JPH05169175A - ワイヤロープの形状修正装置 - Google Patents

ワイヤロープの形状修正装置

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JPH05169175A
JPH05169175A JP35463191A JP35463191A JPH05169175A JP H05169175 A JPH05169175 A JP H05169175A JP 35463191 A JP35463191 A JP 35463191A JP 35463191 A JP35463191 A JP 35463191A JP H05169175 A JPH05169175 A JP H05169175A
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JP
Japan
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wire rope
shape
corrected
holding
pressing member
Prior art date
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Pending
Application number
JP35463191A
Other languages
English (en)
Inventor
Isamu Maehara
勇 前原
Masao Hashimoto
雅雄 橋本
Hiromitsu Oka
宏光 岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawaden Co Ltd
Original Assignee
Kawaden Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kawaden Co Ltd filed Critical Kawaden Co Ltd
Priority to JP35463191A priority Critical patent/JPH05169175A/ja
Publication of JPH05169175A publication Critical patent/JPH05169175A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワイヤロープの変形,型崩れ部分の形状修正
を良好且つ容易に行うことができ、キンクの発生を確実
に回避できる。 【構成】 ワイヤロープ1にその径方向において係脱し
うるJ字状のワイヤロープ保持作用部12aを備えた一
対の保持部材12,12と、ワイヤロープ保持作用部1
2a,12aで保持されたワイヤロープ部分1d,1d
の中間箇所1cを押圧する進退自在なU字状の押圧部材
13と、押圧部材13を進退動作させる油圧シリンダ2
0とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、玉掛作業等において使
用されるワイヤロープの形状を修正して、キンクの発生
を未然に防止するためのワイヤロープの形状修正装置に
関する物である。
【0002】
【従来の技術】ワイヤロープ1は、例えば図4(A)に
示す如く、心綱1aの回りに鋼線製の複数本のストラン
ド1b…を所定のピッチに撚り合わせてなるものである
が、使用態様によっては部分的に変形や型崩れが発生す
ることがある(同図(B)参照)。かかる変形,型崩れ
部分1cを放置したままで使用すると、キンク1´cが
発生することになる(同図(C)又は(D)参照)。而
して、このようにキンクした部分1´cについては、そ
の形状を如何に修正しようとも、それは外観的な修正に
止まる。したがって、一旦キンク1´cが発生すると、
その箇所には永久に回復不能な損傷が残存することにな
り、ワイヤロープ1の寿命が大幅に短縮されることにな
る。
【0003】そこで、従来においては、キンク1´cに
至る前に、適当な工具を使用して、上記変形,型崩れ部
分(以下「被形状修正部分」という)1cの形状を人為
的に修正するようにしているのが普通である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ワイヤロープ
1は硬質のものであり、その被形状修正部分1cの形状
修正には大きな力が必要となることから、人為的な作業
によっては適正な形状を修正を行い難い。形状修正が不
充分であると、爾後の使用におけるキンク1´cの発生
を回避し得ない。
【0005】しかも、ワイヤロープ1は小径のものでも
可なりの重量物であるから、上記した如く大きな修正力
を必要とすることとも相俟って、作業者に過酷な労働を
強いることになり、一人の作業者では形状修正を行い得
ない場合が多い。
【0006】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、被形状修正部分の形状修正を良好且つ容易に行
うことができ、キンクの発生を確実に回避しうるワイヤ
ロープの形状修正装置を提供することを目的とするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決した本発
明のワイヤロープの形状修正装置は、ワイヤロープにそ
の径方向において係脱しうる一対の保持部材と、両保持
部材間に位置する押圧部材と、両保持部材をワイヤロー
プの被形状修正部分の両側近傍部分に係合させた状態に
おいて、保持部材と押圧部材とをワイヤロープの径方向
に相対移動させる動力機構と、を具備するものである。
【0008】
【作用】両保持部材をワイヤロープの被形状修正部分の
両側近傍部分に係合させた上、押圧部材を動力機構によ
