JPH0517876Y2 - - Google Patents

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JPH0517876Y2
JPH0517876Y2 JP586188U JP586188U JPH0517876Y2 JP H0517876 Y2 JPH0517876 Y2 JP H0517876Y2 JP 586188 U JP586188 U JP 586188U JP 586188 U JP586188 U JP 586188U JP H0517876 Y2 JPH0517876 Y2 JP H0517876Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、半導体素子製造工程におけるSOR
のX線露光装置に関するものである。
〔従来の技術とその課題〕
周知の通り、半導体素子製造工程では、マスク
パターンとウエハのパターンとの相対的な位置を
合せる必要がある。これをマスク合せまたは位置
決め(アライメント)と称し、この工程の後、紫
外線、電子線やX線などを照射して露光する。そ
して、このマスク合せや露光を行う装置を露光装
置と称している。
ところで、半導体素子の超小形化と、高密度化
の要請に応じ、パターンの幅が1μmあるいはそれ
以下のものが出現されるようになつた。そのた
め、露光に際し、波長の短いX線露光装置が有望
視されるようになつた(実公昭56−5307号公報参
照)。すなわち、線幅0.25μmという超精密な露光
には、特にSORを光源とするX線露光が好まし
い。かかるSORをX線源とする露光装置におい
ては、X線輝度が大きいことの他に、光がほぼ平
行に近いので、従来のX線源(電子線励起形線源
やプラズマX線源)で問題になつていた半影ぼけ
やランアウト誤差は全く問題にならない利点があ
るものの、SORリングが大型で、かつ光が水平
に出るため、ウエハテーブル(またはステージと
もいう)面が垂直に形成されることなどの制約が
新たに発生している。
すなわち、SORをX線源とする露光装置にお
いては、水平(x軸)および垂直(y軸)方向の
位置決めを高精度に、かつ高速に行う必要がある
が、このうち垂直(y軸)方向に位置決めをする
場合には、移動方向が上向きまたは下向きによ
り、これを駆動するアクチユエータには、テーブ
ルなどの重量の負荷がプラス方向に作用したり、
マイナス方向に作用したりするので、位置決め制
御上、大きな外乱要因となり、したがつて、テー
ブルを高精度に位置決めすることが困難となる。
そこで、従来、この種の露光装置では、テーブ
ルなどの重量と同等の負荷をテーブルの自重方向
と反対向きに作用させて、上記外乱要因を極力回
避するようにしている。
たとえば、カウンタウエイト方式と呼ばれる装
置が知られており、この方式は次のように構成さ
れている。1対の無端状の鋼製ベルト(またはワ
イヤ)が上および下に位置されたプーリにそれぞ
れ巻架されていて、この1対の鋼製ベルトに亘り
y軸テーブルが取付けられている。一方、これら
プーリを中心としてy軸テーブルと対称的な位置
に、テーブルなどと同一重量のウエイトを鋼製ベ
ルトに吊り下げている。
しかしながら、かかるカウンタウエイト方式で
は、1)制御しようとする重量が、テーブル重
量、カウンタウエイトの重量および鋼製ベルトの
重量など、テーブル重量の2倍以上となつて、ア
クチユエータの容量が大きくなるという問題があ
る。2)また、テーブルやウエイトを連結する鋼
製ベルトは、可及的に剛性が高いことが要求され
るが、他方、上下位置の各プーリで曲げられる必
要上、曲げ抵抗の小さなことが要求され、両者の
要求は互いに対立する。したがつて、鋼製ベルト
は剛性が低くなり、しかも曲げ変形抵抗を有す
る、という問題がある。更に、鋼製ベルトは引張
り方向にはある程度の剛性を有するが、圧縮方向
には剛さが極めて低い(すなわち、直ちに縮み状
態となる)。したがつて、テーブルとカウンタウ
エイトとは、低い固有振動を有する系を構成する
ことになり、アライメントに不都合な微細な振動
を発生する、という問題がある。3)更に、プー
リの回転支持部の摩擦抵抗、鋼製ベルトの振動、
および鋼製ベルトの曲げ抵抗により、負荷変動が
