JPH0517419A - 新規化合物および該化合物を有効成分とする抗腫瘍剤 - Google Patents

新規化合物および該化合物を有効成分とする抗腫瘍剤

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JPH0517419A
JPH0517419A JP3189546A JP18954691A JPH0517419A JP H0517419 A JPH0517419 A JP H0517419A JP 3189546 A JP3189546 A JP 3189546A JP 18954691 A JP18954691 A JP 18954691A JP H0517419 A JPH0517419 A JP H0517419A
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JP
Japan
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acid
compound
added
mixture
ethyl acetate
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Application number
JP3189546A
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English (en)
Inventor
Iwao Sakakibara
榊原巖
Toshiaki Fujihashi
藤橋俊明
Koji Hayashi
林紘司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsumura and Co
Original Assignee
Tsumura and Co
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Publication date
Application filed by Tsumura and Co filed Critical Tsumura and Co
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Publication of JPH0517419A publication Critical patent/JPH0517419A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】抗腫瘍作用を有し、抗腫瘍剤として有用な医薬
品を提供する。 【構成】桂皮酸類縁体をアミド化して得られる下記一般
式Iのアミド化合物および該アミド化合物を有効成分と
してなる抗腫瘍剤。アミド化合物としては、N-p-アミノ
シンナモイルチラミン、N-p-アミノシンナモイルドパミ
ン、N-p-フルオロシンナモイルチラミン、N-p-クロロシ
ンナモイルチラミン、N-p-メルカプトヒドロシンナモイ
ルチラミン、N-p-ニトロシンナモイルチラミン等が挙げ
られる。このアミド化合物は、DT、3T3、HeLa、MCF7、L
1210等の各細胞腫に対して、増殖抑制作用を有する。 〔式中、Rは水素原子または水酸基、Rは特定の基
を示す〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、抗腫瘍活性を有し、抗
腫瘍剤として有用なアミド化合物に関するものである。
【0002】
【従来の技術および課題】現在、抗腫瘍剤として臨床に
使用されている薬物は、シクロフォスファミドに代表さ
れるアルキル化剤、メソトレキセートに代表される葉酸
拮抗物質、6-メルカプトプリンに代表されるプリン拮抗
物質、フルオロウラシルに代表されるピリミジン拮抗物
質、その他、抗腫瘍性抗生物質、植物アルカロイド、菌
体成分、白金錯体等が挙げられる。しかしこれらの薬剤
は、それぞれの副作用、投与形態、投与方法等の点で一
長一短があり、腫瘍の治療に対し満足すべき薬剤は開発
されてはいない。そこで副作用が少なく、抗腫瘍作用の
強い理想的な薬剤の開発が望まれていた。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の課題
を解決すべく鋭意検討した結果、下記式Iで表されるア
ミド化合物類を誘導することに成功し、該アミド化合物
類の薬理活性を調べたところ、抗腫瘍作用を有すること
を見いだした。また、これらアミド化合物類は安全性も
高いことから、求めていた抗腫瘍剤として有用であり、
これら知見により本発明を完成するに至った。
【0004】すなわち本発明は、下記式I(式中、R1は水
素原子または水酸基を示し、R2 を示す。ただし、R3はアミノ基、ニトロ基、フッ素原子
または塩素原子である。)で表されるアミド化合物(以