りワイヤロープの径方向に相対移動させると、被形状修
正部分はその両側近傍部分を保持された状態で押圧され
る。かかる作用を保持部材によるワイヤロープ保持位置
を適当にずらせながら繰り返すことによって、ワイヤロ
ープの変形,型崩れを良好に修正し得て、キンクの発生
を未然に回避することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の構成を図1〜図3に示す実施
例に基づいて具体的に説明する。
【0010】この実施例の形状修正装置11は、図1に
示す如く、一対の保持部材12,12と押圧部材13と
動力機構14とからなる。
【0011】両保持部材12,12は、図1〜図3に示
す如く、略コ字状に折曲させた金属杆により一体的に構
成されており、各保持部材12の先端部には、ワイヤロ
ープ1にその径方向において係脱しうるJ字状のワイヤ
ロープ保持作用部12aが形成されている。ところで、
ワイヤロープ保持作用部12aの曲率はワイヤロープ1
の径に応じたものに設定されており、ワイヤロープ保持
作用部12a,12aの間隔Lはワイヤロープ1の径,
性状に応じて適宜に設定される。また、両保持部材1
2,12間には、両部材12,12を一体連結する連結
部12bと両部材12,12間に溶着した円弧状杆12
c…とで囲繞されたシリンダ収納部15が形成されてい
る。さらに、各保持部材12にはコ字状の把手16が取
着されている。
【0012】押圧部材13は、図1〜図3に示す如く、
C状に湾曲させた金属杆で構成されており、両保持部材
12,12間に配置されている。なお、押圧部材13の
曲率は、ワイヤロープ保持作用部12aと同様に、ワイ
ヤロープ1の径に応じたものに設定されている。
【0013】動力機構14は、図1に示す如く、適宜の
圧縮空気源(図示せず)に接続17されたエアモータ,
該モータにより作動される油圧ポンプ,油タンク等を備
えたハンディタイプのポンプユニット18と、これに着
脱自在に接続19された油圧シリンダ20とを具備す
る。油圧シリンダ20は、常時は縮小状態に附勢保持さ
れており、ポンプユニット18の開閉弁18aを操作す
ることによって伸長作動される単動型のものである。
【0014】而して、油圧シリンダ20は両保持部材1
2,12間に形成されたシリンダ収納部15に嵌挿保持
されており、そのピストンロッド20aの先端部には前
記押圧部材13が回転自在に取着されている。
【0015】ところで、この実施例では、小型の油圧シ
リンダ20を使用して、保持部材12,12及び該部材
12,12間に組み込まれた押圧部材13付きの油圧シ
リンダ20からなる装置本体11´を比較的軽量のもの
とすることによって、作業者が把手16,16を持って
装置本体11´を楽に操作できるように工夫されてい
る。
【0016】以上のように構成された形状修正装置11
によれば、一人の作業者によってワイヤロープ1の被形
状修正部分1cを良好且つ容易に形状修正することがで
きる。
【0017】すなわち、把手16により装置本体11´
を持って、ワイヤロープ保持作用部12a,12aをワ
イヤロープ1の被形状修正部分1cの両側近傍部分1
d,1dに係合させた上、ワイヤロープ1を動かすこと
なく、装置本体11´を上記係合部分回りで回動させ
て、被形状修正部分1cの被押圧箇所に押圧部材13が
適正に対向するようにする(図1,図2(A),図3
(A)参照)。
【0018】そして、油圧シリンダ20を伸長させる
と、これに伴って、ピストンロッド20a先端の押圧部
材13が被形状修正部分1cに係合し(図2(B),図
3(B)参照)、爾後、押圧部材13により被形状修正
部分1cがその両側近傍部分1d,1dをワイヤロープ
保持作用部12a,12aで保持された状態で押圧され
ていく。このとき、押圧部材13は、それがピストンロ
ッド20aに回転自在に取付けられていることから、被
形状修正部分1cにその表面形状に応じた姿勢で係合し
て、被形状修正部分1cの形状に拘わらずこれを形状修
正を行うに最適な状態で押圧することになる(図2
(C),図3(C)参照)。したがって、ワイヤロープ
保持作用部12a,12aによるワイヤロープ1の保持
作用と押圧部材13によるワイヤロープ1の押圧作用と
がロープ径方向において直対向していることとも相俟っ
て、被形状修正部分1cの押圧による形状修正が良好且
つ確実に行われることになる。
【0019】このようにして、被形状修正部分1cの一
箇所を適当に押圧した後、一旦、油圧シリンダ20を縮
小させた上で、ワイヤロープ保持作用部12a,12a
の係合位置を被形状修正部分1cの形状に応じてロープ
軸線方向(及び必要に応じてロープ径方向)に若干適当
量ずらせる。そして、再び油圧シリンダ20を伸長させ
て、被形状修正部分1cの新たな箇所を押圧させる。
【0020】以上の操作を被形状修正部分1cの形状に
応じて複数回繰り返すことによって、被形状修正部分1
cを適正形状に修正することができるのである(図2
(D),図3(D)参照)。爾後、油圧シリンダ20を
縮小させた上、ワイヤロープ保持作用部12a,12a
をワイヤロープ1から外して、形状修正作業を終了す
る。
【0021】ところで、装置本体11´がハンディタイ
プのものでなく、床上に固定設置するタイプのものであ
る場合には、被形状修正部分1cの被押圧箇所が押圧部
材13の押圧作用領域に位置するような状態に、ワイヤ
ロープ1を持ち上げたり、捩じったりする必要があり、
作業性の点で問題がある。
【0022】しかし、上記した形状修正作業は、ワイヤ
ロープ1を動かすことなく、装置本体11´を動かすこ
とによって行うものであるから、ワイヤロープ1を床に
置いた状態や吊り下げた状態で容易に行うことができ、
大径のワイヤロープ1についても、その被形状修正部分
