JPH05172419A - 空気調和機 - Google Patents
空気調和機Info
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- JPH05172419A JPH05172419A JP35561791A JP35561791A JPH05172419A JP H05172419 A JPH05172419 A JP H05172419A JP 35561791 A JP35561791 A JP 35561791A JP 35561791 A JP35561791 A JP 35561791A JP H05172419 A JPH05172419 A JP H05172419A
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- pipe
- outdoor
- heat exchanger
- liquid
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 低温の冷媒ガスが室内側切換弁8A、8B、8Cや
分岐吸入管11A 、11B 、11C 内を流れるとき、これらの
表面に大気中の水分が結露するのを防止する。そして、
室内ユニットＡ、Ｂ、Ｃに供給される液冷媒を充分に過
冷却し、室内ユニットＡ、Ｂ、Ｃから流出するガス冷媒
を充分に過熱する。 【構成】 室内側熱交換器7A、7B、7Cで蒸発したガス冷
媒が流過する分岐吸入管11A 、11B 、11C の周りに外管
15A 、15B 、15C を設けることによって２重管式熱交換
器16A 、16B 、16C を構成し、この外管15A 、15B 、15
C と分岐吸入管11A 、11B 、11C との隙間に液冷媒配管
12から室内側絞り機構6A、6B、6Cに向かう液冷媒を流過
させる。
分岐吸入管11A 、11B 、11C 内を流れるとき、これらの
表面に大気中の水分が結露するのを防止する。そして、
室内ユニットＡ、Ｂ、Ｃに供給される液冷媒を充分に過
冷却し、室内ユニットＡ、Ｂ、Ｃから流出するガス冷媒
を充分に過熱する。 【構成】 室内側熱交換器7A、7B、7Cで蒸発したガス冷
媒が流過する分岐吸入管11A 、11B 、11C の周りに外管
15A 、15B 、15C を設けることによって２重管式熱交換
器16A 、16B 、16C を構成し、この外管15A 、15B 、15
C と分岐吸入管11A 、11B 、11C との隙間に液冷媒配管
12から室内側絞り機構6A、6B、6Cに向かう液冷媒を流過
させる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は複数の室内ユニットを備
え、冷房運転、暖房運転及び冷・暖房同時運転が可能な
空気調和機に関する。
え、冷房運転、暖房運転及び冷・暖房同時運転が可能な
空気調和機に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種空気調和機の１例が図２に
示されている。図２において、１は圧縮機、10は吐出管
で、圧縮機１の吐出側に接続されている。11は吸入管
で、圧縮機１の吸入側に接続されている。３は室外側熱
交換器で、そのガス側は室外側切換弁18及び２を介して
吐出管10又は吸入管11に選択的に接続される。7A、7B、
7Cは室内側熱交換器で、そのガス側はそれぞれ室外側切
換弁13A 、13B 、13C 及び8A、8B、8Cを介して吐出管10
又は吸入管11に選択的に接続される。４は室外側絞り機
構で、室外側熱交換器３の液側に配設されている。6A、
6B、6Cは室内側絞り機構で、それぞれ室内側熱交換器7
A、7B、7Cの液側に配設されている。12は液冷媒配管
で、室外側絞り機構４の液側と複数の室内側絞り機構6
A、6B、6Cの液側とを接続している。13は室外側送風機
で、室外側熱交換器３に外気を流過させる。9A、9B、9C
は室内側送風機で、室内側熱交換器7A、7B、7Cに室内空
