JPH0517612U - 防水型光フアイバケーブル - Google Patents
防水型光フアイバケーブルInfo
- Publication number
- JPH0517612U JPH0517612U JP7377391U JP7377391U JPH0517612U JP H0517612 U JPH0517612 U JP H0517612U JP 7377391 U JP7377391 U JP 7377391U JP 7377391 U JP7377391 U JP 7377391U JP H0517612 U JPH0517612 U JP H0517612U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical fiber
- fiber cable
- cable
- waterproof
- core wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【構成】 光ファイバ心線3を有するケーブルコアの周
囲に少なくとも押さえ巻き層7とシース層8とを有する
光ファイバケーブルにおいて、該光ファイバ心線3がシ
ラングラフトマーオイル6により封入されている防水型
光ファイバケーブル。 【効果】 高い防水性が得られる。高温でもオイルの垂
れ落ちがない。
囲に少なくとも押さえ巻き層7とシース層8とを有する
光ファイバケーブルにおいて、該光ファイバ心線3がシ
ラングラフトマーオイル6により封入されている防水型
光ファイバケーブル。 【効果】 高い防水性が得られる。高温でもオイルの垂
れ落ちがない。
Description
【0001】
本考案は、防水型光ファイバケーブルに関するものである。
【0002】
従来の光ファイバケーブルには、水の進入に起因する伝送ロスの増加防止のた め、種々の防水対策が採られている。それらの対策の中に、防水ジェリー混和物 により光ファイバを封入し、防水性を付与したものがある。
【0003】
上記ジェリー混和物としては、パラフィン系、シリコン系等のオイルに、垂れ 落ちることのないように粘性を持たせるために、シリカ、白金等の無機物を添加 したものがある。
【0004】 これらのジェリー混和物を充填する時には充填をしやすくするために100℃ 程度の高い温度で充填する。しかし、室温に冷却したときに混和物が収縮し、空 隙ができるという問題がある。また、温度が高くなるとジェリー混和物が垂れ落 ち易いという問題点がある。
【0005】 本考案は、上記問題点を解決し、充填混和物に空隙が生じなく、高温において も混和物が垂れ落ちることの無い、優れた防水効果を有する防水型光ファイバケ ーブルを提供することを目的とする。
【0006】
上記課題を解決するために、本考案においては、光ファイバ心線を有するケー ブルコアの周囲に少なくとも押さえ巻き層とシース層とを有する光ファイバケー ブルにおいて、該光ファイバ心線がシラングラフトマーオイルにより封入されて いることを特徴とする防水型光ファイバケーブルが提供される。
【0007】 シラングラフトマーオイルは常温で液体であるが、周りの水分が拡散すると架 橋し、流動性がなくなる。従って、常温で注入が可能であるため、従来のように 体積収縮することがなく、注入後架橋することにより垂れ落ちることが無くなる 。
【0008】 このシラングラフトマーオイル中には、本考案の目的を失わない範囲で、難燃 性を付与するために水酸化マグネシウム、三酸化アンチモン等の難燃剤を添加さ せることができる。また、架橋反応を早くするために、シラン架橋触媒を添加す ることもできる。さらに、酸化防止剤、紫外線防止剤、各種顔料、放射線防御剤 等を添加することもできる。
【0009】
図1に本考案の実施例の防水型光ファイバケーブルの周方向の断面図を示す。 図1において光ファイバケーブル1は、スペンサー2(直径9mm)の外周面 に、幅1.5mm、深さ2.5mmの溝4が計4溝、螺旋状に形成されており、 この溝4に光ファイバ心線(光テープ心線)3が収納されている。なお、5は芯 材の抗張力体である。
【0010】 このような構造の光ファイバケーブル1の溝4に、実施例としてシラングラフ トマーオイル6を、1個の溝幅以下にならない最小充填量で、スペンサー2に対 して直線的に、常温で連続充填した。比較例としてパラフィンオイル100重量 部に対してシリカを100重量部を配合したジェリー混和物を温度120℃で同 様に充填した。
【0011】 次にスペンサー2の外周面に光ファイバ心線3が完全に包みこまれるようにし て、押さえ巻きテープを1/2ラップで1回巻回して、押さえ巻き層7を形成し た。更に、押さえ巻き層7の外周面にポリエチレンを厚さ0.2mmで押し出し 被覆してシース層8を形成し、実施例及び比較例の光ファイバケーブルを得た。
【0012】 実施例及び比較例の光ファイバケーブルを、1週間放置した後、下記の方法で 防水性と高温での垂れ落ちの評価をした。
【0013】 防水性評価 各ケーブルを1.5mに切断し、そのー端に、水密に被包するようにポリエチ レンパイプを接続した。次に、このポリエレンパイプの中に水を入れ、パイプの 、前記接続部と反対の端部が上方に、光ファイバケーブルの、前記接続部と反対 の端部が下方に、かつ両端部の高さの差が1mになるように傾斜させて固定した 。そのままの状態で24時間放置した後、水のしみ出しを観察したところ、本考 案の実施例の光ファイバケーブルには水のしみ出しは無かったのに対し、比較例 の光ファイバケーブルは水のしみ出しが生じていた。
【0014】 高温での垂れ落ち評価 各ケーブルを30cm長に切断したものを、70℃のオーブンの中に垂直にな るように固定した。そのままの状態で48時間放置した後ち、ケーブル端部から の充填物の垂れの有無を観察したところ、本考案の実施例の光ファイバケーブル には垂れが認められなかったのに対し、比較例の光ファイバケーブルはオイルの 垂れが生じていた。
