JPH0517227U - 流体軸受 - Google Patents

流体軸受

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JPH0517227U
JPH0517227U JP6619891U JP6619891U JPH0517227U JP H0517227 U JPH0517227 U JP H0517227U JP 6619891 U JP6619891 U JP 6619891U JP 6619891 U JP6619891 U JP 6619891U JP H0517227 U JPH0517227 U JP H0517227U
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JP
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fluid
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throttle
recessed
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JP6619891U
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等 海部
裕司 本田
尚 吉田
哲治 小松
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】軸受本体1の端面に周方向に間隔を存して設け
た複数個の凹孔31に各々絞り部材6を挿入し、該絞り
部材6で凹孔31の開口部を閉鎖する状態で該絞り部材
6の外端部をリング部材32の環状突起32bで押さえ
て固定した。 【効果】オイルポケット41の個数が多くとも軸受メタ
ル4の軸方向の長さが必要以上に長くならず、従って流
体軸受の大きさを小形化できる。また、絞り部材6を透
孔31に螺着しないので、該絞り部材6の交換時等に作
動流体中に異物が混入せず、焼付き等を防止できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、作動流体の圧力により回転軸を軸承する流体軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】
外部から供給される作動流体の圧力で回転軸を軸受面から浮かせ、回転軸を軸 受面に対して非接触にて支承する流体軸受が多数知られており、例えば、実公昭 62−14417号公報により、内周面に複数個の流体ポケットが刻設された軸 受メタルを焼きばめや冷やしばめにより内嵌保持する軸受本体に、該軸受本体の 端面から軸方向に延びる作動流体のメイン通路を形成すると共に、軸受本体の周 面から該メイン通路と交差して径方向内方に延て上記流体ポケットの各々に連通 する複数個の流体通路を、軸方向に間隔を存して1列に形成し、各流体通路の本 体周面の開口部から、メイン通路を越えた位置まで絞り部材を挿入セットした後 、各流体通路の開口部にプラグを螺入し、これら各開口部を閉鎖したものが知ら れている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記複数個の流体ポケット内の流体圧力は、ラジアル荷重の変動等に対処する ため個々に独立して制御されなければならず、従って、1個の絞り部材を複数個 の流体ポケットで共用できない。上記公報に掲載された従来の流体軸受では、絞 り部材を介設する流体通路をメイン通路に沿って軸方向1列に形成しているので 、流体ポケットの個数を増加した場合、これと同数の流体通路の形成スペースを 確保する上で、軸受メタルの軸方向の長さが必要以上に長くなり、流体軸受が大 型化するという問題が生じる。また、上記プラグと絞り部材とを連結し、軸受の 仕様変更等により絞り部材を交換し得るように構成する場合には、プラグの脱着 時にプラグや該プラグと螺合するねじ部に残存する切粉やシール材等の異物がメ イン通路や流体通路内に混入し、絞り部材を閉塞したり軸受面に侵入して焼き付 きの原因となるおそれもある。
【0004】 そこで本考案は、上記の問題点に鑑み、軸受本体の大きさを小形化することが でき、かつ絞り部材の交換時等に作動流体中に異物が混入しない流体軸受を提供 することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案は、軸受本体に内嵌保持される軸受メタルを 備え、該軸受メタルの軸受面に形成した複数個の流体ポケット部に供給される作 動流体の圧力により回転軸を支承する流体軸受であって、軸受本体にこれら流体 ポケット部に作動流体を供給する複数個の流体通路を形成して、該各流体通路に 各々絞り部材を介設するものにおいて、軸受本体の端面に周方向に間隔を存して 複数個の凹孔を形成し、上記複数個の流体通路を各々該各凹孔を介して各流体通 路の上流側の部分と下流側の部分とが連通されるように形成し、該各凹孔に各絞 り部材を挿入すると共に、該各絞り部材に該各凹孔の軸受本体端面の開口部を閉 鎖する栓部を一体に形成し、かつ軸受本体に該各絞り部材の栓部に当接して該各 絞り部材を各凹孔内に押圧固定する押圧部材を取り付けたことを特徴とする。
【0006】
【作用】
本考案による流体軸受では、各流体ポケット毎に設けられる絞り部材を、軸受 本体の端面に周方向に間隔を存して形成した複数個の凹孔に挿入固定したので、 流体ポケットが多数設けられても軸受メタルの軸方向の長さが必要以上に延長さ れることはない。また、絞り部材に各凹孔の軸受本体端面の開口部を閉鎖する栓 部を一体に形成すると共に、該絞り部材を押圧部材にて押圧固定したので、異物 が残留しやすいねじ部を栓部や凹孔に設ける必要がなく、従って作動流体中に異 物が混入するおそれがない。
【0007】
【実施例】
本考案の一実施例について以下に図を用いて説明する。 1は本考案による流体軸受の軸受本体であり、該軸受本体1は、鋳鉄製の外筒 2と、該外筒2に挿入され、一端に設けられたフランジ部30にて複数個のボル ト30aにより該外筒2に締結される炭素鋼製の内筒3とからなり、該内筒3の 内周面にはスピンドル軸5を軸承する鉛青銅鋳物製の軸受メタル4が焼きばめ等 により嵌入されている。
