JPH0743042A - 空気調和機 - Google Patents
空気調和機Info
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- JPH0743042A JPH0743042A JP5319209A JP31920993A JPH0743042A JP H0743042 A JPH0743042 A JP H0743042A JP 5319209 A JP5319209 A JP 5319209A JP 31920993 A JP31920993 A JP 31920993A JP H0743042 A JPH0743042 A JP H0743042A
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- outdoor
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- Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 冷・暖房同時運転中に暖房運転中の室内ユニ
ットを停止したとき、冷房運転中の室内ユニットの冷房
能力が低下するのを防止する。 【構成】 室内側熱交換器7A、7B、7Cと吸入管11とを繋
ぐ分岐吸入管11A 、11B、11C に介装された室内側切換8
A、8B、8C、に対して並列に接続されたバイパス管20A
、20B 、20C に第１の電磁弁21A 、21B 、21C とキャ
ピラリチューブ22A、22B 、22C を設け、室内側絞り機
構6A、6B、6Cの液側に第２の電磁弁23A 、23B 、23C を
設ける。そして、冷・暖房同時運転時の暖房停止モード
で第１の電磁弁21A 、21B 、21C を開くと同時に第２の
電磁弁23A 、23B 、23C を閉とする。
ットを停止したとき、冷房運転中の室内ユニットの冷房
能力が低下するのを防止する。 【構成】 室内側熱交換器7A、7B、7Cと吸入管11とを繋
ぐ分岐吸入管11A 、11B、11C に介装された室内側切換8
A、8B、8C、に対して並列に接続されたバイパス管20A
、20B 、20C に第１の電磁弁21A 、21B 、21C とキャ
ピラリチューブ22A、22B 、22C を設け、室内側絞り機
構6A、6B、6Cの液側に第２の電磁弁23A 、23B 、23C を
設ける。そして、冷・暖房同時運転時の暖房停止モード
で第１の電磁弁21A 、21B 、21C を開くと同時に第２の
電磁弁23A 、23B 、23C を閉とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は１台の室外ユニットと複
数台の室内ユニットとを備え、冷房運転、暖房運転及び
冷・暖房同時運転しうる空気調和機に関する。
数台の室内ユニットとを備え、冷房運転、暖房運転及び
冷・暖房同時運転しうる空気調和機に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種空気調和機の１例が図２に
示されている。図２において、１は圧縮機、10は吐出管
で、圧縮機１の吐出側に接続されている。11は吸入管
で、圧縮機１の吸入側に接続されている。３は室外側熱
交換器で、そのガス側は室外側切換弁18及び２を介して
吐出管10又は吸入管11に選択的に接続される。
示されている。図２において、１は圧縮機、10は吐出管
で、圧縮機１の吐出側に接続されている。11は吸入管
で、圧縮機１の吸入側に接続されている。３は室外側熱
交換器で、そのガス側は室外側切換弁18及び２を介して
吐出管10又は吸入管11に選択的に接続される。
【０００３】7A、7B、7Cは室内側熱交換器で、そのガス
側はそれぞれ分岐吐出管10A 、10B、10C に介装された
室内側切換弁13A 、13B 、13C を介して又は分岐吸入管
11A、11B 、11C に介装された室内側切換弁8A、8B、8C
を介して吐出管10又は吸入管11に選択的に接続される。
側はそれぞれ分岐吐出管10A 、10B、10C に介装された
室内側切換弁13A 、13B 、13C を介して又は分岐吸入管
11A、11B 、11C に介装された室内側切換弁8A、8B、8C
を介して吐出管10又は吸入管11に選択的に接続される。
【０００４】４は室外側絞り機構で、室外側熱交換器３
の液側に配設されている。6A、6B、6Cは室内側絞り機構
で、それぞれ室内側熱交換器7A、7B、7Cの液側に配設さ
れている。12は液冷媒配管で、室外側絞り機構４の液側
と複数の室内側絞り機構6A、6B、6Cの液側とを接続して
いる。
の液側に配設されている。6A、6B、6Cは室内側絞り機構
で、それぞれ室内側熱交換器7A、7B、7Cの液側に配設さ
れている。12は液冷媒配管で、室外側絞り機構４の液側
と複数の室内側絞り機構6A、6B、6Cの液側とを接続して
いる。
【０００５】16は室外側送風機で、室外側熱交換器３に
外気を流過させる。9A、9B、9Cは室内側送風機で、室内
側熱交換器7A、7B、7Cに室内空気を流過させる。５はレ
シーバで、液冷媒配管12に介装されている。17はアキュ
ムレータで、圧縮機１の吸入側に介装されている。
外気を流過させる。9A、9B、9Cは室内側送風機で、室内
側熱交換器7A、7B、7Cに室内空気を流過させる。５はレ
シーバで、液冷媒配管12に介装されている。17はアキュ
ムレータで、圧縮機１の吸入側に介装されている。
【０００６】Ｏは室外ユニットで、この中には圧縮機
１、室外側切換弁18、２、室外側熱交換器３、室外側送
風機16、室外側絞り機構４、レシーバ５、アキュムレー
タ17等が内蔵されている。
１、室外側切換弁18、２、室外側熱交換器３、室外側送
風機16、室外側絞り機構４、レシーバ５、アキュムレー
タ17等が内蔵されている。
