JPH0517125Y2 - - Google Patents

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JPH0517125Y2
JPH0517125Y2 JP8230888U JP8230888U JPH0517125Y2 JP H0517125 Y2 JPH0517125 Y2 JP H0517125Y2 JP 8230888 U JP8230888 U JP 8230888U JP 8230888 U JP8230888 U JP 8230888U JP H0517125 Y2 JPH0517125 Y2 JP H0517125Y2
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gap
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guide cylinder
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  • Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は液又はペースト状等の流動性物質の
製造過程において、該流動性物質に含まれた気泡
の脱泡機に係る。
(従来の技術) 各種産業分野におけるプロセス技術において液
中又は低粘度乃至高粘度の物質内に気泡として含
まれるガス相を脱泡する手段として処理物をスク
リーンの細隙を通過させ、或いは遠心力を利用し
て分離除去することは例えば特開昭58−202005
号、特公昭60−202005号公報によつてすでに知ら
れている。
(考案が解決しようとする課題) 上記従来の各手段において夫々に特性の作用効
果を発揮するが、処理物質によつては不適の場合
があり、このため処理物質に応じた機種を選択し
て使用せざるを得ない不便があつて一機を汎用と
して使用できないばかりでなく、又連続的に処理
する機能もなかつた。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記従来の不便を排除し、各種性態の
物質に対応して使用される汎用の脱泡処理装置を
提供することを目的とするもので、周縁上面に細
隙円筒スクリーン壁を有する円板と、その外周面
を間隙を存して包囲し、該環状間隙の上部を閉塞
すると共に該間隙の下部において円板の外周との
間に環状の通隙を形成させた案内円筒とを一体に
結合し、これを減圧に保持した処理容器内で円板
をモータに連結して回転駆動するように設け、案
内円筒の下部周縁は下方に延長して下面を開放
し、容器の蓋板を通して細隙スクリーン壁の内側
に原料供給管を開口し、処理容器の下部はロート
状に形成してその下端を排出口とし、該ロート状
部の内側に周囲に通隙を形成させて錘片を収容し
て成る。
(作用) 本考案装置は、図示の実施例で示されるよう
に、減圧状態の処理容器6内で円板1と一体に結
合された案内円筒3を高速回転させつつ原料供給
管8から細隙スクリーン壁2の内側に処理原料a
を供給すれば遠心力作用によつて原料aはスクリ
ーン壁2の細隙を通して案内円筒3の筒壁内周面
に向つて吹つけられる。原料aが壁材bで形成し
たスクリーン壁2の細隙cを通過するとき第6図
Aで示すように原料a中の気泡dが細隙cに絞ら
れて破泡し、又は同図Bで示すように壁材bの尖
鋭部によつて気泡を破泡し、更に同図Cで示すよ
うに細隙dで絞られて小さく破断される。又スク
リーン壁2を経た原料aは遠心力によつて第7図
で示すように案内筒3の周壁内面に層状に附着す
るが、その際該層中の気泡は遠心力により比重の
軽い大きな気泡は表層部に浮上して容器1内の減
圧によつて消失除去される。
かくしてスクリーン壁2と案内壁3の周面壁間
の環状間隙4を経た原料aは該間隙4の下部通隙
5から下方に流動した後、案内円筒3の下部周壁
面3aに沿い薄膜状となつて流下し、従つてその
薄膜化によつて原料aの単位面積当りの表面積は
大となり減圧域内での露呈接触面が大きくなるた
め原料中に残る気泡dは効率よく除去される。
脱泡した原料aは次いで該案内筒3の回転によ
る遠心力で案内筒3の下部開口周縁3bから処理
容器6に形成した傾斜壁内面6bに吹つけられて
下方に流下させることにより容器6内を急速に落
下させて排出口9に向かわせた。
又、容器6のロート状下部内側には周囲に通隙
を形成させて錘片10を収容したので、容器6内
から脱泡した原料aをポンプにより吸引排出する
際に高粘度流体による洞孔の発生を阻止した。
かくて原料供給管8から供給される処理原料a
中の気泡を連続的に脱泡処理し得る。
(実施例) 本考案の実施例を図面について説明する。
図面において1は周縁上面に細隙円筒スクリー
ン壁2を有する円板で、その外周面を間隙4を存
して囲繞させた案内円筒3と一体に結合し、該ス
クリーン壁2と案内円筒3の周壁内面とに形成さ
れる環状の間隙4の上面は閉塞し、且つ該間隙4
の下部は円板1と案内円筒3の内周壁面との間に
形成した環状通隙5により案内筒3の下部開放口
に連通させた。
このように環状の間隙4と通隙5を形成するよ
うに円板1と案内円筒3とを、内部を減圧状態と
した処理容器6内において円板1をモータ7の駆
動軸7aに取付けて高速回転させるようにし、該
処理容器6の蓋板6aを通して脱泡処理原料aの
供給管8の下端を前記円筒スクリーン壁2の内側
に開口した。
尚、円筒スクリーン壁2は第3図と第4図で示
すようにリング状の壁材bの複数を細隙cを存し
て上下に重ねた状態で連結材eで一体に連結して
円筒体に形成したもので、図示例のものは該リン
グ状壁材bの断面を第4図で示すように3角形と
して、その3角形断面の頂部尖鋭部を内側に位置
させて気泡の破泡を行うようにし、又、連結材e
はスクリーン壁2の内面に取付けて、リブ状に突
出させたので、スクリーン壁2の回転により該連
結材eで処理原料aをスクリーン壁の回転に伴つ
て同速で回転させ、その遠心作用でスクリーン壁
面と処理原料aとの衝合作用を向上させたが、該
円筒状スクリーン壁の細隙の形成その他の構成は
任意であり他の手段によるスクリーン壁を使用し
得る。
