JPH05170369A - 静電気電位測定装置 - Google Patents

静電気電位測定装置

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JPH05170369A
JPH05170369A JP33702891A JP33702891A JPH05170369A JP H05170369 A JPH05170369 A JP H05170369A JP 33702891 A JP33702891 A JP 33702891A JP 33702891 A JP33702891 A JP 33702891A JP H05170369 A JPH05170369 A JP H05170369A
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JP
Japan
Prior art keywords
sheet
sheet roll
roll
measuring device
measuring instrument
Prior art date
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Pending
Application number
JP33702891A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatoshi Oshima
正歳 大島
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】シート状物に発生する静電気を、電位が最も高
くなるシートロールにおいて該シートロールの外径が変
化してもその表面から常に一定の距離を保ちながら精度
よく測定する。 【構成】静電気の電位を測定する測定器1と、シートロ
ールを支承している機枠に着脱可能となされ、シートロ
ールの表面にその上方から転接して該表面から所定距離
離れた位置に測定器をシートロールの軸芯に沿って移動
可能に保持しつつシートロールの外径変化に伴って昇降
動する測定器保持手段2とを備えてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、長尺のシート状物をロ
ール状に巻回してなるシートロールの近傍に設けられ、
シート状物に発生する静電気の電位を測定する静電気電
位測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】紙、合成樹脂、布などからなるシート状
の製品又は半製品の製造においては、一般に、まず原材
料から長尺のシート状物を連続生産し、これをロール状
に巻き取って原反シートロールとしてから次工程に送
り、次工程ではこのロールからシート状物を繰り出し
て、これに必要な加工処理を施したのち、切断又は再度
巻取りを行っている。
【0003】ところで、上記したようなシート状物の巻
取りや繰り出しが行われると、シート状物には静電気が
発生する。そしてこの静電気を帯びたシート状物がロー
ル状に巻取られる瞬間、またシートロールからシート状
物が繰り出される瞬間に、シートロールの表面とシート
状物との間で放電が生じる。このような放電の発生は、
シート状物の部分的破壊の原因となるばかりか、シート
状物と共に引火爆発物などの危険物も取り扱われる場所
では火災や爆発事故につながりかねない。
【0004】そこで、上記したような放電の発生を防止
するためにシート状物の静電気を除去しなければならな
いが、それを行うにあたってシート状物にどの程度の静
電気が発生しているかその電位を測定する必要がある。
【0005】この静電気の電位測定に際しては、測定精
度を高めるうえから、測定器とシート状物との距離を一
定に保たなければならない。この要件を満たすため、従
来は測定器をシート状物の搬送路の上方又は下方に配
し、搬送路をシート状物が通過する際にその静電気の電
位測定を行っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、シート状物
に発生する静電気の電位は、シート状物のどの部位にお
いても均一ではなく、搬送されてきたシート状物がシー
トロールの表面と接する部位又は繰り出されるシート状
物がシートロールの表面から離れる部位で最も高い値を
示す。このため、シート状物の搬送路で測定を行う従来
の測定方法では上記部位での電位を得ることができない
といった問題があった。
【0007】またこれを解決すべく、測定器を搬送路途
中に配置するにあたり測定器を上記した部位になるだけ
近接させることも考えられるが、シートロールはシート
状物の巻取りや繰り出しによってその外径が常に変化
し、これに伴って上記部位ではシート状物の姿勢が大き
く変動するため、今度は測定器とシート状物との距離を
一定に保つことができず、測定精度が低下するといった
問題が生じる。
【0008】本発明は、上記した問題を解消すべくなさ
れたものであって、シート状物に発生する静電気を、電
位が最も高くなるシートロールにおいて該シートロール
の外径が変化してもその表面から常に一定の距離を保ち
ながら精度よく測定することができるとともに、シート
ロールを保持している機枠に必要に応じて簡単に着脱す
ることのできる静電気電位測定装置を提供しようとする
ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る静電気電位
測定装置は、長尺のシート状物をロール状に巻回してな
るシートロールの近傍に設けられ、前記シート状物に発
生する静電気の電位を測定する装置であって、前記静電
気の電位を測定する測定器と、前記シートロールを支承
している機枠に着脱可能となされ、シートロールの表面
