JPH05177520A - ツール交換型超音波加工用ホーン - Google Patents

ツール交換型超音波加工用ホーン

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Publication number
JPH05177520A
JPH05177520A JP3361434A JP36143491A JPH05177520A JP H05177520 A JPH05177520 A JP H05177520A JP 3361434 A JP3361434 A JP 3361434A JP 36143491 A JP36143491 A JP 36143491A JP H05177520 A JPH05177520 A JP H05177520A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tool
collet chuck
horn
hone
ultrasonic processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3361434A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoichi Ishiwatari
昭一 石渡
Shinichi Morishita
伸一 森下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CHOONPA KOGYO KK
Ultrasonic Engineering Co Ltd
Original Assignee
CHOONPA KOGYO KK
Ultrasonic Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by CHOONPA KOGYO KK, Ultrasonic Engineering Co Ltd filed Critical CHOONPA KOGYO KK
Priority to JP3361434A priority Critical patent/JPH05177520A/ja
Publication of JPH05177520A publication Critical patent/JPH05177520A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 超音波加工時のツール研磨あるいはツール交
換のため、機上からその都度ホーンを着脱する現状をあ
らため、工期を短縮すること。 【構成】 本発明はホーン出力端に設けたテーパー穴2
にコレットチャック5をしっくり保持し、これを同じく
出力端に設けたおねじ3と嵌め合う袋ナット6によりホ
ーンと一体化させ、同時にコレットチャック中のツール
4を強固に保持するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業の利用分野】本発明は、硬脆材料の穴あけあるい
は各種接合などに用いられる超音波加工に関する。
【0002】
【従来の技術】硬脆材料の超音波加工において代表的分
野であるダイヤモンド線引きダイスの成形加工を例に取
る。本加工のツールはダイス口径の大小に応じて適当な
外径を持つピアノ線の先端をテーパー状に研磨して用い
る。加工に際しツール先端の摩耗が著しく、加工完了ま
でに頻繁にツールを再研磨したり、ろー付けによって交
換する必要がある。ここでツールのホーンへの取りつけ
は超音波振動をロスなく伝達する必要上、多くの試行錯
誤の結果ろー付けがほとんど唯一の方法として定着して
いる。
【0003】
【発明の解決すべき課題】ツール再研磨あるいはろー付
けのため、ホーンをその都度加工機から取り外し再び取
りつける手間を省くため、ホーンを付けたまま、ツール
のみを着脱自在に取りつけることのできるツール固定構
造の創案。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明においてはホーン
出力端にテーパー穴とおねじを設け、上記テーパー穴内
面にしっくりと保持されるおすテーパー部を持つツール
付きコレットチャックを、上記おねじと嵌め合う袋ナッ
トをもって軸方向に押圧するとともに、上記コレットチ
ャックと上記袋ナットの合計重量を、ホーン、ツールを
含む全重量の10%以下に抑えるものとする。
【0005】
【作用】コレットチャックに保持されるツールは、その
接触面の半径方向にコレットチャックから作用する緊縛
(ばく)力を受ける。ツールが超音波振動するときその
呈する巨大な慣性力は、この緊縛(ばく)力と摩擦によ
って受け止められ、ツールはあたかもホーンと一体化し
たかのごとく振る舞う。また、コレットチャック、袋ナ
ット、ツールおよびホーンの間に存在する4つの接触面
に現われるコンプライアンスの変動は、一体化振動体と
して持つ固有振動数を変化させ著しく実用化を妨げる
が、本発明においては、コレットチャックと袋ナットの
重量を全体の10%以下に抑えるように十分な重さを持
つホーンを用いてこの難点を克服した。
【0006】
【実施例】図1に本発明の一実施例を示す。図1におい
て、1は出力端にテーパー穴2とおねじ3を持つ実質長
さ1/2波長のホーンである。ツール4を把(は)持す
るコレットチャック5は、袋ナット6により、上記ホー
ン1に対ししっかりと固定される。図から明らかなよう
に、上記テーパー穴2の底にコレットチャック5を収納
する穴7を設け、その深さを図2に示すコレットチャッ
ク5のスリーブ端8との間に隙間を設けるように選び、
ホーン1とコレットチャック5がテーパー部2および1
1で強固に保持されるようにする。図2に示すコレット
チャック5は、ツール把(は)持部9が半径方向に変形
しやすいようにスリット10を円周4等分上に設け、か
つスリーブ長さをツール径Dの数倍以上に取る。なお上