【０００７】Ａ、Ｂ、Ｃはそれぞれ室内ユニットで、室
内ユニットＡには室内側熱交換器7A、室内側絞り機構6A
及び室内側送風機9Aが内蔵され、室内ユニットＢには室
内側熱交換器7B、室内側絞り機構6B及び室内側送風機9B
が内蔵され、室内ユニットＣには室内側熱交換器7C、室
内側絞り機構6C及び室内側送風機9Cが内蔵されている。
内ユニットＡには室内側熱交換器7A、室内側絞り機構6A
及び室内側送風機9Aが内蔵され、室内ユニットＢには室
内側熱交換器7B、室内側絞り機構6B及び室内側送風機9B
が内蔵され、室内ユニットＣには室内側熱交換器7C、室
内側絞り機構6C及び室内側送風機9Cが内蔵されている。
【０００８】Ｓは分岐ユニットで、この中には分岐吐出
管10A 、10B 、10C 、分岐吸入管11A 、11B 、11C 、室
内側切換弁13A 、13B 、13C 及び8A、8B、8Cが内蔵され
ている。
管10A 、10B 、10C 、分岐吸入管11A 、11B 、11C 、室
内側切換弁13A 、13B 、13C 及び8A、8B、8Cが内蔵され
ている。
【０００９】室外ユニットＯと分岐ユニットＳとは吐出
管10、吸入管11、液冷媒配管12を介して互いに接続さ
れ、分岐ユニットＳと複数台の室内ユニットＡ、Ｂ、Ｃ
とは接続冷媒配管14A 、14B 、14C 、15A 、15B 、15C
を介して接続されている。
管10、吸入管11、液冷媒配管12を介して互いに接続さ
れ、分岐ユニットＳと複数台の室内ユニットＡ、Ｂ、Ｃ
とは接続冷媒配管14A 、14B 、14C 、15A 、15B 、15C
を介して接続されている。
【００１０】そして、室外ユニットＯと室内ユニット
Ａ、Ｂ、Ｃは制御信号線を介して接続され、また、分岐
ユニットＳと室内ユニットＡ、Ｂ、Ｃとは制御信号線を
介して接続され、これら制御信号線を介して伝達される
各室内ユニットＡ、Ｂ、Ｃの運転モード及び負荷に応じ
て室外側切換弁２、18、室内側切換弁8A、8B、8C、13
A、13B 、13C 、室外側絞り機構４、室内側絞り機構6
A、6B、6Cが開閉され、かつ、室外側送風機16、室内側
送風機9A、9B、9Cの風量が調整されるようになってい
る。
Ａ、Ｂ、Ｃは制御信号線を介して接続され、また、分岐
ユニットＳと室内ユニットＡ、Ｂ、Ｃとは制御信号線を
介して接続され、これら制御信号線を介して伝達される
各室内ユニットＡ、Ｂ、Ｃの運転モード及び負荷に応じ
て室外側切換弁２、18、室内側切換弁8A、8B、8C、13
A、13B 、13C 、室外側絞り機構４、室内側絞り機構6
A、6B、6Cが開閉され、かつ、室外側送風機16、室内側
送風機9A、9B、9Cの風量が調整されるようになってい
る。
【００１１】室内ユニットＡ、Ｂ、Ｃの全て又は一部が
冷房運転されるとき、例えば、室内ユニットＡ、Ｂが冷
房運転、室内ユニットＣが休止された場合には、室外側
絞り機構４は全開とされ、室内側絞り機構6A、6Bは予め
定められた開度とされ、室内側絞り機構6Cは全閉とされ
る。そして、室外側切換弁18は開、室外側切換弁２は閉
とされて室外側熱交換器３は吐出管10に連通する。室内
側切換弁8A、8Bは開、室内側切換弁13A 、13B は閉とさ
れて室内側熱交換器7A、7Bは吸入管11に連通する。そし
て、室外側切換弁13C 及び8Cは閉とされる。
冷房運転されるとき、例えば、室内ユニットＡ、Ｂが冷
房運転、室内ユニットＣが休止された場合には、室外側
絞り機構４は全開とされ、室内側絞り機構6A、6Bは予め
定められた開度とされ、室内側絞り機構6Cは全閉とされ
る。そして、室外側切換弁18は開、室外側切換弁２は閉
とされて室外側熱交換器３は吐出管10に連通する。室内
側切換弁8A、8Bは開、室内側切換弁13A 、13B は閉とさ
れて室内側熱交換器7A、7Bは吸入管11に連通する。そし
て、室外側切換弁13C 及び8Cは閉とされる。
【００１２】すると、圧縮機１で圧縮された冷媒ガスは
吐出管10、室外側切換弁18を経て室外側熱交換器３に入
り、ここで室外側送風機16によって送風される外気に放
熱することにより凝縮液化して液冷媒となる。次いで、
この液冷媒は全開とされた室外側絞り機構４を通過して
レシーバ５に入り、ここでガス成分が分離される。
吐出管10、室外側切換弁18を経て室外側熱交換器３に入
り、ここで室外側送風機16によって送風される外気に放
熱することにより凝縮液化して液冷媒となる。次いで、
この液冷媒は全開とされた室外側絞り機構４を通過して
レシーバ５に入り、ここでガス成分が分離される。
【００１３】レシーバ５から流出した液冷媒は液冷媒配
管12、接続冷媒配管14A 、14B を経て室内側絞り機構6
A、6Bに入り、ここで絞られることによって断熱膨張し
て気液二相となる。この気液二相の冷媒は室内側熱交換
器7A、7Bに入り、ここで室内側送風機9A、9Bによって送
風される室内空気を冷却することによって蒸発気化す
る。このガス冷媒は接続冷媒配管15A 、15B 、室内側切
換弁8A、8B、分岐吸入管11A 、11B 、吸入管11、アキュ
ムレータ17を経て圧縮機１に吸入される。
管12、接続冷媒配管14A 、14B を経て室内側絞り機構6
A、6Bに入り、ここで絞られることによって断熱膨張し
て気液二相となる。この気液二相の冷媒は室内側熱交換
器7A、7Bに入り、ここで室内側送風機9A、9Bによって送
風される室内空気を冷却することによって蒸発気化す
る。このガス冷媒は接続冷媒配管15A 、15B 、室内側切
換弁8A、8B、分岐吸入管11A 、11B 、吸入管11、アキュ
ムレータ17を経て圧縮機１に吸入される。
【００１４】室内ユニットＡ、Ｂ、Ｃの全て又は一部が
暖房運転されるとき、例えば、室内ユニットＡ、Ｂを暖
房運転、室内ユニットＣが休止される場合には、室外側
絞り機構４、室内側絞り機構6A、6Bは予め定められた開
