JPH0517708U - シヤワー試験機用の水タンク - Google Patents
シヤワー試験機用の水タンクInfo
- Publication number
- JPH0517708U JPH0517708U JP7052891U JP7052891U JPH0517708U JP H0517708 U JPH0517708 U JP H0517708U JP 7052891 U JP7052891 U JP 7052891U JP 7052891 U JP7052891 U JP 7052891U JP H0517708 U JPH0517708 U JP H0517708U
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- JP
- Japan
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- water
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 繊維製品の防水性試験に使用されるシャワー
試験機用の水タンクであって、シャワー試験の間、タン
ク内水位を所定値に保つ新規なタンク構造の提供を目的
とする。 【構成】 本体タンク(1)とこれに連通する補助タン
ク(2)を備え、該補助タンク(2)が上下方向に移動
可能に支持されていると共に、所定量の水を貯留する本
体タンク(1)の底部(3)にスプレーノズル(4)に
連なる吐出管(5)を設置し、補助タンク(2)の上部
(6)にオーバーフロー用の排水口(7)を設け、該補
助タンク(2)に導水量調整用バルブ(8)を有する導
水管(9)を固着したことを特徴とする。
試験機用の水タンクであって、シャワー試験の間、タン
ク内水位を所定値に保つ新規なタンク構造の提供を目的
とする。 【構成】 本体タンク(1)とこれに連通する補助タン
ク(2)を備え、該補助タンク(2)が上下方向に移動
可能に支持されていると共に、所定量の水を貯留する本
体タンク(1)の底部(3)にスプレーノズル(4)に
連なる吐出管(5)を設置し、補助タンク(2)の上部
(6)にオーバーフロー用の排水口(7)を設け、該補
助タンク(2)に導水量調整用バルブ(8)を有する導
水管(9)を固着したことを特徴とする。
Description
【0001】
本考案は繊維製品の防水性試験に使用されるシャワー試験機用の水タンクに関 する。
【0002】
JIS L1092−1986に規定する繊維製品の防水性試験方法の中には 、参考として雨試験法即ちシャワー試験法が記載されており、この試験方法を実 施する最も簡便な装置として図2に示す機構の装置が使用されている。
【0003】 この装置は支柱(101)で支承したタンク(102)内に一定量の水(10 3)を貯留し、この水圧により定量の水をスプレーノズル(104)より被検査 布帛(105)に向って噴射し、一方これにより減少する水量を、導水量調整用 バルブ(106)を有する導水管(107)より補給し、前記タンク(102) 内の水位が常に定位置を維持するようになしたものである。
【0004】 しかしてJIS L1092−1986に規定する方法においては、前記被検 査布帛(105)の裏側に、JIS P3801に規定するろ紙(108)を当 て、これに吸収される水分の多少により前記被検査布帛(105)の防水性能を 評価するのであるが、この様な検査方法において検査結果を高精度にするにはス プレーノズル(104)より吐出する水量及び水圧、即ちタンク(102)内の 水位を常に所定位置に保つことが必要である。
【0005】 前述の図2図示の装置にあっては、この様な要件を導水管(107)に設けた 導水量調整用バルブ(106)の開度調整により充足しており、前記スプレーノ ズル(104)より吐出される水量に見合った水量が常にタンク(102)内に 導入される様導水量調整用バルブ(106)を開けて調節している。
【0006】 ところが前記導水量調整用バルブ(106)にかかる水圧は、給水源(図示し ない)に連結する他の止水栓(図示しない)の開栓状態で若干影響されるもので 、前記導水量調整用バルブ(106)の開度を一定に保ったとしてもタンク(1 02)内への給水量は一定でなく、時に変動し、長時間のシャワー試験の間にタ ンク(102)内の水位が上下し、スプレーノズルの水量が変化し、防水試験の 精度を低下させる問題点がある。
【0007】 かかる問題点を解決するために実開平1−135360号公報には、内タンク とこれを囲む外タンクの二重管構造を備え、所定量の水を貯留する内タンクの底 部に、導水量調整用バルブを有する導水管とスプレーノズルに連なる吐出管を設 置し、該内タンクの周壁に複数のレベルバルブを固着し、外タンクの底部にオー バーフロー用の排水管を設けたことを特徴とするシャワー試験機用の水タンクが 提案されている。
【0008】 ところが、かかるシャワー試験機の水タンクは特定の高さ、例えば3フィート とか6フィートについては水位を一定に出来るが、任意の高さに水位を一定にす るにはレベルバルブを数多く固着する必要があり、工業的に安価に提供できない という問題点がある。
【0009】
本考案は構造が簡単でありながら上記問題点を完全に解消し、シャワー試験の 間、タンク内水位を所定値に保つ新規なタンク構造の提供を目的とするものであ る。
【0010】
本考案は上記目的を解決するために次の構成を備えている。即ち、本体タンク とこれに連通する補助タンクを備え、該補助タンクが上下方向に移動可能に支持 されていると共に、所定量の水を貯留する本体タンクの底部にスプレーノズルに 連なる吐出管を設置し、補助タンクの上部にオーバーフロー用の排水口を設け、 該補助タンクに導水量調整用バルブを有する導水管を固着したことを特徴とする ものである。
【0011】
本考案においては、本体タンクと補助タンクが連通しているので、補助タンク の上部のオーバーフロー用の排水口を所望の水位に相当する位置まで移動し、導 水量調整用バルブから流入する水量をスプレーノズルより噴出する水量より若干 多くして、その余分の水量を上記補助タンクの上部のオーバーフロー用の排水口 より流出させることにより、導水量調整用バルブにかかる水圧が若干変動しても 所望の水位に貯留水量を保つ態様をなすのである。
