JPH05178330A - 袋開膨検知方法および装置 - Google Patents

袋開膨検知方法および装置

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JPH05178330A
JPH05178330A JP34108291A JP34108291A JPH05178330A JP H05178330 A JPH05178330 A JP H05178330A JP 34108291 A JP34108291 A JP 34108291A JP 34108291 A JP34108291 A JP 34108291A JP H05178330 A JPH05178330 A JP H05178330A
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bag
gas
opening
expansion
outer peripheral
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JP34108291A
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Mitsuo Koshimizu
光雄 輿水
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Abstract

(57)【要約】 【目的】一貫連続自動袋詰工程の前段階における袋開膨
工程の厳密なチェックと歩留りを向上し生産性を高める
袋開膨検知方法およびその実施に直接使用する装置を提
供せんとする。 【構成】偏平袋6を袋開口装置25で開口し、開口部6
aから圧縮空気β、圧縮不活性ガス、圧縮殺菌性ガスの
1つ以上、又は二つ以上の組合せ混合ガスからなる気体
を空気噴出ノズル15で吹き込み、偏平袋6を満開膨す
る最終段階において、当該満開膨した袋6内底面6bに
前記気体が衝突跳ね返って開口部6a外へ溢出する気体
圧を圧力センサ36,36,39,39〜41,41,
43,43,45,45,47,47が捕えて感知圧力
に至ると開膨信号を発して検知することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種袋詰充填に先立っ
て、充填作業を円滑に行うため予め各種偏平袋を開口開
膨成形して置く作業において、袋開膨を間接的に予測し
得る袋開膨検知方法およびその実施に直接使用する装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明を適用する従来の袋詰装置Xの実
施例を図10乃至図11について説明する。図中、1は
予め調理したカレー等を袋詰する袋詰装置Xの基台で、
この基台1の中央部上面にはテーブル駆動機構2が設け
られているとともに、この駆動機構2の駆動軸2aの上
端部にはターンテーブル3が取付けられている。そし
て、このターンテーブル3は前記駆動機構2への駆動信
号に同期して所定角度ずつ割出し回転するようになって
いる。
【0003】また、ターンテーブル3の周壁には所定の
間隔を介して放射状に袋保持具4(数個所のみ図示す
る)が突設されていて袋供給装置5から立位状態で供給
された偏平袋6の閉鎖開口下部両側端を挾持して保持す
るようになっている。これら袋保持具4は常時相互対向
面が圧接するよう付勢された挾持子7a,7bを有する
一対の保持アーム8,8から構成されている。
【0004】前記保持アーム8,8の先端には、ガイド
ローラ9がそれぞれ取着されていて、これらガイドロー
ラ9,9が移送路に沿って配設されたガイド体10に当
接することにより押され、一方の挾持子7a,7aが付
勢力に抗して他方の挾持子7b,7bから離間し、相互
対向面間に所定の間隙が形成されるようになっている。
【0005】また、保持アーム8,8はターンテーブル
3の下面に設けられたアーム作動機構11によって接離
可能に支持されているとともにガイドローラ12,12
を固定および上下方向に移動可能なガイドレール13に
転接させた支持脚14,14が連設されていて、前記ガ
イドレール13の高さに応じて近接したりあるいは離間
