JPH0517858Y2 - - Google Patents

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JPH0517858Y2
JPH0517858Y2 JP9774090U JP9774090U JPH0517858Y2 JP H0517858 Y2 JPH0517858 Y2 JP H0517858Y2 JP 9774090 U JP9774090 U JP 9774090U JP 9774090 U JP9774090 U JP 9774090U JP H0517858 Y2 JPH0517858 Y2 JP H0517858Y2
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bypass
conductor
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insulating cylinder
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は配電線の高圧側において点検、修
理、工事等電力供給ができない場合に変圧器の高
圧側端子部等において本線及びバイパス線を着脱
式として無停電で給電可能とする変圧器用分岐接
続部に関し、特にバイパス接続端子部を囲繞する
絶縁筒の移動構造の改良に関する。
〔従来の技術〕
従来、配電用変圧器の高圧側で本線とバイパス
線を着脱する構造の分岐端子部として本出願人の
平成1年実用新案登録願第79928号があり、絶縁
筒を導体に螺合する構造と、コイルばねによる移
動構造が示されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来の技術で述べたもののうち前者では螺子構
造であるため絶縁筒を所定ストローク移動するの
に相当の時間を要し、高所作業上操作性に欠け、
又後者ではコイルばねを絶縁筒とばね受け間に介
在させただけのために絶縁筒の開放時に手で保持
していなければバイパス線の取着具を接続するこ
とができず、又絶縁筒を導体に係止しえないため
に手又は異物が突き当たると移動をしやすい等の
問題がある。
この考案は上記問題点を解決するため、絶縁碍
子の導体に本線用接続部とバイパス具を着脱自由
とするとともにバイパス具を接続するバイパス接
続部を囲繞する絶縁筒を開閉位置で導体に係止
し、絶縁筒の移動をワンタツチで可能とした変圧
器用分岐接続部を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、この考案の変圧器
用分岐接続部は変圧器の絶縁碍子に挿設した導体
の端部に本線を着脱する本線用接続部とバイパス
線を着脱するバイパス接続部とを形成し、かつ該
バイパス接続部を開閉する絶縁筒を導体の軸方向
に移動可能に備えた分岐接続部において、導体の
バイパス接続部の隣接した部位の周囲に軸方向の
所定ストロークの摺動溝と円周方向の係合溝から
なるコ字状案内溝を形成するとともに該案内溝と
一定の間隔をおいて発条支承部と発条端の挿入孔
を設け、かつ絶縁筒の内面に案内溝に係合する突
起を形成するとともに発条端挿入孔を設け、前記
導体の発条支承部と絶縁筒との間にコイル状発条
を介在して絶縁筒を常時軸方向と円周方向に復帰
する方向へ付勢して支承し、絶縁筒の開閉位置で
突起を案内溝の係合溝に係合保持しうるようにな
した技術手段に係るものである。
〔作用〕
この考案の変圧器用分岐接続部は一端を変圧器
の内部端子に接続して備え、該分岐接続部の碍子
より突出した導体端部の本線用接続部に対して本
線接続具を略同一軸線上で装着して通常の本線か
らの通電を行う。このとき導体の突出部に設けた
バイパス接続部は使用しないから絶縁筒をバイパ
ス接続部を囲繞する閉止位置でコイル状発条の弾
発力と捻じりにより絶縁筒の突起を導体の案内溝
の一端の係合溝に係合保持させる。
然るに、配電用変圧器より高圧側の本線におい
て、点検、修理、工事等を行うために低圧側へ電
力供給ができなくなる場合に無停電で工事等を施
工すべく、バイパス接続部の閉止位置にある絶縁
筒をコイル状発条の捻じりに抗して廻し、弾発力
に抗して摺動溝に沿つて絶縁碍子側等へ移動し、
再び摺動溝の他端でコイル状発条の捻じりで他方
の係合溝に係合保持させて絶縁筒を開放位置とし
てバイパス接続部を開放し、この露出したバイパ
ス接続部にバイパス線を適宜バイパス具を介して
電気的に接続してバイパス回路を構成し、このバ
イパス回路を通じて臨時の給電を行うようにな
す。この後本線は本線用接続部より取外して所期
の点検、修理、工事を行うことができるようにな
す。
この本線の点検、修理、工事が終了した時は逆
