JPH05176791A - 抗糖脂質糖鎖モノクローナル抗体 - Google Patents
抗糖脂質糖鎖モノクローナル抗体Info
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- JPH05176791A JPH05176791A JP3314981A JP31498191A JPH05176791A JP H05176791 A JPH05176791 A JP H05176791A JP 3314981 A JP3314981 A JP 3314981A JP 31498191 A JP31498191 A JP 31498191A JP H05176791 A JPH05176791 A JP H05176791A
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Abstract
シドGD3および3’,8’−LD1に反応するモノク
ローナル抗体 【効果】本発明のモノクローナル抗体は、ガングリオシ
ドGD3および3’,8’−LD1に反応し、殺細胞活
性を有することから、神経外胚葉系由来の癌の治療上有
用である。
Description
くとも1種のガングリオシドGD3および3’,8’−
LD1に反応性を有するモノクローナル抗体に関する。
糖脂質の1種で、親水性側鎖である糖鎖と、疎水性側鎖
であるスフィンゴシン、脂肪酸とから構成される分子で
ある。ガングリオシドの発現は、細胞、臓器、動物種に
よって異なることが知られているが、さらに細胞が癌化
する過程で発現しているガングリオシドが量的、質的変
化を起こすことが次第に明らかとなってきた〔キャンサ
ー・リサーチ(CancerRes.) 45, 2405(1985)〕。
外胚葉系腫瘍である神経芽細胞腫、肺小細胞癌、グリア
細胞腫およびメラノーマでは、正常細胞にはほとんど認
められないガングリオシドGD2、GD3、GM2など
が癌抗原として異常発現していることが報告されている
〔ジャーナル・オブ・エクスペリメンタル・メディシン
(J.Exp.Med.) 155 , 1133(1982), ジャーナル・オブ・
バイオロジカル・ケミストリー(J.Biol.Chem) 257 ,127
52(1982), キャンサー・リサーチ(Cancer Res.) 47, 22
5(1987),同 47 , 1098(1987), 同 45 , 2642(1985), プ
ロシーディング・オブ・ザ・ナショナル・アカデミー・
オブ・サイエンス・ユー・エス・エー(Proc.Natl.Acad.
Sci.U.S.A.) 80, 5392(1983)〕。
で、ガングリオシドGD2 に反応するモノクローナル抗
体〔キャンサー・リサーチ(CancerRes.) 47, 1098(198
7), 同45, 2642(1985), プロシーディング・オブ・ザ・
ナショナル・アカデミー・オブ・サイエンス・ユー・エ
ス・エー(Proc.Natl.Acad.Sci.U.S.A.) 79, 7629(198
2)〕およびガングリオシドGM2に反応するモノクロー
ナル抗体〔キャンサー・リサーチ(Cancer Res.) 46, 41
16(1986), 同48, 6154(1988), プロシーディング・オブ
・ザ・ナショナル・アカデミー・オブ・サイエンス・ユ
ー・エス・エー(Proc.Natl.Acad.Sci.U.S.A.) 80, 5392
(1983)〕が作製されている。
euAcα2→8NeuAcα2→3Gal糖鎖、Ne
uAcα2→8NeuGcα2→3Gal糖鎖、Neu
Gcα2→8NeuAcα2→3Gal糖鎖またはNe
uGcα2→8NeuGcα2→3Gal糖鎖の結合し
たガングリオシドであり、神経外胚葉系腫瘍の中でも特
にメラノーマにおいてその発現が多く認められ、これま
でにIgMおよびIgG3に属する抗ガングリオシドG
D3モノクローナル抗体5種が作製され、該抗体がガン
グリオシドGD3と反応を示すことが報告されている
〔インターナショナル・ジャーナル・オブ・キャンサー
(Int.J.Cancer) 29, 269(1982),ジャーナル・オブ・バ
イオロジカル・ケミストリー(J. Biol.Chem)257 , 1275
2(1982),キャンサー・リサーチ(Cancer Res.) 47, 225
(1987),アクタ・ニューロパソロジカ(Acta Neuropatho
l.) 79, 317(1989),プロシーディング・オブ・ザ・ナシ
ョナル・アカデミー・オブ・サイエンス・ユーエス・エ
ー(Proc.Natl.Acad.Sci.U.S.A.) 77, 6114(1980), ジャ
ーナル・オブ・エクスペリメンタル・メディシン (J.E
xp.Med.) 155, 1133(1982), プロシーディング・オブ・
ザ・ナショナル・アカデミー・オブ・サイエンス・ユー
・エス・エー(Proc.Natl.Acad. Sci.U.S.A.) 81, 5767
(1984)〕。
GD3モノクローナル抗体を用いたメラノーマの治療も
試みられている〔ヨーロビアン・ジャーナル・オブ・キ
ャンサー・アンド・クリニカル・オンコロジー(Eur.J.