にその上方から転接して該表面から所定距離離れた位置
に前記測定器をシートロールの軸芯に沿って移動可能に
保持しつつシートロールの外径変化に伴って昇降動する
測定器保持手段とを備えてなるものである。
【0010】
【作用】測定器は測定器保持手段によりシートロールの
表面から所定距離離れた位置に保持され、しかも測定器
保持手段はシートロールの外径変化に伴って昇降動する
から、シート状物の繰り出し又は巻取りに伴いシートロ
ールの外径が増減しても測定器のシートロール表面から
の距離が常に一定に保たれ、高い測定精度が得られる。
また、測定器をシートロールの軸芯に沿う方向に自由に
移動させることが可能であるから、該方向に沿う電位の
分布状況も得ることができる。さらに測定器保持手段
は、シートロールを支承している機枠に着脱可能となさ
れているから、測定器の該機枠への装着及び取り外しが
簡単である。
【0011】
【実施例】本発明の一実施例について図面を参照して説
明する。
【0012】図1は本発明の静電気電位測定装置の構成
を示す概略斜視図である。
【0013】この静電気電位測定装置は、長尺のシート
状物Sをロール状に巻回してなるシートロールRを支承
する機枠(図示省略)に着脱可能に装着され、搬送され
てきたシート状物SがシートロールRの表面と接する部
位又は繰り出されるシート状物SがシートロールRの表
面から離れる部位における静電気の電位を測定するもの
であり、測定器1と、これを保持する測定器保持手段2
とを備えている。
【0014】以下、各部について詳述する。
【0015】上記測定器1は、その検知部がシートロー
ルRの上記した部位に向くように測定器保持手段2に装
着されている。この測定器1としては、従来使用されて
いるものと同様のものが用いられる。したがって、ここ
では詳しい説明は省略する。
【0016】測定器保持手段2は、シートロールRを支
承している機枠に起立状態に装着される一対の支持柱2
1と、これら支持柱21間に架設されたガイドレール2
2と、このガイドレール22に摺動可能に装着された支
持部材23と、この支持部材23に支持されるとともに
シートロールRの表面と転接され、シートロールRの外
径変化に伴って昇降動する昇降部材24とから構成さ
れ、前記測定器1はこの昇降部材24に装着されてい
る。
【0017】支持柱21は、それぞれその下端に磁石2
1aが設けられており、この磁石21aにより前記機枠
に着脱可能に取り付けられるようになされている。な
お、機枠への該支持柱21の取付手段はこのような磁石
21aに限らず、例えば挟持手段や掴持手段など機枠の
形態に応じて適宜変更することができる。
【0018】ガイドレール22は、その長さがシートロ
ールRの幅寸法(シート状部材Sの幅寸法)よりも長く
なされており、その両端部が上記支持柱21にそれぞれ
固定されている。
【0019】支持部材23は、上記ガイドレール22に
外嵌されるランナー部23aと、このランナー部23a
と相互の軸芯が直交するようにしてその外面に取り付け
られた支持筒23bとから構成されている。ランナー部
23aはガイドレール22に沿って摺動するが、ガイド
レール22に任意に固定できるようにしておいてもよ
い。一方、支持筒23bは、後に詳述する昇降部材24
の昇降ガイド杆24cを摺動可能に支持するもので、昇
降部材24が昇降ガイド杆24c周りに回動しないよ
う、昇降ガイド杆24cの断面形状と同じ形状に、すな
わち本例の場合、昇降ガイド杆24cが断面方形に形成
されていることから支持筒23bは角筒状となされてい
る。
【0020】昇降部材24は、シートロールRの表面と
転接するガイドローラ24aと、このガイドローラ24
aと前記測定器1とを各端部に吊持するブリッジ部24
bと、このブリッジ部24bの上面に立設され上記支持
部材23の支持筒23bに挿通される昇降ガイド杆24
cとから構成されている。
【0021】ガイドローラ24aは、鉄などの金属又は
ゴムからなり、その軸芯がシートロールRの軸芯と平行
となるようにブリッジ部24bの一端に吊設されてい
る。またこのガイドローラ24aは、ブリッジ部24b
を水平状態としたときに、その他端部に吊設された測定
器1よりも下方に位置するように設けられている。これ
により、ブリッジ部24bをシートロールRの軸芯と直
交させて水平状態を保ちながらガイドローラ24aをシ
ートロールRの表面にその上方から転接させた際、測定
器1がシートロールRの表面から所定距離離されること
になる。なお、シートロールRの表面と転接するものは
上記したガイドローラ24aに限らず、例えばボール部
材であってもよい。
【0022】ブリッジ部24bは、シートロールRの軸
芯と直交し該シートロールRの上部湾曲面を跨ぐように
配されるが、その長さはシートロールRの外径が最小と
なりガイドローラ24aとシートロールRとの転接位置
が下方にずれてもシートロールRの表面と接することの
ない寸法とされる。
【0023】昇降ガイド杆24cは断面方形であって、
上記ブリッジ部24bと直角に立設されている。この昇
降ガイド杆24cの立設位置はブリッジ部24bの重心
位置とされる。これにより、昇降ガイド杆24cを吊り
上げた際、ブリッジ部24bの姿勢が自ずと水平とな
り、前記支持部材23の支持筒23bとの間の摩擦が軽
減される。また、昇降ガイド杆24cの長さは、シート
ロールRの外径が最小となり、これに伴ってブリッジ部
24bが下死点に達した際、前記支持部材23の支持筒
23bから抜け外れない寸法とされる。なお、この昇降
ガイド杆24cは断面方形である必要はなく、断面円形
以外の任意の形状とされる。この場合、前記支持部材2
3の支持筒23bの形状もこれに合致するようにする。
また、断面形状を円形とした場合は、昇降ガイド杆24