に本線用接続部に本線を接続してから、バイパス
接続部よりバイパス線を取外し、しかる後絶縁筒
を逆に回して一方の係合溝より摺動溝へ入れ閉止
側へ移動して他方の係合溝にコイル状発条の捻じ
りにより保持してバイパス接続部を閉じるもので
ある。
〔実施例〕
この考案の実施例について図面を参照して説明
する。
第1図乃至第6図において、1は配電用変圧器
Aの絶縁碍子で、内部中心に導体2を挿設し、か
つその一側内部に後述の絶縁筒5を所定ストロー
ク移動するための凹孔10を形成したものであ
る。
2は前記絶縁碍子1内に挿通する棒状導体で、
一端を配電用変圧器Aの内部端子と接離可能と
し、かつ他端を絶縁碍子1の凹孔10より突出し
て端部側より本線用接続部3、バイパス接続部
4、絶縁筒5の移動ストロークを規制するコ字状
案内溝6を順に形成し、さらに凹孔10の内端近
くの導体2に後述のコイル状発条9の支承部7を
設けてある。実施例で前記本線用接続部3は本線
接続具Bを同一軸線上で着脱可能に接続するた
め、導体2の端部外周に雄ねじ部11を設けると
ともに端部の中心に入口をテーパー付きとした挿
入孔12を穿設して構成する。バイパス接続部4
は導体2の前記雄ねじ部11より碍子側に後述の
バイパス具Cのコネクター13より若干巾広で丸
棒状に形成してバイパス線の接続具Cのコネクタ
ー13を接続可能とする。次にコ字状案内溝6は
そのバイパス接続部4より絶縁碍子1側の隣接し
た部位でバイパス接続部4より若干径を大きくし
た導体2の周面に段部14より軸方向に所定長さ
の溝孔を刻設して絶縁筒5の突起8を閉止位置よ
り開放位置へ移動するための所定ストロークの摺
動溝6aを設け、かつ該摺動溝6aの両端の絶縁
筒5の開閉位置で突起8を円周方向に回動して係
合する係合溝6b,6cを設け、溝孔の入口15
には絶縁筒5の突起8を挿入後ピン16を止めて
構成する。
5は前記バイパス接続部4を囲繞する碍子製絶
縁筒で、外周端部は移動操作を容易とする大径の
操作把手部5bを設け、その内面の中程に前記導
体2のコ字状案内溝6に係合する突起8を形成す
るとともに前部にコイル状発条9の一端を挿入固
定する発条端挿入孔17を穿設した筒体5aを接
着剤5cで固定してある。7は導体2側に固定し
た環状の発条支承部で、該支承部の周面突部7a
に挿入孔18を穿設してコイル状発条9の一端を
掛止める。而してコイル状発条9は発条支承部と
絶縁筒間に介在して一端を導体側の発条支承部7
の突部7aの挿入孔18に掛止めるとともに他端
を可動側の絶縁筒5の発条端挿入孔17に止めて
絶縁筒5を導体2に対して常時発条の弾発力と捻
じりにより復帰方向に付勢して装着する。絶縁筒
5の外周には図示を省略するが、開閉の移動方向
を示す矢印を刻設してある。
なお、前記バイパス接続部4は丸棒としてある
がこれに限られるものではない。又本線接続具B
は外周を把手部22aとした絶縁接続筒22の一
端内部に前記導体2の雄ねじ部11に螺合させる
雌ねじ部19を設けた円筒部20を接着剤22b
で固着するとともに他端より該円筒部20へ本線
Dを挿入する挿通孔21を同一軸線上に連通して
設け、該円筒部20内に前記導体2の本線用接続
部3のテーパー付き挿入孔12に合致しうるよう
に外周をテーパー状とするとともにその内部に本
線Dの芯線を挿通孔21より挿入して先端部を適
宜手段で拘着保持する導電性の接続金具23を内
蔵し、本線Dの芯線を挿入拘着した接続金具23
を導体2の本線用接続部3のテーパー付き挿入孔
12に挿入するとともに接続部3の雄ねじ部11
に絶縁接続筒22の円筒部20の雌ねじ部19を
螺合して導体2の本線用接続部3に本線接続具B
を同一軸線上で着脱可能とする。接続金具23の
基端部は絶縁接続筒22の円筒部20の雌ねじ部
19の奥の空間部24に挿入して位置させ、その
基端部の前後に電線抜け止め用のリング25、皿
ばね26を介在させて、絶縁接続筒22の締付け
時に接続金具23のテーパー面を挿入孔12のテ
ーパー面に圧接保持するようになす。
Cは従来使用されているバイパス線Eを接続す
る接続具を備えた咬着式バイパス具で、バイパス
接続部4に掛けるコネクター13、押え金具2
7、締付け螺杆28を備えてあるが、この構造に
限られるものではない。
又前記絶縁碍子1は外周に汚損防御のため内部
の凹孔10と同心円状に環状の凹所29を形成し
てあるが、これに限られるものではない。なお、
30はパツキング、31は座金、32はワツシ
ヤ、33はナツトである。
前記した実施例の構造によれば、第1図の導体
2に本願Dを本線接続具Bを介して接続し、絶縁
筒5がバイパス接続部4を囲繞し、絶縁筒5の突
起8が導体2のコ字状案内溝6の閉止位置の係合
溝6bにコイル状発条9で復帰側へ付勢して係合