Cancer Clin.Oncol.) 24, suppl 2, S65(1988)、プロシ
ーディング・オブ・ザ・ナショナル・アカデミー・オブ
・サイエンス・ユー・エス・エー(Proc.Natl.Acad.Sci.
U.S.A.) 82, 1242(1985)〕が、現在まだ十分な治療効果
は得られていない。
ア細胞腫において非還元末端にGD3と同じ糖鎖を持つ
3’,8’−LD1が発現していること、また3’,
8’−LD1と反応するIgMクラスのモノクローナル
抗体について報告されており〔アクタ・ニューロパソロ
ジカ(Acta Neuropathol.) 79, 317 (1989)〕、3’,
8’−LD1も癌抗原の一つとして重要なものと考えら
れる。
8’−LD1の両抗原に交差反応を示すIgMクラスの
モノクローナル抗体は知られている〔アクタ・ニューロ
パソロジカ(Acta Neuropathol) 79, 317(1989) 〕が、
IgGクラスのモノクローナル抗体は知られていない。
および3’,8’−LD1に反応し、かつIgGクラス
に属するモノクローナル抗体が得られれば、神経外胚葉
系由来の癌治療に有用である。
シドGD3またはGD3発現細胞を免疫原として樹立し
たハイブリドーマが生産するIgGクラスのモノクロー
ナル抗体が、ガングリオシドGD3および3’,8’−
LD1に反応し、殺細胞活性を有することから、癌の治
療上有用であることを見いだし本発明を完成させた。
種のガングリオシドGD3および3’,8’−LD1に
反応するモノクローナル抗体を提供する。本発明におけ
るガングリオシドGD3は、NeuAcα2→8Neu
Acα2→3Gal糖鎖、NeuAcα2→8NeuG
cα2→3Gal糖鎖、NeuGcα2→8NeuAc
α2→3Gal糖鎖またはNeuGcα2→8NeuG
cα2→3Gal糖鎖を有するガングリオシドGD3か
ら選ばれる。
オシドGD3またはガングリオシドGD3を発現した癌
細胞で免疫したマウスの脾細胞とマウス骨髄腫細胞株と
を融合させてハイブリドーマを作製し、ガングリオシド
GD3および3’,8’−LD1に反応性を有するモノ
クローナル抗体を生産するハイブリドーマを選択し、該
ハイブリドーマを培地中に培養するか、マウスに投与し
て該マウスを腹水癌化し、該培養物または腹水より採取
することにより得られる。
イブリドーマの具体例としては、ハイブリドーマKM−
641、KM−643およびKM−644(平成2年9
月27日付で工業技術院微生物工業技術研究所にFERM BP-
3116, FERM BP-3117およびFERM BP-3118 としてそれぞ
れ寄託してある) があげられ、それぞれのハイブリドー
マが生産するモノクローナル抗体をKM−641,KM
−643およびKM−644と称する。
法を詳細に説明する。 (1) 動物の免疫と抗体産生細胞の調製 3〜20週令のマウスにガングリオシドGD3抗原を免
疫して、その動物の脾、リンパ節、末梢血中の抗体産生
細胞を調製する。免疫の方法は、動物の皮下あるいは静
脈内あるいは腹腔内に、ガングリオシドGD3を大腸菌
などの菌体などの担体に担持させて投与する方法、ガン
グリオシドGD3を発現した癌細胞を投与する方法また
はガングリオシドGD3をリピッドAと共に、リン脂
質、コレステロールなどの脂質から成るリポソームに保
持させて投与する方法などがある。これらの投与は、1
回目の投与の後1〜2週間おきに5〜10回行う。各投与
後3〜7日目に眼底静脈叢より採血し、その血清がガン
グリオシドGD3と反応することを以下に示す酵素免疫
測定法〔酵素免疫測定法(ELISA): 医学書院刊1976年〕
などで調べる。
用プレート〔フロー・ラボラトリーズ(Flow Laborator
ies)社製〕にガングリオシドGD3、リン脂質およびコ
レステロールを含むエタノール溶液を20μl /穴(ガ
ングリオシドとして20pmol/穴) ずつ分注し、風乾
後、1%BSA(牛血清アルブミン)を含むPBS(リ
ン酸二ナトリウム1.83g、リン酸一カリウム0.21g、
塩化ナトリウム7.65g、蒸留水1l、pH7.2)溶液
(BSA−PBS)を100〜200μl /穴分注し、
4℃で1〜2晩放置して、プレート上に残った蛋白質と
の結合残基をブロック(ブロッキング)した。その後、
BSA−PBSを捨て、レジン水あるいはPBSでよく
洗浄した後、第1抗体として、BSA−PBSで希釈し
た試料(マウス血清、ハイブリドーマ培養上清、精製モ
