JPH05177584A - スリッタ−における下刃ロ−ル取替装置 - Google Patents

スリッタ−における下刃ロ−ル取替装置

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JPH05177584A
JPH05177584A JP35689691A JP35689691A JPH05177584A JP H05177584 A JPH05177584 A JP H05177584A JP 35689691 A JP35689691 A JP 35689691A JP 35689691 A JP35689691 A JP 35689691A JP H05177584 A JPH05177584 A JP H05177584A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】シァーカット方式のスリッターにおいて、フレ
ームに対する下刃ロールの取り外し、及びその装着の各
作業を一人の作業者により容易に、しかも安全に行える
ようにすることである。 【構成】下刃ロール3の両端部の直下にそれぞれ第1及
び第2の各仮支持レール35,36を当該下刃ロール3
の軸直角方向であって、しかも水平な方向に配設する。
下刃ロール3の取り出し側に配設される第2仮支持レー
ル36の長さは、他方の第1仮支持レール35のそれよ
りも短い。第1仮支持レール35の先端部35bの下方
にローラ構造の下刃ロール支持具40を装着状態の下刃
ロール3に対して平行に配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラスチックフィルム
などのシート類を下刃ロールに巻き掛けて、この下刃ロ
ールに設けられた下刃の環状溝内に上刃ロールの上刃の
先端部を挿入してシートを切断するシァーカット方式の
スリッターにおける下刃ロールの取替装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】スリッターにおいてシァーカット方式に
よりシートを切断する場合には、シートを下刃ロールに
巻き掛けて、この下刃ロールに設けられた下刃の環状溝
内に上刃ロールの上刃の先端部を挿入して切断するよう
になっている。下刃ロールには、複数の下刃と、各下刃
の間隔を設定された寸法に維持するためのデイスタンス
カラーとが取付けられており、切断するシートの切断幅
が変更になった場合、或いは下刃が磨耗して切れ味が悪
くなった場合には、スリッターから使用中の下刃ロール
を取り外して、変更になった切断幅の下刃を備えた下刃
ロールと取り替える必要がある。従来、上記した下刃ロ
ールの取替作業は、下刃ロールが長いのに加え、その重
量も30kg程度あるので、ホイストなどを使用して二
人の作業者が協同して下刃ロールをスリッターのフレー
ム内から取り出していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題点に鑑み、スリッターのフレームに対する下刃ロー
ルの取り外し、及びその装着の各操作を一人の作業者に
より容易に、しかも安全に行えるようにすることを課題
としてなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の採用した手段は、フレームに取り外し可能に
支持された下刃ロールと、この下刃ロールに対応する上
刃ロールとを備え、この下刃ロールに巻き掛けられたシ
ートを各ロールにそれぞれ取付けられた下刃と上刃とに
より所定の幅に切断する構成のシァーカット方式のスリ
ッターにおいて、前記下刃ロールの両端部の直下にそれ
ぞれ第1及び第2の各仮支持レールを該下刃ロールの軸
直角方向であって、しかもほぼ水平方向に沿って配設
し、この第1及び第2の各仮支持レールの先端部の下方
に、ローラ構造の下刃ロール支持具を装着状態の下刃ロ
ールに対して平行に設けたことである。
【0005】
【発明の作用】フレームから下刃ロールを取り外す際に
は、先ずその一方の端部をフレームから取り外して当該
下刃ロールの一方の端部の直下に配設された一方の仮支
持レールにより仮支持し、次いで下刃ロールの他方の端
部をフレームから取り外して、その直下に配設された他
方の仮支持レールにより仮支持する。下刃ロールの両端
部がそれぞれ仮支持レールで仮支持された状態におい
て、この下刃ロールを仮支持レールの先端部まで転動さ
せた後に、その一方の端部を持ち上げてその下方に配設
された下刃ロール支持具のローラ上に載置し、引き続い