度とされ、室内側絞り機構6Cは全閉とされる。そして、
室外側切換弁18、室内側切換弁8A、8B、8C、13C は閉、
室外側切換弁２、室内側切換弁13A 、13B は開とされ
る。
暖房運転されるとき、例えば、室内ユニットＡ、Ｂを暖
房運転、室内ユニットＣが休止される場合には、室外側
絞り機構４、室内側絞り機構6A、6Bは予め定められた開
度とされ、室内側絞り機構6Cは全閉とされる。そして、
室外側切換弁18、室内側切換弁8A、8B、8C、13C は閉、
室外側切換弁２、室内側切換弁13A 、13B は開とされ
る。
【００１５】かくして、圧縮機１から吐出された冷媒は
吐出管10、分岐吐出管10A 、10B 、室内側切換弁13A 、
13B 、接続冷媒配管15A 、15B を経て室内側熱交換器7
A、7Bで凝縮液化し、室内側絞り機構6A、6Bで絞られた
後、接続冷媒配管14A 、14B 、液冷媒配管12、レシーバ
５を経て室外側絞り機構４で断熱膨張する。次いで、室
外側熱交換器３で蒸発気化した後、室外側切換弁２、吸
入管11、アキュムレータ17をこの順に経て圧縮機１に戻
る。
吐出管10、分岐吐出管10A 、10B 、室内側切換弁13A 、
13B 、接続冷媒配管15A 、15B を経て室内側熱交換器7
A、7Bで凝縮液化し、室内側絞り機構6A、6Bで絞られた
後、接続冷媒配管14A 、14B 、液冷媒配管12、レシーバ
５を経て室外側絞り機構４で断熱膨張する。次いで、室
外側熱交換器３で蒸発気化した後、室外側切換弁２、吸
入管11、アキュムレータ17をこの順に経て圧縮機１に戻
る。
【００１６】冷・暖房同時運転時において、冷房運転さ
れる室内ユニットの数と暖房運転される室内ユニットの
数が等しいとき、例えば、室内ユニットＣが冷房運転、
室内ユニットＡが暖房運転、室内ユニットＢが休止され
る場合、室外側絞り機構４、室内側絞り機構6A、6Cは予
め定められた開度とされ、室内側絞り機構6Bは全閉とさ
れる。そして、室内側切換弁13A 、8Cは開、室外側切換
弁２、18、室内側切換弁8A、8B、13B 、13C は閉とされ
る。
れる室内ユニットの数と暖房運転される室内ユニットの
数が等しいとき、例えば、室内ユニットＣが冷房運転、
室内ユニットＡが暖房運転、室内ユニットＢが休止され
る場合、室外側絞り機構４、室内側絞り機構6A、6Cは予
め定められた開度とされ、室内側絞り機構6Bは全閉とさ
れる。そして、室内側切換弁13A 、8Cは開、室外側切換
弁２、18、室内側切換弁8A、8B、13B 、13C は閉とされ
る。
【００１７】かくして、圧縮機１から吐出された冷媒は
吐出管10、分岐吐出管10A 、室内側切換弁13A 、接続冷
媒配管15A 、室内側熱交換器7A、室内側絞り機構6A、6
C、室内側熱交換器7C、接続冷媒配管15C 、室内側切換
弁8C、分岐吸入管11C 、吸入管11、アキュムレータ17を
この順に経て圧縮機１に戻る。
吐出管10、分岐吐出管10A 、室内側切換弁13A 、接続冷
媒配管15A 、室内側熱交換器7A、室内側絞り機構6A、6
C、室内側熱交換器7C、接続冷媒配管15C 、室内側切換
弁8C、分岐吸入管11C 、吸入管11、アキュムレータ17を
この順に経て圧縮機１に戻る。
【００１８】冷・暖房同時運転時において、冷房運転さ
れる室内ユニットの数が暖房運転される室内ユニットの
数より多い場合、例えば、室内ユニットＢ、Ｃが冷房運
転、室内ユニットＡが暖房運転されるときには、室外側
絞り機構４、室内側絞り機構6A、6B、6Cは予め定められ
た開度とされる。そして、室外側切換弁18及び室内側切
換弁13A 、8B、8Cは開、室外側切換弁２、室内側切換弁
8A、13B 、13C は閉とされる。
れる室内ユニットの数が暖房運転される室内ユニットの
数より多い場合、例えば、室内ユニットＢ、Ｃが冷房運
転、室内ユニットＡが暖房運転されるときには、室外側
絞り機構４、室内側絞り機構6A、6B、6Cは予め定められ
た開度とされる。そして、室外側切換弁18及び室内側切
換弁13A 、8B、8Cは開、室外側切換弁２、室内側切換弁
8A、13B 、13C は閉とされる。
【００１９】かくして、圧縮機１から吐出された冷媒は
吐出管10で分岐し、その一部は室外側切換弁18、室外側
熱交換器３、室外側絞り機構４、レシーバ５を経て液冷
媒配管12に入る。残部は分岐吐出管10A 、室内側切換弁
13A 、接続冷媒配管15A 、室内側熱交換器7A、室内側絞
り機構6A、接続冷媒配管14A を経て液冷媒配管12に入
り、先に分岐した冷媒と合流する。次いで、この冷媒は
接続冷媒配管14B 、14C、室内側絞り機構6B、6C、室内
側熱交換器7B、7C、接続冷媒配管15B 、15C 、室内側切
換弁8B、8C、分岐吸入管11B 、11C 、吸入管11、アキュ
ムレータ17をこの順に経て圧縮機１に戻る。
吐出管10で分岐し、その一部は室外側切換弁18、室外側
熱交換器３、室外側絞り機構４、レシーバ５を経て液冷
媒配管12に入る。残部は分岐吐出管10A 、室内側切換弁
13A 、接続冷媒配管15A 、室内側熱交換器7A、室内側絞
り機構6A、接続冷媒配管14A を経て液冷媒配管12に入
り、先に分岐した冷媒と合流する。次いで、この冷媒は
接続冷媒配管14B 、14C、室内側絞り機構6B、6C、室内
側熱交換器7B、7C、接続冷媒配管15B 、15C 、室内側切
換弁8B、8C、分岐吸入管11B 、11C 、吸入管11、アキュ
ムレータ17をこの順に経て圧縮機１に戻る。
【００２０】冷・暖房同時運転時、暖房運転中の室内ユ
ニットの運転を停止する場合、例えば、室内ユニット
Ａ、Ｂが暖房運転、室内ユニットＣが冷房運転中に室内
ユニットＡの運転を停止すると、室内ユニットＡの室内
側送風機9Aが停止し、かつ、室内側切換弁13A が閉とさ
れる。そして、閉とされた室内側切換弁13A から漏洩し