ノクローナル抗体)を100μl /穴分注し、4℃で1
晩放置する。レジン水で1回、2M塩化ナトリウム溶液
で6回洗浄した後、第2抗体としてウサギの抗マウスイ
ムノグロブリン抗体−ペルオキシダーゼ結合物〔ダコ
(DAKO)社製〕の400倍希釈液を100μl /穴
分注し、室温で2時間放置する。
〔2,2’−アジノビス(3−エチルベンゾチアゾリン
−6−スルホン酸)−2−アンモニウム550mgを0.1
Mクエン酸緩衝液(pH4.2)1lに溶かした溶液に、
使用直前に過酸化水素1μl /mlを加えた溶液〕を用
い、発色をOD415nm の吸光度で測定する。細胞融合に
供するにあたって、最終抗原物質投与の3〜4日後に免
疫化マウスより脾臓細胞を摘出し、脾細胞を調製する。
脾臓をMEM(日水製薬社製)中で細断し、ピンセット
でほぐし、遠心分離(1200rpm 、5分) した後、上清を
捨て、トリス−塩化アンモニウム緩衝液(pH7.65)
で1〜2分間処理し赤血球を除去し、MEMで3回洗浄
して融合用脾細胞として提供する。
用する。たとえば、8−アザグアニン耐性マウス(BA
LB/c由来)骨髄腫細胞株P3−X63Ag8−U1
(P3−U1)〔カレント・トピックス・イン・ミクロ
バイオロジィ・アンド・イムノロジィ(Current Topics
in Microbiology and Immunology)81,1−7(1987) 〕
〔ヨーロピアン・ジャーナル・オブ・イムノロジィ(Eu
ropeanJ.Immunology) 6 , 511 −519(1976) 〕、SP2
/0−Ag14(SP−2)〔ネイチャー(Nature) 27
6 , 269−270 (1978)〕、P3−X63 −Ag8653 (653)
〔ジャーナル・オブ・イムノロジィ(J.Immunology) 12
3,1548−1550(1979)〕、P3−X63 −Ag8(X63)〔ネイチャ
ー(Nature) 256 ,495 −497(1975) 〕などが用いられ
る。これらの細胞株は、8−アザグアニン培地〔RPMI-1
640 培地にグルタミン(1.5mM) 、2−メルカプトエタノ
ール(5×10-5M)、ジェンタマイシン(10 μl /ml) お
よび牛胎児血清(FCS)(CSL社製、10%)を加えた
正常培地に、さらに8−アザグアニン(15μg /ml)を
加えた培地〕で継代するが、細胞融合の3〜4日前に正
常培地に継代し、融合当日2×107 個以上の細胞数を確
保する。
胞をMEM培地またはPBSでよく洗浄し、細胞数が、
抗体産生細胞:骨髄腫細胞=5〜10:1になるよう混
合し、遠心分離(1,200rpm、5 分) した後、上清を捨
て、沈澱した細胞群をよくほぐした後、攪拌しながら、
37℃で、ポリエチレングライコール−1,000(PE
G−1,000)2g、MEM2mlおよびジメチルスルホキシ
ド0.7mlの混液0.2 〜1ml/103 抗体産生細胞を加え、
1〜2分間毎にMEM1〜2mlを数回加えた後、MEM
を加えて全量が50mlになるようにする。遠心分離(90
0rpm、5分) 後、上清を捨て、ゆるやかに細胞をほぐし
た後、正常培地(FCS 10% を含むRPMI1640培地)100
mlを加え、メスピペットによる吸込み、吹出しでゆるや
かに細胞を懸濁する。
0μl /穴ずつ分注し、5%CO2 インキュベーター
中、37℃で24時間培養する。培養プレートに100 μ
l /穴のHAT培地〔正常培地にヒポキサンチン(10
-4M)、チミジン(1.5×10-5M)およびアミノプテリン
(4×10-7M)を加えた培地〕を加え、さらに24時間
培養する。以後2日間、24時間毎に、培養上清100
μl を捨て、新たに同量のHAT培地を加え、5%CO
2 インキュベーター中、37℃で10〜14日間培養す
る。
られる穴について、上清100μlを捨て、HT培地
(HAT培地からアミノプテリンを除いた培地)を同量
加え、以後2日間、24時間毎にHT培地への変換を行
う。HT培地で3〜4日間培養後、培養上清の一部をと
り上記の酵素免疫測定法または、免疫組織学的判定法
(ABC法)(酵素抗体法、学際企画刊、100 頁、1985
年) により、ガングリオシドGD3に対する抗体価を測
定する。このとき、同様の方法でガングリオシドGM3
などの他のガングリオシドとの反応性も測定し、ガング
リオシドGD3に特異的に反応するものを選択する。ガ
ングリオシドGD3に強く反応し、ガングリオシドGM
3などの他のガングリオシドに反応しない穴について、