下、本発明の化合物という。)および該アミド化合物を
有効成分とする抗腫瘍剤である。
【0005】本発明の化合物は、例えば下記に示す方法
によって得ることができる。
【0006】p-アミノ桂皮酸塩酸塩、p-フルオロ桂皮
酸、p-クロロ桂皮酸、p-メルカプトヒドロ桂皮酸、p-ニ
トロ桂皮酸、インドールアクリル酸、ウロカニン酸、4-
ピリジルチオ酢酸、チオフェン-2-アクリル酸またはシ
ナピン酸を有機溶剤に溶解した反応受器中に、当該の有
機アミン類もしくはその塩酸塩およびアミンを加え氷水
で冷却しながら攪拌する。
【0007】有機溶剤の具体例としては、塩化メチレ
ン、テトラヒドロフラン(THF)、ジメチルホルムアミド
(DMF)等が挙げられ、有機アミン類もしくはその塩酸塩
とは、具体的にはチラミン、ドパミン塩酸塩等であり、
アミンの具体例としては、トリエチルアミン、ピリジン
等が挙げられる。
【0008】次に、この反応受器中に縮合剤を加え、3
時間から12時間の範囲で攪拌し、反応を行う。反応終了
後、反応液を水中に放置し、有機溶剤で分配抽出する。
得られた有機溶剤を水で洗浄し、塩化カルシウム、硫酸
マグネシウム、硫酸ナトリウム等の乾燥剤で乾燥した
後、減圧下に溶媒を留去することにより、本発明の化合
物を得ることができる。
【0009】縮合剤としては、ジフェニルリン酸クロリ
ド、ジフェニルリン酸アジド、シアノリン酸ジエチル等
を用いればよい。
【0010】分配抽出する時の有機溶剤としては、エー
テル、クロロホルム、酢酸エチル、ブタノール等が挙げ
られる。
【0011】また、必要に応じて得られた反応物を、シ
リカゲルカラムクロマトグラフィー、中圧シリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー、ダイアイオンHP-20(三菱化成
社製)によって精製し、再結晶し、もしくは粉末化する
ことにより本発明の化合物を得ることができる。
【0012】精製する時は、溶出溶媒としてクロロホル
ム、ベンゼン、アセトン、酢酸エチル、ヘキサン、エー
テル、メタノール、エタノール、水等を単独もしくは混
合したものを用いればよい。
【0013】再結晶溶媒としては、水、メタノール、エ
タノール、アセトン、酢酸エチル、クロロホルム、エー
テル、ベンゼン、ヘキサンの単独もしくはそれ以上の混
合溶媒を使用することができる。
【0014】次に本発明の化合物が、抗腫瘍作用を有
し、抗腫瘍剤として有用であることについて実験例を挙
げて説明する。
【0015】実験例1 使用細胞として、DT[マウス胎児繊維芽細胞NIH/3T3をキ
ルステン(Kirsten)肉種ウイルスで形質転換した癌化細
胞][K-ras癌遺伝子活性化癌細胞:Proc.Natl.Acad.Sci.U
SA80, 5602(1983)]、3T3(マウス線維芽細胞樹立株)、H
eLa(ヒト子宮脛癌由来細胞)、T24(ヒト膀胱癌由来細
胞)、MCF7(ヒト乳癌由来細胞)、L1210(マウス白血病細
胞)を用い、各細胞腫とも、3.0×104細胞/mlに調製した
細胞液を、96マルチプレート(COSTAR NO.3596)に100μ
l/細胞接種し、約24時間後、各試料の5%DMSO-PBS溶液10
μl/細胞を添加した。試料添加から約48時間後、MTT試
薬(5mg/ml)20μl/細胞を添加し、さらにその4時間後、1
0%SDS-0.01N塩酸100μl/細胞を添加し、ピペッティング
により固形物を溶解した。
【0016】測定はミクロプレート リーダー(micropl
ate reader,二波長:540nm,690nm)により行い、試料添
加から2〜3時間後、約24時間後およびMTT試薬添加前
に、試料による影響を観察した。
【0017】試料濃度は、30、10、3、1、0.3、0.1およ
び0.03μg/mlとし、各試料について、試料濃度およびミ
クロプレート リーダー測定値を片対数グラフにプロッ
トし、対照群(5%DMSO-PBS)の測定値を100%、0日目の測
定値を0%として、IC50(50%成長阻止濃度,μg/ml)を求め
た。
【0018】実験によって得られたIC50の結果を表1に
示した。
【0019】
【表1】表1(50%成長阻止濃度,単位:μg/ml)
【0020】表1から明らかなように、本発明の化合物
は各細胞腫に対して、増殖抑制作用を有することが確認
された。
【0021】また、本発明の化合物の急性毒性試験を6
週令ウイスター(Wistar)系雄性ラット(各化合物300mg/k
gを0.5%カルボキシメチルセルロース液5mlに溶解し、腹
腔内投与)を用いて行ったところ、投与後1週間で死亡例
は認められなかった。
【0022】このように本発明の化合物は、毒性が低
く、各種癌細胞に対して増殖抑制作用を有することか
ら、抗腫瘍剤として有用である。
【0023】次に、本発明の化合物の投与量および製剤
