置により掻き取られる。また前
記上下側コンベアの入口部開口から廃紙がプレス部に送
り込まれる際、廃紙から絞られた余剰水は、下側コンベ
アの入口部上面の傾斜に沿って外部に排出される。次い
で前記の如く高速で定量供給装置で掻き取られた定量の
廃紙は、ホッパを介して下方にある往復動プレスのシリ
ンダ内に押込まれ、このシリンダに押込まれた廃紙はピ
ストンにより圧縮され水分が絞られて固形化し、往復動
プレスの排出口部より排出される。

【０００８】

【実施例】以下本発明を図面の実施例について説明する
と、図１及び図２は本発明の実施例を示し、図１は本発
明における１実施例の廃紙の圧縮処理装置を示す正面断
面図、図２は図１の要部の詳細断面図である。

【０００９】さて図１において、オフィスビルの各フロ
ア等で発生した廃紙１は、図示しない回収ボックスに入
れられた後コンベア等の給紙装置２上に投入され、同コ
ンベア等により搬送されて破砕機３の破断圧縮加水ロー
ル４上に落下する。同加水ロール４における廃紙の破断
時には、上部に配設された散水装置５より紙粉塵防止の
目的で散水が行なわれると共に、破砕機３により破断圧
縮された紙片の落下時に更に散水され、水が紙層間全面
に略均一に行きわたるよう、配慮されている。以上の加
工が施された廃紙は、破砕機３の下部シュート６に沿っ
て落下し、プレスコンベアにおける下側コンベア７の入
口部の上面７ａに破砕された含水廃紙１ａとして落下堆
積される。

【００１０】この廃紙１ａは、下側コンベア７と共にプ
レスコンベアを構成する上側コンベア８と同下側コンベ
ア７との入口部から、一定間隔をもった適当長さのプレ
ス部９に搬送されてプレスされる。プレス部９における
上下側コンベア７，８の夫々内面はガイドローラ１０，
１０で支持されていて、プレス時に前記所定間隔が保持
されるようになっている。また下側コンベア７の入口部
の上面７ａは入口側が低くなるよう傾斜しており、シュ
ート６の下端との間に隙間１１を有し、廃紙１ａと共に
落下した水及び上下側コンベア７，８の入口部でプレス
されることにより絞られた余剰水は、同上面７ａに沿
い、かつ隙間１１を経て下側コンベア７の端部から水受
１２内に落下する。一方前記散水装置５への給水は、タ
ンク１３内の水道水がポンプ等の給水装置１４より通路
１５，１５ａを経て供給され、散水装置５のノズルよ
り、下方に配設されている破断圧縮加水ロール４に向け
て散水される。また通路１５の途中から分岐した通路１
６が、破砕機３の下部シュート６内に開口して廃紙１ａ
に散水し、更に廃紙１ａには水受１２内の落下水がポン
プ１７により通路１８，１８ａを経て同シュート６に設
けた給水口から再循環供給される。更に上側コンベア８
の入口部の上面８ａは上方に向けて傾斜しており、同コ
ンベア８の入口端の下部には定量切出用の回転ブラシ１
９が配設されており、同ブラシ１９は上下側コンベア
７，８間に送り込まれる廃紙１ａの進行方向に対し逆回
転して、廃紙１ａの厚さをならす働きをしている。

【００１１】下側コンベア７と上側コンベア８間でプレ
スされて送られて来た廃紙は、同上側コンベア８から外
れて外部に露出している下側コンベア７の出口部上面７
ｂに至るが、この搬送されて来た廃紙は、同下側コンベ
ア７の出口部端より自然落下することなく、定量供給装
置２０により下側コンベア７の移動速度よりも速い速度
で定量が掻き出され、ホッパ２２より往復動プレス２１
のシリンダ２１ａのほぼ中央部に設けられた落下穴２１
ｂより落下する。定量供給装置２０はクランクアームに
連結されたヘ字形をした先端部２０ａを有し、クランク
機構２３によりクランク運動をして、下側コンベア７の
出口部上面７ｂ上の廃紙を定量ずつ掻き取る。また往復
動プレス２１は、ホッパ２２と落下穴２１ｂを介して連
結されたシリンダ２１ａ内を往復動するピストン２４を
有し、同ピストン２４はクランク機構２５に連結されて
往復動し、ホッパ２２より落下した廃紙を排出口方向に
向けて圧縮する。また往復動プレス２１のシリンダ２１
ａの排出口部２１ｃは、テーパ状に出口に向けて小径に
なっている。なお、ピストン２４の往復動により圧縮さ
れた廃紙から排出される水は、シリンダ２１ａに設けら
れている図示しない排水穴より排出されて水受１２内に
落下する。また排出口部２１ａの先端より排出される圧
縮された廃紙１ｂは、成形品切断装置２６により切断さ
れて排出される。