生じる、という問題がある。
したがつて、これら1),2),3)の理由によ
り、かかるカウンタウエイト方式は、高精度で、
かつ高速の位置決めを行うためには好ましくない
点が伏在するのである。
〔課題を解決するための手段〕 そこで本考案は、かかる問題点を解決すること
に着目して創作されたもので、その要旨とすると
ころは、SORのX線光源から分離され、かつ垂
直面を形成するテーブルを、x軸カイドレールと
ともにy軸スライダーで垂直方向に移動させるX
線露光装置において、前記y軸スライダーを垂直
方向に移動して位置決めするためのアクチユエー
タと、該y軸スライダーに内嵌され、垂直状に位
置され、かつ前記テーブル、x軸カイドレールお
よびy軸スライダーの合計重量とバランスさせる
ための補償用エアシリンダーを構成するロツド付
ピストント、からなり、該ピストンおよびピスト
ンロツドと、該y軸スライダーと静圧空気層を介
して間接的に支持したことを特徴とする半導体素
子製造用X線露光装置にある。
〔実施例〕
本考案の構成を作用とともに、添付図面に示す
実施例より詳細に説明する。
第1図は本考案の実施例の正面図、第2図は第
1図のA矢視断面図、第3図は第2図のB矢視断
面図を示す。
しかして、本実施例は超LSIなどミクロンオー
ダの半導体素子の製造工程に適用するための、
SORをX線源とする露光装置であつて、これら
の図中、1はx軸ガイドレール、2はウエハを載
置するテーブル、3は丸棒状のy軸ガイドレール
で、このガイドレールはガイドレール用サポート
4で両端(上下端)が固定状に支持されている。
5はベースで、露光装置に垂直に装着されるもの
で、したがつて、テーブル2が垂直面を構成す
る。6は内面にシリンダーを形成したy軸スライ
ダーで、x軸ガイドレール1の両端に1対固着さ
れている。7はリニアモータで、y軸スライダー
6の下面に取付けられている。8はリニアモータ
で、ベース5の上面に取付けられており、これら
リニアモータ7,8でテーブル2をy軸方向に駆
動するアクチユエータを構成している。
次に、補償用エアシリンダーは次のように構成
されている。すなわち、第3図において、9は円
柱状のピストンで、y軸ガイドレール3(これが
ピストンロツドに該当する)と一体的に形成さ
れ、y軸スライダー6のシリンダー内を摺動する
ようになつている。10は、y軸スライダー6と
ピストン9の上側に形成されている圧力空気室1
5へ連通する圧力空気入出口、11は、ピストン
9とy軸スライダー6との摺動部14bに圧力空
気を噴出するための圧力空気入口、12は、y軸
ガイドレール3とy軸スライダー6との上部摺動
部14aに圧力空気を噴出するたるの圧力空気入
口、13は、y軸ガイドレール3とy軸スライダ
ー6との下部摺動部14cに圧力空気を噴出する
ための圧力空気入口を示す。したがつて、これら
摺動部14a,14b,14cでは静圧空気層が
形成されている。16はピストン9の下側部位に
形成されている圧力空気室15から大気へ連通す
る排気口を示す。なお、18は止めナツト、19
は圧力空気入口12,13を形成するための鏡
板、20はシール、21は止めボルト、22は可
撓性の空気パイプを示す。
本実施例は以上の構成となつているので、その
動作は次のようにして行われる。すなわち、半導
体素子(図示しない)を載置したテーブル2のx
軸(水平)方向の位置決めは、テーブル2とx軸
ガイドレール1とに組込まれたリニアモータ(図
示せず)により、駆動されて行われる。
また、1対のy軸スライダー6,6は、これら
y軸スライダー6の下面およびベース5の上面に
設けられたリニアモータ7,8により、y軸(垂
直)方向に駆動されて位置決めが行われる。
ここにおいて(以下、1対のy軸スライダー6
の片側のみについて説明する)、ピストン9とy
軸スライダー6との摺動部14b、y軸ガイドレ
ール3とy軸スライダー6との上部摺動部14
a、およびy軸ガイドレール3とy軸スライダー
6との下部摺動部14cへ、それぞれ圧力空気を
供給して、静圧空気層を形成するとともに、摺動
部14a,14bの静圧空気層では圧力空気室1
5の圧力空気のシール作用も行う。したがつて、
ピストン9の摺動抵抗およびシール抵抗を大幅に