化について説明する。
【0024】本発明の化合物はそのまま、あるいは慣用
の製剤担体と共に動物および人に投与することができ
る。投与形態としては、特に限定がなく、必要に応じ適
宜選択して使用され、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、細粒
剤、散剤等の経口剤、注射剤、坐剤等の非経口剤が挙げ
られる。
【0025】経口剤として所期の効果を発揮するために
は、患者の年令、体重、疾患の程度により異なるが、通
常成人で本発明の化合物の重量として、10mg〜5gを、1
日数回に分けての服用が適当と思われる。
【0026】本発明において錠剤、カプセル剤、顆粒剤
等の経口剤は、例えばデンプン、乳糖、白糖、マンニッ
ト、カルボキシメチルセルロース、コーンスターチ、無
機塩類等を用いて常法に従って製造される。
【0027】この種の製剤には、適宜前記賦形剤の他
に、結合剤、崩壊剤、界面活性剤、滑沢剤、流動性促進
剤、矯味剤、着色剤、香料等を使用することができる。
それぞれの具体例は以下に示すごとくである。
【0028】[結合剤]デンプン、デキストリン、アラビ
アゴム末、ゼラチン、ヒドロキシプロピルスターチ、メ
チルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウ
ム、ヒドロキシプロピルセルロース、結晶セルロース、
エチルセルロース、ポリビニルピロリドン、マクロゴー
ル。
【0029】[崩壊剤]デンプン、ヒドロキシプロピルス
ターチ、カルボキシメチルセルロースナトリウム、カル
ボキシメチルセルロースカルシウム、カルボキシメチル
セルロース、低置換ヒドロキシプロピルセルロース。
【0030】[界面活性剤]ラウリル硫酸ナトリウム、大
豆レシチン、ショ糖脂肪酸エステル、ポリソルベート8
0。
【0031】[滑沢剤]タルク、ロウ類、水素添加植物
油、ショ糖脂肪酸エステル、ステアリン酸マグネシウ
ム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウ
ム、ポリエチレングリコール。
【0032】[流動性促進剤]軽質無水ケイ酸、乾燥水酸
化アルミニウムゲル、合成ケイ酸アルミニウム、ケイ酸
マグネシウム。
【0033】また本発明の化合物は、懸濁液、エマルジ
ョン剤、シロップ剤、エリキシル剤としても投与するこ
とができ、これらの各種剤形には、矯味矯臭剤、着色剤
を含有してもよい。
【0034】非経口剤として所期の効果を発揮するため
には、患者の年令、体重、疾患の程度により異なるが、
通常成人で本発明の化合物の重量として1日0.5mg〜1gま
での静注、点滴静注、皮下注射、筋肉注射が適当と思わ
れる。
【0035】この非経口剤は常法に従って製造され、希
釈剤として一般に注射用蒸留水、生理食塩水、ブドウ糖
水溶液、注射用植物油、ゴマ油、ラッカセイ油、ダイズ
油、トウモロコシ油、プロピレングリコール、ポリエチ
レングリコール等を用いることができる。さらに必要に
応じて、殺菌剤、防腐剤、安定剤を加えてもよい。ま
た、この非経口剤は安定性の点から、バイアル等に充填
後冷凍し、通常の凍結乾燥技術により水分を除去し、使
用直前に凍結乾燥物から液剤を再調製することもでき
る。さらに、必要に応じて適宜、等張化剤、安定剤、防
腐剤、無痛化剤等を加えても良い。
【0036】その他の非経口剤としては、外用液剤、軟
膏等の塗布剤、直腸内投与のための坐剤等が挙げられ、
常法に従って製造される。
【0037】次に実施例を示して本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明はこれによりなんら制限されるもの
ではない。
【0038】実施例1 p-アミノ桂皮酸塩酸塩1.00gおよびチラミン690mgをDMF2
0mlに溶解し、反応液を氷冷した。反応液中にトリエチ
ルアミン1.6mlを加え30分間攪拌した後、90%シアノリン
酸ジエチル1.0mlを加え、徐々に室温に戻しながら一夜
攪拌した。
【0039】反応液を水100ml中に放置し、酢酸エチル1
00mlで3回分配抽出し、得られた酢酸エチル層を水洗
浄、硫酸マグネシウム乾燥した。
【0040】反応混合物を中圧シリカゲルクロマトグラ
フィー(クロロホルム:メタノール=95:5)で分離したフラ
クションをメタノールで再結晶することにより、無色針
状物質940mgを得た。
【0041】本化合物は下記に示した理化学的性質を有
することから、N-p-アミノシンナモイルチラミンと決定
した。
【0042】融点:122〜125°C マススペクトル(FAB-MS)m/z:m/z:283〔M+H〕+ 赤外線吸収スペクトル(IR,ν max cm-1,KBr):3408,33
28,3252,1648,1606,1590,1564,1512 紫外線吸収スペクトル[λ max nm(log ε),EtOH]:22
