JPH05176501A - 往復振動発生機 - Google Patents
往復振動発生機Info
- Publication number
- JPH05176501A JPH05176501A JP35696491A JP35696491A JPH05176501A JP H05176501 A JPH05176501 A JP H05176501A JP 35696491 A JP35696491 A JP 35696491A JP 35696491 A JP35696491 A JP 35696491A JP H05176501 A JPH05176501 A JP H05176501A
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- JP
- Japan
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- piston
- cylinder chamber
- supply hole
- discharge hole
- vibration generator
- Prior art date
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- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、例えばコイル又は磁石を往復振動
させて発電する発電機のような往復振動発生機に関す
る。 【構成】 シリンダ室11内のピストン7にシャフト8
を一体的に設け、該ピストン7を挟む左右のシリンダ1
1室内に、加圧ガスを供給する各ガス供給孔12と、ガ
スを排出する各排出孔13を連通させる。そしてシャフ
ト8の左右中間部に取付けたバルブカラー15によっ
て、ピストン7がシリンダ室11中央近傍に位置する際
に各ガス供給孔12を閉鎖し、ピストン7がいずれか一
方向側へ移動した際に移動方向側のガス供給孔12を連
通せしめるとともに、排出孔13は、ピストン7の移動
に遅れて追随するスライド体14によって開閉自在とす
る。
させて発電する発電機のような往復振動発生機に関す
る。 【構成】 シリンダ室11内のピストン7にシャフト8
を一体的に設け、該ピストン7を挟む左右のシリンダ1
1室内に、加圧ガスを供給する各ガス供給孔12と、ガ
スを排出する各排出孔13を連通させる。そしてシャフ
ト8の左右中間部に取付けたバルブカラー15によっ
て、ピストン7がシリンダ室11中央近傍に位置する際
に各ガス供給孔12を閉鎖し、ピストン7がいずれか一
方向側へ移動した際に移動方向側のガス供給孔12を連
通せしめるとともに、排出孔13は、ピストン7の移動
に遅れて追随するスライド体14によって開閉自在とす
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばコイル又は磁石
を往復振動させて発電する発電機のような往復振動発生
機に関する。
を往復振動させて発電する発電機のような往復振動発生
機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばコイル又は磁石による振動
子を往復動させることによって発電及び電動機能を持た
せるようにした発電電動機関として、特開昭63―21
7962号のような技術が知られている。この装置は例
えばガスタービン等の回転機に弾み車を連結し、この弾
み車と振動子を連結棒で連結して振動子を往復動させる
ようにしている。
子を往復動させることによって発電及び電動機能を持た
せるようにした発電電動機関として、特開昭63―21
7962号のような技術が知られている。この装置は例
えばガスタービン等の回転機に弾み車を連結し、この弾
み車と振動子を連結棒で連結して振動子を往復動させる
ようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような回
転運動を往復運動に変換するような方式は、回転機の熱
エネルギによるロス、弾み車や連結棒のような連結部で
のエネルギロスが生じ、効率がよいものとは言えなかっ
た。そしてかかるエネルギロスという面からは、ピスト
ンエンジン等のレシプロ機関を用いた場合も同様であっ
た。又、弾み車、連結棒等を使用する場合には構造が複
雑化し且つ大型化するといった問題もあった。
転運動を往復運動に変換するような方式は、回転機の熱
エネルギによるロス、弾み車や連結棒のような連結部で
のエネルギロスが生じ、効率がよいものとは言えなかっ
た。そしてかかるエネルギロスという面からは、ピスト
ンエンジン等のレシプロ機関を用いた場合も同様であっ
た。又、弾み車、連結棒等を使用する場合には構造が複