限界希釈法によりクローニングを2回繰り返し、安定し
てガングリオシドGD3に強い抗体価の認められたもの
を抗ガングリオシドGD3モノクローナル抗体産生ハイ
ブリドーマ株として選択する。
抗体産生ハイブリドーマを、10%FCS添加 RPMI-16
40培地あるいは無血清培地で培養し、細胞がコンフルエ
ントになった時点で培養上清を回収する。この培養上清
を水酸化ナトリウムでpHを8.9に調整した後、カラムに
通塔する方法あるいはバッチ法によりプロティンA−セ
ファロース4B(ファルマシア社製)に吸着させる。前
者はpH調整した培養上清をプロティンA−セファロー
ス4Bを充填したカラムに通塔し、バッチ法の場合は、
培養上清中にプロティンA−セファロース4Bを加えて
得られるゲルをカラムに充填する。このカラムを結合バ
ッファー(1.5Mグリシン、3M塩化ナトリウム、pH
8.9)で洗浄し、溶出バッファー(0.1Mクエン酸、p
H4.0)で溶出して、IgG画分を集め、水酸化ナトリ
ウムでpHを7〜8に調整後、2M塩化ナトリウム−PB
Sで透析して精製モノクローナル抗体とする。
ローナル抗体タイピングキット(ザイメット社製)を用
いて行う。蛋白量の定量は、フォーリン法および280
nmでの吸光度〔1.0(OD280)≒イムノグロブリン1mg/
ml〕より算出する。本発明の抗ガングリオシドGD3モ
ノクローナル抗体は、高い反応特異性を有しているため
ガングリオシドGD3の検出、解析などに有用な抗体で
ある。さらに該モノクローナル抗体は、それ自体で補体
依存的細胞障害活性(CDC活性)および抗体依存的細
胞媒介障害活性(ADCC活性)を有し、ガングリオシ
ドGD3および3’,8’−LD1を発現している腫瘍
細胞に結合することにより正常細胞を傷つけることなく
腫瘍細胞に対して殺細胞活性などの抗腫瘍効果を示すこ
とが期待される。
al糖鎖の結合したガングリオシドGD3(ヤトロン社
製)5μg 、ジパルミトイルフォスファチジルコリン
(シグマ社製)0.5μmol 、コレステロール(ナカライ
テスク社製)0.5μmol 、ジパルミトイルフォスファチ
ジリック酸(シグマ社製)0.05μmol およびリピッド
A(フナコシ薬品社製)2.5μg をクロロホルム/メタ
ノール (2/1)溶液30mlに溶解し、45℃に加温
して溶媒除去し、均一な脂質薄膜を形成させた。さらに
真空ポンプで1時間吸引して完全に溶媒を除き、0.5ml
のPBSを加え45℃で攪拌し抗原溶液を得た。
に1回、計7回投与し免疫した。さらにガングリオシド
GD3陽性細胞 SK-MEL-28(ATCC HTB 72) (1×107 個)
を1週に1回計3回腹腔内投与し免疫した。最終投与後
の3日目にマウスよりそれぞれ脾細胞を調製して、細胞
融合に供した。
正常培地で培養し、細胞融合時に2×107 以上の細胞を
得、細胞融合に親株として供した。
の割合で用い、前述した方法で融合させ、HAT培地で
37℃、14日間CO2 5%下で培養した。融合細胞を
選択し、HT培地に変えてさらに培養した後、ガングリ
オシドGD3に対する抗体価を測定して、活性な穴を選
び、さらに正常培地に変え、2回クローニングを繰り返
して、酵素免疫測定法または、免疫組織学的判定法(AB
C 法) により、ガングリオシドGD3に特異的に反応す
るハイブリドーマを選択した。すなわち、ガングリオシ
ドGM3{犬の赤血球よりノーレス(Nores) 等の方法
〔ジャーナル・イミュノロジー(J.Immunol.)139 , 3171
(1987)〕に従って精製したもの}およびガングリオシド
GD3(ヤトロン社製)それぞれ2ngを5ngのフォスフ
ァチジルコリン(シグマ社製)と2.5ngのコレステロー
ル(シグマ社製)とを含む2mlのエタノール溶液に溶解
した。このうち20mlを96穴マイクロタイタープレー
ト( フローラボラトリーズ社製) の各穴にそれぞれ分注
し、風乾後、1%BSA−PBS溶液でブロッキングを
行った。ハイブリドーマの培養上清をガングリオシドG
D3を吸着させたプレートとガングリオシドGM3を吸
着させたプレートに各50μl ずつ分注し、18時間、
4℃で反応させた。
(Cancer Res.)46 ,4438(1986)〕に従い反応を行い、ガ
ングリオシドGM3に反応せず、ガングリオシドGD3
に特異的に反応するマウスモノクローナル抗体を産生す
るハイブリドーマ株を選択した。ここで、該マウスモノ
クローナル抗体をマウスモノクローナル抗体KM−64
