JPH0517158U - デイーゼルエンジンの分配形燃料噴射ポンプへの燃料供給装置 - Google Patents

デイーゼルエンジンの分配形燃料噴射ポンプへの燃料供給装置

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JPH0517158U
JPH0517158U JP7107491U JP7107491U JPH0517158U JP H0517158 U JPH0517158 U JP H0517158U JP 7107491 U JP7107491 U JP 7107491U JP 7107491 U JP7107491 U JP 7107491U JP H0517158 U JPH0517158 U JP H0517158U
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JP
Japan
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pump
chamber
fuel
cylinder chamber
fuel injection
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Application number
JP7107491U
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Inventor
幸男 森田
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】燃料タンク3を分配形燃料噴射ポンプ4のトラ
ンスファーポンプ5に連通させ、分配形燃料噴射ポンプ
4のポンプ室6に内設したロータ7の径方向に沿って貫
通させたシリンダ室8両端部に一対のプランジャ9・9
を摺動自在に内嵌させ、シリンダ室8の中央側にポンプ
5から吐出された燃料の一部を圧送供給し、その残部を
ポンプ室6内に充満させ、これをポンプ室圧調節弁11
を介して復帰させる燃料供給装置において、ポンプ5の
上流側に電動式の始動補助用予圧ポンプ12を介在さ
せ、ポンプ室6にポンプ室圧解除弁13を設ける。 【効果】始動補助用予圧ポンプ12を作動でポンプ5か
らシリンダ室8中央側への燃料の供給圧が高まる。ポン
プ室圧解除弁13の開弁でポンプ室6内圧が低くなる。
このため、大量の燃料がシリンダ室8の中央側、ひいて
は燃料噴射ノズル14に供給され、エンジン始動が容易
となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ディーゼルエンジンの分配形燃料噴射ポンプへの燃料供給装置に関 する。
【0002】
【従来技術】
ディーゼルエンジンの分配形燃料噴射ポンプへの燃料供給装置の従来技術とし て、図2に示すものがある。これは、クランク軸に連動連結したフィードポンプ 101と濾器102とを介して燃料タンク103を分配形燃料噴射ポンプ104 のトランスファーポンプ105に連通させ、この分配形燃料噴射ポンプ104の ポンプ室106に内設したロータ107にその径方向に沿ってシリンダ室108 を貫通状に形成し、このシリンダ室108の両端部に一対のプランジャ109・ 109を摺動自在に内嵌させ、上記シリンダ室108を形成したロータ107の 周囲に、上記プランジャ109・109を上記シリンダ室108の中央側に押し 込むカムリング110を設け、上記シリンダ室108の中央側に上記トランスフ ァーポンプ105から吐出された燃料の一部を圧送供給するとともに、その残部 を上記ポンプ室106内に充満させ、この充満させた燃料をポンプ室圧調節弁1 11を介して上記トランスファーポンプ105の上流側に復帰させるように構成 したものである。
【0003】 このような構成によれば、エンジンの運転でフィードポンプ101が回転する と、燃料タンク103内の燃料がトランスファーポンプ105に圧送供給され、 トランスファーポンプ105から吐出された燃料の一部が一対のプランジャ10 9・109をシリンダ室108の中央側から外向きに押し出しながらシリンダ室 108の中央側に圧送供給される。この燃料は、カムリング110でシリンダ室 108の中央側に押し込まれた一対のプランジャ109・109によって燃料噴 射ノズル112に圧送供給される。トランスファーポンプ105から吐出された 燃料の残部はポンプ室106内に充満し、ポンプ室106内にあるガバナ装置1 13等の潤滑や冷却を行う。ポンプ室106内に充満される燃料はポンプ室圧調 節弁111によって所定圧に調圧され、ポンプ室106内に水や塵埃が侵入する のを防止する。
【0004】 ところで、この従来技術では、エンジン始動時にはクランク軸から連動される フィードポンプ101の回転数が低いため、トランスファーポンプ105への燃 料供給圧は低くなるが、これを高める手段を備えていない。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来技術では、エンジン始動時にはクランク軸に連動されるフィードポン プ101の回転数が低いため、トランスファーポンプ105への燃料供給圧は低 くなるが、これを高める手段を備えていないので、シリンダ室108の中央側へ の燃料供給量が不足し、エンジン始動が困難であった。
