JPH05169Y2 - - Google Patents

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JPH05169Y2
JPH05169Y2 JP1987115401U JP11540187U JPH05169Y2 JP H05169 Y2 JPH05169 Y2 JP H05169Y2 JP 1987115401 U JP1987115401 U JP 1987115401U JP 11540187 U JP11540187 U JP 11540187U JP H05169 Y2 JPH05169 Y2 JP H05169Y2
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nozzle
needle
tube
bioadhesive
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は変形自在な生体接着剤用ノズルに関す
る。さらに詳しくは生体の外科的な手術あるいは
治療において用いる生体接着剤を注入するため
の、とくに生体の複雑な部位への適用に好適な変
形自在性を有する生体接着剤用ノズルに関する。
〈従来の技術〉 従来より、生体の外科的手術部位あるいは患部
表面を処置する場合には、通常、ガーゼなどに薬
液を滲み込ませて適用することが一般に行われて
いる。
また近年、外科手術後に縫合糸を用いず、フイ
ブリノーゲンを主成分とする生体組織用の接着剤
を用いて縫合を行つたり、また止血を行つたりす
るという新しい方式が開発されており、このよう
な生体接着剤は通常液状であるため、一般に通常
の注射針を用いて生体の必要部位に塗布されてい
る。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかしながら前記ガーゼを用いる方法は簡単な
患部表面の処置には適しているが、頭蓋の内側や
消化器、気管など体内組織への適用が困難であ
り、また迅速な縫合や止血が要求される手術など
の場合には問題があつた。また注射器を用いて接
着剤を塗布する方法は、従来の注射針を代用して
いるので、鋭利な刃先で組織を傷つける虞れがあ
る。また従来も歯科用注射針など特定の形状に形
成された注射針はあるが、このような従来の注射
針では、生体の複雑に入り組んだ部位、たとえば
頭蓋の内側、耳道の深部、消化管の内面などへの
適用が困難であつた。
本考案は上記のような従来の技術の問題点に鑑
みてなされたもので、手術部位の迅速な縫合や止
血が可能であり、かつ生体の複雑な部位への適用
が可能な変形自在性を有する生体接着剤塗布用ノ
ズルを提供することを目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は前記問題点を解決するために、軟質の
プラスチツクチユーブの一端が針基に液密に挿着
されてなる注射針タイプのノズルであつて、前記
チユーブ内壁の長手方向に沿つて1つまたは2つ
以上の肥厚部が形成されると共に、該肥厚部に変
形自在な銅または軟鉄からなる針金が埋設されて
なることを特徴とする生体接着剤塗布用ノズルを
採用している。
〈作用〉 本考案の生体接着剤塗布用ノズルは、チユーブ
内壁の長手方向に沿つて変形自在な針金が埋設さ
れているので、変形自在性を有しており、適用部
位に応じてノズルの形状を自由に変形することが
できる。従つて適用部位が複雑に入り組んでいる
ような場合には、ノズルの形状を適用部位に合わ
せて変形すれば容易にノズルの先端を適用部位に
導入でき、接着剤を塗布することができる。また
1回の手術で複数の異なつた形状のノズルが必要
とされる場合にも、ノズルの形状を色々に変形さ
せて用いることにより、1本のノズルで複数の部
位に接着剤を適用することができる。
〈実施例〉 次に図面に基づいて本考案を説明する。
第1図は本考案の一実施例の正面図、第2図は
第1図のA−A線拡大断面図、第3図は本考案の
ノズルをシリンジに装着した時の斜視図である。
第1図に示すように本考案のノズル1は針基2
と針管3とから構成されている。針基2は一般の
注射針におけるものと同様のもので、金属あるい
は熱可塑性樹脂のたとえばポリプロピレンやポリ
エチレン、メチルペンテンポリマー、ポリカーボ
ネートなどで形成されており、シリンジに接続可
能な嵌合部4を備え、この嵌合部4の反対側に前
記針管3が挿入され接着剤などを用いて固定され
ている。
針管3は、第2図に示すように軟質の合成樹脂
で形成されたチユーブの内壁の長手方向に沿つて
肥厚部5が形成され、この肥厚部5に変形自在な
針金6が埋設されたもので、肥厚部5の数はいく