雑化し且つ大型化するといった問題もあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明は加圧流体の圧力によって自動作動する往復
振動発生機を設けた。すなわち、シリンダ室内にピスト
ンを配設し、このピストンの移動方向の両側に延出する
シャフトを一体的に設けるとともに、該ピストンを挟む
左右のシリンダ室内に加圧流体を供給する各加圧流体供
給孔と、該左右のシリンダ室内から流体を排出する各排
出孔を設けた。そして、シャフトの左右或いは左右のシ
リンダ室のいずれかに、ピストンがシリンダ室中央近傍
に位置する際に各加圧流体供給孔を閉鎖し、且つピスト
ンがいずれか一方向側へ移動した際に移動方向側の加圧
流体供給孔を連通せしめる開閉機構を設け、且つ前記排
出孔は、ピストンの移動に遅れて追随する慣性遅れバル
ブによって開閉自在とした。又、かかる往復振動発生機
を発電機として構成した。
め、本発明は加圧流体の圧力によって自動作動する往復
振動発生機を設けた。すなわち、シリンダ室内にピスト
ンを配設し、このピストンの移動方向の両側に延出する
シャフトを一体的に設けるとともに、該ピストンを挟む
左右のシリンダ室内に加圧流体を供給する各加圧流体供
給孔と、該左右のシリンダ室内から流体を排出する各排
出孔を設けた。そして、シャフトの左右或いは左右のシ
リンダ室のいずれかに、ピストンがシリンダ室中央近傍
に位置する際に各加圧流体供給孔を閉鎖し、且つピスト
ンがいずれか一方向側へ移動した際に移動方向側の加圧
流体供給孔を連通せしめる開閉機構を設け、且つ前記排
出孔は、ピストンの移動に遅れて追随する慣性遅れバル
ブによって開閉自在とした。又、かかる往復振動発生機
を発電機として構成した。
【0005】
【作用】ピストンをいずれか一方側に寄せて移動側の加
圧流体供給孔を連通させ、同部側の排出孔を慣性遅れバ
ルブによって閉じさせる。又この時、反対側のシャフト
によって他方側の加圧流体供給孔を閉じ、又、反対側の
慣性遅れバルブによって同部側の排出孔を開放させれ
ば、ピストンは加圧力によって押され反対側のシリンダ
室に移動する。そしてこの移動ストロークの後半に両方
の慣性遅れバルブを作動させ、それまで閉じていた排出
孔を開放し、開いていた排出孔を閉じさせる。又この
時、加圧流体供給孔もそれまで閉じていた側が開放し、
開放していた側が閉じるため再び前記と同様のサイクル
が繰り返される。すなわち、最初ピストンをいずれか一
方側に移動させるだけで、爾後ピストンは自動的に往復
動する。
圧流体供給孔を連通させ、同部側の排出孔を慣性遅れバ
ルブによって閉じさせる。又この時、反対側のシャフト
によって他方側の加圧流体供給孔を閉じ、又、反対側の
慣性遅れバルブによって同部側の排出孔を開放させれ
ば、ピストンは加圧力によって押され反対側のシリンダ
室に移動する。そしてこの移動ストロークの後半に両方
の慣性遅れバルブを作動させ、それまで閉じていた排出
孔を開放し、開いていた排出孔を閉じさせる。又この
時、加圧流体供給孔もそれまで閉じていた側が開放し、
開放していた側が閉じるため再び前記と同様のサイクル
が繰り返される。すなわち、最初ピストンをいずれか一
方側に移動させるだけで、爾後ピストンは自動的に往復
動する。
【0006】
【実施例】本発明の往復振動発生機の実施例について添
付した図面に基づき説明する。図1は本発明の往復振動
発生機を振動発電機として構成した1例を示す縦断面
図、図2は同側面図である。
付した図面に基づき説明する。図1は本発明の往復振動
発生機を振動発電機として構成した1例を示す縦断面
図、図2は同側面図である。
【0007】図1、図2に示すように、振動発電機1は
スタンドベース2に取付けられるシリンダブロック3
と、このシリンダブロック3の透磁型シリンダスリーブ
4外周に巻回される発電コイル5と、シリンダブロック
3の外周四ヶ所に取付けられた誘磁ブロック6を備え、
シリンダスリーブ4内には永久磁石からなるピストン7
が設けられている。
スタンドベース2に取付けられるシリンダブロック3
と、このシリンダブロック3の透磁型シリンダスリーブ
4外周に巻回される発電コイル5と、シリンダブロック
3の外周四ヶ所に取付けられた誘磁ブロック6を備え、
シリンダスリーブ4内には永久磁石からなるピストン7
が設けられている。
【0008】そしてこのピストン7は、往復動方向に沿
って延出するシャフト8の中央部に嵌着され、又前記シ
リンダブロック3には、該シャフト8の摺動を案内する
左右一対のガイド孔10、10を設けている。そしてこ
の左右のガイド孔10、10は、ピストン7によって分
割される左右のシリンダ室11、11内に夫々連通して
いる。
って延出するシャフト8の中央部に嵌着され、又前記シ
リンダブロック3には、該シャフト8の摺動を案内する