して、保持した袋6の開口部6aが緊張したり弛緩した
りするようになっている。
【0006】そして、袋6を所定の状態で保持しながら
間歇移送する袋移送機構を構成している。一方、袋6の
移送路の近傍で前記袋保持具4と対応する割出し位置に
は後述するように構成され、上面に閉鎖開口部6aを有
する偏平袋6を立位状態で順次供給する袋供給装置5が
配設されているとともに、この袋供給装置5の1ピッチ
袋移送方向側には袋保持具4によって保持された袋6の
解放開口部6aに段付円錐形の空気噴出ノズル15を挿
入して圧気を噴射することにより袋6を所定の形状に開
膨させる袋開膨装置16が配設されている。
【0007】さらに、袋開膨装置16の1ピッチ袋移送
方向側には予め調理計量された肉、野菜等の固形物を袋
6内に投入する固形物投入装置17、およびカレースー
プ等の粘状物を充填する粘状物充填装置18(ともに詳
図しない)が順次配設されている。また、粘状物充填装
置18の1ピッチ袋移送方向側には袋6の底を叩いて充
填物中に介在する気泡を放出させるバイブレータ19を
備えた気泡除去装置20が配設されている。
【0008】この気泡除去装置20の1ピッチ袋移送方
向側には袋6をプレスして脱気したのち開口部6aを加
熱圧着して封止する脱気封止装置21(詳図しない)が
配設されている。さらに、この脱気封止装置21の1ピ
ッチ袋移送方向側には封止された袋6の封止部を再び加
熱圧着する本封止装置22、および封止部をプレスして
冷却し封止部のしわ取りを行うシール修正装置23が順
次配設されている。
【0009】そして、カレー等を自動的に袋詰めする包
装サイクルを構成している。また、シール修正装置23
に対向して包装を完了した袋6は、ターンテーブル3が
1ピッチ間歇移送される際に袋6を保持する保持アーム
8,8のガイドローラ9,9がガイド体10に接触する
ことにより解放されて搬出コンベヤ24上に落下し、袋
保持具4は、再び空の状態で袋供給装置5に対向するよ
うになっている。
【0010】図11に示すよう袋開口装置25は、可動
ブロック26,26との相互対向面に吸着盤27,27
を突出させ、可動ブロック26,26を作動機構28
(詳述しない)を介し互いに相反する方向に移動して偏
平袋6の幅方向中央上部に吸着盤27,27をそれぞれ
離接自在に相対架するとともに、この動作に同期してバ
ルブ(図示しない)を開閉することにより吸着盤27,
27への吸引動作をON,OFFするようになってい
る。
【0011】図11に示す前記袋開膨装置16は、上下
動自在な支持杆29に取付けた片持杆30の先部に継ぎ
足した連継ブラケット31に空気噴出ノズル15中心を
縦貫したノズル管32の上端に図示しない別途コンプレ
ッサーに連通するエアーパイプ33を連接する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかして、この種従来
の袋開膨検知方法としては、図12乃至図14に示すよ
う偏平袋6の中間部中央が最大に開離した状態を予測し
て、偏平袋6の中間部前後中央に相対する光電管34,
34やマイクロスイッチ等を対向配置するものであった
から、図13のように最大開離部αが左右側に偏寄した
状態や図14のように左右片側のいずれかに最大開離部
αが偏寄した場合にも開膨不良と判定してしまう。
【0013】その結果、次作業の充填作業が行なわれず
空のまゝ開口部6aを封止された状態で最終工程作業か
ら数多排出される弊害を有していた。しかしながら、袋
中間部の中央が最大に開離する形態はあくまでも理想形
態であって、材質や肉厚分布のバラツキや開口開膨作業
の各種条件、湿気や静電気や温度等の作業環境条件が相
俟って必ずしも図12のような理想形態には行かないの
が現状である。
【0014】所で、袋6中間部の最大開離部αが両側に
分散偏寄したり、片側に偏寄したりした図13乃至図1
4の場合でも次作業の充填作業においては支障なく進行
することが確認されており、従来の光電管34,34等
のように開膨不良と判断するには及ばないことも判明し
た。又、従来の光電管34,34等だと、偏平袋6の大
きさや袋の種類によってその都度その配設位置を微調整
しなければならず煩瑣に耐えないとともに熟練を要し