8(4.32),335(4.42) プロトン核磁気共鳴スペクトル (δ ppm in DMSO-d6):2.66(2H,t,J=7Hz),3.34(2H,
m),5.22(2H,br s),6.25(1H,d,J=15.9Hz),6.57(2H,d,J=
8.5Hz),6.67(2H,d,J=8.5Hz),6.99(2H,d,J=8.5Hz),7.20
(2H,d,J=8.5Hz),7.24(1H,d,J=15.6Hz),7.55(1H,br t),
9.85(1H,s)
【0043】実施例2 p-アミノ桂皮酸塩酸塩2.00gおよびドパミン塩酸塩1.90g
をDMF20mlに溶解し、反応液を氷冷した。反応液中にト
リエチルアミン4.4mlを加え、30分間攪拌した。次に90%
シアノリン酸ジエチル1.9mlを加え、徐々に室温に戻し
ながら一夜攪拌した。
【0044】反応液を水200mlに放置し、酢酸エチル200
mlで3回分配抽出し、得られた酢酸エチル層を水洗浄、
硫酸マグネシウム乾燥した。
【0045】反応混合物を中圧シリカゲルクロマトグラ
フィー(クロロホルム:メタノール=95:5)で分離したフラ
クションをメタノールで粉末化することにより、白色粉
末物質150mgを得た。
【0046】本化合物は下記に示した理化学的性質を有
することから、N-p-アミノシンナモイルドパミンと決定
した。
【00487】マススペクトル(EI-MS)m/z:298(M+),17
8,163,146,118 赤外線吸収スペクトル(IR,ν max cm-1,KBr):3408,33
36,3232,1642,1608,1574,1526 紫外線吸収スペクトル[λ max nm(log ε),EtOH]:22
6(4.27),294(sh.4.17),321(sh.4.31),333(4.34) プロトン核磁気共鳴スペクトル(δ ppm in acetone-
d6):2.68(2H,t,J=7Hz),3.43(2H,t,J=7Hz),6.30(1H,d,J=
15.6Hz),6.54(1H,dd,J=7.8,2.0Hz),6.65(2H,d,J=8.3H
z),6.67(1H,d,J=2.0Hz),6.69(1H,d,J=7.8Hz),7.28(2H,
d,J=8.5Hz),7.40(1H,d,J=15.6Hz).13 C-核磁気共鳴スペクトル(δ ppm in acetone-d6):
36.1(t),42.5(t),115.8(d×2),116.4(d×2),116.9(d),1
21.1(d),125.3(s),130.4(d×2),132.2(s),142.4(d),14
4.8(s),146.2(s),151.4(s),169.6(s)
【0048】実施例3 p-フルオロ桂皮酸1.70gおよびチラミン1.40gをDMF20ml
に溶解し、反応液を氷冷した。反応液中にトリエチルア
ミン1.6mlを加えて30分間攪拌し、90%シアノリン酸ジエ
チル2.0mlを加え、徐々に室温に戻しながら一夜攪拌し
た。
【0049】反応液を水200ml中に放置し、酢酸エチル2
00mlで3回分配抽出し、得られた酢酸エチル層を水洗
浄、硫酸マグネシウム乾燥した。
【0050】反応混合物をシリカゲルクロマトグラフィ
ー(クロロホルム:メタノール=95:5)で分離したフラクシ
ョンを酢酸エチルで再結晶することにより、無色針状物
質1.752gを得た。
【0051】本化合物は、下記に示した理化学的性質を
有することから、N-p-フルオロシンナモイルチラミンと
決定した。
【0052】マススペクトル(EI-MS)m/z:285(M+),166,1
50,102 高分解能マススペクトロメトリー(HR-MS): C17H16NO2F(M+): 計算値;285.1165 実測値;285.1171 赤外線吸収スペクトル(IR,ν max cm-1,KBr):3440,32
80,1670,1628,1600 紫外線吸収スペクトル[λ max nm(log ε),EtOH]:22
2(4.32),272(4.41),277(4.41),287(sh.4.27) プロトン核磁気共鳴スペクトル(δ ppm in acetone-
d6):2.76(2H,t,J=7Hz),3.51(2H,dt,J=7,6Hz),6.62(1H,
d,J=15.7Hz),6.77(2H,d,J=8.6Hz),7.06(2H,d,J=8.6Hz),
7.14(1H,d,J=8.8Hz),7.16(1H,d,J=8.8Hz),7.31(1H,br),
7.52(1H,d,J=15.7Hz),7.60(1H,d,J=8.6Hz),7.61(1H,d,J
=8.6Hz)13 C-核磁気共鳴スペクトル(δ ppm in acetone-d6):
35.7(t),42.0(t),116.1(d×2),116.4(d),116.6(d),123.