たガス冷媒が室内側熱交換器7A内に入りここで液化して
この中に溜まり込むのを防止するため、室内側絞り機構
6Aの開度は極小とされる。
ニットの運転を停止する場合、例えば、室内ユニット
Ａ、Ｂが暖房運転、室内ユニットＣが冷房運転中に室内
ユニットＡの運転を停止すると、室内ユニットＡの室内
側送風機9Aが停止し、かつ、室内側切換弁13A が閉とさ
れる。そして、閉とされた室内側切換弁13A から漏洩し
たガス冷媒が室内側熱交換器7A内に入りここで液化して
この中に溜まり込むのを防止するため、室内側絞り機構
6Aの開度は極小とされる。
【００２１】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の空気調和機
において、その冷・暖房同時運転時、暖房運転中の室内
ユニットの運転を停止した場合、即ち、上記例示の場
合、室内ユニットＡの室内側絞り機構6Aが僅かではある
が開いているため、室内側切換弁13A から漏洩して室内
側熱交換器7A内に入った冷媒ガスが室内側絞り機構6Aを
通って液冷媒配管12に入り、この中を流過する液冷媒に
伴われて冷房運転中の室内ユニットＣに流入するので、
室内ユニットＣの冷房能力が低下してしまうという問題
があった。
において、その冷・暖房同時運転時、暖房運転中の室内
ユニットの運転を停止した場合、即ち、上記例示の場
合、室内ユニットＡの室内側絞り機構6Aが僅かではある
が開いているため、室内側切換弁13A から漏洩して室内
側熱交換器7A内に入った冷媒ガスが室内側絞り機構6Aを
通って液冷媒配管12に入り、この中を流過する液冷媒に
伴われて冷房運転中の室内ユニットＣに流入するので、
室内ユニットＣの冷房能力が低下してしまうという問題
があった。
【００２２】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために発明されたものであって、第１の発明の要旨
とするところは、圧縮機と、この圧縮機の吐出側に接続
された吐出管と、上記圧縮機の吸込側に接続された吸入
管と、室外側熱交換器と、上記室外側熱交換器のガス側
を上記吐出管又は上記吸入管に選択的に連通させる室外
側切換弁と、上記室外側熱交換器の液側に配設された室
外側絞り機構と、複数の室内側熱交換器と、上記複数の
室内側熱交換器のガス側をそれぞれ上記吐出管又は上記
吸入管に選択的に連通させる室内側切換弁と、上記複数
の室内側熱交換器の液側にそれぞれ配設された室内側絞
り機構と、上記室外側絞り機構の液側と上記複数の室内
側絞り機構の液側とを接続する液冷媒配管とを備え、冷
房運転、暖房運転、冷・暖房同時運転しうる空気調和機
において、上記室内側熱交換器と上記吸入管とを繋ぐ分
岐吸入管に介装された室内側切換弁に対して並列に接続
されたバイパス管に第１の電磁弁とキャピラリチューブ
を設けるとともに上記室内側絞り機構の液側に第２の電
磁弁を設け、かつ、冷・暖房同時運転時の暖房停止モー
ドで上記第１の電磁弁を開、上記第２の電磁弁を閉とす
る制御手段を設けたことを特徴とする空気調和機にあ
る。
するために発明されたものであって、第１の発明の要旨
とするところは、圧縮機と、この圧縮機の吐出側に接続
された吐出管と、上記圧縮機の吸込側に接続された吸入
管と、室外側熱交換器と、上記室外側熱交換器のガス側
を上記吐出管又は上記吸入管に選択的に連通させる室外
側切換弁と、上記室外側熱交換器の液側に配設された室
外側絞り機構と、複数の室内側熱交換器と、上記複数の
室内側熱交換器のガス側をそれぞれ上記吐出管又は上記
吸入管に選択的に連通させる室内側切換弁と、上記複数
の室内側熱交換器の液側にそれぞれ配設された室内側絞
り機構と、上記室外側絞り機構の液側と上記複数の室内
側絞り機構の液側とを接続する液冷媒配管とを備え、冷
房運転、暖房運転、冷・暖房同時運転しうる空気調和機
において、上記室内側熱交換器と上記吸入管とを繋ぐ分
岐吸入管に介装された室内側切換弁に対して並列に接続
されたバイパス管に第１の電磁弁とキャピラリチューブ
を設けるとともに上記室内側絞り機構の液側に第２の電
磁弁を設け、かつ、冷・暖房同時運転時の暖房停止モー
ドで上記第１の電磁弁を開、上記第２の電磁弁を閉とす
る制御手段を設けたことを特徴とする空気調和機にあ
る。
【００２３】第２の発明の要旨とするところは、圧縮機
と、この圧縮機の吐出側に接続された吐出管と、上記圧
縮機の吸込側に接続された吸入管と、室外側熱交換器
と、上記室外側熱交換器のガス側を上記吐出管又は上記
吸入管に選択的に連通させる室外側切換弁と、上記室外
側熱交換器の液側に配設された室外側絞り機構と、複数
の室内側熱交換器と、上記複数の室内側熱交換器のガス
側をそれぞれ上記吐出管又は上記吸入管に選択的に連通
させる室内側切換弁と、上記複数の室内側熱交換器の液
側にそれぞれ配設された室内側絞り機構と、上記室外側
絞り機構の液側と上記複数の室内側絞り機構の液側とを
接続する液冷媒配管とを備え、冷房運転、暖房運転、冷
・暖房同時運転しうる空気調和機において、上記室内側
絞り機構の液側に第２の電磁弁を設けるとともに、この
第２の電磁弁と上記室内側絞り機構の間と上記吸入管と
を繋ぐバイパス回路に第１の電磁弁とキャピラリチュー
ブを設け、かつ、冷・暖房同時運転時の暖房停止モード
で上記第１の電磁弁を開、上記第２の電磁弁を閉とする
制御手段を設けたことを特徴とする空気調和機にある。
と、この圧縮機の吐出側に接続された吐出管と、上記圧
縮機の吸込側に接続された吸入管と、室外側熱交換器
と、上記室外側熱交換器のガス側を上記吐出管又は上記
吸入管に選択的に連通させる室外側切換弁と、上記室外
側熱交換器の液側に配設された室外側絞り機構と、複数
の室内側熱交換器と、上記複数の室内側熱交換器のガス
側をそれぞれ上記吐出管又は上記吸入管に選択的に連通
させる室内側切換弁と、上記複数の室内側熱交換器の液