た。こゝにおいて、本発明は、前記従来の事情に鑑み、
図13乃至図14の場合でも開膨良好と判断し得るとと
もに、センサの微調整を必要としない袋開膨検知方法お
よび装置を提供せんとするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記課題の解決は、本発
明が次に列挙する新規な特徴的構成手法および手段を採
用することにより達成される。即ち、本発明法の第1の
特徴は、偏平袋を開口し当該開口から気体を吹き込み当
該偏平袋を満開膨する最終段階において、当該満開膨し
た袋内底に前記気体が衝突跳ね返って前記開口外へ溢出
する気体圧を捕えて袋開膨を検知してなる袋開膨検知方
法である。
【0016】本発明法の第2の特徴は、前記第1の特徴
における気体が、圧縮空気,圧縮不活性ガス,圧縮殺菌
性ガスのいずれか又はこれ等二つ以上の組合せ混合ガス
である袋開膨検知方法である。
【0017】本発明法の第3の特徴は、前記第1又は第
2の特徴における偏平袋が、平袋,折畳袋,自立袋等を
含んでなる袋開膨検知方法である。
【0018】本発明装置の第1の特徴は、偏平袋の閉鎖
開口下部両側端を挾持する袋保持手段と、偏平袋の前後
側を吸着引離して開放開口部を形成する吸着手段と、当
該開口部に挿入し気体を前後偏平袋内に吹き込んで偏平
袋を開膨する気体噴出手段を備えた袋開膨装置におい
て、前記気体噴出手段自体又は前記開口部縁に臨ませ
て、吹き込んだ前記気体が前記開膨した袋内底に衝突跳
ね返って前記開口部外に溢出する気体圧を検知するセン
サを設けてなる袋開膨検知装置である。
【0019】本発明装置の第2の特徴は、前記装置第1
の特徴における気体噴出手段が、下部外周面適宜位置に
一端を開口した気孔を前記気体噴出手段内に縦貫し、開
口した他端に連通してセンサを設けてなる袋開膨検知装
置である。
【0020】本発明装置の第3の特徴は、前記装置第1
の特徴における気体噴出手段が、外周面適宜位置に縦削
延在した気体案内溝上端に連通してセンサを設けてなる
袋開膨検知装置である。
【0021】本発明装置の第4の特徴は、前記装置第1
の特徴における気体噴出手段が、外周面適宜位置に検出
部を露出してセンサを取外し自在に埋込んでなる袋開膨
検知装置である。
【0022】本発明装置の第5の特徴は、前記装置第1
の特徴におけるセンサが、気体噴出手段の外周面又は当
該気体噴出手段とは別個の適宜位置に基端を取付けたブ
ラケット先端に設けて、当該気体噴出手段を挿入した袋
開口部の開口縁に臨架してなる袋開膨検知装置である。
【0023】本発明装置の第6の特徴は、前記装置第1
の特徴における気体噴出手段が、外周面適宜高さ位置全
周に亙り当該気体噴出手段を挿入した袋開口部の開口縁
外側を庇周端が囲繞する庇部を環設するとともに、当該
庇部内奥適宜位置にセンサを設けてなる袋開膨検知装置
である。
【0024】本発明装置の第7の特徴は、前記装置第1
の特徴における気体噴出手段が、外周面適宜高さ位置全
周に亙り当該気体噴出手段を挿入した袋開口部の開口縁
外側を庇周端が囲繞する庇部を環設するとともに、適宜
位置に気孔を貫設した当該庇部上側にセンサを設けてな
る袋開膨検知装置である。
【0025】
【作用】本発明は、前記のような手法および手段を講
じ、袋の満開膨を袋の内底面で跳ね返って開口部6aか
ら溢出する気体圧をセンサが検知して開膨良好とし、次
工程での充填作業を許容する。万が一、気体噴出手段が
開口部6a内に挿入せず、開口部6a外に外れた場合に
は気体噴出手段から噴射する気体は下方に放散されるの
みで袋内底からの跳ね返りによる開口部6a外への溢出
圧をセンサは検知することは出来ないため必然的に開膨
不良として次工程での充填作業は中止され充填されずに
通過する。
【0026】
【実施例】
(第1実施例)本発明装置の第1実施例を図面について
説明する。図1は袋開膨装置に取付けられた本実施例の
平面図、図2は同・拡大正面図である。なお、図10乃
至図11の従来装置Xと同一部材は同一符号を付した。
図中、Aは本実施例の袋開膨検知装置、35,35はノ
ズル管32を中に挾んで両側に並行縦貫し下端口35
a,35aを空気噴出ノズル15のテーパー面15aに