0(d),130.4(d×2),130.5(d×2),131.1(s),132.8(s),13
8.8(d),156.7(s),165.1(s),165.9(s)
【0053】実施例4 p-クロロ桂皮酸2.00gおよびチラミン1.50gをDMF20mlに
溶解し反応液を氷冷した。反応液中にトリエチルアミン
1.6mlを加え、30分間攪拌した。次に90%シアノリン酸ジ
エチル2.0mlを加え、徐々に室温に戻しながら一夜攪拌
した。
【0054】反応液を水200ml中に放置し、酢酸エチル2
00mlで3回分配抽出した。得られた酢酸エチル層を水洗
浄、硫酸マグネシウム乾燥した。
【0055】反応混合物をシリカゲルクロマトグラフィ
ー(クロロホルム:メタノール=95:5)で分離したフラクシ
ョンを酢酸エチルで再結晶することにより、無色燐片状
物質2.029gを得た。
【0056】本化合物は、下記に示した理化学的性質を
有することから、N-p-クロロシンナモイルチラミンと決
定した。
【0057】融点:162〜163°C マススペクトル(EI-MS)m/z: 301(M+),182,165,120 高分解能マススペクトロメトリー(HR-MS): C17H16NO2Cl(M+): 計算値;301.0869 実測値;301.0865 赤外線吸収スペクトル(IR,ν max cm-1,KBr):3284,30
68,1650,1618,1544,1514 紫外線吸収スペクトル[λ max nm(log ε),EtOH]:22
5(4.36),278(4.49),283(4.49),292(sh.4.36) プロトン核磁気共鳴スペクトル(δ ppm in acetone-
d6):2.76(2H,t,J=7Hz),3.51(2H,dt,J=7,6Hz),6.68(1H,
d,J=15.7Hz),6.77(2H,d,J=8.6Hz),7.06(2H,d,J=8.6Hz),
7.35(1H,br),7.41(2H,d,J=8.5Hz),7.51(1H,d,J=15.7H
z),7.57(2H,d,J=8.4Hz),8.16(1H,br s)13 C-核磁気共鳴スペクトル(δ ppm in acetone-d6):
35.7(t),42.0(t),116.1(d×2),123.9(d),129.8(d×2),1
30.0(d×2),130.5(d×2),131.1(s),135.2(s),135.3(s),
138.6(d),156.7(s),165.8(s)
【0058】実施例5 p-メルカプトヒドロ桂皮酸5.00gおよびチラミン3.75gを
DMF100mlに溶解し、反応液を氷冷した。反応液中にトリ
エチルアミン4.2mlを加え、30分間攪拌した。次に95%シ
アノリン酸ジエチル4.5mlを加え、徐々に室温に戻しな
がら一夜攪拌した。
【0059】反応液を水200ml中に放置し、酢酸エチル2
00mlで3回分配抽出し、得られた酢酸エチル層を水洗
浄、硫酸マグネシウム乾燥した。
【0060】反応混合物をシリカゲルクロマトグラフィ
ー(クロロホルム:メタノール=95:5)で分離したフラクシ
ョンを酢酸エチルで再結晶することにより、無色針状物
質1.951gを得た。
【0061】本化合物は下記に示した理化学的性質を有
することから、N-p-メルカプトヒドロシンナモイルチラ
ミンと決定した。
【0062】融点:118〜123°C マススペクトル(EI-MS)m/z:301(M+),240,181,120 赤外線吸収スペクトル(IR,ν max cm-1,KBr):3304,16
42,1616,1544,1514,1246 紫外線吸収スペクトル[λ max nm(log ε),EtOH]:24
4(4.06),274(3.63) プロトン核磁気共鳴スペクトル (δ ppm in acetone-d6+DMSO-d6): 2.40(2H,t,J=7Hz),2.60(2H,t,J=7Hz),2.86(2H,t,J=7H
z),3.28(2H,dt,J=7,6Hz),6.72(2H,d,J=8.3Hz),6.96(2H,
d,J=8.3Hz),7.21(2H,d,J=8.3Hz),7.43(2H,d,J=8.3Hz),
8.86(1H,br s)13 C-核磁気共鳴スペクトル (δ ppm inacetone-d6+DMSO-d6): 31.7(t),35.6(t),37.9(t),41.6(t),116.2(d×2),128.8
(d×2),130.2(d×2),130.2(d×2),130.6(s),134.6(s),1
42.4(s),156.9(s),171.9(s)
【0063】実施例6 p-ニトロ桂皮酸8.00gおよびチラミン5.70gをDMF100mlに
溶解し、反応液を氷冷した。反応液中にトリエチルアミ
ン6.0mlを加え、30分間攪拌した。次に95%シアノリン酸
ジエチル7.5mlを加え、徐々に室温に戻しながら一夜攪
拌した。
【0064】反応液を水200ml中に放置し、酢酸エチル2
00mlで3回分配抽出しし、得られた酢酸エチル層を水洗
浄、硫酸マグネシウム乾燥した。
【0065】反応混合物をシリカゲルクロマトグラフィ
ー(クロロホルム:メタノール=90:10)で分離したフラク
ションを酢酸エチルで再結晶することにより、微黄色針
状物質8.079gを得た。
【0066】本化合物は下記に示した理化学的性質を有
することから、N-p-ニトロシンナモイルチラミンと決定
した。
【0067】融点:174〜176°C マススペクトル(EI-MS)m/z:312(M+),193,176,120 高分解能マススペクトロメトリー(HR-MS): C17H16N2O4(M+): 計算値;312.1110 実測値;312.1107 赤外線吸収スペクトル(IR,ν max cm-1,KBr):3420,32
52,1662,1624,1612,1592 紫外線吸収スペクトル[λ max nm(log ε),EtOH]:22
4(4.27),292(4.21),307(4.27) プロトン核磁気共鳴スペクトル(δ ppm in acetone-
d6):2.78(2H,t,J=7Hz),3.53(2H,dt,J=7,6Hz),6.77(2H,
d,J=8.6Hz),6.87(1H,d,J=15.7Hz),7.07(2H,d,J=8.6Hz),
7.45(1H,br),7.61(1H,d,J=15.7Hz),7.83(2H,d,J=8.5H
z),8.13(1H,br s),8.25(2H,d,J=8.8Hz)13 C-核磁気共鳴スペクトル(δ ppm in acetone-d6):