気を流過させる。５はレシーバで、液冷媒配管12に介装
されている。14はアキュムレ−タで、圧縮機１の吸入側
に介装されている。
示されている。図２において、１は圧縮機、10は吐出管
で、圧縮機１の吐出側に接続されている。11は吸入管
で、圧縮機１の吸入側に接続されている。３は室外側熱
交換器で、そのガス側は室外側切換弁18及び２を介して
吐出管10又は吸入管11に選択的に接続される。7A、7B、
7Cは室内側熱交換器で、そのガス側はそれぞれ室外側切
換弁13A 、13B 、13C 及び8A、8B、8Cを介して吐出管10
又は吸入管11に選択的に接続される。４は室外側絞り機
構で、室外側熱交換器３の液側に配設されている。6A、
6B、6Cは室内側絞り機構で、それぞれ室内側熱交換器7
A、7B、7Cの液側に配設されている。12は液冷媒配管
で、室外側絞り機構４の液側と複数の室内側絞り機構6
A、6B、6Cの液側とを接続している。13は室外側送風機
で、室外側熱交換器３に外気を流過させる。9A、9B、9C
は室内側送風機で、室内側熱交換器7A、7B、7Cに室内空
気を流過させる。５はレシーバで、液冷媒配管12に介装
されている。14はアキュムレ−タで、圧縮機１の吸入側
に介装されている。
【０００３】Ｏは室外ユニットで、この中には圧縮機
１、室外側切換弁18、２、室外側熱交換器３、室外側送
風機13、室外側絞り機構４、レシーバ５、アキュムレ−
タ14等が内蔵されている。Ａ、Ｂ、Ｃはそれぞれ室内ユ
ニットで、室内ユニットＡには室内側熱交換器7A、室内
側絞り機構6A及び室内側送風機9Aが内蔵され、室内ユニ
ットＢには室内側熱交換器7B、室内側絞り機構6B及び室
内側送風機9Bが内蔵され、室内ユニットＣには室内側熱
交換器7C、室内側絞り機構6C及び室内側送風機9Cが内蔵
されている。17は分岐ユニットで、この中には室内側切
換弁13A 、13B 、13C 及び8A、8B、8Cが内蔵されてい
る。
１、室外側切換弁18、２、室外側熱交換器３、室外側送
風機13、室外側絞り機構４、レシーバ５、アキュムレ−
タ14等が内蔵されている。Ａ、Ｂ、Ｃはそれぞれ室内ユ
ニットで、室内ユニットＡには室内側熱交換器7A、室内
側絞り機構6A及び室内側送風機9Aが内蔵され、室内ユニ
ットＢには室内側熱交換器7B、室内側絞り機構6B及び室
内側送風機9Bが内蔵され、室内ユニットＣには室内側熱
交換器7C、室内側絞り機構6C及び室内側送風機9Cが内蔵
されている。17は分岐ユニットで、この中には室内側切
換弁13A 、13B 、13C 及び8A、8B、8Cが内蔵されてい
る。
【０００４】冷房運転時、例えば、室内ユニットＡ、Ｂ
が冷房運転、室内ユニットＣが休止される場合には、室
外側絞り機構４は全開とされ、室内側絞り機構6A、6Bは
予め定められた開度とされ、室内側絞り機構6Cは全閉と
される。そして、室外側切換弁18は開、室外側切換弁２
は閉とされ、室外側熱交換器３は吐出管10に連通する。
室内側切換弁8A、8Bは開、室内側切換弁13A 、13B は閉
とされ室内側熱交換器7A、7Bは吸入管11に連通する。そ
して、室内側切換弁13C 及び8Cは閉とされる。すると、
圧縮機１で圧縮された冷媒ガスは吐出管10、室外側切換
弁18を経て室外側熱交換器３に入り、ここで室外側送風
機13によって送風される外気に放熱することにより凝縮
液化して液冷媒となる。次いで、この液冷媒は全開とさ
れた室外側絞り機構４を通過してレシーバ５に入り、こ
こでガス成分が分離される。レシーバ５から流出した液
冷媒は液冷媒配管12を経て室内側絞り機構6A、6Bに入
り、ここで絞られることによって断熱膨張して気液二相
となる。この気液二相の冷媒は室内側熱交換器7A、7Bに
入り、ここで室内側送風機9A、9Bによって送風される室
内空気を冷却することによって蒸発気化する。このガス
冷媒は室内側切換弁8A、8B、吸入管11、アキュムレ−タ
14を経て圧縮機１に吸入される。
が冷房運転、室内ユニットＣが休止される場合には、室
外側絞り機構４は全開とされ、室内側絞り機構6A、6Bは