【００１２】また２７はクランク式押込装置で、そのピ
ストン２８は、前記定量供給装置２０で掻き取られてホ
ッパ２２に落下した廃紙を、往復動プレス２１のシリン
ダ２１ａ内に落下穴２１ｂより押込む働きをする。そし
てこのピストン２８は、往復動プレス２１のピストン２
４がシリンダ２１ａ内を排出口部２１ｃに向けて移動す
る際には、ホッパ２２の出口、即ちシリンダ２１ａの落
下穴２１ｂを閉塞するようになっている。また定量供給
装置２０による下側コンベア７の出口部上面７ｂ上の廃
紙の定量掻き取りは、上下側コンベア７，８よりなるプ
レスコンベアの移動速度より遙かに速く行なわれる。即
ち、この定量供給装置２０の次の掻き取りは、ホッパ２
２内に落下した廃紙の押込装置２７によるシリンダ２１
ａ内への押込む間の時間、往復動プレス２１のピストン
２４の圧縮作動時間及び押込装置２７の上昇時間の経過
後にタイミングを合わせて、定量掻き取りができるよう
になっている。

【００１３】次に作用を説明すると、給紙装置２上に投
入された廃紙１は、破断圧縮時の紙粉塵の発生を抑える
目的で破断圧縮加水ロール４上に落下する際散水装置５
からの加水が行なわれると共に、更に破断圧縮ロール直
下でより均一な加水のため、破断落下時散水装置２９に
よって加水され、廃紙１ａとなり、破砕機３の下部シュ
ート６内に落下し、下側コンベア７の入口部上面７ａに
堆積する。またこの廃紙１ａに対し、下部シュート６の
側部から、また水受１２内の水が通路１８ａより夫々注
水される。また下側コンベア７の入口部上面７ａ上の廃
紙１ａは、上下側コンベア７，８の移動方向と逆方向に
回転する回転ブラシ１９により厚さがならされると共
に、上下側コンベア７，８間の入口部開口からプレス部
９に送り込まれて一定厚にプレスされて送られ、上側コ
ンベア８より外方に露出している下側コンベア７の出口
部上面７ｂ上に至り、定量供給装置２０により下側コン
ベア７の移動より高速で掻き取られてホッパ２２内に落
下する。この落下した廃紙は、押込装置２７により往復
動プレス２１のシリンダ２１ａ内に落下穴２１ｂを介し
て押込まれ、次いでピストン２４が前進して前記落下し
た廃紙を、テーパ状の排出口部２１ｃ内に押し込み圧縮
する。この場合押込装置２７のピストン２８は、ホッパ
２２とシリンダ２１ａの連結口である落下穴２１ｂにと
どまって蓋をし、ピストン２４による圧縮力が減少しな
いようにする。

【００１４】次いでピストン２４が後退すると、ピスト
ン２８も上昇し、定量供給装置２０によって、次の下側
コンベア７の出口部上面７ｂ上の廃紙の定量掻き取りが
行なわれる。この場合定量供給装置２０の先端部２０ａ
の往復作動と、押込装置２７のピストン２８及び往復動
プレス２１のピストン２４の往復作動は、夫々クランク
機構を用いて行なわれる。また上下側コンベア７，８の
入口開口部に送入される際の廃紙中の水は、下側コンベ
ア７の入口部上面７ａの傾斜に沿って流れ、ケーシング
６の下端と下側コンベア７との間の隙間１１から水受１
２内に落下し、また往復動プレス２１のピストン２４の
圧縮により廃紙より出る水は、同プレス２１のシリンダ
２１ａに設けられている図示しない流出穴より水受１２
内に落下する。またピストン２４の往復動により、排出
口部２１ａ内に押し込められ、圧縮されて出口開口部か
ら押し出されて来る廃紙１ｂは、成形品切断装置２６に
より切断されて排出される。