案内円筒3の下部開口周縁3bに対応して、容
器6の内壁面に傾斜壁面6bを形成し、これに案
内円筒3の下部開口周縁3bから遠心力で振り飛
ばされる処理原料aを吹きつけ、その傾斜面に従
つて容器6の周壁に沿つて下方への落下を円滑に
した。
又、図示例において案内円筒3は上下に2分し
てこれを連結して形成したものを示し、その連結
部には上部周壁の垂直部に連続して内方に屈折す
る水平段部3cを形成し、次で該水平部3cの内
端を下方に屈折させて下部開口周縁3bに連なる
垂直の下部周壁面3aを形成したが、上下2部分
に分割形成することなく一体的に形成してもよ
い。
処理容器6は下部をロート状に形成してその下
端をチヤツキ弁9aを有する排出口9とし、これ
を適時ポンプ等に連続して脱泡処理を施して容器
6内に貯溜された原料を取出すようにし、該ロー
ト状内部には第5図で示すように周面から適宜長
さの支杆10aを突出させた錘片10を該支杆1
0aにより容器6内面に支持させることにより錘
片10の廻りに通隙11を形成させて収容し、容
器6内の原料aを吸引取出すに際して高粘度流体
による洞孔の発生を防止した。
図中12は容器6の下半部に断熱壁材13で形
成した温度管理用のジヤケツト、14は容器側壁
の上下位置に設けたレベルセンサー15の挿入口
で原料の供給、排出の不均衡を上下限位置の該レ
ベルセンサー15で検出し原料供給管8のモータ
バルブ16の開閉を制御する。17は容器6内を
吸気源に連通する減圧管を示す。
(考案の効果) 本考案によるときは減圧容器内において回転円
板上に供給した処理原料を遠心力により円筒スク
リーン壁の細隙を強制的に通過させることにより
原料中の気泡を破壊又は小気泡化して脱泡し、次
いで原料をスクリーン壁の外側に囲繞配置させた
案内円筒の内壁面に向つて遠心力作用により層状
に吹つけ圧着させることにより気泡を該圧着層内
において層表面に移動させて脱泡し、更に原料を
垂直壁面に沿つて薄膜状に流下させることにより
該薄膜原料内の気泡を容器内減圧域に露出させて
脱泡させるから、これら3段階の連続脱泡処理に
よつて液状、ペースト状等低粘度乃至高粘度の処
理原料の性状に拘りなく的確にしかも連続的な処
理で脱泡を施し得られ、更に脱泡処理を施した原
料は遠心力作用によつて処理容器の内壁面に沿わ
せて円滑に流下させ且つ容器内の排出口に近く錘
片を収容したから容器内から処理原料を吸引取出
す際に高粘度流体による洞孔の発生を防止して、
その取出の効率を良好にしたもので、脱泡処理効
率の向上によつて脱泡処理時間は短縮し、又原料
粒子は破壊することがない等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案脱泡機の実施例を示す截断側面
図、第2図は要部の拡大断面図、第3図は円筒ス
クリーン壁の実施例を示す斜視図、第4図は第3
図の−線断面図、第5図は錘片の斜視図、第
6図および第7図は脱泡状態を示す断面図であ
る。 1……回転円板、2……細隙円筒スクリーン
壁、3……案内円筒、3a……案内円筒の下部周
壁、3b……案内円筒の下部開口周縁、4……環
状間隙、5……環状通隙、6……減圧処理容器、
6a……処理容器の蓋体、6b……傾斜壁面、7
……モータ、8……原料供給管、9……原料排出
口、10……錘片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 周縁上面に細隙円筒スクリーン壁2を有する円
    板1と、その外周面を間隙4を存して包囲し、該
    環状間隙4の上部を閉塞すると共に該間隙4の下
    部において円板1の外周との間に環状の通隙5を
    形成させた案内円筒3とを一体に結合し、これを
    減圧に保持した処理容器6内で円板1をモータ7
    に連結して回転駆動するように設け、案内円筒3
    の下部周縁3aは下方に延長して下面を開放し、
    容器6の蓋板6aを通して細隙スクリーン壁2の
    内側に原料供給管8を開口し、処理容器6の下部
    はロート状に形成してその下端を排出口9とし、
    該ロート状部の内側に周囲に通隙を形成させて錘
    片10を収容して成る真空式連続遠心脱泡機。
JP8230888U 1988-06-23 1988-06-23 Expired - Lifetime JPH0517125Y2 (ja)

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JP8230888U JPH0517125Y2 (ja) 1988-06-23 1988-06-23

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JPH024602U JPH024602U (ja) 1990-01-12
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ID=31307067

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JP4631538B2 (ja) * 2005-04-20 2011-02-16 東洋紡績株式会社 発泡防止機構を備えた高速減圧濃縮装置
JP7361413B2 (ja) 2019-04-09 2023-10-16 エム・テクニック株式会社 微細化装置付き真空脱気機
JP7403167B2 (ja) * 2019-04-09 2023-12-22 エム・テクニック株式会社 真空脱気機
WO2020208845A1 (ja) * 2019-04-09 2020-10-15 エム・テクニック株式会社 真空脱気機
CN113646059B (zh) * 2019-04-09 2023-07-18 M技术株式会社 真空脱气机
WO2020213048A1 (ja) * 2019-04-15 2020-10-22 エム・テクニック株式会社 攪拌機
JP6601862B1 (ja) * 2019-04-15 2019-11-06 エム・テクニック株式会社 攪拌機

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