予め定められた開度とされ、室内側絞り機構6Cは全閉と
される。そして、室外側切換弁18は開、室外側切換弁２
は閉とされ、室外側熱交換器３は吐出管10に連通する。
室内側切換弁8A、8Bは開、室内側切換弁13A 、13B は閉
とされ室内側熱交換器7A、7Bは吸入管11に連通する。そ
して、室内側切換弁13C 及び8Cは閉とされる。すると、
圧縮機１で圧縮された冷媒ガスは吐出管10、室外側切換
弁18を経て室外側熱交換器３に入り、ここで室外側送風
機13によって送風される外気に放熱することにより凝縮
液化して液冷媒となる。次いで、この液冷媒は全開とさ
れた室外側絞り機構４を通過してレシーバ５に入り、こ
こでガス成分が分離される。レシーバ５から流出した液
冷媒は液冷媒配管12を経て室内側絞り機構6A、6Bに入
り、ここで絞られることによって断熱膨張して気液二相
となる。この気液二相の冷媒は室内側熱交換器7A、7Bに
入り、ここで室内側送風機9A、9Bによって送風される室
内空気を冷却することによって蒸発気化する。このガス
冷媒は室内側切換弁8A、8B、吸入管11、アキュムレ−タ
14を経て圧縮機１に吸入される。
【０００５】暖房運転時、例えば、室内ユニットＡ、Ｂ
を暖房運転、室内ユニットＣを休止する場合には、室外
側絞り機構４、室内側絞り機構6A、6Bは予め定められた
開度とされる。そして、室外側切換弁18、室内側切換弁
8A、8B、8C、13C は閉、室外側切換弁２、室内側切換弁
13A 、13B は開とされる。かくして、圧縮機１から吐出
された冷媒は吐出管10、室内側切換弁13A 、13Aを経て
室内側熱交換器7A、7Bで凝縮液化し、室内側絞り機構6
A、6Bで絞られた後、液冷媒配管12、レシーバ５を経て
室外側絞り機構４で断熱膨張する。次いで、室外側熱交
換器３で蒸発気化した後、室外側切換弁２、吸入管11、
アキュムレ−タ14をこの順に経て圧縮機１に戻る。
を暖房運転、室内ユニットＣを休止する場合には、室外
側絞り機構４、室内側絞り機構6A、6Bは予め定められた
開度とされる。そして、室外側切換弁18、室内側切換弁
8A、8B、8C、13C は閉、室外側切換弁２、室内側切換弁
13A 、13B は開とされる。かくして、圧縮機１から吐出
された冷媒は吐出管10、室内側切換弁13A 、13Aを経て
室内側熱交換器7A、7Bで凝縮液化し、室内側絞り機構6
A、6Bで絞られた後、液冷媒配管12、レシーバ５を経て
室外側絞り機構４で断熱膨張する。次いで、室外側熱交
換器３で蒸発気化した後、室外側切換弁２、吸入管11、
アキュムレ−タ14をこの順に経て圧縮機１に戻る。
【０００６】冷・暖房同時運転時において、冷房運転さ
れる室内ユニットの数と暖房運転される室内ユニットの
数が等しいとき、例えば、室内ユニットＣが冷房運転、
室内ユニットＡが暖房運転、室内ユニットＢが休止され
る場合、室内側絞り機構6A、6Cは予め定められた開度と
される。そして、室内側切換弁13A 、8Cは開、室外側切
換弁２、18、室内側切換弁8A、8B、13B 、13C は閉とさ
れる。かくして、圧縮機１から吐出された冷媒は吐出管
10、室内側切換弁13A 、室内側熱交換器7A、室内側絞り
機構6A、液冷媒配管12、室内側絞り機構6C、室内側熱交
換器7C、室内側切換弁8C、吸入管11、アキュムレ−タ14
をこの順に経て圧縮機１に戻る。
れる室内ユニットの数と暖房運転される室内ユニットの
数が等しいとき、例えば、室内ユニットＣが冷房運転、
室内ユニットＡが暖房運転、室内ユニットＢが休止され
る場合、室内側絞り機構6A、6Cは予め定められた開度と
される。そして、室内側切換弁13A 、8Cは開、室外側切
換弁２、18、室内側切換弁8A、8B、13B 、13C は閉とさ
れる。かくして、圧縮機１から吐出された冷媒は吐出管
10、室内側切換弁13A 、室内側熱交換器7A、室内側絞り
機構6A、液冷媒配管12、室内側絞り機構6C、室内側熱交
換器7C、室内側切換弁8C、吸入管11、アキュムレ−タ14
をこの順に経て圧縮機１に戻る。