つあつても構わないが、針管3の柔軟性およびコ
ストを考えた場合1〜3つが好ましい。
チユーブの形成材料である軟質の合成樹脂とし
ては、ポリエチレンやオレフイン係エラストマ
ー、スチレン係エラストマー、シリコーンゴム、
エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−ポリ
テトラフルオロエチレン共重合体などが好適に使
用し得るが、柔軟性およびコストの面からポリエ
チレン、オレフイン係エラストマー、スチレン係
エラストマーが好ましい。
針金6の形成材料には、容易に変形できると共
に変形形状が維持される性質すなわち塑性を有す
ることが要求され、このような性質を有するもの
としては軟鉄や銅、ステンレス鋼、アルミニウ
ム、金などがあるが、安価で加工し易い軟鉄や銅
が好ましい。
つぎにノズルの使用について説明する。使用に
際してはまず第3図に示すようにシリンジ7のバ
レル8にノズル1の嵌合部4を接続する。つぎに
適用部位に合わせて針管3を変形し、ついでプラ
ンジヤ9を引いて針管3からシリンジ7内に接着
剤を吸入する。そして針管3の先端を適用部位に
導入しプランジヤ9を指で押せば、接着剤は確実
に適用部位に注入される。
つぎに適用例について説明する。とくに髄膜腫
の摘出術のばあいを例にとると、髄膜腫の摘出術
終了時に硬膜を縫合し閉頭するが、この際に硬膜
切開部で頭蓋骨が障害になつて縫合ができなくな
る場合がある。この場合縫合ができるようにする
ため一般的には障害となる頭蓋骨を鉗子などでか
じり取るが、部位によつてはかじり取りが不可能
なケースもあり、このようなばあいには従来は硬
膜切開部の縫合を諦めて脳脊髄液が流れ出るまま
の状態で閉頭していた。
このようなケースにフイブリン接着剤などの生
体接着剤を用いれば硬膜切開部を接着閉鎖し、脳
脊髄液の流出を防止できるわけであるが、適用部
位の硬膜は頭蓋骨に隠されており、奥まつている
うえに頭蓋骨と硬膜の間〓が狭いため接着剤の適
用が非常に困難であつた。しかしながら、本考案
のノズルを用いることにより針管の形状を自在に
変形でき従つてノズルの形状を適用部位に合わせ
て変形できるので、確実かつ安全に目的を達する
ことができた。本考案のノズルは生体の複雑な部
位あるいは極小部位への生体接着剤の適用に適し
たものであり、上記適用例のほかに口腔粘膜骨膜
弁の接着、硬膜・頭蓋部深部の止血、神経の接
合、小耳骨接着による鼓室の形成、微小血管の接
合、消化管などの管腔組織のとくに裏側組織の吻
合などを行うばあいに有効である。また一般に組
織の接着固定、局所止血、組織欠落部位の充填閉
鎖、創の保護などのために生体接着剤を適用する
ばあいに有効に利用できるものである。
〈考案の効果〉 本考案の生体接着剤用塗布用ノズルは変形自在
性を有しているので、適用部位に応じてノズルの
形状を自由に変形することができ、従つて複雑に
入り組んだ部位にノズルの先端を導入して接着剤
を注入することができる。またノズルの形状を変
形し直すことができるので、1本のノズルで複数
の部位に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の正面図、第2図は
第1図のA−A線拡大断面図、第3図は本考案の
ノズルをシリンジに装着した時の斜視図である。 主な符号の説明、1……ノズル、2……針基、
3……針管、5……肥厚部、6……針金、7……
シリンジ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 軟質のプラスチツクチユーブの一端が針基に
    液密に挿着されてなる注射針タイプのノズルで
    あつて、前記チユーブ内壁の長手方向に沿つて
    1つまたは2つ以上の肥厚部が形成されると共
    に、該肥厚部に変形自在な軟鉄または銅からな
    る針金が埋設されてなることを特徴とする生体
    接着剤塗布用ノズル。 2 プラスチツクがポリエチレン、オレフイン系
    エラストマー、およびスチレン系エラストマー
    のいずれかである実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の生体接着剤塗布用ノズル。
JP1987115401U 1987-07-28 1987-07-28 Expired - Lifetime JPH05169Y2 (ja)

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JPS6420853U (ja) 1989-02-01

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