側にそれぞれ配設された室内側絞り機構と、上記室外側
絞り機構の液側と上記複数の室内側絞り機構の液側とを
接続する液冷媒配管とを備え、冷房運転、暖房運転、冷
・暖房同時運転しうる空気調和機において、上記室内側
絞り機構の液側に第２の電磁弁を設けるとともに、この
第２の電磁弁と上記室内側絞り機構の間と上記吸入管と
を繋ぐバイパス回路に第１の電磁弁とキャピラリチュー
ブを設け、かつ、冷・暖房同時運転時の暖房停止モード
で上記第１の電磁弁を開、上記第２の電磁弁を閉とする
制御手段を設けたことを特徴とする空気調和機にある。
【００２４】
【作用】本発明においては、冷・暖房同時運転時の暖房
停止モードで、第１の電磁弁が開となるので、閉とされ
た室内側切換弁から漏洩した冷媒ガスはバイパス管及び
これに設けられた第１の電磁弁及びキャピラリチューブ
を通って吸入管内に吸入される。従って、この冷媒ガス
が室内側熱交換器内で液化して溜まり込むことはない。
また、第２の電磁弁が閉となるので、この冷媒ガスが室
内側熱交換器及び室内側絞り機構を経て液冷媒配管に入
ることもない。
停止モードで、第１の電磁弁が開となるので、閉とされ
た室内側切換弁から漏洩した冷媒ガスはバイパス管及び
これに設けられた第１の電磁弁及びキャピラリチューブ
を通って吸入管内に吸入される。従って、この冷媒ガス
が室内側熱交換器内で液化して溜まり込むことはない。
また、第２の電磁弁が閉となるので、この冷媒ガスが室
内側熱交換器及び室内側絞り機構を経て液冷媒配管に入
ることもない。
【００２５】
【実施例】本発明の第１の実施例が図１に示されてい
る。各室内ユニットＡ、Ｂ、Ｃの室内側熱交換器7A、7
B、7Cと吸入管11とを繋ぐ分岐吸入管11A 、11B 、11C
に介装された室内側切換弁8A、8B、8Cに対して並列にバ
イパス管20A 、20B 、20C が接続され、これらバイパス
管20A 、20B 、20C にはそれぞれ第１の電磁弁21A 、21
B 、21C 及びキャピラリチューブ22A 、22B 、22C が介
装されている。また、室内側切換弁13A 、13B 、13C に
対して並列にキャピラリチューブ24A 、24B 、24C が介
装されている。そして、各室内側絞り機構6A、6B、6Cの
液側にはそれぞれ第２の電磁弁23A 、23B 、23C が介装
されている。
る。各室内ユニットＡ、Ｂ、Ｃの室内側熱交換器7A、7
B、7Cと吸入管11とを繋ぐ分岐吸入管11A 、11B 、11C
に介装された室内側切換弁8A、8B、8Cに対して並列にバ
イパス管20A 、20B 、20C が接続され、これらバイパス
管20A 、20B 、20C にはそれぞれ第１の電磁弁21A 、21
B 、21C 及びキャピラリチューブ22A 、22B 、22C が介
装されている。また、室内側切換弁13A 、13B 、13C に
対して並列にキャピラリチューブ24A 、24B 、24C が介
装されている。そして、各室内側絞り機構6A、6B、6Cの
液側にはそれぞれ第２の電磁弁23A 、23B 、23C が介装
されている。
【００２６】また、冷・暖房同時運転時に暖房停止モー
ドとされたとき、暖房停止した室内ユニットの第１の電
磁弁21A 、21B 、21C を開とすると同時に第２の電磁弁
23A、23B 、23C を閉とする制御手段( 図示しない) が
設けられている。
ドとされたとき、暖房停止した室内ユニットの第１の電
磁弁21A 、21B 、21C を開とすると同時に第２の電磁弁
23A、23B 、23C を閉とする制御手段( 図示しない) が
設けられている。
【００２７】各、室内ユニットＡ、Ｂ、Ｃの運転モード
と、室内側切換弁13、８、第１の電磁弁21、第２の電磁
弁23及び室内側絞り機構６の開閉との関係が
と、室内側切換弁13、８、第１の電磁弁21、第２の電磁
弁23及び室内側絞り機構６の開閉との関係が
【表１】 に示されている。
【００２８】
【表１】
【００２９】他の構成は図２に示す従来のものと同様で
あり、対応する部材には同じ符号が付されている。
あり、対応する部材には同じ符号が付されている。
【００３０】しかして、冷・暖房同時運転時、暖房運転
中の室内ユニットを停止した場合、例えば、上記例示と
同様、室内ユニットＡ、Ｂが暖房運転、室内ユニットＣ
が冷房運転中に暖房運転中の室内ユニットＡの暖房運転
を停止する旨の信号が入力されると、図示しない制御手
段からの指令により室内ユニットＡの室内側送風機9Aが
停止し、室内側切換弁13A が閉、室外側絞り機構6Aの開
度が極少となると同時に第１の電磁弁21A が開、第２の
電磁弁23A が閉となる。
中の室内ユニットを停止した場合、例えば、上記例示と
同様、室内ユニットＡ、Ｂが暖房運転、室内ユニットＣ
が冷房運転中に暖房運転中の室内ユニットＡの暖房運転
を停止する旨の信号が入力されると、図示しない制御手
段からの指令により室内ユニットＡの室内側送風機9Aが
停止し、室内側切換弁13A が閉、室外側絞り機構6Aの開
度が極少となると同時に第１の電磁弁21A が開、第２の
電磁弁23A が閉となる。
【００３１】かくして、吐出管10内の冷媒ガスが分岐吐
出管10A 、閉とされた室内側切換弁13A から漏洩して接
続冷媒配管15A を通って室内側熱交換器7A内に入ろうと
するが、第１の電磁弁21A が開となっているため、この
冷媒ガスはバイパス管20A 、キャピラリチューブ22A 、
第１の電磁弁21A 、分岐管吸入管11A を通って吸入管11
内に吸入される。従って、漏洩した冷媒ガスが室内側熱
交換器7A内に入ってここで液化してこの中に溜まり込む
ことはない。
出管10A 、閉とされた室内側切換弁13A から漏洩して接
続冷媒配管15A を通って室内側熱交換器7A内に入ろうと
するが、第１の電磁弁21A が開となっているため、この