【０００７】冷・暖房同時運転時において、冷房運転さ
れる室内ユニットの数が暖房運転される室内ユニットの
数より多い場合、例えば、室内ユニットＢ、Ｃが冷房運
転、室内ユニットＡが暖房運転されるときには、室外側
絞り機構４、室内側絞り機構6A、6B、6Cは予め定められ
た開度とされる。そして、室外側切換弁18及び室内側切
換弁13A 、8B、8Cは開、室外側切換弁２、室内側切換弁
8A、13B 、13C は閉とされる。かくして、圧縮機１から
吐出された冷媒は吐出管10を経て分岐し、その一部は室
外側切換弁18、室外側熱交換器３、室外側絞り機構４、
レシーバ５を経て液冷媒配管12に入る。残部は吐出管1
0、室内側切換弁13A 、室内側熱交換器7A、室内側絞り
機構6Aを経て液冷媒配管12に入り、先に分岐した冷媒と
合流する。次いで、この冷媒は室内側絞り機構6B、6C、
室内側熱交換器7B、7C、室内側切換弁8B、8C、吸入管1
1、アキュムレ−タ14をこの順に経て圧縮機１に戻る。
れる室内ユニットの数が暖房運転される室内ユニットの
数より多い場合、例えば、室内ユニットＢ、Ｃが冷房運
転、室内ユニットＡが暖房運転されるときには、室外側
絞り機構４、室内側絞り機構6A、6B、6Cは予め定められ
た開度とされる。そして、室外側切換弁18及び室内側切
換弁13A 、8B、8Cは開、室外側切換弁２、室内側切換弁
8A、13B 、13C は閉とされる。かくして、圧縮機１から
吐出された冷媒は吐出管10を経て分岐し、その一部は室
外側切換弁18、室外側熱交換器３、室外側絞り機構４、
レシーバ５を経て液冷媒配管12に入る。残部は吐出管1
0、室内側切換弁13A 、室内側熱交換器7A、室内側絞り
機構6Aを経て液冷媒配管12に入り、先に分岐した冷媒と
合流する。次いで、この冷媒は室内側絞り機構6B、6C、
室内側熱交換器7B、7C、室内側切換弁8B、8C、吸入管1
1、アキュムレ−タ14をこの順に経て圧縮機１に戻る。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の空気調和機
において、その冷房運転時、吸入管11及び室内側切換弁
8A、8B、8C内を低温のガス冷媒が流過すると、これらの
表面に大気中の水分が結露してドレンが発生するため、
これらドレンを処理しなければならないという問題があ
った。また、室内ユニットの環境条件の如何によっては
室内ユニットに供給された液冷媒がフラッシングした
り、室内ユニットから流出するガス冷媒が液冷媒を含む
という問題があった。
において、その冷房運転時、吸入管11及び室内側切換弁
8A、8B、8C内を低温のガス冷媒が流過すると、これらの
表面に大気中の水分が結露してドレンが発生するため、
これらドレンを処理しなければならないという問題があ
った。また、室内ユニットの環境条件の如何によっては
室内ユニットに供給された液冷媒がフラッシングした
り、室内ユニットから流出するガス冷媒が液冷媒を含む
という問題があった。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために発明されたものであって、その要旨とすると
ころは、圧縮機と、この圧縮機の吐出側に接続された吐
出管と、上記圧縮機の吸込側に接続された吸入管と、室
外側熱交換器と、複数の室内側熱交換器と、上記室外側
熱交換器のガス側を上記吐出管又は上記吸入管に選択的
に連通させる室外側切換弁と、上記複数の室内側熱交換
器のガス側をそれぞれ上記吐出管又は上記吸入管に選択
的に連通させる室内側切換弁と、上記室外側熱交換器の
液側に配設された室内側絞り機構と、上記複数の室内側
熱交換器の液側にそれぞれ配設された室内側絞り機構
と、上記室外側絞り機構の液側と上記複数の室内側絞り
機構の液側とを接続する液冷媒配管とを備えた空気調和
機において、上記室内側熱交換器のガス側を上記吸入管
に接続する分岐吸入管の周りに外管を設けることによっ
て２重管式熱交換器を構成し、この外管に上記液冷媒配
管と上記室内側絞り機構とを接続する分岐液管を接続し