35.7(t),42.0(t),116.1(d×2),123.9(d),129.8(d×2),1
30.0(d×2),130.5(d×2),131.0(s),135.2(s),135.3(s),
138.6(d),156.7(s),165.8(s)
【0068】実施例7 インドールアクリル酸5.00gおよびチラミン3.70gをDMF1
00mlに溶解し、反応液を氷冷した。反応液中にトリエチ
ルアミン3.8mlを加え、30分間攪拌した。次に95%シアノ
リン酸ジエチル4.3mlを加え、徐々に室温に戻しながら
一夜攪拌した。
【0069】反応液を水200ml中に放置し、酢酸エチル2
00mlで3回分配抽出し、得られた酢酸エチル層を水洗
浄、硫酸マグネシウム乾燥した。
【0070】反応混合物をダイアイオンHP-20カラムク
ロマトグラフィーに付し、水1l、続いてメタノール2lで
溶出した。
【0071】得られたメタノール溶出部を減圧濃縮した
後、シリカゲルクロマトグラフィー(クロロホルム:メタ
ノール=90:10)で分離したフラクションを酢酸エチルで
再結晶することにより、無色針状物質5.29gを得た。
【0072】本化合物は下記に示した理化学的性質を有
することから、N-インドールアクリロイルチラミンと決
定した。
【0073】融点:218〜220°C マススペクトル(EI-MS)m/z:306(M+),185,170,115 赤外線吸収スペクトル(IR,ν max cm-1,KBr):3260,17
32,1642,1584,1574,1514 紫外線吸収スペクトル[λ max nm(log ε),EtOH]:22
6(4.44),276(4.11),320(4.37) プロトン核磁気共鳴スペクトル(δ ppm in MeOH-
d4):2.78(2H,t,J=7Hz),3.49(2H,t,J=7Hz),6.56(1H,d,J=
15.6Hz),6.73(2H,d,J=8.5Hz),7.07(2H,d,J=8.5Hz),7.16
(1H,dd,J=7.3,1.5Hz),7.18(1H,dd,J=7.3,1.5Hz),7.42(1
H,d,J=7.3Hz),7.55(1H,s),7.77(1H,d,J=15.6Hz),7.88(1
H,d,J=7.3Hz)13 C-核磁気共鳴スペクトル(δ ppm in MeOH-d4):36.
0(t),42.5(t),113.0(d),114.0(s),115.9(d),116.3(d×
2),121.0(d),121.7(d),123.6(d),126.7(s),130.6(d),13
0.7(d×2),131.4(s),136.0(d),139.1(s),156.9(s),170.
4(s)
【0074】実施例8 ウロカニン酸3.00gおよびチラミン3.00gをDMF150mlに溶
解し、反応液を氷冷した。反応液中にトリエチルアミン
3.0mlを加え、30分間攪拌した。次に95%シアノリン酸ジ
エチル3.5mlを加え、徐々に室温に戻しながら一夜攪拌
した。反応液を水中200mlに放置し、酢酸エチル200mlで
3回分配抽出した。得られた酢酸エチル層を水洗浄し、
硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。
【0075】反応混合物をダイアイオンHP-20カラムク
ロマトグラフィーに付し、水1l、続いてメタノール2lで
溶出した。得られたメタノール溶出部を減圧濃縮した
後、シリカゲルクロマトグラフィー(クロロホルム:メタ
ノール=90:10)で分離したフラクションを酢酸エチルで
粉末化することにより、白色粉末物質1.75gを得た。
【0076】本化合物は下記に示した理化学的性質を有
することから、N-ウロカノイルチラミンと決定した。
【0077】マススペクトル(EI-MS)m/z:257(M+),138,1
21,107 赤外線吸収スペクトル(IR,ν max cm-1,KBr):3276,16
62,1612,1568,1516,1240 紫外線吸収スペクトル[λ max nm(log ε),EtOH]:22
5(4.17),282(4.48) プロトン核磁気共鳴スペクトル (δ ppm in acetone-d6+DMSO-d6): 2.71(2H,t,J=7Hz),3.41(2H,dt,J=7,6Hz),6.64(1H,br),
6.73(2H,d,J=8.5Hz),7.04(2H,d,J=8.5Hz),7.31(1H,br
s),7.41(1H,d,J=15.6Hz),7.67(1H,d,J=15.6Hz),7.71(1
H,br s),8.94(1H,br s)13 C-核磁気共鳴スペクトル (δ ppm in acetone-d6+DMSO-d6):35.6(t),41.7(t),
115.9(d×2),118.7(d),119.7(d),130.2(d×2),130.6
(s),132.3(d),137.3(d),139.0(s),156.9(s),166.6(s)
【0078】実施例9 4-ピリジルチオ酢酸5.00gおよびチラミン4.05gをDMF100
mlに溶解し、反応液を氷冷した。反応液中にトリエチル
アミン4.1mlを加え、30分間攪拌した。次に95%シアノリ
ン酸ジエチル4.7mlを加え、徐々に室温に戻しながら一
夜攪拌した。
【0079】反応液を水中200mlに放置し、酢酸エチル2
00mlで3回分配抽出した。得られた酢酸エチル層を水洗
浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮することに
より、析出する無色針状物質3.31gを得た。
【0080】本化合物は下記に示した理化学的性質を有
することから、N-4-ピリジルチオアセチルチラミンと決
定した。
【0081】融点:191〜193°C マススペクトル(EI-MS)m/z:288(M+),169,152,120 赤外線吸収スペクトル(IR,ν max cm-1,KBr):3296,16
44,1616,1586,1516,1214 紫外線吸収スペクトル[λ max nm(log ε),EtOH]:22
0(3.49),263(3.43) プロトン核磁気共鳴スペクトル (δ ppm in acetone-d6+MeOH-d4:2.67(2H,t,J=7Hz),
3.40(2H,t,J=7Hz),3.77(1H,s),6.66(2H,d,J=8.6Hz),6.9
7(2H,d,J=8.5Hz),7.27(2H,d,J=6.3Hz),8.32(2H,dd,J=6.