【0006】 本考案では、エンジン始動時にトランスファーポンプへの燃料供給圧を高める ことができるようにすること、をその課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、図1に例示するように、クランク軸に連動連結したフィードポンプ 1と濾器2とを介して燃料タンク3を分配形燃料噴射ポンプ4のトランスファー ポンプ5に連通させ、この分配形燃料噴射ポンプ4のポンプ室6に内設したロー タ7にその径方向に沿ってシリンダ室8を貫通状に形成し、このシリンダ室8の 両端部に一対のプランジャ9・9を摺動自在に内嵌させ、上記シリンダ室8を形 成したロータ7の周囲に、上記プランジャ9・9を上記シリンダ室8の中央側に 押し込むカムリング10を設け、上記シリンダ室8の中央側に上記トランスファ ーポンプ5から吐出された燃料の一部を圧送供給するとともに、その残部を上記 ポンプ室6内に充満させ、この充満させた燃料をポンプ室圧調節弁11を介して 上記トランスファーポンプ5の上流側に復帰させるように構成した、ディーゼル エンジンの分配形燃料噴射ポンプへの燃料供給装置において、次のようにするこ とを特徴とする。
【0008】 すなわち、図1に例示するように、上記トランスファーポンプ5の上流側に電 動式の始動補助用予圧ポンプ12を介在させるとともに、上記ポンプ室6にポン プ室圧解除弁13を設けた、ことを特徴とする。
【0009】
【考案の作用及び効果】
トランスファーポンプ5の上流側に電動式の始動補助用予圧ポンプ12を介在 させるとともに、ポンプ室6にポンプ室圧解除弁13を設けたので、エンジン始 動時にポンプ室圧解除弁13を開弁させた状態で始動補助用予圧ポンプ12を作 動させると、トランスファーポンプ5からシリンダ室8中央側に供給される燃料 の圧力が高まると同時に、ポンプ室6内に充満している燃料の圧力は低く維持さ れる。このため、対向する一対のプランジャ9・9はシリンダ室8の中央側から 外側に大きく押し出され、シリンダ室8の中央側に燃料が大量に供給され、この 大量の燃料が燃料噴射ノズル14に供給されて、エンジン始動が容易に行える。
【0010】
【実施例】
本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1は本考案の実施例に係るディ ーゼルエンジンの分配形燃料噴射ポンプへの燃料供給装置の縦断面図である。
【0011】 クランク軸(図外)に連動連結したフィードポンプ1と濾器2とを介して燃料 タンク3を分配形燃料噴射ポンプ4のトランスファーポンプ5に連通させている 。分配形燃料噴射ポンプ4のポンプ室6内には筒状のハイドロリックヘッド15 を内設し、これにドライブシャフト16に連接したロータ7を回転自在に内嵌さ せている。ドライブシャフト16はクランク軸から入力できるようになっており 、これにガバナ装置17を付設している。ロータ7にその径方向に沿ってシリン ダ室8を貫通状に形成している。シリンダ室8の両端部に一対のプランジャ9・ 9を摺動自在に内嵌させている。シリンダ室8を形成したロータ7の周囲に、プ ランジャ9・9をシリンダ室8の中央側に押し込むカムリング10を設けている 。
【0012】 この分配形燃料噴射ポンプ4では、シリンダ室8の中央側にトランスファーポ ンプ5から吐出された燃料の一部を圧送供給するとともに、その残部をポンプ室 6内に充満させるようになっている。トランスファーポンプ5から吐出される燃 料は調圧弁18で調圧され、メタリングバルブ19で調量されるようになってい る。ポンプ室6内に充満した燃料はポンプ室圧調節弁11を介して濾器2に復帰 させるようにしている。
【0013】 この燃料供給装置では、エンジンの運転でフィードポンプ1が回転すると、燃 料タンク3内の燃料がトランスファーポンプ5に圧送供給され、トランスファー ポンプ5から吐出された燃料の一部が一対のプランジャ9・9をシリンダ室8の 中央側から外向きに押し出しながらシリンダ室8の中央側に圧送供給される。こ の燃料は、カムリング10でシリンダ室8の中央側に押し込まれた一対のプラン ジャ9・9によって燃料噴射ノズル14に圧送供給される。トランスファーポン プ5から吐出された燃料の残部はポンプ室6内に充満し、ポンプ室6内にあるガ バナ装置17等の潤滑や冷却が行われる。ポンプ室6内に充満される燃料はポン プ室圧調節弁11によって所定圧に調圧され、ポンプ室6内に水や塵埃が侵入す るのを防止する。
【0014】 この燃料供給装置では、エンジン始動時にトランスファーポンプ5への燃料供 給圧を高めることができるようにするため、濾器2とトランスファーポンプ5と の間の燃料供給通路20に電動式の始動補助用予圧ポンプ12を並列に接続し、 燃料供給通路20に開閉弁21を介在させている。また、ポンプ室圧調節弁11 に強制開弁装置22を付設し、ポンプ室圧調圧弁11にポンプ室圧解除弁13と しての機能を併有させている。強制開弁装置22は、ソレノイド23によって上 昇する押し上げロッド24を備え、この押し上げロッド24の上端部をポンプ室 圧調節弁11の弁体25に接当させている。ソレノイド23への通電によって押 し上げロッド24が上昇すると、弁バネ26で閉弁側に付勢された弁体25が開 弁側に押し上げられ、ポンプ室圧調節弁11が開弁されることになる。