たことを特徴とする空気調和機にある。
するために発明されたものであって、その要旨とすると
ころは、圧縮機と、この圧縮機の吐出側に接続された吐
出管と、上記圧縮機の吸込側に接続された吸入管と、室
外側熱交換器と、複数の室内側熱交換器と、上記室外側
熱交換器のガス側を上記吐出管又は上記吸入管に選択的
に連通させる室外側切換弁と、上記複数の室内側熱交換
器のガス側をそれぞれ上記吐出管又は上記吸入管に選択
的に連通させる室内側切換弁と、上記室外側熱交換器の
液側に配設された室内側絞り機構と、上記複数の室内側
熱交換器の液側にそれぞれ配設された室内側絞り機構
と、上記室外側絞り機構の液側と上記複数の室内側絞り
機構の液側とを接続する液冷媒配管とを備えた空気調和
機において、上記室内側熱交換器のガス側を上記吸入管
に接続する分岐吸入管の周りに外管を設けることによっ
て２重管式熱交換器を構成し、この外管に上記液冷媒配
管と上記室内側絞り機構とを接続する分岐液管を接続し
たことを特徴とする空気調和機にある。
【００１０】
【作用】本発明においては、上記構成を具えているた
め、冷房運転時、室内ユニットに供給される液冷媒は２
重管式熱交換器を流過する過程で分岐吸入管内を流れる
低温のガス冷媒と熱交換することによって充分に過冷却
され、これと同時に分岐吸入管内のガス冷媒は充分に過
熱される。
め、冷房運転時、室内ユニットに供給される液冷媒は２
重管式熱交換器を流過する過程で分岐吸入管内を流れる
低温のガス冷媒と熱交換することによって充分に過冷却
され、これと同時に分岐吸入管内のガス冷媒は充分に過
熱される。
【００１１】
【実施例】本発明の１実施例が図１に示されている。室
内側熱交換器7A、7B、7Cのガス側を吸入管11に接続する
分岐吸入管11A 、11B 、11C の周りにこれを囲む外管15
A 、15B 、15C を設置することによって２重管式熱交換
器16A 、16B 、16C が構成されている。そして、これら
外管15A 、15B 、15C には液冷媒配管12と室内側絞り機
構6A、6B、6Cとを接続する分岐液管12A 、12B 、12C が
接続されている。他の構成は図２に示す従来のものと同
様であり、対応する部材には同じ符号が付されている。
内側熱交換器7A、7B、7Cのガス側を吸入管11に接続する
分岐吸入管11A 、11B 、11C の周りにこれを囲む外管15
A 、15B 、15C を設置することによって２重管式熱交換
器16A 、16B 、16C が構成されている。そして、これら
外管15A 、15B 、15C には液冷媒配管12と室内側絞り機
構6A、6B、6Cとを接続する分岐液管12A 、12B 、12C が
接続されている。他の構成は図２に示す従来のものと同
様であり、対応する部材には同じ符号が付されている。
【００１２】しかして、室内ユニットＡ、Ｂ、Ｃの冷房
運転時、室外側熱交換器３で凝縮液化した液冷媒は室外
側絞り機構４、レシーバ５、液冷媒配管12、分岐液管12
A 、12B 、12C を経て２重管式熱交換器16A 、16B 、16
C に入り外管15A 、15B 、15C と分岐管11A 、11B 、11
C との間に形成された流路を流過する過程で分岐吸入管
11A 、11B 、11C 内を流過する低温のガス冷媒と熱交換
して過冷却される。そして、この過冷却液冷媒は分岐液
管12A 、12B 、12C を経て室内側絞り機構6A、6B、6Cで
絞られた後、室内側熱交換器7A、7B、7Cで蒸発気化して
低温・低圧のガス冷媒となる。この低温・低圧のガス冷
媒は分岐吸入管11A 、11B 、11C 、室内側切換弁8A、8
B、8C、吸入管11、アキュムレ−タ14を経て圧縮機１に
戻る。しかして、液冷媒は２重管式熱交換器16A 、16B
、16C で充分に過冷却されるので、室内ユニットＡ、
Ｂ、Ｃの冷房能力が向上する。また、低温のガス冷媒は
２重管式熱交換器16A 、16B 、16C で充分に過熱される
ので、圧縮機１に未蒸発の液冷媒が吸入されるのを防止