1cの修正を一人の作業者によって楽に且つ適正に行う
ことができる。勿論、ワイヤロープ1を強制的に捩じる
ようなことがないから、それによって新たな変形,型崩
れを生じることもない。
【0023】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の基本思想を逸脱しない範囲におい
て適宜に改良,変更することができる。
【0024】例えば、保持部材12ないしワイヤロープ
保持作用部12a及び押圧部材13を着脱自在なものと
して、ワイヤロープ保持作用部12a及び押圧部材13
をワイヤロープ1の径に応じて交換できるようにしてお
いてもよい。さらには、保持部材12,12の相互間隔
つまりワイヤロープ保持作用部12a,12aを相互間
隔Lを、ワイヤロープ1の径,性状等に応じて調節でき
るようにしておいてもよい。このような汎用性を確保す
るためには、上記実施例のものにおいて、曲率の異なる
押圧部材13を取り付けた油圧シリンダ20を複数種用
意しておき、ワイヤロープ1の径に応じてシリンダ20
を交換するようにしてもよい。勿論、この場合、ワイヤ
ロープ保持作用部12aの曲率は最大径のワイヤロープ
1に対応して設定しておく。
【0025】また、保持部材12(特に、ワイヤロープ
保持作用部12a)及び押圧部材13の形状は任意であ
る。例えば、押圧部材13を、ワイヤロープ1に係合し
うる凹溝を有するものとしておいてもよい。
【0026】また、押圧部材13の進退方向(及びワイ
ヤロープ保持作用部12aによるワイヤロープ1の保持
作用方向)とワイヤロープ保持作用部12aのワイヤロ
ープ1への係合方向とは、必ずしも、上記実施例の如く
一致させておく必要はない。例えば、押圧部材13をワ
イヤロープ保持作用部12aのワイヤロープ1への係合
方向と直交する方向に進退させるようにしてもよい。
【0027】また、保持部材12,12と押圧部材13
とは相対移動できるような関係にあればよく、上記実施
例とは逆に、保持部材12,12を動力機構14により
動作させるようにしてよい。
【0028】さらに、動力機構14にあっては、油圧シ
リンダ20の他、各種の流体圧シリンダ(エアシリンダ
等)や電動シリンダを使用することができる。勿論、動
力機構14は、電動モータ等を使用するものでもよく、
その構成は任意である。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、ワイヤロープの被形状修正部分を容易に且つ
適正に形状修正することができ、キンクの発生を確実に
防止し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るワイヤロープの形状修正装置の一
実施例を示す斜視図である。
【図2】ワイヤロープの形状修正工程を示す正面図であ
る。
【図3】同側面図である。
【図4】ワイヤロープを示す正面図である。
【符号の説明】
1…ワイヤロープ、1c…被形状修正部分、1d…被形
状修正部分の両側近傍部分、11…形状修正装置、11
´…装置本体、12…保持部材、12a…ワイヤロープ
保持作用部、13…押圧部材、14…動力機構、16…
把手、18…ポンプユニット、20…油圧シリンダ、2
0a…ピストンロッド。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤロープにその径方向において係脱
    しうる一対の保持部材と、両保持部材間に位置する押圧
    部材と、両保持部材をワイヤロープの被形状修正部分の
    両側近傍部分に係合させた状態において、保持部材と押
    圧部材とをワイヤロープの径方向に相対移動させる動力
    機構と、を具備することを特徴とするワイヤロープの形
    状修正装置。
JP35463191A 1991-12-18 1991-12-18 ワイヤロープの形状修正装置 Pending JPH05169175A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35463191A JPH05169175A (ja) 1991-12-18 1991-12-18 ワイヤロープの形状修正装置

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JP35463191A JPH05169175A (ja) 1991-12-18 1991-12-18 ワイヤロープの形状修正装置

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JPH05169175A true JPH05169175A (ja) 1993-07-09

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JP35463191A Pending JPH05169175A (ja) 1991-12-18 1991-12-18 ワイヤロープの形状修正装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010111456A (ja) * 2008-11-05 2010-05-20 Hitachi Ltd エレベーターロープ診断装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5110592A (en) * 1974-06-13 1976-01-28 Global Marine Inc Saikosenpakuniokeru jogedohoshosochi

Patent Citations (1)

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