保持した状態にある。而して本線の点検、修理、
工事を行う場合は絶縁筒5を発条の捻じりに航し
て回して突起8を係合溝6bより外し、かつ、発
条9の弾発力に抗して摺動溝6aに沿つて止まる
まで移動し、摺動溝6aの終端において逆方向に
回して突起8を係合溝6cに挿入しコイル状発条
の復元する捻じり力で係合溝6cの内端に圧接し
て絶縁筒を開放位置に保持し、バイパス接続部4
を露出せしめる。この露出させたバイパス接続部
4にバイパス線Eを接続したバイパス具Cのコネ
クター13を引掛け、締付け螺杆28を適宜操作
棒により回して押え金具27で拘持させ、バイパ
ス回路を構成して、バイパス給電を行うようにな
し、しかる後、本線接続具Bの把手22aを手で
回してその円筒部20を導体2の本線用接続部3
の雄ねじ部11より外して本線の先端の接続金具
23を挿入孔12より抜脱して本線接続具Bを外
して、本線の点検、修理、工事を行う。
点検、修理、工事後は逆に本線接続具Bを導体
2の接続部3に螺合して接続して給電を行うよう
になし、しかる後バイパス接続部4よりバイパス
具Cを取外し、開放位置に保持した絶縁筒5をコ
イル状発条9の捻じりに抗して回し突起8を係合
溝6cより摺動溝6aに入れて手を離すと、後は
発条9の弾発力で絶縁筒5の突起8が閉止位置の
係合溝6b側へ移動され摺動溝6aの基端でコイ
ル状発条9の捻じり力で係合溝6bの内端に圧接
され、絶縁筒5が閉止位置に保持される。
〔考案の効果〕
変圧器の碍子に挿設した導体に対し本線接続具
を着脱可能とするとともにバイパス具接続時にバ
イパス接続部を囲繞する絶縁筒を移動してバイパ
ス具を接続可能とする構造において、絶縁筒の移
動構造を本考案とすることにより、位置の安定と
移動の迅速化が可能となつた。即ち、絶縁筒は内
部の突起がコイル発条の捻じり力による係合溝に
係合保持されるので、絶縁筒はコイル発条の捻じ
りに抗して回転しない限り導体の軸方向に移動す
ることはない。即ち手又は異物が突き当たつても
絶縁筒は移動しないから、高電圧の導体部が露出
せず安全である。バイパス具の装着時には絶縁筒
を係合溝に沿つて円周方向に捻じり、更に軸方向
に押し、そのまま最初に戻つた方向へ絶縁筒を回
せば戻りの力が働き、楽に係止する。この状態で
バイパス具の装着が可能となる。作業終了後、絶
縁筒の移動は、逆の手順となるが最初に円周方向
へ捻じるだけで後はコイル発条の反発力と捻じり
力の戻りで一気に移動が完了し、バイパス接続部
は閉止状態となる。このようにバイパス接続部の
開放閉止はワンタツチ動作で操作が可能となつ
た。
而して、高所におけるバイパス着脱作業を、安
全に迅速に行うことができ、無停電工法の効率化
に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの考案の変圧器用分岐
接続部の実施例で、第1図は本線接続具接続時の
縦断面図、第2図はバイパス具接続時の縦断面
図、第3図は導体と絶縁筒を外した斜視図、第4
図は導体と絶縁筒を組合わせた状態の斜視図、第
5図は第1図のX−X線の端面図、第6図は絶縁
筒内の筒体の斜視図である。 A……変圧器、B……本線接続具、C……バイ
パス具、1……絶縁碍子、2……導体、3……本
線用接続部、4……バイパス接続部、5……絶縁
筒、6……コ字状案内溝、6a,6b……係合
溝、7……発条支承部、8……突起、9……コイ
ル状発条、17……発条端挿入孔、18……発条
端の挿入孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 変圧器Aの絶縁碍子1に挿設した導体2の端部
    に本線を着脱する本線用接続部3とバイパス線を
    着脱するバイパス接続部4とを形成し、かつ該バ
    イパス接続部4を囲繞する絶縁筒5を導体2の軸
    方向に移動可能に被嵌した分岐接続部において、
    前記導体2のバイパス接続部4の隣接部位の周面
    に軸方向の所定ストロークの摺動溝6aと円周方
    向の係合溝6b,6cからなるコ字状案内溝6を
    形成するとともに該案内溝と一定の間隔をおいて
    発条支承部7と発条端の挿入孔18を設け、かつ
    絶縁筒5の内面に案内溝6に係合する突起8を形
    成するとともに発条端挿入孔17を設け、前記導
    体の発条支承部7と絶縁筒5との間にコイル状発
    条9を介在して絶縁筒5を常時軸方向と円周方向
    の復帰側へ付勢状に支承し、絶縁筒5の開閉位置
    で突起8を案内溝6の係合溝6b,6cに係合保
    持しうるようにしたことを特徴とする変圧器用分
    岐接続部。
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