1、KM−643およびKM−644とする。
製)15g(乾燥粉末)を1mM塩酸100ml中で15
分間膨潤させ、1mM塩酸3lで洗浄して得られたゲル
を結合バッファー〔0.5M塩化ナトリウム、0.1M炭酸
水素ナトリウム、pH8.3〕75mlで洗浄し、ゲル懸濁
液とした。
ッファーに溶解しておいたプロティンA(ファルマシア
社製)500mgを上記ゲル懸濁液にすばやく混ぜ、室温
で2時間穏やかに攪拌した。攪拌後、ゲルとブロッキン
グ試薬(0.2Mグリシン、pH8.0)200mlとを室温
で2時間反応させ、残りの活性基をブロックした。さら
に過剰の吸着タンパクを除去するため、100mlの0.5
M塩化ナトリウム−0.1M酢酸緩衝液(pH4.0)と10
0mlの0.5M塩化ナトリウム−結合バッファーとで交互
に5回洗浄して50mlのプロティンA−セファロース4
B(ゲル)を得た。
リドーマをそれぞれ無血清培地〔培地1l中、RPMI-164
0 (日水製薬社製)10.4g、7.5%炭酸水素ナトリウ
ム20ml、N−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−
N’−2−エタンスルホン酸(HEPES) 10mM、
グルタミン0.29g、インシュリン(シグマ社製)3m
g、トランスフェリン(シグマ社製)5μl 、ピルビン
酸ナトリウム15mM、アセレン酸ナトリウム125 n
M、ガラクトース1gおよびペポールB−188(東邦
千葉化学社製)0.1%を含む〕で37℃で培養し、細胞
がコンフルエントになった時点で培養上清を回収し、−
20℃に冷凍保存した。
M−643 18l、KM−644 33l)を解凍
し、水酸化ナトリウムでpHを8.9に調整し、それぞれ
にフェニルメチルスルフォニルフルオライド(PMS
F,ナカライテスク社製)およびエチレンジアミン四酢
酸−2ナトリウム(EDTA、和光純薬社製)を、最終
濃度が0.1mMおよび5mMとなるよう加え、よく混合
した後ろ過して細胞片を除去した。これらの培養上清に
(a) で調製したプロティンA−セファロース4B(ゲ
ル)40mlを各々加え、4℃で12〜20時間攪拌し
た。培養上清中よりゲルを回収してカラムに充填し、結
合バッファー(1.5Mグリシン、3M塩化ナトリウム、
pH8.9)600mlで洗浄し、溶出バッファー(0.1M
クエン酸、pH4.0)200mlで溶出した。それぞれ溶
出液10mlを1画分とし、その吸光度(OD280nm ) を
測定することによりIgG画分の確認を行った。さらに
IgG画分を集め、水酸化ナトリウムでpHを7〜8に
調整後、2M塩化ナトリウム−PBSで透析を行い、精
製モノクローナル抗体とした。
ト社製)を用いて、ELISA法によりマウスモノクロ
ーナル抗体KM−641、KM−643およびKM−6
44のサブクラスをIgG3と決定した。
M−644の特異性の検定 KM−641、KM−643およびKM−644の特異
性の検定に用いる標準としてのガングリオシド N−ア
セチルガラクトサミン( Ga1NAc)GM1b、GD
1a、GD1b、GT1bはシグマ社製(ガングリオシ
ド タイプV)、ガングリオシドGD3、N−アセチル
GM2はヤトロン社製のものをそれぞれ用いた。ガング
リオシドGM3、GM1、N−グリコリルGM2、GD
2は、それぞれ犬赤血球、ウシ脳、マウス肝、培養細胞
株 IMR32(ATCC CCL127)より公知の方
法〔ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー
(Journal of Biological Chemistry) 263 ,10915, 20
79(1988)〕に準じて作製した。
644の特異性は、以下のTLC(薄層クロマトグラフ
ィー)免疫染色および酵素免疫測定法で調べた。 (a) TLC免疫染色 TLC免疫染色は、公知の方法〔ジャーナル・オブ・バ
イオロジカル・ケミストリー(J.Biol. Chem.) 257, 14
365(1982) 〕に準じTLCレソシノール(メルク社製)
染色法により行った。すなわち、ガングリオシドGM
3、GM2、GM1、GD3、GD1a、GalNAc
GM1b、3’,8’−LD1およびGT1bをHTP
LCプレート(ワットマン社製)にスポットし、クロロ
ホルム:メタノール:0.25%塩化カルシウム水溶液
( 50:40:10) の展開溶媒で展開し、0.5%ポリ
イソブチルメタクリレイト(アルドリッチ社製)エタノ
ール溶液に浸潤、乾燥後、1%BSA−PBS溶液で1