てその他方の端部を持ち上げて下刃ロール支持具のロー
ラ上に載置する。これにより、一対の仮支持レールで両
端部が仮支持されていた下刃ロールは、下刃ロール支持
具に移載され、この状態において下刃ロールをその軸方
向に移動させると、フレーム内から下刃ロールが取り出
される。そして、別に準備された下刃ロールをフレーム
内に取り入れて、上記と逆の操作を行って、フレームの
正規の位置に新たな下刃ロールを装着する。
【0006】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明する。図1において、スリッターAには基台(図示せ
ず)上に立設された一対の左フレーム1及び右フレーム
2が互いに平行に配設されている。この左右一対のフレ
ーム1,2の間に配置される下刃ロール3には下刃軸4
が設けられており、この下刃軸4の外側には複数の下刃
5と、この複数の下刃5をシート(図示せず)の切断幅
の間隔に維持するための複数のデイスタンスカラー6が
嵌装されている。この下刃5とデイスタンスカラー6と
は、下刃軸4の左端部4a側に設けられたカラー7に対
して下刃軸4の右端部4b側外周面に形成されたねじ部
8にねじ込まれたナット部材9により、下刃軸4に固定
されている。下刃軸4はその左端部4a及び右端部4b
の軸心部に、テーパー状の左係合穴11及び右係合穴1
2がそれぞれ開けられている。左支持軸13は、左フレ
ーム1側で下刃軸4の左端部4aを支持するもので、左
フレーム1に開けられた穴に筒部14aが嵌合されて、
フランジ部14bが左フレーム1の内側面に固定された
左ブラケット14の筒部14aの軸穴に設けられた一対
の軸受15,15により回動自在に支持されている。左
支持軸13は、左フレーム1の内側に突出した先端部
に、下刃軸4の左係合穴11に嵌装される截頭円錐状の
頭部13aが形成されており、また、左支持軸13はそ
の頭部13aと左ブラケット14のフランジ部14bと
の間の外周面に第1歯車16が取付けられている。更
に、左支持軸13は左ブラケット14の外側に突出する
外側軸部13bにプーリ(図示せず)が取付けられて、
このプーリが駆動手段により回転させられることによ
り、左支持軸13が回転させられるようになっている。
下刃軸4の右端部4bを右フレーム2側で支持する右支
持軸17は、左フレーム1に取付けられた左ブラケット
14と対向する位置で、右フレーム2に取付けられた右
ブラケット18により支持されるようになっている。こ
の右ブラケット18も筒部18aとフランジ部18bと
から形成されており、左ブラケット14の筒部14aよ
り長さの長い筒部18aは右フレーム2に開けられた穴
に嵌合されて、右フレーム2の外側に位置するフランジ
部18bが右フレーム2に固定されている。右ブラケッ
ト18の筒部18a内には、後端側(図1の右側)を蓋
板22により閉鎖された摺動筒19が摺動自在に挿入さ
れている。そして、この摺動筒19内に右支持軸17が
挿入されて、一対の軸受21,21を介して回動自在に
支持されている。この右支持軸17は摺動筒19の開口
端19a側に位置する頭部17aが、左支持軸13の頭
部13aと同じ形をしており、この頭部17aは、右支
持軸17の後端と摺動筒19の蓋板22との間に設けら
れた圧縮ばね23により、摺動筒19の開口端19aか
ら突出させられている。摺動筒19には、その蓋板22
に近接する部分の半径方向にレバー24が取付けられて
おり、このレバー24は右ブラケット18の筒部18a
に形成されたガイド溝25にガイドされて移動するよう
になっている。即ち、図1に示されるように、レバー2
4がガイド溝25の左端側に移動させられていると、右
支持軸17の頭部17aは図1に実線で示されるよう
に、右フレーム2の内部に突出し、又レバー24がガイ
ド溝25の右端側に移動させられると、その頭部17a
は2点鎖線で示されるように右フレーム2の付近に位置
する。
【0007】上記のように形成された左支持軸13及び
右支持軸17により下刃ロール3を支持するには、先ず
レバー24を操作して、右ブラケット18に挿入された
摺動筒19の開口端19aを右ブラケット18の筒部1
8aの内部に移動させる。次いで、下刃軸4の左端部4
aの左係合穴11を、左支持軸13の頭部13aに嵌装
すると共に、下刃軸4の右端部4bを右支持軸17と対
向させて、レバー24を前とは逆方向へ移動させる。レ
バー24の移動により、摺動筒19の開口端19aが筒
部18aの端部から突出し、その内部の右支持軸17の