【0012】
以下図1に示す実施例により本考案を具体的に説明する。
【0013】 図1は実施例の水タンクの縦断面図を示すもので、(1)は円筒体に形成した 図示しない支柱で支持される本体タンク、(2)は同様に円筒体に形成した補助 タンクで、両タンク(1),(2)はゴム管からなる連通部材(10)により連 通されている。(11)は上記補助タンク(2)を支持する支柱であり、上記補 助タンク(2)の保持部(12)を調整することにより、該補助タンク(2)は 上下方向に移動可能に支持されている。(5)は上記本体タンク(1)の底部( 3)に連通する吐出管を示すもので、該管(5)の出口にはAATCC,或いは JISに規定する形状のスプレーノズル(4)が固着している。(9)は補助タ ンク(2)に設けた導水量調整用バルブ(8)付きの導水管、(7)は補助タン ク(2)の上部(6)に設けたオーバーフロー水送り出し用の排水口を示す。
【0014】 実施例の水タンクは上述の如き構成からなるものであって、次いでその使用状 態について説明する。
【0015】 先の説明と略々重複するが、所定の水位例えば6フィートラインにするには、 補助タンク(2)の上部のオーバーフロー用の排水口(7)を6フィートライン の水位に相当する位置まで移動し、導水量調整用バルブ(8)から流入する水量 をスプレーノズル(4)より噴出する水量より多くし、その余分の水量をオーバ ーフロー用の排水口(7)からオーバーフローにて流出させ、排水管(13)よ り外部へ放出する。
【0016】 この様な本考案水タンクの貯留状態においては、導水量調整用バルブ(8)に かかる水圧が変化してもオーバーフロー水の量の変化により、貯留水の水位変化 を生じない。従って、規定水量,規定水圧の噴水がスプレーノズル(4)を通し て被検査布帛(14)に接当し、裏側にJIS P3801に規定するろ紙(1 5)を当て試験精度を高くすることが出来るのである。
【0017】 尚、上記実施例においてはタンク径及びスプレーノズル寸法等の詳細について は説明を省略したが、これらは当然JIS或いはAATCCの規定に従うもので ある。
【0018】
本考案のシャワー試験機用の水タンクは上記実施例のように、規定の水位ライ ンにオーバーフロー用の排水口を移動し、これにより水位を維持するようにした ものであるから、JIS L1092−1986の参考に記載するようにねじ機 構でもってレベルバルブの位置調整をする必要がなく、又タンク底部からの導入 水で規定水面を維持するので水面のおどりがなく、定圧,定量の水をスプレーノ ズルから噴射し、冒頭記載の従来タンクの問題点を完全に解消するものである。
【図1】本考案に係るシャワー試験機用の水タンクを示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
【図2】従来タンクを示す説明図である。
【符号の説明】 1 本体タンク 2 補助タンク 3 本体タンクの底部 4 スプレーノズル 5 吐出管 6 補助タンクの上部 7 排水口 8 導水量調整用バルブ 9 導水管 10 連通部材 11 支柱 12 挟持部 13 排水管 14 被検査布帛 15 ろ紙
Claims (1)
- 【請求項1】 本体タンク(1)とこれに連通する補助
タンク(2)を備え、該補助タンク(2)が上下方向に
移動可能に支持されていると共に、所定量の水を貯留す
る本体タンク(1)の底部(3)にスプレーノズル
(4)に連なる吐出管(5)を設置し、補助タンク
(2)の上部(6)にオーバーフロー用の排水口(7)
を設け、該補助タンク(2)に導水量調整用バルブ
(8)を有する導水管(9)を固着したことを特徴とす
るシャワー試験機用の水タンク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7052891U JPH0517708U (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | シヤワー試験機用の水タンク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7052891U JPH0517708U (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | シヤワー試験機用の水タンク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0517708U true JPH0517708U (ja) | 1993-03-05 |
Family
ID=13434124
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7052891U Pending JPH0517708U (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | シヤワー試験機用の水タンク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0517708U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014517903A (ja) * | 2011-05-06 | 2014-07-24 | デュラフレーム・インコーポレイテッド | 液体燃料バーナの自動燃料供給 |
-
1991
- 1991-08-07 JP JP7052891U patent/JPH0517708U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014517903A (ja) * | 2011-05-06 | 2014-07-24 | デュラフレーム・インコーポレイテッド | 液体燃料バーナの自動燃料供給 |
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