左右一対のガイド孔10、10を設けている。そしてこ
の左右のガイド孔10、10は、ピストン7によって分
割される左右のシリンダ室11、11内に夫々連通して
いる。
【0009】又、シリンダブロック3には、前記左右の
各ガイド孔10、10に連通する圧力流体供給孔として
の各ガス供給孔12、12を設ける一方、シリンダ室1
1、11内のガスを排出するための各排出孔13、13
を設けて、同様に各ガイド孔10、10内に連通せしめ
ている。
各ガイド孔10、10に連通する圧力流体供給孔として
の各ガス供給孔12、12を設ける一方、シリンダ室1
1、11内のガスを排出するための各排出孔13、13
を設けて、同様に各ガイド孔10、10内に連通せしめ
ている。
【0010】ところでシャフト8の周囲にはガス供給孔
12の開閉機構を設けるとともに、各排出孔13、13
とシャフト8の間には、慣性遅れバルブとしてのスライ
ド体14を設けているが、シャフト8まわりの構成とス
ライド体14の細部について、図3をも参照しつつ説明
する。
12の開閉機構を設けるとともに、各排出孔13、13
とシャフト8の間には、慣性遅れバルブとしてのスライ
ド体14を設けているが、シャフト8まわりの構成とス
ライド体14の細部について、図3をも参照しつつ説明
する。
【0011】ピストン7から延出するシャフト8の両中
間部には、ガス供給孔12を開閉する機構として夫々バ
ルブカラー15、15を嵌着している。そしてこのバル
ブカラー15の一方の側面部には回り止め溝16が設け
られ、この回り止め溝16には、図2に示すようなシリ
ンダブロック3の外側から差込まれた回り止めねじ20
の先端を係合せしめて、バルブカラー15の往復動中の
回転を阻止するようにしている。
間部には、ガス供給孔12を開閉する機構として夫々バ
ルブカラー15、15を嵌着している。そしてこのバル
ブカラー15の一方の側面部には回り止め溝16が設け
られ、この回り止め溝16には、図2に示すようなシリ
ンダブロック3の外側から差込まれた回り止めねじ20
の先端を係合せしめて、バルブカラー15の往復動中の
回転を阻止するようにしている。
【0012】又、バルブカラー15の内方側上面には、
内方の一部が切り欠かれた各連通溝17が設けられてい
る。この連通溝17はシリンダ室11とガス供給孔12
の間を遮断或いは開放するものであり、図1に示すよう
に、ピストン7がシリンダ室11のほぼ中央部にある時
は、両方のバルブカラー15、15が各ガス供給孔12
を閉鎖し、ピストン7がいずれか一方に移動した際は、
移動した側のバルブカラー15の連通溝17によってシ
リンダ室11とガス供給孔12が連通することとなる。
又、バルブカラー15の外端部側の外周部にはシール部
材18を設けている。
内方の一部が切り欠かれた各連通溝17が設けられてい
る。この連通溝17はシリンダ室11とガス供給孔12
の間を遮断或いは開放するものであり、図1に示すよう
に、ピストン7がシリンダ室11のほぼ中央部にある時
は、両方のバルブカラー15、15が各ガス供給孔12
を閉鎖し、ピストン7がいずれか一方に移動した際は、
移動した側のバルブカラー15の連通溝17によってシ
リンダ室11とガス供給孔12が連通することとなる。
又、バルブカラー15の外端部側の外周部にはシール部
材18を設けている。
【0013】又、このバルブカラー15の下面側は、外
端部のフランジ部15aを残して摺動方向に平行に削り
取られており、この削り取られた箇所にスライド体14
が設けられている。そしてこのスライド体14の断面形
状は、バルブカラー15の削り取られた部分の断面形状
に合せて円弧状とされ、両者15、14を合せてシリン
ダスリーブ4の内径にほぼ一致せしめるとともに、スラ
イド体14はバルブカラー15の下面をピストン移動方
向に沿って遊動状に摺動出来るようにしている。又、図
1に示すように、スライド体14は前面のピストン7と
後面のフランジ部15aとの間でスライドすることとな
るが、この遊動間隔sは、排出孔13とシリンダ室11
までの距離rより短く設定している。
端部のフランジ部15aを残して摺動方向に平行に削り
取られており、この削り取られた箇所にスライド体14
が設けられている。そしてこのスライド体14の断面形
状は、バルブカラー15の削り取られた部分の断面形状
に合せて円弧状とされ、両者15、14を合せてシリン
ダスリーブ4の内径にほぼ一致せしめるとともに、スラ
イド体14はバルブカラー15の下面をピストン移動方
向に沿って遊動状に摺動出来るようにしている。又、図
1に示すように、スライド体14は前面のピストン7と
後面のフランジ部15aとの間でスライドすることとな
るが、この遊動間隔sは、排出孔13とシリンダ室11
までの距離rより短く設定している。
【0014】又、スライド体14の下面には連通溝21