頭部17aが下刃軸4の右端部4bの右係合穴12に係
合する。この状態において、右支持軸17の頭部17a
と反対の端部に弾装された圧縮ばね23の復元力によ
り、右支持軸17の頭部17aは右係合穴12に対して
押圧される。このようにして、下刃ロール3は左支持軸
13及び右支持軸17により回動可能に支持される。
【0008】図1及び図2に示されるように、上刃ロー
ル26は上刃軸27と、この上刃軸27に取付けられた
複数の上刃ホルダー28からなっており、各上刃ホルダ
ー28には上刃29がそれぞれ取付けられている。上刃
ロール支持軸31は、下刃ロール3と所定の間隔をお
き、かつこれに平行となって左右の各フレーム1,2に
取付けられており、この上刃ロール支持軸31の両端部
には、一対の上刃軸支持ブラケット32が一対取付けら
れている。上刃軸27の両端部は、前記上刃軸支持ブラ
ケット32に軸受33を介してそれぞれ取付けられてい
る。このようにして、上刃ロール支持軸31に取付けら
れた上刃ロール26は、その上刃29の先端部が下刃ロ
ール3の下刃5の溝5a内に突入するようにして、各上
刃ホルダー28が上刃軸27に取付けられている。上刃
軸27には、前記左支持軸13に取付けられた第1歯車
16と噛み合う第2歯車34が取付けられている。
【0009】第1仮支持レール35は板状で所定の長さ
を有し、下刃ロール3の下刃軸4の左端部4aの直下
で、かつカラー7に近接した箇所に設けられている。こ
の第1仮支持レール35は、図6に示されるように、一
端が左フレーム1に取付けられた左ブラケット14のフ
ランジ部14bに取付けられて、第1歯車16を両側か
ら挟む形で、左フレーム1の内側に伸びる一対の支持ボ
ルト37の先端部に、パイプ状のスペーサ38を介して
取付けられている。第1仮支持レール35は、図4に示
されるように、その上面が、下刃軸4の左端部4aの直
下の部分35cから先端部35b迄の間が段状に窪んだ
支持面35aになっており、上記部分35cと先端部3
5bとは支持面35aに対して鈍角の傾斜面になってい
る。一方、下刃ロール3の下刃軸4の右端部4bの直下
にも、第2仮支持レール36が設けられている。この第
2仮支持レール36は、第1仮支持レール35を左ブラ
ケット14に取付けたのと同様にして右ブラケット18
に取付けられている。第2仮支持レール36にも、図5
に示されるように、前記第1仮支持レール35の各部分
にそれぞれ対応する支持面36a、先端部36b及び直
下部36cがそれぞれ設けられている。この第2仮支持
レール36の全長は、前記第1仮支持レール35のそれ
よりも短いので、その支持面36aの長さは、第1仮支
持レール35の支持面35aより短くなっている。この
第2仮支持レール36は、下刃ロール3の取り出し側に
設けられていて、フレーム内から下刃ロール3を取り出
す際に、下刃ロール3が第2仮支持レール36と干渉す
るのを避けるために、その長さは、第1仮支持レール3
5の長さよりも短くしてある。この第1及び第2の各仮
支持レール35,36は、それぞれ下刃ロール3の軸直
角方向であって、しかも水平な方向に設けられている。
【0010】下刃ロール支持具40は、図1及び図2に
示されるように、方形断面の上側の各コーナー部を45
度の角度で大きく面取りして形成した形状の一対の傾斜
面41a,41aを備えた所定長さの支持棒41を有し
ており、この支持棒41は、図2から明らかなように、
前記第1仮支持レール35の先端部35bの直下に位置
するようにして、その両端部がそれぞれ左右の各フレー
ム1,2に取付けられている。この支持棒41の各傾斜
面41a,41aには、一対が一組となった多数対のベ
アリング支持軸42,42が互いに90度の角度で取付
けられている。そして、各ベアリング支持軸42には円
筒状のスペーサ43が嵌装されて、このスペーサ43の
上部にベアリング44が取付けられている。また、図7
及び図8に示されるように、スリッターの右フレーム2
における上記下刃ロール支持具40の側方には、調整台
46が配置されている。この調整台46は、スリッター
のフレーム内から取り出した下刃ロールの調整(下刃の
間隔を変えたり、磨耗した下刃を研いだりすることをい
う)を行うものであり、所定の間隔をおいて配置された
一対の支持枠47,47の間に複数のローラ48が所定
の間隔を置いて回動自在に支持された構成である。この
調整台46は右フレーム2の外側で、下刃ロール支持具
40と直列に設けられて、前記下刃ロール支持具40で
支持されている下刃ロール3をその軸方向に移動させて