できるとともに分岐吸入管11A 、11B 、11C や室内側切
換弁8A、8B、8Cの外面に大気中の水分が結露するのを防
止又は抑制できる。
運転時、室外側熱交換器３で凝縮液化した液冷媒は室外
側絞り機構４、レシーバ５、液冷媒配管12、分岐液管12
A 、12B 、12C を経て２重管式熱交換器16A 、16B 、16
C に入り外管15A 、15B 、15C と分岐管11A 、11B 、11
C との間に形成された流路を流過する過程で分岐吸入管
11A 、11B 、11C 内を流過する低温のガス冷媒と熱交換
して過冷却される。そして、この過冷却液冷媒は分岐液
管12A 、12B 、12C を経て室内側絞り機構6A、6B、6Cで
絞られた後、室内側熱交換器7A、7B、7Cで蒸発気化して
低温・低圧のガス冷媒となる。この低温・低圧のガス冷
媒は分岐吸入管11A 、11B 、11C 、室内側切換弁8A、8
B、8C、吸入管11、アキュムレ−タ14を経て圧縮機１に
戻る。しかして、液冷媒は２重管式熱交換器16A 、16B
、16C で充分に過冷却されるので、室内ユニットＡ、
Ｂ、Ｃの冷房能力が向上する。また、低温のガス冷媒は
２重管式熱交換器16A 、16B 、16C で充分に過熱される
ので、圧縮機１に未蒸発の液冷媒が吸入されるのを防止
できるとともに分岐吸入管11A 、11B 、11C や室内側切
換弁8A、8B、8Cの外面に大気中の水分が結露するのを防
止又は抑制できる。
【００１３】上記実施例においては、外管15A 、15B 、
15C は室内側切換弁8A、8B、8Cの室内熱交換器7A、7B、
7C側に設置されているが、吸入管11側に設置することが
でき、また、両側に設置することもできる。
15C は室内側切換弁8A、8B、8Cの室内熱交換器7A、7B、
7C側に設置されているが、吸入管11側に設置することが
でき、また、両側に設置することもできる。
【００１４】
【発明の効果】本発明においては、冷房運転時室内ユニ
ットに供給される液冷媒は２重管式熱交換器を流過する
過程で分岐吸入管内を流れる低圧のガス冷媒と熱交換す
ることによって充分に過冷却されるので、液冷媒が室内
ユニットでフラッシングするのを防止できるとともに室
内ユニットの冷房能力を向上できる。また、室内側熱交
換器から流出したガス冷媒は分岐吸入管を流過する際、
２重管式熱交換器で過熱されるので、未蒸発の液冷媒が
圧縮機に吸入されるのを防止できるとともに分岐吸入管
や室内側切換弁の外面に大気中の水分が結露するのを防
止できるのでドレン処理対策を省略できる。
ットに供給される液冷媒は２重管式熱交換器を流過する
過程で分岐吸入管内を流れる低圧のガス冷媒と熱交換す
ることによって充分に過冷却されるので、液冷媒が室内
ユニットでフラッシングするのを防止できるとともに室
内ユニットの冷房能力を向上できる。また、室内側熱交
換器から流出したガス冷媒は分岐吸入管を流過する際、
２重管式熱交換器で過熱されるので、未蒸発の液冷媒が
圧縮機に吸入されるのを防止できるとともに分岐吸入管
や室内側切換弁の外面に大気中の水分が結露するのを防
止できるのでドレン処理対策を省略できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施例を示す系統図である。
【図２】従来の空気調和機の系統図である。
１ 圧縮機 10 吐出管 11 吸入管 Ｏ 室外ユニット ３ 室外側熱交換器 Ａ、Ｂ、Ｃ 室内ユニット 7A、7B、7C 室内側熱交換器 12 液冷媒配管 ２、18 室外側切換弁 8A、8B、8C、13A 、13B 、13C 室内側切換弁 ４ 室外側絞り機構 6A、6B、6C 室内側絞り機構 11A 、11B 、11C 分岐吸入管 15A 、15B 、15C 外管 16A 、16B 、16C ２重管式熱交換器 12A 、12B 、12C 分岐液管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 隆之 愛知県西春日井郡西枇杷島町字旭町三丁目 １番地 三菱重工業株式会社エアコン製作 所内