軽減し、後述のバランス精度向上に寄与してい
る。そして、各摺動部14a,14b,14cに
供給される空気の圧力は圧力空気室15へ供給さ
れる空気の圧力より若干高くしてある。
次に、テーブル2の重量、x軸ガイドレール1
およびy軸スライダー6の合計重量に見合う支持
空気を、圧力空気室15へ供給して、y軸スライ
ダー6に対し上向きに作用させておく。この場合
の圧力空気は一定圧としている。その結果、y軸
スライダー6をリニアモータ7,8によつて上向
きまたは下向きに駆動した場合、上下いずれの駆
動においてもリニアモータ7,8は同一駆動力で
すみ、したがつて、y軸スライダー6はy軸ガイ
ドレール3に沿つて、こじれを生じることなく、
円滑に昇降できるので、y軸方向の位置決め制御
が高精度に、かつ高速に行われる。そして、y軸
スライダー6が上向きに駆動されるときは、圧力
空気を圧力空気室15に圧力空気入出口10より
供給し、下向きに駆動されるときは、圧力空気は
排気口16より排出される。
なお、本実施例では、1対のy軸スライダー
6,6の一方に、テーブル2の重量、x軸ガイド
レール1およびy軸スライダー6の各重量の1/2
の作用力をそれぞれ均等に発生させているが、本
考案はこれに限らず、x軸ガイドレール1におけ
るテーブル2の移動される位置により、圧力空気
室15でのy軸スライダー6に分配される作用力
は変化するので、テーブル2の位置を検出して、
その位置に応じて、これら両圧力空気室15,1
5への空気の圧力を制御するようにしてもよい。
また、y軸ガイドレール3でもつてy軸スライダ
ー6やテーブル2などを非接触的に支持するため
には、摺動部14a,14cへ噴出する空気の圧
力を、摺動部14bへ噴出する空気の圧力より若
干高くする方がよい。
なお、本明細書中の圧力空気は不活性ガスをも
含むものとして、ピストン9は必ずしも円柱状と
は限らない。
〔考案の効果〕
本考案では次の優れた効果が期待できる。すな
わち、テーブルやy軸スライダーなどの重量とバ
ランスさせる補償用エアシリンダーを設けたの
で、テーブルをy軸方向に駆動するアクチユエー
タは、従来のカウンタウエイト方式のアクチユエ
ータと違い、駆動力が一定で、かつ小容量のもの
とすることができることから、y軸方向の位置合
せ制御に外乱要因なく、高速で、かつ高精度にで
きる。
しかも、補償用エアシリンダーのピストンとテ
ーブルとを静圧空気層で間接的に支持したので、
位置決め制御に好都合な補償用エアシリンダーで
惹起される振動等が、テーブルに伝達されず、無
振動化を形成し、位置決め精度に支障を与えるこ
とがない。
勿論、従来技術のカウンタウエイト方式の諸問
題は解決できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の正面図、第2図は第
1図のA矢視断面図、第3図は第2図のB矢視断
面図を示す。 2……テーブル、6……y軸スライダー、7,
8……リニアモータ、9……ピストン、10……
圧力空気入出口、11,12,13……圧力空気
入口。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 SORのX線光源から分離され、かつ垂直面を
    形成するテーブルを、x軸ガイドレールとともに
    y軸スライダーで垂直方向に移動させるX線露光
    装置において、 前記y軸スライダーを垂直方向に移動して位置
    決めするためのアクチユエータと、 該y軸スライダーに内嵌され、垂直状に位置さ
    れ、かつ前記テーブル、x軸ガイドレールおよび
    y軸スライダーの合計重量とバランスさせるため
    の補償用エアシリンダーと、 該補償用エアシリンダーを構成するロツド付ピ
    ストンと、からなり、 該ピストンおよびピストンロツドと、該y軸ス
    ライダーとを静圧空気層を介して間接的に支持し
    たことを特徴とする半導体素子製造用X線露光装
    置。
JP586188U 1988-01-22 1988-01-22 Expired - Lifetime JPH0517876Y2 (ja)

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