記スリット10の数は円周4等分に限らないが、少なく
とも円周3等分は必要である。コレットチャック5の全
長は、テーパー部11の動荷重負担を減らすため半径方
向の変形を許せる範囲で小さく選ぶ。また上記全長の音
響的制約として全長が1/4波長に近ずかないことを指
摘しなければならない。上記コレット5の材料はツール
4との接触面9の摩耗を抑えるため調質した高速度鋼な
どの耐摩耗性材料を用いるものとし、とくに接触面9に
は超硬合金を使用することにより寿命を延ばすことがで
きる。図3に袋ナット6を示す。このめねじ13は上記
ホーンのおねじ3としっくり嵌まり合う精密ねじで、ね
じ部の動荷重負担力を高めるためねじ斜面の総面積を増
やすと同時に平坦度を高めなければならない。袋ナット
の底面14の平坦度も十分高く、図2のコレットチャッ
ク5の当り面12との間で十分な機械的接触面積を保持
しなければならない。また袋ナット6の底の厚さTも十
分大きく、超音波振動時にコレットチャック当り面12
との間にフレッティング摩耗を起さないよう、振動論的
配慮のもとにその値を決定する。なお、袋ナットの材質
は高力アルミ合金あるいはチタン合金などとし、極力そ
の重量を減らす。一具体例をあげると、袋ナット20g
rwと3mm用コレット7.5grwつまり合計27.
5grwのとき、これを駆動するホーンの重量を1.1
4Kgwに選んだ。全重量に対するナットコレット系の
重量比はほぼ2.5%である。これに外径3mm長さ1
45mmのストレートツールを取りつけたところ、振動
数20.3KHzでツール先端複振幅20μmで動作さ
せ、ツール取付部の発熱が少なく十分長時間の運転に耐
え、ツール把持部およびテーパー部の損傷もほとんど無
かった。本発明に至る多くの試行経験によると、重量比
が10%を越えるとき袋ナットの締めつけトルクの大小
に応じホーンの固有振動数が微妙に変動し、実用に耐え
ないことが判明した。そこで本発明においては重量比1
0%を上方限界に選ぶことにした。なお本発明に使用す
るツールの形状はストレートに限らずコレットチャック
に嵌(かん)合する丸頸部を持ち、許される重要範囲に
入る限り、その先端形状はたとえばパイプあるいは異形
などとある範囲の自由度を持つものである。またツール
自体を共振型ホーンにすることもでき、ホーンを頻繁に
交換する接合用途にも用いられる。
【0007】
【発明の効果】本発明の結果、ツール摩耗時にツールろ
ー付けあるいは再研磨のためホーンを加工機から外し、
ろー付けあるいは再研磨終了後、再び上記ホーンを上記
加工機に取りつける煩わしさから解放された。このため
ツール交換の所要時間が大幅に減少し、加工工期の大幅
短縮につながる。また同時にろー付けの繰り返し加熱に
よるホーン材料の劣化が無くなり、ホーン寿命も延び
る。
【図面の簡単な説明】
図1は本発明の一実施例、図2は図1中のコレットチャ
ックの断面図、さらに図3は、図1中の袋ナットの断面
図である。
【符号の説明】
1 ・・・・ ホーン 2 ・・・・ テーパー穴 3 ・・・・ おねじ 4 ・・・・ ツール 5 ・・・・ コレットチャック 6 ・・・・ 袋ナット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】出力端にテーパー穴とおねじを設けたホー
    ン、上記テーパー穴内面に保持されるコレットチャッ
    ク、上記おねじと嵌め合いかつ上記コレットチャックを
    軸方向に押圧固定する袋ナットと上記コレットチャック
    に着脱自在に固定されるツールとからなり、上記コレッ
    トチャックと上記袋ナットの合計重量を、全重量の10
    %以下に抑えたことを特徴とする超音波加工用ホーン
JP3361434A 1991-12-27 1991-12-27 ツール交換型超音波加工用ホーン Pending JPH05177520A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3361434A JPH05177520A (ja) 1991-12-27 1991-12-27 ツール交換型超音波加工用ホーン

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JP3361434A JPH05177520A (ja) 1991-12-27 1991-12-27 ツール交換型超音波加工用ホーン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05177520A true JPH05177520A (ja) 1993-07-20

Family

ID=18473564

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3361434A Pending JPH05177520A (ja) 1991-12-27 1991-12-27 ツール交換型超音波加工用ホーン

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014009999A (ja) * 2012-06-28 2014-01-20 Ogura Jewel Ind Co Ltd スタイラス
JP2016508884A (ja) * 2013-02-25 2016-03-24 ブランソン・ウルトラソニックス・コーポレーション 超音波溶接機用の超音波コレットホーン

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60147414U (ja) * 1984-03-13 1985-09-30 長田電機工業株式会社 超音波ハンドピ−ス
JPS6121764B2 (ja) * 1982-11-16 1986-05-28 Seiwa Seiki Kk

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