冷媒ガスはバイパス管20A 、キャピラリチューブ22A 、
第１の電磁弁21A 、分岐管吸入管11A を通って吸入管11
内に吸入される。従って、漏洩した冷媒ガスが室内側熱
交換器7A内に入ってここで液化してこの中に溜まり込む
ことはない。
【００３２】また、漏洩した冷媒ガスが室内側熱交換器
7A内に入った場合でも第２の電磁弁23A が閉となってい
るので、室内側絞り機構6Aが僅かに開いているが、室内
側熱交換器7A内に入ったガス冷媒が従来のように室内側
絞り機構6Aを通って液冷媒配管12に入ることはない。従
って、従来のもののように冷媒ガスが液冷媒配管12を流
れる液冷媒に伴われて冷房運転中の室内ユニットＣに流
入することはないので、室内ユニットＣの冷房能力を低
下させることもない。
7A内に入った場合でも第２の電磁弁23A が閉となってい
るので、室内側絞り機構6Aが僅かに開いているが、室内
側熱交換器7A内に入ったガス冷媒が従来のように室内側
絞り機構6Aを通って液冷媒配管12に入ることはない。従
って、従来のもののように冷媒ガスが液冷媒配管12を流
れる液冷媒に伴われて冷房運転中の室内ユニットＣに流
入することはないので、室内ユニットＣの冷房能力を低
下させることもない。
【００３３】なお、室内ユニットＡの冷房運転時には、
室内側切換弁8A、第２の電磁弁23A、室内側絞り機構6A
が開、室内側切換弁13A 、第１の電磁弁21A が閉となっ
ているので、液冷媒配管12内の液冷媒は接続冷媒配管14
A 、第２の電磁弁23A 、室内側絞り機構6A、室内側熱交
換器7A、接続冷媒配管15A 、分岐吸入管11A 、室内側切
換弁8Aをこの順に通って吸入管11に入る。この間、分岐
吐出管10A 内の冷媒がキャピラリチューブ24A を経て僅
かづつ分岐吸入管11A に吸入されるので、分岐吸入管11
A 及び吐出管10内の冷媒ガスが液化してこの中に溜まり
込むのを防止できる。
室内側切換弁8A、第２の電磁弁23A、室内側絞り機構6A
が開、室内側切換弁13A 、第１の電磁弁21A が閉となっ
ているので、液冷媒配管12内の液冷媒は接続冷媒配管14
A 、第２の電磁弁23A 、室内側絞り機構6A、室内側熱交
換器7A、接続冷媒配管15A 、分岐吸入管11A 、室内側切
換弁8Aをこの順に通って吸入管11に入る。この間、分岐
吐出管10A 内の冷媒がキャピラリチューブ24A を経て僅
かづつ分岐吸入管11A に吸入されるので、分岐吸入管11
A 及び吐出管10内の冷媒ガスが液化してこの中に溜まり
込むのを防止できる。
【００３４】また、冷・暖房同時運転中、冷房運転中の
室内ユニットＡの運転をリモコンからの指令により停止
したとき、室内側送風機9Aが停止、第２の電磁弁23A 、
室内側切換弁13A 、8A、室内側絞り機構6Aが閉となる
が、第１の電磁弁21A が開となるので、第２の電磁弁23
A 、室内側切換弁13A 、8A、室内側絞り機構6Aから漏洩
して室内側熱交換器7A内に入った冷媒は第１の電磁弁21
A を通って吸入管11に吸引されるので、室内側熱交換器
7A内に冷媒が溜まり込むのを防止できる。
室内ユニットＡの運転をリモコンからの指令により停止
したとき、室内側送風機9Aが停止、第２の電磁弁23A 、
室内側切換弁13A 、8A、室内側絞り機構6Aが閉となる
が、第１の電磁弁21A が開となるので、第２の電磁弁23
A 、室内側切換弁13A 、8A、室内側絞り機構6Aから漏洩
して室内側熱交換器7A内に入った冷媒は第１の電磁弁21
A を通って吸入管11に吸引されるので、室内側熱交換器
7A内に冷媒が溜まり込むのを防止できる。
【００３５】図３には本発明の第２の実施例が示されて
いる。各室内側絞り機構6A、6B、6Cの液側に第２の電磁
弁23A 、23B 、23C が設けられ、この第２の電磁弁23A
、23B 、23C と室内側絞り機構6A、6B、6Cとの間に一
端が連結され他端が吸入管11に連結されたバイパス回路
24A 、24B 、24C に第１の電磁弁21A 、21B 、21C とキ
ャピラリチューブ22A 、22B 、22C が介装されている。
いる。各室内側絞り機構6A、6B、6Cの液側に第２の電磁
弁23A 、23B 、23C が設けられ、この第２の電磁弁23A
、23B 、23C と室内側絞り機構6A、6B、6Cとの間に一
端が連結され他端が吸入管11に連結されたバイパス回路
24A 、24B 、24C に第１の電磁弁21A 、21B 、21C とキ
ャピラリチューブ22A 、22B 、22C が介装されている。
【００３６】そして、冷・暖房同時運転時に暖房停止モ
ードとされたとき、図示しない制御手段からの指令によ
って第１の電磁弁21A 、21B 、21C が開とされると同時
に第２の電磁弁23A 、23B 、23C が閉とされるようにな
っている。
ードとされたとき、図示しない制御手段からの指令によ
って第１の電磁弁21A 、21B 、21C が開とされると同時
に第２の電磁弁23A 、23B 、23C が閉とされるようにな
っている。
【００３７】なお、第２の電磁弁23A 、23B 、23C 、第
１の電磁弁21A 、21B 、21C 、キャピラリチューブ22A
、22B 、22C は分岐ユニットＳ内に収納されている。
他の構成は図２に示す従来のものと同様であり、対応す
る部材には同じ符号が付されている。
１の電磁弁21A 、21B 、21C 、キャピラリチューブ22A
、22B 、22C は分岐ユニットＳ内に収納されている。
他の構成は図２に示す従来のものと同様であり、対応す
る部材には同じ符号が付されている。
【００３８】しかして、冷・暖房同時運転時、暖房運転
中の室内ユニットの暖房運転を停止した場合、例えば、
上記例示と同様、室内ユニットＡ、Ｂが暖房運転、室内
ユニットＣが 冷房運転中に暖房運転中の室内ユニット
Ａの運転を停止する旨の信号が入力されると、図示しな