【0015】 尚、前期実施例では、スロット型の光ケーブルコアの場合で説明したが、コア としては、例えば、単に複数本の光ファイバ心線を抗張力体と周りに撚り合わせ たもの等、種々のものが考えられ、本考案はこれら種々のケーブルコアに適用で きる。
【0016】
本考案の防水型光ファイバケーブルは、シラングラフトマーオイルにより光フ ァイバ心線が封入されているため、光ファイバケーブルが空隙なく封入され優れ た防水性を有し、また温度が高くてもオイルの垂れ落ちが生じることがない。
【図1】本考案の実施例で用いた防水型光ファイバケー
ブルの周方向の断面図である。
ブルの周方向の断面図である。
1 防水型光ファイバケーブル 2 スペンサー 3 光ファイバ心線 4 溝 5 芯材 6 シラングラフトマーオイル 7 押さえ巻き層 8 シース層
Claims (1)
- 【請求項1】 光ファイバ心線を有するケーブルコアの
周囲に少なくとも押さえ巻き層とシース層とを有する光
ファイバケーブルにおいて、該光ファイバ心線がシラン
グラフトマーオイルにより封入されていることを特徴と
する防水型光ファイバケーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7377391U JPH0517612U (ja) | 1991-08-21 | 1991-08-21 | 防水型光フアイバケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7377391U JPH0517612U (ja) | 1991-08-21 | 1991-08-21 | 防水型光フアイバケーブル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0517612U true JPH0517612U (ja) | 1993-03-05 |
Family
ID=13527868
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7377391U Pending JPH0517612U (ja) | 1991-08-21 | 1991-08-21 | 防水型光フアイバケーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0517612U (ja) |
-
1991
- 1991-08-21 JP JP7377391U patent/JPH0517612U/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA1162997A (en) | Filling materials for communications cable | |
CA1153918A (en) | Cable comprising optical fibres | |
US3607487A (en) | Waterproof electrical cable | |
US5649043A (en) | Optical fiber cable having truncated triangular profile tubes | |
JPH06203645A (ja) | 耐水性絶縁被覆導体とその製造方法 | |
EP0422573B1 (en) | Waterproof optical fiber cable | |
CN101950060A (zh) | 层绞式光缆 | |
US4004077A (en) | Water blocked electric cables | |
US5247599A (en) | Steam resistant optical fiber cable | |
JPS6029778Y2 (ja) | 防水電気ケ−ブル | |
CN202217091U (zh) | 层绞式煤矿用阻燃耐火光缆 | |
CN1214808A (zh) | 电缆连接 | |
JPH0517612U (ja) | 防水型光フアイバケーブル | |
FI59499B (fi) | Foerfarande foer framstaellning av en i laengdriktningen vattentaet telekommunikationskabel och enligt foerfarandet framstaelld i laengdriktningen vattentaet telekommunikationskabel | |
JPS6134512A (ja) | 防水型ケ−ブル | |
CN1164410C (zh) | 三层共挤一步法硅烷交联聚乙烯绝缘电力电缆及其制备方法 | |
JPH03125105A (ja) | 防水型光ファイバケーブル | |
AU598562B2 (en) | Direct current electric cables | |
ITMI952065A1 (it) | Procedimento per realizzare cavi multipolari miniaturizzati resistenti alla propagazione della fiamma con ridotta emissione di | |
RU2797030C1 (ru) | Способ изготовления электрического кабеля и кабель, изготавливаемый данным способом | |
CN201749239U (zh) | 层绞式光缆 | |
NO159891B (no) | Oljebestandig kabel. | |
JPS6247329B2 (ja) | ||
EP3825747A1 (en) | Talcum-free flame retardant fiber optical cable with micro-modules | |
KR20240018942A (ko) | 광케이블용 경량 및 난연 충진재 조성물 및 이의 제조 방법 |