を設けている。この連通溝21は、排出孔13とシリン
ダ室11を連通せしめるものであり、例えば図1に示す
左方のスライド体14のようにシリンダ室11から離れ
る方向に移動した際は、排出孔13とシリンダ室11間
を遮断し、右方のスライド体14のようにシリンダ室1
1内に向けて移動した際は、シリンダ室11と排出孔1
3を連通させるようにしている。
を設けている。この連通溝21は、排出孔13とシリン
ダ室11を連通せしめるものであり、例えば図1に示す
左方のスライド体14のようにシリンダ室11から離れ
る方向に移動した際は、排出孔13とシリンダ室11間
を遮断し、右方のスライド体14のようにシリンダ室1
1内に向けて移動した際は、シリンダ室11と排出孔1
3を連通させるようにしている。
【0015】尚、以上のようなバルブカラー15の外表
面、及びスライド体14の外表面、バルブカラー15と
スライド体14の摺動面はいずれも表面を精密に仕上げ
ている。
面、及びスライド体14の外表面、バルブカラー15と
スライド体14の摺動面はいずれも表面を精密に仕上げ
ている。
【0016】又、前記ピストン7は以下に述べる原理に
基づいてガス圧と慣性力によって往復動するわけである
が、その中央部にシール部材22を設けてシリンダスリ
ーブ4との間の気密状態の保持を図り、又、往復移動時
の慣性力を高めるためシャフト8の両延出部にバランス
ウェイト23、23の取付部を設けている。尚、このバ
ランスウェイト23は、マグネットで構成されるピスト
ン7のマグネット数を増やせば不要である。
基づいてガス圧と慣性力によって往復動するわけである
が、その中央部にシール部材22を設けてシリンダスリ
ーブ4との間の気密状態の保持を図り、又、往復移動時
の慣性力を高めるためシャフト8の両延出部にバランス
ウェイト23、23の取付部を設けている。尚、このバ
ランスウェイト23は、マグネットで構成されるピスト
ン7のマグネット数を増やせば不要である。
【0017】以上のような振動発電機の作用について、
図4に基づき説明する。尚、図4の(イ)は動作原理
図、(ロ)は行程・圧力線図で、実線が行程線図、破線
が圧力線図、(ハ)は左方のバルブ開閉タイミング線図
で、中央線左方が供給孔側、中央線右方が排出孔側、
(ニ)は右方のバルブ開閉タイミング線図で、中央線右
方が供給孔側、中央線左方が排出孔側を示す。
図4に基づき説明する。尚、図4の(イ)は動作原理
図、(ロ)は行程・圧力線図で、実線が行程線図、破線
が圧力線図、(ハ)は左方のバルブ開閉タイミング線図
で、中央線左方が供給孔側、中央線右方が排出孔側、
(ニ)は右方のバルブ開閉タイミング線図で、中央線右
方が供給孔側、中央線左方が排出孔側を示す。
【0018】まず、(イ)の動作原理図の最上位に示す
ように、ピストン7を何等かの手段、例えば手で押し込
む等によって一方側(図では右方)に移動させる。
ように、ピストン7を何等かの手段、例えば手で押し込
む等によって一方側(図では右方)に移動させる。
【0019】すると、左方のスライド体14はバルブカ
ラー15のフランジ部15aに押されて左シリンダ室1
1内に向けて移動し、連通溝21によって左方のシリン
ダ室11と排出孔13が連通することとなり、一方シリ
ンダ室11とガス供給孔12との間は連通が遮断された
状態にある。
ラー15のフランジ部15aに押されて左シリンダ室1
1内に向けて移動し、連通溝21によって左方のシリン
ダ室11と排出孔13が連通することとなり、一方シリ
ンダ室11とガス供給孔12との間は連通が遮断された
状態にある。
【0020】又、右方のスライド体14は、ピストン7
に押されてシリンダ室11から離れる方向に移動し、シ
リンダ室11と排出孔13の間の連通を遮断するととも
に、バルブカラー15の連通溝17によってシリンダ室
11とガス供給孔12の間が連通する。
に押されてシリンダ室11から離れる方向に移動し、シ
リンダ室11と排出孔13の間の連通を遮断するととも
に、バルブカラー15の連通溝17によってシリンダ室
11とガス供給孔12の間が連通する。
【0021】このため、右方のシリンダ室11にはガス
供給孔12から加圧されたガスが導入され、ピストン7
に左方動の圧力を加える。
供給孔12から加圧されたガスが導入され、ピストン7
に左方動の圧力を加える。
【0022】ピストン7がガス圧で押されて左方に移動
を始めると、当初、左右のスライド体14、14はその
ままその位置に取り残された状態でバルブカラー15側
のみが移動する。
を始めると、当初、左右のスライド体14、14はその
ままその位置に取り残された状態でバルブカラー15側
のみが移動する。
【0023】そして所定ストローク前進すると、右方の
ガス供給孔12とシリンダ室11との連通が遮断される