い制御手段からの指令により室内ユニットＡの室内側送
風機9Aが停止し、室内側切換弁13A が閉、室外側絞り機
構6Aの開度が極少となると同時に第１の電磁弁21A が
開、第２の電磁弁23A が閉となる。
中の室内ユニットの暖房運転を停止した場合、例えば、
上記例示と同様、室内ユニットＡ、Ｂが暖房運転、室内
ユニットＣが 冷房運転中に暖房運転中の室内ユニット
Ａの運転を停止する旨の信号が入力されると、図示しな
い制御手段からの指令により室内ユニットＡの室内側送
風機9Aが停止し、室内側切換弁13A が閉、室外側絞り機
構6Aの開度が極少となると同時に第１の電磁弁21A が
開、第２の電磁弁23A が閉となる。
【００３９】室内側切換弁13A から漏洩したガス冷媒が
接続冷媒配管15A を通って室内側熱交換器7A内に入ろう
とするが、第１の電磁弁21A が開となっているため、こ
の冷媒ガスはバイパス回路24A 、第１の電磁弁21A 、キ
ャピラリチューブ22A を通って吸入管11内に吸入され
る。従って、室内側熱交換器7A内に冷媒ガスが入ってこ
こで液化してこの中に溜まり込むことはない。
接続冷媒配管15A を通って室内側熱交換器7A内に入ろう
とするが、第１の電磁弁21A が開となっているため、こ
の冷媒ガスはバイパス回路24A 、第１の電磁弁21A 、キ
ャピラリチューブ22A を通って吸入管11内に吸入され
る。従って、室内側熱交換器7A内に冷媒ガスが入ってこ
こで液化してこの中に溜まり込むことはない。
【００４０】また、漏洩したガス冷媒が室内側熱交換器
7A内に入っても第２の電磁弁23A が閉となっているの
で、室内側絞り機構6Aが僅かに開いているが、室内側熱
交換器7A内に入ったガス冷媒が従来のように室内側絞り
機構6Aを通って液冷媒配管12に入ることはない。従っ
て、従来のもののように冷媒ガスが液冷媒配管12を流れ
る液冷媒に伴われて冷房運転中の室内ユニットＣに流入
することはないので、室内ユニットＣの冷房能力を低下
させることもない。
7A内に入っても第２の電磁弁23A が閉となっているの
で、室内側絞り機構6Aが僅かに開いているが、室内側熱
交換器7A内に入ったガス冷媒が従来のように室内側絞り
機構6Aを通って液冷媒配管12に入ることはない。従っ
て、従来のもののように冷媒ガスが液冷媒配管12を流れ
る液冷媒に伴われて冷房運転中の室内ユニットＣに流入
することはないので、室内ユニットＣの冷房能力を低下
させることもない。
【００４１】なお、室内ユニットＡの冷房運転時には、
室内側切換弁8A、第２の電磁弁23A、室内側絞り機構6A
が開、室内側切換弁13A 、第１の電磁弁21A が閉となっ
ているので、液冷媒配管12内の液冷媒は第２の電磁弁23
A 、接続冷媒配管14A 、室内側絞り機構6A、室内側熱交
換器7A、接続冷媒配管15A 、分岐吸入管11A 、室内側切
換弁8Aをこの順に通って吸入管11に入る。
室内側切換弁8A、第２の電磁弁23A、室内側絞り機構6A
が開、室内側切換弁13A 、第１の電磁弁21A が閉となっ
ているので、液冷媒配管12内の液冷媒は第２の電磁弁23
A 、接続冷媒配管14A 、室内側絞り機構6A、室内側熱交
換器7A、接続冷媒配管15A 、分岐吸入管11A 、室内側切
換弁8Aをこの順に通って吸入管11に入る。
【００４２】また、冷・暖房同時運転中、冷房運転中の
室内ユニットＡの運転を停止したとき、室内側送風機9A
が停止、第２の電磁弁23A 、室内側切換弁13A 、8A、室
内側絞り機構6Aが閉となるが、第１の電磁弁21A が開と
なるので、第２の電磁弁23A、室内側切換弁13A 、8A及
び室内側絞り機構6Aから漏洩して室内側熱交換器7A内に
入った冷媒はバイパス回路24A 、第１の電磁弁21A 及び
キャピラリチューブ22A を通って吸入管11に吸引される
ので、室内側熱交換器7A内に冷媒が溜まり込むのを防止
できる。
室内ユニットＡの運転を停止したとき、室内側送風機9A
が停止、第２の電磁弁23A 、室内側切換弁13A 、8A、室
内側絞り機構6Aが閉となるが、第１の電磁弁21A が開と
なるので、第２の電磁弁23A、室内側切換弁13A 、8A及
び室内側絞り機構6Aから漏洩して室内側熱交換器7A内に
入った冷媒はバイパス回路24A 、第１の電磁弁21A 及び
キャピラリチューブ22A を通って吸入管11に吸引される
ので、室内側熱交換器7A内に冷媒が溜まり込むのを防止
できる。
【００４３】
【発明の効果】本発明においては、冷・暖房同時運転時
の暖房停止モードで、第１の電磁弁が開、第２の電磁弁
が閉となるので、室内側切換弁から漏洩した冷媒ガスは
第１の電磁弁及びキャピラリチューブを通って吸入管内
に吸入されるので、この冷媒ガスが室内側熱交換器内で
液化して溜まり込むことはない。また、この冷媒ガスが
室内側絞り機構を経て液冷媒配管に入ることはないの
で、冷房運転中の室内ユニットの冷房能力の低下を防止
できる。
の暖房停止モードで、第１の電磁弁が開、第２の電磁弁
が閉となるので、室内側切換弁から漏洩した冷媒ガスは
第１の電磁弁及びキャピラリチューブを通って吸入管内
に吸入されるので、この冷媒ガスが室内側熱交換器内で
液化して溜まり込むことはない。また、この冷媒ガスが
室内側絞り機構を経て液冷媒配管に入ることはないの
で、冷房運転中の室内ユニットの冷房能力の低下を防止
できる。
【図１】本発明の第１の実施例を示す冷媒回路図であ
る。
る。
【図２】従来の空気調和機の冷媒回路図である。
【図３】本発明の第２の実施例を示す冷媒回路図であ
る。
る。