【0015】 この燃料供給装置では、エンジン始動時にポンプ室圧解除弁13を開弁させた 状態で始動補助用予圧ポンプ12を作動させると、トランスファーポンプ5から シリンダ室8中央側に供給される燃料の圧力が高まると同時に、ポンプ室6内に 充満している燃料の圧力は低く維持される。このため、対向する一対のプランジ ャ9・9はシリンダ室8の中央側から外側に大きく押し出され、シリンダ室8の 中央側に燃料が大量に供給され、この大量の燃料が燃料噴射ノズル14に供給さ れて、エンジン始動が容易に行えることになる。
【0016】 本考案の実施例の内容は以上の通りであるが、本考案は上記実施例に限定され るものではない。例えば、始動補助用予圧ポンプ12の配置はトランスファーポ ンプ5の上流側であれば他の位置であってもよい。またポンプ室圧調節弁11の 連通箇所はトランスファーポンプ5の上流側であれば、他の位置であってもよい 。また、ポンプ室圧解除弁13はポンプ室圧調節弁11とは別に設けてもよい。 この場合、ポンプ室圧解除弁13を介してポンプ室6を大気中或い始動補助用予 圧ポンプ12の燃料吸い込み側に連通させてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るディーゼルエンジンの分
配形燃料噴射ポンプへの燃料供給装置の縦断面図であ
る。
【図2】従来技術に係るディーゼルエンジンの分配形燃
料噴射ポンプへの燃料供給装置の縦断面図である。
【符号の説明】
1…フィードポンプ、2…濾器、3…燃料タンク、4…
分配形燃料噴射ポンプ、5…トランスファーポンプ、6
…ポンプ室、7…ロータ、8…シリンダ室、9…プラン
ジャ、10…カムリング、11…ポンプ室圧調節弁、1
2…始動補助用予圧ポンプ、13…ポンプ室圧解除弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランク軸に連動連結したフィードポン
    プ(1)と濾器(2)とを介して燃料タンク(3)を分配形燃
    料噴射ポンプ(4)のトランスファーポンプ(5)に連通さ
    せ、この分配形燃料噴射ポンプ(4)のポンプ室(6)に内
    設したロータ(7)にその径方向に沿ってシリンダ室(8)
    を貫通状に形成し、このシリンダ室(8)の両端部に一対
    のプランジャ(9)・(9)を摺動自在に内嵌させ、上記シ
    リンダ室(8)を形成したロータ(7)の周囲に、上記プラ
    ンジャ(9)・(9)を上記シリンダ室(8)の中央側に押し
    込むカムリング(10)を設け、 上記シリンダ室(8)の中央側に上記トランスファーポン
    プ(5)から吐出された燃料の一部を圧送供給するととも
    に、その残部を上記ポンプ室(6)内に充満させ、この充
    満させた燃料をポンプ室圧調節弁(11)を介して上記ト
    ランスファーポンプ(5)の上流側に復帰させるように構
    成した、ディーゼルエンジンの分配形燃料噴射ポンプへ
    の燃料供給装置において、 上記トランスファーポンプ(5)の上流側に電動式の始動
    補助用予圧ポンプ(12)を介在させるとともに、上記ポ
    ンプ室(6)にポンプ室圧解除弁(13)を設けた、ことを
    特徴とするディーゼルエンジンの分配形燃料噴射ポンプ
    への燃料供給装置。
JP7107491U 1991-08-09 1991-08-09 デイーゼルエンジンの分配形燃料噴射ポンプへの燃料供給装置 Pending JPH0517158U (ja)

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JPH0517158U true JPH0517158U (ja) 1993-03-05

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ID=13450015

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JP7107491U Pending JPH0517158U (ja) 1991-08-09 1991-08-09 デイーゼルエンジンの分配形燃料噴射ポンプへの燃料供給装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013130196A (ja) * 2013-03-29 2013-07-04 Toyota Motor Corp 内燃機関用燃料噴射装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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