【００１５】

【発明の効果】以上詳細に説明した如く本発明による
と、プレスコンベアで一定厚さの廃紙に圧縮するため、
次の定量供給装置において、一定量を確実に掻き取って
次の圧縮工程に送ることができると共に、プレスコンベ
アによる廃紙の連続供給を定量供給装置によってバッチ
供給に変換できる。しかも含水廃紙を圧縮して廃紙の嵩
密度を大きくすることができるため、以後のプレス等の
機械のコンパクト化を図ることができる。また下側コン
ベアの入口部の上面を入口側が低くなるよう傾斜させた
ことにより、廃紙の余剰水の回収が容易に出来る。更に
逆回転の回転ブラシを設けたので、定量切出しが可能と
なり、またプレスコンベアが長く、かつ給水を同プレス
コンベアの入口部に至る前工程で行なうため、廃紙への
含水が不充分である等の従来の問題を解消することがで
きる。従って本発明によると、装置がコンパクトである
と共に、圧縮工程において所定の能力が発揮され、かつ
圧縮が確実に実施できる等の効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の方法を実施する装置の正面断面図であ
る。

【図２】図１における要部の詳細断面図である。

【図３】従来の廃紙の処理装置を示す正面断面図であ
る。

【符号の説明】

１，１ａ，１ｂ 廃紙 ２ 給紙装置 ３ 破砕機 ４ 破断圧縮加水ロール ５ 散水装置 ６ シュート ７ 下側コンベア ８ 上側コンベア ９ プレス部 １０ ガイドローラ １１ 隙間 １２ 水受 １３ タンク １４ 給水装置 １９ 回転ブラシ ２０ 定量供給装置 ２１ 往復動プレス ２１ａ 落下穴 ２２ ホッパ ２３ クランク機構 ２４ ピストン ２５ クランク機構 ２７ 押込装置 ２８ ピストン ２９ 散水装置

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 水を加えて破砕してなる廃紙を、適当長
   さのプレスコンベアで一定厚にプレスすることにより脱
   水し、次いでこの一定厚の廃紙を前記プレスコンベアの
   移動速度より速い速度で掻き取った後、同掻き取った廃
   紙を往復動プレスに押込み圧縮して固形化することを特
   徴とする廃紙の圧縮処理方法。
2. 【請求項２】 廃紙と共に水が供給される破断圧縮加水
   ロール、同ロールにより引き裂き貫通溝穴加工を施され
   た廃紙を入口部上面で受けると共に、同入口部が同ロー
   ルの下方に延びている下側コンベア、同下側コンベアと
   上側コンベアとで一定間隔をもった適当長さのプレス部
   を形成するプレスコンベア、同下側コンベアより速い速
   度でクランク往復運動をなし、同下側コンベア出口部上
   面の廃紙を定量ずつ掻き取る定量供給装置、同供給装置
   により掻き取られた廃紙を下方のシリンダ内に押込む押
   込装置、前記シリンダに押込まれた廃紙を同シリンダの
   排出口に向けて圧縮するピストンと同シリンダとにより
   構成される往復動プレスとからなることを特徴とする廃
   紙の圧縮処理装置。
3. 【請求項３】 請求項２記載の廃紙の圧縮処理装置にお
   いて、前記プレスコンベアにおける上側コンベアの入口
   端下部に、廃紙の進行方向と逆方向に回転する定量切出
   用の回転ブラシを設けたことを特徴とする廃紙の圧縮処
   理装置。
4. 【請求項４】 請求項２記載の廃紙の圧縮処理装置にお
   いて、プレスコンベアにおける下側コンベアの入口部上
   面を、入口側が低くなるように傾斜させてなることを特
   徴とする廃紙の圧縮処理装置。