JPH05172673A - 半導体圧力センサ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】センサのコネクタや、圧力導入管の向きにより
取り付け場所を制限されない圧力センサを提供すること
を目的とする。 【構成】センサハウジングにブラケット取付部を２箇所
設けた圧力センサ。 【効果】センサの取付位置を自由に設定できる圧力セン
サを提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、半導体圧力センサに係
り、例えば環境が厳しいためセンサの取付け方向が制限
されるような自動車用圧力センサに係る。

【０００２】

【従来の技術】従来の圧力センサの取付け構造は図２に
示すように特にコネクタの方向に対しての配慮はない。
ところが、圧力センサの取付け位置は、センサ内に異物
が侵入しないよう、圧力導入管の向きを下向きに取り付
けなければならないという制限がある。

【０００３】これら従来の構造は、車輌エンジンルーム
へのセンサの取り付けに対しての配慮がなくコネクタの
挿入方向でセンサの取り付け場所が制約を受けるという
欠点が有った。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、セ
ンサの取付け方向に対して配慮が為されておらず、セン
サ取付けの位置は、コネクタの向きにより著しく制限さ
れていた。

【０００５】本発明の目的は、センサの取付け位置が制
限されない圧力センサを、提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、センサハウジングにブラケット取付け部を二箇所設
け、センサコネクタの向きにより、センサ取付け位置が
拘束されないようにした。

【０００７】

【作用】センサハウジングにブラケット取付け部を二箇
所設けることにより、センサコネクタの向きにかかわら
ずセンサの取付け位置を決定できる。

【０００８】

【実施例】以下、本発明の実施例を図１に示す圧力セン
サ全体図により説明する。

【０００９】測定する圧力は１圧力導入管から導かれ、
センサ出力，電源，ＧＮＤは、２コネクタから入出力さ
れる。また、センサは４ブラケットを介して取り付けら
れる。

【００１０】ここで１圧力導入管を上向きに取り付ける
とセンサ内部に水などが溜りセンサの故障原因となる。

【００１１】よってセンサハウジングのブラケット取付
位置でコネクタのむきが決まってしまう。特に取り付け
場所に制限が無ければ問題無いが、自動車エンジンルー
ムのように、狭い場所に多くの部品が取り付けられる場
合、コネクタ向きが制限されるとセンサ取り付けが確保
できない。

【００１２】本発明ではハウジングに２箇所設けること
により、１圧力導入管を下にむけセンサを取り付けるこ
とができる。

【００１３】

【発明の効果】センサの向きが制限されないため、自動
車エンジンルームのように狭い場所に多くの部品を取り
付ける場所でもセンサ取付位置を自由に設定できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】圧力センサ全体図（ブラケット付き）である。

【図２】圧力センサ全体図（ブラケット無し）である。

【符号の説明】

１…圧力導入管、２…コネクタ、３…ブラケット取り付
け箇所、４…ブラケット。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 博文 茨城県勝田市大字高場2520番地 株式会社 日立製作所自動車機器事業部内

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】圧力を電気信号に変換する半導体歪ゲージ
   と、該ゲージの出力を増幅する混成厚膜基板を、樹脂モ
   ールドハウジングに内臓する半導体圧力センサにおい
   て、該ハウジングに、ブラケット取付け部を二個所有す
   ることを特徴とする半導体圧力センサ。
2. 【請求項２】請求項１の圧力センサにおいて、圧力導入
   管とセンサコネクタがハウジングに一体成形され、ブラ
   ケット取付け部を二個所設けたことによりコネクタ差し
   込み方向を左右どちらにも対応出きることを特徴とする
   半導体圧力センサ。