フレーム外に取り出すと、調整台46のローラ48上に
載せられるようになっている。
【0011】このスリッターAの下刃ロール3にシート
を巻き掛けて、駆動手段により左支持軸13を回転させ
ると、左右の支持軸13,17により支持された下刃ロ
ール3が左支持軸13と同方向へ回転する。これと同時
に、左支持軸13の第1歯車16に噛み合う第2歯車3
4を備えた上刃ロール26が下刃ロール3と逆方向へ回
転して、下刃5と上刃29とによりシートを設定された
幅に切断する。ここで、シートの切断幅が変更になった
場合には、下刃ロール3及び上刃ロール26を交換する
必要がある。
【0012】次に、この下刃ロール3の交換について説
明すると、下刃ロール3の回転を止めた後に、両側の上
刃軸支持ブラケット32の上刃ロール支持軸31に対す
る締め付けを緩めて、両上刃軸支持ブラケット32を、
図2において2点鎖線で示されるように上方に回動させ
て、下刃ロール3の下刃5の部分から上刃ロール26の
上刃29を抜き出す。次いで、図1において、右ブラケ
ット18側のレバー24を右方向へ移動させて、摺動筒
19を右ブラケット18内に引き込むと、下刃軸4の右
端部4bの右係合穴12に係合していた右支持軸17の
頭部17aが、右係合穴12から抜き出される。ここ
で、右支持軸17の頭部17aの形状が截頭円錐状であ
るので、この頭部17aが右係合穴12から離れるにつ
れて下刃軸4の右端部4bの支持箇所が僅かに低下し、
これにより下刃軸4の右端は左端に対して僅かに下が
る。そして、右支持軸17の頭部17aが右係合穴12
から抜け出ると、下刃軸4の右端部4bは、図2に示さ
れるように、第2仮支持レール36の直下部36cで支
持される。次いで、下刃ロール3の左端部4aの左係合
穴11と、左支持軸13の頭部13aとの係合を通常の
手段により解除し、左支持軸13の頭部13aから左端
部4aを抜き出す方向に下刃ロール3を移動させると、
その左端部4aも順次下降して頭部13aから抜け出る
と、図2に示されるように、第1仮支持レール35の直
下部35cで支持される。そして、この下刃ロール3
を、両仮支持レール35,36の支持面35a,36a
において、その先端部35b,36bの方向へ転動させ
ると、下刃ロール3はその右端部4bが、図2に示され
るように、第2仮支持レール36の先端部36bに当接
して停止する。引き続いて、下刃ロール3を同方向へ転
動させると、図3において2点鎖線で示されるように、
その左端部4aが第1仮支持レール35の先端部35b
に当接して停止する。その後に、下刃ロール3の右端部
4b側を第2仮支持レール36の先端部36bを越えら
れる高さだけ持ち上げて、この右端部4bの近傍に配設
されている下刃ロール支持具40の一対のベアリング4
4,44上に下刃ロール3を載置する(図3に実線で示
す)。次いで、下刃ロール3の左端部4a側を第1仮支
持レール35の先端部35bを越えられる高さだけ持ち
上げると共に、この左端部4aを右端部4b方向へ押し
て第1仮支持レール35から離し、その下方に配設され
ている下刃ロール支持具40の回転支持部45の一対の
ベアリング44,44上に載置する。これにより下刃ロ
ール3は、図7及び図8において2点鎖線で示されるよ
うに、下刃ロール支持具40の全ての回転支持部45で
支持される。
【0013】上記のように、下刃ロール3をその左右の
支持軸13,17から抜き出して、下刃ロール支持具4
0により支持するまでの作業は、右ブラケット18のレ
バー24の操作から始まって、全ての作業を一人で順次
行うことが可能である。そして、下刃ロール支持具40
に載置された下刃ロール3を調整台46の方向へ押す
と、この下刃ロール3はそのままスムーズにその軸方向
に移動させられて、調整台46に載せられる。そして、
この調整台46には、別の下刃ロールが調整を終えて載
せられており、この下刃ロールを上記と逆の各操作を行
って、スリッターのフレーム外から内部に取り入れて、
フレームの規定位置に装着するのである。この下刃ロー
ルの装着作業も一人で容易に行える。
【0014】また、上記実施例においては、下刃ロール
3の取り出し側に配設される第2仮支持レール36の長
さを、他方の第1仮支持レール35のそれよりも短くし
て、第2仮支持レール36の先端部の直下に下刃ロール
支持具40を配設し、これにより第2仮支持レール36
と干渉することなく下刃ロール3をフレーム内から取り
出せるように構成したが、第1及び第2の各仮支持レー
ルの長さを等しくして、それらの先端部の斜め下方に下