開設しかつ上端口35b,35bを空気噴出ノズル15
の上面15bに開設した気孔、36,36は気孔35,
35の上端口35b,35bとフレキシブルガイドパイ
プ37,37を介して連通する圧力センサである。
【0027】本実施例における袋開膨検知方法の実行仕
様は、図2に示すよう、袋開口装置25で偏平袋6が開
口され、その開口部6a内に空気噴出ノズル15が挿入
しノズル管32のノズル口32aから袋6内に圧縮空気
βを吹込んで袋6を開膨し続け、空気βが満杯して満開
膨となる最終段階で点線矢印のように内底面6bで跳ね
返った空気βは上昇し開口部6a開口縁から溢出しよう
とする結果、下端口35a,35aから勢い良く進入し
た空気は気孔35,35を通り上端口35b,35bお
よびフレキシブルガイドパイプ37,37を経て予め感
知圧力を設定してある圧力センサ36,36に達し感知
圧力に至ると開膨信号を出力する。
【0028】(第2実施例)本発明装置の第2実施例を
図3について説明する。図中、Bは本実施例の袋開膨検
知装置、38,38はノズル管32を中に挾んで空気噴
出ノズル15の外周面対側に並行縦削延在した気体案内
溝、39,39は気体案内溝38,38の上端に連通し
て空気噴出ノズル15の上面15bに定着した圧力セン
サである。
【0029】本実施例における袋開膨検知方法の実行仕
様は、図3に示すよう、空気噴出ノズル15で空気βが
満杯して満開膨となる最終段階で内底面6bで跳ね返っ
た空気βは上昇し開口部6a開口縁から溢出しようとす
る結果、気体案内溝38,38下端から勢い良く進入し
た空気βは気体案内溝38,38を通り上端に達すると
圧力センサ39,39に当り感知圧力に至ると開膨信号
を出力する。
【0030】(第3実施例)本発明装置の第3実施例を
図4について説明する。図中、Cは本実施例の袋開膨検
知装置、40,40は袋6の開口部6a内に空気噴出ノ
ズル15を挿入した時、開口部6a開口縁に臨む空気噴
出ノズル15外周面対側の所要高さ位置に検出部40
a,40aを露出して取外し自在に埋込んだ圧力センサ
である。
【0031】本実施例における袋開膨検知方法の実行仕
様は、図4に示すよう、空気噴出ノズル15で空気βが
満杯して満開膨となる最終段階で、内底面6bで跳ね返
った空気βは上昇し、空気噴出ノズル15の中間テーパ
ー面15cと開口部6a間の開口縁から勢い良く溢出す
る空気βは圧力センサ40,40の検出部40a,40
aに当り感知圧力に至ると開膨信号を出力する。
【0032】(第4実施例)本発明装置の第4実施例を
図5について説明する。図中、Dは本実施例の袋開膨検
知装置、41,41は空気噴出ノズル15の外周面対側
所定高さ位置に基端を固着したブラケット42,42の
下端に取付けて袋6の開口部6a内に空気噴出ノズル1
5を挿入した時開口部6a開口縁に臨ませた圧力センサ
である。
【0033】本実施例における袋開膨検知方法の実行仕
様は、図5に示すよう、空気噴出ノズル15で空気βが
満杯して満開膨となる最終段階で、内底面6bで跳ね返
った空気βは上昇し、空気噴出ノズル15の中間テーパ
ー面15cと開口部6a間の開口縁から勢い良く溢出す
る空気βは圧力センサ41,41に当り感知圧力に至る
と開膨信号を出力する。
【0034】(第5実施例)本発明装置の第5実施例を
図6について説明する。図中、Eは本実施例の袋開膨検
知装置、43,43はノズル管32の露出上部対側所定
高さ位置に基端を固着したブラケット44,44の下端
に取付けて袋6の開口部6a内に空気噴出ノズル15が
挿入した時開口部6a開口縁に臨ませた圧力センサであ
る。
【0035】本実施例における袋開膨検知方法の実行仕
様は、図6に示すよう、前記第3乃至第4実施例同様に
開口部6aの開口縁から勢い良く溢出する空気βは圧力
センサ43,43に当り感知圧力に至ると開膨信号を出
力する。
【0036】(第6実施例)本発明装置の第6実施例を
図7について説明する。図中、Fは本実施例の袋開膨検
知装置、45,45は空気噴出ノズル15外周面所要高
さ位置全周に亙り、開口部6aに空気噴出ノズル15を
挿入した袋6開口部6aの開口縁外側を庇周端46aが
囲繞する庇部46を環設するとともに、庇部46内奥対
側に検知部45aを露出して設けた圧力センサである。