c周りの回動を防止すべく、例えば表面にガイド溝を形
成する一方、支持筒23bの内壁面にこれに嵌まる突起
を設けるなどしてもよい。
【0024】次に、以上のようになる本発明の静電気電
位測定装置の使用方法について説明する。
【0025】まず、ガイドレール22がシートロールR
の軸芯の真上にこれと平行に位置するよう支持柱21を
シートロールRの機枠に磁着する。
【0026】次に、ブリッジ部24bを持ち上げてガイ
ドローラ24aをシートロールRの表面から浮かせなが
ら支持部材23をガイドレール22に沿って摺動させ、
測定器1を測定したい位置に移動させる。
【0027】そしてその位置でガイドローラ24aをシ
ートロールRの表面に転接させ、測定器1により静電気
の電位測定を開始する。この後シートロールRの外径が
シート状物Sの巻取り又は繰り出しにより変化するが、
昇降部材24がこの変化に伴って昇降動するから、測定
器1は常にシートロールRの表面から一定距離離れたと
ころに位置し、これにより高精度な測定が行われる。
【0028】なお、上記実施例では、一対の支持柱21
を用いてガイドレール22を支持しているが、本発明は
これに限らず、支持柱を1本とし、この支持柱によりガ
イドレール22を片持ちはりのように支持してもよい。
この場合、支持部材23がガイドレール22の自由端か
ら抜け外れないよう、この自由端にストッパを設けてお
くとよい。
【0029】また、本発明の装置をシートロールRの機
枠に装着するにあたって支持柱21を機枠に立設してい
るが、ガイドレール22がシートロールRの上方の所定
位置に配することができるのであれば、支持柱21を機
枠から吊り下げるように取りつけても、あるいは支持柱
21を水平に機枠に取り付けてもよい。
【0030】さらに、上記実施例ではガイドレール22
に支持部材23を摺動可能に取り付け、この支持部材2
3により昇降部材24を支持しているが、例えば図2に
示すように、ガイドレール22を支持柱21に回動可能
に且つガイドレール22の軸芯方向に沿って摺動可能に
取り付け、昇降部材24をガイドレール22の先端部に
回動可能に吊設し、ガイドレール22も含めて昇降部材
24がシートロールRの外径変化に伴って昇降動するよ
うにしてもよい。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の静電気電
位測定装置は、シート状物に発生する静電気を、電位が
最も高くなるシートロールにおいて該シートロールの外
径が変化してもその表面から常に一定の距離を保ちなが
ら精度よく測定することができる。
【0032】また、シートロールを保持している機枠に
必要に応じて簡単に着脱することができるから、手軽に
静電気の電位測定を行うことができるとともに取扱いが
簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る静電気電位測定装置の一実施例を
示す概略斜視図である。
【図2】本発明に係る静電気電位測定装置の他の実施例
を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
1 測定器 2 測定器保持手段 21 支持柱 22 ガイドレール 23 支持部材 24 昇降部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺のシート状物をロール状に巻回して
    なるシートロールの近傍に設けられ、前記シート状物に
    発生する静電気の電位を測定する装置であって、 前記静電気の電位を測定する測定器と、 前記シートロールを支承している機枠に着脱可能となさ
    れ、シートロールの表面にその上方から転接して該表面
    から所定距離離れた位置に前記測定器をシートロールの
    軸芯に沿って移動可能に保持しつつシートロールの外径
    変化に伴って昇降動する測定器保持手段とを備えてなる
    ことを特徴とする静電気電位測定装置。
JP33702891A 1991-12-19 1991-12-19 静電気電位測定装置 Pending JPH05170369A (ja)

Priority Applications (1)

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JP33702891A JPH05170369A (ja) 1991-12-19 1991-12-19 静電気電位測定装置

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JP33702891A JPH05170369A (ja) 1991-12-19 1991-12-19 静電気電位測定装置

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JPH05170369A true JPH05170369A (ja) 1993-07-09

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108088357A (zh) * 2016-11-19 2018-05-29 本钢板材股份有限公司 一种热轧圆钢棒材直径的测量装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108088357A (zh) * 2016-11-19 2018-05-29 本钢板材股份有限公司 一种热轧圆钢棒材直径的测量装置
CN108088357B (zh) * 2016-11-19 2024-03-15 本钢板材股份有限公司 一种热轧圆钢棒材直径的测量装置

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