１ 圧縮機 10 吐出管 11 吸入管 Ｏ 室外ユニット ３ 室外側熱交換器 Ａ、Ｂ、Ｃ 室内ユニット 7A、7B、7C 室内側熱交換器 12 液冷媒配管 ２、18 室外側切換弁 8A、8B、8C、13A 、13B 、13C 室内側切換弁 ４ 室外側絞り機構 6A、6B、6C 室内側絞り機構 11A 、11B 、11C 分岐吸入管 20A 、20B 、20C バイパス管 21A 、21B 、21C 第１の電磁弁 22A 、22B 、22C キャピラリチューブ 23A 、23B 、23C 第２の電磁弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本間 一美 名古屋市中村区岩塚町字高道１番地 三菱 重工業株式会社名古屋研究所内
Claims (2)
- 【請求項１】 圧縮機と、この圧縮機の吐出側に接続さ
れた吐出管と、上記圧縮機の吸込側に接続された吸入管
と、室外側熱交換器と、上記室外側熱交換器のガス側を
上記吐出管又は上記吸入管に選択的に連通させる室外側
切換弁と、上記室外側熱交換器の液側に配設された室外
側絞り機構と、複数の室内側熱交換器と、上記複数の室
内側熱交換器のガス側をそれぞれ上記吐出管又は上記吸
入管に選択的に連通させる室内側切換弁と、上記複数の
室内側熱交換器の液側にそれぞれ配設された室内側絞り
機構と、上記室外側絞り機構の液側と上記複数の室内側
絞り機構の液側とを接続する液冷媒配管とを備え、冷房
運転、暖房運転、冷・暖房同時運転しうる空気調和機に
おいて、上記室内側熱交換器と上記吸入管とを繋ぐ分岐
吸入管に介装された室内側切換弁に対して並列に接続さ
れたバイパス管に第１の電磁弁とキャピラリチューブを
設けるとともに上記室内側絞り機構の液側に第２の電磁
弁を設け、かつ、冷・暖房同時運転時の暖房停止モード
で上記第１の電磁弁を開、上記第２の電磁弁を閉とする
制御手段を設けたことを特徴とする空気調和機。 - 【請求項２】 圧縮機と、この圧縮機の吐出側に接続さ
れた吐出管と、上記圧縮機の吸込側に接続された吸入管
と、室外側熱交換器と、上記室外側熱交換器のガス側を
上記吐出管又は上記吸入管に選択的に連通させる室外側
切換弁と、上記室外側熱交換器の液側に配設された室外
側絞り機構と、複数の室内側熱交換器と、上記複数の室
内側熱交換器のガス側をそれぞれ上記吐出管又は上記吸
入管に選択的に連通させる室内側切換弁と、上記複数の
室内側熱交換器の液側にそれぞれ配設された室内側絞り
機構と、上記室外側絞り機構の液側と上記複数の室内側
絞り機構の液側とを接続する液冷媒配管とを備え、冷房
運転、暖房運転、冷・暖房同時運転しうる空気調和機に
おいて、上記室内側絞り機構の液側に第２の電磁弁を設
けるとともに、この第２の電磁弁と上記室内側絞り機構
の間と上記吸入管とを繋ぐバイパス回路に第１の電磁弁
とキャピラリチューブを設け、かつ、冷・暖房同時運転
時の暖房停止モードで上記第１の電磁弁を開、上記第２
の電磁弁を閉とする制御手段を設けたことを特徴とする
空気調和機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5319209A JPH0743042A (ja) | 1993-05-28 | 1993-11-26 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14833193 | 1993-05-28 | ||
| JP5-148331 | 1993-05-28 | ||
| JP5319209A JPH0743042A (ja) | 1993-05-28 | 1993-11-26 | 空気調和機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0743042A true JPH0743042A (ja) | 1995-02-10 |
Family
ID=26478568
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5319209A Withdrawn JPH0743042A (ja) | 1993-05-28 | 1993-11-26 | 空気調和機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0743042A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003004332A (ja) * | 2001-06-26 | 2003-01-08 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | マルチ型ガスヒートポンプ式空気調和装置 |
| JP2003004333A (ja) * | 2001-06-26 | 2003-01-08 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | マルチ型ガスヒートポンプ式空気調和装置 |
| EP1275913A2 (en) | 2001-06-26 | 2003-01-15 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Multiform gas heat pump type air conditioning system |
| US6952933B2 (en) | 2003-01-13 | 2005-10-11 | Lg Electronics Inc. | Multi-type air conditioner |
| WO2008053802A1 (fr) * | 2006-11-01 | 2008-05-08 | Daikin Industries, Ltd. | Appareil de climatisation |
-
1993
- 1993-11-26 JP JP5319209A patent/JPH0743042A/ja not_active Withdrawn
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