【0037】本実施例における袋開膨検知方法の実行仕
様は、図7に示すよう、前記第3乃至第5実施例同様
に、開口部6aの開口縁から勢い良く溢出する空気βは
一旦庇部46で受けられ内奥に誘導されて圧力センサ4
5,45の検出部45a,45aに当り感知圧力に至る
と開膨信号を出力する。
【0038】(第7実施例)本発明装置の第7実施例を
図8について説明する。図中、Gは本実施例の袋開膨検
知装置、47,47は空気噴出ノズル15外周面所要高
さ位置全周に亙り、開口部6aに空気ノズル15を挿入
した袋6開口部6aの開口縁外側を庇周端48aが囲繞
する庇部48を環設するとともに、天井対側に貫設した
通孔49,49に連通して庇部48上側に定着した圧力
センサである。
【0039】本実施例における袋開膨検知方法の実行仕
様は、図8に示すよう、前記第3乃至第6実施例同様
に、開口部6aの開口縁から勢い良く溢出する空気βは
一旦庇部48で受けられ内奥に誘導されて通孔49,4
9を通り圧力センサ47,47に当り感知圧力に至ると
開膨信号を出力する。
【0040】要するに、本発明の袋開膨検知方法は、偏
平袋6を袋開口装置25で開口し、当該開口部6aから
圧縮空気βを空気噴出ノズル15で吹き込み、偏平袋6
を満開膨する最終段階において、当該満開膨した袋6内
底面6bに空気βが衝突跳ね返って開口部6a外へ溢出
する空気圧を圧力センサ36,36,39,39〜4
1,41,43,43,45,45,47,47が捕え
て感知圧力に至ると開膨信号を発して検知するものであ
る。
【0041】なお、実施例では袋6内に圧縮空気βを吹
き込む場合を専ら説明して来たが、充填内容物によって
は窒素等の圧縮不活性ガスや袋内殺菌のため圧縮殺菌性
ガス又はこれ等二つ以上の組合せ混合ガスを用いても良
いし、偏平袋6には、単純平袋,折畳袋,ドイパックの
ような自立性を有する袋等も当然含まれる。
【0042】又、本発明は図9に示す袋開口装置50を
備えた袋開膨装置51に適用することも可能である。
【0043】図9に示す袋開口装置50は、支軸52に
よってほぼX形に枢支され、この上端相互突出対向端に
は吸着盤53,53を有した支持アーム54,54の下
端に枢設されたローラ55,55間に上端部を介在させ
たほぼ三角状のカム56を有する上下動自在の作動杆5
7とから構成されている。
【0044】図9に示す前記袋開膨装置51は、上下動
自在な支持杆58に取付けた片持杆59の先部に継ぎ足
した連継支持部材60に空気噴出ノズル15中心を縦貫
したノズル管32の上端を貫着し図示しない別途コンプ
レッサーに連通するエアーパイプ33を連接する。
【0045】
【発明の効果】かくして、本発明によれば、袋詰工程作
業の前段階工程である袋開膨作業において、従来袋中間
部中央に最大開離部が発現する理想形態以外は次工程の
袋詰作業に支障を来たさないにも拘らず開膨不良として
判定され、歩留りが良くなく生産性を高めることが出来
なかった点を改善し、仮令、中間部の最大開離部が両側
や片側に偏寄しても袋内に吹き込んだ気体圧の開口部外
溢出圧を検出することにより正確に袋開膨を判定可能と
なって作業の無駄がなくなり飛躍的に歩留り向上に伴う
生産性の高揚を達成し得る等優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】袋開口装置を備えた袋開膨装置に取付けられた
本発明装置の第1実施例を示す平面図である。
【図2】袋開膨装置に取付けられた同上拡大正面図であ
る。
【図3】同上、第2実施例を示す拡大正面図である。
【図4】同上、第3実施例を示す拡大正面図である。
【図5】同上、第4実施例を示す拡大正面図である。
【図6】同上、第5実施例を示す拡大正面図である。
【図7】同上、第6実施例を示す拡大正面図である。
【図8】同上、第7実施例を示す拡大正面図である。
【図9】同上、全実施例を適用する他の袋開口装置を備
えた他の袋開膨装置を示す図である。
【図10】袋詰装置の全体平面図である。
【図11】同上、要部拡大側面図である。
【図12】同上において、袋開膨良好と判定された袋中
間部横断面形態図である。
【図13】同上において、袋開膨不良と判定された袋中