3,1.7Hz)13 C-核磁気共鳴スペクトル (δ ppm in acetone-d6+MeOH-d4):35.3(t),35.4(t),
42.5(t),116.2(d×2),122.1(d×2),130.7(d×2),130.9
(s),149.6(d×2),151.1(s),157.0(s),169.9(s)
【0082】実施例10 チオフェン-2-アクリル酸5.00gおよびチラミン4.45gをD
MF100mlに溶解し、反応液を氷冷した。反応液中にトリ
エチルアミン4.5mlを加え、30分間攪拌した。次に95%シ
アノリン酸ジエチル5.2mを加え、徐々に室温に戻しなが
ら一夜攪拌した。反応液を水200ml中に放置し、酢酸エ
チル200mlで3回分配抽出した。得られた酢酸エチル層を
水洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、ダイアイオ
ンHP-20カラムクロマトグラフィーに付し、水1l、メタ
ノール2lで順次溶出した。
【0083】得られたメタノール溶出部を減圧濃縮し、
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:-
メタノール=97:3)で精製したフラクションを酢酸エチル
で再結晶することにより、無色プリズム状物質5.23gを
得た。
【0084】本化合物は下記に示した理化学的性質を有
することから、N-チオフェン-2-アクリロイルチラミン
と決定した。
【0085】融点:171〜172°C マススペクトル(EI-MS)m/z:273(M+),256,154,137 赤外線吸収スペクトル(IR,ν max cm-1,KBr):3436,32
52,1664,1612,1594,1512 紫外線吸収スペクトル[λ max nm(log ε),EtOH]:22
5(4.04),271(sh.4.09),282(sh.4.17),306(4.37) プロトン核磁気共鳴スペクトル(δ ppm in acetone-
d6):2.75(2H,t,J=7Hz),3.50(2H,dt,J=7,6Hz),6.44(1H,
d,J=15.4Hz),6.76(2H,d,J=8.6Hz),7.06(2H,d,J=8.6Hz),
7.08(1H,dd,J=3.4,5.1Hz),7.30(1H,d,J=3.4Hz),7.35(1
H,br),7.47(1H,d,J=5.1Hz),7.67(1H,d,J=15.4Hz),8.18
(1H,s)13 C-核磁気共鳴スペクトル(δ ppm in acetone-d6):
35.7(t),42.0(t),116.1(d×2),121.8(d),127.9(d),128.
9(d),130.5(d×2),130.8(d),131.0(s),132.9(d),141.2
(s),156.7(s),165.8(s)
【0086】実施例11 シナピン酸10.20gおよびチラミン6.13gをDMF100mlに溶
解し反応液を氷冷した。反応液中にトリエチルアミン6.