【0008】 該外筒2の周方向上部には作動油が供給されるオイル供給口21が設けられて おり、該オイル供給口21は内筒3の外周面に刻設された環状溝35に連通して いる。そして、該環状溝35は、軸受メタル4の内周の軸受面に形成した複数個 のオイルポケット41と該軸受メタル4のスラスト面42に設けたオイルポケッ ト43とに各々個別のオイル通路を介して連通されており、これを詳述するに、 該内筒3のフランジ部30側の端面に所定の円周上に周方向に間隔を存して複数 個の凹孔31を形成し環状溝35を内筒3に形成した各オイル通路の上流側部分 を構成する軸方向の各連通孔31aを介して各凹孔31に連通させ、更に、これ ら凹孔31のうち図2でRにて示すものは該凹孔31から放射方向内方に延びる 各オイル通路の下流側部分を構成する各連通ポート31cを介してオイルポケッ ト41に各々連通されており、Sにて示すものは放射状内方向に延びる連通ポー ト31dと軸受メタル4に形成した軸方向の連通孔42aを介して軸受メタル4 のスラスト面42に設けられたオイルポケット43に連通されている。また、フ ランジ部30の周面にはこれら各凹孔31から放射方向外方に延びる各検出ポー ト31bが開設されており、該各検出ポート31bに図外の圧力センサに連なる 検出管33が接続されいる。そしてこれら凹孔31の各々には、該凹孔31の開 口部を閉鎖する栓部61と連通孔31aからの作動油を絞る絞り部62とを備え た絞り部材6が挿入され、該絞り部材6は該内筒3にボルト32aにより締結さ れる押圧部材であるリング部材32の環状突起32bにより押さえられ、該絞り 部材6の先端面63を凹孔31と連通孔31aとの段差部35bに当接させ該内 筒3から抜け落ちないように押圧固定されている。また、該絞り部材6の栓部6 1側の端面には該絞り部材6を凹孔31から抜き出すための抜きタップ64が設 けられている。尚、本実施例ではRに示すものを5個、Sに示すものを2個設け た。ところで、上記スピンドル軸5の左側端面には砥石(図示せず)の取り付け 座となるキャップ51が締結されており、かつ、該キャップ51は上記リング部 材32と協働してラビリンスシールを構成し、外部から流体軸受内への研削油等 の侵入を防止するように構成されている。
【0009】 上記構成によれば、複数個の絞り部材6が軸受本体1の端面に周方向に間隔を 存して配設されるので軸受メタル4の軸方向の長さが必要以上に長くなることが なく流体軸受本体を小形化することができ、また、絞り部材6は凹孔31の開口 端を閉鎖した状態でリング部材32により押圧固定されるので、該凹孔31の開 口端をプラグを用いて閉鎖する必要がなく、作動油内にねじ部に残存する切粉等 の異物が混入する心配がない。
【0010】 ところで、上記実施例では軸受本体1と軸受メタル4との嵌着力を保持しつつ 該軸受メタル4の交換性を向上させるため、該軸受本体1を外筒2と内筒3との 内外2重構造に構成したが、軸受本体1を単一の筒状体で構成して、これに軸受 メタル4を直接嵌入しても良い。尚この場合には、上記環状溝35を軸受本体1 の軸受メタル4が嵌入される円筒穴内周面に予め刻設しておく。
【0011】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案による流体軸受は、必要以上に大型化 することがない。また、絞り部材の交換時等に作動流体中に異物が混入しないの で、焼付き等のおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例の構成を示す図
【図2】 図1におけるII−II断面図
【図3】 絞り部材の取り付け状態を示す拡大断面図
【符号の説明】
1 軸受本体 2 外筒 3 内筒 4 軸受メタル 5 スピンドル軸 6 絞り部材 31 凹孔 32 リング部材 41 オイルポケット 61 栓部 31a 連通孔(流体通路の上流側) 31c・31d 連通ポート(流体通路の下流側)
フロントページの続き (72)考案者 小松 哲治 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸受本体に内嵌保持される軸受メタル
    を備え、該軸受メタルの軸受面に形成した複数個の流体
    ポケット部に供給される作動流体の圧力により回転軸を
    支承する流体軸受であって、軸受本体にこれら流体ポケ
    ット部に作動流体を供給する複数個の流体通路を形成し
    て、該各流体通路に各々絞り部材を介設するものにおい
    て、軸受本体の端面に周方向に間隔を存して複数個の凹
    孔を形成し、上記複数個の流体通路を各々該各凹孔を介
    して各流体通路の上流側の部分と下流側の部分とが連通
    されるように形成し、該各凹孔に各絞り部材を挿入する
    と共に、該各絞り部材に該各凹孔の軸受本体端面の開口
    部を閉鎖する栓部を一体に形成し、かつ軸受本体に該各
    絞り部材の栓部に当接して該各絞り部材を各凹孔内に押
    圧固定する押圧部材を取り付けたことを特徴とする流体
    軸受。
JP1991066198U 1991-08-21 1991-08-21 流体軸受 Expired - Lifetime JP2569348Y2 (ja)

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JPH0517227U true JPH0517227U (ja) 1993-03-05
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017210991A (ja) * 2016-05-24 2017-11-30 ユニバーサル製缶株式会社 流体軸受の異常検知装置及び異常検知方法
JP2017210996A (ja) * 2016-05-24 2017-11-30 ユニバーサル製缶株式会社 流体軸受のオリフィス着脱構造
CN114857174A (zh) * 2022-06-16 2022-08-05 中国工程物理研究院机械制造工艺研究所 一种用于液体静压支承的抗扰动节流器及液体静压导轨

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS503854A (ja) * 1973-05-16 1975-01-16

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