が、ピストン7には既に慣性力が与えられており、又、
左方の排出孔13も開放したままであって抵抗が少ない
ため、ピストン7はそのまま移動を継続する。
ガス供給孔12とシリンダ室11との連通が遮断される
が、ピストン7には既に慣性力が与えられており、又、
左方の排出孔13も開放したままであって抵抗が少ない
ため、ピストン7はそのまま移動を継続する。
【0024】そして、移動の途中でピストン7前面が左
方のスライド体14に当接し、又、右方のバルブカラー
15のフランジ部15aが右方のスライド体14に当接
して、夫々両方のスライド体14、14を左方に向けて
移動させる。(動作原理図の上から2番目)
方のスライド体14に当接し、又、右方のバルブカラー
15のフランジ部15aが右方のスライド体14に当接
して、夫々両方のスライド体14、14を左方に向けて
移動させる。(動作原理図の上から2番目)
【0025】このため、ストロークの後半では右方の排
出孔13が右方のシリンダ室11と連通する一方、左方
の排出孔13が遮断され、又、左方のガス供給孔12が
左方のシリンダ室11と連通する。(動作原理図の上か
ら3番目)
出孔13が右方のシリンダ室11と連通する一方、左方
の排出孔13が遮断され、又、左方のガス供給孔12が
左方のシリンダ室11と連通する。(動作原理図の上か
ら3番目)
【0026】すなわち、この状態は当初のピストン7を
右方に押し込んだ状態を左右入れ替えた状態であり、以
下、上記作動が繰り返されることになる。つまり、ピス
トン7は以下自動的に往復動を繰り返す。
右方に押し込んだ状態を左右入れ替えた状態であり、以
下、上記作動が繰り返されることになる。つまり、ピス
トン7は以下自動的に往復動を繰り返す。
【0027】尚、以上のようなサイクル中、例えば動作
原理図の上から3番目に示す状態でピストン7が一番左
方に移動した時、仮に左方のスライド体14が一杯左に
移動した場合(スライド体14の左端が左バルブカラー
15のフランジ部15aに当接した状態)でも、シリン
ダ室11と排出孔13との距離rが遊動間隔sより大き
いため、左方の排出孔13が連通するようなことがな
い。
原理図の上から3番目に示す状態でピストン7が一番左
方に移動した時、仮に左方のスライド体14が一杯左に
移動した場合(スライド体14の左端が左バルブカラー
15のフランジ部15aに当接した状態)でも、シリン
ダ室11と排出孔13との距離rが遊動間隔sより大き
いため、左方の排出孔13が連通するようなことがな
い。
【0028】又、(ハ)(ニ)で明らかなように、サイ
クル中、ガス供給孔12とシリンダ室11の連通は極め
て短時間とする反面、排出孔13とシリンダ室11との
連通を長時間とし又、一部において左右の排出孔13、
13の開放タイミングを重複させているのは、ピストン
7の慣性力を有効に利用して往復動せしめるためであ
る。すなわち、至短時間に圧力の供給を受けたピストン
7を少ない抵抗で移動させるためにはシリンダ室11内
の圧力を迅速に逃がす必要があるからである。そして、
このような排出孔13の長い開放タイミングは、慣性遅
れによって作動するスライド体14によって簡易に構成
出来る。
クル中、ガス供給孔12とシリンダ室11の連通は極め
て短時間とする反面、排出孔13とシリンダ室11との
連通を長時間とし又、一部において左右の排出孔13、
13の開放タイミングを重複させているのは、ピストン
7の慣性力を有効に利用して往復動せしめるためであ
る。すなわち、至短時間に圧力の供給を受けたピストン
7を少ない抵抗で移動させるためにはシリンダ室11内
の圧力を迅速に逃がす必要があるからである。そして、
このような排出孔13の長い開放タイミングは、慣性遅
れによって作動するスライド体14によって簡易に構成
出来る。
【0029】尚、本実施例では振動発電機として構成
し、マグネットであるピストン7を往復動させて発電コ
イル5に誘導電流を発生させるようにしているが、かか
るピストン7にコイルを設けるような場合は、例えばシ
ャフト8側に摺動ブラシ等を設けるようにすることも可
能である。又、かかる発電機のみならず他の一般的な往
復振動発生機として用いることも出来ることはいうまで
もない。
し、マグネットであるピストン7を往復動させて発電コ
イル5に誘導電流を発生させるようにしているが、かか
るピストン7にコイルを設けるような場合は、例えばシ
ャフト8側に摺動ブラシ等を設けるようにすることも可
能である。又、かかる発電機のみならず他の一般的な往
復振動発生機として用いることも出来ることはいうまで
もない。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明の往復振動発生機
は、シリンダ室内に流体圧を加えておくだけでピストン