5mlを加え、30分間攪拌した。次に95%シアノリン酸ジエ
チル7.0mlを加え、徐々に室温に戻しながら一夜攪拌し
た。反応液を水200ml中に放置し、酢酸エチル200mlで3
回分配抽出した。
【0087】得られた酢酸エチル層を水洗浄、硫酸マグ
ネシウムで乾燥後、シリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(クロロホルム:メタノール=97:3)で精製したフラクシ
ョンをヘキサンで粉末化することにより、白色粉末物質
5.31gを得た。
【0088】本化合物は下記に示した理化学的性質を有
することから、N-シナポイルチラミンと決定した。
【0089】マススペクトル(EI-MS)m/z:222,207,175 赤外線吸収スペクトル(IR,ν max cm-1,KBr):3368,16
58,1612,1514,1218 紫外線吸収スペクトル[λ max nm(log ε),EtOH]:22
7(4.41),240(4.30),291(sh.4.11),319(4.28) プロトン核磁気共鳴スペクトル(δ ppm in acetone-
d6):2.76(2H,t,J=7Hz),3.51(2H,dt,J=7,6Hz),3.84(each
3H,s×2),6.53(1H,d,J=15.6Hz),6.76(2H,d,J=8.5Hz),
6.86(each 1H,s×2),7.06(2H,d,J=8.5Hz),7.21(1H,br
t,J=6Hz),7.45(1H,d,J=15.6Hz)13 C-核磁気共鳴スペクトル(δ ppm in acetone-d6):
35.7(t),41.9(t),56.6(q×2),106.3(d×2),116.1(d×
2),120.3(d),127.0(s),130.5(d×2),131.1(s),138.6
(s),140.8(d),148.9(s×2),156.7(s),166.5(s)
【0090】次に実施例を示して、本発明についてさら
に詳細に説明するが、本発明はこれによりなんら制限さ
れるものではない。
【0091】実施例12 上記の処方に従って〜を均一に混合し、打錠機にて
圧縮成型して一錠200mgの錠剤を得た。
【0092】この錠剤一錠には、実施例1で得た化合物2
0mgが含有されており、成人1日3〜10錠を数回にわけて
服用する。
【0093】実施例13 上記の処方に従って、およびの一部を均一に混
合し、圧縮成型した後、粉砕し、およびの残量を加
えて混合し、打錠機にて圧縮成型して一錠200mgの錠剤
を得た。
【0094】この錠剤一錠には、実施例2で得た化合物2
0mgが含有されており、成人1日3〜10錠を数回にわけて
服用する。
【0095】実施例14 結晶セルロース 34.5g 10%ヒドロキシプロピルセルロースエタノール溶液 50g カルボキシメチルセルロースカルシウム 5g ステアリン酸マグネシウム 0.5g 実施例3で得た化合物 10g 計 100g 上記の処方に従って、およびを均一に混合し、
常法によりねつ和し、押し出し造粒機により造粒し、乾
燥・解砕した後、およびを混合し、打錠機にて圧縮
成型して一錠200mgの錠剤を得た。
【0096】この錠剤一錠には、実施例3で得た化合物2
0mgが含有されており、成人1日3〜10錠を数回にわけて
服用する。
【0097】実施例15 コーンスターチ 84g ステアリン酸マグネシウム 0.5g カルボキシメチルセルロースカルシウム 5g 軽質無水ケイ酸 0.5g 実施例4で得た化合物 10g 計 100g 上記の処方に従って〜を均一に混合し、圧縮成型
機にて圧縮成型後、破砕機により粉砕し、篩別して顆粒
剤を得た。
【0098】この顆粒剤1gには、実施例4で得た化合物1
00mgが含有されており、成人1日0.6〜2gを数回にわけて
服用する。
【0099】実施例16 結晶セルロース 55g 10%ヒドロキシプロピルセルロースエタノール溶液 35g 実施例5で得た化合物 10g 計 100g 上記の処方に従って〜を均一に混合し、ねつ和し
た。押し出し造粒機により造粒後、乾燥し、篩別して顆
粒剤を得た。
【0100】この顆粒剤1gには、実施例5で得た化合物1
00mgが含有されており、成人1日0.6〜2gを数回にわけて
服用する。
【0101】実施例17 上記の処方に従って〜を均一に混合し、200mgを2
号カプセルに充填した。
【0102】このカプセル剤1カプセルには、実施例6で
得た化合物20mgが含有されており、成人1日3〜10カプセ
ルを数回にわけて服用する。
【0103】実施例18 注射用蒸留水におよびを溶解させた後、5mlのア
ンプルに注入し、121℃で15分間加圧滅菌を行って注射
剤を得た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 321/10 9160−4H C07D 209/18 9283−4C 213/70 6701−4C 233/64 105 7252−4C 333/24 7729−4C

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記式I (式中、R1は水素原子または水酸基を示し、R2はを示
    す。 ただし、R3はアミノ基、ニトロ基、フッ素原子または塩
    素原子である。)で表されるアミド化合物。
  2. 【請求項2】下記式I (式中、R1は水素原子または水酸基を示し、R2を示す。ただし、R3はアミノ基、ニトロ基、フッ素原子
    または塩素原子である。)で表されるアミド化合物を有
    効成分とする抗腫瘍剤。
JP3189546A 1991-07-04 1991-07-04 新規化合物および該化合物を有効成分とする抗腫瘍剤 Pending JPH0517419A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5578629A (en) * 1995-03-29 1996-11-26 Merck & Co., Inc. Benzamide-containing inhibitors of farnesyl-protein transferase
WO2003037862A1 (fr) * 2001-10-30 2003-05-08 Nippon Shinyaku Co., Ltd. Derives amide, et medicaments correspondants

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US5578629A (en) * 1995-03-29 1996-11-26 Merck & Co., Inc. Benzamide-containing inhibitors of farnesyl-protein transferase
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