Claims (1)
- 【請求項１】 圧縮機と、この圧縮機の吐出側に接続さ
れた吐出管と、上記圧縮機の吸込側に接続された吸入管
と、室外側熱交換器と、複数の室内側熱交換器と、上記
室外側熱交換器のガス側を上記吐出管又は上記吸入管に
選択的に連通させる室外側切換弁と、上記複数の室内側
熱交換器のガス側をそれぞれ上記吐出管又は上記吸入管
に選択的に連通させる室内側切換弁と、上記室外側熱交
換器の液側に配設された室内側絞り機構と、上記複数の
室内側熱交換器の液側にそれぞれ配設された室内側絞り
機構と、上記室外側絞り機構の液側と上記複数の室内側
絞り機構の液側とを接続する液冷媒配管とを備えた空気
調和機において、上記室内側熱交換器のガス側を上記吸
入管に接続する分岐吸入管の周りに外管を設けることに
よって２重管式熱交換器を構成し、この外管に上記液冷
媒配管と上記室内側絞り機構とを接続する分岐液管を接
続したことを特徴とする空気調和機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35561791A JPH05172419A (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35561791A JPH05172419A (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 空気調和機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05172419A true JPH05172419A (ja) | 1993-07-09 |
Family
ID=18444902
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35561791A Withdrawn JPH05172419A (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 空気調和機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05172419A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004219046A (ja) * | 2003-01-13 | 2004-08-05 | Lg Electronics Inc | マルチ空気調和器 |
| US7824725B2 (en) | 2007-03-30 | 2010-11-02 | The Coca-Cola Company | Methods for extending the shelf life of partially solidified flowable compositions |
-
1991
- 1991-12-24 JP JP35561791A patent/JPH05172419A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004219046A (ja) * | 2003-01-13 | 2004-08-05 | Lg Electronics Inc | マルチ空気調和器 |
| JP4643135B2 (ja) * | 2003-01-13 | 2011-03-02 | エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド | マルチ空気調和器 |
| US7824725B2 (en) | 2007-03-30 | 2010-11-02 | The Coca-Cola Company | Methods for extending the shelf life of partially solidified flowable compositions |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990311 |