時間ブロッキングした。次いで第1抗体として各々KM
−641、KM−643およびKM−644(10μg
/ml)の1%BSA−PBS溶液で18時間室温で反応
させ、PBS溶液で洗浄後、第2抗体としてビオチン化
抗マウスイミュノグロブリン抗体(ダコ社製)を加えて
1時間反応させた。さらにPBS溶液で洗浄後、アビジ
ン・ペルオキシダーゼ(ダコ社製)を1時間反応させ、
HRPカラーデベロプメント試薬(バイオラット社製)
を用いて発色させた。
び 3’,8’−LD1に反応した。また、KM−64
3はGD3、3’,8’−LD1、GD1bおよびGT
1bに反応した。
M3、N−アセチルGM2、N−グリコリルGM2、G
M1、GD3、GD1a、GD2、GD1b、GT1b
およびGQ1bをそれぞれ抗原として96穴のEIA用
プレート〔フロー・ラボラトリーズ(Flow Laboratorie
s)社製〕の各穴に吸着させ、前述のELISA法で各種
ガングリオシドとKM−641、KM−643およびK
M−644との反応性を調べた。
スファチジルコリンおよびコレステロールを含むエタノ
ール溶液を20μl /穴分注し、以下上記と同様の方法
により行い吸光度を測定した。結果を第1表に示す。
み強く反応した。上記と同様の方法でKM−643およ
びKM−644と各種ガングリオシドとの反応性を調べ
た。また、コントロールも、上記と同様の方法により行
い、吸光度を測定した。結果を第2表および第3表に示
す。
びGD1bに強く反応を示した。またKM−644はガ
ングリオシドGD3に強く反応を示した。
M−644の反応性 ヒト悪性黒色腫培養細胞株SK−MEL−28(ATC
C HTB72)、WM266−4(ATCC CRL
1676)、KHm−1/4〔ジャーナル・オブ・ナシ
ョナル・キャンサー・インスチテュート(J.of Natl.Can
cer Inst.), 59, 775(1977) 〕およびヒト神経芽細胞腫
培養細胞株IMR32 (ATCC CCLK127)をそれ
ぞれ1×106 個をマイクロチューブ(トレフ社製)にと
りPBSで遠心分離(1200rpm 、5分)して細胞を洗浄
後、KM−641、KM−643またはKM−644を
それぞれ50μl (10μl/ml)加えて攪拌し、4
℃、30分間反応させた。反応後、PBSで3回遠心分
離(1200rpm 、5分)して洗浄した後、フルオレッセイ
ンイソチアシアネートで蛍光標識した抗マウスIgG抗
体およびIgM抗体(カッペル社製、20倍希釈)20
μl を加えて攪拌後、4℃、30分間反応させた。反応
後、PBSで3回遠心分離(1200rpm 、5分)して洗浄
した後、さらにPBSに懸濁し、フローセルソーターF
CS−1( 日本分光社製) で解析を行った。
M−644の代わりにIgG3に属する抗ガングリオシ
ドGD3抗体R24(MEL−1、シグネット社)を用
いる以外は上記と同様の操作により解析を行った。対照
としてKM−641、KM−643およびKM−644
無添加で以下上記と同様の操作により解析を行った。
1、KM−643およびKM−644の蛍光強度は、対
照のそれと比較するとピークの位置が右側(蛍光強度
強)に移動しており、抗体により若干反応性が異なる
が、これらの抗体はそれぞれ種々の細胞の表面に発現し
ている糖脂質糖鎖と直接反応していることが示された。
またKM−641、KM−643およびKM−644
は、抗ガングリオシドGD3抗体R24よりも強い反応
性を示した。
xicity : CDC) (a) 標的細胞の調整 10%FCS添加RPMI-1640 培地に浮遊させた標的細胞
ガングリオシドGD3陽性細胞G361(JCRB社
製)およびSK−MEL−28をそれぞれ1×10 7 個/
mlに調整し、Na2 51 CrO4 を100μCi/1×10
7個になるように加え、37℃で1時間反応後、培地で
3回洗浄した。次いで4℃、30分間培地中に放置し、
自然解離させ、遠心分離(1200rpm 、5分) 後、培地を
加えて4×106 個/mlに調整した。
製)を水に溶かし、(a) で調整した標的細胞2×107 個
を加え、4℃、30分間反応させた。これを遠心分離
(1200rpm 、5分) し、再び標的細胞2×107 個を加
え、上記と同様にして反応させた後、フィルターに通し
て細胞を除き、補体溶液とした。
たはKM−644を各最終濃度0.05μg /ml〜50μ
l /mlの範囲でそれぞれ加え、各々に標的細胞2×105