が往復動するため、従来のように回転運動を往復振動に
変換するといった変換機が必要でなくなり、変換に伴う
中間のエネルギロスが減少する。又、装置自体も極めて
シンプルな構成となり、小型化が可能である。
は、シリンダ室内に流体圧を加えておくだけでピストン
が往復動するため、従来のように回転運動を往復振動に
変換するといった変換機が必要でなくなり、変換に伴う
中間のエネルギロスが減少する。又、装置自体も極めて
シンプルな構成となり、小型化が可能である。
【図1】本発明の往復振動発生機を振動発電機として構
成した1例を示す縦断面図
成した1例を示す縦断面図
【図2】同側面図
【図3】バルブカラーとスライド体の斜視図
【図4】(イ)は動作原理図、(ロ)は行程・圧力線図
で、実線が行程線図、破線が圧力線図、(ハ)は左方の
バルブ開閉タイミング線図で、中央線左方が供給孔側、
中央線右方が排出孔側、(ニ)は右方のバルブ開閉タイ
ミング線図で、中央線右方が供給孔側、中央線左方が排
出孔側
で、実線が行程線図、破線が圧力線図、(ハ)は左方の
バルブ開閉タイミング線図で、中央線左方が供給孔側、
中央線右方が排出孔側、(ニ)は右方のバルブ開閉タイ
ミング線図で、中央線右方が供給孔側、中央線左方が排
出孔側
1 振動発電機 5 発電コイル 7 ピストン 8 シャフト 11 シリンダ室 12 ガス供給孔 13 排出孔 14 スライド体 15 バルブカラー 17 連通溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 豊治 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 鈴木 泰治 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 外山 弐一 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 小島 秀男 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 シリンダ室内に配設されるピストンと、
このピストンに一体化され移動方向の両側に延出するシ
ャフトと、該ピストンを挟む左右のシリンダ室内に加圧
流体を供給する左右一対の加圧流体供給孔と、該左右の
シリンダ室内から流体を排出する左右一対の排出孔を備
え、前記シャフトの左右或いは左右のシリンダ室のいず
れかには、ピストンがシリンダ室中央近傍に位置する際
に各加圧流体供給孔を閉鎖し、且つピストンがいずれか
一方向側へ移動した際に移動方向側の加圧流体供給孔を
連通せしめる開閉機構を設けるとともに、前記排出孔
は、ピストンの移動に遅れて追随する慣性遅れバルブに
よって開閉自在としたことを特徴とする往復振動発生
機。 - 【請求項2】 前記ピストン及びシリンダ室周囲にはコ
イルと磁石の組み合わせからなる発電部が設けられ、ピ
ストンの往復動によって発電する発電機として構成され
ることを特徴とする請求項1に記載の往復振動発生機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35696491A JPH05176501A (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | 往復振動発生機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35696491A JPH05176501A (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | 往復振動発生機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05176501A true JPH05176501A (ja) | 1993-07-13 |
Family
ID=18451669
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35696491A Withdrawn JPH05176501A (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | 往復振動発生機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05176501A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1991
- 1991-12-25 JP JP35696491A patent/JPH05176501A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990311 |