刃ロール支持具を配設する構成にしてもよい。
【0015】
【発明の効果】本発明は、フレームに取り外し可能に支
持された下刃ロールと、この下刃ロールに対応する上刃
ロールとを備え、この下刃ロールに巻き掛けられたシー
トを各ロールにそれぞれ取付けられた下刃と上刃とによ
り所定の幅に切断する構成のシァーカット方式のスリッ
ターにおいて、前記下刃ロールの両端部の直下にそれぞ
れ第1及び第2の各仮支持レールを該下刃ロールの軸直
角方向であって、しかもほぼ水平方向に沿って配設し、
この第1及び第2の各仮支持レールの先端部の下方に、
ローラ構造の下刃ロール支持具を装着状態の下刃ロール
に対して平行に設けてあるので、正規の装着位置から取
り外された下刃ロールを前記第1及び第2の各仮支持レ
ールに仮支持して当該仮支持レールに沿ってその先端部
まで転動させた後に、この下刃ロールを前記下刃ロール
支持具の回転支持部に移載させて、その軸方向に沿って
移動させることにより、フレーム内から下刃ロールを取
り出すことができると共に、上記と逆の操作を順次行う
ことによりフレーム外から下刃ロールを当該フレーム内
に取り入れて、正規の位置に下刃ロールを装着すること
ができる。このように本発明によれば、シァーカット方
式のスリッターにおいて、そのフレームに対する下刃ロ
ールの取り外し作業、及びその装着作業を一人の作業者
により容易に、しかも安全に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る下刃ロール取替装置の正面図であ
る。
【図2】同じく側面図である。
【図3】同じく異なる状態における側面図である。
【図4】第1仮支持レール35の部分の右側面図であ
る。
【図5】第2仮支持レール36の部分の左側面図であ
る。
【図6】左フレーム1に対する第1仮支持レール35の
取付状態を示す平面断面図である。
【図7】下刃ロール支持具40と調整台46との部分の
正面図である。
【図8】同じく平面図である。
【符号の説明】
1:左フレーム 2:右フレーム 3:下刃ロール 5:下刃 26:上刃ロール 29:上刃 35:第1仮支持レール 36:第2仮支持レール 40:下刃ロール支持具

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームに取り外し可能に支持された下
    刃ロールと、この下刃ロールに対応する上刃ロールとを
    備え、この下刃ロールに巻き掛けられたシートを各ロー
    ルにそれぞれ取付けられた下刃と上刃とにより所定の幅
    に切断する構成のシァーカット方式のスリッターにおい
    て、前記下刃ロールの両端部の直下にそれぞれ第1及び
    第2の各仮支持レールが該下刃ロールの軸直角方向であ
    って、しかもほぼ水平方向に沿って配設され、この第1
    及び第2の各仮支持レールの先端部の下方に、ローラ構
    造の下刃ロール支持具が装着状態の下刃ロールに対して
    平行に設けられ、正規の装着位置から取り外された下刃
    ロールを前記第1及び第2の各仮支持レールに仮支持し
    て当該仮支持レールに沿ってその先端部まで転動させた
    後に、この下刃ロールを前記下刃ロール支持具に移載さ
    せて、その軸方向に沿って移動させることにより、フレ
    ーム内から下刃ロールを取り出すと同時に、上記と逆の
    操作を行うことによりフレーム外から下刃ロールを当該
    フレーム内に取り入れて、正規の位置に装着するように
    構成されていることを特徴とするスリッターにおける下
    刃ロール取替装置。
  2. 【請求項2】 下刃ロールの取り出し側に配設された第
    2仮支持レールは、他方の第1仮支持レールの長さより
    短くなっていて、この第1仮支持レールの先端部の下方
    に下刃ロール支持具が設けられていることを特徴とする
    請求項1に記載のスリッターにおける下刃ロール取替装
    置。
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CN110421391A (zh) * 2018-05-05 2019-11-08 江西德瑞带钢有限公司 一种在线换刀机及其换刀方法
CN110421391B (zh) * 2018-05-05 2024-04-26 江西德瑞带钢有限公司 一种在线换刀机及其换刀方法

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