間部横断面形態図である。
【図14】同上において、袋開膨不良と判定された他の
袋中間部横断面形態図である。
【符号の説明】
A〜G…袋開膨検知装置 X…袋詰装置 α…最大開離部 β…空気 4…袋保持具 5…袋供給装置 6…袋 6a…開口部 6b…内底面 7a,7b…挾持子 8…保持アーム 9…ガイドローラ 11…アーム作動機構 15…空気噴出ノズル 15a…テーパー面 15b…上面 15c…中間テーパー面 16,51…袋開膨装置 17…固形物投入装置 18…粘状物充填装置 21…脱気封止装置 22…本封止装置 23…シール修正装置 25,50…袋開口装置 26…可動ブロック 27,53…吸着盤 32…ノズル管 32a…ノズル口 33…エアーパイプ 34…光電管 35…気孔 35a…下端口 35b…上端口 36,39〜41,43,45,47…圧力センサ 37…フレキシブルガイドパイプ 38…気体案内溝 40a,45a…検出部 42,44…ブラケット 46,48…庇部 46a,48a…庇周端 49…通孔 52…支軸 54…支持アーム 55…ローラ 56…カム 57…作動杆

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】偏平袋を開口し、当該開口から気体を吹き
    込み当該偏平袋を満開膨する最終段階において、当該満
    開膨した袋内底に前記気体が衝突跳ね返って前記開口外
    へ溢出する気体圧を捕えて袋開膨を検知することを特徴
    とする袋開膨検知方法
  2. 【請求項2】気体は、圧縮空気,圧縮不活性ガス,圧縮
    殺菌性ガスのいずれか又は、これ等二つ以上の組合せ混
    合ガスである請求項1記載の袋開膨検知方法
  3. 【請求項3】偏平袋は、平袋,折畳袋,自立袋等を含む
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の袋開膨検知方法
  4. 【請求項4】偏平袋の閉鎖開口下部両側端を挾持する袋
    保持手段と、偏平袋の前後側を吸着引離して開放開口部
    を形成する吸着手段と、当該開口部に挿入し気体を前記
    偏平袋内に吹き込んで偏平袋を開膨する気体噴出手段を
    備えた袋開膨装置において、前記気体噴出手段自体又は
    前記開口部縁に臨ませて、吹き込んだ前記気体が前記開
    膨した袋内底に衝突跳ね返って、前記開口部外に溢出す
    る気体圧を検知するセンサを設けたことを特徴とする袋
    開膨検知装置
  5. 【請求項5】気体噴出手段は、下部外周面適宜位置に一
    端を開口した気孔を前記気体噴出手段内に縦貫し、開口
    した他端に連通してセンサを設けたことを特徴とする請
    求項4記載の袋開膨検知装置
  6. 【請求項6】気体噴出手段は、外周面適宜位置に縦削延
    在した気体案内溝上端に連通してセンサを設けたことを
    特徴とする請求項4記載の袋開膨検知装置
  7. 【請求項7】気体噴出手段は、外周面適宜位置に検出部
    を露出してセンサを取外し自在に埋込んだことを特徴と
    する請求項4記載の袋開膨検知装置
  8. 【請求項8】センサは、気体噴出手段の外周面又は当該
    気体噴出手段とは別個の適宜位置に基端を取付けたブラ
    ケット先端に設けて、当該気体噴出手段を挿入した袋開
    口部の開口縁に臨架したことを特徴とする請求項4記載
    の袋開膨検知装置
  9. 【請求項9】気体噴出手段は、外周面適宜高さ位置全周
    に亙り当該気体噴出手段を挿入した袋開口部の開口縁外
    側を庇周端が囲繞する庇部を環設するとともに、当該庇
    部内奥適宜位置にセンサを設けたことを特徴とする請求
    項4記載の袋開膨検知装置
  10. 【請求項10】気体噴出手段は、外周面適宜高さ位置全
    周に亙り当該気体噴出手段を挿入した袋開口部の開口縁
    外側を庇周端が囲繞する庇部を環設するとともに、適宜
    位置に気孔を貫設した当該庇部上側にセンサを設けたこ
    とを特徴とする請求項4記載の袋開膨検知装置
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