個/穴を添加した。室温で1時間反応させ、遠心分離
(1200rpm 、5分) 後、上清を除去し、(b) で得られた
補体溶液50μl を添加し、37℃、1時間反応させ
た。遠心分離(1200rpm 、5分) 後、上清の51Cr量を
γ−カウンターにて測定した。自然解離51Cr量は、標
的細胞に抗体、補体溶液の代わりに培地のみを添加し、
上記と同様に上清の51Cr量を測定することにより求め
た。全遊離51Cr量は、補体溶液の代わりに5規定水酸
化ナトリウムを添加し、上記と同様に行い、上清の51C
r量を測定することにより求めた。CDC活性は、下式
により求めた。
し、上記と同様に行い、対照の51Cr量を測定しCDC活
性を求めた。結果を第4表に示す。
644はGD3陽性細胞であるG361およびSK−M
EL−28に対して強い細胞障害活性を示した。
l mediated Cytotoxicity: ADCC) (a) 標的細胞の調整 10%FCS添加 RPMI-1640培地に浮遊させた標的細胞
SK−MEL−28およびG361をそれぞれ1×106
個/0.5 mlに調整し、Na2 51CrO4 を50μCi/1×10
6 個になるように加え、37℃、1時間反応後、培地で3
回洗浄した。次いで4℃、30分間培地中に放置し、自
然解離させ、遠心分離(1200rpm、5分)後、培地を加え
て2×105 個/mlに調整した。
薬品、1000単位/ml)0.5mlを加え穏やかに混ぜる。こ
れをLeuko-PREP (日本ベクトンデッキンソン社製) を用
いて遠心分離(1500 〜1800g、15分)して細胞層を採
取した後、RPMI-1640 培地で3回遠心分離 (1500〜1800
g、15分)して洗浄後10%FCS添加RPMI-1640 培
地に懸濁 (5×106 細胞/ml) し、エフェクター細胞
(リンパ球)とした。
たはKM−644を各最終濃度0.05μg /ml〜50μ
g /mlの範囲でそれぞれ50μl 加え、各々に標的細胞
1×104 個/穴(50μl )およびエフェクター細胞5
×105 個/穴(100μl )を添加した。37℃、4時
間反応させた後、遠心分離(1200rpm 、5分)し、上清
の51Cr量をγ−カウンターにて測定した。自然解離51
Cr量は、標的細胞に抗体、エフェクター細胞の代わり
に培地のみを添加し、上記と同様に上清の51Cr量を測
定することにより求めた。全遊離51Cr量は、抗体、エ
フェクター細胞の代わりに5規定水酸化ナトリウムを添
加し、上記と同様に行い、上清の51Cr量を測定するこ
とにより求めた。ADCC活性は下式により求めた。
培地を添加し、上記と同様に行い、対照の51Cr量を測
定しADCC活性を求めた。結果を第5表に示す。
644は、ガングリオシドGD3陽性細胞であるSK−
MEL−28およびG361に対して抗体依存的に細胞
媒介障害活性を示した。
のBalb/c nu/nuマウス腹部皮内に移植した。移植後、K
M−641の200 μg を腫瘍移植当日からか、または、
腫瘍移植後7日目から5回静脈内に投与した。また、対
照群として、抗Sialyl Le a モノクローナル抗体AMC
−462(ECACC86050801) を同様にして投与した。移植
腫瘍に対する治療効果を、下記式により算出した腫瘍体
積および生存日数により表した。
瘍移植当日からAMC−462を200 μg/匹またはKM
−641をそれぞれ200 μg/匹または100 μg/匹投与す
ることにより行った。結果を図3および図4に示す。A
MC−462を投与した対照群においては、著しい腫瘍
の増殖が認められたが、KM−641を移植と同時に20
0μg/匹投与することにより腫瘍の増殖は有意に抑制さ
れ(図3)、また、生存日数の延長も認められた(図
4)。また、移植後7日目からKM−641を投与した
群においては、生存日数の延長は認められなかった(図
4)が、対照群に比べ有意な腫瘍の増殖抑制が認められ
た(図3)。移植100 日後における腫瘍の生着例数は対
照群7/7 、KM−641の200 μg/匹の腫瘍移植後7日
目投与群7/7 、KM−641の200μg/匹の腫瘍移植同
時投与群4/7 となり、KM−641投与の有効性が示さ
れた。また、KM−641の投与量の検討の結果を図5
に示した。図5に示すように200 μg/匹のみならず、10
0 μg/匹でも有意な腫瘍増殖抑制効果が認められた。
の治療に有用なガングリオシドGD3および3’,8’
−LD1に反応するIgGクラスのモノクローナル抗体
が供給される。
D3陽性細胞KHm−1/4およびIMR32に対する
反応性を示した図である。縦軸は細胞数を、横軸は蛍光
強度をそれぞれ示す。(a) 列はKM−641、(b) 列は
KM−643、(c) 列はKM−644、(d) 列はR24
の反応性をそれぞれ示す。点線は抗体無添加での反応性
を示す。
D3陽性細胞SK−MEL−28およびWM266−4
に対する反応性を示した図である。縦軸は細胞数を、横
軸は蛍光強度をそれぞれ示す。(a) 列はKM−641、
(b)列はKM−643、(c) 列はKM−644、(d) 列
はR24の反応性をそれぞれ示す。点線は抗体無添加で
の反応性を示す。
果を腫瘍体積で示した図である。縦軸は腫瘍体積、横軸
は腫瘍移植後の日数をそれぞれ示す。白丸はAMC−4
62の200 μg /匹を腫瘍移植と同時に投与した群、黒
丸はKM−641の200μg /匹を腫瘍移植と同時に投
与した群、白四角はKM−641の200 μg /匹を腫瘍
移植後7日目から投与した群をそれぞれ示す。
果を生存日数で示した図である。縦軸は生存率、横軸は
腫瘍移植後の日数をそれぞれ示す。白丸はAMC−46
2の200 μg /匹を腫瘍移植と同時に投与した群、黒丸
はKM−641の200 μg /匹を腫瘍移植と同時に投与
した群、白四角はKM−641の200 μg /匹を腫瘍移
植後7日目から投与した群をそれぞれ示す。
641の投与量の効果を示した図である。白丸はAMC
−462の200 μg /匹を腫瘍移植と同時に投与した
群、黒丸はKM−641の200 μg /匹を腫瘍移植と同
時に投与した群、白四角はKM−641の100 μg /匹
を腫瘍移植と同時に投与した群をそれぞれ示す。
Claims (7)
- 【請求項1】 IgG3に属し、少なくとも1種のガン
グリオシドGD3および3’,8’−LD1に反応する
モノクローナル抗体。 - 【請求項2】 ガングリオシドGD3が、NeuAcα
2→8NeuAcα2→3Gal糖鎖、NeuAcα2
→8NeuGcα2→3Gal糖鎖、NeuGcα2→
8NeuAcα2→3Gal糖鎖またはNeuGcα2
→8NeuGcα2→3Gal糖鎖を有するガングリオ
シドGD3から選ばれる請求項1記載のモノクローナル
抗体。 - 【請求項3】 ハイブリドーマKM−641(FERM BP-
3116)、ハイブリドーマKM−643(FERM BP-3117)
またはハイブリドーマKM−644(FERM BP-3118) に
より生産される請求項1記載のモノクローナル抗体。 - 【請求項4】 IgG3に属し、少なくとも1種のガン
グリオシドGD3および3’,8’−LD1に反応する
モノクローナル抗体を生産する能力を有するハイブリド
ーマ。 - 【請求項5】 ハイブリドーマKM−641(FERM BP-
3116) 、ハイブリドーマKM−643(FERM BP-3117)
およびハイブリドーマKM−644(FERM BP-3118) か
ら選ばれる請求項4記載のハイブリドーマ。 - 【請求項6】 請求項1〜3記載のモノクローナル抗体
を有効成分とする神経外胚葉系由来の癌に有効な抗腫瘍
剤。 - 【請求項7】 神経外胚葉系由来の癌が悪性黒色腫であ
る請求項6記載の抗腫瘍剤。
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JP33465990 | 1990-11-30 |
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---|---|
JPH05176791A true JPH05176791A (ja) | 1993-07-20 |
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
GR3023290T3 (en) | 1997-07-30 |
EP0493686A1 (en) | 1992-07-08 |
DE69124683D1 (de) | 1997-03-27 |
DK0493686T3 (da) | 1997-03-10 |
ATE148922T1 (de) | 1997-02-15 |
DE69124683T2 (de) | 1997-09-11 |
EP0493686B1 (en) | 1997-02-12 |
ES2098304T3 (es) | 1997-05-01 |
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